JP2014056733A - 直流開閉器 - Google Patents

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Toshihiro Oido
敏宏 大井戸
Takuya Kagawa
卓也 香川
Koji Matsukawa
浩司 松川
Kounosuke Kawahara
光之介 河原
Jong-Ho Lee
相浩 李
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Abstract

【課題】取り付けが容易な直流開閉器を提供する
【解決手段】直流開閉器1のケース5は、入力端子11a,11bと出力端子12a,12bとの間の電路、及び電路を開閉する第1及び第2の開閉部を収容する。ケース5において、入力端子11a,11bと出力端子12a,12bとを結ぶ線分に沿う方向の両端部には、螺子よって取付対象に固定される取付部51が設けられている。取付部51は、先の線分に沿う方向へ延びる延出片52と、当該延出片52に形成され他側の取付部を中心とする円の接線方向において同他側の取付部51に螺入される螺子7の回転方向側が開口する溝部54とからなる。
【選択図】図7

Description

本発明は、直流開閉器に関するものである。
近年、省エネルギーや、節電を目的として複数の太陽光パネルが相互接続された太陽光パネルモジュールを設置する住宅が増えている。太陽光パネルは、光起電力効果を利用して太陽の光エネルギーから直流電力を生成する。太陽光パネルモジュールは、直流電力を交流電力に変換するインバータを介して分電盤(ブレーカー)と接続されている。太陽光パネルモジュールが生成した電力は、分電盤を介して住宅内に配設されるコンセントに供給される。
通常、太陽光パネルモジュールとインバータとの間には、例えば、特許文献1の直流開閉器が配設されている。直流開閉器は、太陽光パネルモジュールが生成した直流電力のインバータへの供給のオンオフを切り替える。直流開閉器をオンからオフに切り替えることにより、太陽光パネルモジュールの保守作業を安全に行うことができる。
特開平10−154458号公報
ところで、太陽光発電量は、太陽光パネルモジュールの量に比例する。このため、使用する電力の多くを太陽光発電でまかなう住宅には、多数の太陽光パネルモジュールが設置される。また、太陽光パネルモジュールが複数接続されたユニットの数だけ直流開閉器が必要とされる。特許文献1の直流開閉器は、直方体状に形成され、その長手方向における両端部に太陽光パネルモジュール及びインバータに接続される端子部がそれぞれ設けられている。このため、複数の直流開閉器は、その長手方向に並べることが難しい。すなわち、複数の直流開閉器は、その短手方向に並べられる。従って、通常、直流開閉器は、その長手方向の両端部に取付部が設けられる。そして、直流開閉器は、取付部にねじが螺入されることにより、分電盤等に取り付けられる。
しかしながら、このような直流開閉器では、取付部にねじが螺入されるときに、ねじの螺入に伴うねじと取付部との係合により、ねじが螺入される取付部を中心に直流開閉器が回転するため、取り付けに難があった。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、取り付けが容易な直流開閉器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、第1の端子と第2の端子との間の電路、及び当該電路を開閉する開閉部を収容するケースとを備え、前記ケースにおける前記第1の端子と前記第2の端子とを結ぶ線分に沿う方向の両端部には、螺子によって取付対象に固定される取付部が設けられている直流開閉器において、前記取付部は、前記線分に沿う方向へ延びる板部と、当該板部に形成され他側の取付部を中心とする円の接線方向において同他側の取付部に螺入される螺子の回転方向側が開口することを特徴とする。
また、上記構成において、前記取付部は、前記溝部よりも前記接線方向の外側に、螺入される螺子の回転によって、当該螺子のヘッド部分により巻き込まれる係止部を備えることを特徴とする。
