JP2014052591A - マルチディスプレイ制御システム、制御サーバ及びマルチディスプレイ制御方法 - Google Patents

マルチディスプレイ制御システム、制御サーバ及びマルチディスプレイ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで柔軟なマルチディスプレイの集中管理を実現する、マルチディスプレイ制御システム、制御サーバ及びマルチディスプレイ制御方法を提供する。
【解決手段】制御サーバ107は全てのディスプレイ制御端末108と、全てのスイッチャ106と、全てのマルチディスプレイ105と、マルチディスプレイ105を構成する全てのディスプレイ110を、データベースに登録し、集中管理を行う。そして、特定のディスプレイ制御端末108から特権処理を実行すると、予め指定しておいたディスプレイ110へ、強制的に所望の映像ソース102を配信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のディスプレイを組み合わせてなるマルチディスプレイを複数同時に制御する、マルチディスプレイ制御システム、制御サーバ及びマルチディスプレイ制御方法に関する。
パトカー、救急車、消防車等の緊急車両を擁する機関等では、監視業務を遂行するために複数のディスプレイを組み合わせて所望の監視画像を表示させる、マルチディスプレイを機関の建物内に設けている。
なお、本発明に関係すると思われる先行技術文献を特許文献1に示す。特許文献1には、マルチディスプレイシステムにおいて、ハードウェア的な設定の追加なしに表示、及び制御を可能とする構成が開示されている。
特開2002−189586号公報
従来のマルチディスプレイ制御システムは、単一の部屋に設置される複数のディスプレイを制御する仕様のシステムが殆どであった。このため、複数の部屋に設置されている複数のマルチディスプレイに対して、共通の緊急情報を表示させる、といった機能を実現できていなかった。
本発明はかかる課題を解決し、低コストで柔軟なマルチディスプレイの集中管理を実現する、マルチディスプレイ制御システム、制御サーバ及びマルチディスプレイ制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のマルチディスプレイ制御システムは、所定の映像信号を出力する複数の映像ソースと、ネットワークに接続されるディスプレイを一以上有する複数のマルチディスプレイとを具備する。そして更に、ネットワークに接続され、マルチディスプレイに対して映像ソースを選択する複数のディスプレイ制御端末と、ネットワークに接続され、複数の映像信号を複数のマルチディスプレイに配信するスイッチャとを具備する。
そして制御サーバは、操作者によって選択された映像ソースを、予め選択された一以上のディスプレイに対して一斉に配信するべく、ネットワークを通じてスイッチャを制御する。
本発明のマルチディスプレイ制御システム、制御サーバ及びマルチディスプレイ制御方法によれば、低コストで柔軟なマルチディスプレイの集中管理を実現することができる。
本発明の一実施形態であるマルチディスプレイ制御システムの概略を示すブロック図である。 マルチディスプレイの構成と、映像ソースとスイッチャとディスプレイとの対応関係及び接続関係を示すブロック図である。 ディスプレイの機能ブロック図である。 制御部のハードウェアの構成を示すブロック図である。 ディスプレイ制御端末のハードウェアの構成を示すブロック図である。 制御サーバのハードウェアの構成を示すブロック図である。 ディスプレイ制御端末の機能ブロック図である。 制御サーバの機能ブロック図である。 制御サーバに存在するテーブルのフィールド構成を示す図である。 制御サーバがディスプレイ制御端末からアクセス要求を受けた時の動作の流れを示すフローチャートである。 制御サーバが実行する特権処理の動作の流れを示すフローチャートである。 制御サーバが実行する端末状態変更処理の動作の流れを示すフローチャートである。 制御サーバが実行するスイッチャ状態変更処理の動作の流れを示すフローチャートである。 制御サーバが実行するディスプレイ状態変更処理の動作の流れを示すフローチャートである。 制御サーバが実行する通常処理の動作の流れを示すフローチャートである。 特権処理を実行可能なディスプレイ制御端末の表示部に表示される、表示画面の一例を示す図である。 特権処理を実行可能なディスプレイ制御端末の表示部に表示される、表示画面の一例を示す図である。 特権処理を実行できないディスプレイ制御端末における表示画面の一例を示す図である。 特権処理が行われたマルチディスプレイの表示例を示す図である。
[全体構成]
図1は、本発明の一実施形態であるマルチディスプレイ制御システム101の概略を示すブロック図である。
マルチディスプレイ制御システム101は、監視カメラ103a、103b、パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と略す)104を含む複数の映像ソース102を備える。また、この複数の映像ソース102が出力する映像信号を、複数の箇所に設置されているマルチディスプレイ105a、105b及び105cに分配するスイッチャ106を有する。更に、スイッチャ106を制御する制御サーバ107と、制御サーバ107に接続してマルチディスプレイ105a、105b及び105cの制御を行う複数のディスプレイ制御端末108a、108b及び108cを備えている。
なお、これ以降、マルチディスプレイ105a、105b及び105cを特定しない場合は、マルチディスプレイ105と総称する(後述する図2参照)。
同様に、ディスプレイ制御端末108a、108b及び108cを特定しない場合は、ディスプレイ制御端末108と総称する(後述する図2参照)。
