JP2014046282A - 洗浄機 - Google Patents

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Noriyuki Horie
徳至 堀江
Shinichiro Sato
慎一郎 佐藤
Kazuhiko Funabashi
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Abstract

【課題】電池を電源とする高圧洗浄機において、水抜き動作を実行するための電力を確実に確保する。
【解決手段】ポンプ30によって洗浄液を吐出する洗浄機であって、ポンプ30を駆動する電動モータ31と、電動モータ31の電源としての電池と、電動モータ31への電力供給を制御する制御回路43と、作業者によって操作される水抜きスイッチ18とを有し、電池の電圧が所定の第一電圧まで低下すると該電池から電動モータ31への電力供給が停止されるとともに、電池から電動モータ31への電力供給が停止された後に水抜きスイッチ18が操作されると、電池または該電池とは別の電源から電動モータ31へ電力が供給される。
【選択図】図5

Description

本発明は洗浄機に関するものである。
洗浄機は、液体を吐出口に送るための電動ポンプを備えた本体と、本体の吐出口にホースを介して接続される洗浄ガンとを少なくとも有している。電動ポンプにより吐出口に送られた液体はホースを介して洗浄ガンに送られ、洗浄ガンの先端に設けられている噴射ノズルから洗浄対象物に向けて吐出される(特許文献1)。なお、洗浄機から吐出される液体は水道水である場合もあれば、洗剤や研磨材などを含む液体などである場合もある。本明細書では、洗浄機から吐出される液体を“洗浄液”と総称する。
特開2006−263628号公報
従来、洗浄機の電源には商用電源が用いられており、使用場所は商用電源が確保できる場所に限られていた。しかし、洗浄機の電源に電池を用いれば、商用電源が確保できない場所(屋外、ベランダ、ガレージなど)での使用も可能になる。
一方、洗浄機の内部に洗浄液が残った状態のままで長期間放置すると、部品の腐食や洗浄液の凍結による部品の破損などが発生する虞がある。そこで、洗浄機を使用した後は、内部に残っている洗浄液を排水する水抜き動作を実行させる必要がある。具体的には、本体と洗浄ガンとを繋いでいるホースを本体から外した状態で電動ポンプを駆動させ、電動ポンプ内や配管内に残っている洗浄液を排水させる必要がある。
しかし、電池を電源とする洗浄機では、電池の電圧低下に気が付かないまま作業を続けた結果、電池を使い切ってしまうことが考えられる。この場合、電池を交換するか、充電しない限り電動ポンプを再駆動することはできず、水抜き動作を実行させることもできない。
本発明の目的は、電池を電源とする洗浄機において、水抜き動作に必要な電力を確実に確保することである。
本発明の洗浄機は、ポンプによって洗浄液を吐出する洗浄機であって、前記ポンプを駆動する電動モータと、前記電動モータの電源としての電池と、前記電動モータへの電力供給を制御する制御部と、作業者によって操作される操作部とを有し、前記電池の電圧が所定の第一電圧まで低下すると前記電池から前記電動モータへの電力供給が停止されるとともに、前記電池から前記電動モータへの電力供給が停止された後に前記操作部が操作されると、前記電池または該電池とは別の電源から前記電動モータへ電力が供給される。
本発明の一態様では、前記電池から前記電動モータへの電力供給が停止された後に前記操作部が操作されると、前記電池の電圧が前記第一電圧よりも低い所定の第二電圧に低下するまで該電池から前記電動モータへ電力が供給される。
本発明の他の態様では、前記電池から前記電動モータへの電力供給が停止された後に前記操作部が操作されると、前記電池から前記電動モータへ所定時間だけ電力が供給される。
本発明の他の態様では、前記電池から供給される電力の一部を蓄えるキャパシタが設けられ、前記電池から前記電動モータへの電力供給が停止された後に前記操作部が操作されると、前記キャパシタに蓄えられている電力が前記電動モータへ供給される。
本発明の他の態様では、前記ポンプによって洗浄液が吐出される吐出口を備えた本体と、前記吐出口に接続可能なホースを介して前記本体に繋がれる洗浄ガンと、前記吐出口に前記ホースが接続されているか否かを検知する検知手段とが設けられ、前記電池から前記電動モータへの電力供給が停止された後であって、かつ、前記吐出口に前記ホースが接続されていないことが前記検知手段によって検知された状態で前記操作部が操作されると、前記電池または該電池とは別の電源から前記電動モータへ電力が供給される。
本発明の他の態様では、前記電池の電圧が所定の第一電圧まで低下したことを報知する表示部が設けられる。
本発明の洗浄機は、ポンプによって洗浄液を吐出する洗浄機であって、前記ポンプによって洗浄液が吐出される吐出口と、前記ポンプを駆動するモータと、前記電動モータへの電力供給を制御する制御部と、作業者によって操作される操作部とを有し、前記制御部は、特定の条件が満たされた場合に前記操作部を操作することで前記吐出口から前記洗浄液を排出する水抜き動作を実行する。
本発明の一態様では、前記モータの電源となる電池と、前記吐出口に接続可能なホースを介して接続される洗浄ガンとが設けられ、前記制御部は、前記洗浄ガンが前記吐出口に接続されていない場合に前記水抜き動作を実行する。
本発明の一態様では、前記吐出口に前記ホースが接続されているか否かを検知する検知手段が設けられ、前記制御部は、前記吐出口に前記ホースが接続されていないことが前記検知手段によって検知されると前記水抜き動作を実行する。
本発明の他の態様では、前記洗浄液の有無を検知する洗浄液検知手段が設けられ、前記制御部は、前記洗浄液がないことが前記洗浄液検知手段によって検知されると前記水抜き動作を実行する。
本発明の他の態様では、前記制御部は、前記電池の電圧が所定の第一電圧まで低下すると前記電池から前記モータへの電力供給を停止するとともに、前記電池から前記モータへの電力供給が停止された後に前記操作部が操作されると前記水抜き動作を実行する。
本発明の他の態様では、前記制御部は、前記電池の電圧が放電を停止する所定の第二電圧まで低下すると前記電池から前記モータへの電力供給を停止するとともに、前記電池から前記モータへの電力供給が停止された後に前記操作部が操作されると前記水抜き動作のみ実行可能とする。
本発明の他の態様では、前記ポンプ及び前記モータを収容する本体と、前記本体に設けられた前記操作部であって、作業者によって前記制御部を起動させるための操作部と、前記吐出口に接続可能なホースを介して接続される洗浄ガンと、前記洗浄ガンに設けられ、前記モータの駆動を制御するガン側制御部とが設けられる。
本発明の他の態様では、前記制御部は、前記ガン側制御部からの信号又は前記ガン側制御部への信号を送受信することにより前記洗浄ガンの有無を検知し、前記洗浄ガンが前記吐出口に接続されていない場合に前記水抜き動作を実行する。
本発明の他の態様では、前記水抜き動作を実行する際の前記電池の放電電流は、前記洗浄液を前記吐出口から吐出する洗浄動作を実行する際の前記電池の放電電流より小さい。
本発明の他の態様では、前記水抜き動作を実行する際の前記モータの回転数は、前記洗浄液を前記吐出口から吐出する洗浄動作を実行する際の前記モータの回転数より少ない。
本発明の洗浄機は、ポンプによって洗浄液を吐出する洗浄機であって、前記ポンプによって洗浄液が吐出される吐出口と、前記ポンプを駆動するモータと、前記モータへの電力供給を制御する制御部と、前記洗浄液を前記吐出口から排出するよう水抜き動作を前記制御部に実行させる操作部を有する。
本発明の一態様では、前記操作部は、前記モータを起動させるメインスイッチであり、前記制御部は、前記メインスイッチが特定操作されることで前記水抜き動作を実行する。
本発明の他の態様では、前記制御部は、前記メインスイッチが所定時間連続してオンされた場合に前記水抜き動作を実行する。
本発明の他の態様では、前記制御部は、前記メインスイッチが所定回数連続してオンされた場合に前記水抜き動作を実行する。
本発明の他の態様では、前記操作部は、前記モータを起動させる前記メインスイッチとは別に設けられている。
本発明によれば、電池を電源とする洗浄機において、水抜き動作に必要な電力が確実に確保される。従って、水抜き動作を確実に実行することができる。