また、上記構成において、前記溝部は、時計方向側へ向けて開口することを特徴とする。
また、上記構成において、前記電路は、前記線分に直立する方向に並設される第1及び第2の電路を含み、前記取付部は、螺子の螺入方向から見て2つの第1の端子の間及び2つの第2の端子の間にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
また、上記構成において、前記取付部は、前記溝部が開口する方向とは反対側に設けられて前記板部とを連結するリブを備えることを特徴とする。
本発明の直流開閉器によれば、取り付けが容易となる。
側面カバーが取り外された状態の直流開閉器の側面図。 側面カバーを含む図1の2−2線における断面図。 側面カバーを含む図1の3−3線における断面図。 側面カバーを含む図1の4−4線における断面図。 消弧部の分解斜視図。 消弧部のアーク、及び磁路を示す断面図。 直流開閉器の上面図。 直流開閉器の斜視図。
以下、本発明の直流開閉器を具体化した一実施の形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1に示すように、直流開閉器1のケース5は、略直方状に形成されるとともに、その内部には、プラス極およびマイナス極に対応した2組の電路10a,10bを有する。電路10a,10bは、ケース5の長手方向へ延び、それらの両端部には、それぞれケース5から露出する入力端子11a,11b、及び出力端子12a,12bが設けられている。なお、図3に示すように、ケース5は、第1のケース5a、第2のケース5b、側面カバー5cからなる。図3及び図4に示すように、入力端子11a及び出力端子12aは、第1のケース5aと第2のケース5bとの間に、入力端子11b及び出力端子12bは、第2のケース5bと側面カバー5cとの間に、それぞれ配設されている。
図1に示すように、入力端子11a,11bには、図示しない太陽光パネルモジュールのプラス端子+P1、マイナス端子−P1がそれぞれ接続されている。詳しくは、図4に示すように、プラス端子+P1、マイナス端子−P1は、螺子7によって、入力端子11a,11bに圧接されている。入力端子11a,11bは、高さ方向および幅方向ともに異なる位置に設けられている。すなわち、入力端子11aは、入力端子11bの図中右上に位置し、入力端子11bは、入力端子11aの図中左下に位置する。
また、図3に示すように、出力端子12a,12bには、図示しない電力変換装置のプラス端子+P2、マイナス端子−P2がそれぞれ接続されている。詳しくは、プラス端子+P2、マイナス端子−P2は、螺子7によって、出力端子12a,12bに圧接されている。出力端子12a,12bは、高さ方向および幅方向ともに異なる位置に設けられている。すなわち、出力端子12aは、出力端子12bの図中左上に位置し、出力端子12bは、出力端子12aの図中右下に位置する。このように、直流開閉器1は、各入力端子11a,11b、及び各出力端子12a,12bを介して太陽光パネルモジュールと電力変換装置との間を導通可能である。
次に、直流開閉器1の内部構成について説明する。
図1に示すように、ケース5の内部には、両電路10a,10bを構成する第1及び第2の開閉部30a,30bと、ハンドル15と、リンク機構16と、が設けられている。
図2に示すように、第1及び第2の開閉部30a,30bは、直流開閉器1の幅方向に沿って段違いに設けられている。また、第1の開閉部30aは上側に、第2の開閉部30bは下側に、それぞれ位置している。すなわち、これら第1及び第2の開閉部30a,30bの位置関係は、先に説明した入力端子11a,11bの位置関係、及び出力端子12a,12bの位置関係と同じとされている。また、第1及び第2の開閉部30a,30bは、高さ方向からみて一部が重なるように位置している。詳しくは、第1の開閉部30aの右側部分と、第2の開閉部30bの左側部分とが上下方向(高さ方向)において重なっている。なお、第1の開閉部30aと、第2の開閉部30bとの上下方向において重なっている部分の間は、開閉動作する際に生じる磁束によって互いに影響を受けることがない程度に離間している。
