JP2014049836A - 画像処理方法、画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像処理方法、画像形成方法及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の画像処理方法及び画像形成装置では、色付き紙原稿を複写する場合、原稿自体の色の影響を受けてしまい、鮮明な画像が得られなかった。
【解決手段】本発明の画像処理方法、画像形成方法及び画像形成装置によれば、原稿画像を原稿読み取り部22で読み取り、色紙検出部24が読み取られた前記原稿画像から原稿の媒体色を検出し、色紙データ作成部25及び画像形成部20が検出された前記媒体色に基づいて、記録媒体に印刷して色紙を作成し、作成された前記色紙に、階調パッチデータを印刷し、前記階調パッチデータが印刷された前記色紙上の前記階調パッチを読み取り、前記色紙上階調パッチ読み取り結果に基づいて、読み取られた前記原稿画像を補正するようにしている。これにより、色付き紙原稿媒を読み取って、画像形成する場合、原稿自体の媒体色の影響を受けずに、鮮明な画像を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、色付き紙原稿を複写する際に、原稿自体の色の影響を除いた色補正原稿画像を作成する画像処理方法と、この画像処理方法を用いて作成された色補正原稿画像を用いて用紙等の記録媒体に画像を印刷する画像形成方法及び画像形成装置とに関するものである。
従来、例えば、下記特許文献1には、複数の機能を備えた画像処理装置が記載されている。この画像処理装置において、画像処理方法及び画像形成方法に、利便性、及び省エネルギー化を向上させるための工夫がされている。
特開2010−273068号公報
しかしながら、従来の画像処理方法、画像形成装置及び画像処理装置では、色付き紙原稿に印刷された原稿画像を複写する場合、原稿自体の色の影響を受けてしまい、鮮明な画像が得られなかった。
本発明の内の第1発明の画像処理方法は、原稿画像を読み取る原稿読み取りステップと、読み取られた前記原稿画像から原稿の媒体色を検出する媒体色検出ステップと、検出された前記媒体色に基づいて記録媒体に印刷して色紙を作成する色紙印刷ステップと、作成された前記色紙に、階調パッチデータを印刷する階調パッチ印刷ステップと、前記階調パッチデータが印刷された前記色紙上の前記階調パッチを読み取る色紙上階調パッチ読み取りステップと、前記色紙上階調パッチ読み取りステップにおける読み取り結果に基づいて、前記原稿読み取りステップで読み取った前記原稿画像を補正する補正ステップと、を有することを特徴とする。
第2発明の画像形成法は、上記画像処理方法の各ステップに加え、前記色補正原稿に基づいて新たな記録媒体上に画像を印刷する画像形成ステップを有することを特徴とする。
第3発明の画像形成装置は、原稿画像を読み取る原稿読み取り部と、階調パッチデータを保存するデータ保存部と、読み取った前記原稿画像から原稿の媒体色を検出する色紙検出部と、検出された前記媒体色を用いて色紙データを作成する色紙データ作成部と、作成された前記色紙データ又は前記階調パッチデータを印刷する画像形成部と、前記色紙データと前記階調パッチデータとが印刷された前記階調パッチの読み取り画像に基づいて、前記読み取った原稿画像を補正する色紙補正部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の画像処理方法、画像形成方法及び画像形成装置によれば、原稿画像を読み取り、読み取られた前記原稿画像から原稿の媒体色を検出し、検出された前記媒体色に基づいて記録媒体に印刷して色紙を作成し、作成された前記色紙に、階調パッチデータを印刷し、前記階調パッチデータが印刷された前記色紙上の前記階調パッチを読み取り、前記色紙上階調パッチ読み取り結果に基づいて、読み取られた前記原稿画像を補正するようにしている。これにより、色付き紙原稿に印刷された原稿画像を複写する場合、原稿自体の色の影響を受けずに、鮮明な画像を得ることができる。
図1は本発明の実施例1における画像形成装置の構成の概略を示すブロック図である。 図2は本発明の実施例1における画像形成装置10の外観を説明する斜視図である。 図3は図2中のオペレーションパネル16の印刷項目設定画面の例を示す図である。 図4は図1中のターゲット値テーブル23bと階調パッチテーブル23cの例を示す図である。 図5は図1及び図2に示された画像形成装置10における画像形成方法の処理を示すフローチャートである。 図6は図5のフローチャートの処理の詳細を説明するための図である。 図7は図1中の紙色検出部24における紙色検出の処理を示すフローチャートである。 図8は図1中の色紙データ作成部25における色紙領域の抽出処理を説明する図である。 図9は階調パッチの設定値及び測定値を説明する図である。 図10は図1中の色紙補正部27における色紙原稿を補正する処理を示すフローチャートである。 図11は図10のフローチャートにおける色紙プロファイルの作成方法を説明するための図である。 図12は本発明の実施例2における画像形成装置10Aの構成の概略を示すブロック図である。 図12は図12中の色紙プロファイル28aの例を示す図である。 図14は本実施例2における画像処理を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図2は、本発明の実施例1における画像形成装置10の外観を説明する斜視図である。
画像形成装置10は、例えば、複合機であり、画像読み取り装置としてのスキャナ11を備え、このスキャナ11を搭載した下部には、プリンタである画像形成部20を備えている。
