JP2014053109A - ペンダント型led照明装置 - Google Patents

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和孝 林
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Abstract

【課題】 従来のランプ傘を用いることができ、蛍光灯照明装置の代替となるペンダント型のLED照明装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係るペンダント型LED照明装置は、複数のLEDモジュールが搭載されたLED基板と、このLED基板を支持する天板と、上記LEDモジュールへの電源供給を制御する電源制御部とを備えたLED照明ユニットと、上記LED照明ユニットを収納する透光カバーと、上記電源制御部に接続され上記天板の背面中央から延設された電源コードと、上記透光カバーに収納されたLED照明ユニットを覆うランプ傘を保持するために、上記電源コードを中心として天板の背面側に設けられる傘アダプタとを備えてなるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光ダイオード等の半導体発光素子(LED)を光源とした照明装置に関する。
一般用蛍光灯照明器具に用いられる蛍光ランプは寿命が短い、消費電力が大きい等の理由から、その代替として、以下の特許文献に示されるような一般用蛍光灯照明器具にそのまま用いられる蛍光灯型のLED照明ランプが提案されている。
ここで一般用蛍光灯照明器具とは、主に屋内等の一般照明に広く用いられる照明器具であって、例えば、商用100v又は200v電源を用い、JIS C7617に定められた直管形蛍光ランプ又はJIS C7618に定められた環形蛍光ランプが取り付けられる照明器具をいう。
特開2009−272263 実用新案登録第3167618号
しかしながら、一般用蛍光灯照明器具にそのまま用いられる蛍光灯型のLED照明ランプは、従来の蛍光灯の形状に合わせた大きさとし、接合部の形状も従来の蛍光灯照明器具のソケット部に合わせた作りとしなければならないため、特に環形の蛍光灯型のLED照明ランプにあっては、LEDモジュールの配置やその回路等の構成が複雑となり価格が高くなる傾向にある。
また、従来の一般用蛍光灯照明器具に上記LED照明ランプを取り付けた場合、従来の蛍光灯照明装置には、蛍光ランプの光を安定させるためのインバータ等の各種の安定装置等が備えられているため、これがLED照明ランプの発光に悪影響を与え、発光が安定しない。
さらに、上記の蛍光灯型のLED照明ランプは一般に発光面における光の拡散領域が狭く、光の進行方向が限定されるため、特に天井から吊り下げるタイプのペンダント型の照明器具にあっては、今までの蛍光ランプに代替して上記LED照明ランプを取り付けた場合には、発光面とは逆となる天井側に光を向けることができず、天井側が暗くなってしまういという問題がある。
さらにまた、ペンダント型の蛍光灯照明装置にあっては、従来から色々な意匠のランプ傘が提供されており、蛍光灯照明装置から、LED照明装置に代替するにあたってもこの従来のランプ傘をそのまま用いたいとの要望がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべく提案されたものであって、蛍光灯照明装置の代替となるものであって、発光が安定し、天井側も十分に明るくすることができ、さらに従来のランプ傘を用いることができるペンダント型のLED照明装置を安価に提供することを目的とする。
本発明に係るペンダント型LED照明装置は、複数のLEDモジュールが搭載されたLED基板とこのLED基板を支持する天板と上記LEDモジュールへの電源供給を制御する電源制御部とを備えたLED照明ユニットと、上記LED照明ユニットを収納する透光カバーと、上記電源制御部に接続され上記天板の背面中央から延設された電源コードと、上記透光カバーに収納されたLED照明ユニットを覆うランプ傘を保持するために、上記電源コードを中心として天板の背面側に設けられる傘アダプタとを備えてなるものである。
本発明において上記LED照明ユニットを構成するLED基板は、複数のLEDモジュールが前面側に搭載されるとともに、前面側から背面側に亘り光を通過させることができるように透光性部材により形成されるか又は光透過部を備えて形成されるようにしてもよい。
そして、上記LED基板は、前面側に搭載されたLEDモジュールから発光され上記透光カバーにより反射された光でLED基板の背面側を照らすようにしてもよい。
本発明は、上記天板の外周部に複数の切り欠き穴を設け、この切り欠き穴を覆う背面側透光カバーを備えるとともに、上記LED基板には、上記切り欠き穴に対向する上側位置にもLEDモジュールを搭載しても良い。
上記基板に搭載されるLEDモジュールは、その発光面がそれぞれ複数の異なる方向に向けられてなるものを用いることができる。
ここで、LEDモジュールの発光面をそれぞれ異なる方向に向ける具体的手段としては、LEDモジュール自体の発光面の角度を可変する方法がある。
また、他の手段としては、上記LED基板の外周部に、この基板平面と異なる角度に第2の基板を設け、この第2の基板にLEDモジュールを搭載することにより、LEDモジュールの発光面の角度を可変し、発光方向を異ならせるようにしてもよい。
次に、上記傘アダプタは、上記LED照明ユニットとは別体に構成され、ランプ傘に設けられる取付孔の大きさに応じて複数の大きさの傘アダプタを上記天板の背面側に取付け可能とすることもできる。
一方、上記傘アダプタは、上記LED照明ユニットとは別体に構成され、ランプ傘に設けられる取付孔の各種の大きさに応じることができるように、傘取り付け部側を傾斜面状又は多段形状としてもよい。
なお、上記傘アダプタが保持するランプ傘は、既存のランプ傘を用いてもよい。
本発明は、上述のごとき構成となすことにより、蛍光形照明装置の代替品として構成が簡単で安価なペンダント型のLED照明装置を提供することができる。
本発明は、基板に対してLEDモジュールを上述の如く搭載することにより、発光する光の拡散方向を拡大でき、天井側も明るく照らすことができる。
さらに、本発明は、傘アダプタの構成を上述のようにすることにより、既存のランプ傘の取り付けを可能となすことができる。
本発明の第1の実施の形態を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す側断面図である。 本発明の第1の実施の形態において傘アダプタの変形例を示す側断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す側断面図である。 本発明の第2の実施の形態に用いられるLED照明ユニットを天板側から見た図である。 LED基板に取り付けられるLEDモジュールの例を示す図である。 LED基板の外周部に取り付けられる第2の基板の取付状態を示す図である。 LED基板の外周部に取り付けられる第2の基板の取付状態の他の例を示す図である。 LED基板の外周部に取り付けられる第2の基板を分割基板とした場合の取付状態を示すためにLED基板は表面側から見た状態を示す図である。 上記分割基板へのLEDモジュールの取付状態を示す斜視図である。 LED基板に光の通過経路としての開口部を設けた例を示す図である。 LED基板を放射状とした例を示す図である。 天板における傘アダプタの固定手段を示す要部斜視図である。 天板における傘アダプタの他の固定手段を示す要部斜視図である。 傘アダプタの一例を示す斜視図である。 傘アダプタの他の例を示す側面図である。 傘アダプタのさらに他の例としての傘アダプタユニットを示す斜視図である。 上記傘アダプタユニットによるランプ傘の取付例を示す斜視図である。
以下、本発明に係るペンダント型のLED照明装置について、図面を参照しながら説明する。
先ず第1の実施の形態に係るペンダント型のLED照明装置1について、図1及び図2に基づき説明する。
本発明の第1の実施の態様に係るLED照明装置1は、図1及び図2に示すように、住宅用の天井から吊り下げるペンダント型であって、発光するLED照明ユニット2に対し、ランプ傘3を備えてなるものである。このLED照明装置1は、図示しないが天井に設けられる電源供給コンセントとしての引掛シーリングに対し、電源コード4の一端に備えた引掛けキャップ5によって結合され、この電源コード4によりLED照明装置1全体が天井に吊り下げ支持されるものである。
そして、上記電源コード4の他端側はLED照明ユニット2に接続されている。LED照明ユニット2は、鉄板又は合成樹脂版よりなる天板6と複数のLEDモジュール7が搭載されるLED基板8と、LEDモジュール7への電源供給を制御する電源制御部9とを主たる構成として形成される。
すなわち、LED照明ユニット2は、天板6の前面側に電源制御部9が配置される。この電源制御部9は、放熱器を備えた電源カバー10によって覆われており、この電源カバー10の上にLED基板8が配置されてなる。
上記天板6はこの第1の実施の態様においては、図1に示すように、略四角形状をなし、その中心部に上記電源コード4の他端側を挿通する貫通孔11が設けられている。そして、この貫通孔11を通過した電源コード4は、天板6の前面側に設けられた電源制御部9と接続している。
一方、電源制御部9からは、この電源制御部のON/OFFを行うスイッチ紐12が垂下されている。
電源制御部9の電源カバー10に取り付けられるLED基板8は、上記天板6と略同径の円盤状に形成されたものであって、その前面側に複数のLEDモジュール7が搭載されている。
次に、上記LED照明ユニット2には、このLED照明ユニット2の前面を覆う透光カバー13が取り付けられる。
この透光カバー13は、図2に示すように有底の円筒状に形成され、上端側に設けられる開口部14は、円筒の直径よりも小さくなされている。
そして、上記開口部14において、上記LED照明ユニット2を構成する上記天板6の外周囲がこの透光カバー13の開口部14に嵌め合わされることにより、LED照明ユニット2が取り外し可能に取り付けられる。これにより、透光カバー13によりLED照明ユニット2の前面側が覆われ保護される。
なお、この透光カバー13には下端部略中央に小穴15が設けられており、上記スイッチ紐12をこのカバー外部へ垂下できるようになされている。
この透光カバー13は、乳白色の半透光性を有する合成樹脂材よりなり、図2の矢印に示すように、上記LEDモジュール7により発光された光を透過するとともに、一部の光を反射して光の進行方向を可変する。
よって、LEDモジュール7により発光された光は、透光カバー13内において乱反射し、この透光カバー13に覆われたLED照明ユニット2の前面側だけでなく、背面側へも光を導くことができるようになされている。
特に、上記LED照明ユニット2のLED基板8は、上記透光カバー8の全体の面積に比べて充分小さくなされていることから、上記LED基板8から発光された光が透光カバー8に反射されて、透光カバー8の上部への透過率を向上させることができるようになされている。
このため、本実施の形態に係るLED照明ユニット2は、天井側へも多くの光を供給することができる。
次に、上記LED照明ユニット2は、天板6の背面側に電源コード4の貫通孔11を中心として傘アダプタ16を取り付けるための嵌合凸部17が設けられている。
一方、傘アダプタ16は、円筒形をなし、軸芯方向に上記電源コード4を挿通するための貫通孔18が設けられるとともに、上面側がランプ傘3に設けられる取付孔19と係合するランプ傘保持部20となされている。
そして、このLED照明ユニット2の嵌合凸部17に傘アダプタ16が装着され、この傘アダプタ16を介して上記ランプ傘3がLED照明ユニット2に取り付けられる。
この傘アダプタ16は、上記ランプ傘3内に上記透光カバー13で覆われたLED照明ユニット2を適切な高さ位置に配置するためのものである。
なお、この傘アダプタ16の他の例として、図3に示すように、円錐形をなし、頂頭部に上記電源コード4を挿通する貫通孔21を設けるようにした傘アダプタ22を用いてもよい。このように傘アダプタ22を円錐形とすることによっても、ランプ傘の取付孔19の種種の大きさに対応することができる。
次に、本発明の第2の実施の態様に係るLED照明装置30を、図4乃至図6を用いて説明する。
本発明の第2の実施の態様に係るLED照明装置31は、上記第1の実施の態様において説明したLED照明装置1と同様に、住宅用の天井から吊り下げるペンダント型タイプのものである。
すなわち、LED照明装置30は、発光するLED照明ユニット32に対し、ランプ傘33を備えてなるものである。このLED照明装置31は、図示しないが天井に設けられる電源供給コンセントとしての引掛シーリングに対し、電源コード34の一端に備えた引掛けキャップ35によって結合され、この電源コード34によりLED照明装置31全体が天井に吊り下げ支持されるものである。
そして、この電源コード34の他端側はLED照明ユニット32に接続されている。
LED照明ユニット32は、鉄板又は合成樹脂版よりなる天板36とLED基板37を主たる構成として形成される。
天板36は、図5に示すように、前面側において支柱38を介してLED基板37を支持している。
天板36はこの第2の実施の態様においては円盤状をなし、その中心部に上記電源コード34の他端側を挿通する貫通孔39が設けられている。そして、この貫通孔39を通過した電源コード34は、天板36の前面側に設けられた電源制御部40と接続している。
なお、この電源制御部40は天板36にではなくLED基板37側に一体に設けるようにしてもよい。
また、天板36は、図6に示すように、その外周囲に亘って複数の切り欠き穴41が設けられている。この例にあっては、この切り欠き穴41は、天板36の外周囲に非連続的な開口部として設けられている。そしてこの切り欠き穴41を覆うように背面側透光カバー42が取り付けられる。
この背面側透光カバー42は、第1の実施の態様と同様に、例えば乳白色の半透光性を有するドーナツ盤状の合成樹脂板よりなる。
さらに、天板36は、背面側中央部において、上記貫通孔39を中心として、後述する傘アダプタ52を嵌合係止するための嵌合凸部61が設けられている。
次に、上記天板36の前面側において支柱38により支持されてなるLED基板37は、上記天板36よりもやや短い直径をなす円盤状に形成され、このLED基板37にはその前面側に発光体となるLEDモジュール43が複数取付られている。そして、上記電源制御部40より供給される電力により各LEDモジュール43が発光されるようになされている。
ここで、LED基板37に取り付けられるLEDモジュール43は、図7に示すように、基板貼り付け面の反対側において、基板貼り付け面と反対方向に発光面が設けられるもの(タイプA)や、基板貼り付け面と直行する面に発光面が設けられるもの(タイプB)、又は、基板貼り付け面の反対側において基板貼り付け面に対し傾斜した方向に発光面が設けられるもの(タイプC)等、発光方向を適宜可変したLEDモジュール43を用いるようにしてもよい。このように基板張り付け面に対し種々の発光方向となる発光面を有するLEDモジュール43をLED基板37に取り付けるようにすることにより、LEDモジュール43の発光面からの発光方向を図中の矢印に示す如く拡散することができる。
そして、各LEDモジュール43は、例えば操作者によるリモコン操作によって、上記電源制御部40からの信号に基づき、発光のON/OFFのみならず発光の強弱や、白色から暖色への発光色の可変が制御できるようになされている。なお、これら操作を機械的な切替スイッチによりなすようにしてもよいことはもちろんである。また、発光のON/OFFのみを制御するようなものであってもよい。
次に、図8又は図9に示すように、上記LED基板37の外周部に、この基板平面と異なる角度の平面となる第2の基板44を備えるようにしてもよい。そして、この第2の基板44にLEDモジュール45を搭載することにより、LEDモジュール45の発光方向を上記LED基板37に載置されたLEDモジュール43とは異なる方向に可変してなるようにしてもよい。
ここで、図8は第2の基板44をLED基板37の背面側に傾けて取り付けた場合であり、図9は第2の基板44をLED基板37の表面側において垂下するように取り付けた場合であり、それぞれ基板外方側に向かってLEDモジュール45の発光面を向けるようにしたものである。
このように第2の基板44を用い、LEDモジュール45の発光面を外方側に向けるようにすれば、それぞれ図中の矢印に示すように、このLED照明ユニット32における光の発光方向を拡散することができる。
また、上記第2の基板44は、図10に示すように、小さな分割基板46となし、それぞれにLEDモジュール47を搭載するようにしてもよい。
このとき分割基板46に搭載されるLEDモジュール47のLED基板37への電気的接続は、図11に示すように、LED基板37に分割基板46を接着剤等により接着したのち、搭載されるLEDモジュール47の側面から延在された電極48をLED基板37に設けられたランド49に対しはんだ付け等することにより行うことができる。
また、この第2の実施の態様においては、上記LED基板37において、上記背面側透光カバー42と対向する背面側にも上記LEDモジュール50が搭載されてなる。
このように、LED基板37の背面側にもLEDモジュール50を配置することにより、天井側に向けての発光が可能となり、天井側も明るく照らすことができるようになされている。
次に、上記LED照明ユニット32は、このLED照明ユニット32の前面を覆う透光カバー51が取り付けられている。すなわち、上記LED照明ユニット32を構成する上記天板36の外周囲において透光カバー51の外周囲を係止して取り外し可能に取り付けられ、LED照明ユニット32の前面側を覆い保護している。
この透光カバー51は上記背面側透光カバー42と同様に乳白色の半透光性を有する合成樹脂材よりなる。
なお、この第2の実施の態様においては、上記透光カバー51は上記天板36に対し取り外し可能としたが、取り外し不能として連結結合したものであってもよい。
次に、上記実施の態様において、円盤状の上記LED基板37Aに、図12に示すような、光の通過経路としての開口部62を複数適宜設けるようにしてもよい。
このような開口部62を設けることにより、背面側透光カバー42及び透光カバー51に覆われたLED照明ユニット32内において、LEDモジュール43から発光され、上記透光カバー51により反射屈折された光がLED基板37Aの背面側に通過拡散できることとなり、本LED照明ユニット32による光の拡散をより拡大することができる。
また、図示しないが、円盤状の上記LED基板37自体を透光性を有するガラス基板により構成してもよい。
さらに、上記実施の態様においては、LEDモジュール43が搭載されるLED基板37を円盤状となしているが、これに限定されることなく、例えば図13に示すように電源制御部40を備えた中心部から放射状に配置される複数の板状部63からなるLED基板37Bとしてもよい。このように放射状の板状部63を有するLED基板7Bとすると、背面側透光カバー42及び透光カバー51に覆われたLED照明ユニット32内において、LED基板37Bの前面側に搭載されたLEDモジュール43の光を背面側にも拡散することができる。
このようにLED基板37の形状を工夫することにより、さらに本LED照明ユニット32による光の拡散を拡大することができ、天井側も含め部屋全体を明るく照らすことができる。
また、このようにLED基板37の素材や形状を工夫することにより前面側に配置されたLEDモジュール43の光をLED照明ユニット32の背面側にも導くことができるようにすれば、LED基板37の背面側に設けるLEDモジュール50を省略することができる。
次に、上記LED照明ユニット32は、傘アダプタ52を介して上記ランプ傘33が取り付けられる。
この傘アダプタ52は、円筒形をなし、軸芯方向に上記電源コード34を挿通するための貫通孔53が設けられるとともに、上面側がランプ傘33に設けられる取付孔54と係合するランプ傘保持部55となされている。
そして、上記LED照明ユニット32の背面側において、上述した嵌合凸部61に嵌合係止されてこの上記LED照明ユニット32に取り付けられる。
この傘アダプタ52は、上記ランプ傘33内に上記LED照明ユニット32の高さ位置を調整して適切に配置するためのものである。
ここで、上記傘アダプタ52は、取り付けるランプ傘33に設けられる取付孔54の大きさに応じて各種の大きさの傘アダプタ52を上記LED照明ユニット32の天板36の背面側に取り付け可能とするようにしてもよい。
この場合、上記実施の態様においては、傘アダプタ52を固定するために、上記LED照明ユニット32の天板36に嵌合凸部61を設けることとしたが、これに限定されることなく、例えば逆に、図14に示すように、上記天板36の中央部において、電源コード34を中心として多段の階段状凹部56を設け、ランプ傘33の取付孔54の大きさに応じて各種の大きさに設定された傘アダプタ52を選択的に配置できるようにしてもよい。
また、図示しないが、上記LED照明ユニット32の天板36の中央部は階段状凹部56とせず、同心円状に複数の円形スリットを設けた、いわゆる波状としてもよい。
さらに、図15に示すように、上記天板36に電源コード34を中心として同心円状に複数の係合爪57を設け、一方傘アダプタ52にこれに係合する係合凹部59を図16に示すように設けることにより、各種の大きさの傘アダプタ52を選択的に配置固定できるようにしてもよい。
一方、上記傘アダプタ52は、図16に示すように、取り付けるランプ傘33に設けられる取付孔44の各種の大きさに応じることができるように、例えば、傘取り付け側となるランプ傘保持部55に多段形状部58や波状部を設けるようにしてもよい。
さらに、図17に示すように、傘アダプタ52のランプ傘保持部55側に円錐状に傾斜した唾部60を設けるようにすれば、より一層各種の大きさを有すランプ傘33の取付孔44の大きさに対応することができる。
このようにランプ傘33の取付孔53の大きさに対応した各種の傘アダプタ52をLED照明ユニット32に取り付け可能とすることにより、ランプ傘33として各種の取付孔54を有する既存のランプ傘33を適用することができる。
この第2の実施の態様においては、上記図14又は図15に示すように3種類の大きさの傘アダプタ52に対応できるものとし、上記図16に示す当該傘アダプタ52のランプ傘保持部55に3段に構成された多段形状部58を配置することとすれば、合計9種類のランプ傘33の取付孔54の大きさに対応することができるようになる。
従って、本第2の実施の態様に示すペンダント型のLED照明装置31は、上述のごとき構成となすことにより、蛍光形照明装置の代替品として、各種の従来のランプ傘33を用いて、LED照明ユニット32に全体として置き換えることができる。
なお、上記傘アダプタ52は、LED照明ユニット32の天板36の背面側上に配置することとしているが、これに限定されるものではなく、例えば、図18に示す、傘アダプタユニット70を用いてもよい。
すなわち、図19に示すように、この傘アダプタユニット70を3つ使い、傘アダプタユニット70の基端側に設けられた電源コード結合部71において電源コード34の所定位置にねじ止め固定して取り付け、この傘アダプタユニット70の傘保持部72にランプ傘33の取付孔54を係止するようになすことによっても、各種のランプ傘33の位置固定が可能である。
上記第2の実施の態様において説明した、LED照明装置31のLED照明ユニット32を構成するLED基板の素材や形状を工夫する点や、上記天板36の背面側に複数のサイズの傘アダプタ52を取り付け可能とすることは、上記第1の実施の態様におけるLED照明装置1にも適用できることは言うまでもない。
1,31 LED照明装置、2,32 LED照明ユニット、3,33 ランプ傘、4,34 電源コード、6,36 天板、8,37 LED基板、7,38 LEDモジュール、 9,50 電源制御部、13,51 透光カバー、16,52 傘アダプタ

Claims (7)

  1. 複数のLEDモジュールが搭載されたLED基板と、このLED基板を支持する天板と、上記LEDモジュールへの電源供給を制御する電源制御部とを備えたLED照明ユニットと、
    上記LED照明ユニットを収納する透光カバーと、
    上記電源制御部に接続され上記天板の背面中央から延設された電源コードと、
    上記透光カバーに収納されたLED照明ユニットを覆うランプ傘を保持するために、上記電源コードを中心として天板の背面側に設けられる傘アダプタと
    を備えてなるペンダント型LED照明装置。
  2. 上記LED照明ユニットを構成するLED基板は、複数のLEDモジュールが前面側に搭載されるとともに、前面側から背面側に亘り光を通過させることができるように透光性部材により形成されるか又は光透過部を備えて形成され、
    上記LED基板は、前面側に搭載されたLEDモジュールから発光され上記透光カバーにより反射された光でLED基板の背面側を照らしてなる請求項1記載のペンダント型LED照明装置。
  3. 上記天板の外周部に複数の切り欠き穴を設け、この切り欠き穴を覆う背面側透光カバーを備えるとともに、
    上記LED基板には、上記切り欠き穴に対向する上側位置にもLEDモジュールを搭載してなる請求項1に記載のペンダント型LED照明装置。
  4. 上記LED基板に搭載されるLEDモジュールは、その発光面がそれぞれ複数の異なる方向に向けられてなる請求項1乃至3のいずれか1の請求項に記載のペンダント型LED照明装置。
  5. 上記傘アダプタは、上記LED照明ユニットとは別体に構成され、ランプ傘に設けられる取付孔の大きさに応じて複数の大きさの傘アダプタを上記天板の背面側に取付け可能としてなる請求項1乃至4のいずれか1の請求項に記載のペンダント型LED照明装置。
  6. 上記傘アダプタは、上記LED照明ユニットとは別体に構成され、ランプ傘に設けられる取付孔の各種の大きさに応じることができるように、傘取り付け部側が傾斜面状又は多段形状になされている請求項1乃至4のいずれか1の請求項に記載のペンダント型LED照明装置。
  7. 上記傘アダプタが保持するランプ傘は、既存のランプ傘を用いてなる請求項1乃至6のいずれか1の請求項に記載のペンダント型LED照明装置。
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