映像ソース102は所定の映像信号を出力する。映像ソース102の種類は、監視カメラ103a及び103bや周知のパソコン104等、様々な形態のものが利用可能である。これら映像ソース102が出力する映像信号には、例えば周知のNTSC形式やRGB形式等のアナログビデオ信号がある。またDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)、DisplayPort等で伝送されるデジタルビデオ信号等も利用可能である。
スイッチャ106は、周知のマトリクススイッチャと呼ばれる、映像信号の分配器である。スイッチャ106は上述の複数の映像ソース102から出力される種々の映像信号を受け、必要に応じて映像信号の変換処理を行い、周知のネットワークであるLAN109を通じて制御サーバ107から制御命令を受信する。そして、この制御命令に従ってマルチディスプレイ105を構成する複数のディスプレイ110に映像信号線112を通じて映像信号を分配する。映像ソース102とディスプレイ110との、映像信号の対応関係は、一対多である。単一の映像ソース102が出力する映像信号が、複数のディスプレイ110に配信されることもある。
制御サーバ107では、周知のネットワークOSと後述する種々のプログラムが稼働する。制御サーバ107は、ディスプレイ制御端末108に対して周知のwebサーバとして動作すると共に、ディスプレイ制御端末108から受信した制御命令に従って、スイッチャ106とディスプレイ110を制御する。
ディスプレイ110はスイッチャ106から映像信号を受け取って映像を表示する。また、ディスプレイ110はLAN109に接続され、制御サーバ107と通信を行い、電源のオン又はオフや映像信号の入力端子を切り換える機能を有する。
マルチディスプレイ105はこのネットワーク接続機能を有するディスプレイ110の集合体である。
図1において、ディスプレイ制御端末108aはマルチディスプレイ105aを制御する為の端末として、マルチディスプレイ105aと共に部屋111aに設置される。
同様に、ディスプレイ制御端末108bはマルチディスプレイ105bを制御する為の端末として、マルチディスプレイ105bと共に部屋111bに設置される。また、ディスプレイ制御端末108cはマルチディスプレイ105cを制御する為の端末として、マルチディスプレイ105cと共に部屋111bに設置される。
図2Aはマルチディスプレイ105の構成を示し、図2Bは映像ソース102とスイッチャ106とディスプレイ110との対応関係及び接続関係を示すブロック図である。
前述の通り、マルチディスプレイ105はネットワーク接続機能を有するディスプレイ110の集合体である。
スイッチャ106は、複数の映像ソース102から映像信号を受け取り、マルチディスプレイ105を構成する各々のディスプレイ110に映像信号を分配する。
スイッチャ106と各々のディスプレイ110は、制御サーバ107とディスプレイ制御端末108と共にLAN109に接続されている。
すなわち、スイッチャ106、ディスプレイ110、制御サーバ107とディスプレイ制御端末108は、全てTCP/IPネットワーク機器である。周知のIPv4を用いる場合、これら機器には全てプライベートIPアドレスが割り振られる。
[ディスプレイ110の構成]
図3は、ディスプレイ110の機能ブロック図である。
本実施形態で利用するディスプレイ110は、それ自体がネットワークに接続され、制御コマンドに従って動作が制御される。
制御部301はLAN109を通じて制御サーバ107から制御コマンドを受け取り、表示部302に電力を供給する主電源303のオン又はオフと、入力切換スイッチ304の切換制御を行う。また、制御部301は現在の表示部302と入力切換スイッチ304の状態を、制御サーバ107に逐次報告する。
図4は、制御部301のハードウェアの構成を示すブロック図である。
制御部301は周知のマイクロコンピュータであり、CPU401、ROM402、RAM403とNIC(Network Interface Card)404が、バス405に接続されている。更に、バス405には主電源303と入力切換スイッチ304も接続されている。
[ディスプレイ制御端末108及び制御サーバ107のハードウェア構成]
図5はディスプレイ制御端末108のハードウェアの構成を示すブロック図である。
周知のパソコンであるディスプレイ制御端末108は、CPU501、ROM502、RAM503、NIC504、不揮発性ストレージ506、表示部507と操作部508が、バス505に接続されている。
図6は制御サーバ107のハードウェアの構成を示すブロック図である。
制御サーバ107は、CPU601、ROM602、RAM603、NIC604と不揮発性ストレージ606が、バス605に接続されている。一見して判るように、制御サーバ107は実質的にディスプレイ制御端末108から表示部507と操作部508を除去した構成である。なお、表示部607と操作部608があってもよい。
[ディスプレイ制御端末108の機能構成]
図7はディスプレイ制御端末108の機能ブロック図である。
ディスプレイ制御端末108は周知のパソコンに周知のネットワークOSとwebブラウザが稼働させることで実現される。このwebブラウザの機能は、周知のGUI(Graphical User Interface)を提供する表示部507及び操作部508と、後述する制御サーバ107に対し、LAN109を通じて情報の入出力を制御する入出力制御部701で構成される。
ディスプレイ制御端末108は二種類が存在する。一つは一般の権限レベルが付与されている端末である。もう一つは管理者としての権限レベルが付与されている端末である。
この、管理者の権限レベルが与えられているディスプレイ制御端末108は、緊急時に予め指定しておいたディスプレイ110へ、強制的に所望の映像ソース102を配信する権限を有する。これ以降、この緊急時に予め指定しておいたディスプレイ110へ強制的に所望の映像ソース102を配信する処理を、「特権処理」と呼ぶ。
[制御サーバ107の機能構成]
図8は制御サーバ107の機能ブロック図である。
webサーバプログラム801はLAN109に接続されてディスプレイ制御端末108のwebブラウザに周知のhtml(Hyper-Text Markup Language)文書を周知のHTTP(Hyper-Text Transfer Protocol)にて送信する。またこれと共に、webサーバプログラム801はディスプレイ制御端末108のwebブラウザから送信される種々のHTTPコマンドを受信する。
ブラウザ制御部802は動的なhtml文書(テキストストリーム)を作成して、webサーバプログラム801に渡すと共に、webサーバプログラム801からHTTPコマンドを受信して、コマンド管理部803に引き渡す。なお、ブラウザ制御部802が生成するhtml文書には、一例としてwebブラウザが1分毎にリロードを実行するmetaタグ(<meta http-equiv="refresh" content="60">)が記述されている。
コマンド管理部803は、ディスプレイマスタ804及びスイッチャマスタ805を読み込み、スイッチャ制御部806とディスプレイ制御部807を起動し、通信内容を制御する。
スイッチャ制御部806はスイッチャ106と通信を行うプログラム(実行ファイル)であり、コマンド管理部803によって実行される。スイッチャ制御部806が起動すると、スイッチャ制御部806はスイッチャ106との接続を行う。スイッチャ制御部806はコマンド管理部803から引き渡される制御コマンドをスイッチャ106に送信すると共に、スイッチャ106からステータス情報を受信してコマンド管理部803に引き渡すと共に、映像出力情報テーブル808を更新する。
ディスプレイ制御部807はディスプレイ110と通信を行うプログラム(実行ファイル)であり、コマンド管理部803によって実行される。ディスプレイ制御部807が起動すると、ディスプレイ制御部807はディスプレイ110との接続を形成する。ディスプレイ制御部807はコマンド管理部803から引き渡される制御コマンドをディスプレイ110に送信すると共に、ディスプレイ110からステータス情報を受信してコマンド管理部803に引き渡す。そして、ディスプレイ状態テーブル809を更新する。
実行ファイルであるスイッチャ制御部806は、コマンド管理部803によって起動されると共に、設置されている全てのスイッチャ106に対して通信を行う。これら通信は独立したスレッドとして、単一のプロセス内に存在する。つまり、スイッチャ制御部806は周知のマルチスレッド形式のプログラムである。同様に、実行ファイルであるディスプレイ制御部807も、コマンド管理部803によって起動されると共に、設置されている全てのディスプレイ110に対して通信を行う、マルチスレッド形式のプログラムである。
なお、スイッチャ制御部806及びディスプレイ制御部807を、一つの通信を一つのプロセスで管理する、周知のマルチプロセス形式のプログラムとして構成してもよい。
なお、スイッチャ106と制御サーバ107との接続はLAN109に限られない。周知のRS−232C等のシリアルインターフェースを用いる無手順プロトコルも利用可能である。無手順プロトコルにおける接続の形成とは、物理的な接続を包含する。
図9は、制御サーバ107内に存在するテーブルのフィールド構成を示す図である。
ディスプレイマスタ804は、本実施形態のマルチディスプレイ制御システム101が管理する全てのマルチディスプレイ105を構成する全てのディスプレイ110が登録されているマスタテーブルである。
ディスプレイ番号フィールドは、ディスプレイ110を一意に識別する識別番号のフィールドである。
ディスプレイ名称フィールドは、ディスプレイ110の名称を格納するフィールドである。
マルチ構成列位置フィールドは、当該ディスプレイ110が構成要素となっているマルチディスプレイ105上における列の位置を格納するフィールドである。
マルチ構成行位置フィールドは、当該ディスプレイ110が構成要素となっているマルチディスプレイ105上における行の位置を格納するフィールドである。
スイッチャ番号フィールドは、当該ディスプレイ110が接続されるスイッチャ106の番号を格納するフィールドである。
スイッチャ出力端子番号フィールドは、当該ディスプレイ110が接続されるスイッチャ106の出力端子の番号を格納するフィールドである。
IPアドレスフィールドは、当該ディスプレイ110に割り振られているIPアドレスを格納するフィールドである。
マルチ管理番号フィールドは、当該ディスプレイ110が構成要素となっているマルチディスプレイ105の番号を格納するフィールドである。
一斉表示対象フラグフィールドは、当該ディスプレイ110が後述する一斉表示の対象となっているか否かを示すフラグフィールドである。
スイッチャマスタ805は、本実施形態のマルチディスプレイ制御システム101において稼働する全てのスイッチャ106が登録されているマスタテーブルである。
スイッチャ番号フィールドは、スイッチャ106を一意に識別する識別番号のフィールドである。これはディスプレイマスタ804の同名フィールドと同じである。
スイッチャ名称フィールドは、スイッチャ106の名称を格納するフィールドである。
IPアドレスフィールドは、当該スイッチャ106に割り振られているIPアドレスを格納するフィールドである。
なお、本実施形態のマルチディスプレイ制御システム101においては、スイッチャ106は一つだけ設けられているが、システム構築によってはスイッチャ106を複数設ける場合もある。
端末テーブル810は、本実施形態のマルチディスプレイ制御システム101において稼働する全てのディスプレイ制御端末108が登録されているマスタテーブルである。
端末番号フィールドは、ディスプレイ制御端末108を一意に識別する識別番号のフィールドである。
操作可能マルチ管理番号フィールドは、当該ディスプレイ制御端末108が操作可能なマルチディスプレイ105の番号を格納する識別番号のフィールドである。
IPアドレスフィールドは、当該ディスプレイ制御端末108に割り振られているIPアドレスを格納するフィールドである。
権限レベルフィールドは、当該ディスプレイ制御端末108に与えられる権限のレベルを格納するフィールドである。この権限レベルは、特権処理を実行可能なレベルと、一般のレベルとの二つに分けられる。
操作禁止状態フラグフィールドは、当該ディスプレイ制御端末108が後述する一斉表示の際に一切の操作が禁止される対象であるのか否かを示すフラグフィールドである。
映像ソースマスタ811は、本実施形態のマルチディスプレイ制御システム101において稼働する全ての映像ソース102が登録されているマスタテーブルである。
映像ソース番号フィールドは、映像ソース102を一意に識別する識別番号のフィールドである。
映像ソース名称フィールドは、映像ソース102の名称を格納するフィールドである。
部屋番号フィールドは、マルチディスプレイ105が設置されている部屋を一意に識別する識別番号が一つ以上格納されるフィールドである。映像ソースマスタ811のあるレコードに登録されている映像ソース102は、この部屋番号フィールドに記述されている部屋番号の部屋にのみ、映像信号の配信が可能である。
スイッチャ番号フィールドは、当該映像ソース102が接続されるスイッチャ106の番号を格納するフィールドである。スイッチャ入力端子番号フィールドは、当該映像ソース102が接続されるスイッチャ106の入力端子の番号を格納するフィールドである。
マルチディスプレイマスタ812は、本実施形態のマルチディスプレイ制御システム101において稼働する全てのマルチディスプレイ105が登録されているマスタテーブルである。マルチ管理番号フィールドは、マルチディスプレイ105を一意に識別する識別番号のフィールドである。マルチ管理名称フィールドは、マルチディスプレイ105の名称を格納するフィールドである。
マルチ構成列数フィールドは、マルチディスプレイ105を構成するディスプレイ110の「列」の数を格納するフィールドである。
マルチ構成行数フィールドは、マルチディスプレイ105を構成するディスプレイ110の「行」の数を格納するフィールドである。
部屋番号フィールドは、マルチディスプレイ105が設置されている部屋を一意に識別する識別番号を格納するフィールドである。
なお、映像ソースマスタ811の部屋番号フィールドの代わりに、マルチ管理番号フィールドを適用してもよい。全ての部屋にマルチディスプレイ105が一つだけ設置されている場合は効果が全く同じになる。
映像出力情報テーブル808は、本実施形態のマルチディスプレイ制御システム101において稼働中の、全てのディスプレイ110と映像ソース102との対応関係が登録されているテーブルである。ディスプレイ番号フィールドは、ディスプレイ110を一意に識別する識別番号のフィールドである。
マルチ管理番号フィールドは、マルチディスプレイ105を一意に識別する識別番号のフィールドである。映像ソース番号フィールドは、映像ソース102を一意に識別する識別番号のフィールドである。
ディスプレイ状態テーブル809は、本実施形態のマルチディスプレイ制御システム101において稼働中の、全てのディスプレイ110の状態が登録されているテーブルである。ディスプレイ番号フィールドは、ディスプレイ110を一意に識別する識別番号のフィールドである。
マルチ管理番号フィールドは、マルチディスプレイ105を一意に識別する識別番号のフィールドである。状態種別フィールドは、ディスプレイ110の状態の種別を識別するフィールドである。本実施形態の場合、この状態種別フィールドには最低限、「電源」と「入力端子選択」の二つが格納される。ディスプレイ110の種類によってはこれ以外の状態種別も格納され得る。
状態コードフィールドは、ディスプレイ110の状態を示すコードを格納するフィールドである。状態種別フィールドが「電源」の場合は「オン」又は「オフ」の何れかが状態コードフィールドに格納される。状態種別フィールドが「入力端子番号」の場合は当該ディスプレイ110が有する入力端子の数に応じて「1番」、「2番」…の何れか一つが状態コードフィールドに格納される。
[制御サーバ107の動作]
これより、図10から図15に至る迄、制御サーバ107の動作の流れをフローチャートにて説明する。
図10は、制御サーバ107がディスプレイ制御端末108からアクセス要求を受けた時の動作の流れを示すフローチャートである。
制御サーバ107は、ディスプレイ制御端末108からアクセス要求を受けると(S1001)、アクセス要求を送信した当該ディスプレイ制御端末108が、特権処理を実行できる権限レベルを有し、且つ特権処理を行う要求を送信してきたのか否かを判断する(S1002)。
特権処理を実行可能な権限レベルのディスプレイ制御端末108が特権処理を行う要求を送信したのであれば(S1002のYES)、制御サーバ107は特権処理を実行して(S1003)、処理を終了する(S1004)。ステップS1002において、ディスプレイ制御端末108が通常処理を行う要求を送信したのであれば(S1002のNO)、制御サーバ107は通常処理を実行して(S1005)、処理を終了する(S1004)。
図11は、制御サーバ107が実行する特権処理の動作の流れを示すフローチャートである。図10のステップS1003の詳細である。
処理を開始すると(S1101)、制御サーバ107は最初に全てのディスプレイ制御端末108について各種の状態を確認して、必要なディスプレイ制御端末108については状態を変更する、端末状態変更処理を実行する(S1102)。