また、ケース5の内部において第1の開閉部30aの右側、すなわち、第2の開閉部30bの上側には空間14aが形成されている。さらに、ケース5の内部において第1の開閉部30aの下側、すなわち、第2の開閉部30bの左側には空間14bが形成されている。
図2において一点鎖線で示すように、直流開閉器1は、同一のものが幅方向に沿って複数同じ向きで並べられている。各直流開閉器1は、太陽光パネルモジュールの数に対応して設けられる。この場合、中央の直流開閉器1における第1の開閉部30aと、その右隣の直流開閉器1における第1の開閉部30aとの間は、中央の直流開閉器1の内部の空間14aを挟んで距離L1だけ離間している。また、中央の直流開閉器1における第2の開閉部30bと、その右隣の直流開閉器1における第2の開閉部30bとの間は、右隣の直流開閉器1の内部の空間14bを挟んで距離L2だけ離間している。すなわち、隣り合う直流開閉器1の第1の開閉部30a同士の間は距離L1だけ、第2の開閉部30b同士の間は距離L2だけ、それぞれ離間している。距離L1,L2は、第1及び第2の開閉部30a,30bが開閉動作する際に生じる磁束によって隣り合う直流開閉器1の第1及び第2の開閉部30a,30bが影響を受けることがない程度の距離とされている。このように、空間14a,14bを設けることにより、第1及び第2の開閉部30a,30bは、磁束の影響をより受けにくくなる。
図1に示すように、第1及び第2の開閉部30a,30bは、入力端子11a,11bと接続された固定接触子17a,17bと、出力端子12a,12bと接続された可動接触子18a,18bと、これら固定接触子17a,17bの先端部及び可動接触子18a,18bの先端部を覆う消弧部19a,19bとを備える。なお、固定接触子17a,17bの先端部と可動接触子18a,18bの先端部とは、上下方向において互いに対向する。
ハンドル15の操作部15aは、外部に露出している。ハンドル15は、リンク機構16に支持されている。リンク機構16は、可動接触子18a,18bの一部を支持する。リンク機構16は、ハンドル15の回転に伴い各可動接触子18a,18bを高さ方向(図1中の上下方向)に変移させる。
固定接触子17a,17bは、長手方向(図1中の左右方向)に延びる薄板状に形成されている。また、固定接触子17a,17bの先端部において可動接触子18a,18b側の面には、固定接点21a,21bが形成されている。
可動接触子18a,18bは、固定接触子17a,17bと同様に、長手方向(図中の左右方向)に延びる薄板状に形成されている。また、可動接触子18a,18bの先端部において固定接触子17a,17b側の面には、可動接点22a,22bが形成されている。可動接点22a,22bは、可動接触子18a,18bの上下動に伴い、固定接点21a,21bに対して接離可能とされている。
第2の開閉部30bの固定接触子17a,17bおよび可動接触子18a,18bは、先に説明した第1の開閉部30aと同様の構成とされている。
第1及び第2の開閉部30a,30bの消弧部19a,19bは異なる構成である。まず、第1の開閉部30aの消弧部19aの構成について説明する。
図5に示すように、第1の開閉部30aの消弧部19aは、磁気ヨーク31と、一対の永久磁石32と、絶縁ホルダ33と、を備える。
各永久磁石32は正方形の平板状に形成されるとともに、その厚さ方向にS極およびN極が着磁されている。
絶縁ホルダ33は、図中の下側に開口した略U字状に形成されている。詳しくは、絶縁ホルダ33は、一対の側壁33a,33bおよびその側壁33a,33bを連結する上壁33cから構成されている。側壁33a,33bの外面には、永久磁石32を装着可能とした収納穴33dが形成されている。
磁気ヨーク31は、フェライト等の磁性体で形成されるとともに、絶縁ホルダ33の外面を覆うU字状に形成されている。
絶縁ホルダ33の収納穴33dに永久磁石32がはめ込まれる。そして、その絶縁ホルダ33に磁気ヨーク31が上側からはめ込まれる。磁気ヨーク31のU字腕部分は、永久磁石32の外面に接触した状態に維持される。磁気ヨーク31は、2つの永久磁石32間での磁路を形成する。
次に、第2の開閉部30bの消弧部19bの構成について説明する。
