JP2014033545A - 発電効率保証装置及び発電効率保証方法並びに発電効率保証装置を備えた発電システム - Google Patents

発電効率保証装置及び発電効率保証方法並びに発電効率保証装置を備えた発電システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014033545A
JP2014033545A JP2012172967A JP2012172967A JP2014033545A JP 2014033545 A JP2014033545 A JP 2014033545A JP 2012172967 A JP2012172967 A JP 2012172967A JP 2012172967 A JP2012172967 A JP 2012172967A JP 2014033545 A JP2014033545 A JP 2014033545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
generation efficiency
predetermined period
unit
weather
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012172967A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Tanigami
拓司 谷上
Tatsuya Komamine
達也 駒峯
Shoko Yamakawa
晶子 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2012172967A priority Critical patent/JP2014033545A/ja
Publication of JP2014033545A publication Critical patent/JP2014033545A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

【課題】発電効率保証サービスの提供価格を安く設定することができる発電効率保証装置を提供する。
【解決手段】発電効率保証装置は、再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出部と、前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出部と、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を上回った期間の上回った分を用いて、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出する第3算出部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システム(以下、「再生可能エネルギー発電システム」と称することがある)の発電効率を保証する技術に関する。
近年、再生可能エネルギーから生成された電力の買取制度が拡充されたことで、住宅用、産業用に限らず、投資目的で再生可能エネルギー発電システムを導入する出資者が増えてきている。
再生可能エネルギー発電システムの導入に投資した費用を買電収入で回収するのに必要な期間を算出するには、予測発電効率の計画値が必要である。ところが、予測発電効率の計画値と実績値とが大きく乖離した場合、費用回収の見込みが大幅に狂うことになる。このため、再生可能エネルギー発電システムの販売者に対して、発電効率の保証を求めるニーズが出てきている。
このようなニーズに応えるために、再生可能エネルギー発電システムの販売者は、発電効率保証値を出資者に提示し、実績値が発電効率保証値を下回った場合に定められた対応を出資者に行なうスキームを構築する必要がある。
特開2003−294792号公報
過剰な発電効率保証値を提示することは再生可能エネルギー発電システムの販売者にとってリスクになるため、再生可能エネルギー発電システムの販売者は、実際に達成できるであろうと予測される発電効率よりも低く発電効率保証値を設定せざるを得ない。
しかしながら、設定した発電効率保証値を実績値が常に上回るとは限らず、設定した発電効率保証値を実績値が下回るリスクは無くならない。再生可能エネルギー発電システムの販売者は、自らがこのリスクを負うか、或いは、不測の事態(実績値が発電効率保証値を下回る再生可能エネルギー発電システムが続出する場合など)に備えて、保険会社などと保険契約を行い、保険会社などに保険金額を定期的に支払った上で、実績値が発電効率保証値を下回った場合の一時的な出費を保険で賄うなどの手立てを講じることになる。
その結果、再生可能エネルギー発電システムの販売者が出資者に発電効率保証サービスを提供するには、再生可能エネルギー発電システムの純粋な管理費用に加えて、再生可能エネルギー発電システムの販売者自らが負うリスクに対応する金額、或いは、保険会社などに支払う保険金額をサービス提供価格に上乗せする必要があり、出資者の負担が増加する。
なお、特許文献1には発電量保証に関する記載はあるが、実績値が発電量保証値を下回る場合には、その差を電気料金に換算して保証しており、再生可能エネルギー発電システムの販売者自らが負うリスクに対応する金額、或いは、保険会社などに支払う保険金額を安くする工夫はなされていない。
本発明は、上記の状況に鑑み、発電効率保証サービスの提供価格を安く設定することができる発電効率保証装置及び発電効率保証方法を提供することを目的とする。また、当該発電効率保証装置を備えた発電システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一側面に係る発電効率保証装置は、再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出部と、前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出部と、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を上回った期間の上回った分を用いて、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出する第3算出部とを備える構成(第1の構成)とする。なお、前記第2算出部は、前記所定期間の全期間に渡る発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよく、前記所定期間の一部期間のみの発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよい。
また、上記目的を達成するために本発明の他の側面に係る発電効率保証装置は、再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出部と、前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出部と、前記所定期間の前記発電効率保証値を上回る前記所定期間の閾値を所定期間毎に設定し、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記閾値を上回った期間の上回った分を用いて、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出する第3算出部とを備える構成(第2の構成)とする。なお、前記第2算出部は、前記所定期間の全期間に渡る発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよく、前記所定期間の一部期間のみの発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよい。
上記第1または第2の構成によると、上記の補填によって、保証対象となる不足発電効率の発生確率が低くなり、保証対象となる不足発電効率が発生した場合でも保証対象となる不足発電効率の不足量が少なくなるので、再生可能エネルギー発電システムの販売者或いは保険会社などのリスクが低くなる。したがって、再生可能エネルギー発電システムの販売者自らが負うリスクに対応する金額、或いは、再生可能エネルギー発電システムの販売者が保険会社などに支払う保険金額が低く設定されることになる。これにより、発電効率保証サービスの提供価格を安く設定することができる。
