JP2014054130A - 非接触液滴混合装置及び非接液滴混合方法 - Google Patents

非接触液滴混合装置及び非接液滴混合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 キャリーオーバーの虞のない非接触液滴混合装置及び非接液滴混合方法を提供する。
【解決手段】 制御部50により第2の非接触搬送路20の駆動部24の動作を制御することより、円環状に形成されたたわみ振動板21と反射板22で挟まれた空間に発生される超音波定在波の複数の節部に混合対象の液滴P1,P2を捕捉し、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴P1,P2を隣接する節部に移動させて混合する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、超音波により混合対象の液滴を補足して非接触で混合する非接触液滴混合装置及び非接液滴混合方法に関する。
創薬スクリーニング分野、バイオテクノロジー、物質の生化学的反応などの試験を行う際には、アッセイ系において使用される試料や検体の量を微量化して混合したり、マイクロプレート等の実験用容器へ微量ずつ小分けしている。
従来、液体試料や液体試薬を混合する際には、サンプルと試薬を反応させる反応容器内の液をヘラやスクリューを用いて攪拌していたので、撹拌後の液が、ヘラやスクリューに付着して、次の試料の検査に持ち越されて次のサンプルや試料が汚染されてしまい、分析結分析結果に影響を及ぼすという問題があった。キャリーオーバーの防止の観点から、非接触で薬剤等を取り扱う技術が必要とされている(例えば、特許文献1参照)。
本件発明者等は、超音波定在波により液滴などの微小物体を捕捉し、捕捉した微小物体を直線状の非接触搬送路やリング状の非接触搬送路を介して非接触で搬送する技術を先に提案している(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−146007号公報 特開2011−062068号公報
本発明の目的は、先に提案している超音波定在波により液滴などの微小物体を捕捉し、捕捉した微小物体を直線状の非接触搬送路やリング状の非接触搬送路を介して非接触で搬送する技術を利用して、キャリーオーバーの虞のない非接触液滴混合装置及び非接液滴混合方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下に説明される実施の形態の説明から一層明らかにされる。
本発明は、非接触液滴混合装置であって、円環状に形成されたたわみ振動板と、上記たわみ振動板と同心異径の円環状に形成され、上記たわみ振動板と対向してその空間における音波の半波長の整数倍と等しい所定の間隔を保持した状態に設置された反射板と、上記たわみ振動板を加振する超音波振動子と、上記超音波振動子を電気信号により励振する駆動部と、上記駆動部により上記超音波振動子を励振して上記たわみ振動板を超音波振動させることにより上記たわみ振動板と上記反射板で挟まれた円環状の空間に発生される超音波定在波の発生状態を制御する制御手段とを備え、上記たわみ振動板と上記反射板で挟まれた空間に発生される超音波定在波の複数の節部に混合対象の液滴を捕捉し、上記制御手段で上記超音波定在波の発生状態を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を隣接する節部に移動させて混合することを特徴とする。
また、本発明は、非接触液滴混合方法であって、円環状に形成されたたわみ振動板と、上記たわみ振動板と同心異径の円環状に形成され、上記たわみ振動板と対向してその空間における音波の半波長の整数倍と等しい所定の間隔を保持した状態に設置された反射板で挟まれた空間に、上記たわみ振動板を超音波振動させることにより発生される超音波定在波の複数の節部に混合対象の液滴を捕捉し、上記超音波定在波の発生状態を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を隣接する節部に移動させて混合することを特徴とする。
本発明では、例えば、上記円環状の空間に発生される超音波定在波の強度を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を隣接する節部に移動させて混合するものとすることができる。