本発明が適用された洗浄機の本体を示す斜視図である。 本発明が適用された洗浄機の洗浄ガンを示す側面図である。 図1に示される本体の縦断面図である。 図1に示される本体の他の縦断面図である。 本発明が適用された洗浄機の制御ブロック図である。 本発明が適用された洗浄機における制御フローを示す図である。 本発明が適用された洗浄機の他の制御ブロック図である。 本発明が適用された洗浄機における他の制御フローを示す図である。 本発明が適用された洗浄機の他の制御ブロック図である。 本発明が適用された洗浄機の他の制御ブロック図である。 本発明が適用された洗浄機の他の制御ブロック図である。
以下、本発明が適用された洗浄機の一例について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態に係る洗浄機は、図1に示される本体1と、図2に示される洗浄ガン2とを有しており、本体1と洗浄ガン2はホース3を介して接続される。
図1に示されるように、本体1の上部にはタンク10が一体的に設けられており、タンク10の上面には把手11と、タンク10内に洗浄液を供給するための注水口(不図示)が一体成形されている。注水口からタンク10内に洗浄液を供給したり、タンク10内の洗浄液を注水口から排出したりする場合には、図示されているキャップ12を本体1から取り外して注水口を開口させる。図示されているキャップ12はねじ込み式であって、反時計回りに回転させると本体1から外れ、時計回りに回転させると本体1に固定される。
本体1の側面にはダイヤル式のメインスイッチ13が設けられており、メインスイッチ13の回転操作により洗浄機の電源がON/OFFされる。具体的には、メインスイッチ13を初期位置から所定方向に所定角度だけ回転させると電源がONされ、逆方向に回転させて初期位置に戻すと電源がOFFされる。本実施形態では、メインスイッチ13を初期位置から時計回りに回転させると電源がONされ、反時計回りに回転させて初期位置に戻すと電源がOFFされる。
本体1の正面には、図2に示される洗浄ガン2から延びるホース3が接続される吐出口としての接続プラグ14が設けられている。上記のようにメインスイッチ13を回転操作すると、後述する電動モータ31(図4)によってポンプ30(図4)が駆動され、加圧された洗浄液がホース3を介して洗浄ガン2に供給される(圧送される)。この状態で洗浄ガン2のトリガレバー15が操作されると(引かれると)、洗浄ガン2の先端に設けられている噴射ノズル16から高圧の洗浄液が吐出される。なお、本実施形態では、図1に示されるメインスイッチ13を時計回りに回転させて電源をONさせた後に、メインスイッチ13を同方向にさらに回転させると、その回転量に応じて図4に示される電動モータ31の回転数が上昇し、反時計回りに回転させると、電動モータ31の回転数が低下する。すなわち、メインスイッチ13の回転量に応じて洗浄液の吐出圧力が増減する。
図3に示されるように、本体1の下部(タンク10の下)には電池収容部20が形成されており、この電池収容部20に電源としての電池21が収容される。本体1の背面には、電池収容部20を開閉する蓋部材22が図中の矢印方向に回動可能に設けられている。蓋部材22を回動させて電池収容部20を開放することにより、電池21を電池収容部20に収容し、または、収容されている電池21を電池収容部20から取り出すことができる。電池収容部20の内壁には電極(本体側電極)が設けられており、電池収容部20に電池21を収容すると、電池21に設けられている電極(電池側電極)が本体側電極に接触して電気的導通が確保される。
ここで、洗浄機の電源として用いられる電池(マンガン電池、ニッケル・水素電池、ニッケル・カドミウム電池、リチウム電池など)の電圧は、ある値(以下“閾値電圧”)に達するまでは緩やかに低下するが、閾値電圧を境に急激に低下する。換言すれば、多くの電池は、放電容量がある値に達すると電圧が急激に低下する特性を有する。さらに、二次電池(例えばリチウム電池)の場合には、電圧が閾値電圧に達した後も放電が継続されると(過放電が行われると)、充放電性能が著しく低下してしまう。
