JP2014050062A - 立体表示装置及びその表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メインローブとサイドローブとで視差画像が観察される場合であっても立体表示を可能とし、観察者の不快感を軽減することが可能な立体表示装置及びその表示方法を提供する。
【解決手段】 制御部20は、位置検出手段が検出した視点位置に基づいて運転者102の左眼あるいは右眼のいずれかが左眼用画像あるいは右眼用画像が観察可能な観察領域のうち所定の主領域の外側に位置する側方領域に達していると判定される場合は、前記左眼用画像あるいは前記右眼用画像のうち前記側方領域で前記観察者に視認される画像の表示手段30における表示輝度を前記主領域で観察される場合の表示輝度よりも高くする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、立体表示装置及びその表示方法に関するものである。
従来の立体表示装置として、裸眼で立体表示を可能とするべく、左右2つの視差画像を観察者の左眼及び右眼にそれぞれ観察させるものが知られている(例えば特許文献1参照)。かかる立体表示装置は、液晶表示パネルなどの表示手段に左右の視差画像を列毎に交互に配置した合成画像を表示し、この合成画像を所定のスリットを有する視差バリアやかまぼこ状のレンズを複数配置したレンチキュラレンズなどの画像分離手段を介して左右の視差画像に光学的に分離し、観察者に左右の眼でそれぞれの眼に対応する視差画像を観察させることで立体表示を可能とするものである。
また、観察者の視点位置が正視領域(左右の眼でそれぞれの眼に対応する視差画像を観察できる領域)から外れて左右の眼で反対の眼に対応する視差画像を観察する逆視や1つの眼で両方の視差画像を観察するクロストークなどが生じて立体表示ができなくなる問題点を解消する方法として、観察者の視点位置を検出可能な検出手段を設け、観察者の視点位置に応じて観察される左右の視差画像を切り替える技術が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2005−91447号公報 特開2003−107392号公報
ところで、上述の立体表示装置においては、観察者の視点位置が水平方向に移動するのに伴って、立体表示可能な領域が周期的に繰り返すことが知られている。立体表示可能な領域はローブと呼ばれ、本来設計された視域に対応するローブをメインローブ、メインローブの外側(側方)に位置するローブをサイドローブという。すなわち、観察者はメインローブの他、サイドローブにおいても立体画像を視認することができる。しかしながら、サイドローブにおける画像の輝度はメインローブにおける画像の輝度よりも低く、観察者がメインローブとサイドローブとで視差画像を観察する場合は、2つの視差画像で輝度差が大きくなり、観察者の視点位置に応じて左右の視差画像を切り替える場合であっても立体表示ができず、観察者に不快感を与える(輝度が高い画像のみを認識する状態となる)場合があるという問題点があった。
そこで本発明は、前記問題点を解消し、メインローブとサイドローブとで視差画像が観察される場合であっても立体表示を可能とし、観察者の不快感を軽減することが可能な立体表示装置及びその表示方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、前記課題を解決するために、左眼用画像と右眼用画像と並べて表示する表示手段と、
前記左眼用画像と前記右眼用画像とを表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記表示手段に表示された前記左眼用画像と前記右眼用画像とを分離する画像分離手段と、
観察者の視点位置を検出可能な位置検出手段と、を備える立体表示装置であって、
前記表示制御手段は、前記位置検出手段が検出した前記視点位置に基づいて前記観察者の左眼あるいは右眼のいずれかが前記左眼用画像あるいは前記右眼用画像が観察可能な観察領域のうち所定の主領域の外側に位置する側方領域に達していると判定される場合は、前記左眼用画像あるいは前記右眼用画像のうち前記側方領域で前記観察者に視認される画像の前記表示手段における表示輝度を前記主領域で観察される場合の表示輝度よりも高くすることを特徴とする。
本発明は、前記課題を解決するために、左眼用画像と右眼用画像と並べて表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された前記左眼用画像と前記右眼用画像とを分離する画像分離手段と、
観察者の視点位置を検出可能な位置検出手段と、を備える立体表示装置の表示方法であって、
前記位置検出手段が検出した前記視点位置に基づいて前記観察者の左眼あるいは右眼のいずれかが前記左眼用画像あるいは前記右眼用画像が観察可能な観察領域のうち所定の主領域の外側に位置する側方領域に達していると判定される場合は、前記左眼用画像あるいは前記右眼用画像のうち前記側方領域で前記観察者に視認される画像の前記表示手段における表示輝度を前記主領域で観察される場合の表示輝度よりも高くすることを特徴とする。
本発明は、所期の目的を達成することができ、メインローブとサイドローブとで視差画像が観察される場合であっても立体表示を可能とし、観察者の不快感を軽減することが可能となる。
本発明の実施形態のヘッドアップディスプレイ装置の概略図。 同上における立体表示の例を説明する図。 同上の制御部の電気的構成を示すブロック図。 同上における制御方法を示すフローチャート図。 同上における視点検知を説明する図。 同上における視点位置の移動に伴う画像変更の一例を説明する図。
以下、添付図面を用いて本発明をヘッドアップディスプレイ(HUD)装置100に適用した実施形態を説明する。
HUD装置100は、車両の車室内のダッシュボード内に設置されるものであり、図1に示すように、撮像部(位置検出手段)10と、制御部20と、表示手段30と、画像分離手段40と、凹面鏡50と、を備える。HUD装置100から出力された所定の画像を示す表示光Lは車両のウィンドシールド101にて反射し、運転者(観察者)102の眼に達する。運転者102は、ウィンドシールド101の前方に表示される虚像Vを視認する。
撮像部10は、CCD等の周知の撮像素子とこれを制御する周辺回路やレンズからなり、運転者102の前方に設置され、運転者102の顔を撮像して撮像画像を出力するものである。
制御部20は、いわゆるマイクロコンピュータからなるものである。制御部20は、撮像部10や表示手段30と接続され、撮像部10から出力される運転者102の顔画像を解析して運転者102の視点位置を算出する視点位置検出処理を行い、この算出結果に基づいて表示手段30に対して制御信号を出力して画像表示制御を行う。すなわち、制御部20は、撮像部10とともに本発明の位置検出手段として機能し、また、本発明の表示制御手段として機能する。制御部20は、対象物を左眼から見た左眼用画像と対象物を右眼から見た右眼用画像とをそれぞれストライプ状の分割画像を切り出し、各分割画像を水平方向に交互に並べて左目用画像と右目用画像とが含まれる合成画像を生成し、この合成画像を表示手段30に表示させる。
表示手段30は、例えばバックライト光源31とドットマトリクス型の液晶表示パネル32とからなるものであり、前記合成画像を表示光Lとして凹面鏡50に向けて発するものである。なお、表示手段30は、前記合成画像を表示光Lとして出射するものであればよく、有機ELパネルなどの自発光型の表示パネルを用いても良い。
画像分離手段40は、例えば光を透過するストライプ状のスリット部が複数設けられた視差バリア(パララックスバリア)からなり、表示手段30の出射面側に所定の間隔を有して設けられる。表示光Lが画像分離手段40のスリット部を透過することで、前記合成画像を左目用画像と右目用画像とに分割し、左眼用画像の光と右目用画像の光とを運転者102の左右の眼に別々に入射させることができる。なお、画像分離手段40として、レンチキュラレンズを用いてもよい。
凹面鏡50は、表示光Lが運転者102の左右の眼に対して結像するように、表示光Lをウィンドシールド101に照射するものである。凹面鏡50は、図示していない回転軸を備えている。この回転軸は、図1の図面に対して垂直方向であり、この回転軸を中心として、凹面鏡50のウィンドシールド101に対する角度を変えることが可能である。また、凹面鏡50には、凹面鏡50の角度を変えるために、駆動手段としてモータ(図示しない)を備えており、このモータによって、凹面鏡50のウィンドシールド101に対する角度を変更し、また、その角度を維持することができる。以上により、表示光Lを運転者102の目線に合わせることが可能となる。
運転者102は、表示光Lのうち、左眼用画像の光が左眼に入射し、右眼用画像が右眼に入射すると、両画像の視差によって虚像Vを立体像として認識することができる。図2は、表示手段30に左眼用画像と右眼用画像とをそれぞれ2個(合計4個)含む前記合成画像を表示して立体表示を行う状態を示すものである。図2におけるE1〜E4は画像を観察可能な観察領域Eにおける各領域(ローブ)を示している。表示手段30に、左眼用画像60Lの分割画像と右眼用画像60Rの分割画像とを2個ずつ交互に配置した合成画像を表示すると(図2において左眼用画像60Lの分割画像の表示位置を「L」、右眼用画像60Rの分割画像の表示位置を「R」と表記している)、運転者102は前記合成画像を画像分離手段40のスリット部41を介して観察することにより、左眼と右眼とで異なる画像を観察する。図2においては、観察領域Eのうち、領域E1、E2で右眼用画像60Rを観察でき、領域E3、E4で左眼用画像60Lを観察できる。したがって、運転者102の右眼が領域E1からE2までの間に位置し、左眼が領域E3からE4までの間に位置すると、立体表示が可能となる。また、画像を分割して立体表示を行う視差バリア方式あるいはレンチキュラ方式においては、表示手段30からの光の広がりによって、観察領域Eにおいて領域E1〜E4が繰り返し存在することとなる。本実施形態において、観察領域Eのうち、中央に位置する領域E1〜E4が設計上の画像(虚像V)の観察位置であるメインローブとなり、メインローブの外側に位置する領域E1〜E4がサイドローブとなる。
なお、図2においては、図を簡略にするべく凹面鏡50及びウィンドシールド101は省略した。
図3は、制御部20の電気的構成を示すものである。制御部20は、図3に示すように、CPU21、ROM22、汎用メモリ23、ビデオメモリ24及び外部デバイスI/F25を有してなる。
CPU21は、ROM22内に予め記憶された所定のプログラムを読み出し、実行して撮像部10からの撮像画像、これを画像処理した処理画像及び視点位置などの演算結果等を汎用メモリ23に一時的に記憶させ、また、表示手段30で表示させる前記合成画像をビデオメモリ24に記憶させる。
ROM22は、CPU21が動作するプログラムが記憶されるものである。
汎用メモリ23は、撮像部10からの撮像画像、これを画像処理した処理画像及び視点位置などの演算結果等を一時的に記憶するものである。
ビデオメモリ24は、表示手段30で表示させる前記合成画像を記憶するものである。
外部デバイスI/F25は、制御部20を撮像部10、表示手段30及び車両を制御するコンピュータからなる車両制御システム部103と電気的に接続するものである。外部デバイスI/F25は、撮像部10から撮像画像を取得し、表示手段30に制御信号を出力し、また、車両制御システム部103から車速などの車両情報を取得する。CPU21は、取得した車両情報に基づいて表示手段30に車両情報を表示させることができる。
次に、図4を用いて制御部20における視点検出処理及び画像表示制御について説明する。
まず、CPU21は、ステップS1において、撮像部10から出力される運転者102の顔を撮像した撮像画像から、運転者102の左眼及び右眼を検知する。具体的には、図5に示すように、運転者102の顔を含む撮像画像Pに対して、例えば周知の画像処理技術であるテンプレートマッチングを行い、所定のテンプレートTを撮像画像P上で移動させ、テンプレートTとマッチングする個所を撮像画像P上の運転者102の左眼と右眼として検知する。
次に、CPU21は、ステップS2において、ステップS1で検知した撮像画像P上の運転者102の左眼と右眼の位置に基づいて運転者102の空間上の左眼視点位置と右眼視点位置とを算出する。この左眼視点位置及び右眼視点位置の位置情報は2次元情報であっても3次元情報であってもよい。なお、撮像部10は、運転者102の左眼あるいは右眼が観察領域Eのメインローブ外、すなわちサイドローブ内にある場合であっても、運転者102の顔を撮像することができ、CPU21は運転者102の左眼視点位置及び右眼視点位置を算出可能であるものとする。
次に、CPU21は、ステップS3において、ステップS2で算出した運転者102の左眼視点位置及び右眼視点位置に対応するように、表示手段30における左眼用画像60Lの表示位置と右眼用画像60Rの表示位置とを規定する。具体的には、左眼用画像60Lの分割画像と右眼用画像60Rの分割画像の表示位置を算出し、左眼用画像60Lの分割画像と右眼用画像60Rの分割画像を所定の順序で配置した前記合成画像を生成する。また、このとき、CPU21は、表示手段30における左眼用画像60Lと右眼用画像60Rとの運転者102の左眼視点位置及び右眼視点位置に基づいた表示輝度を算出する。
次に、CPU21は、ステップS4において、表示手段30に前記合成画像を表示させ、ステップS3において算出された表示位置に同ステップで算出された表示輝度で左眼用画像60Lと右眼用画像60Rとを表示させる。
CPU21は、電源がオフされるまでステップS1〜S4を無限ループで実行する。
次に、図6を用いて運転者102の視点位置の移動に伴う左眼用画像60L及び右眼用画像60Rの表示位置の変更及び表示輝度の変更の一例を説明する。
図6(a)は、運転者102の視点の中心(左眼と右眼との間の中心)が、観察領域Eの中心(メインローブにおける領域E2、E3の境界上)に位置する場合を示している。このとき、運転者102の右眼はメインローブにおける領域E1、E2の境界上に位置し、左眼は領域E3、E4の境界上に位置している。したがって、右眼用画像60Rが領域E1、E2で観察され、左眼用画像60Lが領域E3、E4で観察されるように、左眼用画像60Lと右眼用画像60Rの表示手段30上における表示位置が定められる。また、運転者102の左眼及び右眼はいずれもメインローブ内に位置するため、左眼用画像60Lと右眼用画像60Rの表示手段30上における表示輝度は同等に保たれる。
図6(b)は、図6(a)から運転者102の視点が運転者102から見て右方向(図6において左方向)に移動し、運転者102の視点の中心が、メインローブにおける領域E2の中央付近に位置する場合を示している。このとき、運転者102の右眼はメインローブにおける領域E1に位置し、左眼は領域E3に位置している。したがって、図6(a)から左眼用画像60Lと右眼用画像60Rの表示位置及び表示輝度に変更はない。
図6(c)は、図6(b)からさらに運転者102の視点が運転者102から見て右方向に移動し、運転者102の視点の中心が、メインローブにおける領域E1、E2の境界上に位置する場合を示している。このとき、運転者102の右眼はメインローブにおける領域E1とサイドローブにおける領域E4との境界上に位置し、左眼はメインローブにおける領域E2、E3の境界上に位置する。したがって、前述したように算出される運転者102の視点位置に基づいて、右眼用画像60Rが領域E1、E4で観察され、左眼用画像60Lが領域E2、E3で観察されるように、左眼用画像60Lと右眼用画像60Rとの表示手段30上における表示位置が定められる。具体的には、図6(b)の場合から領域E2と領域E4とで観察される画像が切り替えられるように、表示手段30上における領域E2に対応する位置に表示される画像が右眼用画像60Rの分割画像から左眼用画像60Lの分割画像に変更され、また、表示手段30上における領域E4に対応する位置に表示される画像が左眼用画像60Lの分割画像から右眼用画像60Rの分割画像に変更される。そして、この場合、運転者102の右眼がサイドローブに達していると判定されるため、領域E4で運転者102に観察される画像、すなわち領域E4に対応する位置に表示される右眼用画像60Rの表示手段30における表示輝度をメインローブで観察される場合の表示輝度よりも高くする。なお、表示輝度の変更は液晶表示パネル32における透過率を部分的に変更することで行うことができる。これにより、運転者102の視点が水平方向に移動する場合であっても運転者102は左眼及び右眼でそれぞれ左眼用画像60L及び右眼用画像60Rを観察することができ立体表示を保つことができる。また、運転者102の視点位置がメインローブとサイドローブとに位置する場合であっても観察される左眼用画像60Lと右眼用画像60Rとの輝度差を低減して立体表示を保つことができる。なお、サイドローブで観察される場合の表示輝度をどの程度高くするかは、メインローブにおける輝度とサイドローブにおける輝度とを予め測定し、視点位置と輝度調整値とを対応させたデータテーブルを用いて表示輝度を変更してもよいし、撮像部10から取得した撮像画像を用いて運転者102に反射する表示光Lの明るさを検出し、適宜表示輝度を調整してもよい。
図6(d)は、図6(c)からさらに運転者102の視点が運転者102から見て右方向に移動し、運転者102の視点の中心が、メインローブにおける領域E1の中央付近に位置する場合を示している。このとき、運転者102の右眼はサイドローブにおける領域E4に位置し、左眼はメインローブにおける領域E2に位置する。したがって、左眼用画像60Lと右眼用画像60Rとの表示手段30上における表示位置は図6(c)から変更されない。また、この場合、運転者102の右眼はサイドローブに達していると判定され、かつ、運転者102はサイドローブにおける領域E4のみで右眼用画像60Rを観察するため、運転者102の右眼で観察される右眼用画像60Rの輝度は図6(c)よりも低くなると考えられる。したがって、領域E4に対応する位置に表示される右眼用画像60Rの表示手段30における表示輝度を図6(c)における表示輝度よりもさらに高くする。
本実施形態におけるHUD装置100は、左眼用画像60Lと右眼用画像60Rと並べて表示する表示手段30と、左眼用画像60Lと右眼用画像60Rとを表示手段30に表示させる表示制御手段(制御部20)と、表示手段30に表示された左眼用画像60Lと右眼用画像60Rとを分離する画像分離手段40と、運転者102の視点位置を検出可能な位置検出手段(撮像部10及び制御部20)と、を備え、
前記表示制御手段は、前記位置検出手段が検出した前記視点位置に基づいて運転者102の左眼あるいは右眼のいずれかが左眼用画像60Lあるいは右眼用画像60Rが観察可能な観察領域Eのうち所定の主領域(メインローブ)の外側に位置する側方領域(サイドローブ)に達していると判定される場合は、左眼用画像60Lあるいは右眼用画像60Rのうち前記側方領域で運転者102に視認される画像の表示手段30における表示輝度を前記主領域で観察される場合の表示輝度よりも高くすることを特徴とする。
また、HUD装置100の表示方法は、前記位置検出手段が検出した前記視点位置に基づいて運転者102の左眼あるいは右眼のいずれかが左眼用画像60Lあるいは右眼用画像60Rが観察可能な観察領域Eのうち所定の主領域(メインローブ)の外側に位置する側方領域(サイドローブ)に達していると判定される場合は、左眼用画像60Lあるいは右眼用画像60Rのうち前記側方領域で運転者102に視認される画像の表示手段30における表示輝度を前記主領域で観察される場合の表示輝度よりも高くすることを特徴とする。
これによれば、メインローブとサイドローブとで視差画像(左眼用画像60Lあるいは右眼用画像60R)が観察される場合であっても立体表示を可能とし、観察者の不快感を軽減することが可能となる。
前記表示制御手段は、前記位置検出手段が検出した前記視点位置に基づいて左眼用画像60Lと右眼用画像60Rとがそれぞれ運転者102の左眼と右眼とで観察されるように表示手段30における左眼用画像60Lの表示位置と右眼用画像60Rの表示位置とを変更する。
