JP2014046223A - 除染方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】除染対象物から剥離させた有害物質の除染対象物への再付着を防止でき、除染効果を向上できる除染方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る除染方法は、容器90内にポリイオン水91を入れるとともに物の表面に有害物質が付着した除染対象物100を当該容器90内のポリイオン水91中に入れて、除染対象物100に圧力波を付与することによって、除染対象物100から有害物質を剥離することを特徴とする。また、圧力波を発生させる圧力波発生装置として、放電により圧力波95を発生させる放電装置1を用い、放電装置1の放電電極部6を容器内のポリイオン水中に設置して放電を行うことにより、ポリイオン水91中の除染対象物100に圧力波95を付与した。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係る除染方法は、容器90内にポリイオン水91を入れるとともに物の表面に有害物質が付着した除染対象物100を当該容器90内のポリイオン水91中に入れて、除染対象物100に圧力波を付与することによって、除染対象物100から有害物質を剥離することを特徴とする。また、圧力波を発生させる圧力波発生装置として、放電により圧力波95を発生させる放電装置1を用い、放電装置1の放電電極部6を容器内のポリイオン水中に設置して放電を行うことにより、ポリイオン水91中の除染対象物100に圧力波95を付与した。
【選択図】図1
Description
本発明は、有害物質が付着した除染対象物から有害物質を除去する除染方法に関する。
有害物質が付着した除染対象物から有害物質を除去する除染方法としては、除染対象物としての汚染土を超音波洗浄する方法(特許文献1)等が知られている。
しかしながら、上述した除染方法では、スラリー槽において土壌微粒子に超音波を照射することで土壌微粒子から有害物質が剥離するが、剥離した有害物質が土壌微粒子に再付着してしまうという問題点があった。
本発明は、除染対象物から剥離させた有害物質の除染対象物への再付着を防止でき、除染効果を向上できる除染方法を提供する。
本発明は、除染対象物から剥離させた有害物質の除染対象物への再付着を防止でき、除染効果を向上できる除染方法を提供する。
本発明に係る除染方法によれば、容器内にポリイオン水を入れるとともに物の表面に有害物質が付着した除染対象物を当該容器内のポリイオン水中に入れて、除染対象物に圧力波を付与することによって、除染対象物から有害物質を剥離するので、除染対象物から剥離させた有害物質がポリイオン水のポリイオンに付着することにより、除染対象物から剥離させた有害物質の除染対象物への再付着を防止でき、除染効果を向上できる。
また、圧力波を発生させる圧力波発生装置として、放電により圧力波を発生させる放電装置を用い、放電装置の放電電極部を容器内のポリイオン水中に設置して放電を行うことにより、ポリイオン水中の除染対象物に圧力波を付与したので、安価かつ簡単に除染対象物を除染できる。
また、圧力波を発生させる圧力波発生装置として、放電により圧力波を発生させる放電装置を用い、放電装置の放電電極部を容器内のポリイオン水中に設置して放電を行うことにより、ポリイオン水中の除染対象物に圧力波を付与したので、安価かつ簡単に除染対象物を除染できる。
実施形態に係る除染方法は、容器内にポリイオン水を入れるとともに物の表面に有害物質が付着した除染対象物を当該容器内のポリイオン水中に入れて、除染対象物に圧力波を付与することによって、除染対象物から放射性物質等の有害物質を剥離する。
具体的には、図1に示すように、圧力波を発生させる圧力波発生装置として、放電により圧力波95を発生する放電装置1を用い、水にポリイオンを溶かしたポリイオン水91を容器90内に入れるとともに当該ポリイオン水91中に除染対象物100を入れ、容器90内のポリイオン水91中に、放電により圧力波95を発生する電極装置の放電電極部6を設置し、電極装置に電圧を印加して電極間で放電を生じさせることで、放電により発生した圧力波95がポリイオン水91中の除染対象物100に付与されて、除染対象物100に付着していた放射性物質等の有害物質が剥離する。そして、除染対象物100から剥離した有害物質は、ポリイオン水91中のポリイオンに付着して凝集するので、一旦除染対象物100から剥離した有害物質が除染対象物100に再付着することを防止できる。尚、図1では、電極装置として、後述する電極装置2Aを用いた場合を図示している。