また、上記第1または第2の構成の発電効率保証装置において、前記第1算出部は、前記所定期間毎の前記発電効率保証値を前記発電システムの実稼動前に算出する構成(第3の構成)にしてもよい。
このような構成によると、前記所定期間毎の前記発電効率保証値を前記発電システムの実稼働前に確定することができる。
また、上記第1〜第3のいずれかの構成の発電効率保証装置において、前記所定期間が1年である構成(第4の構成)にしてもよい。
このような構成によると、前記所定期間の前記発電効率保証値を、1年の四季に渡る季節変動を平準化した値にすることができる。
また、上記目的を達成するために本発明の一側面に係る発電効率保証方法は、再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出ステップと、前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出ステップと、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を上回った期間の上回った分を用いて、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出する第3算出ステップとを備えるようにする。なお、前記第2算出ステップにおいて、前記所定期間の全期間に渡る発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよく、前記所定期間の一部期間のみの発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよい。
また、上記目的を達成するために本発明の他の側面に係る発電効率保証方法は、再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出ステップと、前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出ステップと、前記所定期間の前記発電効率保証値を上回る前記所定期間の閾値を所定期間毎に設定し、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記閾値を上回った期間の上回った分を用いて、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出する第3算出ステップとを備えるようにする。なお、前記第2算出ステップにおいて、前記所定期間の全期間に渡る発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよく、前記所定期間の一部期間のみの発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよい。
また、上記目的を達成するために本発明の一側面に係る発電システムは、再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットと、前記発電ユニットで生成した電力を変換する電力変換部と、発電効率保証装置とを備える発電システムであって、前記発電効率保証装置が、再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出部と、前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出部と、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を上回った期間の上回った分を用いて、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出する第3算出部とを備える構成とする。なお、前記第2算出部は、前記所定期間の全期間に渡る発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよく、前記所定期間の一部期間のみの発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよい。
また、上記目的を達成するために本発明の他の側面に係る発電システムは、再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットと、前記発電ユニットで生成した電力を変換する電力変換部と、発電効率保証装置とを備える発電システムであって、前記発電効率保証装置が、再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出部と、前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出部と、前記所定期間の前記発電効率保証値を上回る前記所定期間の閾値を所定期間毎に設定し、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記閾値を上回った期間の上回った分を用いて、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出する第3算出部とを備える構成とする。なお、前記第2算出部は、前記所定期間の全期間に渡る発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよく、前記所定期間の一部期間のみの発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよい。
なお、本発明の一側面に係る発電効率保証装置、本発明の他の側面に係る発電効率保証装置、本発明の一側面に係る発電効率保証方法、本発明の他の側面に係る発電効率保証方法、本発明の一側面に係る発電システム、本発明の他の側面に係る発電システムそれぞれにおいて、前記発電システムとして、例えば太陽光発電システムを挙げることができる。
本発明によると、発電効率保証サービスの提供価格を安く設定することができる。
本発明の一実施形態に係る発電効率保証装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る発電効率保証装置の動作を示すフローチャートである。 発電効率保証値、気象補正された発電効率、及び発電効率保証値ラインの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る発電効率保証装置の他の動作を示すフローチャートである。 発電効率保証値、気象補正された発電効率、発電効率保証値ライン、及び閾値ラインの一例を示す図である。 太陽光発電システムの概略構成例を示す図である。 太陽光発電システムの概略配置例を示す図である。 接続箱の一構成例を示す図である。 集電箱の一構成例を示す図である。 電力変換装置の一構成例を示す図である。 太陽光発電システムの最大出力値に応じて異なる必要な手続き等を示す図である。 太陽光発電システムの最大出力値に応じて異なる必要な設備等を示す図である。 太陽光発電システムの実際の出力電力量に影響を与える各種の変動因子を示す図である。 モジュール劣化補正がないと考えた場合の発電効率保証値を示す図である。 モジュール劣化補正を考慮した場合の発電効率保証値を示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る発電効率保証装置の概略構成を示す図である。図1に示す本発明の一実施形態に係る発電効率保証装置100(以下、「発電効率保証装置100」という)は、通信インターフェース部101と、制御部102と、メモリ103と、出力部104とを備えており、通信ネットワーク200を介して太陽光発電システム300から各種データを取得する。出力部104としては、例えばモニタ、プリンタ、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体にデータを書き込む記憶媒体インターフェースなどを挙げることができる。
通信ネットワーク200は有線通信のみで構築されていてもよく、無線通信のみで構築されていてもよく、有線通信と無線通信との組み合わせで構築されていてもよい。
