JP2014051634A - ポリウレタン連続気孔多孔質体の製造方法、ポリウレタン連続気孔多孔質体及びスワブ - Google Patents
ポリウレタン連続気孔多孔質体の製造方法、ポリウレタン連続気孔多孔質体及びスワブ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014051634A JP2014051634A JP2012198601A JP2012198601A JP2014051634A JP 2014051634 A JP2014051634 A JP 2014051634A JP 2012198601 A JP2012198601 A JP 2012198601A JP 2012198601 A JP2012198601 A JP 2012198601A JP 2014051634 A JP2014051634 A JP 2014051634A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyurethane
- porous body
- solvent
- organic solvent
- porous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
【解決手段】水と、ポリウレタンが可溶な有機溶媒Aと、ポリウレタンを膨潤させる有機溶媒Bとを含む混合溶媒に、ポリウレタンを主成分とする樹脂を溶解しポリウレタン溶液を得る工程、該ポリウレタン溶液を冷却して混合溶媒中にポリウレタン成形体を析出させる工程、及び、前記ポリウレタン成形体から混合溶媒を除去する工程からなることを特徴とするポリウレタン連続気孔多孔質体の製造方法この製造方法により製造でき、気孔が微細であってかつ吸液性に優れたポリウレタン連続気孔多孔質体、及び前記の連続気孔多孔質体を用いたスワブ。
【選択図】図1
Description
水と、ポリウレタンが可溶な有機溶媒Aと、ポリウレタンを膨潤させる有機溶媒Bとを含む混合溶媒に、ポリウレタンを主成分とする樹脂を溶解しポリウレタン溶液を得る工程、該ポリウレタン溶液を冷却して混合溶媒中にポリウレタン成形体を析出させる工程、及び、前記ポリウレタン成形体から混合溶媒を除去する工程からなることを特徴とするポリウレタン連続気孔多孔質体の製造方法(請求項1)である。
・試料を切断する。
・切断面のSEM写真を撮る。切断面のSEM写真中の最も明るい部分は、多孔質体を構成する樹脂の切断面であり各セルの輪郭(気孔の周縁部)を示す。本発明の連続気孔多孔質体では各セルの輪郭が明瞭である。
・SEM写真中で、樹脂の切断面(最も明るい部分)が連続的な箇所は気孔の膜の部分であり、断続している箇所は気孔間の開口部である。この樹脂の切断面の厚さを写真上で計測しこの計測値とSEMの倍率から膜厚みを計算することができる。又、樹脂の切断面が形成する図形の大きさを写真上で計測し、この計測値とSEMの倍率よりセル径を計算することができる。
平均膜厚み=T/n
平均セル径=(L−T)/c
なお、対角線の両端部では、切断面やセルがその一部のみ存在する場合があるが、その影響を小さくするため、対角線の長さが150μm以上となるように、SEM写真を撮影することが好ましい。
次の1)〜3)の手順により、下記の各種ポリウレタンについて、表1に記載の各種溶媒の膨潤度を測定した。
1)ポリウレタン連続気孔多孔質体を構成するポリウレタンの径3〜3.5mmの粒子を作製しその重量を小数点下2桁まで測定する。測定値を浸漬前質量とする。
2)この粒子を、30℃で溶媒に24時間浸漬する。24時間浸漬後、粒子を溶媒より取出し、粒子表面に付着している溶媒を除去した後、重量を小数点下2桁まで測定する。測定値を浸漬後質量とする。
3){(浸漬後質量−浸漬前質量)/浸漬前質量}×100を計算し、その計算値を当該ポリウレタンについての当該溶媒の膨潤度とする。この方法は、JIS K 7114−1995に準拠した方法である。
以下に示す、いずれも大日精化工業社製のポリウレタンを用いた。
・レザミンP880(ポリオール成分が、ポリカーボネートポリオールであるポリウレタン:表1中では「P880(ポリカーボネート)」と表す。)
・レザミンP2275(ポリオール成分が、ポリエーテル系ポリオールであるポリウレタン:表1中では「P2275(ポリエーテル)」と表す。)
・レザミンP1275(ポリオール成分が、アジペート系ポリオールであるポリウレタン:表1中では「P1275(アジペート)」と表す。)
・レザミンP4038(ポリオール成分が、ポリカプロラクトンポリオールであるポリウレタン:表1中では「P4038(カプロラクトン)」と表す。)
前記の方法により得た値である。すなわち、試料の切断面のSEM写真を撮り、そのSEM写真に対角線を引き、対角線上にある樹脂の切断面のそれぞれ長さを写真上で計測し、その計測値とSEMの倍率から「膜厚み」を計算した。又、対角線の長さL、対角線上にある樹脂の切断面の長さの合計T(T、Lは、写真上の計測値とSEMの倍率から計算した値)、対角線上にある樹脂の切断面の数n、及び対角線上にあるセルの数cから、次の式により平均膜厚み、平均セル径を計算した。なお、SEM写真は、日本電子社製の走査電子顕微鏡JSM−5500LVを使用して撮影した800倍の写真である。
平均膜厚み=T/n
平均セル径=(L−T)/c
JIS K 7222に準拠して測定した。
エタノール浸透時間は、以下に示す方法で測定した。
得られた多孔質体を短冊状(寸法:2mm×2mm×長さ10mm)に裁断する。これを垂直に立てて、下端から2mmの位置まで25℃のエタノールに浸漬し、エタノールが3mm上昇するまでの時間をストップウォッチで測定する。見分けやすいように、エタノールとしては、次のようにして調整した着色エタノールを用いる。
5gのエチルアルコール(特定アルコール:トレーサブル99 1級:日本アルコール販売株式会社製)に速乾シャチハタ朱の油(シャチハタ社製)を2滴滴下してよく攪拌した。
○:ポリウレタンが全て溶解しており、均一混和している。
×:ポリウレタンの全てが溶解せず、溶け残りが観察される。
2 冷却工程における成形体の析出状態(表中の「析出状態」)
○:冷却で白い固体(成形体)が析出し、室温にしても溶解しない。
△:冷却で白い固体(成形体)が析出するが、目に見える量の溶媒が分離する(上澄みが生じる)。
×:冷却で白い固体(成形体)が析出するが、室温にすると透明液体に戻る。
ポリカーボネート系ポリウレタン(高分子量ポリオール成分がポリカーボネート系ポリオールであるポリウレタンを言う。以下も同様に表す。大日精化工業社製:レザミンP−880)0.6gを、サンプル管瓶(アズワン社製サンプル管No.2:内径16mm、高さ40mm)に入れ、ジメチルホルムアミド1.4g、アセトン2.0g、および水0.2gからなる混合溶媒を加えて攪拌子とマグネティックスターラーを用いて、65℃に加熱しながら攪拌し、1時間後にポリウレタン溶液を得た。攪拌子を除去し、−20℃で24時間冷却すると成形体が析出した。この成形体を取り出し、エタノール10gに浸漬し、3時間毎に二回エタノールを取り換えた。その後18時間エタノールに浸漬してから、その成形体をエタノールから取り出した。その成形体を減圧下、25℃で24時間乾燥してポリウレタン多孔質体(寸法:直径12mm、厚み12mmの略円柱状)を得た。得られた多孔質体のSEM写真を図1に示す。また、得られた多孔質体の平均セル径、平均膜厚み、膜厚みが平均膜厚みの0.5倍〜2.0倍の範囲内にある膜(樹脂の切断面)の割合(%、表中では単に「膜厚割合」と表す。以後の実施例、比較例、表3以後の表でも同様である)、見掛け密度、及びエタノール浸透時間を測定した。その結果を表2に示した。
混合溶媒をジメチルホルムアミド1.4g、アセトン2.0gおよび水0.3gからなる混合溶媒(実施例2)、又はジメチルホルムアミド1.4g、アセトン2.0gおよび水0.4gからなる混合溶媒(実施例3)に代えた以外は、それぞれ実施例1と同様にして多孔質体を得た。得られた多孔質体のSEM写真をそれぞれ図2、図3に示す。また、平均セル径、平均膜厚み、膜厚割合、見掛け密度、及びエタノール浸透時間の測定結果を表2に示した。
混合溶媒をジメチルホルムアミド1.4g、アセトン2.0gからなる混合溶媒(比較例1)、又はジメチルホルムアミド1.4g、アセトン2.0g及び水0.1gからなる混合溶媒(比較例2)に代えた以外は、それぞれ実施例1と同様にして多孔質体を得た。得られた多孔質体のSEM写真を図15、図16に示す。又、見掛け密度、及びエタノール浸透時間の測定結果を表2に示す。比較例1、2ではいずれも、SEM写真では、実施例1に較べて巨大な独立気孔が散在しており、エタノール浸透時間も1桁大きくなっている。
混合溶媒をジメチルホルムアミド1.4g、アセトン2.0g及び水0.5gからなる混合溶媒(比較例3)、又はジメチルホルムアミド1.4g、アセトン2.0g及び水0.6gからなる混合溶媒(比較例4)に代えた以外は、それぞれ実施例1と同様に行ったが、いずれの場合も、ポリウレタンが溶媒に溶解不良で溶け残ったため所望する多孔質体が得られなかった。
混合溶媒をジメチルホルムアミド1.4g、アセトン3.0g及び水0.4gからなる混合溶媒に代えた以外は、実施例1と同様にして多孔質体を得た。得られた多孔質体のSEM写真を図4に示す。また、平均セル径、平均膜厚み、膜厚割合、見掛け密度、及びエタノール浸透時間の測定結果を表3に示した。