また、本発明では、例えば、上記円環状の空間に発生される超音波定在波のモードを制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を隣接する節部に移動させて混合するものとすることができる。
また、本発明では、例えば、同心異径の円環状に形成され、水平軸を中心とした同軸状に設置された上記たわみ振動板と上記反射板の相対向する周面で挟まれたリング状の空間に発生される超音波定在波の複数の節部の内の上方に位置する少なくとも2箇所の節部に混合対象の液滴を捕捉し、上記制御手段で上記超音波定在波の発生状態を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を下方に隣接して位置する節部に移動させて混合するものとすることができる。
さらに、本発明では、上記円環状に形成されたたわみ振動板を複数個の上記超音波振動子により複数箇所において加振し、上記複数個の超音波振動子を励振させる電気信号の位相を制御し、上記たわみ振動板の周方向の進行波超音波振動を伝搬させ、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を周回させて混合するものとすることができる。
本発明では、円環状に形成されたたわみ振動板と、上記たわみ振動板と同心異径の円環状に形成され、上記たわみ振動板と対向してその空間における音波の半波長の整数倍と等しい所定の間隔を保持した状態に設置された反射板で挟まれた空間に、上記たわみ振動板を超音波振動させることにより発生される超音波定在波の複数の節部に混合対象の液滴を捕捉し、上記超音波定在波の発生状態を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を隣接する節部に移動させて混合することにより、超音波により混合対象の液滴を補足して非接触で混合することができ、キャリーオーバーの虞のない非接触液滴混合装置及び非接液滴混合方法を提供することができる。
本発明を適用した非接液滴混合装置の構成を模式的に示す図である。 上記非接触液滴混合装置における直線状の非接触搬送路の構造を模式的に示す図である。 上記直線状の非接触搬送路おいて、たわみ振動板と反射板により挟まれた直線状の空間に発生される超音波定在波の節部に混合対象の液滴を捕捉して搬送している状態を模式的に示す図である。 上記非接触液滴混合装置におけるリング状の非接触搬送路の構造を模式的に示す図である。 上記リング状の非接触搬送路において、たわみ振動板と反射板により挟まれたリング状の空間に発生される超音波定在波の節部に混合対象の液滴を捕捉して搬送している状態を模式的に示す図である。 本発明を適用した平板状のたわみ振動板と半同心異径の円環状に状の反射板で挟まれた半円筒形状の空間に超音波定在波を発生させる構造とした非接触搬送路を備える非接触液滴混合装置の構成を模式的に示す側面図である。 上記非接触液滴混合装置において、リング状の空間に発生される超音波定在波により、複数の液滴を捕捉するために使用した音場モードを模式的に示す図である。 上記非接触液滴混合装置において、超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を捕捉して混合する経過を示す図である。 上記非接触液滴混合装置の非接触搬送路における角度による音圧の変化すなわち周方向の音場分布の測定結果を模式的に示す図である。 上記非接触液滴混合装置の非接触搬送路における振動板と反射板の距離と音圧の関係を模式的に示す図である。 上記非接触液滴混合装置において混合された液滴の攪拌効果を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、例えば図1に示すような構成の非接触液滴混合装置100に適用される。
この非接触液混合装置100は、第1乃至第4の非接触搬送路10A,10B,20,30と、これらの動作を制御する制御部50からなる。
この非接触液滴混合装置100において、上記第1の非接触搬送路10Aは、長尺な平板状に形成されたたわみ振動板11Aと、上記たわみ振動板11Aと対向して水平な状態に設置された反射板12Aと、上記たわみ振動板11Aを長手方向の複数箇所において加振する複数個の超音波振動子13Aと、上記複数個の超音波振動子13Aを異なる位相の電気信号により励振する駆動部14Aからなる。
