JP2014033843A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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敏之 倉掛
Hiroyuki Kiriyama
博之 桐山
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Abstract

【課題】省エネルギー化と乾燥時間の短縮化を図ることができる衣類乾燥機を提供する。
【解決手段】洗濯物を投入するドラム4と、ドラム4を回転可能に内装した外槽1と、ドラム4に接続されて外槽1の底部中心を貫通する回転軸11と、乾燥用空気を、外槽1の底部に設けられた送風口18からドラム4内へ供給する空気供給風路17と、ドラム4の内底部に設けられ、多数の通風孔27を有する通風体26とを備え、空気供給風路17は、開口方向Xとなる乾燥用空気の導入口30aと、乾燥用空気の流れ方向を変えて送風口18に誘導する底部30bを有する送風ガイド30とを含み、前記底部と開口方向Xが成す角度αは、前記開口方向Xと前記回転軸が成す角度βの30%以下となるように構成される。
【選択図】図6

Description

本発明は、衣類等の繊維製品の乾燥をおこなう衣類乾燥機に関する。
従来のこの種の衣類乾燥機について、図13を用いて説明する。外槽1の後端部の前面にダクトカバー61を取付ける。ダクトカバー61は送風口18の周辺部から回転軸11の周囲部の連通口63まで延びており、上記構成により外槽1の後端部とダクトカバー61との間には送風口18から連通口63に向かって延びる通風路64が形成される。ドラム4の後端部に取付けられたドラム固定部材24には回転軸11の周囲部に位置する複数の通風部25が形成されている。ドラム固定部材24の後端部外周にはシール部材68が取付けられている。乾燥行程時、シール部材68は起立してダクトカバー61のうち連通口63の周辺部に接触し、脱水行程時にはシール部材68は脱水回転の遠心力によってダクトカバー61から離間する。これによって、送風口18から吹き込まれる乾燥用空気が外槽1から漏れて、外槽1とドラム4との間の空間に流入することを防止しようとしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−149760号公報
しかしながら、特許文献1のような前記従来の構成では、ダクトカバー61を送風口18から連通口63に配設する際に殆ど隙間がないドラム4の外底部と外槽1との間を這わせることになり、ダクトカバー61は扁平な形となり、圧力損失が増大することや、脱水時などドラム4の高速回転時に非常に強い負荷がかかるドラム固定部材24の中心部近傍は、強度維持のために大きな通風部25を設けることが事実上、不可能であるため、通風部自体の圧力損失が増大して、乾燥用空気の流量低下を招く課題があった。また、脱水行程時にドラム4内の洗濯物5のアンバランスによってドラム4が振れ回り、シール部材68がダクトカバー61と衝突してしまうことによるシール部材68の破損の恐れがあった。加えて、回転軸11にシール部材68を近づければ、ドラム4の振れ回りに伴うシール部材68の振れも少なくなり、破損の恐れが減少するが、それは同時にシール部材68の径方向のサイズ縮小と連通口63の小型化を招く。すなわち、連通口63や通風部25の通風面積低下、圧力損失増大を招き、乾燥用空気の流量低下を引き起こして、乾燥行程の長時間化や消費電力量の増大を招いていた。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥機は、
洗濯物を投入するドラムと、
前記ドラムを回転可能に内装した外槽と、
