JP2014034394A - 給油ブーム制御システム - Google Patents

給油ブーム制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014034394A
JP2014034394A JP2013164888A JP2013164888A JP2014034394A JP 2014034394 A JP2014034394 A JP 2014034394A JP 2013164888 A JP2013164888 A JP 2013164888A JP 2013164888 A JP2013164888 A JP 2013164888A JP 2014034394 A JP2014034394 A JP 2014034394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refueling
movement
boom
refueling boom
commands
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013164888A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6282421B2 (ja
Inventor
Cleve Hatcher Justin
ジャスティン クリーブ ハッチャー,
Thomas Edward Speer
トーマス エドワード シュペーア,
Jeffrey L Musgrave
ジェフリー エル. マスグレイヴ,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Boeing Co
Original Assignee
Boeing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Boeing Co filed Critical Boeing Co
Publication of JP2014034394A publication Critical patent/JP2014034394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6282421B2 publication Critical patent/JP6282421B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENTS OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D39/00Refuelling during flight

Abstract

【課題】入力制御が複雑でなく、異なる種類の空中給油機についての訓練及び練習を行うための時間を要しない航空機の給油ブーム制御システムを提供する。
【解決手段】給油コントローラ426は、所望の方向に空中給油機402の給油ブーム412を動かすための、任意の数のオペレータコマンド424を受け取るように構成される。任意の数のオペレータコマンドは、空中給油機の飛行中に給油ブームの方位運動及び上下運動の少なくとも一方を規定する。給油コントローラは、さらに、任意の数のオペレータコマンドによって規定される所望の方向へ給油ブームを動かすための任意の数の中間コマンド458を生成するように構成される。任意の数の中間コマンドは、給油ブームが所望の方向へ動くように、ロール運動及びピッチ運動の少なくとも一方を規定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、概して航空機に関し、具体的には航空機への給油に関する。さらに具体的には、本発明は、空中給油機用の給油ブームの動作を管理するための方法と装置に関するものである。
空中給油は、飛行機から別の飛行機へ飛行中に燃料を移送するプロセスである。燃料の移送元の航空機を空中給油機と呼ぶ。燃料の移送先の航空機を給油を受ける航空機と呼ぶ。この種の給油プロセスは、様々な種類の給油を受ける航空機、空中給油機、又は給油を受ける航空機と空中給油機の両方に適用される。様々な種類の航空機には、固定翼機、回転翼機、及び他の適切な種類の航空機が含まれる。
飛行中の航空機に給油するために一般的な一つの方式は、給油ブーム及び受け口システムの使用を伴う。給油ブームは、空中給油機に固定された管から構成されるか、又は空中給油機のテレスコープ型給油ブームとすることができる。給油ブームは、空中給油機の後部に取付けることができる。この給油ブームは、航空機に対して三つの軸に沿って運動することができる。場合によっては、給油ブームは柔軟でもよい。オペレータは、給油ブームを伸ばすことができ、また給油を受ける航空機の受け口に挿入するために給油ブームを再配置することができる。給油ブームの端部が給油を受ける航空機の受け口に挿入されたとき、給油ブームは給油を受ける航空機に接続されたと考えられる。接続が行われたら、給油ブームを介して空中給油機から燃料を受ける航空機に燃料が移送される。
オペレータは、航空機に接続させるために給油ブームを動かすとき、制御装置を使用してこの操作を実行する。このような制御装置は操縦桿の形態をとることができる。このような操縦桿はジョイスティックに類似していてよい。オペレータは、操縦桿を様々な方向に動かすことにより、給油ブームを様々な方向に動かす。
さらに、異なる空中給油機は、給油ブームを再配置するための異なる種類のシステムを有している。その結果、一種類の空中給油機における給油作業の訓練を受けた経験豊富なオペレータが、別の種類の空中給油機の給油ブームを同様に容易に制御できないことがありうる。燃料制御ブームを動かすために実行される様々な制御及び操作は、空中給油機の種類によって異なっている。
一例では、給油ブームは回転軸を中心に運動する。具体的には、給油ブームはピッチ軸及びロール軸を中心に運動する。オペレータは、給油ブームの所望のピッチ及びロールに対応する一方向に操縦桿を動かす。この種の入力制御は、必要以上に複雑であり、経験の少ないブームオペレータにとって直感的でない。
反対に、複数種の空中給油機で働くオペレータが、異なる種類の空中給油機について訓練を必要とすることがある。この結果、異なる種類の空中給油機の給油作業を実行するために、オペレータは、異なる種類の空中給油機について訓練及び練習を行うための時間を新たに費やすことになる。
給油作業を実行するための制御がこのように異なることで、必要以上の訓練及び費用が発生する。さらに、複数の異なるオペレータの中に、使用される様々な空中給油機すべてに慣れているオペレータがいない場合、特定の種類の航空機でミッションを実行する準備ができているオペレータが望みどおりに得られないことがありうる。したがって、少なくとも上述の問題点のいくつかと、起こりうる他の問題点を考慮する方法及び装置を有することが望ましい。
例示的な一実施形態では、装置は給油コントローラを備えている。給油コントローラは、所望の方向に空中給油機の給油ブームを動かすための、任意の数のオペレータコマンドを受け取るように構成される。任意の数のオペレータコマンドは、空中給油機の飛行中に給油ブームの方位運動及び上下運動の少なくとも一方を規定する。給油コントローラは、さらに、任意の数のオペレータコマンドによって規定される所望の方向へ給油ブームを動かすための任意の数の中間コマンドを生成するように構成される。任意の数の中間コマンドは、給油ブームが所望の方向へ動くように、ロール運動及びピッチ運動の少なくとも一方を規定する。
別の例示的実施形態では、空中給油機の給油ブームを動かす方法が提示される。空中給油機の給油ブームを所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンドが受け取られる。任意の数のオペレータコマンドは、空中給油機の飛行中に給油ブームの方位運動及び上下運動の少なくとも一方を規定する。任意の数のオペレータコマンドにより規定されるように給油ブームを所望の方向へ動かすための任意の数の中間コマンドが生成される。任意の数の中間コマンドは、給油ブームが所望の方向へ動くように、ロール運動及びピッチ運動の少なくとも一方を規定する。
また別の例示的実施形態では、空中給油機の給油ブームを動かす方法が提示される。制御装置が生成したオペレータコマンドが受け取られる。オペレータコマンドは、給油ブームの第1の種類の運動を目的とするものである。第1の種類の運動を使用して給油ブームの運動を生じさせる第2の種類の運動を目的とする中間コマンドが生成される。
また別の例示的実施形態では、空中給油機の給油ブームを所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンドであって、空中給油機の飛行中に給油ブームの方位運動及び上下運動の少なくとも一方を規定する任意の数のオペレータコマンドを受け取り、任意の数のオペレータコマンドによって規定される所望の方向へ給油ブームを動かすための任意の数の中間コマンドであって、給油ブームが所望の方向へ動くようにロール運動及びピッチ運動の少なくとも一方を規定する任意の数の中間コマンドを生成するように構成された給油コントローラを備える装置が開示される。
有利には、任意の数のオペレータコマンドは、給油ブームの方位運動に対応する第1の方向及び上下運動に対応する第2の方向へオペレータが制御装置を動かすことにより生成される。この制御装置は操縦桿であり;給油コントローラ内のコマンドトランスフォーマーは、空中給油機の給油ブームを所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンドであって、空中給油機の飛行中に給油ブームの方位運動及び上下運動の少なくとも一方を規定する任意の数のオペレータコマンドを受け取り、任意の数のオペレータコマンドによって規定される所望の方向へ給油ブームを動かすための任意の数の中間コマンドであって、給油ブームが所望の方向へ動くようにロール運動及びピッチ運動の少なくとも一方を規定する任意の数の中間コマンドを生成するように構成される。
有利には、装置は、任意の数の制御則をさらに含む。任意の数の制御則は、任意の数の中間コマンドを処理することにより、方位運動及び上下運動の少なくとも一方を生じさせるロール運動及びピッチ運動の少なくとも一方を使用して給油ブームを動かし;任意の数の制御則は、運動コマンドを生成してこの運動コマンドを力発生システムに送るように構成され;給油コントローラは、任意の数のオペレータコマンドを任意の数の中間コマンドに変換するように構成され、この変換は線形変換及び非線形変換の少なくとも一方であり:変換は逆ヤコビ行列を用いて行われ;且つ、力発生システムは操縦翼面から構成される。
また別の例示的実施形態では、空中給油機の給油ブームを動かすための方法であって、空中給油機の給油ブームを所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンドであって、空中給油機の飛行中に給油ブームの方位運動及び上下運動の少なくとも一方を規定する任意の数のオペレータコマンドを受け取ることと;任意の数のオペレータコマンドによって規定される所望の方向へ給油ブームを動かすための任意の数の中間コマンドであって、給油ブームが所望の方向へ動くようにロール運動及びピッチ運動の少なくとも一方を規定する任意の数の中間コマンドを生成することとを含む方法が開示される。
有利には、空中給油機の給油ブームを所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンドであって、空中給油機の飛行中に給油ブームの方位運動及び上下運動の少なくとも一方を規定する任意の数のオペレータコマンドを受け取ることは、空中給油機の給油ブームを所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンドであって、空中給油機の飛行中に給油ブームの方位運動及び上下運動の少なくとも一方を規定する、制御装置の運動により生成された任意の数のオペレータコマンドを受け取ることを含み;空中給油機の給油ブームを所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンドであって、空中給油機の飛行中に給油ブームの方位運動及び上下運動の少なくとも一方を規定する任意の数のオペレータコマンドを受け取ることは、空中給油機の給油ブームを所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンドであって、空中給油機の飛行中に給油ブームの方位運動及び上下運動の少なくとも一方を規定する、操縦桿の運動により生成された任意の数のオペレータコマンドを受け取ることを含む。
有利には、方法は、一方向への制御装置の運動を特定することと、同方向への制御装置の運動に基づく任意の数のオペレータコマンドであって、給油ブームを所望の方向へ動かすための、空中給油機の飛行中に給油ブームの方位運動及び上下運動の少なくとも一方を規定する任意の数のオペレータコマンドを生成することとをさらに含み;任意の数のオペレータコマンドによって規定される所望の方向へ給油ブームを動かすための任意の数の中間コマンドであって、給油ブームが所望の方向へ動くようにロール運動及びピッチ運動の少なくとも一方を規定する任意の数の中間コマンドを生成することは:制御装置の第1の方向への運動に応答して方位運動を生じさせる任意の数のオペレータコマンドを生成することと、制御装置の第2の方向への運動に応答して上下運動を生じさせる任意の数のオペレータコマンドを生成することとを含み、ここで任意の数のオペレータコマンドは、給油ブームを所望の方向へ動かすために、空中給油機の飛行中に給油ブームの方位運動及び上下運動の少なくとも一方を規定し;受け取るステップ及び生成するステップは、空中給油機の給油コントローラのコマンドトランスフォーマーにおいて実行される。
また別の例示的実施形態では、空中給油機の給油ブームを動かす方法が開示される。この方法は、制御装置が生成したオペレータコマンドであって、給油ブームの第1の種類の運動のためのオペレータコマンドを受け取ることと;第1の種類の運動を用いて給油ブームの運動を生じさせる第2の種類の運動のための中間コマンドを生成することとを含み、制御装置が生成したオペレータコマンドであって、給油ブームの第1の種類の運動のためのオペレータコマンドを受け取ることは:制御装置が生成したオペレータコマンドであって、方位運動及び上下運動である給油ブームの第1の種類の運動のためのオペレータコマンドを受け取ることを含み;第1の種類の運動を用いて給油ブームの動きを生じさせる第2の種類の運動のための中間コマンドを生成することは:方位運動及び上下運動である第1の種類の運動を用いて、給油ブームの動きを生じさせる、ロール運動及びピッチ運動である第2の種類の運動のための中間コマンドを生成することを含み;制御装置は操縦桿であり、さらに:方位運動のためのピッチコマンドを生成するために操縦桿を第1の方向に動かすことと;上下運動のためのロールコマンドを生成するために操縦桿を第2の方向に動かすこととを含み;受け取るステップ及び生成するステップは、空中給油機の給油コントローラのコマンドトランスフォーマーにおいて実行される。
上記のフィーチャ、及び機能は、本発明の様々な実施形態において独立に達成可能であるか、又は他の実施形態において組み合わせることが可能である。これらの実施形態について、後述の説明及び添付図面を参照してさらに詳細に説明する。
新規のフィーチャと考えられる例示的実施形態の特徴は、特許請求の範囲に明記される。しかしながら、例示的実施形態と、好ましい使用モード、さらなる目的、及びそのフィーチャは、添付図面を参照して本明細書の例示的一実施形態の後述の詳細な説明を読むことにより最もよく理解されるであろう。
例示的一実施形態を実施可能な給油環境を示している。 例示的一実施形態による給油ブームの拡大図である。 例示的一実施形態による支持システムの拡大図である。 例示的一実施形態による給油環境のブロック図である。 例示的一実施形態による給油システムを示している。 例示的一実施形態による給油ブームエンベロープのグラフである。 例示的一実施形態による給油ブームエンベロープの別のグラフである。 例示的一実施形態による、操縦桿の動きに応じた給油ブームの動きを示す図である。 例示的一実施形態による、操縦桿の動きに応じた給油ブームの動きを示す別の図である。 例示的一実施形態による、コマンドトランスフォーマーを用いる操縦桿の動きに応じた給油ブームの動きを示す別の図である。 例示的一実施形態による、コマンドトランスフォーマーを用いる操縦桿の動きに応じた給油ブームの動きを示す別の図である。 例示的一実施形態による空中給油機の給油ブームを動かすプロセスのフロー図である。 例示的一実施形態による空中給油機の給油ブームを動かすプロセスのフロー図である。 例示的一実施形態による、方位及び上下コマンドに基づいてロール及びピッチコマンドを生成する際に使用される逆ヤコビ行列を得るための方程式のフローを示している。 例示的一実施形態によるデータ処理システムのブロック図である。 例示的一実施形態による航空機の製造及び保守方法を示している。 例示的一実施形態を実施可能な航空機を示している。
種々の例示的実施形態は、一又は複数の検討事項を認識し、考慮している。例えば、例示的実施形態は、給油ブームを制御するために使用される制御方法の違いにより、様々な種類の空中給油機を用いた給油作業の実行が困難になることを認識し、考慮している。さらに、例示的実施形態は、様々な種類の空中給油機間で異なる一の制御が、操縦桿の動きに応じた給油ブームの動作方式であることを認識し、考慮している。
また、例示的実施形態は、オペレータが操縦桿を一方向に動かす場合、給油ブームが常に操縦桿の動きに対応する方向に動かなくてもよいことを認識し、考慮する。例えば、オペレータが操縦桿を左に動かすとする。オペレータは、給油ブームが給油ブームエンベロープ内で方位方向に動くことを期待している。しかしながら、この種の運動は、すべての種類の空中給油機に当てはまらない。空中給油機の種類によっては、給油ブームは、単に左に動くだけでなく、ロール運動及びピッチ運動を伴って左に動くことがある。
このようなロール運動及びピッチ運動は、給油ブームの運動学によるものである。換言すれば、給油ブームの運動方式は、方位方向及び/又は上下方向への操縦桿の動きと同様の運動というよりは、ピッチ運動及びロール運動である。
このように、オペレータは、給油ブームをピッチ及びロール軸に沿って動かすために、操縦桿にコマンドを入力する必要がある。この例では、給油環境において給油ブームを方位方向に動かすことには、オペレータによる操縦桿の入力の調整を伴う。結果として、オペレータは、所望の運動を生むように操縦桿を動かすことに適応する。
しかしながら、オペレータが操縦桿を動かすこのような調整は、操縦桿の前後左右への運動に対応して方位方向及び上下方向へ給油ブームが動くことに比較すると、同様に自然には感じられない。さらに、この種のロール運動及びピッチ運動には、操縦桿の前後左右への運動に対応して方位方向及び上下方向へ給油ブームが動くことに比較すると、さらなる訓練及び経験が必要となる。
したがって、例示的実施形態により、給油ブームの動きを管理するための方法及び装置が提供される。一又は複数の例示的実施形態は、操縦桿の同じ動きに対して、様々な種類の空中給油機の給油ブームを同じ方向へ動かすことを可能にする。
制御装置が生成したオペレータコマンドが受け取られる。オペレータコマンドは、給油ブームの第1の種類の運動を目的とするものである。第1の種類の運動を使用して給油ブームの運動を生じさせる第2の種類の運動を目的とする中間コマンドが生成される。
別の実施例では、給油コントローラは、空中給油機の給油ブームを所望の方向に動かすための任意の数のオペレータコマンドを受け取るように構成される。任意の数のオペレータコマンドは、空中給油機の飛行中に給油ブームの方位運動及び上下運動の少なくとも一方を規定する。さらに、給油コントローラは、任意の数のオペレータコマンドによって規定される所望の方向へ給油ブームを動かすための任意の数の中間コマンドを生成することができる。任意の数の中間コマンドは、給油ブームが所望の方向へ動くように、ロール運動及びピッチ運動の少なくとも一方を規定する。
ここで図面、特に図1を参照すると、例示的実施形態による給油環境が図解されている。本実施例では、給油環境100は、航空機104に燃料を移送する航空機102を含んでいる。航空機102は空中給油機106であり、航空機104は給油を受ける航空機108である。
このような実施例では、空中給油機106の給油ブーム110が給油を受ける航空機108に接続される。図示のように、燃料は空中給油機106から給油ブーム110を介して給油を受ける航空機108へと移送される。
給油ブーム110の動きを管理するための例示的一実施形態が、空中給油機106において実施される。具体的には、空中給油機106の給油ブーム110のオペレータにもっと直感的な方式で給油ブーム110の動きを管理するための一又は複数の例示的実施形態が、空中給油機106において実施される。囲み112内の給油ブーム110の拡大図を図2に示す。
図2は、例示的一実施形態による給油ブームの拡大図である。この実施例では、図1の囲み112内に示される給油ブーム110の拡大図が示される。
図示のように、給油ブーム110は、固定された管200、テレスコープ式管202、ノズル204、及び操縦翼面205を含んでいる。固定の管200は、矢印212が示すような上下方向に動くこともできる。上下方向へのこの種の運動を、給油ブーム110の上下運動と呼ぶ。矢印212は、z軸に沿った運動を示すために使用されている。
テレスコープ式管202は、矢印214の方向に沿って伸長又は後退することができる。矢印214は、給油ブームの軸に沿った運動を示すために使用されている。
給油ブーム110は、矢印216が示す方位方向に動くこともできる。矢印216は、y軸に沿った運動を示すために使用されている。この種の運動を、給油ブーム110の方位運動と呼ぶ。
矢印212によって示される上下方向への、及び矢印216によって示される方位方向に沿った給油ブーム110の運動は、操縦翼面205を用いて制御することができる。いくつかの実施例では、方向舵206、方向舵208、及び昇降舵209は、給油ブーム110の動きを制御する操縦翼面205である。操縦翼面205は給油ブーム110の力発生器210を形成する。他の実施例では、操縦翼面205に含まれる方向舵206、方向舵208、及び昇降舵209に加えて、又はこれらに代えて、給油ブーム110の動きを制御する他の操縦翼面が存在してもよい。
給油ブーム110の動きは、ロール運動及びピッチ運動を用いて実行されてもよい。例えば、給油ブーム110は、矢印220によって示されるロールを有しうる。加えて、給油ブーム110は、矢印222によって示されるピッチも有しうる。操縦翼面205を使用して、給油ブーム110のピッチ運動及びロール運動を制御することができる。
例示的実施形態により、矢印214、矢印216、及び矢印212に沿った、並びに他の方向への給油ブーム110の運動は、オペレータによってさらに直感的な方式で制御される。さらには、給油ブーム110の制御は、給油ブーム110を動かすために異なる種類のシステムが存在する場合も、オペレータが使用する制御装置により、異なる種類の空中給油機でも同じ方式で給油ブーム110が動くように行われる。
