JP2014052774A - 車両内警報システム - Google Patents
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Abstract
【課題】電車等の車両内で起こる痴漢などの犯罪行為を未然に防止することができ、また、緊急事態発生時に、対応者が迅速かつ無駄のない行動を取ることが可能な車両内警報システムを提供する。
【解決手段】電車の車両内で、乗客が所持する携帯電話から痴漢発生を知らせる通報があった時に、その通報に基づいて、痴漢発生場所の車両内の表示装置に緊急事態発生を知らせる警告情報を流すようにすることで、迷惑行為や救急などによる緊急事態の当事者が助けを求めやすい環境を構築することができ、また、痴漢等の犯罪行為を未然に防止することができる。
また、車両外から痴漢発生場所が分かるように発生場所の車側灯を所定の点灯形態に切り換えて点灯させるようにし、また、通信回線等を介して緊急事態の発生場所を最寄り駅の駅職員または警察に通報するようにすることで、緊急事態発生時の対応者が迅速かつ無駄のない行動を取ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】電車の車両内で、乗客が所持する携帯電話から痴漢発生を知らせる通報があった時に、その通報に基づいて、痴漢発生場所の車両内の表示装置に緊急事態発生を知らせる警告情報を流すようにすることで、迷惑行為や救急などによる緊急事態の当事者が助けを求めやすい環境を構築することができ、また、痴漢等の犯罪行為を未然に防止することができる。
また、車両外から痴漢発生場所が分かるように発生場所の車側灯を所定の点灯形態に切り換えて点灯させるようにし、また、通信回線等を介して緊急事態の発生場所を最寄り駅の駅職員または警察に通報するようにすることで、緊急事態発生時の対応者が迅速かつ無駄のない行動を取ることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電車等の車両内で発生する迷惑行為や救急などの緊急事態に対応するための車両内警報システムに関する。
鉄道やバス路線では、多くの利用者が乗車していることから、運行中の車両内で多種多様な出来事が発生するものであり、例えば、痴漢などの迷惑行為によって被害を受ける被害者や怪我・病気などによる急病人が同乗する場合もある。
痴漢行為などに対しては、被害者は声を上げることすらできず、我慢してしまう場合が多い。また、被害者が勇気を出して通報するにしても、これといった手立てもなく、通報先も不明である。
また、急病人が出たとしても通報先が不明であり、次に停車する駅まで我慢せざるを得ず、駅員等に前もって情報を伝えることができない。
また、急病人が出たとしても通報先が不明であり、次に停車する駅まで我慢せざるを得ず、駅員等に前もって情報を伝えることができない。
なお、上述した痴漢行為などの犯罪に対しては対策が必要であることから、頻繁に痴漢行為の被害が報告されている路線や時間帯に、警察官が同乗して巡回したり、車両内に監視カメラを設置する(例えば、特許文献1)などの対策が取られており、一定の効果を挙げている。
また、近年、小型化されて簡易に利用可能なカメラ付き携帯電話機などの携帯端末が急速に普及しており、このような携帯電話機などでは、盗撮などの違法行為が行われることを抑制するために、撮影中であることを示す発光や、撮影時にシャッタ音を出力させることが行われている。このカメラ付き携帯電話機は、通信機能を備えることから、痴漢行為などの犯罪が行われている場合には、撮影した映像を証拠として、外部に通報することが有効であるが、撮影を外部に報知する発光やシャッタ音で撮影されたことを犯人などに気付かれてしまい、犯人に暴力を振るわれるなど2次的被害を誘発してしまう可能性がある。このため、痴漢行為などの被害者は2次的被害を恐れて、また、第三者はその2次的被害の可能性があるために見て見ぬふりをしてしまっている。
このことから、通報に用いる撮影時には、特別に、発光やシャッタ音の出力を控えて通報し易くすることが提案されている(例えば、特許文献2)。この特許文献2では、通報時のカメラ付き携帯電話機での撮影情報は送信して外部保管することにより、自機内に再出力可能に保存することを禁止して、却って盗撮に利用されてしまうことを回避するようにしている。
しかしながら、このような運行車両内での通報にあっては、次のような課題があって、対策としては不十分であった。
例えば、痴漢行為を受けている被害者が所持する携帯電話機等で通報するにしても、どの列車のどの車両に乗車していて乗車位置はどこであるかを携帯電話機で伝えることは難しい。この問題は、急病人が発生した場合にも同様である。
緊急停止ボタンは車両内に備えられているが、車両内には数か所しか配置されておらず、押すことができない場合には役に立たず、また、なぜ押されたかを駅員などが聞かなければ適切な処置をすることができず、処置が遅れてしまう傾向にある。