前記ドラムに接続されて前記外槽の底部中心を貫通する回転軸と、
乾燥用空気を、前記外槽の底部に設けられた送風口から前記ドラム内へ供給する空気供給路と、
前記ドラムの内底部に設けられ、多数の通風孔を有する通風体とを備え、
前記空気供給路は、開口方向Xとなる乾燥用空気の導入口と、乾燥用空気の流れ方向を変えて前記送風口に誘導する底部を有する送風ガイドとを含み、
前記底部と開口方向Xが成す角度αは、前記開口方向Xと前記回転軸が成す角度βの30
%以下となるように構成された洗濯物を投入するドラムと、
前記ドラムを回転可能に内装した外槽と、
前記ドラムに接続されて前記外槽の底部中心を貫通する回転軸と、
乾燥用空気を、前記外槽の底部に設けられた送風口から前記ドラム内へ供給する空気供給路と、
前記ドラムの内底部に設けられ、多数の通風孔を有する通風体とを備え、
前記空気供給路は、開口方向Xとなる乾燥用空気の導入口と、乾燥用空気の流れ方向を変えて前記送風口に誘導する底部を有する送風ガイドとを含み、
前記底部と開口方向Xが成す角度αは、前記開口方向Xと前記回転軸が成す角度βの30%以下となるように構成される。
開口方向Xに沿って送風ガイドに導入される乾燥用空気は、まずは開口方向Xとの角度差が角度αで設けられた送風ガイドの底部によって流れの方向が変えられて、送風口と通風体を介して洗濯物が投入されたドラムの内部へと送られる。ドラムの内部へと送られる乾燥用空気の向きは強く送風ガイドの底部の向きに依存しており、ほぼ同一方向となる。一方で、通風体において乾燥用空気が通過する通風孔は回転軸と平行に貫通しており、また乾燥用空気の向きを変える送風ガイドの底部は回転軸とはγ(=180−α−β)度の角度を持つため、乾燥用空気が通風孔を通過しやすくすることを通風体への乾燥用空気の進入角で考えると、先述の送風ガイドの底部と回転軸との角度γ(=180−α−β)は平行、すなわち0度になることが望ましい。しかし、送風ガイドの底部と開口方向Xが成す角度αは大きくなりすぎると、送風ガイドの底部で乾燥用空気の向きを変えようとする働きに無理が生じ始める。具体的には、開口方向Xと前記回転軸が成す角度βの30%を越えると、送風口と通風体を介して洗濯物が投入されたドラムの内部へと送られる乾燥用空気の吹出方向と、送風ガイドの底部と回転軸との角度γ(=180−α−β)に乖離が生じはじめ、送風ガイドによって乾燥用空気の流れの向きを変える際の圧力損失が大きくなり、ドラムの内部と流入する乾燥用空気の流量が減少する。そのため、送風ガイドの底部と開口方向Xが成す角度αは、前記開口方向Xと前記回転軸が成す角度βの30%以下が望ましくなる。このようにしてドラム内部へと流入する乾燥用空気の流量を増加させれば、洗濯物をより早く乾燥させることができて、乾燥行程の短時間化、ひいては乾燥行程に必要な消費電力量の低減を達成することができる。
本発明の実施の形態における衣類乾燥機の断面図 同衣類乾燥機の通風体の正面図 同衣類乾燥機の図2のA−A断面図 同衣類乾燥機のドラム、通風体、ドラム固定部材の分解図 同衣類乾燥機のドラム内部正面図 同衣類乾燥機の送風ガイド付近断面図 同衣類乾燥機の図6の通風体付近拡大図 同衣類乾燥機の様々な角度α・β・γを持つ送風ガイドの形状図 同衣類乾燥機の送風ガイドの角度γと乾燥用空気吹出方向Yの角度の相関図 同衣類乾燥機の通風孔がアスペクト比1の場合の正面図 同衣類乾燥機の図6の通風孔がアスペクト比1の場合の通風体付近拡大図 同衣類乾燥機の送風ガイドの角度αと乾燥用空気のドラム内風量の相関図 従来の衣類乾燥機
本発明の衣類乾燥機は、
洗濯物を投入するドラムと、
前記ドラムを回転可能に内装した外槽と、
前記ドラムに接続されて前記外槽の底部中心を貫通する回転軸と、
乾燥用空気を、前記外槽の底部に設けられた送風口から前記ドラム内へ供給する空気供給路と、