次に、制御サーバ107はスイッチャ状態変更処理を実行する(S1103)。先ず、制御サーバ107は全てのスイッチャ106について状態を確認する。そして、ディスプレイ制御端末108から指定された映像ソース102を、予めディスプレイマスタ804の一斉表示対象フラグフィールドにて指定されたディスプレイ110に配信する。
次に、制御サーバ107は全てのディスプレイ110について状態を確認して、必要なディスプレイ110については電源のオン制御を実行したり、選択される入力端子の変更を実行する、ディスプレイ状態変更処理を実行する(S1104)。
最後に、制御サーバ107はステータス変更変更処理を実行する(S1105)。制御サーバ107はステップS1102、S1103及びS1104の実行結果を、端末テーブル810の操作禁止状態フラグフィールドと、映像出力情報テーブル808と、ディスプレイ状態テーブル809に反映させる。そして、一連の処理を終了する(S1106)。
図12は、制御サーバ107が実行する端末状態変更処理の動作の流れを示すフローチャートである。図11のステップS1102の詳細である。
処理を開始すると(S1201)、制御サーバ107のブラウザ制御部802は最初に端末テーブル810の最初のレコードを注目する(S1202)。
次に、ブラウザ制御部802は端末テーブル810の現在注目しているレコードに係るディスプレイ制御端末108が、特権処理によって操作の禁止を指定された端末であるか否かを確認する(S1203)。
当該ディスプレイ制御端末108が操作禁止の対象となる端末であるならば(S1203のYES)、ブラウザ制御部802は端末テーブル810の現在注目しているレコードの操作禁止状態フラグフィールドの値を、操作禁止を示す値に書き換える(S1204)。当該ディスプレイ制御端末108が操作禁止の対象となる端末でないならば(S1203のNO)、ブラウザ制御部802は端末テーブル810の現在注目しているレコードの操作禁止状態フラグフィールドの値を書き換えない。
ステップS1204の処理を行うか否かにかかわらず、ブラウザ制御部802は次に端末テーブル810の現在注目しているレコードを‘1’だけインクリメントする(S1205)。そして、ブラウザ制御部802はレコードをインクリメントした後、端末テーブル810のレコードが存在しないか確認する(S1206)。未だレコードが存在するなら(S1206のNO)、ブラウザ制御部802はステップS1203に戻って一連の処理を繰り返す。もうレコードが存在しないなら(S1206のYES)、ブラウザ制御部802は一連の処理を終了する(S1207)。
つまり、端末状態変更処理は、特権処理の要求にしたがい、端末テーブル810の、選択されたディスプレイ制御端末108のレコードの操作禁止状態フラグフィールドに、操作禁止のフラグを書き込む。
図13は、制御サーバ107が実行するスイッチャ状態変更処理の動作の流れを示すフローチャートである。図11のステップS1103の詳細である。
処理を開始すると(S1301)、制御サーバ107のコマンド管理部803は最初にディスプレイマスタ804の最初のレコードを注目する(S1302)。
次に、コマンド管理部803はディスプレイマスタ804の現在注目しているレコードの一斉表示対象フラグが、当該ディスプレイ110が一斉表示の対象であることを示す値に設定されているか否かを確認する(S1303)。
当該レコードの一斉表示対象フラグが一斉表示の対象であることを示す値であるならば(S1303のYES)、コマンド管理部803は以下の動作を行う。先ず、コマンド管理部803は当該レコードのスイッチャ番号フィールドで指定されるスイッチャ106の、スイッチャ出力端子番号フィールドで指定される出力端子について、特権処理の要求で指定された映像ソース102を配信するコマンドを生成する。そして、コマンド管理部803は生成したコマンドをスイッチャ106に送信する(S1304)。
当該レコードの一斉表示対象フラグが一斉表示の対象であることを示す値でないならば(S1303のNO)、コマンド管理部803は当該レコードのスイッチャ番号フィールドで指定されるスイッチャ106に対してコマンドの生成及び送信を行わない。
ステップS1304の処理を行うか否かにかかわらず、コマンド管理部803は次にディスプレイマスタ804の現在注目しているレコードを1インクリメントする(S1305)。そして、コマンド管理部803はレコードをインクリメントした後、ディスプレイマスタ804のレコードが存在しないか確認する(S1306)。未だレコードが存在するなら(S1306のNO)、コマンド管理部803はステップS1303に戻って一連の処理を繰り返す。もうレコードが存在しないなら(S1306のYES)、コマンド管理部803は一連の処理を終了する(S1307)。
つまり、スイッチャ状態変更処理は、特権処理の要求にしたがい、選択されたディスプレイ110に対して指定された映像ソース102を割り当てるコマンドを生成して、スイッチャ106に送信する。
図14は、制御サーバ107が実行するディスプレイ状態変更処理の動作の流れを示すフローチャートである。図11のステップS1104の詳細である。
処理を開始すると(S1401)、制御サーバ107のコマンド管理部803は最初にディスプレイ状態テーブル809の最初のレコードを注目する(S1402)。
次に、コマンド管理部803はディスプレイ状態テーブル809の現在注目しているレコードの状態種別フィールドの値が「電源」であり、且つ状態コードフィールドの値が「電源オフ」であるか否かを確認する(S1403)。
当該レコードの状態種別フィールドの値が「電源」であり、且つ状態コードフィールドの値が「電源オフ」であるならば(S1403のYES)、コマンド管理部803は以下の動作を行う。先ず、コマンド管理部803は当該レコードのディスプレイ番号フィールドで指定されるディスプレイ110に対して、電源オンのコマンドを生成する。そして、コマンド管理部803は生成した電源オンのコマンドを当該ディスプレイ110に送信する(S1404)。