また、本実施形態とは異なり、本発明に係る発電効率保証装置は発電システムとネットワーク接続されていなくてもよい。発電システムとネットワーク接続されていない場合には例えば本発明に係る発電効率保証装置が発電システムに関する各種データを入力する入力部を備えるようにすればよい。なお、入力部は、例えばキーボードとポインティングデバイスとによって構成される。
また、本実施形態とは異なり、本発明に係る発電効率保証装置は発電システムの内部に設けられてもよい。
次に、発電効率保証装置100の動作例について図2のフローチャートを参照して説明する。
まず、太陽光発電システム300の実稼働前に、発電効率保証装置100の制御部102は、太陽光発電システム300の所定単位(例えば、システム全体、インバータ単位、集電箱単位、接続箱単位など)での所定期間の発電効率保証値を算出する(ステップS10)。なお、本明細書において、「実稼働」とは試運転などを除くことを意図しており、異常発生などにより実稼働後に運転を休止することがあった場合、運転休止期間も実稼働期間に含まれる。
また、所定期間の発電効率保証値が1年の四季に渡る季節変動を平準化した値になるように、本実施形態では所定期間を1年とするが、他の値であっても構わない。また、本実施形態では、発電効率保証を開始する前に、全ての所定期間の発電効率保証値を算出したが、例えば発電効率保証の開始後に2回目以降の所定期間の発電効率保証値を実際の発電量を考慮して求めるようにしてもよい。
ここで、本実施形態で採用する発電効率保証値の算出方法について説明する。図13に示すように、太陽光発電システムの実際の出力電力量Dは、ロスが全く無い場合の出力電力量Cを種々の変動因子で補正することで求めることができる。なお、図13で示した変動因子は例示であり、変動因子に関しては設計者によって様々な切り口が存在する(JIS C 8907等参照)。また、太陽光発電システム全体の実際の出力電力量を求めるのではなく、例えば、インバータの入力端に供給される電力量(インバータの入力端単位での出力電力量)を求めるのであれば、インバータロス補正、ACケーブルロス補正、トランスロス補正は変動因子に含まないようにし、インバータの出力端から出力される電力量(インバータの出力端単位での出力電力量)を求めるのであれば、ACケーブルロス補正、トランスロス補正は変動因子に含まないようにすればよい。
太陽光発電システム全体の発電効率SEは、下記(1)式の通り、太陽光発電システム全体の実際の出力電力量D[Wh]を、アレイ面日射量A[Wh/m2]とアレイ公称出力B[W]で除した値である。なお、公称出力は便宜上[W]で表しているが、正確には1[kW/m2]の日射強度時の出力という定義で有るため、[m2/1000]という次元である。発電効率は、図13に示すように、変動因子によってどれだけ発電電力が減少したかを示す指標であり、各変動因子の係数が理論的に求められれば、各変動因子の補正係数を掛け合わせることでも求める事ができるが、現実的には困難なため、測定可能または既知であるD、A、Bを使用して計算している。
Figure 2014033545
例えば、公称出力200[W]の太陽電池モジュールを50台備えたアレイ公称出力10[kW](=10[m2])の太陽光発電システムを考える。1年間を基本単位とし、1年
間の出力電力量が12000[kWh]、1年間のアレイ面日射量が1500[kWh/m2]で
あったとする。この場合の発電効率SEは、下記(2)式の通り、0.8となる。
Figure 2014033545
発電効率SEは、太陽電池の発電性能に大きく影響を及ぼす因子の1つである日射量に対して補正をかけているが、太陽電池の発電性能に大きく影響を及ぼすもう1つの因子である温度の影響を補正していない。このため、発電効率SEは、異なる年度毎の比較など、気温条件が異なった場合に、発電が正常であるかどうかの比較値としてふさわしくない。例えば、太陽電池の発電性能が同一であるにもかかわらず、温度が高かった年は発電効率SEが0.75となり、温度が低かった年は発電効率SEが0.85となる事態が生じ得る。そこで、このような不具合を解消するために、補正発電効率が利用される。
太陽光発電システム全体の補正発電効率CEは、下記(3)式の通り、太陽光発電システム全体の実際の出力電力量D[Wh]を、アレイ面日射量A[Wh/m2]とアレイ公称出力B[W]、さらに温度補正係数CTで除した値である。
Figure 2014033545
温度補正係数CTは、1年間の平均温度などから決まるものではなく、できる限り細かな測定単位ごとに補正をかけなければならない性質のものである。また、温度補正係数CTは、下記(4)式で定義される。ただし、αは太陽電池モジュールの温度係数であり、Tmod[℃]は太陽電池モジュールの温度である。太陽電池モジュールの温度係数αの一例であるシリコン結晶系の太陽電池モジュールの温度係数はおおよそ−0.5[%/℃]である。
CT=1+α×(Tmod−25) ・・・(4)
上記(4)式では、太陽電池モジュールの温度Tmodを用いて温度補正係数CTを求めているが、さらに正確を期す場合は太陽電池セルの温度Tcellを用いるようにすればよい。この場合、一般的には下記(5)式の相関式を適用する。ただし、E[kW/m2]はアレイ面日射強度であり、βはアレイ面日射強度Eが1[kW/m2]時の太陽電池セルと太陽電
池モジュール裏面との温度差を示す相関係数である。相関係数βはラボで理論的あるいは実験的に求める値である。
Tcell=Tmod+β×E ・・・(5)
例えば、上述したアレイ公称出力10[kW]の太陽光発電システムで1分単位の測定(記録)を実施しているとする。1分間の補正発電効率CE1MINは以下の手順で求めることができる。実際に発電サイト(太陽光発電システムの設置場所)で測定を実施している(測定が可能である)のは、出力電力量、アレイ面日射強度、太陽電池モジュール裏面温度である事が多い。1分値での計算であるが、測定がもっと細かく実施されている項目は、その平均値とすることが望ましい。例えば日射強度が6秒単位で測定されている場合は、1分間で10回の測定が実施されているので、その平均値を1分値として代表させることが望ましい。
ここで、一例として、1分間の出力電力量が0.07[kWh]であり、1分間のアレイ面日射強度が0.6[kW/m2]であり、1分間の太陽電池モジュール裏面温度が75[℃
]である場合を考える。まず、1分間のアレイ日射面強度を1分間のアレイ面日射量に変換するために60で除する。この例では、1分間のアレイ面日射量は0.01[kWh/m2
となり、1分間の補正発電効率CE1MINは下記(6)式に示す通り0.93となる。
Figure 2014033545
補正発電効率の算出は、1分単位、10分単位、30分単位、1時間単位など任意であるが、誤差を少なくする観点から細かい時間単位の方が望ましい。測定時間単位での補正発電効率CE(Δt)は下記(7)式で表すことができる。ただし、D(Δt) [Wh]は
測定単位期間での出力電力量であり、A(Δt) [Wh/m2]は測定単位期間でのアレイ面
日射量であり、B[m2/1000]はアレイ公称出力であり、CT(Δt)は測定単位期間で
の温度補正係数である。
Figure 2014033545
また、インバータロス補正などは簡単のために一定値(カタログ記載のインバータ効率や、第三者機関によって所定の方法で測定されたインバータ効率など)として計算する事が多いが、正確にはその時の発電状態に依存するため、上記(7)式の右辺に影響因子として入れるほうが正確な計算となる。その他、その時の発電状態に依存する変動因子は、上記(7)式の右辺に影響因子として入れるほうが良い。
ある1日の補正発電効率CE(n)は、ある時刻(瞬間)tの補正発電効率CE(t)を1日にわたって積算すればよいが、その際に出力電力量による重み付けが必要となる。したがって、ある1日の補正発電効率CE(n)は、下記(8)式で表すことができる。ただし、D(t) はある時刻での出力電力量であり、D(n) はある1日の総出力電力量である。なお、下記(8)式中のシグマは、実際のデータは断続的であることから、上記(7)式の例で示したように、ある測定間隔ごとに取得、計算したデータを積算していることを表している。
Figure 2014033545
