JP2014038184A - 画像表示装置及び光源を制御する方法 - Google Patents

画像表示装置及び光源を制御する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014038184A
JP2014038184A JP2012180030A JP2012180030A JP2014038184A JP 2014038184 A JP2014038184 A JP 2014038184A JP 2012180030 A JP2012180030 A JP 2012180030A JP 2012180030 A JP2012180030 A JP 2012180030A JP 2014038184 A JP2014038184 A JP 2014038184A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
image display
image
light source
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012180030A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Mizuno
賢五 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2012180030A priority Critical patent/JP2014038184A/ja
Publication of JP2014038184A publication Critical patent/JP2014038184A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】複数の画像を連続して表示する際の視認性を向上させる。
【解決手段】画像表示装置は、光源と、所定の間隔で順次入力されるフレーム画像データに基づき光源から射出される光を変調して、フレーム画像を表わす画像光を順次射出する画像形成部と、1つのフレーム画像の表示期間であるフレーム画像表示期間において、第1の表示期間と、第1の表示期間に比べて明るくフレーム画像が表示される第2の表示期間とが含まれるように、光源への供給電流を制御する光源制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像光を射出する画像表示装置に関する。
画像表示装置として、光源から射出される光を液晶パネル等の画像形成部において変調することにより、画像光を生成して射出する画像表示装置が用いられている。従来、このような画像表示装置の光源としては、例えば、特許文献1に記載されているようにキセノンランプが用いられたり、特許文献2に記載されているように蛍光管が用いられたりしていた。一般に、キセノンランプや蛍光管は、点灯及び消灯の切り替えの応答性が低いため、これらを光源として用いる場合には、画像表示を行う全ての期間で点灯されたままとなる。
特開2009−279172号公報 特開2001−312241号公報
画像表示を行う全ての期間で光源が点灯していると、複数の画像を連続して表示する場合(例えば、動画像を表示する場合)、画像が切り替わる際に切り替え前後の画像が重なって見えてしまい、視認性が低下するという課題があった。同様に、1つの画面で左目用の画像と右目用の画像とを交互に表示させることで3D画像(映像)を表示する場合、左目用の画像から右目用の画像に切り替わる際又はその逆に切り替わる際に、左目用の画像と右目用の画像とが重なって見える、いわゆるクロストークが発生し、視認性が低下するという課題があった。このようなことから、光源から射出される光を変調して画像光を射出する画像表示装置において、画像の視認性を向上させることが可能な技術が望まれていた。また、キセノンランプや蛍光管は消費電力が高いため、従来の画像表示装置において、省電力の要請があった。その他、従来の画像表示装置においては、その小型化や、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、画像表示装置が提供される。この画像表示装置は、光源と;所定の間隔で順次入力されるフレーム画像データに基づき前記光源から射出される光を変調して、フレーム画像を表わす画像光を順次射出する画像形成部と;1つの前記フレーム画像の表示期間であるフレーム画像表示期間において、第1の表示期間と、前記第1の表示期間に比べて明るく前記フレーム画像が表示される第2の表示期間とが含まれるように、前記光源への供給電流を制御する光源制御部と、を備える。この形態の画像表示装置によれば、フレーム画像表示期間において、第1の表示期間と、第2の期間が含まれるので、切り替え前後のフレーム画像が重なって得られた画像の表示期間を第1の表示期間に含まれるようにすることができる。したがって、切り替え前後のフレーム画像が重なって得られた画像を比較的暗く表示させることができ、画像の視認性を向上させることができる。
(2)上記形態の画像表示装置において、前記光源制御部は、前記第1の表示期間において前記光源に電流を供給せず、前記第2の期間において前記光源に電流を供給してもよい。この形態の画像表示装置によれば、第1の表示期間には画像光が射出されないので、切り替え前後のフレーム画像が重なって得られた画像を表わす画像光を射出しないようにすることができる。したがって、画像の視認性を大きく向上させることができる。
(3)上記形態の画像表示装置において、前記光源制御部は、前記フレーム画像表示期間内における前記第2の表示期間の開始タイミング及び前記フレーム画像表示期間内における前記第2の表示期間の長さのうち、少なくとも一方を調整してもよい。この形態の画像表示装置によれば、フレーム画像表示期間内における第2の期間の開始タイミングをより遅くすることで、切り替え前後の画像が重なるタイミングを光源から光が射出されない期間に含まれる可能性をより高めることができる。また、第2の期間をより長くすることにより、画像をより明るく表示させることができ、画像の視認性を高めることができる。
(4)上記形態の画像表示装置において、さらに、前記開始タイミング及び前記フレーム画像表示期間内における前記第2の表示期間の長さのうち、少なくとも一方を指定するためのユーザーインターフェイスを備えてもよい。この形態の画像表示装置によれば、画像の視認性の関する個人差に応じて、ユーザーが任意に開始タイミング又は第2の期間の長さを調整することができ、視認性をより向上させることができる。