また、痴漢行為などの犯罪が発生することを抑制するとともに、犯罪者を逮捕するために警察官が乗車するにしても、全ての車両に警察官を乗車させて待機させる訳にもいかず、また、一車両に一人で十分という訳でもない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、電車等の車両内で起こる迷惑行為や救急などの緊急事態発生時に、発生場所を特定し警報情報を流すようにすることで、痴漢などの犯罪行為を未然に防止することができ、また、緊急事態発生時に、車両外から発生場所が分かるようにすることで、緊急事態発生時の対応者が迅速かつ無駄のない行動を取ることが可能な車両内警報システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る車両内警報システムは、各車両に、車両内を撮影する監視カメラと、各種情報を表示する表示装置と、各種情報をアナウンスする音声出力装置と、乗客が所持する携帯電話から所定の情報を無線で受信するとともに、前記監視カメラに対応する位置に配置される受信部と、当該受信部から送信された所定の情報から受信部の位置を認識する通信処理装置と、前記監視カメラ、前記表示装置、前記音声出力装置、および前記通信処理装置をグループ化してLAN(Local Area Network)接続される伝送装置とを有し、また、各車両の伝送装置間を信号ラインにより接続し、車両毎にグループ化された複数のグループをWAN(Wide Area Network)で接続する構成とした車両内警報システムであって、更に、各車両の監視カメラ、表示装置、および音声出力装置を制御し、いずれかの伝送装置にLAN接続される監視制御装置を備え、前記受信部が前記携帯電話から所定の情報を受信すると、前記通信処理装置が当該受信部の位置情報を前記監視制御装置に送信し、前記監視制御装置は、当該位置情報に基づき、前記表示装置または/および音声出力装置を制御して、前記携帯電話から所定の情報送信があった車両内で、所定の警報情報を表示、アナウンスさせることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る車両内警報システムは、前記携帯電話から前記受信部に対し所定の情報を無線送信する手段が、赤外線通信であることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る車両内警報システムは、前記所定の警報情報が、痴漢発生を知らせる警報テロップ、または、急病を知らせる通報テロップであることを特徴とする。
本発明によれば、電車/バス等の車両内で、乗客が所持する携帯電話から緊急事態発生を知らせる通報があった時に、その通報に基づいて、緊急事態発生場所の車両内の表示装置に緊急事態発生を知らせる警報情報を流すようにすることで、迷惑行為や救急などによる緊急事態の当事者が助けを求めやすい環境を構築することができ、また、痴漢等の犯罪行為を未然に防止することができる。
また、車両外から緊急事態発生場所が分かるように発生場所の車側灯を所定の点灯形態に切り換えて点灯させるようにし、また、通信回線等を介して緊急事態の発生場所を最寄り駅の駅職員または警察に通報するようにすることで、緊急事態発生時の対応者が迅速かつ無駄のない行動を取ることができる。
また、車両外から緊急事態発生場所が分かるように発生場所の車側灯を所定の点灯形態に切り換えて点灯させるようにし、また、通信回線等を介して緊急事態の発生場所を最寄り駅の駅職員または警察に通報するようにすることで、緊急事態発生時の対応者が迅速かつ無駄のない行動を取ることができる。
<実施形態1>
以下に、本発明の実施形態1の車両内警報システムについて、図面を参照して詳細に説明する。
なお、本発明の実施形態1の車両内警報システムにつき詳述するのに先立って、本実施形態の概要をまず説明する。
本実施形態1は、電車の車両内で、乗客が所持する携帯電話から緊急事態(例えば、痴漢)発生を知らせる通報があった時に、その通報に基づいて、痴漢発生場所の車両内の表示装置に痴漢発生を知らせる警告情報を流すようにすることで、迷惑行為や救急などによる緊急事態の当事者が助けを求めやすい環境を構築することができ、また、痴漢等の犯罪行為を未然に防止することができる。
また、車両外から緊急事態発生場所が分かるように発生場所の車側灯を所定の点灯形態に切り換えて点灯させるようにし、また、通信回線等を介して緊急事態の発生場所を最寄り駅の駅職員または警察に通報するようにすることで、緊急事態発生時の対応者が迅速かつ無駄のない行動を取ることができる。
以下に、本発明の実施形態1の車両内警報システムについて、図面を参照して詳細に説明する。
なお、本発明の実施形態1の車両内警報システムにつき詳述するのに先立って、本実施形態の概要をまず説明する。
本実施形態1は、電車の車両内で、乗客が所持する携帯電話から緊急事態(例えば、痴漢)発生を知らせる通報があった時に、その通報に基づいて、痴漢発生場所の車両内の表示装置に痴漢発生を知らせる警告情報を流すようにすることで、迷惑行為や救急などによる緊急事態の当事者が助けを求めやすい環境を構築することができ、また、痴漢等の犯罪行為を未然に防止することができる。
また、車両外から緊急事態発生場所が分かるように発生場所の車側灯を所定の点灯形態に切り換えて点灯させるようにし、また、通信回線等を介して緊急事態の発生場所を最寄り駅の駅職員または警察に通報するようにすることで、緊急事態発生時の対応者が迅速かつ無駄のない行動を取ることができる。
(実施形態1のシステム構成)
図1は、本発明の実施形態1の車両内警報システムのシステム構成を示すシステム構成図である。以下の説明では、本実施形態を適用する車両として、公共交通機関の一つである電車を想定している。
図1に示す車両内警報システムは、乗客が乗車する電車R21と、電車R21の運行状況を管理する駅指令所T60と、警察署P90とを含んで構成され、これらの各構成要素は互いに、有線および/または無線の通信回線で接続されている。
また、電車R21は、先頭車両の1号車の車両21−1、2号車の車両21−2、・・・n号車の車両21−n(図示せず)からなるn両編成(nは2以上の自然数)の車両となっているが、3号車〜n号車それぞれの警報システムの構成要素は、すべて2号車の構成要素と同様のため省略する。
図1は、本発明の実施形態1の車両内警報システムのシステム構成を示すシステム構成図である。以下の説明では、本実施形態を適用する車両として、公共交通機関の一つである電車を想定している。
