JP2014044906A - 帯電粒子送出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】動物を装着対象とすることができる帯電粒子送出装置において、帯電粒子発生素子が自然な形で上部に維持されるようにする。
【解決手段】帯電粒子送出装置1Aは、装着対象を抱えるようにして当該装着対象に装着される装着具10を備える。装着具10にイオン発生素子20及びその電源となる電池30が取り付けられる。装着具10を二分したときの一方の側にイオン発生素子20が配置され、他方の側に電池30が配置される。帯電粒子送出装置1A全体の重心は電池30が配置された側に存在する。電池30はイオン発生素子20より重いのがよく、イオン発生素子20は重心から最も離れた位置に配置されているのがよい。装着具10はベルト11またはハーネス16として構成される。
【選択図】図1
【解決手段】帯電粒子送出装置1Aは、装着対象を抱えるようにして当該装着対象に装着される装着具10を備える。装着具10にイオン発生素子20及びその電源となる電池30が取り付けられる。装着具10を二分したときの一方の側にイオン発生素子20が配置され、他方の側に電池30が配置される。帯電粒子送出装置1A全体の重心は電池30が配置された側に存在する。電池30はイオン発生素子20より重いのがよく、イオン発生素子20は重心から最も離れた位置に配置されているのがよい。装着具10はベルト11またはハーネス16として構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は帯電粒子送出装置に関する。
イオンを一例とする帯電粒子を送出して殺菌及びにおい除去を行う帯電粒子送出装置が家庭に進出しつつある。そのような帯電粒子送出装置の例を特許文献1に見ることができる。
特許文献1に記載された帯電粒子送出装置は帯電粒子としてイオンを送出する。その本体ケースにはファンが内蔵されており、ファンが生成した気流を本体ケースの上面に形成された吹出口へ導く送風路の最も狭い位置に、帯電粒子発生器であるイオン発生器と、イオン検出器とが設けられている。
帯電粒子であるイオンには静電気除去の機能もある。特許文献2にはイオン発生素子から発生した正イオンと負イオンにより静電気の除去を行う静電気除去装置が記載されている。この静電気除去装置は人体に装着するものとして構成されており、リストバンド、アームバンド、レッグバンド、ウェストベルト、胸部ベルトなどの装着手段を備えている。
特許文献2に記載された帯電粒子送出装置は帯電粒子の適用対象を人体としていたが、ペットとして飼育する動物を適用対象とする帯電粒子送出装置も想定し得る。動物を帯電粒子の適用対象とした場合、動物のにおいを除去することができるとともに、動物の体毛によって発生する静電気も効率的に除去することができるから、動物を人間の生活空間に受け入れること、端的に言えば室内飼いをすることの障壁が一段と低くなる。
動物に帯電粒子を接触させるにあたっては、帯電粒子送出装置を動物自身に装着することが好ましい。帯電粒子送出装置を動物に装着するにあたっては、帯電粒子送出装置が動物の上部、すなわち背中側に来るようにすることが好ましい。その方が動物の生活空間に効率的に帯電粒子を散布することができるし、動物の体毛の静電気除去も、体毛の多い背中側に帯電粒子が確実に接触することにより、効率的に行うことができるからである。
ところで、帯電粒子送出装置を動物に背負わせることを考えた場合、特許文献2に記載された構成をそのまま適用するのは問題がある。特許文献2記載の装置ではイオン発生素子と電池とが本体部に一体化されており、本体部だけが重いので、動物が動き回ると本体部が自然に下方、すなわち腹側に回ってしまう。このようになると帯電粒子の効率的な散布が妨げられ、体毛の静電気除去の効率も低下する。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、動物を装着対象とすることができる帯電粒子送出装置において、帯電粒子発生素子が自然な形で上部に維持されるようにすることを目的とする。
本発明に係る帯電粒子送出装置は、装着対象を抱えるようにして当該装着対象に装着される装着具を備え、前記装着具に帯電粒子発生素子及びその電源となる電池が取り付けられる帯電粒子送出装置であって、前記装着具を二分したときの一方の側に前記帯電粒子発生素子が配置され、他方の側に前記電池が配置されるものであり、当該帯電粒子送出装置全体の重心は前記電池が配置された側に存在することを特徴としている。
