JP2014033499A - ワイヤレス給電システム、ワイヤレス給電装置、およびワイヤレス受電装置 - Google Patents

ワイヤレス給電システム、ワイヤレス給電装置、およびワイヤレス受電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電磁誘導方式の無線給電を行うものでありながら、長距離の無線給電の実現が容易となるワイヤレス給電システムを提供する。
【解決手段】受電コイルを有したワイヤレス受電装置と、給電コイルを有しており、前記ワイヤレス受電装置に対して、前記給電コイルと前記受電コイルを用いた電磁誘導方式により無線給電を行うワイヤレス給電装置と、を有し、前記ワイヤレス給電装置は、前記給電コイル、および、該給電コイルと並列に設けられた第1キャパシタにより形成される、第1のLC並列共振部を有し、前記ワイヤレス受電装置は、前記受電コイル、および、該受電コイルと並列に設けられた第2キャパシタにより形成される、第2のLC並列共振部を有するワイヤレス給電システムとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線による電力送受を行うワイヤレス給電システム、ならびに、ワイヤレス給電装置およびワイヤレス受電装置に関する。
近年、コイル間の電磁結合により非接触で電力伝送を行う、いわゆるワイヤレス給電技術が普及しつつある。2011年8月に発売された「AQUOS PHONE(登録商標)SH-13C」を皮切りに、携帯電話分野で推進されている「おくだけ充電(登録商標)」に関する技術はその代表である。
図7は、ワイヤレス給電システムが適用された機器の一例として、充電器611と電気機器612のセットを模式的に示している。図7(a)は、充電器611と電気機器612が離れた状態の斜視図を示し、図7(b)は、電気機器612が充電器611の上に置かれた状態の側方視点の断面図を示す。なお充電器611は、ワイヤレス給電装置(以下、単に「給電装置」と称することがある)を備えており、電気機器612は、ワイヤレス受電装置(以下、単に「受電装置」と称することがある)を備えている。
なお図7(b)は、より具体的には、充電器611が机の上に置かれており、更に電気機器612が充電器611の上に置かれた状態を示している。電気機器612の充電に際しては、このように電気機器612を充電器611の上に置くだけで良く、ケーブル接続等を行わなくても給電装置から受電装置への無線送電が行われ、電気機器612の充電が可能である。
給電装置と受電装置の内部回路構成については、業界団体であるWPC(Wireless Power Consortium)発行の規格書(非特許文献1)において詳細に開示されている。WPCは「電磁誘導方式」を採用し、複数の回路構成を開示しているが、その中での基本形と思われる2つの回路構造について説明する。
図5は、フルブリッジ構造のインバータ回路614を有する場合(design A2)における、ワイヤレス給電システムの模式的な構成図である。また図6はハーフブリッジ構造のインバータ回路620を有する場合(design A1)における、ワイヤレス給電システムの模式的な構成図である。各図について、給電装置601の部分の回路は、それぞれ非特許文献1の中のFigure 3-4とFigure 3-8をほぼそのまま引用した。また受電装置602の部分の回路は、非特許文献1の中のFigure 4-3をほぼそのまま引用した。
給電装置601の中では、直流電源631の電力がインバータ回路(614または620)により交流電力に変換される。そしてこの交流電力は、コイル周辺部613において、受信装置602へ無線送電される。無線送電された電力は整流回路632によって直流電力に戻され、受信装置602を備えた機器側で利用される。
コイル周辺部613と整流回路632の間には、通信を行うための負荷変調回路615が挿入されている。なおインバータ回路614はスイッチ素子(S11〜S14)を用いて構成され、インバータ回路620はスイッチ素子(S15、S16)を用いて構成されている。
コイル周辺部613は、基本的には、給電コイルL601と受電コイルL602を相互誘導磁界結合させたトランス回路に過ぎない。ただし性能向上のために通常は、給電コイルL601の直前には直列共振キャパシタC601が挿入され、受電コイルL602の直後にも直列共振キャパシタC602が挿入される。
特開2010−187495号公報
System Description Wireless Power Transfer Volume I: Low Power Part 1: Interface Definition Version 1.0.3 September 2011
しかしながら従来のワイヤレス給電システムでは、給電コイルL601と受電コイルL602の間の無線距離は数mm程度が限度であり、無線距離が数cmにも及ぶ長距離の無線送電には適していなかった。その理由を、回路シミュレーションの結果を用いて説明する。
図8は、上述したコイル周辺部613における入出力応答について、回路シミュレーションを行った結果の一例を示している。なお回路シミュレーション用のソフトにはQUCSを適用し、無線送電に対するフィルタ特性が分かり易くなるように、計算結果をS21パラメータで示している。
回路定数については、代表的なワイヤレス給電装置であるTI社bq500000シリーズのリファレンス設計を参考に、L601=24uH、L602=15uH、C601=0.045uF、C602=0.183uFとした。またSパラメータの基準となる特性インピーダンスについては、給電回路および受電回路の設計によって変動するが、ここでは代表として50Ω系とした。