図1に示す車両内警報システムは、乗客が乗車する電車R21と、電車R21の運行状況を管理する駅指令所T60と、警察署P90とを含んで構成され、これらの各構成要素は互いに、有線および/または無線の通信回線で接続されている。
また、電車R21は、先頭車両の1号車の車両21−1、2号車の車両21−2、・・・n号車の車両21−n(図示せず)からなるn両編成(nは2以上の自然数)の車両となっているが、3号車〜n号車それぞれの警報システムの構成要素は、すべて2号車の構成要素と同様のため省略する。
1号車の車両21−1の警報システムは、例えば3台の監視カメラ1−1〜1−3、映像記録装置1−4、表示装置1−5、音声出力装置1−6、監視制御装置1−8、車両管理装置1−9、通信処理装置1−10、車側灯1−14、およびネットワーク同士を接続する伝送装置(ネットワーク間接続装置)1−7と、更に、通信処理装置1−10に接続された3つの通信受光部1−11〜1−13と、監視制御装置1−8に接続されたアンテナ1−15とで構成され、また、上記伝送装置1−7に監視カメラ1−1〜1−3、映像記録装置1−4、表示装置1−5、音声出力装置1−6、監視制御装置1−8、車両管理装置1−9、通信処理装置1−10、車側灯1−14が接続されている。
2号車の車両21−2の警報システムは、監視カメラ2−1〜2−3、映像記録装置2−4、表示装置2−5、音声出力装置2−6、通信処理装置2−10、車側灯2−14、およびネットワーク同士を接続する伝送装置(ネットワーク間接続装置)2−7と、更に、通信処理装置2−10に接続された3つの通信受光部2−11〜2−13とで構成され、また、上記伝送装置2−7に監視カメラ2−1〜2−3、映像記録装置2−4、表示装置2−5、音声出力装置2−6、通信処理装置2−10、車側灯2−14が接続されている。
また、3号車の車両21−3〜n号車の車両21−n(図示せず)それぞれの警報システムは、上述したように、2号車の車両21−2と同様の構成である。
また、3号車の車両21−3〜n号車の車両21−n(図示せず)それぞれの警報システムは、上述したように、2号車の車両21−2と同様の構成である。
なお、各車両21−1、21−2、・・・、21−nの警報システムは、伝送装置を介して車両毎に装置をグループ化しLAN(Local Area Network)接続されている。
そして、上記各車両21−1、21−2、・・・21−nの伝送装置1−7〜n−7間を信号ライン22−1、22−2、・・・、22−(n−1)により接続し、車両毎にグループ化された複数のグループをWAN(Wide Area Network)で接続する構成としている。
そして、上記各車両21−1、21−2、・・・21−nの伝送装置1−7〜n−7間を信号ライン22−1、22−2、・・・、22−(n−1)により接続し、車両毎にグループ化された複数のグループをWAN(Wide Area Network)で接続する構成としている。
次に、電車R21の車両内の各構成要素について、詳細に説明する。
監視制御装置1−8は、通常の場合、車両毎に設置された監視カメラ1−1〜1−3、監視カメラ2−1〜2−3、・・・、監視カメラn−1〜n−3からの映像情報を各伝送装置を経由して受信し、車両管理装置1−9からの車両情報に基づき、モニタ(図示せず)に表示する映像等の切換えや選択を行うことで、車両内の監視を行う装置である。
また、監視制御装置1−8は、監視カメラ1−1〜1−3、2−1〜2−3、・・・、n−1〜n−3で撮影された映像情報をそれぞれ車両毎に設置された映像記録装置1−4、映像記録装置2−4、・・・、映像記録装置n−4に所定のフレームレートで記録するよう制御するとともに、前述した車両情報も合わせて記録するよう制御する。
また、監視制御装置1−8は、通信処理装置1−10、2−10、・・・、n−10から緊急事態の発生場所情報の送信があった場合に、映像記録装置1−4、2−4、・・・、n−4に対し、緊急事態発生場所に設置された監視カメラからの映像を伝送装置1−7、2−7、n−7を介して無線伝送で電車内の乗務員の携帯端末に送信するよう制御する。
また、監視制御装置1−8は、通信処理装置1−10、2−10・・・、n−10から緊急事態の発生場所情報の送信があった場合に、緊急事態が発生した車両に設置された表示装置と音声出力装置に対し、所定の警告メッセージを表示、および/またはアナウンスするよう制御する。
また、監視制御装置1−8は、通信処理装置1−10、2−10・・・、n−10から緊急事態の発生場所情報の送信があった場合に、車両管理装置1−9に対し、発生場所情報を送出する。
また、監視制御装置1−8は、通信処理装置1−10、2−10・・・、n−10から緊急事態の発生場所情報の送信があった場合に、駅指令所T60に対し、緊急事態の発生場所情報を示す信号を送出する。
監視制御装置1−8は、通常の場合、車両毎に設置された監視カメラ1−1〜1−3、監視カメラ2−1〜2−3、・・・、監視カメラn−1〜n−3からの映像情報を各伝送装置を経由して受信し、車両管理装置1−9からの車両情報に基づき、モニタ(図示せず)に表示する映像等の切換えや選択を行うことで、車両内の監視を行う装置である。
また、監視制御装置1−8は、監視カメラ1−1〜1−3、2−1〜2−3、・・・、n−1〜n−3で撮影された映像情報をそれぞれ車両毎に設置された映像記録装置1−4、映像記録装置2−4、・・・、映像記録装置n−4に所定のフレームレートで記録するよう制御するとともに、前述した車両情報も合わせて記録するよう制御する。
また、監視制御装置1−8は、通信処理装置1−10、2−10、・・・、n−10から緊急事態の発生場所情報の送信があった場合に、映像記録装置1−4、2−4、・・・、n−4に対し、緊急事態発生場所に設置された監視カメラからの映像を伝送装置1−7、2−7、n−7を介して無線伝送で電車内の乗務員の携帯端末に送信するよう制御する。
また、監視制御装置1−8は、通信処理装置1−10、2−10・・・、n−10から緊急事態の発生場所情報の送信があった場合に、緊急事態が発生した車両に設置された表示装置と音声出力装置に対し、所定の警告メッセージを表示、および/またはアナウンスするよう制御する。
また、監視制御装置1−8は、通信処理装置1−10、2−10・・・、n−10から緊急事態の発生場所情報の送信があった場合に、車両管理装置1−9に対し、発生場所情報を送出する。
また、監視制御装置1−8は、通信処理装置1−10、2−10・・・、n−10から緊急事態の発生場所情報の送信があった場合に、駅指令所T60に対し、緊急事態の発生場所情報を示す信号を送出する。
車両管理装置1−9は、電車の走行方向、日時、速度、距離程、乗降用ドア開閉、非常通報信号等の車両情報を保持し、当該車両情報に基づいて、乗降用ドアの開閉制御、車側灯の点灯/消灯制御、車両内表示装置の表示制御、音声出力装置の出力制御等の各制御を行う。
また、車両管理装置1−9は、監視制御装置1−8から緊急事態の発生場所情報の送信があった場合に、緊急事態が発生した車両の車側灯を制御し、所定の点灯形態に切り換え点灯させる。
伝送装置1−7、2−7、・・・、n−7は、例えばスイッチングハブであり、信号ライン22a、22b、・・・等で互いに接続され、伝送装置に接続された機器間で送受信される情報の制御を行う。
また、車両管理装置1−9は、監視制御装置1−8から緊急事態の発生場所情報の送信があった場合に、緊急事態が発生した車両の車側灯を制御し、所定の点灯形態に切り換え点灯させる。
伝送装置1−7、2−7、・・・、n−7は、例えばスイッチングハブであり、信号ライン22a、22b、・・・等で互いに接続され、伝送装置に接続された機器間で送受信される情報の制御を行う。
通信受光部1−11〜1−13、2−11〜2−13は、例えば、車両21a、車両21b内のそれぞれ前方、中央、及び後方の乗降用ドア付近の3箇所に設置され、乗客52が所持する携帯電話50から送信された緊急事態発生を知らせる赤外線通信による所定の光信号を受信する。
また、通信受光部1−11〜1−13、2−11〜2−13は、受信した光信号を光/電変換し、変換した電気信号に当該通信受光部の識別情報を付加して、それぞれ通信処理装置1−10、2−10に送信する。
通信処理装置1−10、2−10は、通信受光部1−11〜1−13、2−11〜2−13から送信された通信受光部の識別情報が付加された電気信号を受信して、当該電気信号から緊急事態発生場所を特定し、伝送装置1−7、2−7を経由して監視制御装置1−8に緊急事態の発生場所情報を送信する。
また、通信受光部1−11〜1−13、2−11〜2−13は、受信した光信号を光/電変換し、変換した電気信号に当該通信受光部の識別情報を付加して、それぞれ通信処理装置1−10、2−10に送信する。
通信処理装置1−10、2−10は、通信受光部1−11〜1−13、2−11〜2−13から送信された通信受光部の識別情報が付加された電気信号を受信して、当該電気信号から緊急事態発生場所を特定し、伝送装置1−7、2−7を経由して監視制御装置1−8に緊急事態の発生場所情報を送信する。
監視カメラ1−1〜1−3、2−1〜2−3はネットワークカメラであり、車両21a、車両21−2内のそれぞれ前方、中央、及び後方の乗降用ドア付近の3箇所に設置される。
なお、監視カメラ1−1〜1−3は、前述した通信受光部1−11〜1−13それぞれの受光エリア全体が撮影できるよう位置設定し、また、監視カメラ2−1〜2−3は、前述した通信受光部2−11〜2−13それぞれの受光エリア全体が撮影できるよう位置設定する。
また、監視カメラ1−1〜1−3は、監視制御装置1−8からの指示に基づき、撮影した映像情報を所定のフレームレートで伝送装置1−7を介して映像記録装置1−4に送信し、また、監視カメラ2−1〜2−3は、監視制御装置1−8からの指示に基づき、撮影した映像情報を所定のフレームレートで伝送装置2−7を介して映像記録装置2−4に送信する。
なお、監視カメラ1−1〜1−3は、前述した通信受光部1−11〜1−13それぞれの受光エリア全体が撮影できるよう位置設定し、また、監視カメラ2−1〜2−3は、前述した通信受光部2−11〜2−13それぞれの受光エリア全体が撮影できるよう位置設定する。
また、監視カメラ1−1〜1−3は、監視制御装置1−8からの指示に基づき、撮影した映像情報を所定のフレームレートで伝送装置1−7を介して映像記録装置1−4に送信し、また、監視カメラ2−1〜2−3は、監視制御装置1−8からの指示に基づき、撮影した映像情報を所定のフレームレートで伝送装置2−7を介して映像記録装置2−4に送信する。
映像記録装置1−4は、通常の場合、監視制御装置1−8からの指示に基づき、監視カメラ1−1〜1−3から送信された映像情報を記録する。また、監視制御装置1−8から緊急事態の発生場所情報を受信すると、指定された監視映像を伝送装置を介して無線伝送で車両内の乗務員の携帯端末に送信する。
また、映像記録装置2−4は、通常の場合、監視制御装置1−8からの指示に基づき、監視カメラ2−1〜2−3から送信された映像情報を記録する。また、監視制御装置1−8から緊急事態の発生場所情報を受信すると、指定された監視映像を伝送装置を介して無線伝送で車両内の乗務員の携帯端末に送信する。
また、映像記録装置2−4は、通常の場合、監視制御装置1−8からの指示に基づき、監視カメラ2−1〜2−3から送信された映像情報を記録する。また、監視制御装置1−8から緊急事態の発生場所情報を受信すると、指定された監視映像を伝送装置を介して無線伝送で車両内の乗務員の携帯端末に送信する。