混合溶媒をジメチルホルムアミド1.4g及び水0.4gからなる混合溶媒に代えた以外は、実施例1と同様に行ったが、ポリウレタンが溶媒に溶解不良で溶け残ったため所望する多孔質体が得られなかった。
混合溶媒をジメチルホルムアミド1.4g、アセトン4.0g及び水0.4gからなる混合溶媒に代えた以外は、実施例1と同様に行った。加熱時に均一溶液が得られ、−20℃で冷却固化したが、室温でエタノール置換を行なう時に透明な液体に変化した。多孔質体は得られたものの図17のSEM写真にみられるように巨大な独立気孔となり、表3に示されているとおり、エタノール浸透時間も18秒であった。また、見掛け密度も実施例に比べて明らかに大きかった。
混合溶媒をジメチルホルムアミド1.0g、アセトン2.0g及び水0.4gからなる混合溶媒に代えた以外は、実施例1と同様にして多孔質体を得た。この場合、冷却固化の結果、若干ながら溶媒の分離が見られた。得られた多孔質体のSEM写真を図5に示す。また、平均セル径、平均膜厚み、膜厚割合、見掛け密度、及びエタノール浸透時間の測定結果を表4に示した。
混合溶媒をジメチルホルムアミド2.1g、アセトン2.0g及び水0.4gからなる混合溶媒に代えた以外は、実施例1と同様にして多孔質体を得た。得られた多孔質体のSEM写真を図6に示す。また、平均セル径、平均膜厚み、膜厚割合、見掛け密度、及びエタノール浸透時間の測定結果を表4に示した。
混合溶媒をアセトン2.0g及び水0.4gからなる混合溶媒に代えた以外は、実施例1と同様に行ったが、ポリウレタンが溶媒に溶解不良で溶け残ったため所望する多孔質体が得られなかった。
混合溶媒をジメチルホルムアミド2.8g、アセトン2.0g及び水0.4gからなる混合溶媒に代えた以外は、実施例1と同様に行った。加熱時に均一溶液が得られ、−20℃で冷却固化したが、室温でエタノール置換を行なう時に透明な液体に変化した。多孔質体は得られたものの図18のSEM写真にみられるように巨大な独立気孔となり、表4に示されているとおり、エタノール浸透時間も21秒であった。また、見掛け密度も実施例に比べて明らかに大きかった。
実施例3におけるポリカーボネート系ポリウレタン(大日精化工業社製 レザミンP880)0.6g及びアセトン2.0gの組み合わせを、
アジペート系ポリウレタン(大日工業社製 P1275)0.6g、プロピレングリコール−α−モノメチルエーテル(PME)2.0g(実施例7)、
カプロラクトン系ポリウレタン(大日精化工業社製 P4038)、PME2.0g(実施例8)、
エーテル系ポリウレタン(大日精化工業社製 P2275)0.6g、PME2.0g(実施例9)又は
ポリカーボネート系ポリウレタン(大日精化工業社製 P880)0.6g、フルフリルアルコール2.0(実施例10)
の組み合わせにそれぞれ代えた以外は、実施例3と同様にして多孔質体を得た。得られた多孔質体のSEM写真をそれぞれ図7、図8、図9及び図10に示す。また、平均セル径、平均膜厚み、膜厚割合、見掛け密度、及びエタノール浸透時間の測定結果を表5に示した。
実施例3におけるアセトン2.0gの代わりに、プロピレングリコール(PG)2.0g(比較例9)又はPME2.0g(比較例10)をそれぞれ用いた以外は、実施例3と同様に行い、多孔質体を得ようとしたが、ポリウレタンが溶媒に溶解不良で溶け残ったため所望する多孔質体が得られなかった。
ポリカーボネート系ポリウレタン(大日精化工業社製、レザミンP−880)の量を、0.6gから0.45g(実施例11)又は1.2g(実施例12)に代えた以外は、それぞれ実施例1と同様にして多孔質体を得た。実施例11の場合は冷却固化の際に若干の溶媒分離が見られた。得られた多孔質体のSEM写真をそれぞれ図11、図12に示す。また、見掛け密度、及びエタノール浸透時間の測定結果を表6に示した。
ポリカーボネート系ポリウレタン(レザミンP−880)の量を、0.6gから0.3gに代えた以外は、実施例1と同様にして多孔質体を得た。この場合、冷却固化の結果、明確に溶媒の分離が見られた。得られた多孔質体のSEM写真を図19に示す。また、見掛け密度、及びエタノール浸透時間の測定結果を表6に示した。得られた多孔質体は、連続気孔多孔質体であるが、表6に示したとおり、略円筒形の直径、特に高さが著しく低い値になり大きな収縮が見られた。
ポリカーボネート系ポリウレタン(レザミンP−880)の量を、0.6gから2.4g(比較例12)、3.9g(比較例13)又は4.5g(比較例14)に代えた以外は、実施例1と同様にして多孔質体を得た。得られた多孔質体は、いずれも独立気泡でありエタノールが浸透しないものであった。SEM写真をそれぞれ図20、図21、図22に示す。また、見掛け密度、及びエタノール浸透時間の測定結果を表6に示した。