図2に示すように、第2の開閉部30bの消弧部19bは、上記永久磁石32と同一形状である一対の永久磁石35を有する。両永久磁石35は、可動接触子18bおよび固定接触子17bを挟んで幅方向に対面している。
次に、ケース5に設けられる取付部について説明する。
図7に示すように、ケース5の長手方向の両端部、正確には、第1のケース5aの長手方向における両端部には、取付部51が設けられている。取付部51は、第1のケース5aの下端部(図8参照)から当該第1のケース5aの長手方向に延びる板状の延出片52と、延出片52の上面と第1のケース5aの短側壁との間に連続するリブ53と、延出片52に設けられる溝部54とを有している。
出力端子12a,12b側のリブ53は、延出片52の左端面と連続するように、入力端子11a,11b側のリブ53は、延出片52の右端面と連続するように、それぞれ設けられている。なお、延出片52におけるリブ53が設けられる部位、すなわち、ケースの基端部から外側に向かって伸びる部位を回動規制部55とする。
出力端子12a,12b側の溝部54は、右側、すなわち、反対側(入力端子11a,11b側)の取付部51を中心とする円Aの接線方向において、同反対側の取付部51に取り付けられる螺子7の回転方向側が開口するとともに延出片52の右端面から出力端子12a,12b同士の間まで形成されている。入力端子11a,11b側の溝部54は、左側、すなわち、反対側(出力端子12a,12b側)の取付部51を中心とする円Bの接線方向において、同反対側の取付部51に取り付けられる螺子7の回転方向側が開口するとともに延出片52の左端面から入力端子11a,11b同士の間まで形成されている。なお、延出片52における溝部54よりも先端側の部位、すなわち、回動規制部55から円A,Bの接線と平行に延びる部位を係止部56とする。
次に、直流開閉器1の作用について説明する。
図1に示すように、両電路10a,10bに電流が流れている状態で、ハンドル15の操作を通じて、各可動接触子18a,18bを固定接触子17a,17bから離間させる。このとき、固定接点21a,21bと、可動接点22a,22bとの間にはアークが生じる。アークは、両永久磁石32,32間に発生する磁束に交わるように発生する。
すなわち、図6に示すように、第1の開閉部30aにおける永久磁石32は、固定接点21aと可動接点22aとの間で発生するアークに、電磁力学によるところのローレンツ力を作用させてアークを伸長させる。このとき、絶縁ホルダ33は、アークが永久磁石32および磁気ヨーク31に橋絡しないよう、永久磁石32および磁気ヨーク31を保護する。アークを伸長させることで、アーク電圧を上昇させることができる。このアーク電圧が固定接点21aと可動接点22aとの間の印加電圧を超えたときにアークは消弧される。なお、2極を直列につないで構成した場合は、2極のアーク電圧の合計が電源電圧に達したときに消弧されることになる。よって、固定接点21aと可動接点22aとの間が電気的に遮断した状態となる。
第2の開閉部30bにおける永久磁石35も同様にアークを伸長させることでアークを消弧する。よって、固定接点21bと可動接点22bとの間も電気的に遮断した状態となる。
さて、図1に示すように、第1及び第2の開閉部30a,30bをはじめとして電路10a,10bは、上下方向において、互いに段違いである。特に、図2に示すように、第1及び第2の開閉部30a,30bは、幅方向においてオーバーラップしている。これにより、直流開閉器1の幅方向の大きさが抑制される。ひいては、複数の直流開閉器1を並べたときの全体の大きさが抑制される。
また、図3及び図4に示すように、入力端子11a,11b及び出力端子12a,12bは、上下方向において、段違いとされているので、それぞれに接続される端子を圧接させるための螺子7に、径の大きいものを採用することができる。