実施形態に係る除染対象物100の除染方法の一例として、放射性物質であるセシウムが付着した除染対象物100としての汚染土からセシウムを除去する方法について説明する。
セシウムは、汚染土中の粒子の細かい粘土微粒子(例えば0.010mm(10μm)〜0.030mm(30μm))に多く吸着されている。
そこで、まず、例えば、洗浄作業及び分級作業を行って、セシウムが付着した処理対象の汚染土を、粒径0.075mm未満、粒径0.075mm以上、に分けた。
汚染土を分けた後の重量割合を調べた結果、例えば、粒径0.075mm未満が8%、粒径0.075mm以上が92%であった。
また、汚染土を分けた後の放射能残留割合を調べた結果、例えば、粒径0.075mm未満が87%、粒径0.075mm以上が13%であった。
以上の調査結果によれば、セシウムが付着した処理対象の汚染土を分けた後の重量割合は、粒径0.075mm以上が90%以上を占めており、粒径0.075mm以上の汚染土に付着しているセシウムを除去できれば、汚染土の90%以上を再利用できる。
尚、粒径0.075mm未満の汚染土の放射能残留割合は非常に高いため、粒径0.075mm未満の汚染土は、容器に入れて保管したり、覆土して保管することにより、除染対象から除外する。
セシウムは、汚染土中の粒子の細かい粘土微粒子(例えば0.010mm(10μm)〜0.030mm(30μm))に多く吸着されている。
そこで、まず、例えば、洗浄作業及び分級作業を行って、セシウムが付着した処理対象の汚染土を、粒径0.075mm未満、粒径0.075mm以上、に分けた。
汚染土を分けた後の重量割合を調べた結果、例えば、粒径0.075mm未満が8%、粒径0.075mm以上が92%であった。
また、汚染土を分けた後の放射能残留割合を調べた結果、例えば、粒径0.075mm未満が87%、粒径0.075mm以上が13%であった。
以上の調査結果によれば、セシウムが付着した処理対象の汚染土を分けた後の重量割合は、粒径0.075mm以上が90%以上を占めており、粒径0.075mm以上の汚染土に付着しているセシウムを除去できれば、汚染土の90%以上を再利用できる。
尚、粒径0.075mm未満の汚染土の放射能残留割合は非常に高いため、粒径0.075mm未満の汚染土は、容器に入れて保管したり、覆土して保管することにより、除染対象から除外する。
そこで、上述した洗浄作業及び分級作業後の粒径0.075mm以上の除染対象物100としての汚染土に付着しているセシウムを除去するために、例えば金属性の容器90内にポリイオン水91を入れ、かつ、この容器90内のポリイオン水91中に、洗浄作業及び分級作業後の粒径0.075mm以上の除染対象物100としての汚染土を入れ、この容器90内の水中に放電装置1の後述する放電電極部6を設置して、ポリイオン水91中にて放電による圧力波95を発生させることにより、当該圧力波95が粒径0.075mm以上の除染対象物100としての汚染土に付与されて当該汚染土に付着していた数μm程度の粘土微粒子が当該汚染土から剥離する。この場合、ポリイオン水91中で粒径0.075mm以上の汚染土から剥離した放射性セシウムを吸着した粘土微粒子がポリイオン水91中のポリイオンに付着して粘土微粒子同士が結びついて凝集するので、当該粘土微粒子が一旦汚染土から剥離した後、除染済の土に再付着することを防止できる。
図2(a)に示すように、セシウムは粒径0.075mm以上の除染対象物100としての汚染土150に付着していた当該数μm程度の粘土微粒子151に吸着されているので、当該粒径0.075mm以上の汚染土150に圧力波が付与されることで、図2(b)に示すように、当該数μm程度の粘土微粒子151が粒径0.075mm以上の汚染土150から剥離し、粒径0.075mm以上の汚染土からセシウムが除去されることになる。そして、放電処理後、容器90内の上水を除去することにより、セシウムが除去された粒径0.075mm以上の除染済の土が得られ、当該土を再利用できるようになる。
