JP2014038508A - 路面画像の表示装置と表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】道路面を高分解能で撮影する技術を開発した。道路は長く、高分解能路面画像を道路全長に亘って観察するには長時間作業が必要となる。
【解決手段】路肩に存在する距離標16a,16b・・から道路横断方向に伸びる仮想線24,30に沿って複数車線に跨って伸びる範囲の路面画像36を表示する。道路長に沿って連続的に伸びている小縮尺路面画像38と一緒に表示する。距離標毎に、道路を横断する高分解能路面画像36が表示されるので、路面の詳細を観察したいという要求と、道路を全長に亘って観察したいという要求に対応できる路面画像が表示される。
【選択図】図1

Description

本明細書では、路面画像の表示技術を開示する。
出願人らは、道路面(本明細書では路面という。)を高分解能で撮影する技術を完成した。その技術の詳細が特許文献1に開示されており、道路を走行する車両から路面を連続的に撮影する。
特許第3820428号公報
上記技術によって、大縮尺路面画像を得ることが可能となった。本明細書では、同一物体が大きく表示される画像を大縮尺画像といい、小さく表示される画像を小縮尺画像という。上記技術によると、路面に生じている細かなクラックまで視認できるほど鮮明な大縮尺路面画像を得ることができる。
道路は長く伸びているのに対し、表示機器の表示範囲は限られている。広範囲を表示するために小縮尺路面画像を表示すれば、路面の詳細情報が失われてしまう。詳細情報を表示するために大縮尺路面画像を表示すれば、表示されている領域の道路上の位置がわかりづらくなってしまう。道路の管理者等が路面の状態を認識しやすいように路面画像を表示するためには、特別な表示技術が必要とされる。
最も単純に考えれば、道路の全体がわかる程度に縮小された小縮尺路面画像を表示し、その小縮尺路面画像を利用して詳細観察する位置を指定したときに、指定した位置の大縮尺路面画像が表示される表示技術が適しているように思われる。
しかしながら、道路の管理者は、例えばクラックの発生密度が高い場所を知りたいことがある。小縮尺路面画像を利用して大縮尺路面画像を表示する位置を指定する技術では、クラックの発生密度が高い場所を知ることができない。現時点では、クラックが視認できる程度の大縮尺路面画像を表示し、経過時間に応じてその表示範囲を移動させていく表示技術に頼っている。道路はきわめて長いために、上記の表示技術では、必要情報を得るのに長時間作業が必要となる。高分解能の路面画像データが入手できるようになったにもかからず、そのデータを活用する技術がネックとなっている。
本明細書では、極めて長い道路の路面画像を、観察者が観察するのに値するだけの情報量が得られる態様で表示する表示技術を開示する。
本明細書では、路面の詳細まで視認できる大縮尺路面画像を表示するとともに、その大縮尺路面画像の位置を観察者が直感しやすい表示技術を開示する。
道路には距離標(管理ポストあるいは側点ともいう)が設置されており、道路管理者等は距離標によって場所を特定する。大縮尺路面画像を距離標に関連付けて表示すれば、観察者は、大縮尺路面画像を観察することができ、その位置を直感することができる。本明細書でいう距離標は、道路管理者等が道路上の位置を特定するために用いる指標であって路面に固定されているものをいう。
道路の中には複数車線を備えているものがある。距離標は、通常、路肩または中央分離帯にしか設置されていない。例えば片側3車線の道路の場合、中央車線を走行しながら撮影した路面画像には、距離標が撮影されていない。距離標に関連付けて表示しようにも、距離標が撮影されていない中央車線の路面画像の場合には、距離標と路面画像を関連付けることができない。側点が中央車線に設けられていることがあるが、その場合には、隣接する車線に側点が設けられていない。距離標と関連付けられない車線が存在する。
特許文献1の技術では、道路が複数車線を備えている場合、各車線を走行しながら路面を撮影し、車線毎に得られた路面画像データを合成して複数車線に跨る路面画像を得る。複数車線に跨る路面画像を合成すれば、原理的には、距離標に関連付けて複数車線に跨る路面画像を表示することが可能である。しかしながら、そのためには道路の全長に亘って複数車線に跨る路面画像を合成しておく必要があり、膨大な計算量を必要とする。現在普及しているパーソナルコンピュータでは処理に時間を要し、処理待ち時間が長くなるという問題が生じる。
本明細書では、路面の詳細まで視認できるとともに観察者が表示範囲の道路上の位置を直感しやすい大縮尺路面画像を表示する技術であって、表示のための処理量が小さくてすむ表示技術を開示する。
本明細書で開示する表示装置は、特定の距離標から道路横断方向に伸びて複数車線に跨っている路面画像を表示する。その表示装置は、第1記憶領域と第2記憶領域と第3記憶領域と表示機器を備えている。
第1記憶領域は、距離標を含む路面画像データ(距離標が路肩に設置されている場合は路肩側の車線に沿って走行しながら撮影することで得られる)を記憶している。第2記憶領域は、距離標を含まない路面画像データ(距離標が路肩に設置されている場合は路肩側車線に隣接する車線に沿って走行しながら撮影することで得られる)を記憶している。第3記憶領域は、距離標を含む路面画像データと距離標を含まない路面画像データを合成した合成後路面画像データを記憶している。ただし第3記憶領域は、道路の長さ方向に連続的に伸びる合成後路面画像データを記憶するものでなく、道路の長さ方向において断続的に現れる範囲の合成後路面画像データを記憶する。すなわち、距離標から道路横断方向に伸びている仮想線に沿った範囲の合成後路面画像データを記憶する。仮想線に沿った範囲の道路の長さ方向の距離は特に制約されない。表示機器の物理的制約の中で適宜決定することができる。ただし、隣接する距離標の間隔よりも狭い範囲とする。その場合、隣接する距離標の間に、合成後路面画像データが合成されない範囲が存在する。道路の長さ方向に連続する合成後路面画像データを用意する場合と比較すると、画像合成のための処理量が圧縮され、第3記憶領域に必要な記憶容量がコンパクト化される。
表示機器は、第3記憶領域が記憶している合成後路面画像データが記述する合成後路面画像を表示する。すなわち、距離標から道路横断方向に伸びて複数車線に跨っている範囲の大縮尺路面画像を表示する。
観察者は、路面に生じているクラックまで視認できる大縮尺路面画像を観察することができる。しかも距離標が表示されており、その位置を直ちに認識することができる。
距離標を含む路面画像データから抽出した前記仮想線に沿った範囲の路面画像と、距離標を含まない路面画像データから抽出した前記仮想線に沿った範囲の路面画像が、同一直線上に表示されることが好ましい。実際の路面では、同一直線上に位置しているからである。そのためには、距離標を含む路面画像データから抽出した前記仮想線に沿った範囲の路面画像データと、距離標を含まない路面画像データから抽出した前記仮想線に沿った範囲の路面画像データを合成する際に、前記仮想線が同一直線上に揃うように合成し、そうして合成した合成後路面画像データを第3記憶領域に記憶しておくことが好ましい。
距離標を含む路面画像と距離標を含まない路面画像は、重複範囲を備えている。すなわち、同一物体が両者に含まれている範囲が存在する。その場合、距離標を含む路面画像内における前記物体と、距離標を含まない路面画像内における前記物体が、同一位置に表示されることが好ましい。そのためには、距離標を含む路面画像データから抽出した前記仮想線に沿った範囲の路面画像データと、距離標を含まない路面画像データから抽出した前記仮想線に沿った範囲の路面画像データを合成する際に、前記仮想線が同一直線上に揃うだけでなく、重複して撮影されている同一物体が道路横断方向においても同一位置に表示されるように合成することが好ましい。そうして合成した合成後路面画像データを第3記憶領域に記憶しておくことが好ましい。
距離標を含んで複数車線に跨っている路面画像は、路肩から路肩まで、あるいは路肩から中央分離帯にまで跨るものであることが好ましい。すなわち、道路の全幅に跨る合成後路面画像データを第3記憶領域に記憶することが好ましい。
しかしながら、道路横断方向の表示範囲は上記に限定されない。全部の車線には跨っていないが、1車線には留まっていない範囲を表示したい場合も存在するからである。
上記によって、距離標を含む路面画像内の仮想線と距離標を含まない路面画像内の仮想線を同一直線上に表示するのに必要な、距離標を含む路面画像と距離標を含まない路面画像の相対的位置関係(道路長さ方向の相対的位置関係)が判明する。さらには、同一物体を同一位置に表示するのに必要な、距離標を含む路面画像と距離標を含まない路面画像の相対的位置関係(道路長さ方向の相対的位置関係と、道路横断方向の相対的位置関係)が判明する。
その相対的位置関係を利用することで、道路の長さ方向に連続するとともに複数車線に跨る路面画像を合成することができる。しかしながら、そのためには大量の処理と、大記憶容量が必要とされる。
そこで、路面画像データを小縮尺路面画像データに変換し、変換した後に合成することが好ましい。小縮尺路面画像データであればデータ量が小さく、合成のための処理量が小さくてすみ、合成後データの記憶容量も小さくてすむ。
上記の場合、距離標を含む小縮尺路面画像データと距離標を含まない小縮尺路面画像データを合成した合成後小縮尺画像データを記憶しておく第4記憶領域を設ける。そして、表示機器は、第3記憶領域が記憶している合成後路面画像データが記述する合成後路面画像と、第4記憶領域が記憶している合成後小縮尺路面画像データが記述する合成後小縮尺路面画像の両者を表示する。
上記によると、広範囲に亘る合成後小縮尺路面画像と、詳細を表示する合成後路面画像の両者が表示され、観察者は全体を意識しながら局所観察することができる。
上記の場合、広範囲に亘る合成後小縮尺路面画像を道路の長さ方向にスクロール可能としておくとともに、合成後小縮尺路面画像上で特定の距離標を指定可能としておくことが好ましい。その場合、指定した距離標に対応する合成後路面画像(道路横断方向の大縮尺路面画像に相当する)が表示されるようにしておくことが好ましい。
距離標がリスト化されている場合も多い。距離標がリスト化されている場合、そのリストを表示し、表示画面内で特定の距離標を指定可能とし、距離標を指定したときにその距離標に対応する合成後路面画像が表示されるようにしてもよい。道路管理者等は、見たい位置の大縮尺路面画像を容易に表示させることができる。
本明細書では、特定の距離標から道路横断方向に伸びて複数車線に跨る路面画像を表示する方法も開示する。
その方法は、距離標を含む路面画像データを記憶する工程と、距離標を含まない路面画像データを記憶する工程と、距離標を含む路面画像データから特定の距離標から道路横断方向に伸びている仮想線に沿った範囲の路面画像データを抽出する工程と、距離標を含まない路面画像データから前記仮想線に沿った範囲の路面画像データを抽出する工程と、前記仮想線が同一直線上に揃うように距離標を含む路面画像と距離標を含まない路面画像を表示するのに必要な、距離標を含む路面画像と距離標を含まない路面画像の相対的位置関係を特定する特定工程と、その相対的位置関係を利用して、前記仮想線に沿った範囲の距離標を含む路面画像データと、前記仮想線に沿った範囲の距離標を含まない路面画像データを合成する工程を備えている。
道路の長さ方向に連続的に伸びるとともに複数の車線に跨っている小縮尺路面画像を合わせて表示することが好ましい。その場合は、距離標を含む路面画像データから距離標を含む小縮尺路面画像データを得る工程と、距離標を含まない路面画像データから距離標を含まない小縮尺路面画像データを得る工程と、前記特定工程で特定された相対的位置関係を利用して距離標を含む小縮尺路面画像データと距離標を含まない小縮尺路面画像データを合成する工程を実施する。
距離標を含む路面画像14と距離標を含まない路面画像22から、距離標16aから道路横断方向に伸びて複数車線に跨る範囲の大縮尺路面画像34,36を表示する装置の構成を示している。 表示装置で実行する処理内容を示している。 表示装置で実行する処理内容の続きを示している。 4車線道路に適用した場合の処理内容を説明する図。 複数個の特徴点を抽出する場合の処理内容を説明する図。 車線が増加する領域で実施する画像合成処理過程を説明する図。
下記に説明する実施例の特徴点を説明する。
(特徴点1)1つの小縮尺路面画像と、複数の大縮尺路面画像を同時に表示する。小縮尺路面画像は、道路の長さ方向に連続的に伸びるとともに複数の車線に跨っており、複数の距離標を含んでいる。大縮尺路面画像は、距離標から道路横断方向に伸びて複数車線に跨る範囲の路面画像を表示している。小縮尺路面画像に含まれている複数の距離標に対応する複数の大縮尺路面画像が表示されている。
例えば、100mの長さの道路を10cmに縮小した小縮尺路面画像を表示するものとする。すなわち小縮尺の比が1/1000であるとする。距離標から道路横断方向に伸びて複数車線に跨る範囲の道路長さ方向の距離を2mとする。また、大縮尺路面画像の比を1/100とする。この場合、大縮尺路面画像の道路長さ方向の距離は2cmとなる。100mの長さ範囲を示す小縮尺路面画像と同じ幅の中に、5箇所の大縮尺路面画像を配置することができる。すなわち、20m毎に2m分をサンプリングした大縮尺路面画像を表示することができる。
複数個の道路横断方向の大縮尺路面画像を同時に表示することによって、観察者は多くの情報を得ることができる。上記に例示した場合、1/100の大縮尺路面画像が表示される。長大な道路は、1/1000とか1/10000の小縮尺で表示するために、詳細情報が観察不能となってしまう。それに対して1/100程度の大縮尺で表示すれば、例えば路面に入った細かなクラック等が観察可能であり、道路管理者が知りたい情報を得ることができる。大縮尺路面画像の場合、表示範囲が狭く、広域観察が難しく、位置を特定しづらい。本明細書で開示する技術によると、所定距離毎に設置されている距離標毎に、道路横断方向の大縮尺路面画像が表示される。観察者は、観察したい対象(例えばクラックなど)を視認できる大縮尺で観察しながら、複数の距離標に亘った観察が可能となり、位置を直感することができ、路面情報を広がりを持って理解することができる。
(特徴点2)小縮尺路面画像は、道路の長さ方向にスクロールすることができる。スクロールすると、小縮尺路面画像に含まれている距離標が変化する。その変化に追従して、大縮尺路面画像も変化する。
(特徴点3)道路横断方向に長い大縮尺路面画像は、道路横断方向にスクロールすることができる。
(特徴点4)短冊状に切り出して表示する大縮尺路面画像の道路長さ方向の距離は、距離標と距離標間の距離の10分の1以下である。これによって処理するデータ量が10分の1以下に圧縮される。
(特徴点5)短冊状に切り出して表示する大縮尺路面画像の道路長さ方向の距離は、1メートル以上で3メートル以下である。1メートル以上の範囲を知れば、距離標と距離標間の路面状況を推測することができる。3メートル以下であれば、処理するデータ量を十分に圧縮できる。
(特徴点6)短冊状に切り出した画像は矩形画像であり、JPEG等の一般的画像圧縮技術でデータ量を圧縮できる。これによって画像閲覧が容易化される。100mの道路全体の大縮尺画像は、8,000画素×100,000画素程度の画像となり、一般に用いられる画像圧縮演算の規定値を超える。短冊状に切り出した画像であれば、大縮尺であっても、一般的画像圧縮技術で圧縮可能なデータ量以下となる。1/128くらいに縮小した小縮尺画像であれば、1Kmの路面画像が65画素×7,800画素くらいとなり、これをJPEGで圧縮すると50kバイトくらいの画像データになり、扱いやすい。
図1は、本明細書に記載の技術を模式的・概念的に示している。
第1記憶領域2は、距離標16a,16b,16c・・を含む路面画像14を記述する路面画像データを記憶している。距離標は16a,16b・・は路肩に設置されており、路肩沿いの車線を走行しながら撮影した路面画像14には、距離標16a,16b・・が含まれている。路面画像14には、距離標16a,16b・・の他に、車線を区切る白線18や、図示しないクラックや、横断歩道を示すマーキングや、マンホール等が含まれている。路面の表面に露出している砕石も撮影されている。
第2記憶領域4は、距離標を含まない路面画像22を記述する路面画像データを記憶している。路面画像14の車線と路面画像22の車線は隣接している。斜線で示す範囲20は、路面画像14にも路面画像22にも含まれている重複範囲を示している。
参照番号6は、処理装置を示している。参照番号8は、合成した路面画像34,36を記述する合成後路面画像データを記憶する領域を示している。参照番号10は、小縮尺路面画像38を記述する合成後小縮尺路面画像データを記憶する領域を示している。参照番号12は、表示機器を示している。
図1は、距離標16aから道路横断方向に伸びるとともに、複数車線に跨る路面画像34,36を合成する場合を例示している。距離標16aは、処理装置6でパターン認識処理して特定してもよいし、オペレータが路面画像14を利用して特定してもよい。
24は、距離標16aから道路横断方向に伸びる仮想線を示している。28は、仮想線24に沿った範囲を示している。実施例では、範囲28に対応する道路の長さL1を2mとしている。2m幅の道路横断画面は、道路管理者等に有用な情報を多く提供する。
26aは、仮想線24上にある特徴点を例示している。特徴点26aは、路面画像14と路面画像22の重複範囲20内から抽出されている。特徴点26aには、路面に発生したクラックあるいは舗装表面に出現している特定の砕石等を採ることができる。特徴点26aは、重複範囲20内にある仮想線24に沿った位置をデータ処理して抽出してもよいし、オペレータが視認して抽出してもよい。
特徴点26aは、路面画像14と路面画像22の重複範囲20内にあり、路面画像22内にも存在する。路面画像22の重複範囲20を検索すると、特徴点26aを探索することができる。クラックあるいは砕石を特徴点に採った場合、そのクラックまたは砕石と同じ形状のクラックまたは砕石を路面画像22の重複範囲20から探索すれば、それが特徴点26aであると認定することができる。路面画像22から特徴点26aを抽出する処理は、処理装置6で実行してもよいし、オペレータが実行してもよい。
路面画像22内で特徴点26aの位置が特定されれば、その特徴点26aから道路横断方向に伸びる仮想線30が特定できる。仮想線24と仮想線30は、合成後の路面画像では同一直線上に表示されるべきものである。仮想線30が特定されれば、仮想線30に沿った範囲32も特定することができる。
仮想線24と、仮想線24に沿った範囲28が特定され、仮想線30と、仮想線30に沿った範囲32が特定されれば、参照番号34に示すように、仮想線24と仮想線30が同一直線上に並ぶ合成路面画像を記述する合成路面画像データを合成することができる。結果として、範囲28と範囲32は同一直線上に配置される。仮想線24と仮想線30の間隔L2の距離だけ、範囲32に表示する路面画像データをx方向に変位させる処理(x座標の変換処理に相当する)してから合成すると、合成路面画像34が得られる。この処理は、範囲28の路面画像が表示装置12に設定されている(x,y)座標に従って表示される場合、範囲32に示す画像の基準点32aが表示される(x,y)座標を指定することに相当する。その処理後に合成すると、仮想線24と仮想線30が同一直線上に配置され、範囲28の路面画像と範囲32の路面画像が同一直線上に配置される。
道路長さ方向の距離L1が2メートル程度の短距離である場合、路面画像14上におけるL1に相当する距離と、路面画像22上におけるL1に相当する距離はほぼ等しい。実際には、路面撮影用車両に搭載されている距離計が路面に対してスリップする等の現象が起こるために、路面画像14と路面画像22では道路長さ方向の縮尺が一致しないことがある。しかしその誤差は小さく、距離L1が2メートル程度の短距離である場合には、無視できる。その結果、仮想線24と仮想線30を同一直線上に配置すると、短冊状に切り出された路面画像28の左端と、短冊状に切り出された路面画像32の左端は同一位置を撮影している。例えば、路面画像28の白線18の左端27aに撮影されている道路上の位置と、路面画像32の白線18の左端27aに撮影されている道路上の位置は等しい。同様に、路面画像28の白線18の右端29aに撮影されている道路上の位置と、路面画像32の白線18の右端29aに撮影されている道路上の位置は等しい。仮想線24と仮想線30を同一直線上に配置すると、短冊状に切り出された路面画像28,32の左端も右端も揃う。短冊状に切り出された道路横断方向の大縮尺路面画像34は、実際路面から短冊状に切り出したものによく一致する。
合成路面画像34に示すように仮想線24と仮想線30が同一直線上に並ぶように合成するだけでなく、道路横断方向においても路面画像が連続するように合成してもよい。路面画像14における特徴点26aのy方向座標と、路面画像22における特徴点26aのy方向座標が一致するように座標変換(y方向の座標変換)してから合成すると、36に示す合成路面画像が得られる。この場合、路面画像14における特徴点26aと、路面画像22における特徴点26aが同一位置に重なるように合成される。路面画像14と路面画像22の重複範囲20については、いずれかの一方の路面画像のみが活用される。この合成処理は、処理装置6が実施する。
参照番号8は、34または36に例示した合成路面画像を記述する合成路面画像データを記憶する領域を示している。
表示装置12は、記憶領域8に記憶されている合成後の路面画像データで記述される合成後の路面画像(34または36で例示されている)を表示する。表示される合成路面画像は、距離標16aを含んでおり、複数車線に跨っている。観察者は、道路を横断する範囲28,32内の路面の詳細と、その位置を、同時に知ることができる。
36に示す合成画像の生成過程で、路面画像14内の特徴点26aと路面画像22内の特徴点26aを重ねるのに必要な相対的位置関係がわかる。また、距離標16bに対して上記の処理をすることで路面画像14内の特徴点26bの位置がわかり、路面画像22内の特徴点26bの位置がわかり、路面画像14内の特徴点26bと路面画像22内の特徴点26bを重ねるのに必要な相対的位置関係がわかる。同様に、距離標16cに対して上記の処理をすることで路面画像14内の特徴点26cの位置がわかり、路面画像22内の特徴点26cの位置がわかり、路面画像14内の特徴点26cと路面画像22内の特徴点26cを重ねるのに必要な相対的位置関係がわかる。これを使って、複数車線に跨る小縮尺路面画像を合成することができる。
参照番号14aは、路面画像14の距離標16aと16bの間の区間を小縮尺化した路面画像を示している。参照番号14bは、路面画像14の距離標16bと16cの間の区間を小縮尺化した路面画像を示している。参照番号22aは、路面画像22の特徴点26aと26bの間の区間を小縮尺化した路面画像を示している。参照番号22bは、路面画像22の特徴点26bと26cの間の区間を小縮尺化した路面画像を示している。
小縮尺路面画像14aに小縮尺路面画像22aを合成する際に、路面画像14内の特徴点26aと路面画像22内の特徴点26aが同一位置に表示され、路面画像14内の特徴点26bと路面画像22内の特徴点26bが同一位置に表示されるようにすれば、小縮尺路面画像14aと小縮尺路面画像22aの相対的位置関係が実際のものに再現される。前記したように、路面撮影用車両に搭載されている距離計が路面に対してスリップする等の現象が起こるために、路面画像14と路面画像22では道路長さ方向の縮尺が一致しないことがある。すなわち、路面画像14内の特徴点26aと26bの距離と、路面画像22内の特徴点26aと26bの距離が一致しないことがある。この場合には、路面画像22の道路長さ方向の縮尺を修正することで、路面画像14内の特徴点26aと26bの距離と、路面画像22内の特徴点26aと26bの距離を一致させることができる。路面画像14aと路面画像22aを合成する際に、両者における特徴点26aと特徴点26bが距離が一致していれば、路面画像14内の特徴点26aと路面画像22内の特徴点26aが同一位置に表示され、路面画像14内の特徴点26bと路面画像22内の特徴点26bが同一位置に表示される相対的位置関係を特定することができ、小縮尺路面画像14aと小縮尺路面画像22aの相対的位置関係を実際のものに再現するパラメータを決定できる。それらのパラメータは、大縮尺路面画像データを処理して特徴点26aと特徴点26bを抽出した結果から直ちに計算することができる。
同様にして、路面画像14内の特徴点26bと路面画像22内の特徴点26bが同一位置に表示され、路面画像14内の特徴点26cと路面画像22内の特徴点26cが同一位置に表示される相対的位置関係を特定することができ、小縮尺路面画像14bと小縮尺路面画像22bの相対的位置関係を実際のものに再現するパラメータを決定できる。
そのようにして、複数車線に跨るとともに道路の長手方向に連続している小縮尺路面画像38を得ることができる。この処理は、処理装置6が実施する。小縮尺路面画像38を記述するデータは、記憶領域10に記憶される。
小縮尺路面画像14a,14b,22a,22b・・を記述するデータ量は小さく圧縮されている。小縮尺路面画像14aに小縮尺路面画像14bをマージするのに必要なパラメータ等は、短冊状の合成路面画像34,36を得る段階ですでに特定されている。小縮尺路面画像38を記述するデータ量は小さく、それを得るのに必要な計算量も小さい。
表示装置12は、複数車線に跨るとともに道路の長手方向に連続している小縮尺路面画像38と、その小縮尺路面画像38に含まれている距離標から道路横断方向に複数車線に跨って伸びる範囲28,32の大縮尺路面画像34または36を表示する。道路管理者等は、長く伸びている道路内の位置を直感しながら、路面の詳細を観察することができる。
図2は、処理装置6が実行する処理内容を示している。
ステップS2では、第1記憶領域2に、第1車線路面画像14を記述する第1車線路面画像データを記憶する。第1車線路面画像14は、距離標16a,16b・・を含んでいる。
ステップS4では、第2記憶領域4に、第2車線路面画像22を記述する第2車線路面画像データを記憶する。第2車線路面画像22は、距離標16a,16b・・を含んでいない。
ステップS6では、第1車線路面画像14から距離標を抽出する。ステップS6以降の処理は、距離標毎に繰り返し実施される。距離標を抽出する処理は、オペレータが画面上の位置を指定することで実施してもよい。あるいは処理装置6が、パターンマッチング処理を実施してもよい。
ステップS8では、ステップS6で抽出した距離標(以下では距離表16aを抽出した場合を説明する。距離表16b、16c・・を抽出した場合も同様の処理をする)を通る仮想線24に沿った範囲28を抽出する。
ステップS10では、重複撮影範囲20内にあって、仮想線24の近傍にある範囲内から特徴点26aを抽出する。特徴点は、処理装置6で抽出してもよいし、オペレータが抽出してもよい。
ステップS12では、隣接する車線の路面画像22の重複撮影領域20内を検索して、特徴点26aを抽出する。この処理は、処理装置6で抽出してもよいし、オペレータが抽出してもよい。
ステップS14では、ステップS12で抽出した特徴点26aを通る仮想線30に沿った範囲32を抽出する。
ステップS16では、路面画像22を記述するデータに施すことによって、路面画像22内の特徴点26aが路面画像14内の特徴点26aの表示位置に表示される結果が得られるx座標の変換量とy座標の変換量を決定する。この処理は、処理装置6で計算する。
ステップS18では、ステップS16で決定したx座標の変換量とy座標の変換量を利用して、路面画像22を記述するデータに座標変換処理をし、それを路面画像14を記述するデータにマージすることによって合成路面画像36を記述する路面画像データを合成する。ステップS18では、さらに表示機器12を使って合成路面画像36を表示する。
ステップS6からS18の処理は、距離標を16a,16c,16c・・と切換えながら繰り返し実施する。
その結果、図3のステップS20に示すように、距離標毎に、路面画像22を路面画像14に合成するのに必要なx方向の変換量とy方向の変換量が決まる。
ステップS22では、路面画像14を記述するデータから小縮尺の路面画像を記述するデータを生成する。例えば、路面画像14では、10×10個のピクセルで記述されている範囲を、1個のピクセルに置き換える。たとえば10×10個のピクセルの濃度データを平均化した値を1個のセルに与える。この結果、小縮尺の路面画像は、もとの路面画像14の1/100のサイズとなる。
ステップS24では、、路面画像22を記述するデータから小縮尺の路面画像を記述するデータを生成する。例えば、路面画像22では、10×10個のピクセルで記述されている範囲を、1個のピクセルに置き換える。たとえば10×10個のピクセルの濃度データを平均化した値を1個のセルに与える。この結果、小縮尺の路面画像は、もとの路面画像22の1/100のサイズとなる。
ステップS26では、ステップS22とS24で得られた小縮尺の路面画像を、距離標によって区切られる区間に分割する。その結果、小縮尺の区間路面画像14a,14b,22a,22b・・・を記述するデータが得られる。
ステップS28では、区間路面画像14aと22aを合成し、区間路面画像14bと22bを合成し、小縮尺路面画像38を記述するデータを得る。このとき、区間路面画像14aと22aを合成する際には、特徴点26a,26bを重ね表示するのに必要なx方向変換量とy方向変換量を利用して合成する。区間路面画像14bと22bを合成する際には、特徴点26b,26cを重ね表示するのに必要なx方向変換量とy方向変換量を利用して合成する。必要なら区間路面画像22a,22bの道路長さ方向の縮尺を修正して、2個の特徴点を重ね表示できるようにする。
ステップS28では、さらに表示機器12を使って、合成された小縮尺路面画像38を表示する。
図4は、4車線道路に適用した場合の実施例を示している。4車線に沿って撮影することから、4つの路面画像50,52,54,56が得られている。路肩寄りの路面画像50、56には距離標が含まれているが、他の路面画像52,54には距離標が含まれていない。
この場合、
1)路面画像50において距離標60aから道路横断方向に伸びる仮想線の近傍に認められる特徴点51aを抽出し、
2)路面画像52において特徴点51aに対応する特徴点51aを抽出し、
3)路面画像52において特徴点51aから道路横断方向に伸びる仮想線の近傍に認められる特徴点53aを抽出し、
4)路面画像54において特徴点53aに対応する特徴点53aを抽出し、
5)路面画像54において特徴点53aから道路横断方向に伸びる仮想線の近傍に認められる特徴点55aを抽出し、
6)路面画像56において特徴点55aに対応する特徴点55aを抽出する、
処理を実施し、
7)路面画像50の特徴点51aに路面画像52の特徴点51aが重なるように合成し、
8)路面画像52の特徴点53aに路面画像54の特徴点53aが重なるように合成し、
9)路面画像54の特徴点55aに路面画像56の特徴点56aが重なるように合成し、
10)合成した路面画像(距離標60aから道路横断方向に4車線に跨った範囲の路面画像)を表示する。
上記処理を距離標60aに実施することで距離標60aの位置で4車線を横断する路面画像62aが表示され、距離標60bに実施することで距離標60bの位置で4車線を横断する路面画像62bが表示され、距離標60cに実施することで距離標60cの位置で4車線を横断する路面画像62cが表示される。
また、参照番号58は、図3のステップS28で表示する小縮尺路面画像であり、距離標60a,60b、60cの位置が理解しやすい態様で表示されている。
図4の表示画像68では、小縮尺路面画像58における距離標60a,60b、60cの表示位置と、4車線を横断する大縮尺路面画像62a,62b,62cの、道路長さ方向の位置が揃っている。観察者は、全体を認識しながら詳細観察をすることができる。
本実施例では、距離標60a,60b、60cの間隔が20mであり、大縮尺路面画像62a,62b,62cの道路長手方向の距離は2mである。小縮尺路面画像58より10倍大きな縮尺の大縮尺路面画像62a,62b,62cを並べて表示することができる。
参照番号68aに示すように、道路の幅が広い場合には、道路を横断する大縮尺路面画像64a,64b,64cの全部を一度に表示しなくてもよい。矢印方向にスクロールすることで、道路を横断する大縮尺路面画像64a,64b,64cの全範囲が観察されるように表示してもよい。
また、小縮尺路面画像58に代えて、距離標リスト66を表示してもよい。小縮尺路面画像58と距離標リスト66は、道路長さ方向にスクロールすることができる。これに応じて、大縮尺路面画像も切換えられている。例えば小縮尺路面画像58に距離標60a,60b,60cが表示されている間は大縮尺路面画像64a,64b,64cが表示され、小縮尺路面画像58をスクロールして距離標60b,60c,60dが表示されると大縮尺路面画像64b,64c,64dが表示されるようにする。
図5は、道路横断方向に伸びる仮想線74を挟む位置に、2個の特徴点70,72を抽出する実施例を示している。この場合、隣接する車線の路面画像中にも、2個の特徴点70,72が観測される。この場合、路面画像75を用いてa:bの比率を決定する。次に路面画像77を用いて、a:bの比率を用いて、仮想線76の位置を決定する。その後に、仮想線74と仮想線76が同一直線上に並んで表示させるようにするためのx方向変換量を求める。そのようにして求められたx方向変換量を利用して路面画像77が表示されるx方向位置がシフトするように変換してから合成することで、仮想線74と仮想線76が同一直線上に並んで表示される。
上記の実施例では、特徴点同士を揃える処理を、距離標毎に実施する。距離標から距離標までの区間は、小縮尺化した路面画像を処理する。小縮尺路面画像58を得る計算では二つの特徴点を重ね表示するための相対的位置関係を決定しておいてから合成する。合成する区間路面画像は小縮尺化されているためにデータ量が小さい。また、合成のための計算量が小さく抑えられている。
ただし、図6に示すように、車線数が増加または減少している範囲では、区間毎に二つの特徴点を重ね表示する方法によると、複数車線に跨る路面画像が実際にあわなくなってしまう。車線数が増加または減少している範囲では、距離標から距離標までの区間内に、複数個の特徴点を抽出し、隣接車線の路面画像を合成する際に、細かく設定されている複数個の特徴点(図6の複数個の×印)のそれぞれが重ね表示されるように合成することが好ましい。この結果、車線数が増加または減少している範囲でも、実際形状によく一致する路面画像を表示することができる。図6の場合、(1)と(2)から(3)の画像が合成される。(3)の破線に沿って走行しながら路面を撮影すると(2)の路面画像が得られる。なお、その技術の詳細も特許文献1に説明されている。
本実施例では、図4に示すように、小縮尺路面画像58と、距離標の位置で短冊状に切り出された大縮尺路面画像62a、62b、62cが同時に表示される。道路管理者は、位置を認識しながら大縮尺路面画像を観測することができる。距離標毎に大縮尺路面画像62a、62b、62cを観察できることから、距離標と距離標の間を詳細に観察する必要があるのかないのかを決定することができる。すでに、距離標毎に、特徴点の抽出と、特徴点を重ね表示するためのパラメータの計算が終了していることから、必要があれば、距離標と距離標の間の区間の大縮尺路面画像を簡単に合成することができる。本実施例の表示技術によって、長大な道路の路面画像を大縮尺で撮影する技術をよく活用できる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:第1記憶領域
4:第2記憶領域
6:処理装置
8:第3記憶領域
10:第4記憶領域
12:表示機器
14:距離標を含む路面画像
16a,16b,16c・・:距離標
18:白線
20:重複範囲
22:距離標を含まない路面画像
24:距離標から道路横断方向に伸びる仮想線
26a,26c,26c・・:特徴点
28:仮想線に沿った範囲の路面画像
30:特徴点から道路横断方向に伸びる仮想線
32:仮想線に沿った範囲の路面画像
32a:路面画像32の基準点
34:路面画像28と路面画像32のx方向座標を揃えた合成路面画像
36:路面画像28と路面画像32のx方向座標とy方向座標を揃えた合成路面画像
38:小縮尺の連続路面画像
50:距離標を含む路面画像
52,54,56,:距離標を含まない路面画像
51a,53a,55a:特徴点
58:小縮尺の連続路面画像
60a,60b,60c・・:距離標
61a,61b,61c・・:距離標
62a,62b,62c・・:合成路面画像
64a,64b,64c・・:合成路面画像
66:距離標リスト
68,68a:表示画像
70,72:特徴点
73:距離標
74;仮想線
75:道路横断画像
76:仮想線
77:道路横断画像

Claims (8)

  1. 距離標から道路横断方向に伸びて複数車線に跨る路面画像を表示する装置であり、
    距離標を含む路面画像データを記憶している第1記憶領域と、
    距離標を含まない路面画像データを記憶している第2記憶領域と、
    距離標を含む路面画像データと距離標を含まない路面画像データを合成した合成後路面画像データを記憶している第3記憶領域と、
    第3記憶領域が記憶している合成後路面画像データが記述する合成後路面画像を表示する表示機器を備えており、
    第3記憶領域が、距離標と対応付けて、その距離標から道路横断方向に伸びている仮想線に沿った範囲の合成後路面画像データを記憶していることを特徴とする表示装置。
  2. 第3記憶領域が、距離標を含む路面画像データから抽出した前記仮想線に沿った範囲の路面画像データと、距離標を含まない路面画像データから抽出した前記仮想線に沿った範囲の路面画像データを、前記仮想線が同一直線上に揃うように合成した合成後路面画像データを記憶していることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 第3記憶領域が、距離標を含む路面画像データから抽出した前記仮想線に沿った範囲の路面画像データと、距離標を含まない路面画像データから抽出した前記仮想線に沿った範囲の路面画像データを、重複して撮影されている物体が道路横断方向において同一位置に表示されるように合成した合成後路面画像データを記憶していることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 第3記憶領域が、道路の全幅に跨る合成後路面画像データを記憶していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの1項に記載の表示装置。
  5. 距離標を含む路面画像の小縮尺路面画像データと距離標を含まない路面画像の小縮尺路面画像データを合成した合成後小縮尺画像データを記憶している第4記憶領域が付加されており、
    表示機器が、第3記憶領域が記憶している合成後路面画像データが記述する合成後路面画像と、第4記憶領域が記憶している合成後小縮尺路面画像データが記述する合成後小縮尺路面画像の両者を表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの1項に記載の表示装置。
  6. 距離標リストを記憶している第5記憶領域が付加されており、
    表示機器が、第3記憶領域が記憶している合成後路面画像データが記述する合成後路面画像と、第5記憶領域が記憶している距離標リストの両者を表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの1項に記載の表示装置。
  7. 距離標から道路横断方向に伸びて複数車線に跨る路面画像を表示する方法であり、
    距離標を含む路面画像データを記憶する工程と、
    距離標を含まない路面画像データを記憶する工程と、
    距離標を含む路面画像データから、特定の距離標から道路横断方向に伸びている仮想線に沿った範囲の路面画像データを抽出する工程と、
    距離標を含まない路面画像データから、前記仮想線に沿った範囲の路面画像データを抽出する工程と、
    前記仮想線が同一直線上に揃うように距離標を含む路面画像と距離標を含まない路面画像を表示するのに必要な、距離標を含む路面画像と距離標を含まない路面画像の相対的位置関係を特定する特定工程と、
    その相対的位置関係を利用して、前記仮想線に沿った範囲の距離標を含む路面画像データと、前記仮想線に沿った範囲の距離標を含まない路面画像データを合成する工程を備えていることを特徴とする表示方法。
  8. 距離標を含む路面画像データから距離標を含む小縮尺路面画像データを得る工程と、
    距離標を含まない路面画像データから距離標を含まない小縮尺路面画像データを得る工程と、
    前記特定工程で特定された相対的位置関係を利用して距離標を含む小縮尺路面画像データと距離標を含まない小縮尺路面画像データを合成する工程を備えていることを特徴とする請求項7に記載の表示方法。
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