当該レコードの状態種別フィールドの値が「電源」でないか、或は状態コードフィールドの値が「電源オフ」でないならば(S1403のNO)、コマンド管理部803はステップS1404のようなコマンドの生成及び送信を行わない。
次に、コマンド管理部803はディスプレイ状態テーブル809の現在注目しているレコードの状態種別フィールドの値が「入力端子番号」であり、且つ状態コードフィールドの値が一斉表示のために設定された入力端子の番号であるか否かを確認する(S1405)。
当該レコードの状態種別フィールドの値が「入力端子番号」であり、且つ状態コードフィールドの値が一斉表示のために設定された入力端子の番号でないならば(S1405のYES)、コマンド管理部803は以下の動作を行う。先ず、コマンド管理部803は当該レコードのディスプレイ番号フィールドで指定されるディスプレイ110に対して、入力端子の選択設定を一斉表示のために設定された入力端子の番号に設定するコマンドを生成する。そして、コマンド管理部803は生成したコマンドを当該ディスプレイ110に送信する(S1406)。
当該レコードの状態種別フィールドの値が「入力端子番号」でないか、或は状態コードフィールドの値が一斉表示のために設定された入力端子の番号であるならば(S1405のNO)、コマンド管理部803はステップS1406のようなコマンドの生成及び送信を行わない。
ステップS1406の処理を行うか否かにかかわらず、コマンド管理部803は次にディスプレイ状態テーブル809の現在注目しているレコードを‘1’だけインクリメントする(S1407)。そして、コマンド管理部803はレコードをインクリメントした後、ディスプレイ状態テーブル809のレコードが存在しないか確認する(S1408)。未だレコードが存在するなら(S1408のNO)、コマンド管理部803はステップS1403に戻って一連の処理を繰り返す。もうレコードが存在しないなら(S1408のYES)、コマンド管理部803は一連の処理を終了する(S1409)。
つまり、ディスプレイ状態変更処理は、特権処理の要求にしたがい、選択されたディスプレイ110の状態を確認する。そして、電源が落ちていれば電源オンを命令し、一斉表示のために設定された入力端子が選択されていない場合は一斉表示のために設定された入力端子に変更するコマンドを生成して、スイッチャ106に送信する。
図15は、制御サーバ107が実行する通常処理の動作の流れを示すフローチャートである。図10のステップS1005の詳細である。
処理を開始すると(S1501)、ブラウザ制御部802は受信したアクセス要求から、アクセス要求を送信してきたディスプレイ制御端末108のIPアドレスを取得し、端末テーブル810を検索してレコードを特定する(S1502)。
次にブラウザ制御部802は、当該レコードの操作禁止状態フラグフィールドを見て、操作禁止に設定されているか否かを確認する(S1503)。操作禁止状態に設定されているならば(S1503のYES)、ブラウザ制御部802は一切の操作を禁止するためのhtml文書を生成する(S1504)。そして、webサーバプログラム801を通じてhtml文書をディスプレイ制御端末108へ送信して(S1505)、一連の処理を終了する(S1506)。
ステップS1503において、操作禁止状態に設定されていないならば(S1503のNO)、ブラウザ制御部802は入力操作を許容する通常のhtml文書を生成する(S1507)。そして、webサーバプログラム801を通じてhtml文書をディスプレイ制御端末108へ送信して(S1505)、一連の処理を終了する(S1506)。
前述の通り、ブラウザ制御部802が生成するhtml文書にはブラウザが1分毎にリロードを実行するmetaタグが埋め込まれている。このため、最長でも1分経過すれば、ブラウザ制御部802が端末テーブル810の操作禁止状態フラグを変更した結果が、ディスプレイ制御端末108のwebブラウザに反映される。
[表示画面]
図16及び図17は、特権処理を実行可能なディスプレイ制御端末108の表示部507に表示される、表示画面の一例を示す図である。
対象端末一覧タブ1601は、右端のプルダウンボタン1601aをマウス等のポインティングデバイスでクリックすると、図17に示すように対象端末一覧プルダウンウィンドウ1701が表示され、ディスプレイ制御端末108の一覧が表示される。
操作者は、操作を禁止したいディスプレイ制御端末108の、対象端末一覧プルダウンウィンドウ1701の抑止対象チェックボックス1702をクリックしてチェックを入れる。そして、操作者が操作を禁止したいディスプレイ制御端末108を選択する。
抑止モード状態表示欄1602は、制御サーバ107の現在の状態を表示する。抑止制御ボタン1603は、特権制御によって選択したディスプレイ制御端末108の操作を禁止させるか否かを設定する。
映像選択ボタン1604は、複数の映像ソース102の中から強制的に配信を行う映像ソース102を一つだけ選択する。図16においては、「指令台2・地図」という映像ソース102が選択されている。出力先選択ボタン1605は、映像選択ボタン1604で選択した映像ソース102を強制的に配信する対象となる部屋を選択する。クリックして選択したボタンは、チェックボックスにチェックが表示される。
実行ボタン1606をクリックすると、ディスプレイ制御端末108は操作者が対象端末一覧タブ1601、抑止制御ボタン1603、映像選択ボタン1604及び出力先選択ボタン1605にて行った選択操作の結果を制御サーバ107に送信する。
図18A及びBは、特権処理を実行できないディスプレイ制御端末108における表示画面の一例を示す図である。