上記たわみ振動板11Aと反射板12Aは、これらの間における音波の半波長の整数倍と等しい所定の間隔を鉛直方向において保持した水平な状態に設置されている。
この第1の非接触搬送路10Aは、上記たわみ振動板11Aと反射板12Aで挟まれた直線状の空間を混合対象の液滴P1の非接触搬送路としたもので、上記駆動部14Aにより上記複数個の超音波振動子13Aを励振して上記たわみ振動板11Aを超音波振動させることにより、上記たわみ振動板11Aと上記反射板12Aにより挟まれた空間に発生される超音波定在波の節部に混合対象の液滴P1を捕捉し、上記駆動部14Aにより上記複数個の超音波振動子13Aを励振させる電気信号の位相を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴P1を上記たわみ振動板11Aの長手方向に搬送する。
上記第1の非接触搬送路10Aには、上記たわみ振動板11Aと反射板12Aで挟まれた直線状の非接触搬送路の搬送路入口部分において、混合対象の液滴P1を捕捉する超音波定在波の節部の上方に位置し、混合対象の液滴P1を超音波定在波の節部に落下させて捕捉させるための開口15Aが上記反射板12Aに設けられている。上記開口15Aは、搬送対象が捕捉される位置、すなわち音響定在波節線上に近い位置とすればよい。
上記開口15Aを通って第1の非接触搬送路10Aに投入された混合対象の液滴P1は、自動的に音響定在波の節の位置に捕捉され、直線状の搬送路に沿って非接触搬送される。
そして、上記第1の非接触搬送路10Aは、捕捉した混合対象の液滴P1を非接触搬送して上記第3の非接触搬送路20に渡す。
上記第1の非接触搬送路10Aにおける混合対象の液滴P1の捕捉及び非接触搬送の動作は、上記制御部50により上記駆動部14Aの動作を制御することにより、制御される。
また、第2の非接触搬送路10Bは、上記第1の非接触搬送路10Aと同様に、長尺な平板状に形成されたたわみ振動板11Bと、上記たわみ振動板11Bと対向して水平な状態に設置された反射板12Bと、上記たわみ振動板11Aを長手方向の複数箇所において加振する複数個の超音波振動子13Bと、上記複数個の超音波振動子13Bを異なる位相の電気信号により励振する駆動部14Bからなる。
上記たわみ振動板11Bと反射板1Bは、これらの間における音波の半波長の整数倍と等しい所定の間隔を鉛直方向において保持した水平な設置されている。
この第2の非接触搬送路10Bは、上記たわみ振動板11Bと反射板12Bで挟まれた直線状の空間を混合対象の液滴P2の非接触搬送路としたもので、上記駆動部14Bにより上記複数個の超音波振動子13Bを励振して上記たわみ振動板11Bを超音波振動させることにより、上記たわみ振動板11B上記反射板12Bにより挟まれた空間に発生される超音波定在波の節部に混合対象の液滴P2を捕捉し、上記駆動部14Bにより上記複数個の超音波振動子13Bを励振させる電気信号の位相を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴P2を上記たわみ振動板11Bの長手方向に搬送する。
上記第2の非接触搬送路10Bには、上記たわみ振動板11Bと反射板12Bで挟まれた直線状の非接触搬送路の搬送路入口部分において、混合対象の液滴P2を捕捉する超音波定在波の節部の上方に位置し、混合対象の液滴P2を超音波定在波の節部に落下させて捕捉させるための開口15Bが上記反射板12Bに設けられている。上記開口15Aは、搬送対象が捕捉される位置、すなわち音響定在波節線上に近い位置とすればよい。
上記開口15Bを通って第2の非接触搬送路10Bに投入された混合対象の液滴P2は、自動的に音響定在波の節の位置に捕捉され、直線状の搬送路に沿って非接触搬送される。
そして、上記第2の非接触搬送路10Bは、捕捉した混合対象の液滴P2を非接触搬送して上記第3の非接触搬送路20に渡す。
上記第2の非接触搬送路10Bにおける混合対象の液滴P2の捕捉及び非接触搬送の動作は、上記制御部50により上記駆動部14Bの動作を制御することにより、制御される。
この非接触液滴混合装置100において、上記第1の非接触搬送路10A及び第2の非接触搬送路10Bは、その具体的な構成例を接触搬送路10として図2に示すように、例えばジュラルミン製のたわみ振動板11を備え、たわみ振動板11の長手方向の両端部分にそれぞれ超音波ホーン111A,111Bを介して連結板112に設けられた1対の超音波振動子13A,13Bが接続されている。上記超音波ホーン111A,111Bは、上記たわみ振動板11に対してその長手方向両端部において長手方向と直交する状態で取付けられている。