図8に示すように、直流開閉器1は、取付部51に螺子7が螺入されることにより、住宅等に取り付けられる。通常、螺子7は、右方向(時計方向)へねじられることにより螺入する。螺子7は、螺入する際、取付部51と摺接する。すなわち、螺子7のヘッド部分と取付部51との間には、摩擦力が作用する。この摩擦力により、直流開閉器1は、螺子7を中心として時計方向に回転しようとする。ここで、図7に示すように、螺子7が螺入される側と反対側(入力端子11a,11b側)の取付部51の溝部54は、左側、すなわち、螺子7の時計方向側が開口している。言い換えれば、溝部54の右側には、回動規制部55が存在する。従って、螺子7が螺入される側と反対側の取付部51に取り付けられた螺子7と回動規制部55とが係合するため、直流開閉器1は回転しない。このため、直流開閉器1の取り付けが容易である。なお、延出片52の回動規制部55が設けられる部位は、リブ53によって第1のケース5aと連結されているので、直流開閉器1が回転しようとする際に螺子7と係合するだけの強度が十分に確保されている。また、リブ53は、延出片52の端面と連続するように設けられるので、リブ53と溝部54との間の距離が確保される。このため、より径の大きい螺子7を採用することができる。また、先の摩擦力により、溝部54の開口が狭くなるように係止部56が巻き込まれるので、直流開閉器1の取り付けがより強固なものとなる。
また、図7に示すように、出力端子12a,12b側の溝部54は、延出片52の右端面から出力端子12a,12b同士の間まで、入力端子11a,11b側の溝部54は、延出片52の左端面から入力端子11a,11b同士の間までそれぞれ設けられている。このため、図8に示すように、これらの各入力端子11a,11b、及び各出力端子12a,12bが、太陽光パネルモジュールや電力変換装置の端子と接続されていても、これら各端子の間にドライバーを挿入することができるので、取付部51に螺子7を螺入させやすい。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)第1のケース5aの長手方向の両端部に、延出片52、リブ53、及び溝部54からなる取付部51を設けた。出力端子12a,12b側の溝部54は、延出片52の右端面から出力端子12a,12b同士の間まで、入力端子11a,11b側の溝部54は、延出片52の左端面から入力端子11a,11b同士の間までそれぞれ設けた。すなわち、出力端子12a,12b側の溝部54は右側が、入力端子11a,11b側の溝部54は左側が開口する。すなわち、これら溝部54が開口する方向は、反対側の取付部51に右螺子である螺子7が螺入するときの時計方向である。言い換えると、溝部54の開口部とは反対側には、回動規制部55が存在する。従って、螺子7が螺入される側とは反対側の取付部51に取り付けられた螺子7と回動規制部55とが係合するため、直流開閉器1は回転しない。このため、直流開閉器1の取り付けが容易である。
(2)螺子7を取り付けるときの摩擦力により、溝部54の開口が狭くなるように巻き込まれる係止部56を設けた。これにより、直流開閉器1の取り付けがより強固なものとなる。
(3)出力端子12a,12b側のリブ53は、延出片52の左端面と連続するように、入力端子11a,11b側のリブ53は、延出片52の右端面と連続するように、それぞれ設けた。すなわち、延出片52は、リブ53によって第1のケース5aと接続されているので、直流開閉器1が回転しようとする際に螺子7と係合するだけの強度が十分に確保されている。
(4)螺子7の螺入方向からみたとき、溝部54は、出力端子12a,12b同士の間、又は入力端子11a,11b同士の間までそれぞれ設けられている。このため、各入力端子11a,11b、及び各出力端子12a,12bが、太陽光パネルモジュールや電力変換装置の端子と接続されていても、これら各端子の間にドライバーを挿入することができるので、取付部51に螺子7を螺入させやすい。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態における直流開閉器1を直流遮断器として構成してもよい。図1に示すように、直流遮断器60は、異常電流遮断手段としてソレノイドアクチュエータ13を有する。ソレノイドアクチュエータ13の可動部13aは、リンク機構16に接続されている。ソレノイドアクチュエータ13は、電路10a,10bに過電流が流れた場合に可動部13aを動作させて、固定接触子17a,17bから可動接触子18a,18bを離間させる。