また、HUD装置100の表示方法は、前記位置検出手段が検出した前記視点位置に基づいて左眼用画像60Lと右眼用画像60Rとがそれぞれ運転者102の左眼と右眼とで観察されるように表示手段30における左眼用画像60Lの表示位置と右眼用画像60Rの表示位置とを変更する。
これによれば、運転者102の視点が水平方向に移動する場合であっても運転者102は左眼及び右眼でそれぞれ左眼用画像60L及び右眼用画像60Rを観察することができ立体表示を保つことができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更(構成要素の削除を含む)が可能であることはもちろんである。本実施形態は、表示手段30に左眼用画像60Lと右眼用画像60Rとを2個ずつ(合計4個)並べて表示するものであったが、表示手段30に左眼用画像60Lと右眼用画像60Rとを1個ずつ表示するものであっても良いし、各3個以上ずつ表示するものであっても良い。また、本実施形態においては立体表示装置として虚像Vを表示するHUD装置100を例に挙げたが、本発明を表示手段の画面を直接視認する立体表示装置に適用しても良い。また、本実施形態のHUD装置100は車両用であったが、本発明を車両用以外の表示装置に適用しても良い。
本発明は、立体表示装置に利用可能である。
100 ヘッドアップディスプレイ装置
102 運転者(観察者)
10 撮像部
20 制御部
30 表示手段
40 画像分離手段
50 凹面鏡
60L 左眼用画像
60R 右眼用画像

Claims (4)

  1. 左眼用画像と右眼用画像と並べて表示する表示手段と、
    前記左眼用画像と前記右眼用画像とを表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記表示手段に表示された前記左眼用画像と前記右眼用画像とを分離する画像分離手段と、
    観察者の視点位置を検出可能な位置検出手段と、を備える立体表示装置であって、
    前記表示制御手段は、前記位置検出手段が検出した前記視点位置に基づいて前記観察者の左眼あるいは右眼のいずれかが前記左眼用画像あるいは前記右眼用画像が観察可能な観察領域のうち所定の主領域の外側に位置する側方領域に達していると判定される場合は、前記左眼用画像あるいは前記右眼用画像のうち前記側方領域で前記観察者に視認される画像の前記表示手段における表示輝度を前記主領域で観察される場合の表示輝度よりも高くすることを特徴とする立体表示装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記位置検出手段が検出した前記視点位置に基づいて前記左眼用画像と前記右眼用画像とがそれぞれ前記観察者の左眼と右眼とで観察されるように前記表示手段における前記左眼用画像の表示位置と前記右眼用画像の表示位置とを変更することを特徴とする請求項1に記載の立体表示装置。
  3. 左眼用画像と右眼用画像と並べて表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記左眼用画像と前記右眼用画像とを分離する画像分離手段と、
    観察者の視点位置を検出可能な位置検出手段と、を備える立体表示装置の表示方法であって、
    前記位置検出手段が検出した前記視点位置に基づいて前記観察者の左眼あるいは右眼のいずれかが前記左眼用画像あるいは前記右眼用画像が観察可能な観察領域のうち所定の主領域の外側に位置する側方領域に達していると判定される場合は、前記左眼用画像あるいは前記右眼用画像のうち前記側方領域で前記観察者に視認される画像の前記表示手段における表示輝度を前記主領域で観察される場合の表示輝度よりも高くすることを特徴とする立体表示装置の表示方法。
  4. 前記位置検出手段が検出した前記視点位置に基づいて前記左眼用画像と前記右眼用画像とがそれぞれ前記観察者の左眼と右眼とで観察されるように前記表示手段における前記左眼用画像の表示位置と前記右眼用画像の表示位置とを変更することを特徴とする請求項3に記載の立体表示装置の表示方法。
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