尚、上記では、処理対象の汚染土を、粒径0.075mm未満の粒群と粒径0.075mm以上の粒群とに分け、処理対象の汚染土全体に対する放射能残留割合が大きくて、かつ、処理対象の汚染土全体に対する重量割合が小さい粒群である粒径0.075mm未満の粒群を除染対象とせず、処理対象の汚染土全体に対する放射能残留割合が小さくて、かつ、処理対象の汚染土全体に対する重量割合が大きい粒群である粒径0.075mm以上の粒群を除染対象とした例を示した。
即ち、上記では、除染対象とするか否かの境界値とする粒径の値である基準値を0.075mmとした例を示したが、除染対象とするか否かの境界値とする粒径の値である基準値は、0.075mmより小さくても良いし、0.075mmより大きくても良い。即ち、上記基準値は任意に決定すればよい。
つまり、実施形態1によるセシウムが付着した汚染土からセシウムを除去する方法では、除染対象とするか否かの境界値とする粒径の値を基準値として決め、処理対象の汚染土を、上記基準値未満の粒群の汚染土と上記基準値以上の粒群の汚染土とに分け、当該基準値に基づいて分けられた粒群の汚染土のうち、処理対象の汚染土全体に対する放射能残留割合が小さくて、かつ、処理対象の汚染土全体に対する重量割合が大きい粒群の汚染土を上記除染対象物としたので、除染により、汚染土の多くを再利用できるようになる。
図3に示すように、放電装置1は、電極装置2と、電源装置3と、電極装置2と電源装置3とを電気的に接続するための接続体30とを備える。
電極装置2は、間隔維持手段6Aによって間隔(放電ギャップ)gを隔てて配置された正負の電極4;5からなる放電電極部6を備える。
電極4;5は、電極構成体4A;5Aの一端により形成される。電極構成体4A;5Aは、例えば線径2mm〜3mm程度の銅線のような導体線の周囲がビニル樹脂などの樹脂で被覆された線径4mm〜5mm程度のいわゆる被覆線により形成され、この場合、電極4;5は、被覆線の一端において露出する導体線の一端により形成されることになる。一端が正の電極4となる電極構成体4Aの他端には正極端子4aが設けられ、一端が負の電極5となる電極構成体5Aの他端には負極端子5aが設けられる。
電極4;5は、電極構成体4A;5Aの一端により形成される。電極構成体4A;5Aは、例えば線径2mm〜3mm程度の銅線のような導体線の周囲がビニル樹脂などの樹脂で被覆された線径4mm〜5mm程度のいわゆる被覆線により形成され、この場合、電極4;5は、被覆線の一端において露出する導体線の一端により形成されることになる。一端が正の電極4となる電極構成体4Aの他端には正極端子4aが設けられ、一端が負の電極5となる電極構成体5Aの他端には負極端子5aが設けられる。
直線状態の電極構成体4A;5Aの一端(電極4;5)側を直線状態から直角に折り曲げることにより、互いに直角関係なL字状の一端部を形成する。折り曲げられた部分4B;5B(以下、電極部という)の一端(電極4;5)同士が間隔gを隔てて配置され、間隔維持手段6Aによって当該間隔gが保持された正負の電極4;5からなる放電電極部6が形成される。間隔維持手段6Aは絶縁体により形成され、例えば、電極部4B;5Bにそれぞれ挟み付けられて取り付けられる挟着体6d;6dを両端に備え、互いに対向するように設けられた一対の挟着体6d;6d間の間隔bが間隔維持材6eにより維持された構成である。間隔維持手段6Aは、接着剤などで電極部4B;5Bに取り付けられて電極4;5が間隔gを隔てて対向するように電極部4B;5B同士を連結する図外の棒状絶縁体により構成してもよい。
電源装置3は、昇圧装置12、パルスパワー出力装置13を備える。
昇圧装置12は、電源電圧入力部14A、図外の変圧器を備えた昇圧回路15、出力部14を備える。
昇圧回路15は、電源電圧入力部14Aに接続された電源ケーブル14C経由で例えば三相交流200V電源電圧を入力して例えば直流20kV〜50kVの電圧を生成し、生成した直流20kV〜50kVの電圧を出力部14より出力する。出力部14は、正極端子14aと負極端子14bとを備える。
昇圧装置12は、電源電圧入力部14A、図外の変圧器を備えた昇圧回路15、出力部14を備える。
昇圧回路15は、電源電圧入力部14Aに接続された電源ケーブル14C経由で例えば三相交流200V電源電圧を入力して例えば直流20kV〜50kVの電圧を生成し、生成した直流20kV〜50kVの電圧を出力部14より出力する。出力部14は、正極端子14aと負極端子14bとを備える。
パルスパワー出力装置13は、入力端子16、充電回路17、出力部としての電極接続部18を備える。入力端子16は、正極端子16aと負極端子16bとを備える。電極接続部18は、正極端子18aと負極端子18bとを備える。充電回路17は、正極線17a、負極線17b、コンデンサ20、スイッチ21;22を備える。正極線17aには、スイッチ21とスイッチ22とが直列に接続される。正極線17aの一端が入力端子16の正極端子16aに接続され、正極線17aの他端が電極接続部18の正極端子18aに接続される。負極線17bの一端が入力端子16の負極端子16bに接続され、負極線17bの他端が電極接続部18の負極端子18bに接続される。コンデンサ20は、正極線17aにおけるスイッチ21とスイッチ22との間の接続点と負極線17bとに接続される。即ち、コンデンサ20は、正極線17a及び負極線17bに並列接続される。スイッチ21は昇圧装置12から供給された電圧をコンデンサ20に充電させるためのスイッチ、スイッチ22はコンデンサ20に充電された電荷を放電させて電極接続部18経由で電極装置2に出力させるためのスイッチである。図示しないが、充電回路17は接地(アース)されている。
接続体30は、接続ケーブル31と、接続ケーブル31の一端に設けられた入力側コネクタ32と、接続ケーブル31の他端に設けられた出力側コネクタ33とを備える。入力側コネクタ32は、電源装置3の電極接続部18の正極端子18a及び負極端子18bの各々に接続される正極端子32a及び負極端子32bを備える。出力側コネクタ33は、電極構成体4Aの正極端子4aに接続される正極端子33a及び電極構成体5Aの負極端子5aに接続される負極端子33bを備える。
次に、放電装置1の使用方法について説明する。接続体30の入力側コネクタ32と電源装置3の電極接続部18とを電気的に接続するとともに、接続体30の出力側コネクタ33と電極構成体4A;5Aとを電気的に接続する。電源装置3のスイッチ21、スイッチ22をともに非導通の状態としておいて、電源ケーブル14Cを介して電源装置3を交流200V電源に電気的に接続することで、電源ケーブル14Cを経由して昇圧装置12に交流200V電源が供給され、交流200Vが昇圧回路15で例えば直流20kV〜50kVに昇圧される。そして、スイッチ21を導通すると、コンデンサ20に電荷が蓄積される。コンデンサ20に電荷が蓄積された後に、スイッチ22を導通する。これにより電極装置2の放電電極部6の電極4;5に電圧が印加されて電極4;5間で放電を生じる。
上記電極装置2の代わりに、図3に示す電極装置2Aを用いてもよい。当該電極装置2Aは、例えば、+電極のような一方電極としての棒状の内部導体73と、内部導体73の外周囲を被覆する筒状の絶縁体74と、絶縁体74の外周囲に設けられた−電極のような他方電極としての外部導体75とにより構成される。即ち、当該電極装置2Aは、内部導体73と絶縁体74と外部導体75とが同軸状に配置された構成の同軸電極である。外部導体75は、内部導体73の中心線に沿った方向に間隔を隔てて設けられた複数の浮遊電極76;76・・・を構成する。浮遊電極とは、電源側と電気的に絶縁された電極のことである。絶縁体74の先端74tより突出して露出する内部導体73の先端部73tとこの先端部73tに最も近い浮遊電極76の先端部76tとで放電を生じさせる先端側放電ギャップ77が形成され、互いに対向する浮遊電極76同士の端部76Sと端部76Sと
で放電を生じさせる中間側放電ギャップ78が形成される。中間側放電ギャップ78は複
数形成される。先端側放電ギャップ77、中間側放電ギャップ78が維持された内部導体73と複数の浮遊電極76とにより放電電極部6が形成される。
で放電を生じさせる中間側放電ギャップ78が形成される。中間側放電ギャップ78は複
数形成される。先端側放電ギャップ77、中間側放電ギャップ78が維持された内部導体73と複数の浮遊電極76とにより放電電極部6が形成される。
実施形態によれば、容器90内にポリイオン水91を入れ、かつ、この容器90内のポリイオン水91中に除染対象物100としての汚染土を入れ、この容器90内のポリイオン水91中に放電装置1の放電電極部6を設置して、ポリイオン水91中にて放電による圧力波95を発生させたので、圧力波95が汚染土に付与されて当該汚染土に付着していたセシウム等の有害物質が当該汚染土から剥離した後、剥離した有害物質がポリイオン水91中のポリイオンに付着して凝集し、除染済の土に再付着することを防止できる。
また、放電装置1は車の荷台等に積載して移動できるので、土壌洗浄プラント等の施設に常駐させる必要は無い。つまり、土壌洗浄プラント等の施設毎に放電装置1を設置する必要はなく、除染作業を行う土壌洗浄プラントに放電装置を移動させれば良いので、除染処理にかかる装置コストを低減できる。
また、適当な容器90内に圧力伝達媒体91と除染対象物100とを入れて、容器90の圧力伝達媒体91中に電極装置を設置して放電させるだけでよいので、設備コストが安価となり、かつ、簡単に汚染土を除染できる。
また、放電装置1は車の荷台等に積載して移動できるので、土壌洗浄プラント等の施設に常駐させる必要は無い。つまり、土壌洗浄プラント等の施設毎に放電装置1を設置する必要はなく、除染作業を行う土壌洗浄プラントに放電装置を移動させれば良いので、除染処理にかかる装置コストを低減できる。
また、適当な容器90内に圧力伝達媒体91と除染対象物100とを入れて、容器90の圧力伝達媒体91中に電極装置を設置して放電させるだけでよいので、設備コストが安価となり、かつ、簡単に汚染土を除染できる。
尚、除染対象物100は、物の表面に放射性物質等の有害物質が付着した構成であればよく、上述した汚染土の他、例えば、有害物質が付着したコンクリート、金属等であってもよい。
また、有害物質は、放射性物質以外の、例えば、油、重金属等の有害物質であっても適用可能である。
また、上記では圧力波発生装置として放電装置1を用いたが、圧力波を発生させる装置であれば超音波装置などの他の圧力波発生装置を用いてもかまわない。
また、有害物質は、放射性物質以外の、例えば、油、重金属等の有害物質であっても適用可能である。
また、上記では圧力波発生装置として放電装置1を用いたが、圧力波を発生させる装置であれば超音波装置などの他の圧力波発生装置を用いてもかまわない。
1 放電装置(圧力波発生装置)、6 放電電極部、91 ポリイオン水、
95 圧力波(圧力波)、100 除染対象物、150 汚染土。
95 圧力波(圧力波)、100 除染対象物、150 汚染土。
Claims (2)
- 容器内にポリイオン水を入れるとともに物の表面に有害物質が付着した除染対象物を当該容器内のポリイオン水中に入れて、除染対象物に圧力波を付与することによって、除染対象物から有害物質を剥離することを特徴とする除染方法。
- 圧力波を発生させる圧力波発生装置として、放電により圧力波を発生させる放電装置を用い、放電装置の放電電極部を容器内のポリイオン水中に設置して放電を行うことにより、ポリイオン水中の除染対象物に圧力波を付与したことを特徴とする請求項1に記載の除染方法。
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JPN6016018474; 長縄 弘親, 外: 'ポリイオン粘土を利用した汚染土壌中の放射性セシウム除去' 粘土科学討論会講演要旨集 Vol.55, 20110914, P.142-143 * |
JPN6016018475; 中村 恵美 ,外: '水溶液界面反応におけるハイブリッド多糖カプセルの作成とその特性' 日本接着学会誌 No.3, 2005, P.93-103 * |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014048060A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Kumagai Gumi Co Ltd | 除染方法 |
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