同様にして、1年間の補正発電効率CE(y)は下記(9)式で表すことができる。ただし、D(y) は1年間の総出力電力量である。
Figure 2014033545
上述した補正発電効率は、日射量と気温(モジュール温度に影響)の影響を取り除いているので、純粋にその他の変動因子が、発電にどのように影響を及ぼしているかの指標となる。
モジュール劣化補正が無いと考えた場合、理想的には補正発電効率CEは図14に示すように一定値になる。また、モジュール劣化補正を考慮した場合、補正発電効率CEは図15に示すように稼働年数の増加に従って減少する。
本実施形態で採用する発電効率保証値の算出方法では、太陽光発電システムの設置時点すなわち太陽光発電システムの実稼働前において、補正発電効率CEに影響を及ぼす各変動因子を過去の経験や、ある仮定に基づき算出する。例えば、汚れ補正は、雨の少ない地域では0.95、雨の多い地域では0.98にするなどである。そして、各変動因子の算出結果や測定誤差、安全率を用いて、実稼働前の発電データ及び設置場所の気象データに基づいて算出した補正発電効率CEよりも低めに設定される発電効率保証値Eguaを算出する。なお、図15では、補正発電効率CE及び発電効率保証値Eguaは線形的に減少しているが、線形的に減少するとは限らず、例えば指数関数的に減少する場合もある。
発電効率保証装置100は、通信ネットワーク200及び通信インターフェース部101を介して、太陽光発電システム300の所定単位での発電データ及び太陽光発電システム300の設置場所の気象データを太陽光発電システム300から取得し、メモリ103に蓄積する(ステップS20)。制御部102は、メモリ103に蓄積されたデータを用いて、上記(9)式で用いるD(n)・CE(n)の積算値とD(n)の積算値を算出してメモリ103に蓄積する(ステップS30)。
そして、制御部102は、カレンダー機能を有しており、所定期間(本実施形態では1年)が経過したか否かを判定し(ステップS40)、所定期間が経過していなければ上述したステップS20及びS30の処理を継続し、所定期間が経過すればステップS50に移行する。
ステップS50において、制御部102は、今回の所定期間の気象補正された補正発電効率CE(z)が今回の所定期間の発電効率保証値Egua(z)を上回っているか否かを判定する。
今回の所定期間の気象補正された補正発電効率CE(z)が今回の所定期間の発電効率保証値Egua(z)を下回っていなければ(ステップS50のNO)、制御部102は、発電効率超過分総量Esに今回の所定期間での超過分CE(z)−Egua(z)を加えて発電効率超過分総量Esを更新し、その更新した発電効率超過分総量Esをメモリ103に記憶させる(ステップS70)。そして、ステップS70に続くステップS80において、制御部102は、パラメータzを1だけインクリメントし、その後ステップS20に戻り次回の所定期間のデータ蓄積を開始する。
一方、今回の所定期間の気象補正された補正発電効率CE(z)が今回の所定期間の発電効率保証値Egua(z)を下回っていれば(ステップS50のYES)、制御部102は、メモリ103に記憶されている発電効率超過分総量Esが今回の所定期間の気象補正された補正発電効率CE(z)と今回の所定期間の発電効率保証値Egua(z)との差の絶対値以上であるか否かを判定する(ステップS60)。
メモリ103に記憶されている発電効率超過分総量Esが今回の所定期間の気象補正された補正発電効率CE(z)と今回の所定期間の発電効率保証値Egua(z)との差の絶対値以上であれば(ステップS60のYES)、制御部102は、発電効率超過分総量Esに今回の所定期間での不足分CE(z)−Egua(z)を加えて(負の値を加えて)発電効率超過分総量Esを更新し、その更新した発電効率超過分総量Esをメモリ103に記憶させる(ステップS70)。そして、ステップS70に続くステップS80において、制御部102は、パラメータzを1だけインクリメントし、その後ステップS20に戻り次回の所定期間のデータ蓄積を開始する。
一方、メモリ103に記憶されている発電効率超過分総量Esが今回の所定期間の気象補正された補正発電効率CE(z)と今回の所定期間の発電効率保証値Egua(z)との差の絶対値以上でなければ(ステップS60のNO)、制御部102は、今回の所定期間の気象補正された補正発電効率CE(z)と今回の所定期間の発電効率保証値Egua(z)との差の絶対値からメモリ103に記憶されている発電効率超過分総量Esを引いた値を保証対象となる不足発電効率とする(ステップS90)。この保証対象となる不足発電効率に関する情報は、例えば出力部104が出力してもよく、通信インターフェース部101及び通信ネットワーク200を介して太陽光発電システム300に伝達してもよく、太陽光発電システム300の販売者のサーバー或いは保険会社などのサーバーに伝達してもよい。また、出力対象や伝達対象を、保証対象となる不足発電効率に関する情報に代えてあるいは保証対象となる不足発電効率に関する情報に加えて保証対象となる不足発電効率に対応する保険金額や保証金額に関する情報にしてもよい。
ステップS90に続くステップS100において、制御部102は、発電効率超過分総量Esをリセットして(ゼロにして)メモリ103に記憶させる。また、ステップS100に続くステップS110において、制御部102は、パラメータzをゼロにし、その後ステップS20に戻り次回の所定期間のデータ蓄積を開始する。
上述した図2に示すフローチャートの動作により、所定期間の気象補正された発電効率CE(z)が所定期間の発電効率保証値Egua(z)を上回った期間の上回った分を用いて、所定期間の気象補正された発電効率CE(z)が所定期間の発電効率保証値Egua(z)を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出することになる。上記の補填によって、保証対象となる不足発電効率の発生確率が低くなり、保証対象となる不足発電効率が発生した場合でも保証対象となる不足発電効率の量が少なくなるので、太陽光発電システム300の販売者或いは保険会社などのリスクが低くなる。したがって、太陽光発電システム300の販売者自らが負うリスクに対応する金額或いは太陽光発電システム300の販売者が保険会社などに支払う保険金額が低く設定されることになる。これにより、発電効率保証サービスの提供価格を安く設定することができる。
例えば、1〜10年目の発電効率保証値401〜410及び1〜8年目の気象補正された発電効率501〜508が図3に示すような例であれば、5年目及び6年目の不足分を1〜4年目の超過分で補填することになる。
なお、図2に示すフローチャートの動作では、超過発電効率が枯渇して上記の補填が行えなくなった時点で直ちに、保証対象となる不足発電効率を確定させたが、例えば、保証開始から予め設定した期間毎(例えば10年毎)に保証対象となる不足発電効率を確定させる(保証対象となる不足発電効率がなければゼロとする)ようにしてもよい。
また、図2に示すフローチャートの動作では、太陽光発電システム300の監視状態に応じて所定期間の発電効率保証値を補正する処理を行っていないが、太陽光発電システム300の監視状態に応じて所定期間の発電効率保証値を補正する処理を行うようにしてもよい。例えば、太陽光発電システム300が細かく監視されているほど、安全率Sfを小さくするようにすればよい。これにより、太陽光発電システム300が細かく監視されていれば、所定期間の発電効率保証値がより一層高くなり得る。
太陽光発電システム300が細かく監視する手法として、監視する単位に属する太陽電池モジュールの数を少なくする手法(例えば、インバータ毎に異常を監視するより集電箱毎に異常を監視する方が細かな監視になり、集電箱毎に異常を監視するより接続箱毎に異常を監視する方が細かな監視になる)や監視する時間間隔を短くする手法などが挙げられる。
次に、発電効率保証装置100の他の動作例について図4のフローチャートを参照して説明する。なお、図4のフローチャートにおいて図2のフローチャートと同一のステップには同一の符号を付し詳細な説明を省略する。また、図2のフローチャートの動作に関して上述した種々の変形例は図4のフローチャートの動作にも適宜適用することができる。
図4のフローチャートは、図2のフローチャートのステップS70を取り除き、ステップS70の代わりにステップS75を設けたフローチャートである。