上記1対の超音波振動子13A,13Bは、例えば、それぞれ図示しないボルトによって締め付け固定されるリング状のピエゾ素子を備えた所謂ボルト締めランジュバン型振動子が使用されており、駆動用の電気信号が駆動部14からピエゾ素子に印加されることにより励振されるようになっている。
上記駆動部14は、駆動用の電気信号として、周波数が20〜50kHz程度の2相の高周波信号(第1の駆動信号cos(ωt)、第2の駆動信号cos(ωt+θ))を発生する信号発生器141と、上記第1の駆動信号cos(ωt)と第2の駆動信号cos(ωt+θ)を増幅して上記1対の超音波振動子13A,13Bに供給する2つの電力増幅器142A,142Bと、上記第2の駆動信号cos(ωt+θ)の位相θを可変制御する位相制御部143からなる。
この非接触搬送路10では、駆動用の電気信号として、周波数が20〜50kHz程度の高周波信号(第1の駆動信号cos(ωt)、第2の駆動信号cos(ωt+θ))が駆動部40から上記1対の超音波振動子13A,13Bに供給されることにより励振される上記1対の超音波振動子13A,13Bの超音波振動がそれぞれ超音波ホーン111A,111Bにより増幅されて上記たわみ振動板11に印加される。これにより、いくつかの共振周波数で上記たわみ振動板11にたわみ振動を励振することができる。
ここで、上記1対の超音波振動子13A,13Bは、上記たわみ振動板11の自由振動における腹の位置を上記たわみ振動板11を長手方向の2箇所において加振するようにすると、効率よく上記たわみ振動板11にたわみ振動を励振することができる。
そして、この非接触搬送路10では、上記たわみ振動板11と反射板12が対向して、これらの間における音波の半波長の整数倍と等しい所定の間隔を保持した状態に設置されているので、上記駆動部14により上記1対の超音波振動子を励振して上記たわみ振動板11を超音波振動させることにより、上記たわみ振動板11と上記反射板12により挟まれた空間に超音波定在波が形成され、図3に示すように、この超音波定在波の節部に混合対象の液滴Pを捕捉することができる。また、上記駆動部14により上記1対の超音波振動子を励振させる電気信号、すなわち、周波数が20〜50kHz程度の高周波信号(第1の駆動信号cos(ωt)、第2の駆動信号cos(ωt+θ))の位相差を制御することにより、上記たわみ振動板11を伝搬するたわみ波の進む方向やその強さを制御することができ、この非接触搬送路10では、上記第2の駆動信号cos(ωt+θ)の位相θを位相制御部43により可変制御することにより、上記たわみ振動板11と上記反射板12により挟まれた空間に形成される超音波定在波の節の位置を上記反射板12の長手方向の一次元上で任意の位置及び方向に変化させ、上記超音波定在波の節部に捕捉されている混合対象の液滴Pの空間位置を制御することができ、上記位相制御部143により上記第2の駆動信号cos(ωt+θ)の位相θを連続的に変化させることにより、上記たわみ振動板10を進行波超音波振動させ、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴Pを上記たわみ振動板11の長手方向に非接触搬送することができる。上記たわみ振動板11と上記反射板12で挟まれた直線状の水平な空間が上記混合対象の液滴Pの搬送路となっている。
この非接触搬送路10では、1対の超音波振動子13A,13Bを電気信号により励振して、長尺な平板状に形成されたたわみ振動板11を長手方向の2箇所において加振することにより超音波振動させ、上記たわみ振動板11と反射板12により挟まれた空間に発生される超音波定在波の節部に混合対象の液滴Pを捕捉し、上記1対の超音波振動子13A,13Bを励振させる電気信号の位相を制御することにより、図3に示すように、上記たわみ振動板11を進行波超音波振動させ、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴Pを上記たわみ振動板11の長手方向に搬送することができる。
ここで、上記反射板12は、音波を十分に反射する材質であればよく、厚さ1mm程度の一般的なアルミニウム板やアクリル板などを使用することができる。