ポリカーボネート系ポリウレタン(レザミンP−880)0.12g、ジオキサン0.25g、アセトン0.75g及び水0.10gを実施例1と同様にして熱で均一溶液にし、−20℃で冷却して相分離をさせた。その時の放置時間を1時間、3時間、5時間、7時間、10時間、18時間、3日、7日と変えて多孔質体を得た。冷却時間1時間から多孔質体を作製することができた。
60℃に保温した内径9mmの棒状プラスチック型中に、実施例3において得られるポリウレタン溶液(熱溶融液)と同じ組成の熱溶融液を注入し、注入時の気泡が消えたところで、−20℃に冷却した。その後、実施例1と同様にして直径7mm、長さ30mmの棒状成形物(棒状スポンジ)を得た。この棒状スポンジを15mm長に切断して、下記の方法によりIPA(イソプロピルアルコール)吸上時間、スピンドルオイル吸上時間を測定し、又表面傷つけ性を評価した。その結果を表7に示す。
15mm長の棒状スポンジをスワブとし、その先端部(15mm長に切断した面)を液温25±5℃のイソプロピルアルコールの液面に素早く浸漬し、イソプロピルアルコール吸い上がり面が3mm上昇するまでの時間を測定する。
[スピンドルオイル吸上時間]
15mm長の棒状スポンジの先端部を、液温25±5℃のスピンドルオイル(ISO VG10)の液面に素早く浸漬し、スピンドルオイル吸い上がり面が3mm上昇するまでの時間を測定する。
[表面傷つけ性]
コンパクトディスクの表面を、15mm長の棒状スポンジの先端部で、荷重10g/cm2にて2回拭取り、拭取り面を肉眼および走査型電子顕微鏡にて観察して判断する。
熱溶融液を、比較例1において得られる熱溶融液と同じ組成の熱溶融液に代えた以外は実施例15と同様にして、直径8.3mmm、長さ15mmの棒状成形物を得た。これを7.5mm長に切断して、上記の方法(実施例15と同じ方法)によりIPA吸上時間とスピンドルオイル吸上時間(3mm高さ)を測定し、又表面傷つけ性を評価した。その結果を表7に示す。
実施例15および比較例15にて得たスワブを用いて、ガラス板上のIPA液滴を拭いた。IPA液滴は、実施例15で得られたスワブでは、1〜2秒以内に連続気孔弾性体中に吸い込まれ、ガラス板上のIPA液滴を完全に拭き取ることが出来たが、比較例15のスワブでは、5秒経過後も連続気孔弾性体に吸い込まれず、ガラス板上のIPA液滴を完全に拭き取ることは出来なかった。この結果からも、実施例15で得られたスワブは優れた吸液性を有するが、比較例15で得られたスワブは吸液性に劣ることが示されている。
Claims (9)
- 水と、ポリウレタンが可溶な有機溶媒Aと、ポリウレタンを膨潤させる有機溶媒Bとを含む混合溶媒に、ポリウレタンを主成分とする樹脂を溶解しポリウレタン溶液を得る工程、該ポリウレタン溶液を冷却して混合溶媒中にポリウレタン成形体を析出させる工程、及び、前記ポリウレタン成形体から混合溶媒を除去する工程からなることを特徴とするポリウレタン連続気孔多孔質体の製造方法。
- 前記ポリウレタン成形体から混合溶媒を除去する工程が、混合溶媒中に析出した成形体を、ポリウレタンの非溶媒であって前記混合溶媒を溶解する液体に浸漬して溶媒置換をした後に乾燥する工程であることを特徴とする請求項1に記載のポリウレタン連続気孔多孔質体の製造方法。
- 有機溶媒Aがジメチルホルムアミドであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のポリウレタン連続気孔多孔質体の製造方法。
- 水、有機溶媒A及び有機溶媒Bの合計質量に対し、有機溶媒Aは22〜54質量%、有機溶媒Bは38〜69質量%及び水は3〜12質量%であることを特徴とする請求項3に記載のポリウレタン連続気孔多孔質体の製造方法。
- 有機溶媒Bの膨潤度が60以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のポリウレタン連続気孔多孔質体の製造方法。
- ポリウレタンを主成分とする樹脂からなる連続気孔多孔質体であって、その平均セル径が20μm以下であり、その平均膜厚みが1〜10μmであり、観察したセル中の70%以上の膜厚みが平均膜厚みの0.5倍〜2.0倍の範囲内にあり、かつエタノール浸透時間が10秒以内であることを特徴とするポリウレタン連続気孔多孔質体。
- 見掛け密度が0.20〜0.50g/cm3であることを特徴とする請求項6に記載のポリウレタン連続気孔多孔質体。
- 厚みが3mm以上あることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のポリウレタン連続気孔多孔質体。