この構成によると、帯電粒子送出装置全体の重心が電池側に寄っているため、電池が自然に下部に移動する一方で、帯電粒子発生素子は自然に上部に移動する。これにより、装着対象の周囲の空間に帯電粒子を効率的に散布することができ、装着対象が動物であるときには体毛の静電気除去を効率的に行うことができる。
上記構成の帯電粒子送出装置において、前記帯電粒子発生素子よりも前記電池の方が重いことが好ましい。
この構成によると、電池の近傍に錘や装飾を追加することなく、帯電粒子送出装置全体の重心を電池の側に持ってくることができるから、帯電粒子送出装置の重心を所望位置に導くにあたり、徒に帯電粒子送出装置の重量を増加させなくて済む。
上記構成の帯電粒子送出装置において、前記帯電粒子発生素子が、当該帯電粒子送出装置の中で前記重心から最も離れた位置に配置されていることが好ましい。
この構成によると、帯電粒子発生素子は重心から最も離れた箇所に存在するため、帯電粒子発生素子が帯電粒子送出装置の最上部に移動したとき、帯電粒子送出装置は最も安定した状態になる。このため、帯電粒子送出装置はその最上部より安定して帯電粒子を送出することができる。
上記構成の帯電粒子送出装置において、前記装着具の中で前記帯電粒子発生素子と前記電池の相対位置が調整可能であることが好ましい。
この構成によると、装着対象の大きさや形状に合わせて帯電粒子発生素子と電池の位置を最適化することができる。
上記構成の帯電粒子送出装置において、前記帯電粒子発生素子から帯電粒子を送出するファンを備えていることが好ましい。
この構成によると、帯電粒子発生素子から発生した帯電粒子を、自然の風がないときでもファンにより強制的に散布することができる。
上記構成の帯電粒子送出装置において、前記電池は前記装着具に着脱可能に取り付けられていることが好ましい。
この構成によると、電池の放電が進んで帯電粒子発生素子の動作が停止したときには電池を交換することにより帯電粒子発生素子の動作を簡単に再開することができる。
上記構成の帯電粒子送出装置において、前記帯電粒子発生素子は前記装着具に着脱可能に取り付けられていることが好ましい。
この構成によると、装着対象が動物である場合、動物を戸外に連れ出すなど帯電粒子の効果を期待しなくて良い局面では帯電粒子発生素子を取り外して動物の負荷を軽減することができる。また帯電粒子発生素子が故障したり、耐用年数が経過したりした場合には簡単に新品に交換することができる。
上記構成の帯電粒子送出装置において、前記帯電粒子発生素子が複数個存在することが好ましい。
この構成によると、帯電粒子の発生量を増し、帯電粒子の効果を高めることができる。
上記構成の帯電粒子送出装置において、前記帯電粒子発生素子に対しその動作スイッチが、形状変化しない連結部材で連結されていることが好ましい。
この構成によると、自然に上部に移動する帯電粒子発生素子の近傍に動作スイッチが配置されるので、動作スイッチの操作がやりやすい。
上記構成の帯電粒子送出装置において、前記帯電粒子発生素子と前記電池がフレキシブル部材で連結されていることが好ましい。
この構成によると、紐、帯、面ファスナー、ゴムバンド、フレキシブルアームといったフレキシブル部材を巻き付けることにより、任意の装着対象に帯電粒子送出装置を装着することができる。
上記構成の帯電粒子送出装置において、前記フレキシブル部材がベルトであることが好ましい。
この構成によると、帯電粒子送出装置を装着対象に簡単に装着することができる。
上記構成の帯電粒子送出装置において、前記フレキシブル部材がハーネスであることが好ましい。
この構成によると、装着対象が動物である場合、帯電粒子送出装置を簡単に装着することができる。
上記構成の帯電粒子送出装置において、前記帯電粒子発生素子と前記電池のそれぞれが前記フレキシブル部材への取り付け具を備えることが好ましい。
この構成によると、その時々で使用者の好みや都合に応じてフレキシブル部材を選択することができる。またフレキシブル部材が劣化したり汚損したりした場合には簡単に交換することができる。
本発明では、装着具を二分したときの一方の側に帯電粒子発生素子が配置され、他方の側に電池が配置されるものであり、帯電粒子送出装置全体の重心は電池が配置された側に存在するから、電池が自然に下部に移動する。すなわち荷電粒子発生装置は自然に上部に移動する。これにより、装着対象の周囲の空間に帯電粒子を効率的に散布することができ、装着対象が動物であるときには体毛の静電気除去を効率的に行うことができる。
<第1実施形態>
図1に示す帯電粒子送出装置1Aは、犬や猫に代表される、ペットとして飼育される動物を装着対象とするものであり、動物の首輪として使用可能な構造となっている。
図1に示す帯電粒子送出装置1Aは、犬や猫に代表される、ペットとして飼育される動物を装着対象とするものであり、動物の首輪として使用可能な構造となっている。
帯電粒子送出装置1Aは装着対象を抱えるようにして当該装着対象に装着される装着具10を備える。装着具10は、皮革、人工皮革、織物などのフレキシブル部材からなるベルト11により構成される。ベルト11の一方の端にはバックル12及びベルトの余った端を通すループ13が取り付けられる。ベルト11の他方の端には、バックル12のピン14を通す貫通孔15が複数個、ベルト11の長さ方向に沿って所定間隔で形成されている。ベルト11にはペット用の首輪として一般的に使用されているものを流用することができる。
図1のように貫通孔15の1個にピン14を通してベルト11をリング状にした状態が帯電粒子送出装置1Aの通常の使用状態である。リング状の装着具10を概ね180°ずつに二分したときの一方の側に帯電粒子発生素子が配置される。第1実施形態における帯電粒子はイオンであり、帯電粒子発生素子はイオン発生素子20である。リング状の装着具10の他方の側、言い換えるとイオン発生素子20の反対側にはイオン発生素子20の電源となる電池30が配置される。
イオン発生素子20はケーシング内に複数の電極を配置したものであり、電池30はケーシング内に1個または複数個の素電池を収納したものである。イオン発生素子20と電池30はベルト11の内側を通る配線40によって電気的に接続され、電池30は配線40を通じてイオン発生素子20に電力を供給する。配線40としては一般的な銅線を使用することができる。感電を防ぐため、配線40をベルト11に埋め込むことが望ましい。
電池30はイオン発生素子20を駆動するための電力を貯蔵する。電池30から供給される電力により、イオン発生素子20の電極間には交流波形またはインパルス波形の高電圧が印加され、これによって電極はコロナ放電を行う。放電を行う電極の一方には正電圧が印加され、コロナ放電により空気中の水分子が電離して水素イオンが生成される。この水素イオンが溶媒和エネルギーにより空気中の水分子とクラスタリングする。これにより、H+(H2O)m(mは0または任意の自然数)から成る空気イオンの正イオンが放出される。
放電を行う電極の他方には負電圧が印加され、コロナ放電により空気中の酸素分子または水分子が電離して酸素イオンが生成される。この酸素イオンが溶媒和エネルギーにより空気中の水分子とクラスタリングする。これにより、O2 -(H2O)n(nは任意の自然数)から成る空気イオンの負イオンが放出される。
H+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは空気中の浮遊菌やにおい成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。そして、下記の式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH2O2(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集させて浮遊菌やにおい成分を破壊する。ここで、m’、n’は任意の自然数である。従って、正イオン及び負イオンを散布することにより、帯電粒子送出装置1Aを装着した動物の体表の殺菌及びにおい除去を行うことができる。イオンは動物の体毛によって発生する静電気も除去する。
H+(H2O)m+O2 -(H2O)n→・OH+1/2O2+(m+n)H2O ・・・(1)
H+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ 2・OH+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(2)
H+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ H2O2+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(3)
H+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ 2・OH+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(2)
H+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ H2O2+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(3)
第1実施形態の帯電粒子送出装置1Aでは、イオン発生素子20と電池30が別々の位置に取り付けられている。そのため帯電粒子送出装置1A全体の重心はイオン発生素子20と電池30の間の位置に存在する。本発明の特徴とするところは、図1のようにベルト11をリング状にしたとき、帯電粒子送出装置1A全体の重心が、電池30が配置された側に存在するようにした点にある。
上記のように構成することにより、動物に装着された帯電粒子送出装置1Aにおいて、電池30が自然に下部に移動する一方で、イオン発生素子20は自然に上部に移動する。これにより、帯電粒子送出装置1Aから散布された正イオンと負イオンは動物の周囲を効率的に包み込み、殺菌及びにおい除去の効果を発揮する。動物の体毛の静電気除去も効率的に行われる。
帯電粒子送出装置1A全体の重心が、電池30が配置された側に存在するようにするには、電池30の付近に錘や錘代わりの装飾を取り付けるというのも一つの方策である。しかしながらそれよりも、電池30をイオン発生素子20よりも重くするという方策の方が適切である。
電池30がイオン発生素子20よりも重ければ、電池30の近傍に錘や装飾を追加することなく、帯電粒子送出装置1A全体の重心を電池30の側に偏らせることができる。すなわち徒に帯電粒子送出装置1Aの重量を増加させることなく帯電粒子送出装置1Aの重心を所望位置に設定することができる。
イオン発生素子20より重くするとは言っても、基本的には電池30は軽い方がよい。そのため、電池30としてはエネルギー密度の高い電池、例えばリチウムイオン電池を使用することが好ましい。
イオン発生素子20は、帯電粒子送出装置1Aの中で重心から最も離れた位置に配置するとよい。そうすれば、イオン発生素子20が帯電粒子送出装置1Aの最上部に移動したとき、帯電粒子送出装置1Aは最も安定した状態になる。このため、帯電粒子送出装置1Aはその最上部より安定して正イオンと負イオンを送出することができる。
装着具10の中で、イオン発生素子20と電池30の相対位置が調整可能であるものとするとよい。イオン発生素子20と電池30の相対位置を調整可能にするための方策としては、ベルト11の表面に形成したレールにイオン発生素子20を取り付け、レール上をイオン発生素子20が移動可能とする方法や、イオン発生素子20をクリップでベルト11に装着するものとし、適宜クリップの位置を変える方法などが考えられる。
上記のようにイオン発生素子20と電池30の位置関係を調整可能とすることで、首の太さや体格といった動物の身体的特徴に基づき、イオン発生素子20の位置を最適化することができる。
イオン発生素子20から正イオンと負イオンを送出するファンを設けるとよい。そうすれば、イオン発生素子20から発生した正イオンと負イオンを、自然の風がないときでもファンにより強制的に散布することができる。
ファンによる風を上の方に向ければ、動物の周囲の空間にイオンを効率的に散布することができる。ファンによる風を動物の体表の方に向ければ、動物の体毛にイオンを効率的に散布することができる。上方にでも動物の体表方向にでもファンの送風方向を設定できるようにしておくと便利である。
電池30は装着具10に着脱可能に取り付けられることとするのがよい。そうすれば、電池30の放電が進んでイオン発生素子20の動作が停止したときには電池30を交換することによりイオン発生素子20の動作を簡単に再開することができる。
イオン発生素子20は装着具10に着脱可能に取り付けられることとするのがよい。そうすれば、動物を戸外に連れ出すなどイオンの効果を期待しなくて良い局面ではイオン発生素子20を取り外して動物の負荷を軽減することができる。またイオン発生素子20が故障したり、耐用年数が経過したりした場合には簡単に新品に交換することができる。イオン発生装置20と共に電池30も装着具10に対し着脱可能となっていれば、動物の負荷を一層軽減することができる。
イオン発生素子20を複数個設けてもよい。そうすれば、イオンの発生量を増し、イオンの効果を高めることができる。
イオン発生素子20と電池30のそれぞれが装着具10との取り付け具を備えることとするのがよい。そうすれば、使用者の好みや都合に応じてその時々で装着具10を選択することができる。また装着具10が劣化したり汚損したりした場合には簡単に交換することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る帯電粒子送出装置1Bを図2に示す。第1実施形態と機能的に共通する構成要素については第1実施形態の説明で使用したのと同じ符号を付し、説明は省略する。第2実施形態での符号の扱いは第3実施形態以下の実施形態にも適用する。