表示装置1−5は、通常の場合、車両管理装置1−9からの指示に基づき、車両管理装置1−9が保持する電車の運行情報に従って、乗降用ドアの開閉、到着駅、または事故等の情報を表示するが、監視制御装置1−8から所定の制御信号が送信された場合に、所定の警告メッセージを表示する。
また、表示装置2−5は、通常の場合、車両管理装置1−9からの指示に基づき、車両管理装置1−9が保持する電車の運行情報に従って、乗降用ドアの開閉、到着駅、または事故等の情報を表示するが、監視制御装置1−8から所定の制御信号が送信された場合に、所定の警告メッセージを表示する。
また、表示装置2−5は、通常の場合、車両管理装置1−9からの指示に基づき、車両管理装置1−9が保持する電車の運行情報に従って、乗降用ドアの開閉、到着駅、または事故等の情報を表示するが、監視制御装置1−8から所定の制御信号が送信された場合に、所定の警告メッセージを表示する。
音声出力装置1−6は、通常の場合、車両管理装置1−9からの指示に基づき、車両管理装置1−9が保持する電車の運行情報に従って、乗降用ドアの開閉、到着駅、または事故等の情報をアナウンスするが、監視制御装置1−8から所定の制御信号が送信された場合に、所定の警告メッセージをアナウンスする。
また、音声出力装置2−6は、通常の場合、車両管理装置1−9からの指示に基づき、車両管理装置1−9が保持する電車の運行情報に従って、乗降用ドアの開閉、到着駅、または事故等の情報をアナウンスするが、監視制御装置1−8から所定の制御信号が送信された場合に、所定の警告メッセージをアナウンスする。
また、音声出力装置2−6は、通常の場合、車両管理装置1−9からの指示に基づき、車両管理装置1−9が保持する電車の運行情報に従って、乗降用ドアの開閉、到着駅、または事故等の情報をアナウンスするが、監視制御装置1−8から所定の制御信号が送信された場合に、所定の警告メッセージをアナウンスする。
次に、駅指令所T60内の各構成要素について、詳細に説明する。
図1に示すように、駅指令所T60内には、電車R21内で緊急事態が発生した場合に、車両21a内の監視制御装置1−8からアンテナ1−15を介し無線送信された緊急事態発生場所を示す信号をアンテナ62を介して受信する受信部64と、当該受信した緊急事態の発生場所情報を記憶する記憶部68と、駅指令所T60内の駅務員が操作する操作部72と、操作部72からの指示により、緊急事態発生場所を示す信号を駅の駅職員82が携行する携帯端末80に、また、警察署P90に対し緊急事態の発生場所情報を送信する送信部74と、操作部72からの指示に基づいて、受信部64、記憶部68および送信部74を制御する制御部66とが備えられている。
図1に示すように、駅指令所T60内には、電車R21内で緊急事態が発生した場合に、車両21a内の監視制御装置1−8からアンテナ1−15を介し無線送信された緊急事態発生場所を示す信号をアンテナ62を介して受信する受信部64と、当該受信した緊急事態の発生場所情報を記憶する記憶部68と、駅指令所T60内の駅務員が操作する操作部72と、操作部72からの指示により、緊急事態発生場所を示す信号を駅の駅職員82が携行する携帯端末80に、また、警察署P90に対し緊急事態の発生場所情報を送信する送信部74と、操作部72からの指示に基づいて、受信部64、記憶部68および送信部74を制御する制御部66とが備えられている。
次に、警察署P90内の各構成要素について、詳細に説明する。
図1に示すように、警察署P90内には、電車R21内で緊急事態が発生した場合に、駅指令所T60の送信部74から送出された緊急事態の発生場所情報をネットワーク回線S4を介して受信する受信部92と、当該受信情報を表示部96の画面に表示できるよう制御する制御部94と、緊急事態の発生場所を表示する表示部96とが備えられている。
図1に示すように、警察署P90内には、電車R21内で緊急事態が発生した場合に、駅指令所T60の送信部74から送出された緊急事態の発生場所情報をネットワーク回線S4を介して受信する受信部92と、当該受信情報を表示部96の画面に表示できるよう制御する制御部94と、緊急事態の発生場所を表示する表示部96とが備えられている。
(実施形態1のシステムにおける各処理)
次に、本発明の実施形態1の車両内警報システムで行われる各処理について、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態1の車両内警報システムで行われる各処理を説明するためのタイムチャート図である。
図2に示すように、例えば、乗客52が所持する携帯電話50から、赤外線通信S1により緊急事態発生を知らせる所定の光信号が送信されると、通信受光部2−12は、ステップS101において、携帯電話50から送信された所定の光信号を受信する。
また、ステップS102において、通信受光部2−12は、受信した光信号を光/電変換し、変換した電気信号に当該通信受光部の識別情報を付加する。
また、ステップS103において、通信受光部2−12は、通信処理装置2−10に対し、通信受光部の識別情報を付加した電気信号を送出する。
次に、本発明の実施形態1の車両内警報システムで行われる各処理について、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態1の車両内警報システムで行われる各処理を説明するためのタイムチャート図である。
図2に示すように、例えば、乗客52が所持する携帯電話50から、赤外線通信S1により緊急事態発生を知らせる所定の光信号が送信されると、通信受光部2−12は、ステップS101において、携帯電話50から送信された所定の光信号を受信する。
また、ステップS102において、通信受光部2−12は、受信した光信号を光/電変換し、変換した電気信号に当該通信受光部の識別情報を付加する。
また、ステップS103において、通信受光部2−12は、通信処理装置2−10に対し、通信受光部の識別情報を付加した電気信号を送出する。