スキャナ11は、複数の画素が原稿G上に印刷されて形成された原稿画像を読み取るものであり、このスキャナ11には載置台が配設されている。載置台12は、原稿Gを読み取るために載置する台であり、この載置台12には、ガラス等の透明板12aが嵌め込められている。この透明板12aの内部には、原稿読み取り部を構成するイメージセンサ13が設けられている。
イメージセンサ13は、載置台12に置かれた原稿Gに光を照射して原稿面に印刷された原稿画像を読み取るものであり、載置台12の上部には開閉自在な載置台カバー14が設けられている。載置台カバー14は、載置台12に載置された原稿Gの位置を固定し、イメージセンサ13から光が照射されたときに載置台12上の原稿G以外の領域への光漏れを防止するためのものである。更に、載置台カバー14の上部には、自動原稿給送装置15が配設されている。自動原稿給送装置15は、原稿載置部15aに置かれた原稿Gを、イメージセンサ13に当接する部分を通って原稿排出部15bへ自動で給送するものである。自動原稿給送装置15によりイメージセンサ13に当接する部分に送られた原稿G上の原稿画像は、イメージセンサ13により読み取られるようになっている。
スキャナ11の前面には、オペレーションパネルが配設されている。オペレーションパネル16は、ユーザが画像形成装置10の機能を選択して操作するための入力手段である。このオペレーションパネル16は、タッチパネルを兼ねた液晶ディスプレイ16a、読み取りモードの選択キー16b及び開始ボタン16cを有している。開始ボタン16cは、原稿Gからの原稿画像の読み取り開始の操作を指示するボタンである。
画像形成部20は、スキャナ11で原稿Gから読み取られた原稿画像を印刷するものである。画像形成部20にパーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)が接続された場合には、画像形成部20は、接続されたPCから入力される印刷データに基づいて印刷するものである。画像形成部20の下部には、用紙等の記録媒体KBを収納するカセット21が配設されている。
図3(a)、(b)は、図2中のオペレーションパネル16の印刷項目設定画面の例を示す図である。図3(a)はユーザが原稿Gを複写する場合の印刷設定画面30であり、図3(b)は色紙補正ガイド画面31を表している。
印刷設定画面30は、基本設定30a、画質設定30b、及び詳細設定30cの3つの設定画面から選択できるようになっている。図3(a)には、印刷設定画面30の内の基本設定30aの画面が示されている。印刷設定画面30における基本設定30aの画面には、用紙サイズ30d、印刷方向30e、給紙方法30f、両面印刷30g、綴じ指定30h、及び色紙補正指定欄30iの印刷を実行するための選択項目と、選択した項目を確認する印刷設定確認ボタン30jと、選択した項目を取り消すキャンセルボタン30kとが表示されている。
ユーザが図3(a)の印刷設定画面30上の色紙補正指定欄30iにチェックを入れて、印刷設定確認ボタン30jを押すと、オペレーションパネル16の表示が、図3(b)の色紙補正ガイド画面31に切り換わる。
図3(b)の色紙補正ガイド画面31には、色紙補正処理を指定する項目が表示されている。色紙補正ガイド画面31は、色紙補正するための各ステップの開始の指示する画面であり、上から下に、色紙原稿読み取りボタン31a、色紙作成ボタン31b、階調パッチ作成ボタン31c、色紙補正ボタン31dの各ボタンが配列されている。
色紙原稿読み取りボタン31aはスキャナ11の載置台12にセットされた原稿Gを読み取らせるボタンである。色紙作成ボタン31bは読み取った原稿画像から原稿Gの紙の媒体色を検出して、検出された媒体色を白紙等の記録媒体KBに印刷させる処理を実行させるボタンである。階調パッチ作成ボタン31cは媒体色が印刷されて色の付いた記録媒体KBに階調パッチを印刷させる処理を実行させるボタンである。色紙補正ボタン31dは色紙補正処理を実行させるボタンである。
ユーザがステップボタン31a〜31dを順々に押すと、ボタンの右側に操作ガイドが表示され、ユーザがそれに従って操作すると色紙補正できるようになっている。
図1は、本発明の実施例1における画像形成装置の構成の概略を示すブロック図である。
オペレーションパネル16は、画像形成装置10における各種印刷設定や色紙補正の操作を行うものである。原稿読み取り手段としての原稿読み取り部22は、スキャナ11の載置台12にセットされた原稿Gからイメージセンサ13により原稿画像を読み取るものである。データ保存部23は、原稿読み取り部22で読み取った原稿画像23a、事前に決めた前記原稿Gにおけるパッチ位置と前記パッチ位置のLab値との対応関係を表すターゲット値テーブル23b、及び読み取られたパッチ位置とパッチ位置におけるLab値の対応関係を示す階調パッチテーブル23c等を保存するものである。
紙色検出部24は、データ保存部23に保存されている原稿画像を読み出してそこから原稿G自体の媒体色を検出するものである。色紙データ作成部25は、紙色検出部24で検出された媒体色を用いて色紙データを作成するものである。画像形成部20は、色紙データ作成部25で作成した色紙データ及びデータ保存部23で保存されている階調パッチデータを用紙等の記録媒体KB上に印刷するものである。色紙補正部27は、データ保存部23に保存されている原稿画像及び階調パッチデータと、色紙データと階調パッチデータが印刷された記録媒体KBから、原稿読み取り部22により読み取られた画像と、を用いて色補正原稿画像を生成して出力するものである。更に、画像形成部20は、色紙データ及び階調パッチデータが印刷された記録媒体KB上に、色紙補正部27から入力される色補正原稿画像を印刷するものである。
図4(a),(b)は、図1中のターゲット値テーブル23b及び階調パッチテーブル23cの例を示す図である。
ターゲット値テーブル23b及び階調パッチテーブル23cは、色紙補正部27により、作成され、データ保存部23に一時記憶されるものである。ターゲット値テーブル23bは、原稿Gにおける位置を表す番号1,2,・・・、Nと、番号1〜Nに対応するLab値より構成されている。階調パッチテーブル23cは、原稿Gにおける位置を表す番号N+2,N+3、・・・、2N+1と、番号N+2〜2N+1に対応するLab値より構成されている。ここで、Lab値とは、明度を意味する次元Lと、補色を意味する次元a及びbとから構成される色空間における値である。同じく色空間を構成するRGB及びCMYKと、Lab値との関係は後述する。
(実施例1の画像形成方法)
図5は、図1及び図2に示された画像形成装置における画像形成方法の処理を示すフローチャートである。
図5のフローチャートにおいて、ステップST1〜ST9が画像処理方法の処理であり、ステップST1〜ST9に、ステップST10を加えた処理が画像形成方法の処理を表している。
図5の処理が開始されると、ステップST1へ進む。ステップST1において、ユーザが、色の付いた用紙に印刷された原稿(以下「色紙原稿」という。)IGをスキャナ11の載置台12にセットし、図3(a)の印刷設定画面30で色紙補正30iにチェックを入れ、印刷設定確認ボタン30jを押すと、オペレーションパネル16に図3(b)の色紙補正ガイド画面31に切り替わる。ユーザが図3(b)の中の色紙原稿読取ボタン31aを押し、更に、開始ボタン16cを押すと、オペレーションパネル16は原稿読み取り部22に原稿読み取り命令を送る。原稿読み取り部22は、原稿読み取り命令を受け取って色紙原稿IGを読み取り、読み取った原稿画像GGをデータ保存部23に送る。データ保存部23は、読み取られた原稿画像GGを受け取って保存し、オペレーションパネル16に原稿読み取り終了コマンドを送る。オペレーションパネル16は原稿読み取り終了コマンドを受け取って図3(b)の色紙作成ボタン31bの右側に「色紙作成ボタンを押してください」というガイド文章を表示し、ステップST2へ進む。
ステップST2において、ユーザがステップST1で図3の色紙補正ガイド画面31に表示されたガイド文字を参照し、色紙作成ボタン31bを押すと、オペレーションパネル16は紙色検出部24に紙色検出命令を送る。紙色検出部24は、紙色検出命令を受け取って、データ保存部23から読み取った原稿画像GGを取得し、そこから媒体色を算出する。算出された媒体色を色紙データ作成部25に送り、ステップST3へ進む。
ステップST3において、色紙データ作成部25は、ステップST2にて算出した媒体色を取得し、印刷サイズに合せて色紙画像を作成し、画像形成部26へ送る。例えば、印刷サイズはA4であれば、解像度が300dpiの2480×3508の画像を作り、画像中の全ての画素の色値に取得した媒体色の画素値を与え、色紙データを生成し、ステップST4へ進む。
ステップST4において、画像形成部26は、ステップST3において作成された色紙データを取得して印刷し、オペレーショシパネル16に色紙印刷終了コマンドを送り、ステップST5へ進む。ステップST5において、オペレーションパネル16は、ステップST4において送られた色紙印刷終了コマンドを受け取り、図3(b)の階調パッチ作成ボタンの右側に「色紙をカセットにセットし、階調パッチ作成ボタンをおしてください。階調パッチの印刷された色紙を、再度スキャンしてください」というガイド文章を表示させる。ユーザがこれを参照して、ステップST4で出力された媒体色が印刷された記録媒体KBをカセット21にセットし、階調パッチ作成ボタンを押すと、オペレーションパネル16はデータ保存部23に保存されている階調パッチデータを取得し、画像形成部26に送る。画像形成部26は、階調パッチデータを受け取ってステップST4でカセット21にセットされた媒体色の記録媒体KBに印刷し、階調パッチ原稿を作成し、ステップST6へ進む。
ステップST6において、ユーザが、ステップST5にて印刷された階調パッチ原稿を受け取り、スキャナの載置台12にセットし、開始ボタン16cを押すと、オペレーションパネル16は、原稿読み取り部22に読み取り命令を送る。原稿読み取り部22は、命令を受けて階調パッチ原稿を読み取り、データ保存部23に送る。データ保存部23は、読み取った階調パッチ原稿画像を保存し、オペレーションパネル16に階調パッチ原稿を読み取ったコマンドを送り、ステップST7へ進む。
ステップST7において、階調パッチデータ及び記録媒体KB上に印刷された階調パッチの読み取り画像に基づいて、事前に決めた前記原稿Gにおけるパッチ位置と前記パッチ位置のLab値との対応関係を表すターゲット値テーブル23bを作成し、ステップST8へ進む。ステップST8において、階調パッチデータ及び記録媒体上に印刷された階調パッチの読み取り画像に基いて、読み取られたパッチ位置とパッチ位置におけるLab値の対応関係を示す階調パッチテーブル23cを作成し、ステップST9へ進む。
ステップST9において、オペレーションパネル16は、階調パッチ原稿を読み取ったコマンドを受け取り、図3(b)の色紙補正ボタンの右側に「色紙補正ボタンを押してください」というガイド文章を表示させる。ユーザがこれを見て色紙補正ボタン31dを押すと、オペレーションパネル16は、色紙補正部27に色紙補正命令を送る。色紙補正部27は、色紙補正命令を受け取り、データ保存部23で保存されている階調パッチデータ及び色紙に印刷された階調パッチの読み取りデータを取得し、それに基づいて階調パッチのターゲット値テーブル23b及び階調パッチテーブル23cを作成し、ターゲット値テーブル23b及び階調パッチテーブル23cに基づいて、原稿読み取り部22で読み取った色紙原稿画像を補正して色補正原稿画像を生成して画像形成部26へ出力し、ステップST10へ進む。
ステップST10において、画像形成部26は、ステップST9で補正された色補正原稿画像をカセット21にセットされた記録媒体KB上に印刷して、印刷排出部29へ出力する。
図6(a)〜(c)は、図5のフローチャートの処理の詳細を説明するための図である。図6(a)は図5のステップST1〜ST4に相当し、色紙原稿をスキャナ11にセットする所から色紙CPを作成するまでの処理を表す。図6(b)は図5のフローチャートのステップST5〜ST6のステップに相当し、階調パッチデータを図6(a)で印刷した色紙CPに印刷させる処理を表す。更に、図6(c)は図5のフローチャートのステップST7〜ST10のステップに相当し、読み取った色紙原稿IGに色紙補正をかけて印刷するまでの処理を表している。
図6(a)において、ステップST1aで載置台12に色紙原稿IGが置かれると、ステップST1bでスキャナ11におけるイメージセンサ13により色紙原稿IGの原稿画像が読み取られ、ステップST2で色紙原稿IGの赤緑青の階調値を表すRGB値が読み取られる。ステップST3aで読み取られたRGB値に基づいて背景を識別し、ステップST3bで色紙データとして色紙原稿IGの媒体色のRGB値を算出し、ステップST3cで算出されたRGB値がスキャナ11のプロファイルにより、ステップST3dで紙色のLab値に変換される。ステップST4aでプリンタ20のプロファイルにより、ステップST4bで紙色のCMYK値に変換され、ステップST4cでプリンタ20により紙色のCMYK値により白色の記録媒体KBに媒体色が印刷され色紙CPとなる。
図6(b)において、ステップST5aにおける階調プロファイルは、ステップST5bのプリンタ20のプロファイルにより、ステップST5cで階調パッチのCMYK値に変換される。ステップST5dで、ステップST4dにおいて媒体色が印刷された記録媒体KB上に階調パッチのCMYK値が印刷され、ステップST5eで色紙CP上に階調パッチ原稿が作成される。
ステップST6aで、載置台12にセットされた色紙CP上の階調パッチ原稿は、スキャナ11により、ステップST6bで色紙CP上の階調パッチのRGB値として読み取られ、ステップST6cのスキャナ11のプロファイルとされ、ステップST6dで色紙CP上の階調パッチのLab値に変換される。
図6(c)において、ステップST7,ST8において、ステップST5aにおける階調パッチのプロファイルとステップST6dにおける色紙上の階調パッチのLab値に基づき、ターゲット値テーブル23b及び階調パッチテーブル23cが作成される。ステップST9aにおける色紙原稿のRGB値は、ステップST9bのスキャナ11のプロファイルにより、ステップST9cで色紙原稿IGのLab値に変換される。
ステップST9dにおいて、ステップST7,ST8において作成されたターゲット値テーブル23b及び階調パッチテーブル23cと、ステップST9cにおいて作成された色紙原稿IGのLab値に基づき、色紙CPのプロファイルにより、ステップST9eで、補正後の色紙原稿IGのLab値に変換される。ステップST9fにおけるプリンタ20のプロファイルにより、ステップST9gで紙色のCMYK値に変換される。
ステップST10aにおいて、プリンタ20により、記録媒体KB上に紙色のCMYK値が印刷され、ステップST10bで、補正後の色紙原稿が印刷排出部29へ出力される。
図7は、図1中の紙色検出部24における紙色検出の処理を示すフローチャートである。図8(a)〜(d)は、図1中の色紙データ作成部25における色紙領域の抽出処理を説明する図である。図8(a)は色紙原稿IGを読み取った画像、図8(b)は図8(a)の画像を横方向に5分割した図、図8(c)は図8(b)中の2番目ラインの輝度分布を表す図、及び図8(d)は原稿領域から1ライン分の画素の取得を説明する図である。
図8を参照しつつ、図7に沿って紙色検出の処理について説明する。
紙色検出部24の処理が開始されると、ステップST11へ進む。ステップST11において、紙色検出部24は、データ保存部23から色紙原稿画像23aを取得する。データ保存部23から取得された色紙原稿画像23aが図8(a)に表されている。色紙原稿IGをスキャナ11の載置台12にセットするとき、位置ずれによって図8(a)のように読み取った画像の辺縁に原稿が傾いている場合がある。
ステップST12において、ステップST11にて取得した色紙原稿画像23aから原稿領域を判断する。例えば、図8(b)で表したように、図8(a)の色紙原稿画像23aに対して5本の縦ラインL1〜L5を引いて横方向に5分割する。画像の一番左側の辺縁線を含めて5本のライン上の輝度分布を求める。図8(c)は図8(b)の中に2番目のラインL2の輝度分布を表し、横軸は画像のY方向における位置を表し、縦軸はラインL2上の各位置の画素の輝度値を表している。
図8(c)において、輝度分布から最初に輝度が下がる領域を見つけて画像中原稿の境界線としてその位置を記録する。同じように5本のラインから5本の境界線上の点を見つける。見つけた5つ点から画像の辺縁と一番離れる二点を選択し、原稿の境界線を引く。図8(d)で1と2番目の点を通してラインを引く。
ステップST13において、ステップST11で判断した原稿領域から原稿の辺縁部を色紙領域として取得する。図8(d)でY方向に原稿Gの境界線以下の領域に対して画像の辺縁と一番離れる点から1ライン分の画素を取得する。図8(d)の中の1番目の点P1から斜め線の模様の領域(即ち、辺縁部)Hの画素を取得する。
ステップST14において、ステップST13で取得した辺縁部Hの画素を用いて紙色を算出する。図8(d)の辺縁部Hの画素のLab値の平均値を求めて紙色のLab値として記録する。
図9(a)〜(d)は、階調パッチの設定値及び測定値を説明する図であり、同図(a)はLabの3次元色空間と中心位置(Xi,Yj)のパッチのLab値を説明する図であり、同図(b)は階調パッチのCMYK値を示す図であり、同図(c)は色紙上の階調パッチを示す図であり、同図(d)は色紙上の階調パッチを示す図である。
図9(a)には、a値軸、b値軸及びL値軸が直交して構成されたLab値の3次元色空間が表されている。Lab値の3次元色空間には、a値軸とb値軸とにより構成される平面と平行な平面上に、L値軸上に中心がある円Eがあるものとする。この円Eの周上には、スキャナ11で原稿Gを読み取る際の光の3原色である赤緑青(RGB)及び記録媒体KBに画像を形成する際の現像剤色のシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3点が存在し、現像剤色のブラック(K)は彩度及び明度がないため、Lab値の3次元色空間の原点の位置に存在する。
図9(b)は、図9(a)の色空間でサンプリングした階調パッチの例を示し、各階調パッチのCMYK値も示している。そのCMYK値を見たら横方向に階調パッチのY値を15%間隔でサンプリングされ、縦方向に階調パッチのM値を15%間隔でサンプリングすることが分かる。CMYK値のサンプリング間隔によってサンプリングした階調パッチの数を求める。例えば、CMYKの各チャンネルに20%間隔でサンプリングした場合、64個の階調パッチが求められる。
図9(c)は、階調パッチを1ページの画像にまとめたときのイメージ図を表し、画像の左上の端点の座標値を(0,0)とし、1行目の3番目の階調パッチの中心位置の座標値が(Xi,Yj)とし、iは階調パッチの横方向での順番を表し、jは階調パッチの縦方向での順番を表している。
図9(d)は、決定した階調パッチを色紙に印刷したイメージを表わしており、紙色の影響で背景が暗くなるが、階調パッチの位置と色値が固定である。
図10は、図1中の色紙補正部27における色紙原稿を補正する処理を示すフローチャートである。図11(a)〜(e)は、色紙プロファイルの作成方法を説明するための図であり、同図(a)はLab系の中階調パッチの分布領域を示す例であり、同図(b)は階調パッチから実測点のLabを計算する方法を説明する図であり、同図(c)は階調パッチの印刷原稿中パッチの並ぶ順番及び画像中の位置を表す図であり、同図(d)は同図(c)の順番に従って印刷された階調パッチのLab値をまとめたターゲット値テーブルの例を示す図であり、同図(e)は色紙上の階調パッチ測定テーブルの例を示す図である。
図11(a)〜(e)を参照しつつ、図10のフローチャートに沿って色紙原稿の補正処理について説明する。
色紙補正部27の処理が開始されると、ステップST21へ進む。ステップST21において、色紙補正部27は、データ保存部23から階調パッチデータを取得し、階調パッチが印刷された順番に従ってターゲット値テーブル23bを作成する。
図11(d)の階調パッチのターゲット値テーブル23bにおける左側のNoは、図11(c)中のパッチの順番と一致する。階調パッチのターゲット値はデータ保存部23で保存されている階調パッチデータ23aに基づき求めた値である。即ち、色紙に印刷させる元データである。
ステップST22において、色紙補正部27は、データ保存部23から色紙上に印刷された階調パッチの読み取りデータを取得し、この読み取りデータから図11(c)の階調パッチの中心位置に基いて色紙上に印刷された階調パッチのLab値を求めて図11(e)のテーブルにまとめる。
ステップST23において、色紙補正部27は、データ保存部23から読み取った色紙原稿画像を取得し、画像の左上から右下まで1画素ずつを移動して画素のLab値を取得し、ステップST24へ進む。
ステップST24において、ステップST23で取得した色紙原稿画像中の画素が色紙補正されたか否かをチェックし、色紙原稿画像中の画素が全部色紙補正された場合(Y)、ステップST25へ進み、ステップST25において、補正した色紙原稿画像を保存して操作を終了する。色紙原稿画像中の画素が補正されないと判定された場合(N)、ステップST26に進む。
ステップST26において、色紙補正部27は、ステップST23で取得した画素のLab値を図11(e)に示された色紙に印刷された階調パッチのLab値と比較する。比較結果が一致したら(一致)、ステップST27へ進み、比較結果が一致しないと(不一致)、ステップST28へ進む。
ステップST27において、ステップST26で取得画素のLab値が図11(e)の測定テーブル中のある階調パッチのLab値と一致すると判定したら、色紙階調部27は、その一致する階調パッチの番号を記録し、図11(d)の階調パッチのターゲット値テーブル中に同じ番号の階調パッチのLab値を取得画素の色紙補正されたLab値として、ステップST23へ戻る。
ステップST28において、ステップST26で取得画素のLab値が図11(e)の測定テーブル中の階調パッチのLab値と一致しないと判定したら、色紙補正部27は、取得画素のLab値と近い階調パッチを見つけてLab軸における位置関係を求める。図11(a)の例で、CMYKの4つ端点で固まれた空間領域に黒い丸点が上記取得画素を表し、その周りの白い丸点が取得画素のLab値と近い値を持つ階調パッチを表している。丸点を拡大して表示すると図11(b)のようになる。
取得画素を表す黒い丸点のL値を求める方法を説明する。
色紙補正部27は、取得画素のLxを図11(e)のテーブル中の階調パッチのL値と比較し、Lxより大きいか小さいかによって2つグループ分ける。
この2つのグループの中の階調パッチから取得画素のLxと一番近い階調パッチを求める。図11(b)の中に1と2の白い丸点を求める。さらに上記取得画素のLxを中心に上記1と2の白い丸点がL軸での長さを求め、図11(b)中LとLを算出できる。
ステップST29において、ステップST28で求めた位置関係に基づいて上記取得画素のLab値を求める。上記の例で求めたL1とL2に基いて下記の式(1)によって取得画素のLxの値を求める。
Lx=(L (x1,y1)−L (x2,y1))×(L/(L+L))
+L (x2,y1) ・・・(1)
ここで、L (x1,y1)は、1の白い丸点のL値を表し、L (x2,y1)は2の白い丸点のL値を表す。a値及びb値についても、L値と同様の方法で求められる。
以上の操作によって色紙補正された色紙原稿画像を求める。
図5中のステップST10で補正された色紙原稿IGを印刷し、補正された色紙原稿画像もデータ保存部23で保存する。
(実施例1の効果)
本発明の実施例1の画像処理方法、画像形成方法及び画像形成装置によれば、原稿G上に形成された複数の画素からなる原稿画像を読み取って階調パッチデータを生成し、この階調パッチデータから原稿Gの媒体色を検出し、検出した媒体色に基づいて色紙データを作成して、色紙データに基づいて記録媒体KB上に媒体色を印刷すると共に、媒体色が印刷された記録媒体KBに階調パッチデータに基づいて複数の画素を印刷する。更に、媒体色及び階調パッチデータが印刷された記録媒体KB上の階調パッチデータを読み取り、階調パッチデータと、記録媒体上に印刷された階調パッチの読み取り画像とに基づいて、原稿Gにおけるパッチ位置とパッチ位置のLab値との対応関係を表すターゲット値テーブル23bを作成すると共に、階調パッチデータと、記録媒体KB上に印刷された階調パッチの読み取り画像とに基づいて、読み取られた階調パッチデータにおけるパッチ位置とパッチ位置におけるLab値との対応関係を表す階調パッチテーブル23cを作成して、作成されたターゲット値テーブル23b及び階調パッチテーブル23cに基づいて、原稿画像を補正して色補正原稿画像を作成するようにしている。これにより、色付き紙原稿に印刷された原稿画像を複写する場合、原稿媒体自体の媒体色の影響を受けずに、鮮明な画像を得ることができる。
(実施例2の構成)
図12は、本発明の実施例2における画像形成装置10Aの構成の概略を示すブロック図であり、実施例1を示す図1と共通の要素には共通の符号が付与されている。
実施例1に示された構成に色紙プロファイル保存部28が追加されている。色紙プロファイル保存部28は、複合機10で色紙補正を行った色の付いた原稿Gの媒体色に関連付けられたターゲット値テーブル23b及び階調パッチテーブル23cを色紙プロファイル28aとして記憶して保存しておくものである。実施例2のその他の構成は実施例1と同様である。
図13は、図12中の色紙プロファイル28aの例を示す図である。
色紙プロファイル28aは、色紙のLab値と、階調パッチのターゲット値と、色紙に印刷された階調パッチ値と、で構成されている。図13の左側の欄に格納されている番号は、データの物理的な位置順を表し、右側の欄に各番号に対応するLab値が表示さている。
1番目からN番目までは図11(c)の階調パッチの配置順に従う階調パッチのターゲット値28bが格納され、N+1番目には保存されている色紙1のLab値が格納され、N+2番目から2N+1番目までは色紙1に印刷された階調パッチのLab値が格納され、2N+1番目には既存色紙2のLab値が格納され、2N+3番目から3N+2番目までには色紙2に印刷された階調パッチのLab値が格納されている。
色紙プロファイル保存部28は、紙色検出部24で検出した紙色のプロファイルが保存されているかをチェックし、保存されていると判定したら保存されている紙色のプロファイルを色紙補正部27Aに送る。色紙プロファイル保存部28は、検出された紙色のプロファイルが保存されていないと判定したら、紙色検出部24に紙色プロファイルなしのコマンドを送る。紙色検出部24は、紙色プロファイルなしのコマンドを受け取り、実施例1と同じ操作をする。
色紙プロファイル保存部28には、色紙補正部27Aでの色紙補正の操作が終了した後に、新たに作成された色紙プロファイル28aが登録させる。
(実施例2の動作)
図14は、本実施例2における画像処理を示すフローチャートであり、実施例1を示す図5と共通の要素には共通の符号が付されている。
図14に示された実施例2のフローチャートは、図5に示されたフローチャートにステップST20〜22の処理が追加されている。
処理が開始されると、ステップST1へ進み、実施例1のステップST1及びST2の処理が行われ、ステップST20へ進む。ステップST20において、ステップST2にて検出した紙色を確認する。色紙プロファイル保存部28は紙色検出部24で検出した紙色をチェックし、同じ紙色のプロファイルを保存されている場合(Y)、ステップST21へ進み、ステップST21において、色紙プロファイル保存部28に保存されている色紙プロファイル28aからターゲット値テーブル23b及び階調パッチテーブル23cを読み出し、ステップST9へ進む。
ステップST20において、同じ色紙のプロファイルが保存されていない場合(N)、ステップST3へ進み、実施例1と同様のステップST3〜ST8の処理が実行され、ステップST8の処理の後に、ステップST22へ進む。ステップST22において、色紙原稿の媒体色に対応づけてターゲット値テーブル23b及び階調パッチテーブル23cを色紙フロファイル28aとして、色紙プロファイル保存部28に保存じ、ステップST9へ進む。
ステップST9において、実施例1と同様に、色紙補正部27は、ターゲット値テーブル23b及び階調パッチテーブル23cに基づいて、原稿画像を補正して色補正原稿画像を生成して画像形成部26へ出力し、ステップST10へ進む。ステップST10において、画像形成部26は、ステップST9で補正された色補正原稿画像をカセット21にセットされた新しい記録媒体KB上に印刷して、印刷排出部29へ出力する。
(実施例2の効果)
本発明の実施例2の画像処理方法、画像形成方法及び画像形成装置によれば、色紙補正処理が行われたときに作成された色紙プロファイル28aを保存蓄積し、以降、同じ色紙の原稿Gを補正する場合は、新たに色紙プロファイル28aを作成することなく、保存されている色紙プロファイル28aからターゲット値テーブル23b及び階調パッチテーブル23cを読み出すようにしている。これにより、実施例1の効果に加え、色紙原稿における補正の処理時間を短縮することができる。
(変形例)
本発明は、上記実施例1、2に限定されず、種々の利用形態や変形例が可能である。この利用形態や変形例として、例えば、(a)、(b)のようなものがある。
(a) 実施例1、2では、複合機を適用した例を説明したが、画像読取装置と画像形成装置が独立になるものにも適用可能である。
(b) 実施例1、2では、ターゲット値テーブル23b及び階調パッチテーブル23cに基づき原稿画像を補正して色補正原稿画像を得る演算は、式(1)よるとして説明したが、この演算は式(1)に限定されない。スキャナ11により読み取られたRGB色空間のRGB値をLab色空間のLab値に変換し、Lab色空間上で、原稿Gの媒体色と階調パッチを分離し、分離された媒体色に対し階調パッチが鮮明に見えるような補正を行う演算であれば良い。
10,10A 画像形成装置
11 スキャナ
12 載置台
13 イメージセンサ
14 載置台カバー
15 自動原稿給送装置
15b 原稿排出部
16 オペレーションパネル
16a タッチパネルを兼ねた液晶ディスプレイ
16b 選択キー
16c 開始ボタン
20 画像形成部
21 カセット
22 原稿読み取り部
23 データ保存部
23a 階調パッチデータ
23b ターゲット値テーブル
23c 階調パッチテーブル
24 紙色検出部
25 色紙データ作成部
27 色紙補正部
28 色紙プロファイル保存部
28a 色紙プロファイル
29 印刷排出部

Claims (9)

  1. 原稿画像を読み取る原稿読み取りステップと、
    読み取られた前記原稿画像から原稿の媒体色を検出する媒体色検出ステップと、
    検出された前記媒体色に基づいて記録媒体に印刷して色紙を作成する色紙印刷ステップと、
    作成された前記色紙に、階調パッチデータを印刷する階調パッチ印刷ステップと、
    前記階調パッチデータが印刷された前記色紙上の前記階調パッチを読み取る色紙上階調パッチ読み取りステップと、
    前記色紙上階調パッチ読み取りステップにおける読み取り結果に基づいて、前記原稿読み取りステップで読み取った前記原稿画像を補正する補正ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記原稿読み取りステップは、
    原稿上に形成された複数の画素からなる前記原稿画像を読み取り、前記原稿画像における前記画素の位置と、前記位置に対応する前記画素の階調を表す階調パッチと、を有する階調パッチデータを生成し、
    前記媒体色検出ステップは、
    前記階調パッチデータから前記原稿の媒体色を検出し、
    前記色紙印刷ステップは、
    前記媒体色に基づいて色紙データを作成し、作成された前記色紙データに基づいて記録媒体上に前記媒体色を印刷し、
    前記階調パッチ印刷ステップは、
    前記媒体色が印刷された前記記録媒体に前記階調パッチデータに基づいて前記複数の画素を印刷し、
    前記階調パッチ読み取りステップは、
    前記媒体色及び前記階調パッチデータが印刷された前記記録媒体上の前記階調パッチデータを読み取り、
    前記補正ステップは、
    前記階調パッチデータと、前記記録媒体上に印刷された前記階調パッチの読み取り画像とに基づいて、前記原稿におけるパッチ位置と前記パッチ位置の値との対応関係を表すターゲット値テーブルを作成し、
    前記階調パッチデータと、前記記録媒体上に印刷された前記階調パッチの読み取り画像とに基づいて、前記階調パッチ読み取りステップにより読み取られた前記階調パッチデータにおける前記パッチ位置と前記パッチ位置におけるLab値との対応関係を表す階調パッチテーブルを作成し、
    前記ターゲット値テーブル及び前記階調パッチテーブルに基づいて、前記原稿画像を補正して色補正原稿画像を作成することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 請求項2記載の画像処理方法は、更に、
    前記媒体色検出ステップにおいて検出された前記媒体色に一致する前記色紙プロファイルが存在するか否かを判定して、判定結果を求める媒体色判定ステップと、
    前記判定結果が、前記色紙プロファイルが存在する場合には、前記色紙プロファイルから前記媒体色に一致する前記ターゲット値テーブル及び前記階調パッチテーブルを取得して、前記色紙補正ステップへ進む色紙プロファイル取得ステップと、
    前記判定結果が、前記色紙プロファイルが存在しない場合には、前記色紙データ作成ステップに進み、前記色紙印刷ステップと、前記階調パッチ印刷ステップと、前記階調パッチ読み取りステップと、前記ターゲット値テーブル作成ステップと、前記階調パッチテーブル作成ステップと、を順次実行し、
    前記階調パッチテーブル作成ステップの後に、前記媒体色と、前記ターゲット値テーブル及び前記階調パッチテーブルと、を関連づけて色紙プロファイルとして保存し、前記色紙補正ステップへ進む色紙プロファイル保存ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  4. 原稿画像を読み取る原稿読み取りステップと、
    読み取られた前記原稿画像から原稿の媒体色を検出する媒体色検出ステップと、
    検出された前記媒体色に基づいて記録媒体に印刷して色紙を作成する色紙印刷ステップと、
    作成された前記色紙に、階調パッチデータを印刷する階調パッチ印刷ステップと、
    前記階調パッチデータが印刷された前記色紙上の前記階調パッチを読み取る色紙上階調パッチ読み取りステップと、