そこで、充放電可能な複数の電池セル(リチウム電池セル)から構成される電池パックなどには、過放電を防止するための回路を備えているものが多い。この種の回路は、電池パックの電圧或いは各電池セルの電圧が所定電圧まで低下すると放電を停止させる。かかる所定電圧は、電池パックを構成している各電池セルの閾値電圧或いはその合計と同一か、それよりも若干高い値に設定されるのが一般的である。
本実施形態にかかる洗浄機の電源である電池21は、4つの電池セルから構成される電池パック(リチウムイオン電池)であり、公称電圧は14.4[V]である。さらに、電池パック21は、該電池パック21の電圧が8.0[V](各電池セル当たり2.0〔V〕)に低下すると放電を停止させる過放電防止回路を備えている。
図4に示されるように、本体1の下部(電池収容部20の下)には、タンク10から供給される洗浄液を加圧するポンプ30と、電池パック21(図3)から電力供給を受けてポンプ30を駆動する電動モータ31と、各種の回路が設けられた回路基板33(図5)とが配置されている。
ポンプ30は、シリンダ30aと、シリンダ30a内に往復動可能に収容されたプランジャ30bとを有し、電動モータ31の回転運動がクランクシャフト32によって往復運動に変換されてプランジャ30bに伝達される。すなわち、ポンプ30は、電動モータ31によって駆動される電動ポンプである。
ポンプ30のシリンダ30aには、洗浄液が送り込まれる流入口と、洗浄液が送り出される流出口とが設けられており、流入口および流出口には一方向弁がそれぞれ設けられている。また、本体1の内部には、タンク10から供給される洗浄液をシリンダ30aの流入口に導くための流路と、シリンダ30aの流出口から流出した洗浄液を接続プラグ14に導くための流路とが設けられている。流入口からシリンダ30aに流入した洗浄液は、シリンダ30a内で往復運動を繰り返すプランジャ30bによって圧縮される(加圧される)。加圧された洗浄液はシリンダ30aの流出口から流出し、上記流路を経由して接続プラグ14に送られる。接続プラグ14に送られた洗浄液は、接続プラグ14に接続されているホース3(図2)を介して洗浄ガン2(図2)に送られる。
図5に示されるように、回路基板33には、電池電圧検出回路41および制御部を構成する制御回路43が少なくとも設けられている。電池電圧検出回路41は、図3に示される電池パック21の電圧を検出し、検出結果を制御回路43に出力する。具体的には、電池電圧検出回路41は、電池パック21の電圧が所定電圧(以下“放電一時停止電圧”)まで低下すると信号を出力する。より具体的には、電池電圧検出回路41は、電池パック21の電圧と基準電圧としての放電一時停止電圧とを比較し、電池パック21の電圧が放電一時停止電圧以下になると信号を出力する。ここで、放電一時停止電圧は、図3に示される電池パック21の公称電圧(14.4V)よりも低く、かつ、過放電防止回路により電池パック21の放電が停止される所定電圧(8.0V)よりも高い電圧であって、本実施形態では9.0[V]に設定されている。なお、以下の説明では、過放電防止回路により電池パック21の放電が停止される所定電圧(8.0V)を“放電停止電圧”と呼ぶ。
次に、図5に示される制御回路43による制御フローについて、主に図6を参照しながら説明する。制御回路43は、図1に示されるメインスイッチ13が回転操作されると電池パック21(図3)から電動モータ31(図4)へ電力を供給するとともに、メインスイッチ13の操作量(回転量)に応じて電動モータ31の回転数を増減させる。
その後、制御回路43は、電池電圧検出回路41から出力された信号が入力されると、電池パック21の電圧が放電一時停止電圧まで低下したものと判断し(ステップS1)、電動モータ31への電力供給を停止して電動モータ31を停止させる(ステップS2)。これと同時に、制御回路43は、表示部としてのLED17(図1)を点滅させて、電池パック21の電圧が放電一時停止電圧まで低下したことを作業者に報知する(ステップS3)。
すなわち、制御回路43は、電池パック21の電圧が放電停止電圧にまで低下する前に、電池パック21から電動モータ31への電力供給を停止させる。