・上記実施形態では、直流開閉器1を幅方向に複数並べた状態について説明したが、並べ方は、これに限らない。また、直流開閉器1は、単独で使用してもよい。
・上記実施形態では、1つの直流開閉器1に、2つの電路10a,10bが設けられたものについて説明したが、電路の数は、1つであってもよいし、3以上であってもよい。電路が複数ある場合には、複数の電路を幅方向においてオーバーラップするように設ければ、直流開閉器1の幅方向の大きさを抑制することができる。
・上記実施形態では、1つの直流開閉器1に、2つの電路10a,10bが設けられ、2つの電路10a,10bのそれぞれに消弧部19a,19bが設けられたものについて説明したが、消弧部は、どちらか一方を省略してもよい。
また、消弧部19a,19bの構成も適宜変更可能である。例えば、消弧部19aから磁気ヨーク31を省略してもよい。
・上記実施形態では、各電路10a,10bの入力端子11a,11bには太陽光パネルモジュールのプラス端子、マイナス端子がそれぞれ接続されていた。しかし、各電路10a,10bの入力端子11a,11bに各太陽光パネルモジュールからのプラス端子のみ、又はマイナス端子のみを接続してもよい。また、入力端子11a,11bと出力端子12a,12bとを逆に使用してもよい。この場合、アーク電圧は、固定接点21aと可動接点22aとの間の印加電圧を超えたときにアークは消弧される。
・上記実施形態では、右螺子である螺子7を採用したが、左螺子を採用する場合には、溝部54の開口部を設ける方向を、上記実施形態とは逆にする。このように構成すれば、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態において、リブ53を省略してもよい。この場合、延出片52の厚みを厚くして、取付部51の強度を高めればよい。
・上記実施形態において、リブ53は、延出片52の端面に設けられたが、必ずしも端面である必要はない。
・上記実施形態では、直流開閉器1は、太陽光によって発電された電力を電送するシステムに適用されたが、他の電力伝送システムに適用してもよい。
次に、上記実施形態及び上記別例から想起される技術的思想について追記する。
(イ)前記リブは、前記取付部における前記溝部が開口する方向と反対側の端面に設けられることを特徴とする直流開閉器。
1…直流開閉器、5…ケース、7…螺子、10a,10b…電路、51…取付部、52…延出片(板部)、53…リブ、54…溝部、55…回動規制部、56…係止部。

Claims (5)

  1. 第1の端子と第2の端子との間の電路、及び当該電路を開閉する開閉部を収容するケースとを備え、前記ケースにおける前記第1の端子と前記第2の端子とを結ぶ線分に沿う方向の両端部には、螺子によって取付対象に固定される取付部が設けられている直流開閉器において、
    前記取付部は、前記線分に沿う方向へ延びる板部と、当該板部に形成され他側の取付部を中心とする円の接線方向において同他側の取付部に螺入される螺子の回転方向側が開口する溝部とからなることを特徴とする直流開閉器。
  2. 請求項1に記載の直流開閉器において、
    前記取付部は、前記溝部よりも前記接線方向の外側に、螺入される螺子の回転によって、当該螺子のヘッド部分により巻き込まれる係止部を備えることを特徴とする直流開閉器。
  3. 請求項1又は2に記載の直流開閉器において、
    前記溝部は、時計方向側へ向けて開口することを特徴とする直流開閉器。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の直流開閉器において、
    前記電路は、前記線分に直立する方向に並設される第1及び第2の電路を含み、
    前記取付部は、螺子の螺入方向から見て2つの第1の端子の間及び2つの第2の端子の間にそれぞれ設けられていることを特徴とする直流開閉器。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の直流開閉器において、
    前記取付部は、前記溝部が開口する方向とは反対側に設けられて前記板部とを連結するリブを備えることを特徴とする直流開閉器。
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