JP2014035122A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】マイクロチャネル部に発生した結露水を一層効率良く除去し、マイクロチャネル部以外の部分であるフィン部に発生した結露水も効率良く除去する。
【解決手段】本実施形態の熱交換器は、冷媒が流れる複数の流路を内部に有するマイクロチャネル部と、マイクロチャネル部に接触するフィン部と、を備え、マイクロチャネル部は、外部から供給される空気が流れる方向に対して上流側が高く下流側が低くなるように傾斜しており、フィン部は、外部から供給される空気が流れる方向に対して上流側が高く下流側が低くなるように傾斜するスリットを有する。
【選択図】図2
【解決手段】本実施形態の熱交換器は、冷媒が流れる複数の流路を内部に有するマイクロチャネル部と、マイクロチャネル部に接触するフィン部と、を備え、マイクロチャネル部は、外部から供給される空気が流れる方向に対して上流側が高く下流側が低くなるように傾斜しており、フィン部は、外部から供給される空気が流れる方向に対して上流側が高く下流側が低くなるように傾斜するスリットを有する。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、熱交換器に関する。
例えば空気調和機に備えられる熱交換器として、いわゆるマイクロチャネル型の熱交換器は、冷媒が流れる複数の流路を内部に有するマイクロチャネル部と当該マイクロチャネル部に接触するフィン部とを備えた構成である。このようなマイクロチャネル型の熱交換器を冷凍サイクルの蒸発器として使用する場合、熱交換作用により当該熱交換器に発生した結露水を除去する構成が必要である。
ここで、例えば特許文献1には、マイクロチャネル部を傾斜して配置する構成が開示されている。この構成によれば、マイクロチャネル部に発生した結露水を重力により落下させて除去することができる。しかし、マイクロチャネル部を単に傾斜させただけでは、十分に結露水を落下させることができない場合があり、その傾斜態様について、さらなる工夫が必要である。また、マイクロチャネル部以外の部分であるフィン部に発生した結露水は依然として除去し難く、さらなる改良が求められる。
ここで、例えば特許文献1には、マイクロチャネル部を傾斜して配置する構成が開示されている。この構成によれば、マイクロチャネル部に発生した結露水を重力により落下させて除去することができる。しかし、マイクロチャネル部を単に傾斜させただけでは、十分に結露水を落下させることができない場合があり、その傾斜態様について、さらなる工夫が必要である。また、マイクロチャネル部以外の部分であるフィン部に発生した結露水は依然として除去し難く、さらなる改良が求められる。
本実施形態は、マイクロチャネル部に発生した結露水を一層効率良く除去することができ、さらに、マイクロチャネル部以外の部分であるフィン部に発生した結露水も効率良く除去することができる熱交換器を提供する。
本実施形態の熱交換器は、冷媒が流れる複数の流路を内部に有するマイクロチャネル部と、このマイクロチャネル部に接触するフィン部と、を備える。マイクロチャネル部は、外部から供給される空気が流れる方向に対して上流側が高く下流側が低くなるように傾斜している。フィン部は、外部から供給される空気が流れる方向に対して上流側が高く下流側が低くなるように傾斜するスリットを有する。
以下、本実施形態による熱交換器を図面を参照しながら説明する。図1に示すように、熱交換器10は、いわゆるマイクロチャネル型の熱交換器であり、複数のマイクロチャネル部11、複数のフィン部12、冷媒流入部13及び冷媒流出部14を備える。なお、本実施形態では、冷媒流入部13及び冷媒流出部14の長手方向を熱交換器10の縦方向、これに直交する方向を熱交換器10の横方向とする。
マイクロチャネル部11は、例えばアルミニウムで構成された扁平な板状の部材である。これらマイクロチャネル部11は、熱交換器10の縦方向に沿って相互に離間して配列されている。図2にも示すように、これらマイクロチャネル部11は、ある程度の厚さを有しており、その内部に、当該マイクロチャネル部11の長手方向に沿って延びる複数の冷媒流路111を有している。
フィン部12は、例えばアルミニウムで構成された薄い扁平な矩形板状の部材である。これらフィン部12は、相互に隣り合う2つのマイクロチャネル部11の間において熱交換器10の横方向、換言すれば当該マイクロチャネル部11の長手方向に沿って相互に離間して配列されている。これらフィン部12は、この場合、その上部及び下部においてマイクロチャネル部11に接触している。これらフィン部12には、複数のスリット121が形成されている。
図3に示すように、これらスリット121は、フィン部12を構成する板部材の一部を切り起こすことにより形成されたものであり、この場合、熱交換器10の外部から供給される空気の流れに対して風上側が開口している。これらスリット121がフィン部12に形成されていることにより、熱交換器10の外部から供給される空気に乱流が発生するようになり、当該フィン部12における熱交換性能が向上する。なお、図では、空気の流れを矢印Aで示す。
冷媒流入部13は、内部に、図示しない冷媒分配路を有しており、図1に矢印Bで示すように、冷凍サイクルを構成する冷媒管路15から当該冷媒流入部13に流入した冷媒を各マイクロチャネル部11の冷媒流路111に分配する。
冷媒流出部14は、内部に、図示しない冷媒収集路を有しており、図1に矢印Cで示すように、各マイクロチャネル部11の冷媒流路111から流れ出る冷媒を収集して当該冷媒流出部14から冷凍サイクルの冷媒管路15に流出する。
冷媒流出部14は、内部に、図示しない冷媒収集路を有しており、図1に矢印Cで示すように、各マイクロチャネル部11の冷媒流路111から流れ出る冷媒を収集して当該冷媒流出部14から冷凍サイクルの冷媒管路15に流出する。
この熱交換器10は、例えば図4に示すように、空気調和機の室内機100の内部に配置され、図4に矢印Aで示すように送風機101による送風作用により外部から供給される空気を熱交換する。ここで、図2に示すように、マイクロチャネル部11は、熱交換器10の外部から供給される空気が流れる方向に対して上流側が高く下流側が低くなるように傾斜する傾斜態様となっている。また、フィン部12のスリット121は、熱交換器10の外部から供給される空気が流れる方向に対して上流側が高く下流側が低くなるように傾斜する傾斜態様となっている。換言すれば、これらスリット121は、上部が風上側に傾いた態様となっている。なお、スリット121は、熱交換器10の縦方向に対するフィン部12の傾斜角度が「α」であるとして、当該スリット121の熱交換器10の縦方向に対する傾斜角度θが「α°」以上であって「40°」以下の範囲となるように設定するとよい。
以上に説明した本実施形態の熱交換器10によれば、マイクロチャネル部11は、単に傾斜しているのではなく、外部から供給される空気が流れる方向に対して上流側が高く下流側が低くなるように傾斜しているので、当該マイクロチャネル部11に発生した結露水が、重力によって落下するのみならず、外部から供給される空気の流れに沿って落下するようになる。即ち、マイクロチャネル部11を単に傾斜させるのではなく、外部から供給される空気の流れも考慮して傾斜させた。これにより、マイクロチャネル部11に発生した結露水を一層効率良く除去することができる。
さらに、本実施形態の熱交換器10によれば、フィン部12のスリット121は、外部から供給される空気が流れる方向に対して上流側が高く下流側が低くなるように傾斜しているので、当該フィン部12に発生した結露水が外部から供給される空気によって当該スリット121に沿って下方に流れるようになる。これにより、マイクロチャネル部11以外の部分であるフィン部12に発生した結露水も効率良く下流側に導いて除去することができる。一方、スリットが空気の流れに対して上流側が低く下流側が高くなるように傾斜している場合、あるいは、スリットが空気の流れに対して傾斜していない場合には、結露水が空気によってスリットに沿って上方に流れてしまうおそれがある。本実施形態によれば、結露水が上方に流れてしまうおそれがなく、結露水を下方に導いて効率良く除去することができる。
なお、フィン部の形状は、矩形板状に限られるものではなく適宜変更して実施することができ、例えば図5に示すフィン部22のように、風上側の端部及び風下側の端部が熱交換器10の縦方向に沿って直線状となるように構成してもよい。
また、図6に示すように、それぞれ傾斜したマイクロチャネル部11の最も風下側の端部11P及びフィン部12の最も風下側の端部12Pの位置を熱交換器10の縦方向において揃えることにより、マイクロチャネル部11とフィン部12との位置関係を統一することができ、製造性の向上を図ることができる。なお、マイクロチャネル部11の最も風上側の端部及びフィン部12の最も風上側の端部の位置を熱交換器10の縦方向において揃えるようにしてもよい。また、本実施形態の熱交換器は、空気調和機以外の機器にも適用可能である。
また、図6に示すように、それぞれ傾斜したマイクロチャネル部11の最も風下側の端部11P及びフィン部12の最も風下側の端部12Pの位置を熱交換器10の縦方向において揃えることにより、マイクロチャネル部11とフィン部12との位置関係を統一することができ、製造性の向上を図ることができる。なお、マイクロチャネル部11の最も風上側の端部及びフィン部12の最も風上側の端部の位置を熱交換器10の縦方向において揃えるようにしてもよい。また、本実施形態の熱交換器は、空気調和機以外の機器にも適用可能である。
以上に説明した本実施形態に係る熱交換器は、冷媒が流れる複数の流路を内部に有するマイクロチャネル部と、このマイクロチャネル部に接触するフィン部と、を備える。マイクロチャネル部は、外部から供給される空気が流れる方向に対して上流側が高く下流側が低くなるように傾斜している。フィン部は、外部から供給される空気が流れる方向に対して上流側が高く下流側が低くなるように傾斜するスリットを有する。この構成によれば、重力のみならず、熱交換器の外部から供給される空気の流れも利用して、マイクロチャネル部に発生した結露水を一層効率良く除去することができ、さらに、マイクロチャネル部以外の部分であるフィン部に発生した結露水も効率良く除去することができる。
本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は熱交換器、11はマイクロチャネル部、111は冷媒流路(流路)、12はフィン部、121はスリットを示す。
Claims (1)
- 冷媒が流れる複数の流路を内部に有するマイクロチャネル部と、
前記マイクロチャネル部に接触するフィン部と、
を備え、
前記マイクロチャネル部は、外部から供給される空気が流れる方向に対して上流側が高く下流側が低くなるように傾斜しており、
前記フィン部は、外部から供給される空気が流れる方向に対して上流側が高く下流側が低くなるように傾斜するスリットを有する熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012175989A JP2014035122A (ja) | 2012-08-08 | 2012-08-08 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012175989A JP2014035122A (ja) | 2012-08-08 | 2012-08-08 | 熱交換器 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2012175989A Pending JP2014035122A (ja) | 2012-08-08 | 2012-08-08 | 熱交換器 |
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Country | Link |
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-
2012
- 2012-08-08 JP JP2012175989A patent/JP2014035122A/ja active Pending
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