上記のようにして洗浄機の運転が停止された状態で、すなわち、電池パック21の電圧が放電一時停止電圧以下であって、放電停止電圧よりも高い状態のときに操作部としての水抜きスイッチ18(図1)が作業者によって操作されると(ステップS4)、水抜き動作が実行される。具体的には、制御回路43は、電池パック21から電動モータ31への電力供給を再開する。これにより、電動モータ31が起動されてポンプ30が駆動され(ステップS5)、ポンプ30内や配管内に残っている洗浄液が接続プラグ14から排水される。
その後、電池パック21の電圧が放電停止電圧まで低下すると、過放電防止回路によって電池パック21の放電が停止する。これにより電動モータ31が停止し、水抜き動作が終了する。
以上のように、本実施形態に係る洗浄機では、電源である電池パック21の電圧が所定の第一電圧(放電一時停止電圧)まで低下すると、電池パック21から電動モータ31への電力供給が一時停止される。ここで、放電一時停止電圧は、過放電防止回路により電池パック21の放電が停止される所定の第二電圧(放電停止電圧)よりも高く設定されている。よって、電池パック21が使い切られる前に電池パック21から電動モータ31への電力供給が一時停止され、洗浄機の運転が自動的に(強制的に)停止される。そして、電池パック21から電動モータ31への電力供給が一時停止された後は、操作部としての水抜きスイッチ18が操作された場合に限って電池パック21から電動モータ31への電力供給が再開される。したがって、水抜き作業を行う前に電池パック21が空になることはない(電池パック21の電圧が放電停止電圧以下に低下することはない)。
作業者は、洗浄機の運転が自動的に(強制的に)停止された場合には(LED17が点滅した場合には)、ホース3を本体1の接続プラグ14から外した上で水抜きスイッチ18を操作することにより、ポンプ30を駆動させてポンプ30内や配管内に残っている洗浄液を接続プラグ14から排水させることができる。すなわち、水抜き動作を実行させることができる。
上記の通り、本実施形態に係る洗浄機において水抜き動作が実行される際には、作業者によって接続プラグ14からホース3が外されている。したがって、水抜き動作時における電動モータ31の負荷は、通常動作時における負荷に比べて少なくなる。よって、通常動作時における電動モータ31の最大消費電流は25.0[A]であるのに対し、水抜き動作時おける電動モータ31の最大消費電流は10.0[A]以下である。具体的には、図5や図8に示されるステップS1において電池パック21の電圧が9.0[V]以上であると判断されている間の電動モータ31の最大消費電流は25.0[A]であり、そのときの最大吐出圧力は7.0[MPa]である。一方、図5や図8に示されるステップS5において電動モータ31が起動されたときの最大消費電流は10.0[A]以下であり、そのときの最大吐出圧力は1.0[MPa]以下である。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施形態では、電池パック21の電圧が放電停止電圧に達する前に電池パック21から電動モータ31への電力供給を一時停止させた。すなわち、水抜き動作を実行するための電力を残した状態で電池パック21の放電を停止させた。しかし、水抜き動作を実行するための電力を供給する電源が電池パック21とは別に用意されている実施形態もある。例えば、図7に示されるように、電池パック21と並列接続されたキャパシタ(電解コンデンサ50)が設けられた実施形態もある。図7に示される実施形態では、電池パック21の電圧が放電停止電圧に達するまでの間に、電池パック21から供給される電力の一部が電解コンデンサ50に蓄えられる。そして、過放電防止回路によって電池パック21の放電が停止された後に水抜きスイッチ18(図1)が操作されると、電解コンデンサ50に蓄えられていた電力が電動モータ31へ供給される。
上記実施形態では、水抜きスイッチ18が押されると、電池パック21の電圧が放電停止電圧に達するまで放電が継続された。すなわち、電池パック21の電圧が放電停止電圧に達するまで電動モータ31に電力が供給され続けた。しかし、水抜きスイッチ18が押されると、所定時間だけ電動モータ31に電力が供給される実施形態もある。水抜きスイッチ18が押された後、2秒間だけ電動モータ31に電力が供給される場合の制御フローの一例を図8に示す。図8に示される制御フローでは、電動モータ31が起動されるのと同時に不図示のカウンター回路による経過時間のカウントが開始され(ステップS6)、経過時間が2秒に達すると電池パック21から電動モータ31への電力供給が停止される。なお、図8に示されるステップS1〜S5は、図6に示されるステップS1〜S5と同様のステップである。