特権処理を実行可能なディスプレイ制御端末108によって抑止制御(図16参照)が行われると、図18Aに示すように映像選択ボタン1801が表示されていた表示画面は、図18Bに示すように映像選択ボタン1801が表示されず、その代わりに映像ソース102の選択ができない旨のメッセージ1802が表示される。
図19A及びBは、特権処理が行われたマルチディスプレイ105の表示例を示す図である。
映像ソース102の強制配信が行われると、図18A及びBに示すように、マルチディスプレイ105a及び105bの、予め選択された一つのディスプレイ1901a及び1901bに、選択した映像ソース1902が共通に表示される。
本実施形態では以下の応用例が可能である。
(1)webサーバプログラム801、ブラウザ制御部802、コマンド管理部803、スイッチャ制御部806及びディスプレイ制御部807は、それぞれ単一の実行ファイルとして構成してもよいし、単一のプログラムとして構成してもよい。特に、perl、python、Ruby等のインタプリタ系スクリプト言語処理系を用いる場合、全体を単一のプロセスで、スイッチャ制御部806とディスプレイ制御部807をマルチスレッドで動作させることが可能である。
(2)複数のユーザに対してGUIを提供する手段はwebブラウザに限られない。一般的なクライアントアプリケーションプログラムを用いるクライアント−サーバシステムや、周知のVNC(Virtual Network Computing)やRDP(Remote Desktop Protocol)等の仮想デスクトップ環境、POSIX系OSとX Window System等のマルチユーザ環境等、様々な手段が利用可能である。これらの手段はwebサーバプログラム801及びブラウザ制御部802を置換する。
(3)本実施形態ではディスプレイ制御端末108毎に権限レベルを設定しているが、ディスプレイ制御端末108ではなく、操作者に権限レベルを設定する方法でもよい。周知のパスワード等を用いる一般的なユーザ認証を経て、特権処理が許可されている操作者のみ、どのディスプレイ制御端末108からでも特権処理を実行できる仕組みにしてもよい。この場合、端末テーブル810の代わりに操作者テーブル(ユーザテーブル)を設けることとなる。
(4)図11のステップS1105に示すステータス変更処理は、ステップS1102の端末状態変更処理の最終段階(図12のステップS1206の後、ステップS1207に至る前)、ステップS1103のスイッチャ状態変更処理の最終段階(図13のステップS1306の後、ステップS1307に至る前)、ステップS1104のディスプレイ状態変更処理の最終段階(図14のステップS1408の後、ステップS1409に至る前)に、夫々の処理の結果を分けて反映させる処理にしてもよい。
(5)本実施形態のマルチディスプレイ制御システム101では、特権処理の際に選択した映像ソース102を一つだけ指定して、マルチディスプレイ105のうち、一斉表示対象フラグが付されているディスプレイ110が一つだけ割り当てられているが、強制的に配信する映像ソース102を複数個指定できるように構成してもよい。例えば、強制的に配信する映像ソース102を二つ迄設定できる構成にする場合、マルチディスプレイ105のうち、一斉表示対象フラグが付されているディスプレイ110は二つ必要になる。
(6)複数のディスプレイ110でマルチディスプレイ105を構成する代わりに、大画面のディスプレイ110を一つだけ設け、これを画面分割にて擬似的にマルチディスプレイを実現してもよい。
本実施形態では、マルチディスプレイ制御システム101を開示した。
制御サーバ107は全てのディスプレイ制御端末108と、全てのスイッチャ106と、全てのマルチディスプレイ105と、マルチディスプレイ105を構成する全てのディスプレイ110を、データベースに登録し、集中管理を行う。そして、特定のディスプレイ制御端末108から特権処理を実行すると、予め指定しておいたディスプレイ110へ、強制的に所望の映像ソース102を配信する。
その際、電源が入っていないディスプレイ110は電源オンの制御が行われ、指定されていない映像ソース102を選択しているディスプレイ110は強制的に指定された映像ソース102を選択する制御が行われる。更に、指定されたディスプレイ制御端末108は、マルチディスプレイ105に対して任意の映像ソース102を選択したり、ディスプレイ110の電源を落とす等の操作が禁じられる。これらの仕組みによって、本実施形態のマルチディスプレイ制御システム101は、所望の映像ソース102を所望のマルチディスプレイ105が設置されている部屋に強制的に配信させることが可能になる。
また、本実施形態の制御サーバ107は、ディスプレイ110に対して映像ソース102を一斉に配信する対象となっているか否かを示す一斉表示対象フラグフィールドを備えるディスプレイマスタ804を備えている。制御サーバ107は、このディスプレイマスタ804の一斉表示対象フラグフィールドを見て、ネットワークに接続される複数のディスプレイ110のうち、一斉表示対象のディスプレイ110を選択する。そして、選択された映像ソース102をそれらディスプレイ110に配信するべく、スイッチャ制御部806がスイッチャ106を制御する。これらの機能によって、制御サーバ107は所望の映像ソース102を所望のマルチディスプレイ105が設置されている部屋に強制的に且つ確実に配信させることが可能になる。
また、本実施形態に開示されるマルチディスプレイ制御方法は、端末状態変更ステップにおいて、指定されたディスプレイ制御端末108に対して映像信号を選択する操作を禁止する。そして、スイッチャ状態変更ステップにおいて、スイッチャ106に対し、指定された映像ソース102を指定された復数のディスプレイ110に一斉に配信するべく制御する。更に、ディスプレイ状態変更ステップにおいて、指定された映像ソース102が一斉に配信される対象となった復数のディスプレイ110に対し、電源オン操作及び/又は入力信号の選択を実行する。これらのステップによって、マルチディスプレイ制御方法は所望の映像ソース102を所望のマルチディスプレイ105が設置されている部屋に強制的に且つ確実に配信させることが可能になる。