以下、ステップS75に関連する部分についてのみ図4のフローチャートの動作を説明する。
ステップS50の判定において、今回の所定期間の気象補正された補正発電効率CE(z)が今回の所定期間の発電効率保証値Egua(z)を下回っていないと判定された場合(ステップS50のNO)、制御部102は次のような動作を行う。今回の所定期間での気象補正された発電効率CE(z)が今回の所定期間の閾値Ex(z)を上回っていれば、制御部102は、発電効率超過分総量Esに今回の所定期間での超過分CE(z)−Ex(z)を加えて発電効率超過分総量Esを更新し、その更新した発電効率超過分総量Esをメモリ103に記憶させる(ステップS75)。また、今回の所定期間での気象補正された発電効率CE(z)が今回の所定期間の閾値Ex(z)を上回っていなければ、制御部102は、発電効率超過分総量Esを変更しない(ステップS75)。
なお、ステップS75において、制御部102は、今回の所定期間の閾値Ex(z)を、今回の所定期間の発電効率保証値Egua(z)を上回る値に設定している。
ステップS60の判定において、メモリ103に記憶されている発電効率超過分総量Esが今回の所定期間の気象補正された補正発電効率CE(z)と今回の所定期間の発電効率保証値Egua(z)との差の絶対値以上であると判定された場合(ステップS60のYES)、制御部102は、発電効率超過分総量Esに今回の所定期間での不足分CE(z)−Egua(z)を加えて(負の値を加えて)発電効率超過分総量Esを更新し、その更新した発電効率超過分総量Esをメモリ103に記憶させる(ステップS75)。
上述した図4に示すフローチャートの動作により、所定期間の気象補正された発電効率CE(z)が所定期間の閾値Ex(z)を上回った期間の上回った分を用いて、所定期間の気象補正された発電効率CE(z)が所定期間の発電効率保証値Egua(z)を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出することになる。上記の補填によって、保証対象となる不足発電効率の発生確率が低くなり、保証対象となる不足発電効率が発生した場合でも保証対象となる不足発電効率の量が少なくなるので、太陽光発電システム300の販売者或いは保険会社などのリスクが低くなる。したがって、太陽光発電システム300の販売者自らが負うリスクに対応する金額或いは太陽光発電システム300の販売者が保険会社などに支払う保険金額が低く設定されることになる。これにより、発電効率保証サービスの提供価格を安く設定することができる。また、上述した図2に示すフローチャートの動作に比べると、所定期間の閾値Ex(z)を所定期間の発電効率保証値Egua(z)とは別に設定することができるので、上記の補填を調整することが可能となる。
例えば、1〜10年目の発電効率保証値401〜410及び1〜8年目の気象補正された発電効率501〜508が図5に示すような例であれば、5年目及び6年目の不足分を1〜3年目の超過分で補填することになる。なお、図5に示す例では、発電効率保証値ラインL0と閾値ラインL1との差を各稼働年数で同一にしているが、例えば、発電効率保証値ラインL0と閾値ラインL1との差を稼働年数に応じて変えるようにしてもよい。
<太陽光発電システム>
ここで、太陽光発電システム300の一例として、太陽電池ストリング毎に異常を監視することができる太陽光発電システムについて説明する。太陽電池ストリング毎に異常を監視することができる太陽光発電システムの概略構成例を図6に示す。
図6に示す太陽光発電システムは、500kW級の太陽光発電システムであって、160個の太陽電池ストリング1_#1〜1_#160と、20台の接続箱2_#1〜2_#20と、4台の集電箱3_#1〜3_#4と、2台の電力変換装置4_#1〜4_#2と、変電設備5と、日照計群6A及び6Bと、気温計群7A及び7Bと、2台の通信機器8_#1〜8_#2とを備えている。なお、以下の説明では、太陽電池ストリング1_#1〜1_#160について、個々の区分けが不要な場合は太陽電池ストリング1と称することがある。同様に以下の説明では、接続箱2、集電箱3、電力変換装置4、通信機器8と称することがある。また、図6に示す太陽光発電システムの概略配置例は図7の通りである。
太陽電池ストリング1_#1〜1_#160はそれぞれ最大出力240Wの多結晶太陽電池モジュールM1を13個直列に接続した構成である。
接続箱2_#1〜2_#20はそれぞれ8回路入力の接続箱である。接続箱2_#iは、8個の太陽電池ストリング1_#(8i−7)〜1_#8iから供給される電力を一つにまとめて出力する(iは20以下の自然数)。
図8に示す構成例では、接続箱2は、太陽電池ストリング11側に電流が逆流することを防止する逆流防止用ダイオードD1〜D8と、電流センサS1〜S8と、落雷時のサージ電圧を抑える避雷器21と、過電流が流れると電路を開放するブレーカー22と、電流センサS1〜S8の出力信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換して出力するA/D変換器23と、電源部24とを備えている。接続箱2_#1の電流センサS1は太陽電池ストリング1_#1の出力電流値を取得し、その取得結果を出力する。また、接続箱2_#1の電流センサS2は太陽電池ストリング1_#2の出力電流値を取得し、その取得結果を出力する。接続箱2_#1の電流センサS3〜S8も同様である。また、接続箱2_#2〜2_#20も各電流センサに対応する太陽電池ストリングの番号が変わるだけであり、基本的に接続箱2_#1と同様である。電源部24は、外部から供給される商用交流電圧(例えば、AC100V電圧、AC200V電圧など)を、電流センサS1〜S8及びA/D変換器23の駆動電圧となる所定のDC電圧(例えば、DC12V電圧、DC24V電圧など)に変換して、電流センサS1〜S8及びA/D変換器23に供給する。なお、20台の接続箱2それぞれにA/D変換器23及び電源部24を設けてもよいが、複数台の接続箱2で1つのA/D変換器23を共用してもよく、同様に複数台の接続箱2で1つの電源部24を共用してもよい。
集電箱3_#1〜3_#4はそれぞれ5回路入力の集電箱である。集電箱3_#jは、5台の接続箱2_#(5j−4)〜2_#5jから供給される電力を一つにまとめて出力する(jは4以下の自然数)。
集電箱3の一構成例を図9に示す。図9に示す構成例では、集電箱3は、落雷時のサージ電圧を抑える避雷器31と、過電流が流れると電路を開放するブレーカー32とを備えている。
電力変換装置4_#1〜4_#2はそれぞれ最大出力が240kWであって2回路入力の電力変換装置である。電力変換装置4_#kは、集電箱3_#(2k−1)から供給される電力と集電箱3_#2kから供給される電力との合計電力であるDC電力をAC電力に変換して出力する(kは2以下の自然数)。
電力変換装置4の一構成例を図10に示す。図10に示す構成例では、電力変換装置4は、2台の集電箱3から受け取ったDC電力をAC電力に変換して出力するDC/ACインバータ41と、電力変換装置4に入力されるDC電力値を取得し、その取得結果を出力する電力センサPS1と、電力変換装置4から出力されるAC電力値を取得し、その取得結果を出力する電力センサPS2と、日照計群6A及び気温計群7Aの出力信号(アナログ信号)又は日照計群6B及び気温計群7Bの出力信号(アナログ信号)、電力センサPS1の出力信号(アナログ信号)、及び電力センサPS2の出力信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換して出力するA/D変換器42と、A/D変換器23及び42の出力信号を中継して通信機器8に伝送する中継器43と、電源部44とを備えている。電源部44は、外部から供給される商用交流電圧(例えば、AC100V電圧、AC200V電圧など)を、A/D変換器42及び中継器43の駆動電圧となる所定のDC電圧(例えば、DC12V電圧、DC24V電圧など)に変換して、A/D変換器42及び中継器43に供給する。なお、2台の電力変換装置4それぞれにA/D変換器42、中継器43、及び電源部44を設けてもよいが、2台の電力変換装置4で1つのA/D変換器42を共用してもよく、同様に2台の電力変換装置4で1つの中継器43を共用してもよく、2台の電力変換装置4で1つの電源部44を共用してもよい。
