JP2014046009A - 生検器具 - Google Patents

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賢治 石井
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Abstract

【課題】術者の手技によらず一定した深さ及び大きさの良好な検体を採取する。
【解決手段】本発明は、手元側からの操作によって先端側の採取部10で検体を採取するための生検器具1であって、採取部10には、支軸17を中心に回転可能で先端に刃18,19を有する切除部12,13が設けられており、支軸17を中心に切除部12,13を回転させると、刃18,19によって検体を切除可能なように構成されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、手元側からの操作によって先端側の採取部で組織や細胞などの検体を採取するための生検器具に関するものである。
一般に、子宮頸癌及びその前癌病変である子宮頸部上皮内腫瘍(CIN:Cervical Intraepithelial Neoplasia)の診断の際には、経膣的に拡大鏡で病変を確認した上で、組織の一部を切り取り、病理検査(生検)を行う必要がある。そのため、日常臨床において、種々の生検器具が使用されている。
従来のこの種の生検器具としては、例えば、先端側に取り付けられた硬質ステンレス製の切除具で組織を挟んでせん断によって切除するように構成した生検器具が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
アトムメディカル株式会社のウェブサイトの製品情報
http://www2.atomed.co.jp/tmp/pdf2/P017_Biopsy_Intruments.pdf#search='生検器具'
しかしながら、上記した従来の生検器具では、組織を、切除具で挟んでせん断により切除しているため、採取時に組織の引きつれや挫滅、表皮の剥離などの現象が発生する虞がある。そして、このような現象が発生した場合、上皮の微細な病変について2〜4mm程度の検体で評価する子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)のような診断では、病理検査が困難になってしまうという問題があった。
また、上記した従来の生検器具では、組織の切除の深さは術者が生検器具を組織に押し付ける具合によって簡単に変化するため、術者の手技により組織が深く採れたり、浅く採れたりし、深過ぎると検査後の出血が多くなり、浅過ぎると検査自体ができなくなるといった問題が生じていた。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、引きつれや挫滅、表皮の剥離などのない良好な検体を採取することができ、術者の手技によらず一定した深さ及び大きさの検体を採取することのできる生検器具を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するため、本発明は、手元側からの操作によって先端側の採取部で検体を採取するための生検器具であって、前記採取部には、支軸を中心に回転可能で先端に刃を有する切除部が設けられており、前記支軸を中心に前記切除部を回転させると、前記刃によって前記検体を切除可能なように構成されていることを特徴とする。
この特徴によれば、前記切除部により検体を所望な大きさにきれいに切除することができる。すなわち、検体の採取時に組織の引きつれや挫滅、表皮の剥離などが発生する虞がなく、良好な検体を採取することができるため、病理検査を容易且つ確実に行うことができる。
また、本発明に係る生検器具において、前記採取部には、筒状に形成されて先端面が開口された外筒部が設けられており、前記切除部は、前記支軸を中心に一方向に回転すると、前記外筒部の先端面より内側に収納され、前記支軸を中心に他方向に回転すると、前記外筒部の先端面より外側に突出するように構成されているのが好ましい。
この特徴によれば、前記外筒部の先端面を患者の上皮に当接させることにより、切除部の先端面からの突出長を一定に保持することができるため、術者の手技によらずに検体の切除の深さや大きさを一定に保持することができる。すなわち、術者の手技によって、検体の採取深さや大きさが過大になることにより検査後の出血が多くなったり、或いは、検体の採取深さや大きさが過少となることにより検査自体ができなくなったりすることを確実に防止することができる。
また、本発明に係る生検器具において、前記切除部は左右一対に設けられ、該各切除部は、回転の軌跡が球面状を形成すると共に、前記刃が円弧状を形成しているのが好ましい。
この特徴によれば、前記切除部の先端の刃が球面上を滑るように移動するため、検体を所望な大きさにきれいに切除することができる。すなわち、検体の採取時に組織の引きつれや挫滅、表皮の剥離などが発生する虞がなく、良好な検体を採取することができるため、病理検査を容易且つ確実に行うことができる。
また、本発明に係る生検器具において、前記採取部には、筒状に形成されて先端面が開口された外筒部が設けられており、前記各切除部は、前記支軸を中心に前記刃が互いに離間する方向に回転すると、前記外筒部の先端面より内側に収納され、前記支軸を中心に前記刃が互いに接近する方向に回転すると、前記外筒部の先端面より外側に突出するように構成されているのが好ましい。
この特徴によれば、前記外筒部の先端面を患者の上皮に当接させることにより、切除部の先端面からの突出長を一定に保持することができるため、術者の手技によらずに検体の切除の深さや大きさを一定に保持することができる。すなわち、術者の手技によって、検体の採取深さや大きさが過大になることにより検査後の出血が多くなったり、或いは、検体の採取深さや大きさが過少となることにより検査自体ができなくなったりすることを確実に防止することができる。
また、本発明に係る生検器具において、前記各切除部の刃は、前記支軸から離れるに従って刃先角が小さくなるように形成されているのが好ましい。
この特徴によれば、検体を所望な大きさにきれいに切除することができ、検体の採取時に組織の引きつれや挫滅、表皮の剥離などが発生する虞がなく、良好な検体を採取することができるため、病理検査を容易且つ確実に行うことができる。
本発明によれば、引きつれや挫滅、表皮の剥離などのない良好な検体を採取することができ、術者の手技によらず一定した深さ及び大きさの検体を採取することができる等、種々の優れた効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る生検器具を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る生検器具の先端側部分を拡大して示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る生検器具で検体を採取している時の先端側部分を拡大して示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る生検器具について説明する。なお、以下の説明では、子宮頸部の診断の際に使用する生検器具に本発明を適用した場合について例示して説明し、上下左右の向きは、便宜上、図1〜図3に示された図面上の向きを基準として説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る生検器具1を示す平面図である。この生検器具1は、外径が5〜10mm程度の細長円筒形状の外筒部2と、外筒部2内に挿入される細長円柱軸状の摺動部3と、を備えており、使い捨てタイプであるのが好ましい。摺動部3は、外筒部2の内面に沿って軸方向に摺動可能に設けられ、図示しないバネ等の付勢部材によって外筒部2から上方に突出する方向に付勢されている。
生検器具1の手元側である上部側には操作部4が設けられている。
操作部4は、外筒部2の上端部の左右両側にそれぞれ取り付けられる左円環部5及び右円環部6と、摺動部3の軸心CL上に中心が来るように摺動部3の上端部に取り付けられる中央円環部7と、により構成されている。そして、左右円環部5,6は、手の指、例えば人差し指及び中指が挿通可能に形成されており、中央円環部7は、手の指、例えば、親指が挿通可能に形成されている。また、中央円環部7の付け根部分には摺動部3の軸心CLに直交するように平坦部8が形成されている。
生検器具1の先端側である下部側には採取部10が設けられている。
図2及び図3に示されているように、採取部10は、摺動部3の先端にリンク機構11を介して設けられた左右一対の切除部12,13を備えている。
リンク機構11は、第1及び第2の2本のリンク14a,14bにより構成され、第1及び第2リンク14a,14bの各上端部は第1枢結部15aを介して摺動部3の下端に枢支されている。また、第1枢結部15aの下方であって、外筒部2の開口された先端面16から所定長上方に離間した位置には、摺動部3の軸心CLに直交するように(図2及び図3の紙面垂直方向に)支軸17が外筒部2に支持されている。
左右の切除部12,13は、支軸17を中心に上下に回転可能に設けられており、その回転の軌跡が球面状を成すように湾曲して形成されている。左右の切除部12,13の先端には円弧状の刃18,19がそれぞれ形成されており、刃18,19は支軸17から離れるに従って刃先角が小さくなるように形成されている。すなわち、刃18,19は、中央部分が薄く、支軸17の近接部分が厚くなるように形成されている。
次に、図面を参照しつつ、上記した構成を備えた本発明の実施の形態に係る生検器具1の作用について説明する。
図1に示されているように、操作部4を操作しない場合、摺動部3は前記付勢部材の付勢力によって外筒部2から上方に突出する方向に付勢されており、左右の切除部12,13は外筒部2の先端面16より上方内側部分に収納されている。
図2はこの時の生検器具1の先端側部分を拡大して示す断面図であり、左右の切除部12,13は、前記付勢部材によって摺動部3が上方に付勢されるのに伴ってリンク14a,14bを介して上方に引っ張られることにより、支軸17を支点にそれぞれ上方に回転し、お互いから離間した姿勢が保持されている。
このように左右の切除部12,13が外筒部2内に収納された状態で、操作部4の左右円環部5,6にそれぞれ手の人差し指及び中指を挿通させると共に操作部4の中央円環部7に手の親指を挿通させて生検器具1を把持し、外筒部2の先端面16を患者の上皮20に当接させる。
次いで、この当接状態において、親指で中央円環部7の平坦部8を下方に押圧操作すると、摺動部3が前記付勢部材の付勢力に抗して外筒部2の内面に沿って先端側下方に摺動することに伴い、リンク14a,14bが第1枢結部15aを支点にそれぞれ左右外側に拡がり、左右の切除部12,13は、支軸17を中心にお互いの刃18,19同士が接近する方向(下方)にそれぞれ回転する。
そうすると、図3に示されているように、左右の切除部12,13の刃18,19は、外筒部2の先端面16より下方外側に突出し、所定の組織や細胞などの検体を採取した後、お互いに接触し、左右の切除部12,13の回転が停止する。
このように上記した本発明の実施の形態に係る生検器具1によれば、外筒部2の先端面16を患者の上皮20に当接させることにより、切除部12,13の先端面16からの突出長を一定に保持することができるため、術者の手技によらずに検体の切除の深さや大きさを一定に保持することができる。すなわち、術者の手技によって、検体の採取深さや大きさが過大になることにより検査後の出血が多くなったり、或いは、検体の採取深さや大きさが過少となることにより検査自体ができなくなったりすることを確実に防止することができる。
また、切除部12,13が外筒部2の先端面16から所定長上方に離間した位置にある支軸17を中心に回転可能に設けられ、切除部12,13の先端の刃18,19が球面上を滑るように移動すると共に支軸17から離れるに従って刃先角が小さくなるように形成されているため、検体を所望な大きさにきれいに切除することができる。すなわち、検体の採取時に組織の引きつれや挫滅、表皮の剥離などが発生する虞がなく、良好な検体を採取することができるため、病理検査を容易且つ確実に行うことができる。
さらに、生検器具1は極めて簡単な構造を成しており、使い捨てタイプとすることができるため、使用後の洗浄及び消毒作業が不要となり、使い勝手の向上を図ることができる。
なお、上記した本発明の実施の形態では、切除部12,13を回転させる機構としてリンク機構11を採用しているが、本発明はこの機構に限定されるものではなく、歯車や他のリンク機構を使用することもできる。
また、上記した本発明の実施の形態において、切除部12,13は左右一対に設けられ、各切除部12,13は、回転の軌跡が球面状を形成すると共に、刃18,19が円弧状を形成しているが、本発明はこの形態に限定されるものではない。すなわち、切除部が一方側にのみ設けられたり、或いは、切除部の回転軌跡が円筒状を形成したり、或いは、刃が直線状を形成したりする等、各種変更が可能である。
また、上記した本発明の実施の形態では、本発明を子宮頸部の診断の際に使用する生検器具に適用した場合について説明したが、本発明はこの場合に限定する趣旨ではなく、他の診断において使用する生検器具に適用可能であることは言うまでもない。
さらにまた、上記した本発明の実施の形態の説明は、本発明に係る生検器具の好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 生検器具
2 外筒部
3 摺動部
10 採取部
12,13 切除部
16 先端面
17 支軸
18,19 刃

Claims (5)

  1. 手元側からの操作によって先端側の採取部で検体を採取するための生検器具であって、
    前記採取部には、支軸を中心に回転可能で先端に刃を有する切除部が設けられており、前記支軸を中心に前記切除部を回転させると、前記刃によって前記検体を切除可能なように構成されていることを特徴とする生検器具。
  2. 前記採取部には、筒状に形成されて先端面が開口された外筒部が設けられており、前記切除部は、前記支軸を中心に一方向に回転すると、前記外筒部の先端面より内側に収納され、前記支軸を中心に他方向に回転すると、前記外筒部の先端面より外側に突出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の生検器具。
  3. 前記切除部は左右一対に設けられ、該各切除部は、回転の軌跡が球面状を形成すると共に、前記刃が円弧状を形成していることを特徴とする請求項1に記載の生検器具。
  4. 前記採取部には、筒状に形成されて先端面が開口された外筒部が設けられており、前記各切除部は、前記支軸を中心に前記刃が互いに離間する方向に回転すると、前記外筒部の先端面より内側に収納され、前記支軸を中心に前記刃が互いに接近する方向に回転すると、前記外筒部の先端面より外側に突出するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の生検器具。
  5. 前記各切除部の刃は、前記支軸から離れるに従って刃先角が小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の生検器具。
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