以上、本発明の実施形態例について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含む。
例えば、上記した実施形態例は本発明をわかりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するためのソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の揮発性或は不揮発性のストレージ、または、ICカード、光ディスク等の記録媒体に保持することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
101…マルチディスプレイ制御システム、102…映像ソース、105…マルチディスプレイ、106…スイッチャ、107…制御サーバ、108…ディスプレイ制御端末、109…LAN、110…ディスプレイ

Claims (7)

  1. 所定の映像信号を出力する複数の映像ソースと、
    ネットワークに接続されるディスプレイを一以上有する複数のマルチディスプレイと、
    前記ネットワークに接続され、前記マルチディスプレイに対して前記映像ソースを選択する複数のディスプレイ制御端末と、
    前記ネットワークに接続され、複数の前記映像信号を複数の前記マルチディスプレイに配信するスイッチャと、
    前記ディスプレイ制御端末が出力する指示に基づいて、複数の前記映像ソースのうち、操作者によって選択された前記映像ソースを、複数の前記マルチディスプレイを構成する前記ディスプレイのうち、予め選択された一以上の前記ディスプレイに対して一斉に配信するべく、前記ネットワークを通じて前記スイッチャを制御する制御サーバと
    を具備するマルチディスプレイ制御システム。
  2. 前記制御サーバは更に、
    前記ディスプレイを一意に識別するディスプレイ番号フィールドと、前記ディスプレイに対して前記映像ソースを一斉に配信する対象となっているか否かを示す一斉表示対象フラグフィールドとを備えるディスプレイマスタと
    を具備し、
    前記一斉表示対象フラグフィールドの状態に応じて前記映像ソースを一斉に配信するディスプレイを選択する、
    請求項1記載のマルチディスプレイ制御システム。
  3. 前記制御サーバは、前記ディスプレイに対して前記映像ソースを一斉に配信する際、複数の前記ディスプレイ制御端末のうち、選択した前記ディスプレイ制御端末に対して操作を禁止する処理を前記ネットワークを通じて行う、
    請求項2記載のマルチディスプレイ制御システム。
  4. 前記制御サーバは、前記ディスプレイに対して前記映像ソースを一斉に配信する際、前記映像ソースを一斉に配信する対象となっている前記ディスプレイの状態を前記ネットワークを通じて確認して、前記ディスプレイの電源がオフ状態である場合は電源オンを前記ネットワークを通じて指示する、
    請求項3記載のマルチディスプレイ制御システム。
  5. 前記制御サーバは、前記ディスプレイに対して前記映像ソースを一斉に配信する際、前記映像ソースを一斉に配信する対象となっている前記ディスプレイの状態を前記ネットワークを通じて確認して、前記ディスプレイの入力端子が前記映像ソースを一斉に配信するための端子でない場合は前記端子の選択を前記ネットワークを通じて指示する、
    請求項3記載のマルチディスプレイ制御システム。
  6. 所定の映像信号を出力する複数の映像ソースを一意に識別する映像ソース番号フィールドを備える映像ソースマスタと、
    ネットワークに接続されるディスプレイを一意に識別するディスプレイ番号フィールドと、前記ディスプレイに対して前記映像ソースを一斉に配信する対象となっているか否かを示す一斉表示対象フラグフィールドとを備えるディスプレイマスタと、
    前記ネットワークに接続され、複数の前記映像信号を、前記ディスプレイを一以上有する複数のマルチディスプレイに配信するスイッチャに対し、前記ネットワークに接続され、前記マルチディスプレイに対して前記映像ソースを選択する複数のディスプレイ制御端末が出力する指示に基づいて、前記映像ソースマスタに登録されている複数の前記映像ソースのうち、操作者によって選択された前記映像ソースを、複数の前記マルチディスプレイを構成する前記ディスプレイのうち、前記一斉表示対象フラグフィールドによって予め選択された一以上の前記ディスプレイに対して一斉に配信するべく、前記ネットワークを通じて前記スイッチャを制御するスイッチャ制御部と
    を具備する制御サーバ。
  7. ネットワークに接続されるディスプレイを一以上有する複数のマルチディスプレイに入力される映像信号を選択するための、復数のディスプレイ制御端末のうち、指定された前記ディスプレイ制御端末に対して映像信号を選択する操作を禁止する端末状態変更ステップと、
    前記ネットワークに接続され、複数の前記映像信号を、複数の前記ディスプレイに配信するスイッチャに対し、指定された映像ソースを指定された復数の前記ディスプレイに一斉に配信するべく制御するスイッチャ状態変更ステップと、
    前記スイッチャ状態変更ステップにおいて指定された前記映像ソースが一斉に配信される対象となった復数の前記ディスプレイに対し、電源オン操作及び/又は入力信号の選択を実行するディスプレイ状態変更ステップと
    を有する、マルチディスプレイ制御方法。
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