    前記色紙上階調パッチ読み取りステップにおける読み取り結果に基づいて、前記原稿読み取りステップで読み取った前記原稿画像を補正する補正ステップと、
    前記色補正原稿に基づいて新たな記録媒体上に画像を印刷する画像形成ステップと、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  5. 前記原稿読み取りステップは、
    原稿上に形成された複数の画素からなる原稿画像を読み取り、前記原稿画像における前記画素の位置と、前記位置に対応する前記画素の階調を表す階調パッチと、を有する階調パッチデータを生成し、
    前記媒体色検出ステップは、
    前記階調パッチデータから前記原稿の媒体色を検出し、
    前記色紙印刷ステップは、
    前記媒体色に基づいて色紙データを作成し、作成された前記色紙データに基づいて記録媒体KB上に前記媒体色を印刷し、
    前記階調パッチ印刷ステップは、
    前記媒体色が印刷された前記記録媒体に前記階調パッチデータを印刷し、
    前記階調パッチ読み取りステップは、
    前記媒体色及び前記階調パッチデータが印刷された記録媒体上の階調パッチデータを読み取り、
    前記補正ステップは、
    前記階調パッチデータと、前記記録媒体上に印刷された前記階調パッチの読み取り画像に基づいて、前記原稿におけるパッチ位置と前記パッチ位置のLab値との対応関係を表すターゲット値テーブルを作成し、
    前記階調パッチデータと、前記記録媒体上に印刷された前記階調パッチの読み取り画像に基づいて、前記階調パッチ読み取りステップにより読み取られた前記パッチデータにおける前記パッチ位置と前記パッチ位置におけるLab値の対応関係を示す階調パッチテーブルを作成し、
    前記原稿読み取りステップで読み取られた前記原稿画像を補正して色補正原稿画像を作成することを特徴とする請求項4記載の画像形成方法。
  6. 請求項5記載の画像形成方法は、更に、
    前記媒体色検出ステップにおいて検出された前記媒体色に一致する前記色紙プロファイルが存在するか否かを判定して、判定結果を求める媒体色判定ステップと、
    前記判定結果が、前記色紙プロファイルが存在する場合には、前記色紙プロファイルから前記媒体色に一致する前記ターゲット値テーブル及び前記階調パッチテーブルを取得して、前記色紙補正ステップへ進む色紙プロファイル読み出しステップと、
    前記判定結果が、前記色紙プロファイルが存在しない場合には、前記色紙データ作成ステップへ進み、前記色紙印刷ステップと、前記階調パッチ印刷ステップと、前記階調パッチ読み取りステップと、前記ターゲット値テーブル作成ステップと、前記階調パッチテーブル作成ステップと、を順次実行し、
    前記階調パッチテーブル作成ステップの後に、前記媒体色と、前記ターゲット値テーブル及び前記階調パッチテーブルと、を関連づけて色紙プロファイルとして保存し、前記色紙補正ステップへ進む色紙プロファイル保存ステップと、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  7. 原稿画像を読み取る原稿読み取り部と、
    階調パッチデータを保存するデータ保存部と、
    読み取った前記原稿画像から原稿の媒体色を検出する色紙検出部と、
    検出された前記媒体色を用いて色紙データを作成する色紙データ作成部と、
    作成された前記色紙データ又は前記階調パッチデータを印刷する画像形成部と、
    前記色紙データと前記階調パッチデータとが印刷された前記階調パッチの読み取り画像に基づいて、前記読み取った原稿画像を補正する色紙補正部と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記原稿読み取り手段は、
    原稿上に形成された、複数の画素からなる前記原稿画像を読み取り、前記原稿画像における前記画素の位置と、前記位置に対応する前記画素の階調を表す階調パッチと、を有する階調パッチデータを生成し、
    前記データ保存部は、前記階調パッチデータを保存し、
    前記媒体色検出手段は、生成された前記階調パッチデータから前記原稿の媒体色を検出し、
    前記色紙データ作成手段は、検出された前記媒体色に基づいて色紙データを作成して出力し、
    前記画像形成部は、前記色紙データに基づいて記録媒体上に前記媒体色を印刷し、前記階調パッチデータに基づいて前記媒体色が印刷された前記記録媒体上に前記複数の画素を印刷し、
    前記色紙補正部は、前記階調パッチデータと、前記記録媒体上に印刷された前記階調パッチの読み取り画像とに基づいて、前記原稿におけるパッチ位置と、前記パッチ位置のLab値との対応関係を表すターゲット値テーブルと、読み取られた前記パッチ位置と前記パッチ位置におけるLab値の対応関係を示す階調パッチテーブルと、を作成して、前記原稿画像を補正して色補正原稿画像を作成して出力することを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  9. 請求項8記載の画像処理装置は、更に、
    検出された前記媒体色と、前記ターゲット値テーブル及び前記階調パッチテーブルと、を関連づけて色紙プロファイルとして保存する色紙プロファイル保存手段を備え、
    前記色紙補正部は、前記原稿読み取り手段により読み取られた前記原稿の前記媒体色が、前記色紙プロファイル保存手段に保存された前記媒体色と一致する場合には、前記色紙プロファイル保存部から、前記媒体色に一致する前記ターゲット値テーブル及び前記階調パッチテーブルを取得して、前記原稿画像を補正して色補正原稿画像を生成することを特徴とする画像形成装置。
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