(5)上記形態の画像表示装置において、さらに、複数のカラーモードのうち、いずれかのカラーモードを指定するためのユーザーインターフェイスと、前記複数のカラーモードのそれぞれと、前記開始タイミングを示す情報及び前記フレーム画像表示期間内における前記第2の期間の長さを示す情報のうちの少なくとも一方と、を対応付けて記憶する記憶部と、を備え、前記画像形成部は、前記ユーザーインターフェイスにより指定されたカラーモードに応じて、前記光源から射出される光を変調して前記画像光を射出し、前記光源制御部は、前記開始タイミング及び前記フレーム画像表示期間内における前記第2の期間の長さのうちの少なくとも一方を、前記指定されたカラーモードに対応付けられて前記記憶部に記憶されている情報の示す値となるように、前記光源への供給電流を制御してもよい。この形態の画像表示装置によれば、指定されたカラーモードに応じて適切な開始タイミング及び第2の期間の長さを自動的に設定することができ、ユーザーの利便性を向上させることができる。
(6)上記形態の画像表示装置において、さらに、前記フレーム画像データに基づき前記フレーム画像の明るさを示す画像明るさ情報を取得する情報取得部を備え、前記光源制御部は、前記取得された画像明るさ情報に基づき、前記開始タイミング及び前記フレーム画像表示期間内における前記第2の期間の長さのうちの少なくとも一方を調整してもよい。この形態の画像表示装置によれば、フレーム画像の明るさに応じて開始タイミング及び第2の期間の長さのうち少なくとも一方が調整されるので、画像毎に、より適切な開始タイミング又は第2の期間の長さを自動的に設定することができ、連続して表示される画像の視認性を大きく向上させることができる。
(7)上記形態の画像表示装置において、さらに、前記画像表示装置の設置環境における明るさを示す環境明るさ情報を取得する情報取得部を備え、前記光源制御部は、前記取得された環境明るさ情報に基づき、前記開始タイミング及び前記フレーム画像表示期間内における前記第2の期間の長さのうちの少なくとも一方を調整してもよい。この形態の画像表示装置によれば、画像表示装置の設置環境の明るさに応じて開始タイミング及び第2の期間の長さのうちの少なくとも一方が調整されるので、設置環境毎に、より適切な開始タイミング又は第2の期間の長さを自動的に設定することができ、画像の視認性を大きく向上させることができる。
(8)上記形態の画像表示装置において、前記光源制御部は、前記環境明るさ情報の示す明るさがより明るいほど前記フレーム画像表示期間内における前記第2の期間を長くする又は前記開始タイミングを早くしてもよい。この形態の画像表示装置によれば、より明るい環境においては、第2の期間がより長くなり又は開始タイミングがより早くなり、より明るく画像を表示させて視認性を向上させることができる。また、より暗い環境においては、第2の期間がより短くなり又は開始タイミングがより遅くなり、より暗く画像を表示させて視認性を向上させることができる。
(9)上記形態の画像表示装置において、前記光源制御部は、前記フレーム画像表示期間内における前記第2の期間の長さが短いほど前記供給電流の大きさが大きくなるように、前記供給電流を制御してもよい。この形態の画像表示装置によれば、第2の期間が短くなっても供給電流の大きさを大きくするので、画像の明るさの低減を抑制でき、画像の視認性が低下することを抑制できる。
(10)上記形態の画像表示装置において、前記所定の間隔ごとに複数の画像を含む前記フレーム画像データが入力され、前記所定の間隔のうち、前記画像のそれぞれが表示される画像表示期間に、前記第1の期間と前記第2の期間とが含まれるようにしてもよい。この形態の画像表示装置によれば、所定の間隔(期間)内において複数の画像が切り替わるタイミングを第1の期間に含ませることで、連続する2つの画像が重なった画像が表示されることを抑制でき、複数の画像の視認性を向上させることができる。
(11)上記形態の画像表示装置において、前記光源は、レーザー光源または可視光LED(Light Emitting Diode)であってもよい。この形態の画像表示装置によれば、供給電流の変化に対する応答性が高い光源体を光源として用いることができるので、第1の期間と第2の期間との切り替わりを短い遅延で実現することができ、第1の期間及び第2の期間を精度良く制御することができる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
例えば、本発明の一形態は、光源と、画像形成部と、光源制御装置と、の3つの要素の内の一つ以上の要素を備えたシステムとして実現可能である。すなわち、この装置は、光源を有していても、有していなくても良い。また、装置は、画像形成部を有していても、有していなくても良い。また、装置は、光源制御装置を有していても、有していなくても良い。画像形成部は、例えば、所定の間隔で順次入力されるフレーム画像データに基づき光源から射出される光を変調して、フレーム画像を表わす画像光を順次射出する画像形成部として構成されてもよい。光源制御部は、例えば、1つのフレーム画像の表示期間であるフレーム画像表示期間において、第1の表示期間と、第1の表示期間の後に設けられ、第1の表示期間に比べて明るくフレーム画像が表示される第2の表示期間とが含まれるように、光源への供給電流を制御する光源制御部として構成されてもよい。こうした装置は、例えば、画像表示装置として実現できるが、画像表示装置以外の他の装置としても実現可能である。このような形態によれば、装置の小型化や、低コスト化、省資源化、省電力化、製造の容易化、使い勝手の向上等の種々の課題の少なくとも1つを解決することができる。前述した画像表示装置の各形態の技術的特徴の一部又は全部は、いずれもこの装置に適用することが可能である。
本発明は、装置以外の種々の形態で実現することが可能である。例えば、光源の制御方法、その制御方法を実現するコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の一実施形態としての画像表示装置の概略構成を示す説明図である。 第1実施形態における間欠照明の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第1実施形態における表示画像の一例を示すタイミングチャートである。 第2実施形態における表示画像の一例を示すタイミングチャートである。 変形例2における制御テーブルの一例を示す説明図である。 変形例3における制御テーブルの一例を示す第1の説明図である。 変形例3における制御テーブルの一例を示す第2の説明図である。 変形例5における表示画像の一例を示すタイミングチャートである。
A.第1実施形態:
A1.装置構成:
図1は、本発明の一実施形態としての画像表示装置の概略構成を示す説明図である。画像表示装置100は、光源としてレーザーを用いるプロジェクターであり、画像光をスクリーンScに投写して画像を表示させる。画像表示装置100は、A/D変換部102と、操作部104と、RAM(Random Access Memory)106と、フラッシュROM(Read Only Memory)108と、CPU(Central Processing Unit)110と、照明光学系150と、液晶パネルドライバー130と、3つの液晶パネル131,132,133と、投写光学系140とを備えている。