前記ドラムの内底部に設けられ、多数の通風孔を有する通風体とを備え、
前記空気供給路は、開口方向Xとなる乾燥用空気の導入口と、乾燥用空気の流れ方向を変えて前記送風口に誘導する底部を有する送風ガイドとを含み、
前記底部と開口方向Xが成す角度αは、前記開口方向Xと前記回転軸が成す角度βの30%以下となるように構成される。
これによって、開口方向Xに沿って送風ガイドに導入される乾燥用空気は、まずは開口方向Xとの角度差が角度αで設けられた送風ガイドの底部によって流れの方向が変えられて、送風口と通風体を介して洗濯物が投入されたドラムの内部へと送られる。ドラムの内部へと送られる乾燥用空気の向きは強く送風ガイドの底部の向きに依存しており、ほぼ同一方向となる。一方で、通風体において乾燥用空気が通過する通風孔は回転軸と平行に貫通しており、また乾燥用空気の向きを変える送風ガイドの底部は回転軸とはγ(=180−α−β)度の角度を持つため、乾燥用空気が通風孔を通過しやすくすることを通風体への乾燥用空気の進入角で考えると、先述の送風ガイドの底部と回転軸との角度γ(=180−α−β)は平行、すなわち0度になることが望ましい。しかし、送風ガイドの底部と開口方向Xが成す角度αは大きくなりすぎると、送風ガイドの底部で乾燥用空気の向きを変えようとする働きに無理が生じ始める。具体的には、開口方向Xと前記回転軸が成す角度βの30%を越えると、送風口と通風体を介して洗濯物が投入されたドラムの内部へと送られる乾燥用空気の吹出方向と、送風ガイドの底部と回転軸との角度γ(=180−α−β)に乖離が生じはじめ、送風ガイドによって乾燥用空気の流れの向きを変える際の圧力損失が大きくなり、ドラムの内部と流入する乾燥用空気の流量が減少する。そのため、送風ガイドの底部と開口方向Xが成す角度αは、前記開口方向Xと前記回転軸が成す角度βの30%以下が望ましくなる。このようにしてドラム内部へと流入する乾燥用空気の流量を増加させれば、洗濯物をより早く乾燥させることができて、乾燥行程の短時間化、ひいては乾燥行程に必要な消費電力量の低減を達成することができる。
また、本発明の衣類乾燥機は、前記通風孔の開口方向は、前記回転軸と平行となるように構成されたものである。
これにより、送風ガイドから排出された空気は回転軸と同じ方向に案内されており、通風体の通風孔も同じ方向に形成されることにより、ドラム内の風量を増加させることができる。
また、本発明の衣類乾燥機は、記通風孔はアスペクト比1以上の長穴形状の開口を有し、前記ドラムの回転に伴い前記送風口に対向するときに、長辺が乾燥用空気の吹出方向と平行となるように設けられたものである。
これによって、通風孔の長辺が乾燥用空気の吹出方向と平行となるため、乾燥用空気の吹出方向が通風孔の開口方向と合致していなくても、送風口から送り出される乾燥用空気が通風孔に流入しやすくなる。その結果、送風に用いるエネルギーは同じまま、より多くの乾燥用空気をドラムに送りこむことができるため、省エネルギーな洗濯物の乾燥が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における衣類乾燥機の断面図、図2は、同衣類乾燥機の通風体の正面図、図3は、同衣類乾燥機の図2のA−A断面図、図4は、同衣類乾燥機のドラム、通風体、ドラム固定部材の分解図、図5は、同衣類乾燥機のドラム内部正面図、図6は、同衣類乾燥機の送風ガイド付近断面図、図7は、同衣類乾燥機の図6の通風体付近拡大図、図8は、同衣類乾燥機の様々な角度α・β・γを持つ送風ガイドの形状図、図9は、同衣類乾燥機の送風ガイドの角度γと乾燥用空気吹出方向Yの角度の相関図、図10は、同衣類乾燥機の通風孔がアスペクト比1の場合の正面図、図11は、同衣類乾燥機の図6の通風孔がアスペクト比1の場合の通風体付近拡大図、図12は同衣類乾燥機の送風ガイドの角度αと乾燥用空気のドラム内風量の相関図、である。従来例と同じ構成のものは同一符号を用いて説明する。
図1において、外槽1は衣類乾燥機の筐体2の内部で複数のサスペンション機構3により弾性的に支持されている。ドラム4は、正面側に洗濯物5を出し入れする投入口6を有し、有底筒状に構成され、外槽1内に配設されている。前記ドラム4は、回転軸11で回転可能に設けられ洗濯物5を収納するものであり、ドラム4の周壁7には複数の排出孔8を設け、ドラム4内の周壁7には洗濯物5を効率的に持ち上げるための撹拌バッフル9を備えている。外槽1とドラム4と回転軸11は、水平に対して角度θ(例えば20°)前上がりに傾けて配置されている。
外槽1の外部には駆動手段10を設けて、ドラム4を正逆回転させるようになっている。ドラム4は、外底部に取り付けたドラム固定部材24によって駆動手段10と連係している。ドラム固定部材24は駆動手段10と直接連係する軸受部24aと、ドラム4と連係する環状部24bと、軸受部24aから放射状に環状部24bに向かって形成した複数のアーム部24cによって構成されている。ドラム4にもドラム固定部材24と同様に、複数のアーム部4aを設けており、ドラム固定部材24のアーム部24cと同一方向に放射状に形成されている。筐体2の前面には洗濯物5を出し入れする略円形状の投入口12と、これを開閉する扉13が設けられている。前記投入口12と対向する外槽1の開口部はパッキン14によって筐体2と気密構成を確保して連結されている。
乾燥用空気をドラム4に供給する送風手段15を筐体2の略上部に設け、送風手段15の手前には洗濯物5から飛散して、乾燥用空気に乗って運ばれてくるリントを除去する乾燥フィルタ装置29を設けている。加熱手段16は送風手段15の下流側に設けている。送風手段15、加熱手段16は循環風洞17に設けている。前記循環風洞17の下流側は、送風ガイド30を介して、外槽1の内筒底部に回転軸11を避けて設けられた送風口18と連通し、上流側は、外槽1に設けられた排気口19と連通しており、排気口19の直後は乾燥フィルタ装置29を設けた構成となっている。
送風ガイド30は、乾燥用空気が導入される導入口30a、送風ガイド30に流入する乾燥用空気が送風ガイド30の内壁に衝突して、流れの向きがドラム4に向けて曲げられる箇所である送風ガイド30の底部30b、送風口18と連結した排出口30cを有する。導入口30aの開口に垂直な方向を開口方向Xとする。
尚、送風ガイド30の底部30bと開口方向Xが成す角度をα(ここでは35度)、開口方向Xと回転軸11が成す角度をβ(ここでは125度)とする。
送風口18とドラム4内部の間には、ドラム4内部側から順に通風体26、複数の通風部25がある。通風体26は、ドラム4のアーム部4aとドラム固定部材24のアーム部24cとで裏表から挟み込まれ、固定されている。通風部25は通風体26、外槽1、アーム部24cとで仕切られた空間であり、複数の通風部25は、それぞれの通風を促進す
る風路28が通風体26とアーム部24cとの間で通風体26に複数の開口部26aを設けて構成されたことによってつながれている。風路28は、アーム部4aおよび24cにそって複数、ほぼ一様に設けられている。通風体26には、ドラム4と通風部25をつなぐ多数の通風孔27が設けられている。通風促進の観点から、通風孔27はより多く設けて、かつ通風孔27の深さ、つまり通風体26の厚みは薄い必要がある。金属でできた通風体26に通風孔27を開口する際は、バリの処理などの観点から通風体26の厚み及び通風孔27同士の距離の制約が多いことから、加工性を考えて通風体26は樹脂製としている。通風孔27はドラム4の周方向に対して長穴開口形状を有している。この長穴開口形状は大きな弧形状を取るほどではなく、ほぼ長方形形状となっている。
乾燥用空気は、加熱手段16を通過した後、送風口18、送風口18に対面している通風部25、通風体26に設けた通風孔27の順に通風してドラム4内部に到着するか、送風口18に対面している通風部25に通風した後、風路28を介して別の通風部25を経てドラム4内部に到着する。
通風部25はドラム4とともに回転するため、主に通風するのは複数あるうちその時点で送風口18と面しているものである。ドラム4から排出される乾燥用空気は、排気口19、循環風洞17、送風手段15、送風口18、通風部25、ドラム4を循環する構成になっている。以上の乾燥用空気の流れ(図1の矢印で示す)を循環空気経路17aとして構成している。
尚、乾燥用空気からリントを除去する観点から、排気口19を出てすぐに乾燥フィルタ装置29を設ける必要がある。また乾燥フィルタ装置29は掃除などメンテナンスしやすさから使用者が筐体2の前に立つ側、すなわち筐体2のうち投入口12側にあることが望ましい。そうなると、循環空気経路17aを短く抑えて低圧損風路とするためには乾燥用空気をドラム4の投入口12側から抜くことが好ましくなる。送風口18は、乾燥用空気をなるべく長くドラム4に滞留させて洗濯物5と長い時間接触させるために、外槽1の底部付近に設けることが望ましい。
前記循環空気経路17aを流れる乾燥用空気を効果的にドラム4に導入させるため、外槽1の壁面から内方に向けて突出した複数個の略円形の凸状リブ20と、環状部24bの外底面に形成した複数個の略円形の凹状リブ21との組合せで非接触のシール部を構成している。前記非接触シール部は、送風口18を内包しドラム4の回転軸11を囲むように設けている。なお、前記凸状リブ20と凹状リブ21は谷部と山部が非接触ではまり込むように構成している。
循環風洞17には乾燥用空気を除湿するため冷却水を供給する冷却水供給口22と、熱交換器23が設けられている。洗濯物5と接触し多湿になった乾燥用空気は、前記熱交換器23で冷却されて除湿される。冷却水、及び除湿された水は、筐体2外に排出される。
以上のように構成された衣類乾燥機について、以下にその動作、作用を説明する。
乾燥行程では、ドラム4が濡れた洗濯物5を内部に保有して回転している。乾燥用空気は送風手段15によって送風され、加熱手段16を通過した後、送風ガイド30、送風口18、通風部25、通風孔27の順に通風してドラム4内部に到着するか、通風部25に通風した後、風路28を介して別の通風部25を経てドラム4内部に到着する。ドラム4に到着した乾燥用空気は濡れた洗濯物5と接触して洗濯物5を乾燥させた後、ドラム4を出て外槽1に設けられた排気口19から外槽1を出ていく。
乾燥用空気は、送風ガイド30に導入口30aから開口方向Xにほぼ沿う形で流入する
。送風ガイド30に導かれた乾燥用空気は、まずは開口方向Xから角度α(35度)だけ回転軸11方向に曲がっている底部30bにて流れの向きを変えて、ドラム4の内部に向けて排出口30cおよび送風口18に到達する。ドラム4の内部へと送られる乾燥用空気の向きは強く送風ガイド30の底部30bの向きに依存している。このため、排出口30cを通過するときの乾燥用空気の角度は、底部30bとほぼ同一方向となる。
一方で、通風体26において乾燥用空気が通過する通風孔27は回転軸11と平行な方向に貫通している。また、乾燥用空気の向きを変える送風ガイド30の底部30bは回転軸11とはγ(=180−35−125=20度)の角度を持つように形成されている。乾燥用空気が通風孔27を通過しやすくするためには、乾燥用空気が、通風孔27の開口方向に対して垂直に進入するとよい。通風体26への乾燥用空気の進入角は、先述の送風ガイド30の底部30bの方向によってほぼ定まるので、底部30bは、回転軸11に平行、すなわち0度になることが望ましい。しかし、角度γが0度に近づくほど、送風ガイド30の底部30bと開口方向Xが成す角度αが大きくなる。角度αが大きくなりすぎると、送風ガイド30の底部30bで乾燥用空気の向きを変えようとする働きに無理が生じ始める。
以下、角度γと乾燥用空気の吹出方向Yの角度について、図8〜図12を用いて具体的に説明する。送風ガイド30の底部30bと開口方向Xが成す角度α(=35度)は開口方向Xと回転軸11が成す角度β(=125度)の30%、37.5度を越えると、送風口18と通風体26を介して洗濯物5が投入されたドラム4の内部へと送られる乾燥用空気の吹出方向Yと、送風ガイド30の底部30bと回転軸11との角度γが乖離しはじめる。ここで、吹出方向Yは、送風ガイド30の排出口30cを含む排出口30cと略平行な面と、この面から少し離れた平行面において最も風速が強い点同士を結んだ方向である。α/βが30%よりも大きくなると、吹出方向Yが角度γから離れるため、送風ガイド30によって乾燥用空気の流れの向きを変える際の圧力損失が大きくなる。α/βが30%以下であると、乾燥用空気は、底部30bに衝突した後に底部30bに沿ってドラム4内に送風されることとなる。したがって、乾燥用空気の風量が低減されずに高効率の乾燥運転が実現できる。
また、図12のようにグラフAに示す通風孔のアスペクト比が1の場合と、グラフBに示す通風孔が長穴開孔形状の場合と共に、ドラム4の内部へ流入する乾燥用空気の流量は減少する。よって、角度γと吹出方向Yの角度が略一致し、乾燥用空気のドラム内風量が減少しないα/βが30%以下となるように送風ガイド30が構成されることが望ましい。
また、図12に示すように、ドラム4の内部へと送られる乾燥用空気の量の減少の仕方は、α/βが30%を越えるあたりから急激に減少する。このため、α/βが30%より大きい場合には、衣類乾燥機の生産時の形状ばらつきによる角度α、β、γの誤差によって、ドラム4への乾燥用空気の流入量のが急激に減少する。α/βが30%以上であれば、生産時の形状ばらつきがあった場合にも、ドラム内風量のばらつきが小さい。このため、送風ガイド30の底部30bと開口方向Xが成す角度αは、開口方向Xと回転軸11が成す角度βの30%以下が望ましい。
このようにドラム4の内部へと流入する乾燥用空気の流量を増加させれば、洗濯物5をより早く乾燥させることができて、乾燥行程の短時間化、ひいては乾燥行程に必要な消費電力量の低減を達成することができる。
さらに、通風体26の通風孔27の形状によっても、乾燥用空気のドラム内風量に差が見られる。図10は通風孔27がアスペクト比1の場合の通風体26である。図11に示
すように、アスペクト比1の場合には、乾燥用空気の吹出方向Yと通風孔27の開口方向が一致していないために、通風孔27を通過できない乾燥用空気が一部存在する。このため、ドラム4内に送風される乾燥用空気の風量は減少する。
一方、本実施の形態の通風体は、図2および図5に示すように、通風孔27はドラム4の周方向に対して、アスペクト比1以上の長穴開孔形状を有するように構成される。この長穴開口形状は大きな弧形状を取るほどではなく、ほぼ長方形形状となっている。
図2および図5に示すアスペクト比1以上の通風孔27は、ドラム4の回転に伴い送風口18に対向するときに、いずれも長辺が乾燥用空気の吹出方向と平行となるように設けられている。すなわち、送風口18に対向するときに、通風孔27の長手方向が上下方向に向くように設けられている。このため、通風孔27の長辺が乾燥用空気の吹出方向と平行となる。そのため、乾燥用空気の吹出方向Yが通風孔27の開口方向と完全に合致していなくても、図7のように、送風口18から送り出される乾燥用空気が通風孔27に流入しやすくなる。この結果、ドラム4へと送り込まれる乾燥用空気の流量は図12に示すグラフAからグラフBへと増加する。
さらに、α/βが30%よりも大きい場合には、通風孔27の形状を変化させても少しの変化しか見られない。一方、α/βが30%以下の場合には、通風孔27をアスペクト比1以上とすることにより、30%より大きい場合よりもドラム内風量が増加する。これらの結果より、送風ガイド30は、α/βが30%以下に構成され、さらに、通風孔27は、アスペクト比1以上の縦長に形成されることにより、ドラム内風量が増加する。よって、送風に用いるエネルギーは同じまま、より多くの乾燥用空気をドラム4に送りこむことができるため、省エネルギーな洗濯物の乾燥が可能となる。
尚、本実施の形態における角度α、β、γの規定の仕方は、開口方向Xと回転軸11の成す角度βが小さくなるほど特に有効となる。また、本実施の形態における開口方向Xと送風ガイド30の底部30bは三次元的に少々ねじれの位置(同一平面上ではない)にあっても、その作用としては有効である。加えて、送風ガイド30の底部30bが、側断面から見て平坦な形状ではなく、若干曲面がかった形状であってもよい。この場合には、底部30bの導入口30a側と、排出口30c側を結ぶ直線を本発明における底部30bと同様に取り扱う。これによって、本発明と同様の考え方とすることができ、乾燥行程の短時間化、ひいては乾燥行程に必要な消費電力量の低減を達成することが可能である。
尚、乾燥用空気をドラム4内に供給する空気供給路は循環することとしたが、これに限られず、供給後に排気するものであってもよい。
以上のように、本発明にかかる衣類乾燥機は、省エネルギー化と乾燥時間の短縮化を図ることができるため、乾燥機、および洗濯乾燥機として有用である。
1 外槽
2 筐体
3 サスペンション機構
4 ドラム
4a アーム部
5 洗濯物
6 投入口
7 周壁
8 排出孔
9 撹拌バッフル
10 駆動手段
11 回転軸
12 投入口
13 扉
14 パッキン
15 送風手段
16 加熱手段
17 循環風洞(空気供給風路)
17a 循環空気経路
18 送風口
19 排気口
20 凸状リブ
21 凹状リブ
22 冷却水供給口
23 熱交換器
24 ドラム固定部材
24a 軸受部
24b 環状部
24c アーム部
25 通風部
26 通風体
26a 開口部
27 通風孔
28 風路
29 乾燥フィルタ装置
30 送風ガイド
30a 導入口
30b 底部
30c 排出口

Claims (3)

  1. 洗濯物を投入するドラムと、
    前記ドラムを回転可能に内装した外槽と、
    前記ドラムに接続されて前記外槽の底部中心を貫通する回転軸と、
    乾燥用空気を、前記外槽の底部に設けられた送風口から前記ドラム内へ供給する空気供給路と、
    前記ドラムの内底部に設けられ、多数の通風孔を有する通風体とを備え、
    前記空気供給路は、開口方向Xとなる乾燥用空気の導入口と、乾燥用空気の流れ方向を変えて前記送風口に誘導する底部を有する送風ガイドとを含み、
    前記底部と開口方向Xが成す角度αは、前記開口方向Xと前記回転軸が成す角度βの30%以下となるように構成された衣類乾燥機。
  2. 前記通風孔の開口方向は、前記回転軸と平行となるように構成された請求項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 前記通風孔はアスペクト比1以上の長穴形状の開口を有し、前記ドラムの回転に伴い前記送風口に対向するときに、長辺が乾燥用空気の吹出方向と平行となるように設けられた請求項2に記載の衣類乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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