また、この非接触液滴混合装置100において、上記第3の非接触搬送路20は、リング状のたわみ振動板21と、上記たわみ振動板21と対向して水平な状態に設置された反射板22と、上記たわみ振動板21を円周方向の複数箇所において加振する複数個の超音波振動子23と、上記複数個の超音波振動子23を異なる位相の電気信号により励振する駆動部24とを備える。
上記たわみ振動板21と反射板22は、これらの間における音波の半波長の整数倍と等しい所定の間隔を鉛直方向において保持した水平な状態に設置されている。
この第3の非接触搬送路20は、上記たわみ振動板21と反射板22で挟まれたリング状の空間を混合対象の液滴Pの非接触搬送路としたもので、上記駆動部24により上記複数個の超音波振動子を励振して上記たわみ振動板21を超音波振動させることにより、上記たわみ振動板21と上記反射板22により挟まれた空間に発生される超音波定在波の節部に混合対象の液滴Pを捕捉し、上記駆動部24により上記複数個の超音波振動子23を励振させる電気信号の位相を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴Pを上記たわみ振動板21の円周方向に搬送する。
上記第3の非接触搬送路20は、その具体的な構成例を図4に示すように、例えばそれぞれ所謂ボルト締めランジュバン型振動子を使用した二対の超音波振動子23A・23B、123A・123Bを備える。上記駆動部24は、周波数が20〜50kHz程度の4相の高周波信号(第1の駆動信号cos(ωt)、第2の駆動信号cos(ωt+π)、第3の駆動信号sin(ωt)、第4の駆動信号sin(ωt+π))を駆動用の電気信号とし、上記リング形状のたわみ振動板21の円周方向の対向する位置において、超音波振動子23A・23Bを逆位相の高周波信号(第1の駆動信号cos(ωt)、第2の駆動信号cos(ωt+π))にて励振するとともに、超音波振動子123A・123Bを逆位相の高周波信号(第3の駆動信号sin(ωt)、第4の駆動信号sin(ωt+π))にて励振することにより、図5に示すように、上記たわみ振動板21の進行波超音波振動を周回させ、上記リング状の搬送路に沿って上記混合対象の液滴P1,P2を搬送することができる。
この非接触液滴混合装置100において、上記第3の非接触搬送路20は、上記第1の非接触搬送路10Aを介して非接触搬送されてくる混合対象の液滴P1と、上記第2の非接触搬送路10Bを介して非接触搬送されてくる混合対象の液滴P2を、上記たわみ振動板21と上記反射板22で挟まれた空間に発生される超音波定在波の複数の節部に混合対象の液滴P1,P2を捕捉し、個別に受け取った後、上記混合対象の液滴P1,P2を上記リング状の搬送路に沿って高速で非接触搬送する。
上記第3の非接触搬送路20において、上記超音波定在波の複数の節部に捕捉された混合対象の液滴P1,P2は、上記リング状の搬送路に沿って高速で非接触搬送されることにより、混合されて複数の節部に分散して捕捉された状態になる。
そして、上記高速非接触搬送動作により得られる液滴P1,P2を混合した液滴P3は、上記第3の非接触搬送路20のリング状の搬送路に沿って非接触搬送され、上記第2非接触搬送路20から第4の非接触搬送路30に受け渡される。
上記第3の非接触搬送路20における混合対象の液滴P1,P2の捕捉動作、混合のための高速非接触搬送動作、受け渡しのための非接触搬送動作は、上記制御部50により上記駆動部24の動作を制御することにより行われ、上記混合対象の液滴P1,P2の量や粘性などに応じて超音波振動子23の励振周波数や励振強度が適切に制御される。
上記第4の非接触搬送路30は、長尺な平板状に形成され直線状のたわみ振動板31と、上記たわみ振動板31と対向して水平な状態に設置された反射板32と、上記たわみ振動板31を長手方向の複数箇所において加振する複数個の超音波振動子33と、上記複数個の超音波振動子33を異なる位相の電気信号により励振する駆動部34とを備える。
上記たわみ振動板31と反射板32は、これらの間における音波の半波長の整数倍と等しい所定の間隔を鉛直方向において保持した水平な水平に設置されている。
この第4の非接触搬送路30は、上記たわみ振動板31と反射板32で挟まれた直線状の空間を上記第3の非接触搬送路20から受け渡される液滴P3の非接触搬送路としたもので、上記駆動部34により上記複数個の超音波振動子33を励振して上記たわみ振動板31を超音波振動させることにより、上記たわみ振動板31と上記反射板32により挟まれた空間に発生される超音波定在波の節部に上記液滴P3を捕捉し、上記駆動部34により上記複数個の超音波振動子33を励振させる電気信号の位相を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した上記液滴P3を上記たわみ振動板31の長手方向に搬送する。
上記第4の非接触搬送路30には、上記たわみ振動板31と反射板32で挟まれた直線状の非接触搬送路の搬送路出口部分において、上記混合された液滴P3を捕捉する超音波定在波の節部の下方に位置し、上記液滴P3を超音波定在波の節部から落下させて取り出すための開口35が上記反射板32設けられている。
そして、上記第4の非接触搬送路30を介して非接触搬送された上記液滴P3は、この第4の非接触搬送路30の搬送路出口部分において、当該液滴P3を節部に捕捉している超音波定在波の発生を停止させて捕捉をとくことにより、節部の下方に落下させて上記開口35を介して取り出される。
ここで、上記非接触液滴混合装置100において、第1乃至第4の非接触搬送路10A,10B,20,30は、各たわみ振動板11A,11B,21,31と反射板12A,12B,22,32がこれらの間における音波の半波長の整数倍と等しい所定の間隔を鉛直方向において保持した水平な状態に設置されているが、各たわみ振動板11A,11B,21,31と反射板12A,12B,22,32をこれらの間における音波の半波長の整数倍と等しい所定の間隔を水平方向において保持した垂直な状態に設置するようにしても、混合対象の液滴Pを節部に捕捉して非接触搬送することができる。この場合、混合対象の液滴P1,P2を超音波定在波の節部に落下させて捕捉させるための開口15A,15B及び混合された液滴P3を取り出すための開口35を省略することができる。
さらに、図6に示す非接触液滴混合装置200のように、同心異径の円環状に形成され、水平軸を中心とした同軸状に設置されたたわみ振動板111と反射板112の相対向する周面で挟まれたリング状の空間に発生される超音波定在波の複数の節部の内の上方に位置する少なくとも2箇所の節部に混合対象の液滴P1,P2を捕捉し、上記超音波定在波の発生状態を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴P1,P2を下方に隣接して位置する節部に移動させて混合することもできる。
この非接触液滴混合装置200は、円環形状のたわみ振動板121と、上記たわみ振動板311と外周面が対向する同心異径の円環形状の反射板122と、上記たわみ振動板221を外周部から加振する超音波振動子123と、上記超音波振動子123を電気信号により励振する駆動部124と、上記駆動部124の動作を制御する制御部125からなる。
この非接触液滴混合装置200において、上記円環形状のたわみ振動板121には内径53mm、外径61.5mmのアルミニウム製円環を用い、上記反射板122には内径28mm 、外径38mmのアクリル製円環を用いた。そして、上記たわみ振動板121の外周面にキャップボルトにより先端が固定された超音波ホーン123Aを有するボルト締めランジュバン振動子123により、25.9kHzの呼吸振動を励振し、上記たわみ振動板211と反射板212の相対向する周面で挟まれたリング状の空間に超音波定在波を発生させることにより、上記超音波定在波の複数の節部の内の上方に位置する少なくとも2箇所の節部に混合対象の液滴P1,P2を捕捉することができ、上記リング状の空間に発生される超音波定在波による非接触搬送路120を構成した。
上記混合対象の液滴P1,P2は、それぞれ霧化させた状態で上記超音波定在波の複数の節部の内の上方に位置する2箇所の節部に個別に導入することにより、捕捉され凝縮される。
この非接触液滴混合装置200では、リング状の空間に発生される超音波定在波により、複数の液滴P1,P2を捕捉するために、図7に示すような1つの節円と12の接線を有する音場モードを使用した。
上記非接触液滴混合装置200において、上記混合対象の液滴P1,P2として水を用いて実験を行ったところ、リング状の空間に発生される超音波定在波の節付近で混合対象の液体を霧化することで、2つの液滴P1,P2を節部に捕捉し別々に浮揚させることができ、上記超音波定在波の発生状態を制御することにより、図8の(A),(B),(C),(D)に示すように、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴P1,P2を下方に隣接して位置する節部に移動させて混合することができた。
ここで、2つの節部に捕捉し別々に浮揚させた2つの液滴P1,P2を混合する方法としては、
(1)退縮モードを90°位相差で励振し、周方向進行波を発生させる方法
(2)浮揚中に駆動周波数を切り替え、音場モードを変更する方法
(3)振動子又は反射板を動かすことで、音場強度又は音場モードを変更する方法
(4)駆動電圧に変調をかけることで、音場強度又は音場モードを変更する方法
などがある。
この非接触液滴混合装置200では、(3)の方法を採用し、振動板311を動かすことで、音場強度又は音場モードを変更することとした。
図8の(A)は、上記非接触液滴混合装置200において、2つの節部に液滴P1,P2を捕捉し別々に浮揚させた状態を示している。
図8の(B)は、上記非接触液滴混合装置200において、2つの節部に液滴P1,P2を捕捉し別々に浮揚させた状態で、振動子211を揺らすことにより液滴P1,P2を動かした状態をしている。
図8の(C)は、上記非接触液滴混合装置200において、振動子121を揺らして液滴P1,P2を動かすことにより、2つ液滴P1,P2が触れ合い表面張力で結合した状態を示している。
図8の(D)は、上記非接触液滴混合装置200において2つ液滴P1,P2の混合状態を示している。
ここで、上記非接触液滴混合装置200における上記リング状の空間に発生される超音波定在波による非接触搬送路120について、レーザドップラ振動計を用いて音場分布測定を行ったところ、角度による音圧の変化すなわち周方向の音場分布は図9のように示される。すなわち、振動板121と反射板122の角度90°における距離Lが7.5mmの場合と10mmの場合では、中心の合ったL=7.5mmの方が音圧が大きい。混合を行った90°付近では距離Lの変化によっての節の移動はあまり見られない。
また、振動板121と反射板122の距離Lと音圧の関係は、図10のように示される。上記非接触液滴混合装置200では、L=7mmの前後で最大音圧が大きく変化しており、振動板121が下がったときに、一時的に音圧が低くなり、音響放射力が低下し、重力により周方向に移動して混合が行われる。その後、振動板121が元の位置に戻ったときに、再び音圧が大きくなり、90°方向の強い音場に捕捉される。
音圧pと測定値の粒子速度νLDVの関係は、次の式(1)
のようになる。
式(1)において、nは空気の屈折率、ρは空気の密度、lは音場の長さ、cは音速(ただし、空気中、15℃,光波長633nm、1気圧、l=30mmとして計算した。)
また、上記非接触液滴混合装置200における上記リング状の空間に発生される超音波定在波による非接触搬送路120で節部に液滴Pとして水を捕捉し浮揚させた状態で、液滴Pに水性インクを少量加えて観測した時間変化の様子を図11の(A),(B),(C)に示す。
節部に捕獲して浮揚している液滴Pは、回転しており、水性インクを加えた直後は、図11の(B)に示すように、液滴Pの中心部に留まっているが、その後、図11の(C)に示すように、中心部のインクが全体に拡散していく。
したがって、上記非接触液滴混合装置100,200では、2つ液滴P1,P2の混合した液体P3を攪拌する効果もある。
10A,10B,20,30,120 非接触搬路、11A,11B,21,31,131,121 たわみ振動板、12A,12B,22,32,122 反射板、13,13A,13B,23,23A,23B,33,123 超音波振動子、14A,14B,24,34,124 駆動部、50,125 制御部、100,200 非接触液滴混合装置、P1,P2,P3 液滴

Claims (10)

  1. 円環状に形成されたたわみ振動板と、
    上記たわみ振動板と同心の円環状に形成され、上記たわみ振動板と対向してその空間における音波の半波長の整数倍と等しい所定の間隔を保持した状態に設置された反射板と、
    上記たわみ振動板を加振する超音波振動子と、
    上記超音波振動子を電気信号により励振する駆動部と、
    上記駆動部により上記超音波振動子を励振して上記たわみ振動板を超音波振動させることにより上記たわみ振動板と上記反射板で挟まれた円環状の空間に発生される超音波定在波の発生状態を制御する制御手段と
    を備え、
    上記たわみ振動板と上記反射板で挟まれた空間に発生される超音波定在波の複数の節部に混合対象の液滴を捕捉し、上記制御手段で上記超音波定在波の発生状態を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を隣接する節部に移動させて混合することを特徴とする非接触液滴混合装置。
  2. 上記制御手段は、上記円環状の空間に発生される超音波定在波の強度を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を隣接する節部に移動させて混合することを特徴とする請求項1に記載の非接触液滴混合装置。
  3. 上記制御手段は、上記円環状の空間に発生される超音波定在波のモードを制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を隣接する節部に移動させて混合することを特徴とする請求項1に記載の非接触液滴混合装置。
  4. 同心異径の円環状に形成され、水平軸を中心とした同軸状に設置された上記たわみ振動板と上記反射板の相対向する周面で挟まれたリング状の空間に発生される超音波定在波の複数の節部の内の上方に位置する少なくとも2箇所の節部に混合対象の液滴を捕捉し、
    上記制御手段で上記超音波定在波の発生状態を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を下方に隣接して位置する節部に移動させて混合することを特徴とする請求項1又は請求項2の何れか1項に記載の非接触液滴混合装置。
  5. 上記円環状に形成されたたわみ振動板を複数個の上記超音波振動子により複数箇所において加振し、
    上記制御手段は、上記駆動部により上記複数個の超音波振動子を励振させる電気信号の位相を制御し、上記たわみ振動板の周方向の進行波超音波振動を伝搬させ、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を周回させて混合することを特徴とする請求項1に記載の非接触液滴混合装置。
  6. 円環状に形成されたたわみ振動板と、上記たわみ振動板と同心の円環状に形成され、上記たわみ振動板と対向してその空間における音波の半波長の整数倍と等しい所定の間隔を保持した状態に設置された反射板で挟まれた空間に、上記たわみ振動板を超音波振動させることにより発生される超音波定在波の複数の節部に混合対象の液滴を捕捉し、
    上記超音波定在波の発生状態を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を隣接する節部に移動させて混合する
    ことを特徴とする非接触液滴混合方法。
  7. 上記円環状の空間に発生される超音波定在波の強度を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を隣接する節部に移動させて混合することを特徴とする請求項6に記載の非接触液滴混合方法。
  8. 上記円環状の空間に発生される超音波定在波のモードを制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を隣接する節部に移動させて混合することを特徴とする請求項6に記載の非接触液滴混合方法。
  9. 同心異径の円環状に形成され、水平軸を中心とした同軸状に設置された上記たわみ振動板と上記反射板の相対向する周面で挟まれたリング状の空間に発生される超音波定在波の複数の節部の内の上方に位置する少なくとも2箇所の節部に混合対象の液滴を捕捉し、
    上記超音波定在波の発生状態を制御することにより、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を下方に隣接して位置する節部に移動させて混合することを特徴とする請求項6又は請求項7の何れか1項に記載の非接触液滴混合方法。
  10. 上記円環状に形成されたたわみ振動板を複数個の上記超音波振動子により複数箇所において加振し、
    上記複数個の超音波振動子を励振させる電気信号の位相を制御し、上記たわみ振動板の周方向の進行波超音波振動を伝搬させ、上記超音波定在波の節部に捕捉した混合対象の液滴を周回させて混合することを特徴とする請求項6に記載の非接触液滴混合方法。
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