発生する運動の種類は、支持構造230に依存する。換言すれば、支持構造230によって、給油ブーム110は、空中給油機106の制御装置の動きに応じて、方位方向及び上下方向に、ローリング方向及びピッチング方向に、或いは他の何らかの方式で動く。
言うまでもなく、支持構造230がロール運動及びピッチ運動といった一種類の運動を発生させたとしても、制御装置のさらに複雑な運動ことにより、方位運動及び上下運動を行うように給油ブーム110を効率的に動かすことができる。換言すれば、制御装置を第1の方向に動かすことにより、典型的に、ロール運動が生じ、制御装置を第2の方向に動かすことによりピッチ運動が生じる。
方位運動を得るために、例示的実施形態では、オペレータが、運動の方向の組み合わせを制御装置に入力することが必要である。このようにして、給油ブーム110の所望の種類の動きが得られるが、制御装置の動きは複雑さを増し、自然な動きでなくなる。換言すれば、このような実施例では、制御装置を一方向又は別の方向へ動かすことによって方位運動又は上下運動が生じるわけでない。
このように、一又は複数の例示的実施形態は、制御装置によって生成された、方位運動及び上下運動を目的とするコマンドを、ロール運動及びピッチ運動を生じさせる一又は複数のコマンドにマッピングすることを含む。制御装置から給油ブーム制御システムへコマンドをマッピングすることにより、オペレータは、給油ブーム110の所望の種類の動きを得ることができる。囲み232内の支持構造230の拡大図を図3に示す。
このような実施例では、力発生器210の構成は、給油ブーム110の運動方式に影響する。換言すれば、力発生器210の構成により、給油ブーム110の異なる種類の動きが生じる。例えば、いくつかの事例では、力発生器210により方位運動及び上下運動が生じる。他の事例では、力発生器210によりロール運動及びピッチ運動が生じる。この実施例では、方向舵206、方向舵208、及び昇降舵209は、一方向への制御装置の運動により制御装置のロール運動が生じ、制御装置の別の方向への運動によりピッチ運動が生じるように構成されている。この種の運動は、制御装置の同種の運動に関する方位運動及び上下運動とは対照的である。
図3は、例示的一実施形態による支持システムの拡大図である。図3は図2の囲み232の拡大図である。
この実施例では、給油ブーム110を支持する支持システムは、ブーム支持結合金具300、ジンバル302、連結具304、及び連結具306を含んでいる。連結具304及び連結具306は、ジンバル302の運動及び振動に対する、減衰、抵抗又はそれらの両方を行う。図示のように、ジンバル302はピッチングジンバル点309を有し、給油ブーム110はピッチングジンバル点307を有している。ピッチングジンバル点307及びピッチングジンバル点309は、ジンバル302及び給油ブーム110の動きの中心点である。
この実施例では、給油ブーム110はブーム軸308周りのローリングはしない。代わりに、給油ブーム110はジンバル軸310の周りでローリングする。ジンバル軸310は、この実施例ではジンバル302を通って延びている。ジンバル302は、軸312を中心として回転し、給油ブーム110は軸314の周りを運動する。給油ブーム110が軸314周りでピッチングするとき、ジンバル302は軸312を中心とした回転はしない。同様に、ジンバル302が軸312周りで回転するとき、給油ブーム110は軸314周りの運動はしない。このように、ジンバル302と給油ブーム110のいずれか一方を、他方を動かさずに動かすことができる「ダブルピッチング」システムが存在する。
図示のように、支持構造230のこのような構成により、制御装置が第1の方向に動くとロール運動が生じ、制御装置が第2の方向に動くとピッチ運動が生じる。第2の方向は第1の方向に概ね直交している。
図4は、例示的一実施形態による給油環境のブロック図を示している。図1及び図3の給油環境100に含まれる様々なコンポーネントは、このブロック図に示される給油環境400の物理的一実装態様の例である。
図示のように、航空機402は航空機406に燃料404を供給する。航空機402は空中給油機408であり、航空機406は給油を受ける航空機410である。この実施例では、燃料404は空中給油機408から給油ブーム412を使用して給油を受ける航空機410へと移送される。
オペレータ給油ステーション414は、オペレータ416が給油ブーム412を制御する場所となる。図示のように、オペレータ給油ステーション414は、ディスプレイ418及び制御装置419を含んでいる。この実施例では、制御装置419は、給油ブーム412の動きを制御するように構成されたハードウェアデバイスである。制御装置419は操縦桿420の形態をとる。他の種類の制御装置には、例えば、限定されないが、マウス、キーボード、ジョイスティック、タッチスクリーン、及び他の適切な種類の制御装置が含まれる。
ディスプレイ418は、給油ブーム412に関する情報と、給油を受ける航空機410に燃料404を移送するための給油作業に関する他の情報とを表示するように構成されている。ディスプレイ418は、オペレータ416に対し、給油を受ける航空機410における給油ブーム412のビデオ画像も表示することができる。
オペレータ416は、オペレータ入力422を生成するために操縦桿420を操作する。換言すれば、オペレータ416が操縦桿420を操作するとき、操縦桿420がオペレータ入力422を生成する。このような実施例では、オペレータ入力422はオペレータコマンド424の形態をとる。
図示のように、オペレータコマンド424は給油コントローラ426によって受け取られる。給油コントローラ426は、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれら二つの組み合わせの形態をとることができる。ソフトウェアを使用する場合、給油コントローラ426によって実行される動作は、プロセッサユニット上で実行されるように構成されたプログラムコードにおいて実施することができる。ハードウェアを採用する場合、このハードウェアは、動作を実行するように動作する回路を給油コントローラ426に含めることができる。
このような実施例では、ハードウェアは、回路システム、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス、又は任意の数の作業を実施するように構成された他の何らかの適切な種類のハードウェアの形態をとることができる。ソフトウェアを使用するとき、プログラマブルロジックデバイスは任意の数の動作を実行するように構成される。このデバイスは、任意の数の動作を実行するように恒久的に構成することも、後で再構成することもできる。プログラマブルロジックデバイスの例として、例えば、プログラマブルロジックアレイ、プログラマブルアレイロジック、フィールドプログラマブルロジックアレイ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、及び他の適切なプログラマブルロジックデバイスが挙げられる。加えて、プロセスは、無機コンポーネントと一体化した有機コンポーネントに実装することができる、及び/又は人間を除く有機コンポーネントで全体を構成することができる。例えば、プロセスは有機半導体に回路として実装することができる。
図示のように、給油コントローラ426はコンピュータシステム428において実施される。コンピュータシステム428は一又は複数のコンピュータである。コンピュータシステム428内に複数のコンピュータが存在するとき、これらのコンピュータはネットワークなどの通信媒体を介して相互に通信することができる。
このような実施例では、給油コントローラ426は制御則432を含みうる。制御則432は、ソフトウェア、ハードウェア、又はそれら二つの組み合わせとして実施されうる。図示のように、制御則432は給油ブーム412を制御するように構成される。制御則432による給油ブーム412の制御には、オペレータ給油ステーション414から受け取ったオペレータ入力422内のオペレータコマンド424を処理することが含まれる。
このような実施例では、給油コントローラ426は、制御則432を使用してオペレータ入力422内のオペレータコマンド424を処理することによりコマンド434を生成することができる。具体的には、コマンド434は運動コマンド435の形態をとる。運動コマンド435は給油ブームユニット436に送られる。図示のように、オペレータ給油ステーション414、給油コントローラ426、及び給油ブームユニット436は給油システム437を形成する。
図示のように、給油ブームユニット436は、センサ438、運動システム440、及び給油ブーム412を含む。
このような実施例では、センサ438は、給油ブーム412に関するデータ442を生成するように構成される。データ442には、例えば、限定されないが、運動システム440の構成、給油ブーム412の位置、給油ブーム412の画像、及び他の適切な情報が含まれる。
このような実施例では、センサ438は、慣性測定ユニット、位置センサ、加速度計、荷重センサ、全地球測位システムデバイス、及び他の適切なデバイスを含むことができる。いくつかの実施例では、センサ438の一又は複数は、給油ブーム412に関連付けられている。
このような実施例では、運動システム440は、給油ブーム412の運動を制御するように構成される。図示のように、運動コマンド435は、給油ブーム412を動かすために運動システム440によって使用される。
この実施例では、運動システム440は、支持システム444と力発生システム446とを含んでいる。支持システム444は、給油ブーム412を支持するために使用される物理的構造を含む。支持システム444は、固定構造448と可動構造450とを含むことができる。これらの構造は給油ブーム412を支持して給油ブーム412の運動を可能にする。
給油ブーム412の運動は、力発生システム446によって引き起こされる。この実施例では、力発生システム446は、アクチュエータシステム452、操縦翼面454、及び他の適切なコンポーネントの少なくとも一つを含む。
アクチュエータシステム452は、給油ブーム412の運動を引き起こすように構成された一又は複数のアクチュエータである。このような運動は、直接的に又は間接的に引き起こされる。例えば、アクチュエータシステム452は、支持システム444の可動構造450の動きを引き起こすことにより、給油ブーム412の運動を間接的に引き起こすことができる。
操縦翼面454は、給油ブーム412に関連付けられる一又は複数の操縦翼面を含む。これらの操縦翼面の位置により、給油ブーム412の運動が引き起こされる。操縦翼面454には、例えば、フラップ、昇降舵、ラダーベーター、方向舵、及び他の種類の操縦翼面の少なくとも一つが含まれる。
運動システム440の設計に応じて、運動システム440によって行われる運動の種類は様々である。このような実施例では、運動システム440は任意の数の種類の運動470を行うことができる。例えば、運動システム440によって行われる任意の数の種類の運動470には、第1の種類の運動472及び第2の種類の運動474が含まれる。
第1の種類の運動472は方位運動476及び上下運動478を含む。第2の種類の運動474はローリング運動480及びピッチング運動482を含む。
このような実施例では、運動システム440によって生成される運動の種類は、運動システム440内の支持システム444及び力発生システム446の少なくとも一方の構成によって決まる。このような実施例では、行われる運動の種類は、制御装置419が一方向に動くときに生じる運動である。
例えば、運動システム440は、方位運動及び上下運動を伴う方向への運動を行うことができる。他の実施例では、運動システム440の他の構成は、ロール運動及びピッチ運動を伴う方向への運動を行うことができる。言うまでもなく、運動システム440の構成に応じて、他の種類の運動が提供されうる。
運動システム440が提供する運動の種類によっては、給油ブーム412の運動はオペレータ416が望むほど直感的なものではないこともある。例えば、オペレータ416は操縦桿420を、オペレータ416の視点から方位運動に対応する一方向に動かす。
しかしながら、オペレータコマンド424は、運動システム440においてロール運動を伴う方向への運動に帰着することがある。具体的には、給油ブーム412は、方位運動よりまずロール運動を有する。給油ブームのロール運動は、操縦桿420のホ言う各方向への運動には対応しない。
運動コマンド435は、制御装置419の動きと給油ブーム412の動きがオペレータ416にとってもっと直感的なもの、すなわち容易なものになるように生成される。このような実施例では、給油コントローラ426内にコマンドトランスフォーマー456が存在する。コマンドトランスフォーマー456は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれら二つの組み合わせを使用して実施される。コマンドトランスフォーマー456は、操縦桿420によって生成されたオペレータコマンド424を中間コマンド458に変換するように構成される。
中間コマンド458は、給油ブーム412を、制御装置419の運動の方向に概ね対応する一方向へ動かすコマンド434となる。具体的には、このような実施例では、給油ブーム412は、オペレータ416が動かしたときの操縦桿420の運動に対応するように動く。
図4に示す給油環境400と、給油環境400内の様々なコンポーネントとは、例示的な一実施形態を実施可能な方式に対する物理的または技術的な限定を表すことを意図していない。図示したコンポーネントに加えて又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。いくつかのコンポーネントは不必要になることがある。また、ブロックは、いくつかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。例示的な実施形態において実施される場合、これらのブロックの一又は複数を、異なるブロックに統合、分割、或いは統合且つ分割することができる。
別の実施例では、操縦桿420は上下左右以外の他の方向に動かすことができる。換言すれば、操縦桿420は、第1の方向、及び第1の方向に実質的に直交する第2の方向以外の方向に動かすことができる。例えば、操縦桿420は、斜め方向に動かすこともできる。このような斜め方向は、第1の方向、第2の方向、又はその両方から45度とすることができる。この種の運動により、方位及び上下コマンドの組合せが生成される。
また別の実施例では、給油システム437は、オペレータ給油ステーション414、給油コントローラ426、及び給油ブームユニット436に加えて追加のコンポーネントを含むことができる。いくつかの実施例では、給油ブーム412は、燃料404を格納する燃料タンクも含みうる。
次に図5を参照する。図5は、例示的な一実施形態による給油システムを示している。給油システム500は、図4の給油システム437の一実装態様の一例である。
図示のように、給油システム500は、操縦桿502、非線形コマンドトランスフォーマー504、ブーム制御側506、給油ブーム110、及び力発生システム510を含んでいる。操縦桿502は、図4のブロック図に示す操縦桿420の物理的実装態様の一例である。給油ブーム110及び力発生システム510は、図4のブロック図に示す給油ブーム412及び力発生システム446の物理的実装態様の例である。非線形コマンドトランスフォーマー504は、図4のコマンドトランスフォーマー456の一例である。
この実施例では、操縦桿502の第1の方向512への運動は、操縦桿502の左右方向への運動の一例である。この種の運動により、オペレータ方位コマンド(Ψ)514が生成される。操縦桿502の第2の方向516への運動は、操縦桿502の前後方向への運動の一例である。この種の運動により、オペレータ上下コマンド(Θ)518が生成される。
第1の方向512及び第2の方向516への操縦桿502の運動は、比較的直感的に給油ブーム110の運動に対応する運動の例である。具体的には、このような運動は、給油ブーム110の方位運動及び上下運動である。
この実施例では、ブーム制御則506は、オペレータ上下コマンド(Θ)518及びオペレータ方位コマンド514(Ψ)を、代わりにピッチ運動及びロール運動を生じるピッチコマンド及びロールコマンドと解釈する。操縦桿502の運動に応答する給油ブーム110のこの種の運動は、望むほど直感的なものではない。
例えば、操縦桿502を方位方向に動かすとき、オペレータは、給油ブーム110が、操縦桿502の運動に直接対応する方位方向に動くことを期待する。換言すれば、オペレータは、操縦桿を直接右へ動かす場合、給油ブーム110がその位置へと動くことを期待する。しかしながら、給油ブーム110の運動学により、ピッチコマンド及びロールコマンドが考慮される。その結果、現在利用可能なシステムを用いた給油ブーム110の運動は必要以上に複雑である。
一実施例として、オペレータは、ブームのピッチ及びロール運動学を考慮しながら、給油ブーム110を所望の位置へと動かすために操縦桿を複数の方向に動かす必要がある。したがって、例示的実施形態を用いて、給油ブーム110の運動学を説明するように操縦桿コマンドが自動的に変換される。換言すれば、操縦桿502の運動は、ブーム制御側506を使用することでもっと直感的なものになる。
図示のように、ブーム制御則506は、このようなコマンドを解釈し、支持構造の運動学を説明するようにこれらのコマンドを変換する。換言すれば、給油ブームの運動方式は、方位方向及び/又は上下方向への操縦桿の動きに類似の運動というよりは、ピッチ運動及びロール運動である。
このような実施例では、給油ブーム110の所望の運動は、操縦桿502が第1の方向512に動くことに応じた方位運動、及び操縦桿502が第2の方向516に動くことに応じた上下運動である。操縦桿502の運動に応答する給油ブーム110のこの種の運動は、直感的で、所望の種類の運動である。
非線形コマンドトランスフォーマー504は、図4のコマンドトランスフォーマー456の一実装態様の一例である。非線形コマンドトランスフォーマー504は、上下及び方位コマンドをピッチ及びロールコマンドに非線形変換する。このようにして、非線形コマンドトランスフォーマー504は、支持システム444の運動学を考慮する。
このような実施例では、非線形コマンドトランスフォーマー504は、所望の方位運動及び上下運動を生じさせるために、ピッチコマンド及びロールコマンドを生成するように構成されている。換言すれば、非線形コマンドトランスフォーマー504は、上下コマンド及び方位コマンドをピッチコマンド及びロールコマンドにマッピングするように構成されている。
例えば、オペレータ方位コマンド(Ψ)514が非線形コマンドトランスフォーマー504によって受け取られるとき、非線形コマンドトランスフォーマー504は、上下運動を生じさせずに方位運動を生じさせるようにロールコマンド(ψ)520及びピッチコマンド(θ)522を生成するように構成されている。オペレータ上下コマンド(Θ)518が非線形コマンドトランスフォーマー504によって受け取られるとき、非線形コマンドトランスフォーマー504は、オペレータ上下コマンド(Θ)518に規定された方位運動なしの上下運動を生じさせるように、ロールコマンド(ψ)520及びピッチコマンド(θ)522を生成するように構成されている。
ブーム制御則506は、図4の制御則432の制御則の一例である。ブーム制御則506は、ピッチコマンド(θ)522及びロールコマンド(ψ)520のようなピッチコマンド及びロールコマンドを受け取るように構成されている。この実施例では、ブーム制御則506は、おも舵コマンド524、取舵コマンド526、及び昇降舵コマンド524の一又は複数の組み合わせを生成する。このようなコマンドは、力発生システム510の構成を変更するために使用される。具体的には、コマンドは、方向舵206、方向舵208、及び昇降舵209を含む力発生システム510の操縦翼面205の構成を変化させる。
力発生システム510の操縦翼面205の構成の変化により、給油ブーム110は、操縦桿502の第1の方向512への動きによって生成されるオペレータ方位コマンド514(Ψ)に応じて、ロール運動を行うのではなく、方位方向へ動く。加えて、力発生システム510の操縦翼面205の構成の変化により、給油ブーム110は、操縦桿502の第2の方向516への動きによって生成されるオペレータ上下コマンド(Θ)518に応じて、ピッチ運動を行うのではなく、上下運動を行う。
このように、非線形コマンドトランスフォーマー504は、給油ブーム110を上下方向又は方位方向に動かすピッチコマンド及びロールコマンドを生成するように、オペレータ上下コマンド及びオペレータ方位コマンドのマッピングを行う。操縦桿502について記載した運動に応じた給油ブーム110のこの種の運動は、対応する運動と考えられる。換言すれば、操縦桿502の第1の方向512への動きにより、操縦桿520の運動に対応する給油ブーム110の運動が生じる。給油ブーム110の運動は方位運動である。このように、操縦桿502の運動に応答する給油ブーム110の運動は直感的なものとなっている。
さらに、操縦桿502の第2の方向516への同様の運動により、給油ブーム110の対応する運動が生じる。換言すれば、操縦桿502の第1の方向512及び第2の方向516への運動は線形運動である。給油ブーム110の運動は、このような実施例ではやはり線形運動である対応する運動である。
図6は、例示的な一実施形態による給油ブームエンベロープのグラフである。この実施例では、グラフ600はブームエンベロープ602のグラフである。X軸604は方位を、Y軸606は上下を表している。線608は、ブームエンベロープ602の機械的限界を表している。線610は、制御則に基づく限界を表している。
この実施例では、図5のオペレータ方位コマンド(Ψ)514により、線612によって示されるロール運動が生じている。図5のオペレータ上下コマンド(Θ)518により、線614によって示されるピッチング運動が生じている。図示のように、ロール運動に対応する線612は、方位方向及び上下方向への運動を示す。このような運動は、図5の非線形コマンドトランスフォーマー504が使用されないときにオペレータ方位コマンド(Ψ)514に応答して生じる。
換言すれば、図5のブーム制御則506は、図5の第1の方向512への運動により生成されるオペレータ方位コマンド(Ψ)514を、方位コマンドではなくロールコマンドとして解釈する。図5において、第2の方向516への動きはオペレータ上下コマンド(Θ)518を生成し、このオペレータコマンド518は上下コマンドではなくピッチコマンドとして解釈される。
具体的には、線612が示すように、図5における操縦桿502の第1の方向512への線形の動きは給油ブーム110の同種の動きを生じない。このように、図5の非線形コマンドトランスフォーマー504が用いられずにコマンドがブーム制御則506によって直接解釈されるとき、操縦桿502の動きは給油ブーム110の対応する動きを生じない。
非線形コマンドトランスフォーマー504無しでブーム制御則506を用いるこの種のコマンドシステムは、給油ブーム110の運動が図5の操縦桿502の動きに実質的に対応しないため、直感的でない。結果として、給油ブームを所望の位置へ動かすために操縦桿502を動かすように、オペレータ416はより大きな調整を行わねばならない。
図7は、例示的な一実施形態による給油ブームエンベロープのグラフである。この実施例では、グラフ700はブームエンベロープ702のグラフである。X軸704は方位を、Y軸706は上下を表している。線708は、ブームエンベロープ702の機械的限界を表している。線710は、制御則に基づく限界を表している。
この実施例では、図5のオペレータ方位コマンド(Ψ)514により、線712によって示される運動が生じている。図示のように、この運動は、図6の線612によって示される運動と比較すると、方位方向の運動のみを含み、上下方向の運動を含まない。この運動は、図5の操縦桿502の運動に実質的に対応する。換言すれば、第1の方向512への操縦桿502の動きにより、図5の給油ブームは、図6の線612ではなく、線712によって示される運動を行う。
同様に、図5のオペレータ上下コマンド(Θ)518により、線714によって示される給油ブーム110の運動が生じている。線714の運動は、上下方向の運動のみを含み、方位方向の運動を含まない。このような運動は、非線形コマンドトランスフォーマー504が使用されないときの図6の線614によって示される運動の代わりに生じる。
このように、操縦桿502の線形の運動により、給油ブーム110が類似の運動を行う。操縦桿502が第1の方向512に動くとき、給油ブーム110は方位方向にのみ動き、上下方向には動かない。
図5に示す給油システム500と、給油システム500に関する図6及び7の給油ブームエンベロープのグラフは、図4の給油システム437の一実装態様のいくつかの例にすぎない。このような図及びグラフは、図4の給油システム437の他の実装態様を制限するものではない。例えば、図5において給油システム500は非線形コマンドトランスフォーマー504を採用しているが、他の実装態様では線形コマンドトランスフォーマーを使用することができる。このように、異なる給油システムの異なるコマンドトランスフォーマーで行われる変換は、線形変換及び非線形変換の少なくとも一つとすることができる。
次に図8を参照する。図8は、例示的一実施形態による、操縦桿の動きに応じた給油ブームの動きを示している。図1の給油ブーム110の動きは、コマンドトランスフォーマーを使用した場合のものである。
図示のように、操縦桿502が矢印800の方向に動く。矢印800は第1の方向512である。具体的に、矢印800は、オペレータ802から見て左側への動きを表す。このような実施例では、給油ブーム110を操作するとき、オペレータ802は航空機の後ろ側に向いている。したがって、オペレータ802から見て左側への動きは、給油ブーム110を空中給油機(例えば、図1の空中給油機106)の右翼の方向へ動かすことになる。
図示のように、操縦桿502の矢印800の方向へのこのような動きは、線804によって示されるように給油ブーム110を動かす。図示のように、線804は給油ブーム110のロール運動を示す。
このような動きは、オペレータ802が操縦桿502を矢印800の方向に動かすときの給油ブーム110の所望の動きではない。線804は上下及び方位両方向への動きを示し、これは操縦桿502の矢印800の方向への動きに基づくと望ましくない。
次に図9を参照する。図9は、例示的一実施形態による、操縦桿の動きに応じた給油ブームの動きを示す別の図である。給油ブーム110の動きは、コマンドトランスフォーマーを使用した場合のものである。
図8の矢印800の方向へ動いた後、操縦桿502を今度は矢印900の方向へ動かす。矢印900は、第1の方向512に概ね直交する第2の方向516である。この実施例では、矢印900は、オペレータ802から見て後方への動きである。オペレータ802は給油ブーム110を操作するとき航空機の後ろ側に向いているので、矢印900の方向への操縦桿502の動きは、給油ブーム110を空中給油機の胴体に向かって動かすことになる。
しかしながら、操縦桿502のこのような動きは、線902によって示されるような給油ブーム110の動きを生じさせる。この動きはピッチ運動であり、方位方向及び上下方向の両方への運動を含む。この特定の実施例において、矢印900の方向への操縦桿502の動きに関し、この種の動きは望ましくない。
次に図10を参照する。図10は、例示的一実施形態による、コマンドトランスフォーマーを用いた場合の操縦桿の動きに応じた給油ブームの動きを示す別の図である。この実施例では、やはり操縦桿502が矢印800の方向に動かされる。
しかしながら、給油コントローラにコマンドトランスフォーマーが使用されると、給油ブームは線1000によって示される方向に動く。線1000は、給油ブームが実質的に方位方向に動き、上下方向には動かないことを示している。この種の動きは、操縦桿502の矢印800の方向への動きに対応している。
次に図11を参照する。図11は、例示的一実施形態による、コマンドトランスフォーマーを用いた場合の操縦桿の動きに応じた給油ブームの動きを示す別の図である。この実施例では、操縦桿502が矢印900の方向に動かされる。このように操縦桿502を矢印900の方向へと後方に動かすことにより、給油ブーム110は線1100に沿って動く。
この実施例では、線1100は、実質的に上下方向であり方位方向は含まない。この動きは、操縦桿502の矢印900の方向への動きに対応している。
図8〜11に示す給油ブーム110の動きは、生じうるいくつかの種類の運動の例にすぎない。例えば、操縦桿502を第1の方向512及び第2の方向516へと対角線方向に動かすと、それに対応して給油ブーム110が同じように上下及びピッチ運動を行う。コマンドトランスフォーマーを使用しないと、操縦桿502を左又は後方へ動かすような他の動きにより、ローリング及びピッチングを含みうる運動ではなく、所望の方位運動又は上下運動が生じる。
図1〜3、5、及び8〜11に示される種々のコンポーネントを、図2及び4のコンポーネントと組み合わせることができるか、図2及び4のコンポーネントと共に使用することができるか、又はそれら2つの場合を組み合わせることができる。加えて、図1及び2のコンポーネントの一部は、図2及び4のブロック図に示されたコンポーネントをどのようにして物理的構造として実装できるかの実施例である。
ここで図12を参照する。図12は、例示的な一実施形態による空中給油機の給油ブームを動かすプロセスのフロー図である。図12に示されたプロセスは、図4の空中給油機408に実装可能である。具体的には、このプロセスは、図4の給油システム437を用いて実施される。
プロセスは、制御装置が生成した第1の種類の運動のためのオペレレータコマンドを受け取ることにより開始される(工程1200)。オペレータコマンドは、給油ブームの第1の種類の運動を目的とするものである。この第1の種類の運動は、例えば、方位方向及び上下方向への運動である。
プロセスは、第1の種類の運動を用いて給油ブームの運動を生じさせる第2の種類の運動のための中間コマンドを生成し(工程1202)、その後終了する。この第2の種類の運動は、例えば、ロール方向及びピッチ方向への運動である。このような中間コマンドは、方位コマンド及び上下コマンドの形態のオペレータコマンドにより示される所望の方位及び上下運動を生じさせる、ロール及びピッチコマンドのようなコマンドである。
ここで図13を参照する。図13は、例示的な一実施形態による空中給油機の給油ブームを動かすプロセスのフロー図である。図13に示されたプロセスは、図4の給油システム437に実装可能である。
プロセスは、空中給油機の給油ブームを所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンドを受け取ることにより開始される(工程1300)。これらのオペレータコマンドは、空中給油機の飛行中に給油ブームの方位運動及び上下運動の少なくとも一方を規定する。
プロセスは、任意の数のオペレータコマンドによって規定される所望の方向へ給油ブームを動かすための任意の数の中間コマンドを生成する(工程1302)。このプロセスは、次いで、任意の数の中間コマンドを制御則に送る(工程1304)。これに応じて、給油ブームを動かすための運動コマンドが運動システムに送られ(工程1306)、その後プロセスは終了する。
図示された様々な実施形態のフロー図及びブロック図は、例示的な一実施形態における装置及び方法のいくつかの実施可能なアーキテクチャ、機能性、及び工程を説明するものである。これに関して、フロー図又はブロック図の各ブロックは、工程又はステップの1つのモジュール、セグメント、機能及び/又は部分を表わすことができる。例えば、ブロックの一又は複数は、ハードウェア内のプログラムコードとして、又はプログラムコードとハードウェアの組合せとして実施可能である。ハードウェアにおいて実施されるとき、ハードウェアは、例えば、フロー図又はブロック図の一又は複数の工程を実施するように製造又は構成された集積回路の形態をとることができる。
例示的な一実施形態のいくつかの代替的な実装態様では、ブロックに記載された1つ又は複数の機能は、図中に記載の順序を逸脱して現れることがある。たとえば、含まれる機能性により、連続して示される二つのブロックは実質的に同時に実行される場合があり、またはブロックは時に逆の順序で実行されうる。また、フロー図又はブロック図に示されるブロックに他のブロックが追加されてもよい。
ここで図14を参照する。図14は、例示的一実施形態による、方位及び上下コマンドに基づいてロール及びピッチコマンドを生成する際に使用される逆ヤコビ行列を得るための方程式のフローを示している。方程式のフロー1400は、図4のコマンドトランスフォーマー456に使用する逆ヤコビ行列を得るために使用される方程式の線図である。
例えば、コマンドトランスフォーマー456は、給油ブーム/航空機の変換を行う。換言すれば、コマンドトランスフォーマー456は、航空機の回転系の運動を、ブームの座標を使用して提供されるもっと線形の運動にマッピングすることができる。例えば、ロール運動及びピッチ運動は、方位運動及び上下運動にマッピングされる。
一実施例では、このような変換は、変換方程式1402を使用して行われる。変換方程式1402において、Cbaは、ブームの座標に変換された航空機からの回転であり、θbは給油ブームのピッチ角であり、ψ及びθiは、はそれぞれローリングジンバル点のロール軸及びピッチ角である。このような実施例では、ローリングジンバル点は、ジンバルが提供する運動の中心点である。図3のピッチングジンバル点307及びピッチングジンバル点309は、ピッチングジンバル点の例である。
ブーム先端の位置は、方程式1404及び方程式1406を用いて特定される。これら二つの方程式により、ブームの座標系が特定される。これら二つの方程式では、Xb、Yb、及びZbは、給油ブームの先端の座標である。Xt、Yt、Ztは、方程式1406に示される転置関数を用いて転置された座標である。
方程式1404及び方程式1406は、原点がブームの旋回軸(例えば、図3のローリングジンバル点307)にあるとみなす。このような実施例では、Xの正の値は、ローリングジンバル点から空中給油機の前部に向かう方向である。Xの負の値は、ローリングジンバル点からブームの先端に向かう方向である。
Yの正の値は、ローリングジンバル点から航空機の右翼方向外側に向かう方向である。Yの負の値は、ローリングジンバル点から航空機の左翼方向外側に向かう方向である。Zの正の値は、ローリングジンバル点から航空機の下側に向かう方向であり、Zの負の値は、ローリングジンバル点から航空機の上側に向かう方向である。
給油ブームの方位角は、方程式1408を用いて規定される。したがって、方位角は方程式1410で表される。
上下角は、方程式1412を用いて規定される。本実施例では、また、仰角は方程式1414を用いて表される。方程式1410及び方程式1414は、方程式1420に使用される。方程式1420は、このような実施例ではヤコビ行列である。
ヤコビ行列は方程式1420に示される。方位及び上下が拡張して、方程式1410の方位角及び方程式1414の上下角の偏導関数を必要とするとき、ヤコビ行列1422に帰着する。ヤコビ行列1422の逆数は逆ヤコビ行列1424となる。逆ヤコビ行列1424は、方位運動及び上下運動のためのコマンドを、所望の方位運動及び上下運動を生じさせるロール運動及びピッチ運動のためのコマンドにマッピングするためにコマンドトランスフォーマー456で使用される方程式の一実施例である。
図15は、例示的な一実施形態によるデータ処理システムのブロック図を示している。データ処理システム1500を使用して、図4の空中給油機408のコンピュータシステム428に含まれる一又は複数のコンピュータを実施することができる。
この実施例では、データ処理システム1500は通信フレームワーク1502を含み、これによりプロセッサユニット1504、メモリ1506、固定記憶域1508、通信ユニット1510、入出力(I/O)ユニット1512、及びディスプレイ1514の間の通信が行われる。この実施例では、通信フレームワークはバスシステムの形態をとることができる。
プロセッサユニット1504は、メモリ1506にローディングされるソフトウェアに対する命令を実行するように働く。プロセッサユニット1504は、特定の実装態様に応じて、任意の数のプロセッサ、マルチプロセッサコア、又は他の何らかの種類のプロセッサであってもよい。
メモリ1506及び固定記憶域1508は、記憶装置1516の例である。記憶装置は、情報を一時的に及び/又は恒久的に格納できる何らかのハードウェア部分であり、この情報には、例えば、限定されないが、データ、機能的形態のプログラムコード、及び/又はその他の適切な情報が含まれる。記憶装置1516は、このような実施例では、コンピュータで読込可能な記憶装置とも呼ばれる。このような実施例では、メモリ1506は、例えば、ランダムアクセスメモリか、或いは他のいずれかの適切な揮発性又は非揮発性の記憶装置とすることができる。固定記憶域1508は、特定の実装態様に応じて様々な形態をとることができる。
例えば、固定記憶域1508は、一又は複数のコンポーネント又はデバイスを含みうる。例えば、固定記憶域1508は、ハードドライブ、フラッシュメモリ、書換え形光ディスク、書換え可能磁気テープ、又はそれらの何らかの組み合わせである。固定記憶域1508によって使用される媒体は、取り外し可能なものでもよい。例えば、取り外し可能なハードドライブを固定記憶域1508に使用することができる。
このような実施例では、通信ユニット1510は、他のデータ処理システム又はデバイスとの通信を行う。このような実施例では、通信ユニット1510はネットワークインターフェースカードである。
入出力ユニット1512により、データ処理システム1500に接続可能な他のデバイスによるデータの入力及び出力が可能になる。例えば、入出力ユニット1512は、キーボード、マウス、及び/又は他の何らかの適切な入力装置を介してユーザ入力のための接続を提供することができる。さらに、入出力ユニット1512は、プリンタに出力を送ることができる。ディスプレイ1514は、ユーザに対して情報を表示する機構を提供する。
オペレーティングシステム、アプリケーション、及び/又はプログラムに対する命令は、通信フレームワーク1502を介してプロセッサユニット1504と通信する記憶装置1516内に配置されうる。種々の実施形態のプロセスは、メモリ(例えば、メモリ1506)に配置される、コンピュータで実施される命令を使用して、プロセッサユニット1504によって実行されうる。
これらの命令は、プログラムコード、コンピュータで使用可能なプログラムコード、又はコンピュータで読込可能なプログラムコードと呼ばれ、プロセッサユニット1504内の一つのプロセッサによって読込まれて実行されうる。種々の実施形態のプログラムコードは、様々な物理的記憶媒体又はコンピュータで読込可能な記憶媒体(例えば、メモリ1506又は固定記憶域1508)上に具現化されうる。
プログラムコード1518は、選択的に取り外し可能なコンピュータで読込可能な媒体1520上に機能的な形態で位置し、データ処理システム1500にローディング又は転送されて、プロセッサユニット1504によって実行される。プログラムコード1518及びコンピュータで読込可能な媒体1520は、このような実施例ではコンピュータプログラム製品1522を形成する。一実施例では、コンピュータで読込可能な媒体1520は、コンピュータで読込可能な記憶媒体1524又はコンピュータで読込可能な信号媒体1526とすることができる。
このような実施例では、コンピュータで読込可能な記憶媒体1524は、プログラムコード1518を伝搬または伝送する媒体というよりはむしろ、プログラムコード1518を記憶するために使用される物理的な又は有形の記憶装置である。
代替的に、プログラムコード1518は、コンピュータで読込可能な信号媒体1526を用いてデータ処理シスム1500に転送可能である。コンピュータで読込可能な信号媒体1526は、例えば、プログラムコード1518を含む伝播データ信号である。例えば、コンピュータで読込可能な信号媒体1526は、電磁信号、光信号、及び/又は他のいずれかの適切な種類の信号であってよい。これらの信号は、無線通信リンク、光ファイバケーブル、同軸ケーブル、有線、及び/又は他のいずれかの適切な種類の通信リンクといった通信リンクによって転送される。
データ処理システム1500について説明した種々のコンポーネントは、種々の実施形態が実施される方法をアーキテクチャ的に限定するものではない。異なる例示的実施形態が、データ処理システム1500について示されているコンポーネントに追加的及び/又は代替的なコンポーネントを含むデータ処理システムにおいて実施されうる。図15に示す他のコンポーネントは、図示の実施例から変更することができる。種々の実施形態は、プログラムコード1518を実行できる任意のハードウェアデバイス又はシステムを使用して実施することができる。
本発明の例示的な実施形態は、図16に示す航空機の製造及び保守方法1600、及び図17に示す航空機1700の観点から説明することができる。まず図16に注目すると、例示的一実施形態による航空機の製造及び保守の方法が示されている。製造前の段階では、航空機の製造及び保守方法1600は、図17の航空機1700の仕様及び設計1602、並びに材料調達1604を含みうる。
製造段階では、図17の航空機1700のコンポーネント及びサブアセンブリの製造1606と、システムインテグレーション1608とが行われる。その後、図17の航空機1700は認可及び納品1610を経て運航1612に供される。顧客により運航1612される間に、図17の航空機1700は、定期的な整備及び保守1614(改造、再構成、改修、及びその他の整備又は保守を含みうる)を受ける。
航空機の製造及び保守方法1600の各プロセスは、システムインテグレーター、第三者、及び/又はオペレータによって実施又は実行されうる。これらの実施例では、オペレータは顧客であってもよい。本明細書の目的のために、システムインテグレーターは、限定しないが、任意の数の航空機製造者、及び主要システムの下請業者を含むことができ、第三者は、限定しないが、任意の数のベンダー、下請業者、及び供給業者を含むことができ、オペレータは、航空会社、リース会社、軍事団体、サービス機関などでありうる。
図17は、例示的な一実施形態を実装しうる航空機を示している。航空機1700は、図1に示す航空機102及び航空機104の一例である。
この実施例では、航空機1700は、図16の航空機の製造及び保守方法1600によって製造されたものであり、複数のシステム1704及び内装1706を有する機体1702を含みうる。システム1704の例は、推進システム1708、電気システム1710、油圧システム1712、及び環境システム1714のうちの一又は複数を含む。任意の数の他のシステムが含まれてもよい。
本明細書で具現化した装置及び方法は、図16の航空機の製造及び保守方法1600の段階の少なくとも一つで使用可能である。例えば、航空機1700を開発するために、仕様及び設計1602の間に一又は複数の例示的実施例を実施することができる。別の例示的実施例では、図4のコマンドトランスフォーマー456を、システムインテグレーション1608の間に航空機1700に含める。例えば、コマンドトランスフォーマー456用のハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの両方を、システムインテグレーション1608の段階の航空機1700の組立ての間に航空機1700に実装することができる。さらに、航空機1700の改修、アップグレード、又は改装として、図4のコマンドトランスフォーマー456を、整備及び保守1614の間に航空機1700に含めてもよい。
したがって、種々の例示的実施形態により、給油ブームを動かすための方法及び装置が提供される。具体的には、一又は複数の例示的実施形態により、操縦桿の動きの方向に対応する方向に給油ブームを動かすためのコマンドを生成することが可能になる。例えば、操縦桿を方位方向に対応する第1の方向に動かす場合、給油コントローラの制御則が給油ブームユニットに対し、給油ブームを他の何らかの種類の動きではなく方位方向に動かすコマンドを生成するように、コマンドトランスフォーマーが適切なコマンドを生成する。
上述した種々の例示的な実施形態の説明は、例示及び説明を目的とするものであり、完全な説明であること、又はこれらの実施形態を開示された形態に限定することを意図していない。当業者には、多数の修正例及び変形例が明らかであろう。さらに、種々の例示的な実施形態は、他の例示的な実施形態とは異なるフィーチャを提供することができる。選択された一又は複数の実施形態は、実施形態の原理、実際の用途を最もよく説明するため、及び他の当業者に対し、様々な実施形態の開示内容と、考慮される特定の用途に適した様々な修正との理解を促すために選択及び記述されている。
100 給油環境
102、104 航空機
106 空中給油機
108 給油を受ける航空機
110 給油ブーム
200 固定の管
202 テレスコープ式の管
204 ノズル
205 操縦翼面
206、208 方向舵
209 昇降舵
210 力発生器
212 z軸に沿った運動
214 給油ブームの軸に沿った運動
216 方位方向
220 ロール
222 ピッチ
230 支持構造
300 ブーム支持結合金具
302 ジンバル
304、306 連結具
307、309 ピッチングジンバル点
308 ブーム軸
310 ジンバル軸
312、314 軸
500 給油システム
502 操縦桿
510 力発生システム
512 第1の方向
516 第2の方向
602、702 ブームエンベロープ
608、708 機械的限界
610、710 制御則に基づく限界
612 ロール運動

Claims (15)

  1. 空中給油機(408)の給油ブーム(412)を所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンド(424)であって、空中給油機(408)の飛行中に給油ブーム(412)の方位運動(476)及び上下運動(478)の少なくとも一方を規定する任意の数のオペレータコマンド(424)を受け取り、
    任意の数のオペレータコマンド(424)によって規定される前記所望の方向へ給油ブーム(412)を動かすための任意の数の中間コマンド(458)であって、給油ブーム(412)が前記所望の方向へ動くようにロール運動(480)及びピッチ運動(482)の少なくとも一方を規定する任意の数の中間コマンド(458)を生成する
    ように構成された給油コントローラ(426)を備える装置。
  2. 任意の数のオペレータコマンド(424)は、オペレータ(416)が制御装置(419)を、給油ブーム(412)の方位運動(476)に対応する第1の方向(512)と、給油ブーム(412)の上下運動(478)に対応する第2の方向(516)とへ動かすことにより生成される、請求項1に記載の装置。
  3. 制御装置(419)が操縦桿(420)である、請求項2に記載の装置。
  4. 給油コントローラ(426)に設けられたコマンドトランスフォーマー(456)が、空中給油機(408)の給油ブーム(412)を所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンド(424)であって、空中給油機(408)の飛行中に給油ブーム(412)の方位運動(476)及び上下運動(478)の少なくとも一方を規定する任意の数のオペレータコマンド(424)を受け取り、任意の数のオペレータコマンド(424)によって規定される前記所望の方向へ給油ブーム(412)を動かすための任意の数の中間コマンド(458)であって、給油ブーム(412)が前記所望の方向へ動くようにロール運動(480)及びピッチ運動(482)の少なくとも一方を規定する任意の数の中間コマンド(458)を生成するように構成されている、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 任意の数の中間コマンド(458)を処理することにより、方位運動(476)及び上下運動(478)の少なくとも一方を生じさせるロール運動(480)及びピッチ運動(482)の少なくとも一方を用いて給油ブーム(412)を動かすように構成された任意の数の制御則(432)をさらに備える、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 任意の数の制御則(432)は、運動コマンド(435)を生成して力発生システム(446)に運動コマンド(435)を送るように構成されている、請求項5に記載の装置。
  7. 給油コントローラ(426)は、任意の数のオペレータコマンド(424)の任意の数の中間コマンド(458)への変換を実行するように構成されており、前記変換は線形変換及び非線形変換の少なくとも一方である、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記変換は逆ヤコビ行列(1424)を用いて実行される、請求項7に記載の装置。
  9. 力発生システム(446)が操縦翼面(205)である、請求項6に記載の装置。
  10. 空中給油機(408)の給油ブーム(412)を動かす方法であって、
    空中給油機(408)の給油ブーム(412)を所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンド(424)であって、空中給油機(408)の飛行中に給油ブーム(412)の方位運動(476)及び上下運動(478)の少なくとも一方を規定する任意の数のオペレータコマンド(424)を受け取ることと、
    任意の数のオペレータコマンド(424)によって規定される前記所望の方向へ給油ブーム(412)を動かすための任意の数の中間コマンド(458)であって、給油ブーム(412)が前記所望の方向へ動くようにロール運動(480)及びピッチ運動(482)の少なくとも一方を規定する任意の数の中間コマンド(458)を生成することと
    を含む方法。
  11. 空中給油機(408)の給油ブーム(412)を前記所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンド(424)であって、空中給油機(408)の飛行中に給油ブーム(412)の方位運動(476)及び上下運動(478)の少なくとも一方を規定する任意の数のオペレータコマンド(424)を受け取ることが、
    空中給油機(408)の給油ブーム(412)を前記所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンド(424)であって、空中給油機(408)の飛行中に給油ブーム(412)の方位運動(476)及び上下運動(478)の少なくとも一方を規定する、制御装置(419)の動きによって生成される任意の数のオペレータコマンド(424)を受け取ること
    を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 空中給油機(408)の給油ブーム(412)を所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンド(424)であって、空中給油機(408)の飛行中に給油ブーム(412)の方位運動(476)及び上下運動(478)の少なくとも一方を規定する任意の数のオペレータコマンド(424)を受け取ることが、
    空中給油機(408)の給油ブーム(412)を所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンド(424)であって、空中給油機(408)の飛行中に給油ブーム(412)の方位運動(476)及び上下運動(478)の少なくとも一方を規定する、操縦桿(420)の動きによって生成される任意の数のオペレータコマンド(424)を受け取ること
    を含む、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 制御装置(419)の一方向への動きを特定することと、
    制御装置(419)の前記一方向への動きに基づく任意の数のオペレータコマンド(424)であって、空中給油機(408)の飛行中に給油ブーム(412)の方位運動(476)及び上下運動(478)の少なくとも一方を規定する、給油ブーム(412)を前記所望の方向へ動かすための任意の数のオペレータコマンド(424)を生成することと
    をさらに含む、請求項10ないし12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 任意の数のオペレータコマンド(424)によって規定される前記所望の方向へ給油ブーム(412)を動かすための任意の数の中間コマンド(458)であって、給油ブーム(412)が前記所望の方向へ動くようにロール運動(480)及びピッチ運動(482)の少なくとも一方を規定する任意の数の中間コマンド(458)を生成することが、
    制御装置(419)の第1の方向(512)への動きに応じて方位運動(476)に対する任意の数のオペレータコマンド(424)を生成することと、
    制御装置(419)の第2の方向(516)への動きに応じて上下運動(478)に対する任意の数のオペレータコマンド(424)を生成することと
    を含み、任意の数のオペレータコマンド(424)が、給油ブーム(412)を前記所望の方向へ動かすために、空中給油機(408)の飛行中に方位運動(476)及び上下運動(478)の少なくとも一方を規定する、請求項13に記載の方法。
  15. 前記受け取るステップ及び前記生成するステップを、空中給油機(408)の給油コントローラ(426)に設けたコマンドトランスフォーマー(456)により実行する、請求項10ないし14のいずれか一項に記載の方法。
JP2013164888A 2012-08-09 2013-08-08 給油ブーム制御システム Active JP6282421B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/570,713 2012-08-09
US13/570,713 US9132921B2 (en) 2012-08-09 2012-08-09 Refueling boom control system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014034394A true JP2014034394A (ja) 2014-02-24
JP6282421B2 JP6282421B2 (ja) 2018-02-21

Family

ID=48914079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013164888A Active JP6282421B2 (ja) 2012-08-09 2013-08-08 給油ブーム制御システム

Country Status (5)

Country Link
US (2) US9132921B2 (ja)
EP (1) EP2695814B1 (ja)
JP (1) JP6282421B2 (ja)
AU (1) AU2013206363B2 (ja)
ES (1) ES2732072T3 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9132921B2 (en) 2012-08-09 2015-09-15 The Boeing Company Refueling boom control system
US9085370B2 (en) * 2013-06-03 2015-07-21 General Electric Company Systems and methods for wireless data transfer during in-flight refueling of an aircraft
US10132628B2 (en) 2015-03-06 2018-11-20 The Boeing Company Aerial refueling boom elevation estimation system
ES2659752T3 (es) * 2015-04-27 2018-03-19 Airbus Defence And Space, S.A. Sistema y método de detección de contacto para un avión cisterna de reabastecimiento en vuelo equipado con un sistema de pértiga
ES2580252B2 (es) * 2015-10-05 2017-03-17 Defensya Ingeniería Internacional, S.L. Dispositivo de realidad aumentada haptico para facilitar las acciones sobre una pértiga de repostaje en vuelo
ES2603430B2 (es) * 2016-04-18 2017-10-11 Defensya Ingeniería Internacional, S.L. Sistema de detección y procedimiento de contacto de punta del botalón volador y boca del receptáculo para operaciones de repostaje aéreo con botalón
US10654584B2 (en) * 2016-08-13 2020-05-19 Modern Technology Solutions, Inc. Refueling system and method
US11505330B2 (en) * 2016-08-20 2022-11-22 Modern Technology Solutions, Inc. Refueling system and systems with end effectors
US11745894B2 (en) * 2016-08-20 2023-09-05 Modern Technology Solutions, Inc. Vehicle refueling and recharging
US20200388194A1 (en) * 2019-06-05 2020-12-10 Honeywell International Inc. Systems and methods for generating aircraft training programs adapted to user characteristics
US20220306311A1 (en) * 2021-03-23 2022-09-29 The Boeing Company Segmentation-based fuel receptacle localization for air-to-air refueling (a3r)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4150803A (en) * 1977-10-05 1979-04-24 Fernandez Carlos P Two axes controller
JPS62106514A (ja) * 1985-11-02 1987-05-18 Hitachi Constr Mach Co Ltd アーム式作業機の駆動制御装置
JPH079366A (ja) * 1993-06-30 1995-01-13 Komatsu Ltd 作業機アームの水平方向位置決め装置
EP0780292A1 (en) * 1995-12-22 1997-06-25 The Boeing Company Actuated roll axis aerial refueling boom
JPH09302709A (ja) * 1996-05-16 1997-11-25 Hitachi Constr Mach Co Ltd マニュアルマニピュレータの操作制御装置
US20050090947A1 (en) * 2003-05-13 2005-04-28 Wise Kevin A. Computational air data system for angle-of-attack and angle-of-sideslip
WO2010065036A1 (en) * 2008-12-04 2010-06-10 The Boeing Company Optimally positioning a refueling boom
WO2012030347A1 (en) * 2010-09-02 2012-03-08 The Boeing Company Imposed limits for limiting movement of a boom system

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2960295A (en) * 1956-09-11 1960-11-15 Boeing Co Simplified aircraft boom control mechanism
US4072283A (en) * 1976-12-17 1978-02-07 The Boeing Company Aerial refueling boom articulation
US7246774B2 (en) * 2004-07-23 2007-07-24 The Boeing Company In-flight refueling system, boom, and method for extending range of motion of an in-flight refueling boom
US7469863B1 (en) * 2005-03-24 2008-12-30 The Boeing Company Systems and methods for automatically and semiautomatically controlling aircraft refueling
US7472868B2 (en) * 2005-09-01 2009-01-06 The Boeing Company Systems and methods for controlling an aerial refueling device
US7769543B2 (en) 2007-04-30 2010-08-03 The Boeing Company Fault detection and reconfiguration of an automated refueling boom
WO2009082400A1 (en) 2007-12-21 2009-07-02 The Boeing Company Aircraft command and control system
ES2378007B1 (es) 2009-02-12 2013-01-31 Eads Construcciones Aeronáuticas, S.A. Conjunto de control y mando para aeronave.
US9132921B2 (en) 2012-08-09 2015-09-15 The Boeing Company Refueling boom control system

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4150803A (en) * 1977-10-05 1979-04-24 Fernandez Carlos P Two axes controller
JPS62106514A (ja) * 1985-11-02 1987-05-18 Hitachi Constr Mach Co Ltd アーム式作業機の駆動制御装置
JPH079366A (ja) * 1993-06-30 1995-01-13 Komatsu Ltd 作業機アームの水平方向位置決め装置
EP0780292A1 (en) * 1995-12-22 1997-06-25 The Boeing Company Actuated roll axis aerial refueling boom
JPH09302709A (ja) * 1996-05-16 1997-11-25 Hitachi Constr Mach Co Ltd マニュアルマニピュレータの操作制御装置
US20050090947A1 (en) * 2003-05-13 2005-04-28 Wise Kevin A. Computational air data system for angle-of-attack and angle-of-sideslip
WO2010065036A1 (en) * 2008-12-04 2010-06-10 The Boeing Company Optimally positioning a refueling boom
WO2012030347A1 (en) * 2010-09-02 2012-03-08 The Boeing Company Imposed limits for limiting movement of a boom system

Also Published As

Publication number Publication date
US9352846B2 (en) 2016-05-31
JP6282421B2 (ja) 2018-02-21
ES2732072T3 (es) 2019-11-20
AU2013206363B2 (en) 2017-03-23
US9132921B2 (en) 2015-09-15
EP2695814B1 (en) 2019-03-27
EP2695814A3 (en) 2016-01-27
US20140042274A1 (en) 2014-02-13
US20160023775A1 (en) 2016-01-28
EP2695814A2 (en) 2014-02-12
AU2013206363A1 (en) 2014-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6282421B2 (ja) 給油ブーム制御システム
US10026227B2 (en) Portable augmented reality
KR102236339B1 (ko) 이미징 기기로 캡처한 이미지를 제어하기 위한 시스템 및 방법
US8676406B2 (en) Unmanned aerial vehicle control using a gamepad
JP6235218B2 (ja) 構造変形を識別するための方法および装置
US9149931B2 (en) Robot system, robot control device and method for controlling robot
CN109416535B (zh) 基于图像识别的飞行器导航技术
US20110288695A1 (en) Control interface for unmanned vehicles
US10139794B2 (en) Method for determining a movement limit
Mashood et al. A gesture based kinect for quadrotor control
JP2017059213A (ja) 没入型設計管理システム
US20210278834A1 (en) Method for Exploration and Mapping Using an Aerial Vehicle
KR20140145974A (ko) 조종면 교정 시스템
CN108473200A (zh) 用于在多旋翼无人机(uav)中强健的轨迹跟踪的通用控制器
KR102093916B1 (ko) 전자광학 표적추적장비
CN108496151A (zh) 用于操纵可移动装置的方法和设备
KR101751864B1 (ko) 무인이동체 조종 방법, 이를 구현하기 위한 프로그램이 저장된 기록매체 및 이를 구현하기 위해 매체에 저장된 컴퓨터프로그램
CN110362102A (zh) 一种无人机航线生成的方法、装置和系统
JP6215605B2 (ja) 給油ブームの切断システム
WO2010065036A1 (en) Optimally positioning a refueling boom
CN204587317U (zh) 通用飞机机组综合警告系统
US11697209B1 (en) Coordinate mapping for motion control
KR20190128425A (ko) 원통좌표계 기반 무인이동체 조종 방법, 이를 구현하기 위한 프로그램이 저장된 기록매체 및 이를 구현하기 위해 매체에 저장된 컴퓨터프로그램
WO2022077829A1 (en) Large scope point cloud data generation and optimization
WO2021064982A1 (ja) 情報処理装置および情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6282421

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250