い。
変電設備5は2回路入力の変電設備である。変電設備5は、電力変換装置4_#1から供給されるAC電力と電力変換装置4_#2から供給されるAC電力との合計電力を高圧(例えば6600V)や特別高圧(7000V以上)昇圧して電力系統(不図示)に出力する。
日照計群6Aは10個の日照計を有し、日照計群6Aの各日照計は接続箱2_#1〜2_#10それぞれに1個ずつ割り当てられて設置される。気温計群7Aは10個の気温計を有し、気温群7Aの各気温計は接続箱2_#1〜2_#10それぞれに1個ずつ割り当てられて設置される。
同様に、日照計群6Bは10個の日照計を有し、日照計群6Bの各日照計は接続箱2_#11〜2_#20それぞれに1個ずつ割り当てられて設置される。気温計群7Bは10個の気温計を有し、気温群7Bの各気温計は接続箱2_#11〜2_#20それぞれに1個ずつ割り当てられて設置される。
尚、日照計群6A及び6Bの配置については太陽電池ストリング1それぞれの代表する日射量を測定できれば良く、日射計の個数については、少なくとも日照計群6Aと6Bを合わせて複数以上あれば好ましい。この際に日射計を相互に比較できる位置に設置すれば、日射計の適切な校正時期の管理が行え保守が精度よく行える。また、太陽電池ストリング1の配置によっては日照計群6Aもしくは6Bの片方で構成されても構わない。
同様に、気温計群7A及び7Bの配置については太陽電池ストリング1それぞれの代表する気温を測定できれば良く、気温計の個数については、少なくとも気温計群7Aと7Bを合わせて複数以上あれば好ましい。この際に温度計を相互に比較できる位置に設置すれば、温度計の適切な校正時期の管理が行え保守が精度よく行える。また、太陽電池ストリング1の配置によっては気温計群7Aもしくは7Bの片方で構成されても構わない。
また、気温計群7Aもしくは7Bは任意の太陽電池モジュールM1の温度を計測するのが好ましく、例えば発電を妨げない太陽電池モジュールの裏面に熱電対素子などを貼り付けて、太陽電池モジュール裏面温度を計測しても構わない。
通信機器8_#1は電力変換装置4_#1の中継器43から伝送されてきたデジタル信号を所定の通信プロトコルに従って通信ネットワーク200を経由して発電効率保証装置100に送信する。同様に、通信機器8_#2は電力変換装置4_#2の中継器43から伝送されてきたデジタル信号を所定の通信プロトコルに従ってネットワークを経由して発電効率保証装置100に送信する。発電効率保証装置100は太陽光発電システムの監視装置としても機能するようにしてもよい。
<その他>
日本国内においては、図11に示すように太陽光発電システムの最大出力値に応じて、必要な手続きや発電電力の買取金額等が異なっており、最大出力値が小さいほど、システムの所有者にとってメリットが多くなっている。したがって、各区分の上限ぎりぎりを狙う仕様(500kW未満であって限りなく500kWに近い最大出力値、1MW未満であって限りなく1MWに近い最大出力値、2MW未満であって限りなく2MWに近い最大出力値)が好ましい。しかしながら、一般的な電力変換装置の最大出力が100kWまたは250kWであるため、最大出力値を400kW、900kW、1.9MWのいずれかに設定する仕様が一般的であると言える。特に最大出力値が2MW以上の場合は特別高圧変電設備が必要となり、例えば1.9MWの太陽光発電システムと2.1MWの太陽光発電システムでは、1.9MWの太陽光発電システムの方が設備投資費用を少なくできる。
したがって、産業用の太陽光発電システムでは、最大出力値を、400kW以上500kW未満の範囲内の所定値、900kW以上1MW未満の範囲内の所定値、1.9MW以上2MW未満の範囲内の所定値のいずれに設定することが望ましい。
また、例えばタイ国では、図12に示すように太陽光発電システムの最大出力値に応じて、必要な設備等が異なっており、最大出力値が小さいほど、システムの所有者にとってメリットが多くなっている。日本国においても、今後同一または類似の規制が実施される可能性がある。したがって、法規制によって太陽光発電システムの最大出力値が複数の区分に分類される場合、各区分において、区分の上限閾値から100kWを引いた値以上、区分の上限閾値未満の範囲内の所定値に、本発明に係る太陽光発電システムの最大出力値を設定することが望ましい。
また、図6に示す太陽光発電システムでは、接続箱と集電箱とが別体であるが、接続箱と集電箱とが一体構造になっていても構わない。
また、図6に示す太陽光発電システムでは、電力変換装置がDC/ACインバータを備える構成であったが、太陽光発電システムがDC電力系統に電力を供給する場合には、電力変換装置を、或る電圧値のDC電力を異なる電圧値のDC電力に変換するDC/DCコンバータを備える構成にし、変電設備を、DC電圧を昇圧する設備にするとよい。
また、図2及び図4のフローチャートでは、ステップS20〜S40において、所定期間の全期間に渡る発電量データ及び気象データを用いて所定期間の気象補正された発電効率を算出しているが、所定期間の一部期間のみの発電量データ及び気象データを用いて所定期間の気象補正された発電効率を算出してもよい。例えば、所定期間を1年とし、各月の最初の5日間のみの発電量データ及び気象データを用いる、あるいは、季節変動が少ない場合には最初の1ヶ月間のみの発電量データ及び気象データを用いるようにしてもよい。これにより、測定器を常設しなくてもよくなり、一時的に測定器を持ち込んで短期間測定を行うことが可能となり、測定器に関するコストを低減することができる。
再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムとして、太陽光発電システムを例に実施例を説明したが、風力発電システムの場合は風車の回転運動から電力を生成する誘導発電機を上記発電ユニットとして、電力系統に高圧連系するために必要な高圧変電設備や特別高圧変電設備を電力変換部としても構わない。もしくは風車および増速機を上記発電ユニットとして、回転運動から電力を生成する誘導発電機を電力変換部としても構わない。
再生可能エネルギーとしては潮力発電、地熱発電、太陽熱発電などが挙げられ、タービンの回転運動から電力を生成する発電機を再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットとしても構わない。もしくはタービン自体を再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットとしてタービンの回転運動から電力を生成する発電機を電力変換部としても構わない。
また、発電効率保証サービスの提供価格を安く設定することができる発電効率保証装置及び発電効率保証方法を提供すること、あるいは、当該発電効率保証装置を備えた発電システムを提供することを達成するために本発明の他の側面に係る発電システムは、再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットと、前記発電ユニットで生成した電力を変換する電力変換部と、発電効率保証装置とを備える発電システムであって、前記発電効率保証装置が、再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出部と、前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出部と、前記所定期間の前記発電効率保証値を上回る前記所定期間の閾値を所定期間毎に設定し、前記閾値を上限として前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を上回った期間の上回った分を用いて、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出する第3算出部と、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記閾値を上回った期間の上回った分を用いて、前記発電システムの運用費補填額を算出する第4算出部とを備える構成とする。なお、前記第2算出部において、前記所定期間の全期間に渡る発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよく、前記所定期間の一部期間のみの発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよい。
前記閾値は前記発電効率保証値を上回った分に予め設定された割合を乗じて算出しても構わなく、発電システムの販売者等が販売した発電システムを保守運用する場合は第4算出部で算出された運用費補填額を用いて、発電システムの性能維持活動を事前に行なうことが可能となり、発電効率の低下のリスクが少なくなり、発電効率保証サービスの提供価格を安く設定することができる。
また、発電効率保証サービスの提供価格を安く設定することができる発電効率保証装置及び発電効率保証方法を提供すること、あるいは、当該発電効率保証装置を備えた発電システムを提供することを達成するために本発明の他の側面に係る発電システムは、再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットと、前記発電ユニットで生成した電力を変換する電力変換部と、発電効率保証装置とを備える発電システムであって、前記発電効率保証装置が、再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出部と、前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出部と、前記所定期間の前記発電効率保証値を上回る前記所定期間の閾値を所定期間毎に設定し、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記閾値を上回った期間の上回った分を用いて、前記発電システムの運用費補填額を算出する第4算出部とを備える構成とする。なお、前記第2算出部において、前記所定期間の全期間に渡る発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよく、前記所定期間の一部期間のみの発電量データ及び気象データを用いて前記所定期間の前記気象補正された発電効率を算出してもよい。
前記閾値は前記発電効率保証値を上回った分に予め設定された割合を乗じて算出しても構わなく、発電システムの販売者等が販売した発電システムを保守運用する場合は第4算出部で算出された運用費補填額を用いて、発電システムの性能維持活動を事前に行なうことが可能となり、発電効率の低下のリスクが少なくなり、発電効率保証サービスの提供価格を安く設定することができる。
1_#1〜1_#160 太陽電池ストリング
2_#1〜2_#20 接続箱
3_#1〜3_#4 集電箱
4_#1〜4_#2 電力変換装置
5 変電設備
6A、6B 日照計群
7A、7B 気温計群
8_#1〜8_#2 通信機器
21、31 避雷器
22、32 ブレーカー
23、42 A/D変換器
24、44 電源部
41 DC/ACインバータ
43 中継器
100 発電効率保証装置
101 通信インターフェース部
102 制御部
103 メモリ
104 出力部
200 通信ネットワーク
300 太陽光発電システム
401〜410 1〜10年目の発電効率保証値
501〜508 1〜8年目の気象補正された発電効率
D1〜D8 逆流防止用ダイオード
L0 発電効率保証値ライン
L1 閾値ライン
PS1、PS2 電力センサ
S1〜S8 電流センサ

Claims (12)

  1. 再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出部と、
    前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出部と、
    前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を上回った期間の上回った分を用いて、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出する第3算出部とを備えることを特徴とする発電効率保証装置。
  2. 再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出部と、
    前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出部と、
    前記所定期間の前記発電効率保証値を上回る前記所定期間の閾値を所定期間毎に設定し、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記閾値を上回った期間の上回った分を用いて、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出する第3算出部とを備えることを特徴とする発電効率保証装置。
  3. 前記第1算出部は、前記所定期間毎の前記発電効率保証値を前記発電システムの実稼動前に算出する請求項1または請求項2に記載の発電効率保証装置。
  4. 前記所定期間が1年である請求項1〜3のいずれか1項に記載の発電効率保証装置。
  5. 前記発電システムが太陽光発電システムである請求項1〜4のいずれか1項に記載の発電効率保証装置。
  6. 再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出ステップと、
    前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出ステップと、
    前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を上回った期間の上回った分を用いて、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出する第3算出ステップとを備えることを特徴とする発電効率保証方法。
  7. 再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出ステップと、
    前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出ステップと、
    前記所定期間の前記発電効率保証値を上回る前記所定期間の閾値を所定期間毎に設定し、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記閾値を上回った期間の上回った分を用いて、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出する第3算出ステップとを備えることを特徴とする発電効率保証方法。
  8. 前記発電システムが太陽光発電システムである請求項6または請求項7に記載の発電効率保証方法。
  9. 再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットと、
    前記発電ユニットで生成した電力を変換する電力変換部と、
    発電効率保証装置とを備える発電システムであって、
    前記発電効率保証装置が、
    再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出部と、
    前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出部と、
    前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を上回った期間の上回った分を用いて、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出する第3算出部とを備えることを特徴とする発電システム。
  10. 再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットと、
    前記発電ユニットで生成した電力を変換する電力変換部と、
    発電効率保証装置とを備える発電システムであって、
    前記発電効率保証装置が、
    再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出部と、
    前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出部と、
    前記所定期間の前記発電効率保証値を上回る前記所定期間の閾値を所定期間毎に設定し、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記閾値を上回った期間の上回った分を用いて、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記発電効率保証値を下回った期間の下回った分を補填し、保証対象となる不足発電効率を算出する第3算出部とを備えることを特徴とする発電システム。
  11. 再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットと、
    前記発電ユニットで生成した電力を変換する電力変換部と、
    発電効率保証装置とを備える発電システムであって、
    前記発電効率保証装置が、
    再生可能エネルギーから電力を生成する発電ユニットを備える発電システムの所定単位での所定期間毎の発電効率保証値を算出する第1算出部と、
    前記発電システムの前記所定単位での発電量データ及び前記発電システムの設置場所の気象データを用いて気象補正された発電効率を前記所定期間毎に算出する第2算出部と、
    前記所定期間の前記発電効率保証値を上回る前記所定期間の閾値を所定期間毎に設定し、前記所定期間の前記気象補正された発電効率が前記所定期間の前記閾値を上回った期間の上回った分を用いて、前記発電システムの運用費補填額を算出する第4算出部とを備えることを特徴とする発電システム。
  12. 前記発電システムが太陽光発電システムである請求項9〜11のいずれか1項に記載の発電システム。
JP2012172967A 2012-08-03 2012-08-03 発電効率保証装置及び発電効率保証方法並びに発電効率保証装置を備えた発電システム Pending JP2014033545A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012172967A JP2014033545A (ja) 2012-08-03 2012-08-03 発電効率保証装置及び発電効率保証方法並びに発電効率保証装置を備えた発電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012172967A JP2014033545A (ja) 2012-08-03 2012-08-03 発電効率保証装置及び発電効率保証方法並びに発電効率保証装置を備えた発電システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014033545A true JP2014033545A (ja) 2014-02-20

Family

ID=50282972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012172967A Pending JP2014033545A (ja) 2012-08-03 2012-08-03 発電効率保証装置及び発電効率保証方法並びに発電効率保証装置を備えた発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014033545A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014063372A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Toshiba Corp 発電量予測装置およびその方法
JP2017204991A (ja) * 2016-05-13 2017-11-16 オムロン株式会社 太陽光発電管理装置、太陽光発電管理方法、太陽光発電管理プログラム及びコンピュータ可読媒体
JP2019176603A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 北陸電力株式会社 太陽光発電出力の推定方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014063372A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Toshiba Corp 発電量予測装置およびその方法
JP2017204991A (ja) * 2016-05-13 2017-11-16 オムロン株式会社 太陽光発電管理装置、太陽光発電管理方法、太陽光発電管理プログラム及びコンピュータ可読媒体
JP2019176603A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 北陸電力株式会社 太陽光発電出力の推定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9640996B2 (en) Electric power supply system
US9755430B2 (en) Virtual inverter for power generation units
KR101522858B1 (ko) 건물의 최대 수요전력 제어 기능을 갖는 에너지관리시스템 및 그 제어방법
JP2010193594A (ja) 太陽光発電システムの最大発電量推定方法、配電系統の制御方法、及び配電系統制御装置
JP2011216811A (ja) 太陽電池異常診断システム、太陽電池異常診断装置および太陽電池異常診断方法
JP6105138B1 (ja) 再生可能エネルギーを用いた発電システムとその制御方法、及び再生可能エネルギーを用いた発電システムの連系発電電力の拡大方法
WO2017203610A1 (ja) 発電量推定装置、配電系統システムおよび発電量推定方法
JP2015109737A (ja) 配電系統監視装置
WO2018003947A1 (ja) 発電システム、発電制御装置、発電制御方法、および発電システムの連系発電電力の拡大方法
Aristizábal et al. Experimental investigation of the performance of 6 kW BIPV system applied in laboratory building
JP4919903B2 (ja) 架空送電線の電流容量動的決定装置、これに用いるコンピュータプログラム及び架空送電線の電流容量動的決定方法
JP2010130762A (ja) 自然エネルギー発電装置を含む電力供給システムおよび需給調整方法
JP2015136233A (ja) 太陽光発電システム
JP5973263B2 (ja) 電力管理装置及び電力管理方法
US20170363666A1 (en) Method and apparatus for energy flow visualization
KR20210055946A (ko) Ess 화재 예방 및 배터리 성능 하락 방지를 위한 인공지능 기반 지능형 전력관리시스템
JP2018160990A (ja) 負荷管理装置および方法
WO2013105628A1 (ja) 太陽光発電システム、発電システム性能予測装置、発電システム性能予測方法、及び発電システム
JP6313498B1 (ja) 発電システム、発電制御装置、発電制御方法、および発電システムの連系発電電力の拡大方法
Bracco et al. Smart microgrid monitoring: Evaluation of key performance indicators for a PV plant connected to a LV microgrid
JP6132994B1 (ja) 配電系統状態推定装置および配電系統状態推定方法
JP2014033545A (ja) 発電効率保証装置及び発電効率保証方法並びに発電効率保証装置を備えた発電システム
JP6833303B1 (ja) 発電量予測装置
US10720771B2 (en) Current/voltage control apparatus
Agrawal et al. Estimation of energy production and net metering of Grid connected rooftop photovoltaic system in Rajasthan