次に、通信処理装置2−10は、ステップS201において、通信受光部の識別情報が付加された電気信号を受信すると、ステップS202において、自らが保持する通信受光部と車両21−2内での位置関係を示すテーブルを参照し、通信受光部の識別情報から緊急事態発生場所の特定を行う。
また、ステップS203において、通信処理装置2−10は、伝送装置2−7、信号ライン22−1および伝送装置1−7を経由して、監視制御装置1−8に対し緊急事態の発生場所情報を送出する。
また、ステップS203において、通信処理装置2−10は、伝送装置2−7、信号ライン22−1および伝送装置1−7を経由して、監視制御装置1−8に対し緊急事態の発生場所情報を送出する。
次に、監視制御装置1−8は、ステップS301において、通信処理装置2−10から発生場所情報を受信すると、ステップS302において、伝送装置1−7、信号ライン22−1および伝送装置2−7を経由して、表示装置2−5に対し、例えば、“痴漢対策強化のため私服警官が警備をしております”等、所定の警告メッセージを表示するよう制御信号を送信する。また、監視制御装置1−8は、伝送装置1−7、信号ライン22−1および伝送装置2−7を経由して、音声制御装置2−6に対し、例えば、“痴漢対策強化のため私服警官が警備をしております”等、所定の警告メッセージを流すよう制御信号を送信する。
なお、上記において、所定の警告メッセージの代わりに、痴漢撲滅キャンペーンのCMを流すようにしても良い。
また、ステップS303において、監視制御装置1−8は、映像記録装置2−4に対し、緊急事態の発生場所に設置された監視カメラ2−2からの映像を伝送装置1−7、2−7、・・・、n−7および各信号ラインを経由して無線伝送で電車内の乗務員の携帯端末に送信するよう制御する。
また、ステップS304において、監視制御装置1−8は、伝送装置1−7を経由して、車両管理装置1−9に対し、緊急事態の発生場所情報を送出する。
また、ステップS305において、監視制御装置1−8は、駅指令所T60に対し、アンテナ1−15から無線S2で緊急事態の発生場所情報を示す信号を送出する。
なお、上記において、所定の警告メッセージの代わりに、痴漢撲滅キャンペーンのCMを流すようにしても良い。
また、ステップS303において、監視制御装置1−8は、映像記録装置2−4に対し、緊急事態の発生場所に設置された監視カメラ2−2からの映像を伝送装置1−7、2−7、・・・、n−7および各信号ラインを経由して無線伝送で電車内の乗務員の携帯端末に送信するよう制御する。
また、ステップS304において、監視制御装置1−8は、伝送装置1−7を経由して、車両管理装置1−9に対し、緊急事態の発生場所情報を送出する。
また、ステップS305において、監視制御装置1−8は、駅指令所T60に対し、アンテナ1−15から無線S2で緊急事態の発生場所情報を示す信号を送出する。
次に、車両管理装置1−9は、ステップS401において、監視制御装置1−8から緊急事態の発生場所情報を受信すると、ステップS402において、伝送装置1−7、信号ライン22−1および伝送装置2−7を経由して、緊急事態が発生した車両21−2の車側灯2−14を制御し、所定の点灯形態に切り換え点灯させる。なお、所定の点灯形態とは、例えば、通常使用してない緑色点灯や点滅点灯などをいう。
次に、駅指令所T60は、ステップS501において、監視制御装置1−8から緊急事態の発生場所情報を示す信号を受信すると、ステップS502において、送信部74から発生場所情報をネットワーク回線S4を介して警察署Pに送信し、また、駅職員82が携行する携帯端末80に向けて、送信部74のアンテナ76から無線S3で緊急事態の発生場所情報を示す信号を送出する。
次に、警察署P90は、ステップS601において、駅指令所T60の送信部74から送出された緊急事態の発生場所情報をネットワーク回線S4を介して受信すると、ステップS602において、表示部96に緊急事態の発生場所を表示させる一方、次に電車21が停車する駅に警察官を配備する。
次に、駅職員82が携行する携帯端末80が、ステップS701において、駅指令所T60の送信部74から送信された緊急事態の発生場所情報を示す信号を受信すると、ステップS702において、駅職員82は電車21が到着する予定の駅のホームに向かい、緊急事態が発生した車両21−2の止まる位置で待機する。
以上説明したように、本発明の実施形態1の車両内警報システムによれば、電車の車両内で、乗客が所持する携帯電話から緊急事態(例えば、痴漢)発生を知らせる通報があった時に、その通報に基づいて、痴漢発生場所の車両内の表示装置に緊急事態発生を知らせる警告情報を流すようにすることで、迷惑行為や救急などによる緊急事態の当事者が助けを求めやすい環境を構築することができ、また、痴漢等の犯罪行為を未然に防止することができる。
また、車両外から痴漢発生場所が分かるように発生場所の車側灯を所定の点灯形態に切り換えて点灯させるようにし、また、通信回線等を介して緊急事態の発生場所を最寄り駅の駅職員または警察に通報するようにしたので、緊急事態発生時の対応者が迅速かつ無駄のない行動を取ることができる。
また、車両外から痴漢発生場所が分かるように発生場所の車側灯を所定の点灯形態に切り換えて点灯させるようにし、また、通信回線等を介して緊急事態の発生場所を最寄り駅の駅職員または警察に通報するようにしたので、緊急事態発生時の対応者が迅速かつ無駄のない行動を取ることができる。
<実施形態2>
以下に、本発明の実施形態2の車両内警報システムについて、詳細に説明する。
(実施形態2のシステム構成)
図3は、本発明の実施形態2の車両内警報システムのシステム構成を示すシステム構成図である。
図3に示すように、本発明の実施形態2の車両内警報システムのシステム構成は、基本的には、図1に示した実施形態1の車両内警報システムと同様であるが、乗客52が所持する携帯電話55と車両21側の通信受信部1−21、2−21等との間で行われる無線通信S5の手段が異なる。
本実施形態2の車両内警報システムでは、無線通信S5の手段として、デジタル機器用の近距離無線通信規格であるBluetooth(登録商標)や無線LAN等を使用する。
また、例えば、Bluetoothを使用した場合、通信可能な距離が数m〜数十mと赤外線通信に比べ長くなるため、車両内に設置する通信受信部1−21、2−21等は、各車両に1台ずつとする。
以下に、本発明の実施形態2の車両内警報システムについて、詳細に説明する。
(実施形態2のシステム構成)
図3は、本発明の実施形態2の車両内警報システムのシステム構成を示すシステム構成図である。
図3に示すように、本発明の実施形態2の車両内警報システムのシステム構成は、基本的には、図1に示した実施形態1の車両内警報システムと同様であるが、乗客52が所持する携帯電話55と車両21側の通信受信部1−21、2−21等との間で行われる無線通信S5の手段が異なる。
本実施形態2の車両内警報システムでは、無線通信S5の手段として、デジタル機器用の近距離無線通信規格であるBluetooth(登録商標)や無線LAN等を使用する。
また、例えば、Bluetoothを使用した場合、通信可能な距離が数m〜数十mと赤外線通信に比べ長くなるため、車両内に設置する通信受信部1−21、2−21等は、各車両に1台ずつとする。
ただし、通信受信部が各車両に1台だけであると、乗客52が所持する携帯電話55との無線通信S5によって乗客の大まかな位置を把握することができない。
そこで、携帯電話55から送信する緊急事態発生情報の中に、例えば、車両21内の「前方」、「中央」、または「後方」等の情報を埋め込み送信することにより、通信処理装置1−20、2−20内で行う緊急事態発生場所を特定する処理が可能となる。
そこで、携帯電話55から送信する緊急事態発生情報の中に、例えば、車両21内の「前方」、「中央」、または「後方」等の情報を埋め込み送信することにより、通信処理装置1−20、2−20内で行う緊急事態発生場所を特定する処理が可能となる。
以上説明したように、本発明の実施形態2の車両内警報システムによれば、電車の車両内で、乗客が所持する携帯電話から緊急事態(例えば、痴漢)発生を知らせる通報があった時に、その通報に基づいて、痴漢発生場所の車両内の表示装置に緊急事態発生を知らせる警告情報を流すようにすることで、迷惑行為や救急などによる緊急事態の当事者が助けを求めやすい環境を構築することができ、また、痴漢等の犯罪行為を未然に防止することができる。
また、車両外から痴漢発生場所が分かるように発生場所の車側灯を所定の点灯形態に切り換えて点灯させるようにし、また、通信回線等を介して緊急事態の発生場所を最寄り駅の駅職員または警察に通報するようにしたので、緊急事態発生時の対応者が迅速かつ無駄のない行動を取ることができる。
また、車両外から痴漢発生場所が分かるように発生場所の車側灯を所定の点灯形態に切り換えて点灯させるようにし、また、通信回線等を介して緊急事態の発生場所を最寄り駅の駅職員または警察に通報するようにしたので、緊急事態発生時の対応者が迅速かつ無駄のない行動を取ることができる。
<実施形態3>
以下に、本発明の実施形態3の車両内警報システムについて、詳細に説明する。
(実施形態3のシステム構成)
本発明の実施形態3の車両内警報システムのシステム構成は、基本的には、図1に示した実施形態1の車両内警報システムと同様であるが、通信受光部1−11〜1−13、2−11〜2−13のそれぞれの機能を監視カメラ1−1〜1−3、2−1〜2−3がそれぞれ備えるようにし、乗客52が所持する携帯電話50から赤外線通信S1によって送信された情報は、監視カメラと同様に、LAN回線を介して伝送装置1−7、信号ライン、伝送装置2−7を経由して通信処理装置1−10、2−10に送信するようにする。
以下に、本発明の実施形態3の車両内警報システムについて、詳細に説明する。
(実施形態3のシステム構成)
本発明の実施形態3の車両内警報システムのシステム構成は、基本的には、図1に示した実施形態1の車両内警報システムと同様であるが、通信受光部1−11〜1−13、2−11〜2−13のそれぞれの機能を監視カメラ1−1〜1−3、2−1〜2−3がそれぞれ備えるようにし、乗客52が所持する携帯電話50から赤外線通信S1によって送信された情報は、監視カメラと同様に、LAN回線を介して伝送装置1−7、信号ライン、伝送装置2−7を経由して通信処理装置1−10、2−10に送信するようにする。
以上説明したように、本発明の実施形態3の車両内警報システムによれば、電車の車両内で、乗客が所持する携帯電話から緊急事態(例えば、痴漢)発生を知らせる通報があった時に、その通報に基づいて、痴漢発生場所の車両内の表示装置に緊急事態発生を知らせる警告情報を流すようにすることで、迷惑行為や救急などによる緊急事態の当事者が助けを求めやすい環境を構築することができ、また、痴漢等の犯罪行為を未然に防止することができる。
また、車両外から痴漢発生場所が分かるように発生場所の車側灯を所定の点灯形態に切り換えて点灯させるようにし、また、通信回線等を介して緊急事態の発生場所を最寄り駅の駅職員または警察に通報するようにしたので、緊急事態発生時の対応者が迅速かつ無駄のない行動を取ることができる。
また、車両外から痴漢発生場所が分かるように発生場所の車側灯を所定の点灯形態に切り換えて点灯させるようにし、また、通信回線等を介して緊急事態の発生場所を最寄り駅の駅職員または警察に通報するようにしたので、緊急事態発生時の対応者が迅速かつ無駄のない行動を取ることができる。
1−1,1−2,1−3:監視カメラ、1−4:映像記録装置、1−5:表示装置、1−6:音声出力装置、1−7:伝送装置、1−8:監視制御装置、1−9:車両管理装置、1−10:通信処理装置、1−11,1−12,1−13:通信受光部、1−14:車側灯:1−15:アンテナ、1−20:通信処理装置、1−21:通信受信部、2−1,2−2,2−3:監視カメラ、2−4:映像記録装置、2−5:表示装置、2−6:音声出力装置、2−7:伝送装置、2−10:通信処理装置、2−11,2−12,2−13:通信受光部、2−14:車側灯、2−20:通信処理装置、2−21:通信受信部、21:電車R、21−1:車両、21−2:車両、22−1:信号ライン、22−2:信号ライン、50:携帯電話、52:乗客、55:携帯電話、60:駅指令所T、62:アンテナ、64:受信部、66:制御部、68:記憶部、72:操作部、74:送信部、76:アンテナ、80:携帯端末、82:駅職員、90:警察署P、92:受信部、94:制御部、96:表示部。
Claims (1)
- 各車両に、車両内を撮影する監視カメラと、各種情報を表示する表示装置と、各種情報をアナウンスする音声出力装置と、乗客が所持する携帯電話から所定の情報を無線で受信するとともに、前記監視カメラに対応する位置に配置される受信部と、当該受信部から送信された所定の情報から受信部の位置を認識する通信処理装置と、前記監視カメラ、前記表示装置、前記音声出力装置、および前記通信処理装置をグループ化してLAN(Local Area Network)接続される伝送装置とを有し、また、各車両の伝送装置間を信号ラインにより接続し、車両毎にグループ化された複数のグループをWAN(Wide Area Network)で接続する構成とした車両内警報システムであって、
更に、各車両の監視カメラ、表示装置、および音声出力装置を制御し、いずれかの伝送装置にLAN接続される監視制御装置を備え、
前記受信部が前記携帯電話から所定の情報を受信すると、前記通信処理装置が当該受信部の位置情報を前記監視制御装置に送信し、
前記監視制御装置は、当該位置情報に基づき、前記表示装置または/および音声出力装置を制御して、前記携帯電話から所定の情報送信があった車両内で、所定の警報情報を表示、アナウンスさせることを特徴とする車両内警報システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012195977A JP2014052774A (ja) | 2012-09-06 | 2012-09-06 | 車両内警報システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012195977A JP2014052774A (ja) | 2012-09-06 | 2012-09-06 | 車両内警報システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014052774A true JP2014052774A (ja) | 2014-03-20 |
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ID=50611234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012195977A Pending JP2014052774A (ja) | 2012-09-06 | 2012-09-06 | 車両内警報システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014052774A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020083191A (ja) * | 2018-11-29 | 2020-06-04 | 川崎重工業株式会社 | 鉄道車両の警報装置 |
CN111866875A (zh) * | 2020-03-10 | 2020-10-30 | 广州通达汽车电气股份有限公司 | 基于WiFi控制器的内容更新方法、装置、设备及存储介质 |
US11254318B2 (en) | 2018-06-26 | 2022-02-22 | Denso Corporation | Passenger compartment monitoring method and passenger compartment monitoring device |
-
2012
- 2012-09-06 JP JP2012195977A patent/JP2014052774A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11254318B2 (en) | 2018-06-26 | 2022-02-22 | Denso Corporation | Passenger compartment monitoring method and passenger compartment monitoring device |
JP2020083191A (ja) * | 2018-11-29 | 2020-06-04 | 川崎重工業株式会社 | 鉄道車両の警報装置 |
CN111866875A (zh) * | 2020-03-10 | 2020-10-30 | 广州通达汽车电气股份有限公司 | 基于WiFi控制器的内容更新方法、装置、设备及存储介质 |
CN111866875B (zh) * | 2020-03-10 | 2023-06-06 | 广州通达汽车电气股份有限公司 | 基于WiFi控制器的内容更新方法、装置、设备及存储介质 |
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