A/D変換部102は、図示しないDVDプレーヤーやパーソナルコンピューターなどから出力されたアナログ画像信号(映像信号)を受信して、デジタル画像信号を出力する。操作部104は、方向キーや決定キーなどの各種操作ボタンを有しており、操作結果をCPU110に通知する。フラッシュROM108には、画像表示装置100の制御用プログラムが格納されている。また、フラッシュROM108は、制御パラメーター格納部108aを有している。制御パラメーター格納部108aには、後述する間欠照明を行う際に参照される各種設定値が予め格納されている。
CPU110は、フラッシュROM108から制御用プログラムを読み出して、RAMに展開して実行することにより、画像処理部111,UI(User Interface)制御部112,及び照明制御部113として機能する。
画像処理部111は、A/D変換部102から出力されるデジタル画像信号に基づき、1フレーム毎に画像データ(フレーム画像データ)をRAM106に書き込む。また、画像処理部111は、各フレーム画像について、解像度や、明るさや、シャープネスや、コントラストなどを調整する。UI制御部112は、各種メニュー画像の作成や、操作部104から入力される値に基づく各種パラメーターの設定を行う。各種パラメーターとしては、例えば、画像処理(解像度変換やシャープネス等)に用いられるパラメーターや、カラーモードなどが相当する。カラーモードとしては、例えば、ダイナミックモードやシアターモードやナチュラルモードなどが該当する。照明制御部113は、照明光学系150を制御して後述する間欠照明を実現する。
照明光学系150は、レーザー光を射出する機構及びレーザー光の射出を制御する機構により構成されている。照明光学系150は、光源制御部120と、2つのレーザー光源ドライバー121,121と、2つのレーザー光源123,124と、拡散板125と、蛍光体ホイール126と、分光器127とを備えている。
光源制御部120は、CPU110及び2つのレーザー光源ドライバー121,122に接続されており、CPU110(照明制御部113)から受信した設定値に基づき、レーザー光源の駆動信号を生成して、2つのレーザー光源ドライバー121,122に出力する。レーザー光源ドライバー121は、光源制御部120及びレーザー光源123に接続されており、光源制御部120から受信した駆動信号に基づき、レーザー光源123に電力を供給する。同様に、レーザー光源ドライバー122は、光源制御部120及びレーザー光源124に接続されており、光源制御部120から受信した駆動信号に基づき、レーザー光源124に電力を供給する。
レーザー光源123は、レーザー光源ドライバー121に接続されており、レーザー光源ドライバー121から電力の供給を受けてレーザー光を射出する。同様に、レーザー光源124は、レーザー光源ドライバー122に接続されており、レーザー光源ドライバー122から電力の供給を受けてレーザー光を射出する。本実施形態では、2つのレーザー光源123,124は、いずれも青色レーザー光(例えば、平均波長が450nmのレーザー光)を射出する。このようなレーザー光源123,124としては、例えば、面発光レーザー(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)素子等の半導体レーザー素子(レーザーダイオード)が複数並んだ半導体レーザーアレイを採用することができる。
拡散板125は、レーザー光源123から射出されたレーザー光を拡散させる。拡散板125は、例えば、CGH(Computer Generated Hologram)を利用して作成することができる。蛍光体ホイール126は、表面に蛍光体が塗布された基板により構成され、レーザー光源124から射出される青色レーザー光を受けて、黄色のレーザー光を射出する。分光器127は、蛍光体ホイール126から射出される黄色レーザー光を受けて、赤色レーザー光及び緑色レーザー光を射出する。分光器127は、例えば、プリズムにより構成することができる。
液晶パネルドライバー130は、CPU110及び3つの液晶パネル131,132,133と接続されており、画像処理部111によって画像処理された後のフレーム画像データを入力し、かかるフレーム画像データに基づき、各液晶パネル131,132,133に駆動信号(画像信号)を出力する。具体的には、液晶パネルドライバー130は、CPU110からフレーム画像データ(R,G,Bの各画素値)を受信すると、青色(B)の画素値からなる画像を示す駆動信号を液晶パネル131に、赤色(R)の画素値からなる画像を示す駆動信号を液晶パネル132に、緑色(G)の画素値からなる画像を示す駆動信号を液晶パネル133に、それぞれ出力する。また、液晶パネルドライバー130は、各画素の駆動素子(トランジスター)を順次走査してオンさせるための駆動信号(液晶駆動信号)を、各液晶パネル131,132,133に出力する。
液晶パネル131は、液晶パネルドライバー130から受信した駆動信号に基づき、拡散板125から射出された青色レーザー光を変調して射出する。液晶パネル132は、液晶パネルドライバー130から受信した駆動信号に基づき、分光器127から射出された赤色レーザー光を変調して射出する。液晶パネル133は、液晶パネルドライバー130から受信した駆動信号に基づき、分光器127から射出された緑色レーザー光を変調して射出する。本実施形態では、3つの液晶パネル131,132,133は、いずれも透過型の液晶パネルを採用する。
投写光学系140は、プリズムや、ズームレンズや、フォーカスレンズ等を有し、3つの液晶パネル131,132,133から射出されるレーザー光を合成して画像光を形成し、スクリーンScに投写する。
上述した液晶パネル131,132,133は、請求項における画像形成部に相当する。また、レーザー光源ドライバー121,122は請求項における光源制御部に、フラッシュROM108は請求項における記憶部に、それぞれ相当する。
A2.間欠照明:
図2は、第1実施形態における間欠照明の動作の一例を示すタイミングチャートである。図2において、上段は画像表示装置100への画像信号の入力タイミングを示し、下段は間欠照明の動作を示す。なお、図2の上段及び下段において、横軸は時刻を示す。
図2上段に示すように、画像表示装置100(CPU110)には、所定の間隔(期間Lf)ごとに各フレーム画像の画像信号が入力される。例えば、時刻Taにおいて1つのフレーム画像の画像信号が画像表示装置100に入力され、時刻Tbにおいて次のフレーム画像の画像信号が画像表示装置100に入力される。
図2下段に示すように、画像表示装置100では、期間Lfに、照明がオンの期間(以下、「オン期間」と呼ぶ)と、照明がオフの期間(以下、「オフ期間」と呼ぶ)とが含まれている。画像表示装置100では、期間Lfにおけるオン期間の開始タイミング(駆動信号の入力時刻Taからオン期間の開始時刻Tbまでの時間Ls、Ls=Tb−Ta)と、期間Lfに対するオン期間Lnの割合(以下、「デューティー比」と呼ぶ)とを制御することにより、投写画像の視認性を向上させるようにしている。なお、第1実施形態において、期間Lfは、請求項におけるフレーム画像表示期間に相当する。また、第1実施形態において、オフ期間は請求項における第1の表示期間に、オン期間は請求項における第2の表示期間に、それぞれ相当する。
前述の制御パラメーター格納部108aには、上述した時間Ls(以下、「開始タイミング」とも呼ぶ)と、デューティー比とが格納されている。なお、本実施形態では、時間Ls(開始タイミングLs)は、期間Lfに対する割合(%)として制御パラメーター格納部108aに格納されている。同様に、デューティー比は、期間Lfに対する割合(%)として制御パラメーター格納部108aに格納されている。具体的には、開始タイミングとして50%が、デューティー比として50%が、それぞれ制御パラメーター格納部108aに格納されている。なお、開始タイミング及びデューティー比は、これらの値に限定されるものではなく、合計100%を越えない任意の値に設定することができる。
照明制御部113は、制御パラメーター格納部108aから、開始タイミングとデューティー比とを読み出して光源制御部120に通知する。光源制御部120は、開始タイミングとデューティー比とが、通知された値となるように、2つのレーザー光源ドライバー121,122を制御する。具体的には、開始タイミングとなるまで駆動信号を出力せず、開始タイミングとなったら、所定のデューティー比となる期間だけ駆動信号を2つのレーザー光源ドライバー121,122に出力する。2つのレーザー光源ドライバー121,122は、それぞれ、光源制御部120から駆動信号を受信しない間、つまり、開始タイミングとなるまでレーザー光源123又はレーザー光源124に電力を供給しない。2つのレーザー光源ドライバー121,122は、光源制御部120から駆動信号を受信すると、つまり、開始タイミングが到来すると、駆動信号を受信している間だけ、所定の電流値となるようにレーザー光源123への電力供給をする。このような制御により、画像表示装置100に画像信号が入力されても、レーザー光源123,124からレーザー光が射出されず、画像が表示されない期間が生じることとなる。
図3は、第1実施形態における表示画像の一例を示すタイミングチャートである。図3において、最上段は表示される画像を示し、上から2段目は画像表示装置100に画像信号が入力されるタイミングを示し、上から3段目は液晶駆動の走査位置を示し、上から4段目(最下段)は、照明光学系150による間欠照明の動作を示す。なお、上から3段目では、液晶駆動の走査位置は、左上端から水平方向右側に順次移動し、右端に達すると1段下の左端に移動することを繰り返し、最終的に右下端に至る。
第1実施形態では、画像信号は1秒間に60回入力され(60Hz)、各入力タイミング毎に、1つのフレーム画像を表わす画像データが入力される。したがって、第1実施形態では、各入力タイミングの間隔(期間)は、1つのフレーム画像の表示期間に相当する。図3の3段目に示すように、1秒間に120回全画素が走査されるので(120Hz)、1つのフレーム画像が2回全画素に書き込まれることとなる。図3最上段に示すように、時刻T1からT2までの間は、数字「0」を表す画像f1が表示されており、時刻T2からT4までの間は、数字「1」を表す画像f2が表示されており、時刻T4からT6までの間は、数字「2」を表す画像f3が表示されている。なお、画像f1は、時刻T1の前にも表示されているが、図示の便宜上、図3では省略している。
上述したように、開始タイミングLsとして50%が、オン期間Ln(デューティー比)として50%が、それぞれ制御パラメーター格納部108aに予め格納されているので、図3の4段目に示すように、開始タイミングLsは、画像信号の入力タイミングから期間Lfの期間の半分(50%)のタイミングとなっており、オン期間Lnは、期間Lfの半分(50%)となっている。
図3最上段に示すように、例えば、画像f2が表示される時刻T2からT4までの間のうち、時刻T2からT3までの間には、上側から下側に向かって数字の「0」が数字の「1」に書き換えられていくので、数字「0」の画像と数字「1」の画像とが重なった画像が表示され得る。しかしながら、この期間(時刻T2からT3の間)には、照明はオフ期間のため、数字「0」の画像と数字「1」の画像とが重なった画像は表示されないこととなる。同様に、時刻T4からT5までの間には、数字「1」の画像と数字「2」の画像とが重なった画像が表示され得る。しかしながら、この期間(時刻T4からT5の間)には、照明はオフ期間のため、数字「1」の画像と数字「2」の画像とが重なった画像は表示されないこととなる。
以上説明したように、第1実施形態の画像表示装置100では、各フレーム画像が表示される期間(期間Lf)において、照明(光源)のオフ期間とオン期間とをこの順序で設け、切り替え前の画像と切り替え後の画像とが重複した画像が液晶パネル131,132,133に形成される期間と、照明のオフ期間とが一致するように開始タイミングLsが設定されている。このため、画像表示装置100では、切り替え前の画像と切り替え後の画像とが重複した画像が表示されないので、表示画像の視認性を向上させることができる。加えて、切り替え後の画像のみが液晶パネル131,132,133に形成される期間とオン期間とが一致するようにデューティー比が設定されているので、切り替え後の画像のみが液晶パネル131,132,133に形成される期間に対してオン期間が短い構成に比べて、切り替え後の画像をより明るく表示させることができる。
B.第2実施形態:
図4は、第2実施形態における表示画像の一例を示すタイミングチャートである。図4における各段は、図3における各段と同様であるので、詳細の説明を省略する。
第2実施形態の画像表示装置100は、3D画像(映像)を表示可能に構成されている点において、第1実施形態の画像表示装置100と異なり、他の構成は第1実施形態の画像表示装置100と同じである。具体的には、画像表示装置100には、各入力タイミング毎に、左目用の画像を表わす画像信号(画像データ)と、右目用の画像を表わす画像信号(画像データ)とが合わせて入力される。したがって、第2実施形態では、各入力タイミングの間隔(期間)に、2つの画像が表示される。また、第2実施形態では、開始タイミングとして25%が、デューティー比として75%が、それぞれ予め制御パラメーター格納部108aに格納されている。
第2実施形態では、画像信号は、第1実施形態と同様に1秒間に60回入力される。また、第2実施形態では、1秒間に480回全画素が走査される(480Hz)。したがって、各入力タイミングの間隔(期間)ごとに、左目用画像が4回及び右目用画像が4回の合計8回だけ全画素に書き込まれることとなる。換言すると、左目用画像と右目用画像との切り替え周波数は120Hzである。図4最上段に示すように、時刻T11からT12までの間は、文字「R」を表す右目用画像f11が表示されており、時刻T12から時刻T16までの間は、文字「L」を表す左目用画像f12が表示されており、時刻T16から時刻T17までの間は、文字「R」を表す右目用画像f13が表示される。なお、時刻T16から始まる文字「R」を表す右目用画像は、時刻T17を越えて表示されるが、図示の便宜上、図4では省略している。また、画像f11は、時刻T11の前にも表示されているが、図示の便宜上、図4では省略している。図4において、文字「R」、文字「L」を表す画像は説明の便宜上の画像であり、実際には、ユーザーが右目及び左目でそれぞれ見ることにより3D画像(映像)が見え得る画像が表示される。
なお、第2実施形態では、開始タイミングLsの意味は、第1実施形態における開始タイミングLsの意味とは異なる。具体的には、第2実施形態の開始タイミングLsは、右目用画像又は左目用画像の表示期間Lf2におけるオン期間の開始タイミングを意味する。したがって、例えば、時刻T16は、画像信号の入力タイミングではないが、右目用画像f13の表示期間の開始タイミングであるため、時刻T16から25%の期間がオフ期間となっている。また、第2実施形態のデューティー比の意味は、第1実施形態のデューティー比の意味とは異なる。具体的には、第2実施形態のデューティー比は、右目用画像又は左目用画像の表示期間Lf2に対するオン期間Lnの割合を意味する。
図4の最上段に示すように、例えば、画像f12が表示される時刻T12からT16のうち、時刻T12からT13までの間には、上側から下側に向かって文字「R」が文字「L」に書き換えられていくので、文字「L」の画像と文字「R」の画像とが重なった画像が表示され得る。しかしながら、この期間(時刻T12からT13の間)には、照明はオフ期間のため、文字「L」と文字「R」とが重なった画像は表示されないこととなる。同様に、時刻T16からT17までの間には、文字「R」の画像と文字「L」の画像とが重なった画像が表示され得る。しかしながら、この期間(時刻T16からT17の間)には、照明はオフ期間のため、文字「R」の画像と文字「L」の画像とが重なった画像は表示されないこととなる。
以上説明した第2実施形態の画像表示装置100は、第1実施形態の画像表示装置100と同様の効果を有する。加えて、第2実施例の画像表示装置100では、画像信号の入力間隔のうち、右目用画像及び左目用画像のうちいずれか一方の画像が表示される期間(期間Lf2)において、照明(光源)のオン期間とオフ期間とを設け、切り替え前の画像と切り替え後の画像とが重複した画像が液晶パネル131,132,133に形成される期間と、照明のオフ期間とが一致するように開始タイミングLsが設定されている。このため、画像表示装置100では、右目用画像と左目用画像とが重複するいわゆるクロストークの発生を抑制して、画像の視認性を向上させることができる。
C.変形例:
C1.変形例1:
各実施形態では、開始タイミング及びデューティー比は、合計100%となるような値に設定されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。100%未満の任意の値に設定することができる。例えば、開始タイミングを25%として、デューティー比を70%とすることもできる。この場合、オン期間Lnが終了した後、次のオン期間Lnが開始されるまでの間(つまり、オフ期間)は、開始タイミングの25%とデューティー比の70%との合計値である95%を100%から差し引いた5%に、次の開始タイミングLsの25%を加えた30%となる。この場合、オン期間が短くなるので画像は暗く表示されることとなるが、画像の重なりはより抑制されることとなる。
また、各実施形態では、開始タイミング及びデューティー比は、予め制御パラメーター格納部108aに格納されていたが、本発明は、これに限定されるものではない。制御パラメーター設定用のユーザーインターフェイスを用意し、かかるユーザーインターフェイスから設定された値を、開始タイミング及びデューティー比として、制御パラメーター格納部108aに格納(設定)する構成を採用することもできる。このような構成により、ユーザーの志向に合わせて開始タイミング及びデューティー比を調整することができる。視認性は個人差があるため、例えば、画像がより明るいほど視認性が向上するケースでは、ユーザーは、デューティー比を上げることで視認性を向上させることができる。なお、上述したユーザーインターフェイスとしては、例えば、スライドバー等により、ユーザーが開始タイミングやデューティー比を1%ずつ変更可能に構成されたユーザーインターフェイスを採用することができる。この構成では、デフォルトの設定値として推奨値を設定しておくこともできる。変形例1では、ユーザーは、例えば、デューティー比を変更しないで、開始タイミングのみを変更する場合も許容する。また、これとは反対に、開始タイミングを変更しないで、デューティー比のみを変更する場合も許容する。
C2.変形例2:
上記変形例1では、ユーザーが開始タイミング及びデューティー比を設定していたが、開始タイミング及びデューティー比に代えて、カラーモードをユーザーが設定することにより、カラーモードに応じて開始タイミング及びデューティー比が自動的に設定される構成を採用することもできる。具体的には、例えば、カラーモードと、開始タイミング及びデューティー比とを対応付けた制御テーブルを制御パラメーター格納部108aに用意しておき、かかる制御テーブルを参照することにより、ユーザーが指定されたカラーモードに応じて、開始タイミング及びデューティー比を設定することができる。
図5は、変形例2における制御テーブルの一例を示す説明図である。図5に示す制御テーブルでは、8つのカラーモードのそれぞれについて、開始タイミング及びデューティー比が設定されている。なお、この制御テーブルでは、各カラーモードについて、第1実施形態のように2Dの画像を表示する場合と、第2実施形態のように3Dの画像を表示する場合とで、それぞれ開始タイミング及びデューティー比が設定されている。各カラーモードにおける設定値は、予め実験等により、各カラーモードにおけるユーザーの見易さ等に基づき設定しておくことができる。このような制御テーブルを用いると、例えば、画像が激しく切り替わるような画像や明るい画像を表示するために、ユーザーがカラーモードとしてダイナミックモード(例えば、カラーモード「3」に相当)を選択した場合には、開始タイミングが45%、デューティー比が55%に設定されることとなる。この場合、デューティー比が比較的高いので、画像は比較的明るく表示され、画像の視認性を向上させることができる。また、例えば、ユーザーがカラーモードとして全体的に暗く表示させるシネマモード(例えば、カラーモード「5」に相当)を選択した場合には、開始タイミングが54%、デューティー比が40%に設定されることとなる。デューティー比が比較的低いので、画像は比較的暗く表示され、画像の視認性を向上させることができる。以上の構成により、ユーザーの志向に合わせて開始タイミング及びデューティー比を自動的に設定することができるので、ユーザーの利便性を向上させることができる。なお、上述の変形例2では、制御テーブルにおいて、開始タイミング及びデューティー比がカラーモードに対応付けられていたが、これに代えて、開始タイミング及びデューティー比のうち、いずれか一方のみがカラーモードに対応付けられる構成を採用することもできる。
C3.変形例3:
各実施形態では、開始タイミング及びデューティー比は、予め設定された値であった。また、変形例1では、ユーザーが開始タイミング及びデューティー比を設定していた。また、変形例2では、ユーザーがカラーモードを設定し、設定されたカラーモードに応じて自動的に開始タイミング及びデューティー比が設定されていた。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、表示される画像の明るさに応じて開始タイミング及びデューティー比が動的に決定される構成を採用することができる。具体的には、例えば、画像の明るさと開始タイミング及びデューティー比とを対応付けた制御テーブルを制御パラメーター格納部108aに用意しておき、かかる制御テーブルを参照することにより、各画像の明るさに応じて、開始タイミング及びデューティー比を設定することができる。なお、画像の明るさを示す値としては、例えば、画像を構成する各画素の輝度値の平均値や、画像に含まれる画素値のヒストグラムを求めた場合に最も度数の多い画素値に対応する輝度値などを採用することができる。変形例3において、CPU110は、各画素の輝度値の平均値や、最も度数の多い画素値に対応する輝度値を求める情報取得部としても機能する。
図6は、変形例3における制御テーブルの一例を示す第1の説明図である。図7は、変形例3における制御テーブルの一例を示す第2の説明図である。図6は第1実施形態のように2Dの画像を表示する場合に用いられる制御テーブルを、図7は第2実施形態のように3Dの画像を表示する場合に用いられる制御テーブルを、それぞれ示す。
図6において、左は、表示画像が2Dである場合における開始タイミングを決定するためのテーブルを模式的に示している。具体的には、かかるテーブルは、画像の明るさを横軸とし開始タイミングを縦軸とする座標系におけるラインL1として表わされている。図6において、右は、表示画像が2Dである場合におけるデューティー比を決定するためのテーブルを模式的に表わしている。具体的には、かかるテーブルは、画像の明るさを横軸としデューティー比を縦軸とする座標系におけるラインL2として表わされている。
図7において、左は、表示画像が3Dである場合における開始タイミングを決定するためのテーブルを模式的に示している。具体的には、かかるテーブルは、画像の明るさを横軸とし開始タイミングを縦軸とする座標系におけるラインL3として表わされている。図7において、右は、表示画像が3Dである場合におけるデューティー比を決定するためのテーブルを模式的に表わしている。具体的には、かかるテーブルは、画像の明るさを横軸としデューティー比を縦軸とする座標系におけるラインL4として表わされている。
図6に示すラインL1,L2及び図7に示すラインL3,L4は、いずれも、実験により得られた設定点(図6,7における黒丸)に基づき決定される。この実験としては、例えば、明るさが段階的に異なる複数の画像をそれぞれ表示した場合に、実際にユーザーが設定した開始タイミング及びデューティー比(図6,7における黒丸)を特定する実験を採用することができる。
以上説明した変形例3の構成によると、明るさに対する視覚の反応に合わせて画像(フレーム画像)単位で開始タイミング及びデューティー比を決定することができるので、画像の視認性を大きく向上させることができる。また、制御テーブルを、各明るさごとに実際に設定された開始タイミング及びデューティー比の各値に基づき設定しておくので、明るさに対する視覚の反応により合致した開始タイミング及びデューティー比を設定することができる。なお、変形例3において、上述した画像の平均輝度値等は、請求項における画像明るさ情報に相当する。
C4.変形例4:
変形例3では、表示される画像の明るさに応じて開始タイミングLs及びデューティー比が動的に決定されていたが、表示される画像の明るさに代えて又は表示される画像の明るさに加えて、画像表示装置100の設置環境の明るさに応じて開始タイミング及びデューティー比を動的に決定する構成を採用することもできる。具体的には、例えば、設置環境の明るさと開始タイミング及びデューティー比とを対応付けた制御テーブルを制御パラメーター格納部108aに用意しておき、かかる制御テーブルを参照することにより、設置環境の明るさに応じて、開始タイミング及びデューティー比を設定することができる。なお、設置環境の明るさは、例えば、画像表示装置100に照度センサーを設け、かかる照度センサーにより検出された照度を採用することができる。そして、変形例4の制御テーブルでは、より高い(明るい)照度に対してより高いデューティー比が設定され、より低い(暗い)照度に対してより長い(すなわち、オン期間の開始が遅い)開始タイミングが設定されていることが好ましい。
以上説明した変形例4の構成によると、画像表示装置100の設置環境の明るさ(照度)に合わせて開始タイミング及びデューティー比を決定することができるので、画像の視認性を大きく向上させることができる。なお、変形例4における照度センサーは、請求項における情報取得部に相当する。また、変形例4における照度は請求項における環境明るさ情報に相当する。
C5.変形例5:
図8は、変形例5における表示画像の一例を示すタイミングチャートである。図8の各段は、図4に示す各段と同じであるので、詳細の説明を省略する。変形例5の画像表示装置100では、オン期間においてレーザー光源123,124に供給する電流の電流値を、第2実施形態の画像表示装置100における電流値よりも高い値に設定する。具体的には、図8の4段目に示すように、破線で示す第2実施形態では、レーザー光源123,124に供給する電流値はI1であったが、実線で示す変形例4では、電流値はI1よりも大きいI2となっている。その結果、オン期間(Highの期間)の面積(光量に相当)が増加して画像の明るさが増すこととなる。全ての期間をオン(点灯)させる場合に比べて、オフ期間を設ける本発明では、このオフ期間に相当する電力をオン期間に上乗せして供給することで、オン期間の明るさをより明るくして視認性を向上させることができる。したがって、電流I2は、オフ期間の長さに基づき決定される。すなわち、全ての期間をオンさせる場合の最大供給電流値にオフ期間を乗じて得られた値を、オン期間で除して、求められた商に前述の最大供給電流値を加えた値が、電流値I2となる。それゆえ、オフ期間が長いほど、つまり、開始タイミングが遅いほど、オン期間における供給電流の大きさを大きくすることができる。
なお、このようにオン期間における電流値を増加させて明るさを上昇させた場合、上昇させない場合と比べて、同じ開始タイミング及びデューティー比であっても画像の見え方(重複する画像の見え易さ)が変わり得る。したがって、上述したように、オン期間における電流値を調整可能な構成(すなわち、ユーザーが電流値を上昇又は低下させること可能な構成)を採用する場合には、電流値に応じて、開始タイミング及びデューティー比も調整しなければならない。そこで、変形例2ないし変形例4のように、制御テーブルを参照して開始タイミング及びデューティー比を決定する構成においては、電流値を新たなパラメーターとしてテーブルを構成することが好ましい。例えば、変形例2のようなカラーモードに応じて開始タイミング及びデューティー比が決定される構成では、図5に示す制御テーブルを、設定され得る電流値(例えば、電流値I1及び電流値I2)ごとに予め用意しておくことが好ましい。
以上説明した変形例5の構成によると、オン期間におけるレーザー光源123,124への供給電流値を、全ての期間をオンさせる場合の最大供給電流値よりも増加させるので、オフ期間が存在することによる画像の明るさの低減を抑制できる。
C6.変形例6:
各実施形態及び変形例では、各フレーム画像の表示期間においてオフ期間とオン期間とを設けるようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上述したオフ期間に相当する期間においてもレーザー光源123,124に電流を供給することもできる。この構成では、例えば、オフ期間に供給する電流の電流値をオン期間に供給する電流の電流値よりも低くすることが好ましい。また、例えば、上述したオフ期間に相当する期間におけるデューティー比を、上述したオン期間に相当する期間におけるデューティー比よりも小さくすることが好ましい。これらのようにすることで、切り替え前後のフレーム画像が重なる期間を、他の期間に比べて画像をより暗く表示できるので、画像の視認性を向上させることができる。すなわち、一般には、1つのフレーム画像の表示期間において、第1の期間と、第1の期間の後に設けられ、第1の表示期間に比べて明るくフレーム画像が表示される第2の期間とが含まれるように、レーザー光源123,124への供給電流を制御する光源制御部を、本発明の画像表示装置に採用することができる。
C7.変形例7:
各実施形態における画像表示装置100の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、画像表示装置100では、光源としてレーザー光源123,124を用いていたが、これらに代えて、可視光LED(Light Emitting Diode)を採用することもできる。可視光LEDであっても、レーザー光源と同様に、オン/オフの切り替えに要する遅延が短いため、上述した各実施形態の構成を実現することができる。また、各実施形態では、発光体(レーザー光源123,124)は、2つであったが、各色ごとに用意して合計3つとすることもできる。この構成では、蛍光体ホイール126及び分光器127を省略することができる。また、各実施形態において、液晶パネル131,132,133は、いずれも透過型液晶パネルであったが、透過型液晶パネルに代えて、反射型液晶パネルやDMD(Digital Mirror Device)を採用することもできる。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
100…画像表示装置
102…A/D変換部
104…操作部
106…RAM
108…フラッシュROM
108a…制御パラメーター格納部
110…CPU
111…画像処理部
112…制御部
113…照明制御部
120…光源制御部
121,122…レーザー光源ドライバー
123,124…レーザー光源
125…拡散板
126…蛍光体ホイール
127…分光器
130…液晶パネルドライバー
131,132,133…液晶パネル
140…投写光学系
150…照明光学系
Sc…スクリーン
Ls…開始タイミング
Lf…期間
Ln…オン期間
f1〜f3…画像
f11,f13…右目用画像
f12…左目用画像

Claims (12)

  1. 画像表示装置であって、
    光源と、
    所定の間隔で順次入力されるフレーム画像データに基づき前記光源から射出される光を変調して、フレーム画像を表わす画像光を順次射出する画像形成部と、
    1つの前記フレーム画像の表示期間であるフレーム画像表示期間において、第1の表示期間と、前記第1の表示期間に比べて明るく前記フレーム画像が表示される第2の表示期間とが含まれるように、前記光源への供給電流を制御する光源制御部と、
    を備える、画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記光源制御部は、前記第1の表示期間において前記光源に電流を供給せず、前記第2の期間において前記光源に電流を供給する、画像表示装置。
  3. 請求項2に記載の画像表示装置において、
    前記光源制御部は、前記フレーム画像表示期間内における前記第2の表示期間の開始タイミング及び前記フレーム画像表示期間内における前記第2の表示期間の長さのうち、少なくとも一方を調整する、画像表示装置。
  4. 請求項3に記載の画像表示装置において、さらに、
    前記開始タイミング及び前記フレーム画像表示期間内における前記第2の表示期間の長さのうち、少なくとも一方を指定するためのユーザーインターフェイスを備える、画像表示装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の画像表示装置において、さらに、
    複数のカラーモードのうち、いずれかのカラーモードを指定するためのユーザーインターフェイスと、
    前記複数のカラーモードのそれぞれと、前記開始タイミングを示す情報及び前記フレーム画像表示期間内における前記第2の期間の長さを示す情報のうちの少なくとも一方と、を対応付けて記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記画像形成部は、前記ユーザーインターフェイスにより指定されたカラーモードに応じて、前記光源から射出される光を変調して前記画像光を射出し、
    前記光源制御部は、前記開始タイミング及び前記フレーム画像表示期間内における前記第2の期間の長さのうちの少なくとも一方を、前記指定されたカラーモードに対応付けられて前記記憶部に記憶されている情報の示す値となるように、前記光源への供給電流を制御する、画像表示装置。
  6. 請求項3から請求項5までのいずれか一項に記載の画像表示装置において、さらに、
    前記フレーム画像データに基づき前記フレーム画像の明るさを示す画像明るさ情報を取得する情報取得部を備え、
    前記光源制御部は、前記取得された画像明るさ情報に基づき、前記開始タイミング及び前記フレーム画像表示期間内における前記第2の期間の長さのうちの少なくとも一方を調整する、画像表示装置。
  7. 請求項3から請求項6までのいずれか一項に記載の画像表示装置において、さらに、
    前記画像表示装置の設置環境における明るさを示す環境明るさ情報を取得する情報取得部を備え、
    前記光源制御部は、前記取得された環境明るさ情報に基づき、前記開始タイミング及び前記フレーム画像表示期間内における前記第2の期間の長さのうちの少なくとも一方を調整する、画像表示装置。
  8. 請求項7に記載の画像表示装置において、
    前記光源制御部は、前記環境明るさ情報の示す明るさがより明るいほど前記フレーム画像表示期間内における前記第2の期間を長くする又は前記開始タイミングを早くする、画像表示装置。
  9. 請求項3から請求項8までのいずれか一項に記載の画像表示装置において、
    前記光源制御部は、前記フレーム画像表示期間内における前記第2の期間の長さが短いほど前記供給電流の大きさが大きくなるように、前記供給電流を制御する、画像表示装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の画像表示装置において、
    前記所定の間隔ごとに複数の画像を含む前記フレーム画像データが入力され、
    前記所定の間隔のうち、前記複数の画像のそれぞれが表示される画像表示期間に、前記第1の期間と前記第2の期間とが含まれる、画像表示装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載の画像表示装置において、
    前記光源は、レーザー光源または可視光LED(Light Emitting Diode)である、画像表示装置。
  12. 所定の間隔で順次入力されるフレーム画像データに基づき光源から射出される光を変調してフレーム画像を表わす画像光を順次射出する画像表示装置において、前記光源を制御する方法であって、
    1つの前記フレーム画像の表示期間であるフレーム画像表示期間において、第1の表示期間と、前記第1の表示期間に比べて明るく前記フレーム画像が表示される第2の表示期間とが含まれるように、前記光源への供給電流を制御する工程を備える、
    方法。
JP2012180030A 2012-08-15 2012-08-15 画像表示装置及び光源を制御する方法 Pending JP2014038184A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012180030A JP2014038184A (ja) 2012-08-15 2012-08-15 画像表示装置及び光源を制御する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012180030A JP2014038184A (ja) 2012-08-15 2012-08-15 画像表示装置及び光源を制御する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014038184A true JP2014038184A (ja) 2014-02-27

Family

ID=50286378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012180030A Pending JP2014038184A (ja) 2012-08-15 2012-08-15 画像表示装置及び光源を制御する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014038184A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004062134A (ja) * 2002-06-03 2004-02-26 Sharp Corp 液晶表示装置
WO2004053826A1 (ja) * 2002-12-06 2004-06-24 Sharp Kabushiki Kaisha 液晶表示装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004062134A (ja) * 2002-06-03 2004-02-26 Sharp Corp 液晶表示装置
WO2004053826A1 (ja) * 2002-12-06 2004-06-24 Sharp Kabushiki Kaisha 液晶表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200304748A1 (en) Multiple stage modulation projector display systems having efficient light utilization
JP4901869B2 (ja) 画像表示装置
JP4552986B2 (ja) 画像表示装置
JP4138677B2 (ja) 表示装置および表示方法、並びに投射型表示装置
KR101643032B1 (ko) 혼색 기간의 단축에 의해 전력 소비의 저감화를 실현하는 투영 장치, 투영 방법 및 프로그램을 기록한 기록매체
JP6237020B2 (ja) 画像表示装置、および画像表示装置の制御方法
JP2008102442A (ja) 画像投影装置
US20160282707A1 (en) Projection control apparatus and control method
JP2008292607A (ja) 映像投射装置及びその作動方法
US10491868B2 (en) Projection video display apparatus
JP2006284982A (ja) 調光情報生成装置、その方法、そのプログラム、そのプログラムを記録した記録媒体、および画像表示装置
JP2009175627A (ja) 画像表示装置および電子機器
JP5556287B2 (ja) 投射型表示装置
JP2006330177A (ja) 表示装置及びプロジェクタ
JP5930001B2 (ja) 投影装置
JP2008176024A (ja) 画像表示装置およびプロジェクタ
JP6057397B2 (ja) プロジェクタ、色補正装置および投写方法
JP6135037B2 (ja) 投影装置、投影方法及びプログラム
JP2014066805A (ja) プロジェクター、及び、プロジェクターにおける発光制御方法
JP2007094171A (ja) 映像表示制御装置、投写型映像表示装置及び背面投写型映像表示装置
JP2008026355A (ja) 光源制御装置
JP2014038184A (ja) 画像表示装置及び光源を制御する方法
JP2008275930A (ja) 投写型映像表示装置
JP2005331705A (ja) 半導体発光素子を光源に含むプロジェクタ
JP2017182071A (ja) 投影装置、投影方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150716

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160804

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170131