上記実施形態では、電池パック21の放電を停止させる過放電防止回路が電池パック21に設けられていた。しかし、過放電防止回路が本体1に設けられた実施形態もある。例えば、図5に示される電池電圧検出回路41とは別に、電池パック21の電圧が放電停止電圧以下になると制御回路43に信号を出力する第二の電池電圧検出回路が設けられた実施形態がある。
上記実施形態では、操作部としての水抜きスイッチ18がメインスイッチ13とは別に設けられていた。しかし、メインスイッチ13に対する特定の操作に基づいて水抜き動作が実行される実施形態もある。例えば、メインスイッチ13を初期位置から反時計回りに回転させると、上記水抜き動作が実行される実施形態もある。この場合、メインスイッチ13が本発明における操作部に相当する。
また、洗浄液の吐出圧力を調整する必要がない場合やメインスイッチ13とは別の手段によって洗浄液の吐出圧力が調整される実施形態もある。このような実施形態では、メインスイッチ13を押しボタン式に変更することもできる。メインスイッチ13が押しボタン式である場合、例えば、メインスイッチ13が押される度に電源のON/OFFが交互に切替えられるとともに、メインスイッチ13が長押しされる場合や所定回数連続してオンされた場合に、上記水抜き動作が実行される。
また、特定の条件が満たされた場合に通常の吐出動作から水抜き動作に移行する実施形態もある。例えば、本体1にホース3が接続されているか否かを検知する検知手段を設け、本体1にホース3が接続されていない状態で操作部(水抜きスイッチ18やメインスイッチ13)が操作されたときに限って水抜き動作が実行される実施形態もある。例えば、図9に示されるように、本体側の接続プラグ14に検知手段としてのリミットスイッチ60が設けられた実施形態がある。このような実施形態では、本体側の接続プラグ14にホース側の接続プラグ(不図示)が接続されると、ホース側の接続プラグによってリミットスイッチ60が押し込まれ、リミットスイッチ60から出力される信号が制御回路43に入力される。これにより本体1にホース3が接続されていることが検知される。一方、本体側の接続プラグ14とホース側の接続プラグとの接続が解除されると、リミットスイッチ60の押し込みが解除され、制御回路43への信号入力が途絶える。これにより本体1とホース3との接続が解除されたことが検知される。また、本体側の接続プラグ14にホース側の接続プラグが接続されると、本体側の接続プラグ14に設けられている2つの端子間が電気的導通され、これにより本体1にホース3が接続されていることが検知される一方、本体側の接続プラグ14とホース側の接続プラグとの接続が解除されると、上記電気的導通が遮断され、これにより本体1とホース3との接続が解除されたことが検知される実施形態もある。
更に、タンク10の洗浄液の有無を検知する洗浄液検知手段を設け、洗浄液がなくなった後に水抜き動作が実行される実施形態もある。例えば、タンク10の下端(ポンプ30との連通部)に洗浄液検知手段としてのセンサ61を設け、センサ61によって洗浄液がなくなったことが検知されると水抜き動作に移行する。洗浄作業の最中に洗浄液がなくなってしまう場合には洗浄液を足して洗浄作業を継続する場合がある。従って、上記したようにホース3が接続されておらず、且つ洗浄液がない場合に水抜き動作を実行することが望ましい。
ホース3や洗浄液の有無を検出して水抜き動作を実行する場合、電池電圧(電池の残容量)が残っていないと電動モータ31を駆動することができない。従って、電池電圧が放電一時停止電圧に達して電動モータ31が一旦停止された場合、ホース3や洗浄液がないことが確認され、かつ、操作部(水抜きスイッチ18やメインスイッチ13)が操作された場合に水抜き動作を実行できるようにすればよい。
或いは、電池電圧が放電一時停止電圧よりも低い放電停止電圧に達した場合であっても水抜き動作であれば実行することができる。水抜き動作は、ホース3が接続プラグ14に接続されていないことが実行の条件となるため、上記したように、水抜き動作時における電動モータ31の負荷は、通常動作時における負荷に比べて少なくなる。一方で、電動モータ31の駆動(負荷)によって低下していた電池電圧は、電動モータ31の動作を一旦停止することである程度の電圧まで復帰するのが一般的である。すなわち、放電停止電圧に達した電池であっても、水抜き動作のみであれば実行することが可能である。さらに、図11に示されるように、本体1の操作部(メインスイッチ13)とは別に、洗浄ガン2に電動モータ31の回転数を制御する制御部62を設けることも考えられる。この構成では、本体1の操作部(メインスイッチ13)は、制御回路43を起動させるための操作部として機能する。一方、洗浄ガン2の制御部62は、電動モータ31の駆動を制御するための操作部として機能する。かかる構成にすれば、作業者の手元で電動モータ31の回転数すなわち吐出圧力を調整することができ、作業性を向上することができる。この場合、本体1側の制御回路43と洗浄ガン2側の制御部62との間で、電動モータ31の回転数を指示する信号が送受信されることになるため、この信号の有無を検知してホース3や洗浄ガン2の接続の有無を検出するようにしても良い。
1 本体
2 洗浄ガン
3 ホース
13 メインスイッチ
14 接続プラグ
17 LED
18 水抜きスイッチ
21 電池(電池パック)
30 ポンプ
31 電動モータ
32 回路基板
41 電池電圧検出回路
43 制御回路
50 電解コンデンサ

Claims (21)

  1. ポンプによって洗浄液を吐出する洗浄機であって、
    前記ポンプを駆動する電動モータと、
    前記電動モータの電源としての電池と、
    前記電動モータへの電力供給を制御する制御部と、
    作業者によって操作される操作部と、を有し、
    前記電池の電圧が所定の第一電圧まで低下すると前記電池から前記電動モータへの電力供給が停止されるとともに、前記電池から前記電動モータへの電力供給が停止された後に前記操作部が操作されると、前記電池または該電池とは別の電源から前記電動モータへ電力が供給されることを特徴とする洗浄機。
  2. 前記電池から前記電動モータへの電力供給が停止された後に前記操作部が操作されると、前記電池の電圧が前記第一電圧よりも低い所定の第二電圧に低下するまで該電池から前記電動モータへ電力が供給されることを特徴とする請求項1に記載の洗浄機。
  3. 前記電池から前記電動モータへの電力供給が停止された後に前記操作部が操作されると、前記電池から前記電動モータへ所定時間だけ電力が供給されることを特徴とする請求項1に記載の洗浄機。
  4. 前記電池から供給される電力の一部を蓄えるキャパシタを有し、
    前記電池から前記電動モータへの電力供給が停止された後に前記操作部が操作されると、前記キャパシタに蓄えられている電力が前記電動モータへ供給されることを特徴とする請求項1に記載の洗浄機。
  5. 前記ポンプによって洗浄液が吐出される吐出口を備えた本体と、
    前記吐出口に接続可能なホースを介して前記本体に繋がれる洗浄ガンと、
    前記吐出口に前記ホースが接続されているか否かを検知する検知手段と、を有し、
    前記電池から前記電動モータへの電力供給が停止された後であって、かつ、前記吐出口に前記ホースが接続されていないことが前記検知手段によって検知された状態で前記操作部が操作されると、前記電池または該電池とは別の電源から前記電動モータへ電力が供給されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の洗浄機。
  6. 前記電池の電圧が所定の第一電圧まで低下したことを報知する表示部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の洗浄機。
  7. ポンプによって洗浄液を吐出する洗浄機であって、
    前記ポンプによって洗浄液が吐出される吐出口と、
    前記ポンプを駆動するモータと、
    前記電動モータへの電力供給を制御する制御部と、
    作業者によって操作される操作部と、を有し、
    前記制御部は、特定の条件が満たされた場合に前記操作部を操作することで前記吐出口から前記洗浄液を排出する水抜き動作を実行することを特徴とする洗浄機。
  8. 前記モータの電源となる電池と、
    前記吐出口に接続可能なホースを介して接続される洗浄ガンと、を有し、
    前記制御部は、前記洗浄ガンが前記吐出口に接続されていない場合に前記水抜き動作を実行することを特徴とする請求項7に記載の洗浄機。
  9. 前記吐出口に前記ホースが接続されているか否かを検知する検知手段を有し、
    前記制御部は、前記吐出口に前記ホースが接続されていないことが前記検知手段によって検知されると前記水抜き動作を実行することを特徴とする請求項8に記載の洗浄機。
  10. 前記洗浄液の有無を検知する洗浄液検知手段を有し、
    前記制御部は、前記洗浄液がないことが前記洗浄液検知手段によって検知されると前記水抜き動作を実行することを特徴とする請求項9に記載の洗浄機。
  11. 前記制御部は、前記電池の電圧が所定の第一電圧まで低下すると前記電池から前記モータへの電力供給を停止するとともに、前記電池から前記モータへの電力供給が停止された後に前記操作部が操作されると前記水抜き動作を実行することを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれかに記載の洗浄機。
  12. 前記制御部は、前記電池の電圧が放電を停止する所定の第二電圧まで低下すると前記電池から前記モータへの電力供給を停止するとともに、前記電池から前記モータへの電力供給が停止された後に前記操作部が操作されると前記水抜き動作のみ実行可能とすることを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれかに記載の洗浄機。
  13. 前記ポンプ及び前記モータを収容する本体と、
    前記本体に設けられた前記操作部であって、作業者によって前記制御部を起動させるための操作部と、
    前記吐出口に接続可能なホースを介して接続される洗浄ガンと、
    前記洗浄ガンに設けられ、前記モータの駆動を制御するガン側制御部と、を有することを特徴とする請求項8に記載の洗浄機。
  14. 前記制御部は、前記ガン側制御部からの信号又は前記ガン側制御部への信号を送受信することにより前記洗浄ガンの有無を検知し、前記洗浄ガンが前記吐出口に接続されていない場合に前記水抜き動作を実行することを特徴とする請求項13に記載の洗浄機。
  15. 前記水抜き動作を実行する際の前記電池の放電電流は、前記洗浄液を前記吐出口から吐出する洗浄動作を実行する際の前記電池の放電電流より小さいことを特徴とする請求項7乃至請求項14のいずれかに記載の洗浄機。
  16. 前記水抜き動作を実行する際の前記モータの回転数は、前記洗浄液を前記吐出口から吐出する洗浄動作を実行する際の前記モータの回転数より少ないことを特徴とする請求項7乃至請求項15のいずれかに記載の洗浄機。
  17. ポンプによって洗浄液を吐出する洗浄機であって、
    前記ポンプによって洗浄液が吐出される吐出口と、
    前記ポンプを駆動するモータと、
    前記モータへの電力供給を制御する制御部と、
    前記洗浄液を前記吐出口から排出するよう水抜き動作を前記制御部に実行させる操作部を有することを特徴とする洗浄機。
  18. 前記操作部は、前記モータを起動させるメインスイッチであり、
    前記制御部は、前記メインスイッチが特定操作されることで前記水抜き動作を実行することを特徴とする請求項17に記載の洗浄機。
  19. 前記制御部は、前記メインスイッチが所定時間連続してオンされた場合に前記水抜き動作を実行することを特徴とする請求項18に記載の洗浄機。
  20. 前記制御部は、前記メインスイッチが所定回数連続してオンされた場合に前記水抜き動作を実行することを特徴とする請求項18に記載の洗浄機。
  21. 前記操作部は、前記モータを起動させる前記メインスイッチとは別に設けられていることを特徴とする請求項17に記載の洗浄機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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