- 請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載のポリウレタン連続気孔多孔質体を用いることを特徴とするスワブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012198601A JP5913017B2 (ja) | 2012-09-10 | 2012-09-10 | ポリウレタン連続気孔多孔質体の製造方法、ポリウレタン連続気孔多孔質体及びスワブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012198601A JP5913017B2 (ja) | 2012-09-10 | 2012-09-10 | ポリウレタン連続気孔多孔質体の製造方法、ポリウレタン連続気孔多孔質体及びスワブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014051634A true JP2014051634A (ja) | 2014-03-20 |
JP5913017B2 JP5913017B2 (ja) | 2016-04-27 |
Family
ID=50610411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012198601A Active JP5913017B2 (ja) | 2012-09-10 | 2012-09-10 | ポリウレタン連続気孔多孔質体の製造方法、ポリウレタン連続気孔多孔質体及びスワブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5913017B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115584049A (zh) * | 2022-10-10 | 2023-01-10 | 浙江农林大学暨阳学院 | 一种基于聚氨酯塑料的多孔材料制备方法及用途 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5232971A (en) * | 1975-09-08 | 1977-03-12 | Riken Kagaku Kougiyou Kk | Method of producing porous thermoplastic resin formed article |
JPS5578030A (en) * | 1978-12-06 | 1980-06-12 | Nankai Gomme Kk | Wet molding |
JPH02175736A (ja) * | 1988-04-04 | 1990-07-09 | Nankai Rubber Kk | 多孔質膜の製造方法 |
JPH09309968A (ja) * | 1996-05-21 | 1997-12-02 | Kyowa Yuka Kk | 多孔性フィルムまたはシート |
JP2006152202A (ja) * | 2004-12-01 | 2006-06-15 | Fushimi Pharm Co Ltd | 連続気孔弾性体及びその製造方法、並びに吸水ローラー及びスワブ |
-
2012
- 2012-09-10 JP JP2012198601A patent/JP5913017B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5232971A (en) * | 1975-09-08 | 1977-03-12 | Riken Kagaku Kougiyou Kk | Method of producing porous thermoplastic resin formed article |
JPS5578030A (en) * | 1978-12-06 | 1980-06-12 | Nankai Gomme Kk | Wet molding |
JPH02175736A (ja) * | 1988-04-04 | 1990-07-09 | Nankai Rubber Kk | 多孔質膜の製造方法 |
JPH09309968A (ja) * | 1996-05-21 | 1997-12-02 | Kyowa Yuka Kk | 多孔性フィルムまたはシート |
