JP2014047850A - バルブの構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
流入路4と流出路5を開放したバルブ容器1の内部に流路基盤2と偏心円盤3とを収納する。流路基盤2には円弧流路21と貫通路23を備える。円弧流路21は平面視が円弧状であり、円弧流路21に連通した貫通路23は、容器の流出路5と連通している。偏心円盤3の平面によって、円弧流路21の開放面を蓋状に塞ぐ状態で位置する。円盤の回転中心は、円盤の円心とは異なった位置に存在する。
【選択図】図1
Description
坑道の掘削中に周囲の地盤に薬液を注入する状況が生じる可能性があるが、その地点では地下水頭は最大で10Mpaに達する。
そのレベルの水頭に勝って注入を行うためには、10Mpa以上の水圧下で開閉することができるバルブが要求される。
<1> 従来のタイプでは10Mpaでの作動を可能にするために、バルブの駆動系もその圧力に耐える必要があり、大きな動力を必要とした。
<2> 従来の注入用のバルブは3方弁になっていたが、孔内循環を使用するためにはリターンバルブが必要であり、そのタイプで高圧化に耐えるバルブは存在しなかった。
<3> 従来はステンレスのバルブを使用していたが、それを10Mpa下で使用すると、3分程度で摩耗してしまい使用に耐えない。
<4> 従来の押しつける形状のバルブでは、固化したセメントが残るとその厚み分だけ押しつけ過ぎてバルブを破壊するケースがあった。
<1> バルブの開閉度を偏心円盤の回転角度によって行うから、従来のバルブのように固化したセメントが残って、そのために押しつけすぎて破損するといった状況が発生しない。
<2> 円盤の回転軸の偏心位置次第で回転角度を大きく取ることができるから、微調整を容易に行うことができる。
<3> 偏心円盤や円弧流路をセラミックで構成しておけば、摩耗の激しい高圧化での注入に使用する場合にも高い耐久性を維持することができる。
本発明のバルブの構造は、バルブ容器1の内部に流路基盤2と偏心円盤3とを収納して構成する。
バルブ容器1にはその一部に流入路4を、他の部分に流出路5を開放して構成する。
そして流路基盤2も偏心円盤3もセラミック製の部材である。
流路基盤2には円弧流路21と連結路22と貫通路23を形成する。
流路基盤2には円弧流路21を形成する。
円弧流路21は平面視が円弧状の溝である。
溝であるから、一定の幅と深さを備え、底面を備え、その上面は開放した状態の流路である。
また円弧であるから、所定の中心点から同一半径で描いた二つの同心円の一部を溝として形成したものである。
溝状の円弧流路21の開放面は、バルブ容器1の流入路4に面して開放している。
流路基盤2には、その表裏を貫通する貫通路23を開設する。
この貫通路23は、円弧流路21の円弧の円心位置に付近に設置する。
貫通路23と円弧流路21とは、連結路22で連通している。
連結路22も一定の幅と深さを備え、底面を備え、その上面は開放した状態の流路である。
この貫通路23は、バルブ容器1の流出路5と連通している。
偏心円盤3は、少なくとも片面が平面の正円の円盤である。
そして偏心円盤3は、その円心ではない位置に、平面と直交する方向に回転軸31を設ける。
偏心円盤3の円の半径は、円弧流路21の中心線の円弧の半径、あるいは円弧流路21の外側の円弧の半径とほぼ等しく構成する。
前記したように円弧流路21は上面を開放した溝である。
そこで偏心円盤3は、その面によって、円弧流路21の開放面を蓋状に塞ぐことができる状態で位置させる。
偏心円盤3において、円弧流路21を塞ぐ面は、偏心回転軸31を備えた面とは反対の面である。
前記したように偏心円盤3の回転中心は、円盤の円心とは異なった位置に存在し、かつ偏心円盤3の円の半径は、円弧流路21の中心線の円弧の半径とほぼ等しく構成してある。
そのために偏心円盤3の平面部で円弧流路21の上面を塞いだ場合に、偏心した回転軸31を中心にした偏心円盤3の回転によって、円弧流路21の上面の一部が開放されたり、全部が閉鎖されたりする現象が生じる。
以下、偏心円盤3の回転と円弧流路21の開放状態との関係を説明する。
偏心円盤3を偏心軸を中心に回転してある位置に来た場合に、円弧流路21の上面のほぼ全体を開放した状態を呈することができる。
図の実施例では円弧流路21の全体にわたってその溝幅の半分を開放した状態を示しているが、偏心円盤3の直径次第では円弧流路21の全体にわたってその上面を開放する状態を呈することもできる。
この状態を、偏心回転軸31の回転0°として以下の説明をする。
偏心円盤3の回転軸31を回転することによって、円弧流路21の開放上面が徐々に閉鎖してゆく。
図5では回転軸31を45°回転させた状態、図6では回転軸31を90°回転させた状態、図7では135°回転させた状態を示す。
回転軸31を180°回転させると、円弧流路21の上面のすべてを、偏心円盤3の平面によって完全に閉鎖することができる。
上記の偏心円盤3と円弧流路21の開放状態の関係であきらかなように、偏心回転軸31の回転によって、円弧流路21の全開から全閉鎖の状態を形成することができる。
全部開放の場合(図4)には、図1の流入路4からバルブ容器1内に流入してくる流体は、円弧流路21、連結路22、貫通路23を通って流出路5からバルブ容器1外へ流出してゆく。
全部閉鎖の場合(図8)には、流入路4からの流体は流出路5への流出ができず、流体の移動を阻止することができる。
全部開放と全部閉鎖の中間では(図5〜7)、回転軸31の回転角度によって流入路4からの流体の円弧流路21への流入を制限することができるから、微妙な量の流体の流出の調整を行うことができる。
以上のようにバルブとしての機能を達成することができる。
2:流路基盤
21:円弧流路
22:連結路
23:貫通路
3:偏心円盤
31:偏心回転軸
Claims (2)
- 流入路と流出路を開放したバルブ容器の内部に流路基盤と偏心円盤とを収納し、
流路基盤には円弧流路と貫通路を備え、
円弧流路は平面視が円弧状であり、
円弧流路に連通した貫通路は、容器の流出路と連通し、
偏心円盤の回転により、円弧流路の開閉度を変更して流体の流量調整を行うように構成したことを特徴とするバルブの構造。 - 請求項1記載のバルブの構造において、
流路基盤と偏心円盤とをセラミックで構成したことを特徴とするバルブの構造。
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---|---|---|---|
JP2012191531A JP5893532B2 (ja) | 2012-08-31 | 2012-08-31 | バルブの構造 |
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JP2012191531A Active JP5893532B2 (ja) | 2012-08-31 | 2012-08-31 | バルブの構造 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2012
- 2012-08-31 JP JP2012191531A patent/JP5893532B2/ja active Active
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5893532B2 (ja) | 2016-03-23 |
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