第2実施形態に係る帯電粒子送出装置1Bを図2に示す。第1実施形態と機能的に共通する構成要素については第1実施形態の説明で使用したのと同じ符号を付し、説明は省略する。第2実施形態での符号の扱いは第3実施形態以下の実施形態にも適用する。
第2実施形態に係る帯電粒子送出装置1Bが第1実施形態に係る帯電粒子送出装置1Aと異なる点は、電池30にイオン発生素子20の動作スイッチ50が設けられた点である。動作スイッチ50は電池30に対し、形状変化しない連結部材51で連結される。連結部材51としては、合成樹脂の射出成型品、金属のダイキャスト製品、板金のプレス成型品などを用いることができる。
動作スイッチ50と連結部材51の組み合わせをイオン発生素子20の側に配置することもできる。動作スイッチ50を連結部材51でイオン発生素子20に連結することとした場合、自然に上部に移動するイオン発生素子20の近傍に動作スイッチ50が配置されるので、動作スイッチ50の操作がやりやすい。
<第3実施形態>
第3実施形態に係る帯電粒子送出装置1Cを図3に示す。第3実施形態でも装着具10は皮革、人工皮革、織物などのフレキシブル部材からなるが、そのフレキシブル部材はハーネス16として構成されている。
第3実施形態に係る帯電粒子送出装置1Cを図3に示す。第3実施形態でも装着具10は皮革、人工皮革、織物などのフレキシブル部材からなるが、そのフレキシブル部材はハーネス16として構成されている。
ハーネス16を上下に二分したときの上部の側にイオン発生素子20が配置され、下部の側に電池30が配置される。帯電粒子送出装置1C全体の重心は電池30が配置された側に存在する。このため、動物に装着された帯電粒子送出装置1Cにおいて、電池30が自然に下部に移動する一方で、イオン発生素子20は自然に上部に移動する。これにより、帯電粒子送出装置1Cから散布された正イオンと負イオンは動物の周囲を効率的に包み込み、殺菌及びにおい除去の効果を発揮する。動物の体毛の静電気除去も効率的に行われる。
装着具10がハーネス16であることにより、帯電粒子送出装置1Cを動物に簡単に装着することができる。第1実施形態を説明する際に述べた「好ましい構造」は全て第3実施形態にも適用可能である。
<第4実施形態>
第1実施形態及び第2実施形態のベルト11と第3実施形態のハーネス16は、帯電粒子送出装置の専用部品として位置づけられていた。任意のベルトやハーネス、例えば使用者の好みに合ったデザインのベルトやハーネスに取り付けて用いることができるようにしたものが図4に示す第4実施形態の帯電粒子送出装置1Dである。
第1実施形態及び第2実施形態のベルト11と第3実施形態のハーネス16は、帯電粒子送出装置の専用部品として位置づけられていた。任意のベルトやハーネス、例えば使用者の好みに合ったデザインのベルトやハーネスに取り付けて用いることができるようにしたものが図4に示す第4実施形態の帯電粒子送出装置1Dである。
帯電粒子送出装置1Dは、帯60の両端近傍にイオン発生素子20と電池30を取り付け、両者を配線40で電気的に接続したものである。
イオン発生素子20と電池30にはそれぞれ取り付け具61が設けられている。取り付け具61により任意のベルトやハーネスに取り付けることで、帯電粒子送出装置1Dは装着対象を抱えるようにして当該装着対象に装着されることが可能になる。イオン発生素子20と電池30が取り付け具61で取り付けられた任意のベルトやハーネスが第4実施形態における装着具ということになる。
取り付け具61は任意のベルトやハーネスを挟むクリップとすることができる。クリップに代え、スナップホックや面ファスナー等、衣料分野で一般的な連結要素を用いることもできる。帯電粒子送出装置1Dの側に専用連結具の一方を配置し、ベルトやハーネスの側に専用連結具の他方を配置する構成とすることもできる。
任意のベルトに装着された帯電粒子送出装置1Dは、第1実施形態及び第2実施形態と同じく、リング状にしたベルトを概ね180°ずつに二分したときの一方の側にイオン発生素子20が配置され、他方の側に電池30が配置されることになる。全体の重心は電池30が配置された側に存在する。このため、動物に装着された帯電粒子送出装置1Dにおいて、電池30が自然に下部に移動する一方で、イオン発生素子20は自然に上部に移動する。これにより、帯電粒子送出装置1Dから散布された正イオンと負イオンは動物の周囲を効率的に包み込み、殺菌及びにおい除去の効果を発揮する。動物の体毛の静電気除去も効率的に行われる。
任意のハーネスに装着された帯電粒子送出装置1Dは、第3実施形態と同じく、ハーネス16を上下に二分したときの上部の側にイオン発生素子20が配置され、下部の側に電池30が配置される。全体の重心は電池30が配置された側に存在する。このため、動物に装着された帯電粒子送出装置1Dにおいて、電池30が自然に下部に移動する一方で、イオン発生素子20は自然に上部に移動する。これにより、帯電粒子送出装置1Dから散布された正イオンと負イオンは動物の周囲を効率的に包み込み、殺菌及びにおい除去の効果を発揮する。動物の体毛の静電気除去も効率的に行われる。
イオン発生素子20と電池30を物理的に接続する帯60は、合成樹脂や金属などの高剛性素材で形成された形状変化の無い部材であってもよく、紐、帯、面ファスナー、ゴムバンド、フレキシブルアームなどのフレキシブル部材であってもよい。フレキシブル部材とした場合、ベルトやハーネスの大きさ、ベルトやハーネスを装着する動物の体格などに応じて帯60をフィットさせることができる。帯60を動物の首輪に装着することを想定した場合、イオン発生素子20と電池30の間の距離は、帯60を伸ばした状態で5〜30cmであることが好ましい。
第1実施形態を説明する際に述べた「好ましい構造」は全て第4実施形態にも適用可能である。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明はペットとして飼育される動物に装着可能な帯電粒子送出装置に広く利用可能である。
1A、1B、1C、1D 帯電粒子送出装置
10 装着具
11 ベルト
16 ハーネス
20 イオン発生装置(帯電粒子発生装置)
30 電池
40 配線
50 動作スイッチ
51 連結部材
60 帯
61 取り付け具
10 装着具
11 ベルト
16 ハーネス
20 イオン発生装置(帯電粒子発生装置)
30 電池
40 配線
50 動作スイッチ
51 連結部材
60 帯
61 取り付け具
Claims (13)
- 装着対象を抱えるようにして当該装着対象に装着される装着具を備え、
前記装着具に帯電粒子発生素子及びその電源となる電池が取り付けられる帯電粒子送出装置であって、
前記装着具を二分したときの一方の側に前記帯電粒子発生素子が配置され、他方の側に前記電池が配置されるものであり、
当該帯電粒子送出装置全体の重心は前記電池が配置された側に存在することを特徴とする帯電粒子送出装置。 - 前記帯電粒子発生素子よりも前記電池の方が重いことを特徴とする請求項1に記載の帯電粒子送出装置。
- 前記帯電粒子発生素子が、当該帯電粒子送出装置の中で前記重心から最も離れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の帯電粒子送出装置。
- 前記装着具の中で前記帯電粒子発生素子と前記電池の相対位置が調整可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の帯電粒子送出装置。
- 前記帯電粒子発生素子から帯電粒子を送出するファンを備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の帯電粒子送出装置。
- 前記電池は前記装着具に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の帯電粒子送出装置。
- 前記帯電粒子発生素子は前記装着具に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の帯電粒子送出装置。
- 前記帯電粒子発生素子が複数個存在することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の帯電粒子送出装置。
- 前記帯電粒子発生素子に対しその動作スイッチが、形状変化しない連結部材で連結されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の帯電粒子送出装置。
- 前記帯電粒子発生素子と前記電池がフレキシブル部材で連結されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の帯電粒子送出装置。
- 前記フレキシブル部材がベルトであることを特徴とする請求項10に記載の帯電粒子送出装置。
- 前記フレキシブル部材がハーネスであることを特徴とする請求項10に記載の帯電粒子送出装置。
- 前記帯電粒子発生素子と前記電池のそれぞれが前記フレキシブル部材との取り付け具を備えることを特徴とする請求項10に記載の帯電粒子送出装置。
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