JP2006152202A (ja) * | 2004-12-01 | 2006-06-15 | Fushimi Pharm Co Ltd | 連続気孔弾性体及びその製造方法、並びに吸水ローラー及びスワブ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115584049A (zh) * | 2022-10-10 | 2023-01-10 | 浙江农林大学暨阳学院 | 一种基于聚氨酯塑料的多孔材料制备方法及用途 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5913017B2 (ja) | 2016-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101612063B1 (ko) | 화장용 스펀지, 폴리우레탄 탄성체의 제조방법, 및 화장료 도포구 | |
KR101315244B1 (ko) | 연속기공탄성체의 제조방법 | |
JP2007330771A (ja) | 化粧用スポンジ、ポリウレタン弾性体の製造方法、及び化粧料塗布具 | |
JP4702774B2 (ja) | 連続気孔弾性体及びその製造方法、並びに液切りローラー、絞りローラー及びスワブ | |
JP5913017B2 (ja) | ポリウレタン連続気孔多孔質体の製造方法、ポリウレタン連続気孔多孔質体及びスワブ | |
EP3135809B1 (en) | Polyurethane synthetic leather and polyurethne film comprising sucrose and method for preparing the same | |
Abd Rahim et al. | Preliminary fabrication of polymer membranes from renewable resources | |
TW201815925A (zh) | 多孔體之製造方法 | |
CN103890096B (zh) | 支撑垫用聚氨酯树脂组合物及使用该组合物的聚氨酯支撑垫 | |
KR102350417B1 (ko) | 합성 피혁의 제조 방법 | |
KR101808748B1 (ko) | 다공질체의 제조방법, 3차원 망상 다공질체, 그리고 액체 필터 및 흡액 스펀지 | |
JP3272051B2 (ja) | 弾性セグメントポリウレタンの微孔性円板 | |
JP5899064B2 (ja) | 多孔質体の製造方法、3次元網目状多孔質体、並びに液体フィルター及び吸液スポンジ | |
Zhang et al. | Dual-Role Mechanism of Dimethyl Sulfone in the Preparation of Surface Layer Membrane of Superfine Fiber Veneer Synthetic Leather | |
KR102116292B1 (ko) | 응고물의 제조 방법 | |
JP2005238597A (ja) | シート状多孔質体の製造方法およびシート状多孔質体 | |
CN112218560A (zh) | 美妆用海绵 | |
JPS60239573A (ja) | 皮革様シ−ト状物の製造方法 | |
JP2003342341A (ja) | ポリウレタン系発泡体およびその製造方法 | |
JP2021053723A (ja) | 研磨パッド及びその製造方法 | |
JP5687875B2 (ja) | ポリウレタン多孔質体の製造方法 | |
JP2022116044A (ja) | 吸水性多孔質積層体 | |
JPS5821933B2 (ja) | 湿式合成皮革用のポリウレタンエラストマ−溶液組成物 | |
JPS5821932B2 (ja) | 湿式合成皮革用のポリウレタンエラストマ−溶液組成物 | |
Barbălată-Mândru et al. | MODIFICATION OF THE POLYURETHANE FILM SURFACE PROPERTIES AFTER AIR-PLASMA TREATMENT |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150313 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160304 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160328 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160401 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5913017 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |