JP2014034775A - 歩行性虫進入防止機能付きシートシャッター - Google Patents
歩行性虫進入防止機能付きシートシャッター Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014034775A JP2014034775A JP2012175441A JP2012175441A JP2014034775A JP 2014034775 A JP2014034775 A JP 2014034775A JP 2012175441 A JP2012175441 A JP 2012175441A JP 2012175441 A JP2012175441 A JP 2012175441A JP 2014034775 A JP2014034775 A JP 2014034775A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- sheet
- drug
- sheet material
- shutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
Abstract
【解決手段】施設の開口部Aの下縁部で形成する平滑なシート受座2と、上記開口部の上辺側に取り付けられたシート収納ケース6と、このシート収納ケース内に繰出し自在に巻き取られたシート材12の先部全体を、当該繰出しによりシート受座に着座させることが可能な当接端部14としてなるシート部材10とを具備する。上記当接端部は、シート部材の表裏方向に一定の巾を有し、当接端部の下面を、上記着座によりシート受座への薬効成分Mの移動が可能な防虫用の薬剤層18を担持したスタンプ面16としている。当該薬剤層はシート材の横方向ほぼ全長に亘って連続形成する。上記シート受座は上記薬効成分を吸収しない素材で形成する。
【選択図】図1
Description
第1に、シート材の下端部と開口部の下辺側との間の遮蔽性をどうするのかという問題がある。開口部の下辺側に忌避剤付きのブラシ部がなければそこから容易に歩行性虫が進入するし、下辺側にブラシ部を設けると、当該ブラシ部が開口部を出入りする人や荷物用台車の邪魔になる、ブラシ部が人に踏まれて損傷するなどの不都合を生ずる。
第2に、シートシャッターを開閉する度にブラシ部がシート材と擦れるので、ブラシ部の先部が擦り減る可能性がある。
第3に、上記ブラシ部はその基部の弾性でシート材に押し付けられているために、基部の弾性が経年劣化により弱くなると、シート材から離れるおそれがある。
本手段の第2の目的は、シート材から移された薬効成分を、素材内に吸収せずに担持できるシート受座を開口部側に設けたシートシャッターを提案することである。
施設の水平向きの開口部の下縁部で形成する平滑なシート受座と、
上記開口部の上辺側に取り付けられたシート収納ケースと、
このシート収納ケース内に繰出し自在に巻き取られたシート材の先部全体を、当該繰出しによりシート受座に着座させることが可能な当接端部としてなるシート部材と、
を具備し、
上記当接端部は、シート部材の表裏方向に一定の巾を有し、
当接端部の下面を、上記着座によりシート受座への薬効成分の移動が可能な防虫用の薬剤層を担持したスタンプ面とし、当該薬剤層はシート材の横方向ほぼ全長に亘って連続形成されており、
上記シート受座は上記薬効成分を吸収しない素材で形成している。
上記当接端部は、内部を空洞としており、
この空洞内に錘材を挿入して、上記シート受座にシート部材の当接端部を着座させたときに、当該錘材とシート受座との間にスタンプ面が挟まれるように構成している。
上記当接端部のスタンプ面は、シート材の横方向ほぼ全長に亘って平行する、シート受座と密接可能な2以上の帯状重合部を有し、少なくとも一つの帯状重合部を薬剤層の下面とし、かつこの薬剤層が薬効成分を空気中に放出する性質を有するものとして、
シート受座に密接した状態の2つの帯状重合部同士の間隙で、当該間隙に隣接する薬剤層から放出される薬剤成分を一時的に溜めるための薬剤滞留室が形成されるように設けている。
上記錘材は、流動性材料で形成するとともに、
上記シート材の当接端部は、シート材の横方向から見てループ形状で柔軟な単一の管状体とし、この管状体の下面であるスタンプ面の巾方向中央部に帯板状の薬剤層を付設することで、シート受座への着座状態で、薬剤層の両側でこの薬剤層から一定の距離を離れたスタンプ面部分が上記帯状重合部としてシート受座に密接するように設け、これらスタンプ面部分と薬剤層との間に上記薬剤滞留室が形成されるように構成した。
上記シート材の当接端部は、シート材の横方向から見てループ形状で柔軟な単一の管状体とし、この管状体の下面であるスタンプ面にシート材の横方向に平行な複数の帯板状の薬剤層を付設することで、これら薬剤層を上記帯状重合部とし、薬剤層同士の間隙を上記薬剤滞留室とした。
上記錘材は、流動性材料で形成するとともに、
上記シート材の当接端部は、シート材の横方向から見てループ形状で柔軟な2つの管状体を各管壁の上側で相互に連結させて、シート材の残りの部分から垂下するように設け、
これら管状体の少なくとも相互に向かい合う部分にシート状の薬剤層を形成するとともに、シート受座に着座するときに、それら薬剤層が上記帯状重合部としてシート受座に密接するとともに、それら薬剤層同士の間隙を上記薬剤滞留室とした。
第2の手段に係る発明によれば、スタンプ面を当接端部内の錘材とシート受座との間で挟むようにしたから、薬効成分をシート受座側へ移すスタンプ作用を向上できる。
第3の手段に係る発明によれば、上記当接端部に、薬剤層から揮発する薬効成分を溜める薬剤滞留室が形成されるようにしたから、歩行性虫の横断を阻止できる。
第4の手段に係る発明によれば、単一の薬剤層の両側に薬剤滞留室が形成されるように構成したから、簡単な構造ながら防虫効果が高い。
第5の手段に係る発明によれば、複数の平行な薬剤層を設けたから、シャッターの開状態で薬効が残るスタンプ箇所が幾重にも形成され、スタンプ機能が向上する。
第6の手段に係る発明によれば、柔軟な2つの管状体で当接端部を形成したから、スタンプ面の面積を拡大することができる。
第7の手段に係る発明によれば、シート受座を低反発材料で形成したから、シート受座と当接端部との間に小さい異物を挟んでも気密性を担保することができる。
2…シート受座 6…シート収納ケース 6a…口部 8…ドラム
10…シート部材 12…シート材 14…当接端部 16…スタンプ面
18…薬剤層 20…帯状重合部 22…錘材 24…収納袋
A…開口部 C…空洞 G…砂利 M…薬効成分
P, P1,P2…管状体 R…薬剤滞留室
X1…(シート材の)横方向 X2…縦方向 X3…表裏方向
Claims (7)
- 施設の水平向きの開口部の下縁部で形成する平滑なシート受座と、
上記開口部の上辺側に取り付けられたシート収納ケースと、
このシート収納ケース内に繰出し自在に巻き取られたシート材の先部全体を、当該繰出しによりシート受座に着座させることが可能な当接端部としてなるシート部材と、
を具備し、
上記当接端部は、シート部材の表裏方向に一定の巾を有し、
当接端部の下面を、上記着座によりシート受座への薬効成分の移動が可能な防虫用の薬剤層を担持したスタンプ面とし、当該薬剤層はシート材の横方向ほぼ全長に亘って連続形成されており、
上記シート受座は上記薬効成分を吸収しない素材で形成したことを特徴とする、歩行性虫進入防止機能付きシートシャッター。 - 上記当接端部は、内部を空洞としており、
この空洞内に錘材を挿入して、上記シート受座にシート部材の当接端部を着座させたときに、当該錘材とシート受座との間にスタンプ面が挟まれるように構成したことを特徴とする、請求項1記載の歩行性虫進入防止機能付きシートシャッター。 - 上記当接端部のスタンプ面は、シート材の横方向ほぼ全長に亘って平行する、シート受座と密接可能な2以上の帯状重合部を有し、少なくとも一つの帯状重合部を薬剤層の下面とし、かつこの薬剤層が薬効成分を空気中に放出する性質を有するものとして、
シート受座に密接した状態の2つの帯状重合部同士の間隙で、当該間隙に隣接する薬剤層から放出される薬剤成分を一時的に溜めるための薬剤滞留室が形成されるように設けたことを特徴とする、請求項2記載の歩行性虫進入防止機能付きシートシャッター。 - 上記錘材は、流動性材料で形成するとともに、
上記シート材の当接端部は、シート材の横方向から見てループ形状で柔軟な単一の管状体とし、この管状体の下面であるスタンプ面の巾方向中央部に帯板状の薬剤層を付設することで、シート受座への着座状態で、薬剤層の両側でこの薬剤層から一定の距離を離れたスタンプ面部分が上記帯状重合部としてシート受座に密接するように設け、これらスタンプ面部分と薬剤層との間に上記薬剤滞留室が形成されるように構成したことを特徴とする、請求項3記載の歩行性虫進入防止機能付きシートシャッター。 - 上記シート材の当接端部は、シート材の横方向から見てループ形状で柔軟な単一の管状体とし、この管状体の下面であるスタンプ面にシート材の横方向に平行な複数の帯板状の薬剤層を付設することで、これら薬剤層を上記帯状重合部とし、薬剤層同士の間隙を上記薬剤滞留室としたことを特徴とする、請求項3記載の歩行性虫進入防止機能付きシートシャッター。
- 上記錘材は、流動性材料で形成するとともに、
上記シート材の当接端部は、シート材の横方向から見てループ形状で柔軟な2つの管状体を各管壁の上側で相互に連結させて、シート材の残りの部分から垂下するように設け、
これら管状体の少なくとも相互に向かい合う部分にシート状の薬剤層を形成するとともに、シート受座に着座するときに、それら薬剤層が上記帯状重合部としてシート受座に密接するとともに、それら薬剤層同士の間隙を上記薬剤滞留室としたことを特徴とする、請求項3記載の歩行性虫進入防止機能付きシートシャッター。 - 上記シート受座を低反発材料で形成したことを特徴とする、請求項3から請求項6のいずれかに記載の歩行性虫進入防止機能付きシートシャッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012175441A JP5961069B2 (ja) | 2012-08-07 | 2012-08-07 | 歩行性虫進入防止機能付きシートシャッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012175441A JP5961069B2 (ja) | 2012-08-07 | 2012-08-07 | 歩行性虫進入防止機能付きシートシャッター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014034775A true JP2014034775A (ja) | 2014-02-24 |
JP5961069B2 JP5961069B2 (ja) | 2016-08-02 |
Family
ID=50283937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012175441A Active JP5961069B2 (ja) | 2012-08-07 | 2012-08-07 | 歩行性虫進入防止機能付きシートシャッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5961069B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016153576A (ja) * | 2015-02-20 | 2016-08-25 | 積水ハウス株式会社 | 車庫付き住宅 |
JP2017043955A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉体装置の防虫構造 |
JP2019183479A (ja) * | 2018-04-09 | 2019-10-24 | 立川ブラインド工業株式会社 | 遮蔽装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6360382A (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-16 | タキロン株式会社 | 防虫用緩衝材 |
JPH084451A (ja) * | 1994-06-20 | 1996-01-09 | Purofuairu Kogyo Kk | シャッタ用頭端材 |
JPH1122340A (ja) * | 1997-07-07 | 1999-01-26 | Bunka Shutter Co Ltd | シートシャッター用シート及びシートシャッター装置 |
JP2004156239A (ja) * | 2002-11-05 | 2004-06-03 | Burrtec Co Ltd | 建造物開閉部の隙間封鎖機構 |
JP3154509U (ja) * | 2009-07-21 | 2009-10-22 | 淳二 山本 | 網戸用防虫兼用清掃具 |
-
2012
- 2012-08-07 JP JP2012175441A patent/JP5961069B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6360382A (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-16 | タキロン株式会社 | 防虫用緩衝材 |
JPH084451A (ja) * | 1994-06-20 | 1996-01-09 | Purofuairu Kogyo Kk | シャッタ用頭端材 |
JPH1122340A (ja) * | 1997-07-07 | 1999-01-26 | Bunka Shutter Co Ltd | シートシャッター用シート及びシートシャッター装置 |
JP2004156239A (ja) * | 2002-11-05 | 2004-06-03 | Burrtec Co Ltd | 建造物開閉部の隙間封鎖機構 |
JP3154509U (ja) * | 2009-07-21 | 2009-10-22 | 淳二 山本 | 網戸用防虫兼用清掃具 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016153576A (ja) * | 2015-02-20 | 2016-08-25 | 積水ハウス株式会社 | 車庫付き住宅 |
JP2017043955A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉体装置の防虫構造 |
JP2019183479A (ja) * | 2018-04-09 | 2019-10-24 | 立川ブラインド工業株式会社 | 遮蔽装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5961069B2 (ja) | 2016-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2559299T3 (es) | Dispositivo para la detección y eliminación de insectos tales como chinches de cama | |
JP5961069B2 (ja) | 歩行性虫進入防止機能付きシートシャッター | |
US20080115406A1 (en) | Insect control tape | |
CN1317948C (zh) | 叠层杀虫剂分配物 | |
JP2005515766A5 (ja) | ||
KR20120061860A (ko) | 빈대 포획 장치 | |
BRPI0613193B1 (pt) | Dispositivo de monitoramento e aprisionamento de inseto | |
TW200916021A (en) | Insecticidal barrier partly with synergist | |
AU2015345507A1 (en) | Animal trap | |
US20160262366A1 (en) | Glue trap apparatus | |
JP2009178116A (ja) | 害虫防除具及びそれを用いた害虫防除材並びに害虫防除方法 | |
CN109430203B (zh) | 一种具有环声引虫电晕的公路栅栏伸展板的双电网结构 | |
KR102270982B1 (ko) | 감염병 재난 대비를 위한 수직이동형 해충퇴치장치 | |
JPH08135853A (ja) | 配管貫通孔の閉塞具 | |
US1015141A (en) | Insect-trap. | |
WO2010085843A1 (en) | Insect screen and trap | |
KR200454557Y1 (ko) | 해충 퇴치용 스티커 | |
JP6904693B2 (ja) | 薬剤揮散装置 | |
JP2005295810A (ja) | 建造物内への害虫侵入防止方法 | |
JP2014001150A (ja) | 害虫防除方法 | |
JP2539727Y2 (ja) | 害虫捕獲器 | |
JP2006325585A (ja) | 蒸散材、吸血害虫の吸血前行動低下剤および蒸散方法 | |
JP6438195B2 (ja) | トコジラミ用防除シート | |
KR102070517B1 (ko) | 설치류 기피용 도어씰 | |
US20170142954A1 (en) | Glue trap apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150625 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160427 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160525 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160624 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5961069 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |