JP2014034303A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両ごとに共振が発生する周波数を測定する作業等を行う必要がなく、共振の発生防止を異なる車両に共用化して適用し得る車両用空調装置を提供する。
【解決手段】車両用空調装置は、可変容量コンプレッサ10、及びマイクロコンピュータ61(周波数制御手段)を含むエアコンECU60を備える。可変容量コンプレッサ10は、エバポレータ50内で気化した冷媒を吸入圧縮し、ソレノイドバルブ12への通電量に応じて圧縮後の冷媒の吐出容量を変更可能とされる。マイクロコンピュータ61は、ソレノイドバルブ12の駆動周波数を、予め定められた単位時間ごとに予め定められた単位周波数ずつ変更することにより、ソレノイドバルブ12の駆動周波数として許容される範囲の下限と上限間で繰り返し変動させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば可変容量コンプレッサ又は電動式コンプレッサを含む車両用空調装置に関する。
車両用空調装置を構成するコンプレッサは、冷凍サイクルの冷媒圧縮機能を有し、例えばエバポレータ内で気化した冷媒を吸入圧縮し、圧縮後の冷媒の吐出容量を通電量に応じて変更可能なソレノイドバルブを有する可変容量コンプレッサや、エバポレータ内で気化した冷媒を、電動モータの駆動に応じて吸入圧縮し、吐出する電動式コンプレッサが知られている。この場合、可変容量コンプレッサではソレノイドバルブの駆動に応じて、電動式コンプレッサでは電動モータの駆動に応じて、それぞれコンプレッサに接続された配管等の車両システムが共振(共鳴)し、その振動音がユーザに不快感を与えるという問題があった。この問題に対して、例えば下記特許文献1に記載された制御装置(電動式コンプレッサを使用)では、制御手段により決定された周波数(インバータに指令される周波数)が下限周波数よりも低いか否かを判断し(低い場合に共振が発生するという前提)、低いと判断された場合には、振動検知センサから入力された振動値が予め定められた振動値よりも小さいか否かを判断し(大きい場合が共振状態に相当)、大きいと判断された場合には、周波数が上昇中であれば所定の単位周波数を加算する一方、周波数が下降中であれば所定の単位周波数を減算することで、設定周波数が共振周波数から遠ざかるようにして共振の発生を防止するようにしている。
特開昭63−268990号公報
しかし、上記特許文献1に記載された制御装置では、振動検知センサを使用するようにしているため構造が複雑であり、しかも制御手段により決定された周波数が下限周波数よりも低いか否かを判断し、低いと判断された場合に、振動検知センサから入力された振動値が予め定められた振動値よりも小さいか否かを判断するようにしているため制御も複雑であるという問題があった。また、下限周波数(共振周波数)は車両のバラツキ等によって変わってくるため、車両ごとにその周波数を測定し、設定値を入力する作業が必要になるという問題もあった。
本発明は、上記の不具合に鑑み、車両のバラツキ等を考慮に入れる必要がないため、車両ごとに共振が発生する周波数を測定する作業等を行う必要がなく、共振の発生防止を異なる車両に共用化して適用し得る車両用空調装置を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明の車両用空調装置は、
エバポレータ内で気化した冷媒を吸入圧縮し、ソレノイドバルブへの通電量に応じて圧縮後の冷媒の吐出容量を変更可能な可変容量コンプレッサと、
ソレノイドバルブの駆動周波数を、予め定められた単位時間ごとに予め定められた単位周波数ずつ変更することにより、該ソレノイドバルブの駆動周波数として許容される範囲の下限と上限間で繰り返し変動させる周波数制御手段と、
を備えることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するために、本発明の別の車両用空調装置は、
エバポレータ内で気化した冷媒を、電動モータの駆動に応じて吸入圧縮し、吐出する電動式コンプレッサと、
電動モータの駆動周波数を変更可能なインバータと、
インバータを介して電動モータの駆動周波数を、予め定められた単位時間ごとに予め定められた単位周波数ずつ変更することにより、電動モータの駆動周波数として許容される範囲の下限と上限間で繰り返し変動させる周波数制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の車両用空調装置では、ソレノイドバルブ又は電動モータの駆動周波数が単位時間ごとに単位周波数ずつ変更される。このため、車両システムとの共振が発生する周波数帯でソレノイドバルブ又は電動モータが駆動されるのは極僅かな時間だけとなるので、ユーザが共振に伴う振動音に気付きにくくすることができる。また、駆動周波数がその許容範囲の下限と上限間で繰り返し変動するように制御される。このため、車両ごとに共振周波数を測定する作業等を行わなくて済み、全ての車両において共振の発生を防止することが可能となる。
本発明の実施例1に係り、可変容量コンプレッサを含む車両用空調装置の冷凍サイクルを示す模式図。 (A)は図1の可変容量コンプレッサにおいて冷媒吐出容量を多くするときのソレノイドバルブ位置を示す模式図。(B)は図1の可変容量コンプレッサにおいて冷媒吐出容量を少なくするときのソレノイドバルブ位置を示す模式図。(C)はコイルへの通電量を説明するためのタイムチャート。 エアコンECUのマイクロコンピュータによって実行される周波数制御プログラムを示すフローチャート。 エアコンECUのマイクロコンピュータによって実行される通電量制御プログラムを示すフローチャート。 図3の周波数制御プログラムの実行によるソレノイドバルブの駆動周波数と時間の関係を示すタイムチャート。 (A)〜(E)は図4の通電量制御プログラムの実行によるコイルへの通電量の各種パターンを示すタイムチャート。 本発明の実施例2に係り、電動式コンプレッサを含む車両用空調装置の冷凍サイクルの要部を示す模式図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1に示されるように、車両用空調装置の冷凍サイクル1は、ガス状の冷媒を吸入・圧縮して高温・高圧ガスとして送り出す可変容量コンプレッサ(可変容量圧縮器)10と、可変容量コンプレッサ10から送り出された冷媒を例えばクーリングファンによって車外から取り込まれた空気で冷却し、凝縮の潜熱を奪って液化するコンデンサ(凝縮器)20と、コンデンサ20で液化された冷媒をガスと液とに分離して液冷媒のみを送り出すレシーバ(受液器)30と、レシーバ30から送り出された液冷媒を膨張させ、低温・低圧の霧状冷媒とするエキスパンションバルブ(膨張弁)40と、その低温・低圧の霧状冷媒によって車室内の空気から潜熱を奪って車室内空気を冷却するとともに、このとき気化された冷媒を可変容量コンプレッサ10に送り出すエバポレータ(蒸発器)50とを含んで構成されている。
可変容量コンプレッサ10は、電磁クラッチ11を介してエンジンと動力伝達可能に連結されている。電磁クラッチ11は、エアコンECU60からの制御信号に応じて、エンジンに連結されたとき冷凍サイクル1の冷媒を圧縮し、エンジンと遮断されたとき冷凍サイクル1の冷媒を圧縮しないように機能する。
図2(A),2(B)に示されるように、可変容量コンプレッサ10は、ソレノイドバルブ(制御弁)12により斜板室C1の内圧を制御して斜板13の傾き(斜板角度)を変え、ピストン14のストロークを変えることで、冷媒の吐出容量を変える構成とされている。具体的に、斜板13はその傾きが可変となるように回転軸15に斜めに取り付けられている。斜板13には、例えば5対(10気筒)のピストン14が連結され、斜板13の回転運動が各ピストン14の軸線方向への往復運動に変換される。
ソレノイドバルブ12は、バルブ12aとコイル12bとを備えている。コイル12bは、エアコンECU60に設けられたソレノイドバルブ駆動回路62に電気的に接続されている(図1参照)。ソレノイドバルブ駆動回路62からの駆動信号に応じて、コイル12bへの通電量(ON時間t0の長さ、図2(C)参照)が制御され、バルブ12aの開閉時間が制御されることで、斜板室C1の内圧が制御される。
すなわち、室温が高い場合(熱負荷が大きい場合)には、バルブ12aの閉じ時間が長くなるようにコイル12bへの通電量が大きな値に設定される。この場合、図2(A)に示されるように、斜板室C1は低圧ポートP1を通して低圧室C2と連通しているため、斜板室C1の内圧が次第に低くなって、低圧室C2の内圧に近づく。
斜板室C1の内圧が低圧室C2の内圧とほぼ同じ大きさになると、斜板13の図示下部が左向きに移動し、斜板13の傾き(鉛直方向の基準線に対する傾き)が大きくなる。これにより、ピストン14のストロークが大きくなって、冷媒吐出容量が多くなる。
一方、室温が低い場合(熱負荷が小さい場合)には、バルブ12aの開き時間が長くなるようにコイル12bへの通電量が小さな値に設定される。この場合、図2(B)に示されるように、高圧室C3は液通路L1からソレノイドバルブ12の液室C4を経て、更に液通路L2を通して斜板室C1に連通しているため、斜板室C1の内圧が次第に高くなる(低圧ポートP1から抜ける圧力に比べて高圧室C3での高圧の影響の方が大きい)。
斜板室C1の内圧が低圧室C2の内圧よりも大きくなると、斜板13の図示下部が右向きに移動し、斜板13の傾き(鉛直方向の基準線に対する傾き)が小さくなる。これにより、ピストン14のストロークが小さくなって、冷媒吐出容量が少なくなる。
図1に戻って、エアコンECU60は、CPU,ROM,RAMなどからなるマイクロコンピュータ61と、ソレノイドバルブ12のコイル12bに駆動電流を流すソレノイドバルブ駆動回路62とを主要構成部品としている。ROMには、ソレノイドバルブ12のバルブ12aの駆動周波数、すなわち図2(C)で示したスイッチング周期T0を変更するための図3の周波数制御プログラムと、コイル12bへの通電量、すなわち図2(C)で示したON時間t0を変更するための図4の通電量制御プログラムとが記憶されており、マイクロコンピュータ61は、各制御プログラムを並行して繰り返し実行する。マイクロコンピュータ61が本発明の周波数制御手段、決定手段及び通電量制御手段に相当する。
エアコンECU60には、操作パネル63及び各種センサ群64が電気的に接続されている。操作パネル63は、ブロワモータの風量を変更するためのブロワコントロールスイッチや温度を設定するための温度コントロールスイッチ、電磁クラッチ11をオン・オフするためのA/Cスイッチなどの各種スイッチに加えて、上記各種スイッチにより切り替えられた各モード、及び設定温度を表示するための表示部(例えば、LCD)を備えている。
各種センサ群64は、車室内の内気温度を検出する内気温センサ、外気温度を検出する外気温センサ、日射量を検出する日射センサ、エバポレータ後温度センサなどで構成されている。操作パネル63の各種スイッチや各種センサ群64からの入力値は、図4の通電量制御プログラムの実行時に参照される。
次に、上記のように構成された本実施例1の作動について説明する。エアコンECU60のマイクロコンピュータ61は、可変容量コンプレッサ10の駆動状態(ソレノイドバルブ12の駆動状態)において、図3の周波数制御プログラムを所定の短時間毎に繰り返し実行する。
この周波数制御プログラムにおいて、マイクロコンピュータ61は、最初にバルブ11aの駆動周波数fの初期値finiを決定する(S1)。バルブ11aは、図2(C)に示したように、その初期状態において基準となるスイッチング周期がT0に設定されている。このため、駆動周波数fの初期値finiは、例えば次式(1)に基づいて決定することができる。
fini=1/T0 ・・・(1)
なお、駆動周波数fの初期値finiは、上記の場合に限らず、共振周波数帯(図5参照)を除いた、駆動周波数fとして許容される範囲内に属する適宜の値を採用することができる。
次に、マイクロコンピュータ61は、周波数変化方向の初期値、すなわち周波数変化方向を“上昇”とするか“下降”とするかを決定する(S2)。この場合、どちらの変化方向に決定しても問題がなく、この実施例1では周波数変化方向を“上昇”に決定した場合について説明する。
この場合、周波数変化方向が“上昇”であるので(S3:YES)、マイクロコンピュータ61は、ステップS4以降の処理を実行する。ステップS4では、駆動周波数の初期値finiに、所定の単位時間Δtごとの周波数変化量である単位周波数Δfを加算した値を駆動周波数fとする。この場合、単位時間Δt及び単位周波数Δfについては適宜の値を採用することができる。
ステップS5では、駆動周波数fが上限fmaxに達したか否かを判断する(図5参照)。ここで、図5中、fmaxはバルブ12aの駆動周波数fとして許容される範囲の上限(上限周波数)を意味し、fminはその範囲の下限(下限周波数)を意味する。つまり、駆動周波数fが上限fmaxと下限fmin間で変動している限り、バルブ12aの駆動には何ら支障が及ばないようになっている。
駆動周波数fが上限fmaxに達していなければ(S5:NO)、ステップS3〜S5の処理が繰り返し実行される。これにより、図5に示されるように、駆動周波数fが単位時間Δtごとに単位周波数Δfずつ増加(時間に比例して周波数が線形的に増加)することとなる。ステップS3〜S5の処理の実行中に、駆動周波数fが上限の周波数fmaxに達すると(S5:YES)、マイクロコンピュータ61は、周波数変化方向を“下降”に設定する(S6)。これにより、図5に示されるように、周波数方向が“上昇”から“下降”に転じる。
周波数方向が“下降”に設定された後、マイクロコンピュータ61は、ステップS7以降の処理を実行する(S3:NO)。ステップS7では、上限fmaxから、単位時間Δtごとの周波数変化量である単位周波数Δfを減算した値を新たな駆動周波数fとする。
ステップS8では、駆動周波数fが下限fminに達したか否かを判断する。この段階では、駆動周波数fが下限fminに達していないので(S8:NO)、ステップS3,S7,S8の処理が繰り返し実行される(S3:NO、S8:NO)。これにより、図5に示されるように、駆動周波数fが単位時間Δtごとに単位周波数Δfずつ減少(時間に比例して周波数が線形的に減少)することとなる。ステップS3,S7,S8の処理の実行中に、駆動周波数fが下限の周波数fminに達すると(S8:YES)、マイクロコンピュータ61は、周波数変化方向を“上昇”に設定する(S9)。これにより、図5に示されるように、周波数方向が“下降”から“上昇”に転じる。以降は上記と同様にして、ステップS3〜S5の処理が繰り返し実行される。
このように、ソレノイドバルブ12におけるバルブ12aの駆動周波数fが単位時間Δtごとに単位周波数Δfずつ変更される。その結果、車両システムとの共振が発生する共振周波数帯(例えば図5中の二点鎖線間の領域Δfrz)でバルブ12aが駆動されるのは極僅かな時間だけとなるので、ユーザが共振に伴う振動音に気付きにくくすることができる。
マイクロコンピュータ61は、図3の周波数制御プログラムを実行するのと並行して、図4の通電量制御プログラムを実行している。この通電量制御プログラムの実行時において、マイクロコンピュータ61は、操作パネル63のスイッチや各種センサ群64の入力値に応じて、周知の方法により目標エバポレータ温度を決定し、例えば実際のエバポレータ温度が目標エバポレータ温度に近付くようにソレノイドバルブ12のデューティ比を決定する(S11)。具体的には、例えば図6(A)に示されるように、基準となるスイッチング周期T0に対するコイル12bへの通電量(ON時間t0)を決定する。
この場合、図3の周波数制御プログラムの実行による、バルブ12aの駆動周波数fの変更に応じて、ステップS11で決定されたデューティ比が維持されるように、ON時間の長さを変更して設定する(S12)。例えば、図3の周波数制御プログラムにおいてステップS3〜S5の処理が繰り返し実行され、図6(B)に示されるようにバルブ12aの駆動周波数fが単位時間Δtごとに単位周波数Δfずつ増加している場合、すなわちスイッチング周期が徐々に短くなっている場合には、決定されたデューティ比(=t0/T0)が維持されるように、現在のスイッチング周期T1(<T0)に対応するON時間t1(<t0)を設定する。
これに対し例えば、図3の周波数制御プログラムにおいてステップS3,S7,S8の処理が繰り返し実行され、図6(C)に示されるようにバルブ12aの駆動周波数fが単位時間Δtごとに単位周波数Δfずつ減少している場合、すなわちスイッチング周期が徐々に長くなっている場合には、決定されたデューティ比(=t0/T0)が維持されるように、現在のスイッチング周期T2(>T0)に対応するON時間t2(>t0)を設定する。
このように、バルブ12aの駆動周波数fが変動している場合でも、決定されたデューティ比(=t0/T0)が維持されるようにコイル12bへの通電量が制御されることで、可変容量コンプレッサ10による冷媒吐出に悪影響を与えないようにすることができる。
ただし、上述したように、バルブ12aの駆動周波数fが上限fmaxと下限fmin間で変動している限り、バルブ12aの駆動に何ら支障が及ぶことはないので、図6(B)に代えて例えば図6(D)、図6(C)に代えて例えば図6(E)となるように、スイッチング周期の変動にかかわらず、ステップS11で決定されたON時間t0に設定することも可能である。
上記実施例1では、車両用空調装置のコンプレッサとして、コイル12bへの通電量に応じて圧縮後の冷媒の吐出容量を変更可能な可変容量コンプレッサ10を採用した場合について説明したが、これに限らず、例えば図7に示されるような電動式コンプレッサ110を採用してもよい。また、この実施例2では、エアコンECU160のマイクロコンピュータ161が、上記図3の周波数制御プログラムを実行するように構成されている。
電動式コンプレッサ110は、駆動源としての電動モータ(可変速電動機)111を備え、電動モータ111の回転速度の変化に応じて冷媒吐出容量を変更可能とされている。電動モータ111は、インバータ(回転数変更手段)112を介してエアコンECU160に電気的に接続されている。
マイクロコンピュータ161は、図3の周波数制御プログラムを繰り返し実行し、ステップS4,S7の処理により駆動周波数fが変更された場合には、変更後の駆動周波数fで電動モータ111が駆動されるように、インバータ112に制御信号を出力する。インバータ112は、マイクロコンピュータ161からの制御信号に基づいて、商用電源の周波数を駆動周波数fに変更した上で電動モータ111に供給する。
この実施例2では、電動モータ111の駆動周波数fが単位時間Δtごとに単位周波数Δfずつ変更される(S4,S7)。これにより、上記実施例1と同様、車両システムとの共振が発生する共振周波数帯で電動モータ111が駆動されるのは極く短時間だけとなるので(図5参照)、ユーザが共振に伴う振動音に気付きにくくすることができる。
なお、上記実施例1,2では、周波数方向が“上昇”の場合と“下降”の場合とで駆動周波数fが変動するときの単位時間Δtを同じ長さに設定し、また単位周波数Δfも同じ大きさに設定していたが、“上昇”の場合と“下降”の場合とで単位時間Δt及び/又は単位周波数Δfを変えるようにしてもよい。
1 冷凍システム
10 可変容量コンプレッサ
12 ソレノイドバルブ
12a バルブ
12b コイル
50 エバポレータ
60,160 エアコンECU
61 マイクロコンピュータ(周波数制御手段、決定手段、通電量制御手段)
110 電動式コンプレッサ
111 電動モータ
112 インバータ
161 マイクロコンピュータ(周波数制御手段)

Claims (4)

  1. エバポレータ内で気化した冷媒を吸入圧縮し、ソレノイドバルブへの通電量に応じて圧縮後の冷媒の吐出容量を変更可能な可変容量コンプレッサと、
    前記ソレノイドバルブの駆動周波数を、予め定められた単位時間ごとに予め定められた単位周波数ずつ変更することにより、該ソレノイドバルブの駆動周波数として許容される範囲の下限と上限間で繰り返し変動させる周波数制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用空調装置。
  2. エバポレータ内で気化した冷媒を、電動モータの駆動に応じて吸入圧縮し、吐出する電動式コンプレッサと、
    前記電動モータの駆動周波数を変更可能なインバータと、
    前記インバータを介して前記電動モータの駆動周波数を、予め定められた単位時間ごとに予め定められた単位周波数ずつ変更することにより、前記電動モータの駆動周波数として許容される範囲の下限と上限間で繰り返し変動させる周波数制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 前記周波数制御手段は、前記駆動周波数が上限に達したとき、該駆動周波数を前記単位時間ごとに前記単位周波数ずつ減らすことにより、該駆動周波数の変化方向を下降側に設定し、前記駆動周波数が下限に達したとき、該駆動周波数を前記単位時間ごとに前記単位周波数ずつ増やすことにより、該駆動周波数の変化方向を上昇側に設定する請求項1又は2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記ソレノイドバルブのデューティ比を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定されたデューティ比に基づいて前記ソレノイドバルブへの通電量を制御する通電量制御手段と、を備え、
    前記通電量制御手段は、前記周波数制御手段により前記ソレノイドバルブの駆動周波数が変更されているとき、前記決定されたデューティ比が維持されるように該ソレノイドバルブへの通電量を制御する請求項1に記載の車両用空調装置。
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