図8に示す計算結果を見ると、給電コイルL601と受電コイルL602の間の結合係数kが小さくなるほど、透過特性S21が単調に減少することが分かる。なお結合係数kが小さいということは、主として、これらのコイル同士の距離が長いことを意味する。すなわち図8に示す計算結果によれば、コイル同士が離れ過ぎていると(例えば「結合係数k=0.1」のときには)、実用的な無線送電は極めて困難であると言える。
ワイヤレス給電の市場ニーズの中には、数cmに及ぶ長距離の無線送電が必須となるケースも少なくない。一例としては図9に示すように、机の裏側に設置された充電器(給電装置を備える)から机の表側に置かれた電気機器(受電装置を備える)へ無線送電を行うケースでは、このような長距離の無線送電が必須となる。
例えばノート型PC(電気機器の一例)を頻繁に事務所内で持ち歩いて使うユーザの間では、このような形態による無線給電が望まれている。しかし先述した通り、従来のワイヤレス給電システムは長距離の無線送電に適していないため、このような用途には対応できなかった。
本発明は上述した問題に鑑み、電磁誘導方式の無線給電を行うものでありながら、長距離の無線給電の実現が容易となるワイヤレス給電システムの提供を目的とする。また本発明は、このようなワイヤレス給電システムを構成し得るワイヤレス給電装置、およびワイヤレス受電装置の提供を目的とする。
本発明に係るワイヤレス給電システムは、受電コイルを有したワイヤレス受電装置と、給電コイルを有しており、前記ワイヤレス受電装置に対して、前記給電コイルと前記受電コイルを用いた電磁誘導方式により無線給電を行うワイヤレス給電装置と、を有するワイヤレス給電システムであって、前記ワイヤレス給電装置は、前記給電コイル、および、該給電コイルと並列に設けられた第1キャパシタにより形成される、第1のLC並列共振部を有し、前記ワイヤレス受電装置は、前記受電コイル、および、該受電コイルと並列に設けられた第2キャパシタにより形成される、第2のLC並列共振部を有する構成とする。
本構成によれば、電磁誘導方式の無線給電を行うものでありながら、長距離の無線給電の実現が容易となる。
また上記構成としてより具体的には、第1のLC並列共振部と第2のLC並列共振部は、共振周波数が略一致するように形成されていてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記ワイヤレス給電装置は、直流電力を交流電力に変換して前記給電コイルに送出するインバータ回路を有し、第1のLC並列共振部の少なくとも一端が、キャパシタを介して前記インバータ回路に接続されている構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、第1のLC並列共振部の両端が、キャパシタを介して前記インバータ回路に接続されている構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記ワイヤレス受電装置は、前記受電コイルから受取る交流電力を直流電力に変換する整流回路を有し、第2のLC並列共振部の少なくとも一端が、キャパシタを介して前記整流回路に接続されている構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、第2のLC並列共振部の両端が、キャパシタを介して前記整流回路に接続されている構成としてもよい。
また本発明に係るワイヤレス給電装置は、給電コイルを有しており、受電コイルを有したワイヤレス受電装置に対して、前記給電コイルと前記受電コイルを用いた電磁誘導方式により無線給電を行うワイヤレス給電装置であって、前記給電コイル、および、該給電コイルと並列に設けられたキャパシタにより形成される、LC並列共振部を有する構成とする。
また本発明に係るワイヤレス受電装置は、受電コイルを有しており、給電コイルを有したワイヤレス給電装置から、前記給電コイルと前記受電コイルを用いた電磁誘導方式による無線給電を受けるワイヤレス受電装置であって、前記受電コイル、および、該受電コイルと並列に設けられたキャパシタにより形成される、LC並列共振部を有する構成とする。
本発明に係るワイヤレス給電システムによれば、電磁誘導方式の無線給電を行うものでありながら、長距離の無線給電の実現が容易となる。また本発明に係るワイヤレス給電装置およびワイヤレス受電装置によれば、本発明に係るワイヤレス給電システムを構成し得る。
第1実施形態に係るワイヤレス給電システムの構成図である。 第1実施形態に係る回路シミュレーションの結果に関する説明図である。 第2実施形態に係るワイヤレス給電システムの構成図である。 第3実施形態に係るコイル周辺部の構成図である。 従来例のワイヤレス給電システムの構成図である。 別の従来例のワイヤレス給電システムの構成図である。 ワイヤレス給電システムが適用された機器に関する説明図である。 従来例に係る回路シミュレーションの結果に関する説明図である。 ワイヤレス給電システムが適用された機器の使用に関する説明図である。
本発明の実施形態について、第1実施形態から第3実施形態の各々を例に挙げて、以下に説明する。
1.第1実施形態
[ワイヤレス給電システムの全体構成]
まず第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係るワイヤレス給電システム1の構成図である。図1に示すように、ワイヤレス給電システム1は給電装置111(ワイヤレス給電装置)と受電装置112(ワイヤレス受電装置)を有している。
給電装置111は、直流電源部131、インバータ回路114、および給電側コイル周辺部113a等を備えている。
直流電源部131は、例えば電池、或いは、商用電源に繋がったACアダプタ等によって構成されており、直流電源として機能する。直流電源部131は、直流電力をインバータ回路114に供給する。
インバータ回路114は、複数のスイッチ素子(S1〜S4)を有したフルブリッジ構造のインバータ回路である。より具体的には、スイッチ素子S1およびS3の一端は直流電源部131に接続されており、スイッチ素子S2およびS4の一端は接地されている。またスイッチ素子S1の他端は、スイッチ素子S2の他端および給電側コイル周辺部113aの第1端T1に接続されている。またスイッチ素子S3の他端は、スイッチ素子S4の他端および給電側コイル周辺部113aの第2端T2に接続されている。
インバータ回路114は上述した構成を有し、各スイッチ素子(S1〜S4)のオン/オフ切替によって、直流電源部131から供給された直流電力を交流電力に変換し、給電側コイル周辺部113a(給電コイルL101を含む)へ送出する。
給電側コイル周辺部113aは、第1端T1、第2端T2、給電コイルL101、および各キャパシタ(C101、C103、C105)を有している。給電コイルL101の一端は、キャパシタC103を介して、第1端T1に接続されており、給電コイルL101の他端は、キャパシタC105を介して、第2端T2に接続されている。
また給電コイルL101とコンデンサC103との接続点121には、キャパシタC101の一端が接続されており、給電コイルL101とコンデンサC105との接続点122には、キャパシタC101の他端が接続されている。
また受電装置112は、受電側コイル周辺部113b、負荷変調回路115、および整流回路132等を備えている。
受電側コイル周辺部113bは、第3端T3、第4端T4、受電コイルL102、および各キャパシタ(C102、C104、C106)を有している。受電コイルL102の一端は、キャパシタC104を介して、第3端T3に接続されており、給電コイルL101の他端は、キャパシタC106を介して、第4端T4に接続されている。第3端T3と第4端T4は、何れも整流回路132に接続されている。
また受電コイルL102とキャパシタC104との接続点123には、キャパシタC102の一端が接続されており、受電コイルL102とキャパシタC106との接続点124には、キャパシタC102の他端が接続されている。
負荷変調回路115は、受電側コイル周辺部113bと整流回路132の間に挿入されており、通信の実行に用いられる。また整流回路132は、受電側コイル周辺部113bから送られてきた交流電力を直流電力に変換する。このようにして得られる直流電力は、例えば、二次電池(不図示)に充電され、受信装置112を有した電気機器において利用される。
ワイヤレス給電システム1は、電磁誘導方式の電力伝送により、給電装置111から受電装置112への無線給電を行うように構成されている。
給電装置111から受電装置112への無線給電を行わせる際には、給電コイルL101と受電コイルL102が向き合うように、給電装置111と受電装置112が予め位置決めされる。このように位置決めされた状態では、図1に示すように、給電側コイル周辺部113aと受電側コイル周辺部113bにより、コイル周辺部113が形成される。
このときインバータ回路114により生成された交流電力は、各キャパシタ(C103、C105)を介して、第1のLC並列共振器X1の両端に印加される。これにより給電コイルL101は、インバータ回路114からの供給電力によって電流が流れ、交流磁場を発生させる。
そして受電コイルL102は、給電コイルL101が発生させる交流磁場によって(つまり電磁誘導によって)起電力が生じ、交流電力を発生させる。すなわち給電コイルL101から受電コイルL102へ、相互誘導磁界結合により電力が伝達される。受電コイルL102が発生させた交流電力は、各キャパシタ(C104、C106)を介して、整流回路132へ送出される。このようにして、給電装置111から受電装置112への無線給電が実現される。
ここでコイル周辺部113における各部の役割に着目すると、給電コイルL101とキャパシタC101は並列に設けられていることから、第1のLC並列共振器X1を形成している。また受電コイルL102とキャパシタC102は並列に設けられていることから、第2のLC並列共振器X2を形成している。なお第1のLC並列共振器X1の共振周波数は、第2のLC並列共振器X2の共振周波数と略一致するように設定される。
また各キャパシタ(C103〜C106)は、各LC並列共振器(X1、X2)の共振現象を損なわないように、各LC並列共振器(X1、X2)と他の回路の間に挿入され、これらの間の分離や整合を実現させる。なお第1のLC並列共振器X1の一端は、キャパシタC103を介してインバータ回路114に接続されており、第1のLC並列共振器X1の他端は、キャパシタC105を介してインバータ回路114に接続されている。また第2のLC並列共振器X2の一端は、キャパシタC104を介して整流回路132に接続されており、第2のLC並列共振器X2の他端は、キャパシタC106を介して整流回路132に接続されている。
ここで図2に、本実施形態のコイル周辺部113における入出力応答について、回路シミュレーションを行った結果の一例を示す。なおここでの回路定数については、L101=L102=24uH、C101=C102=0.033uF、C103=C104=C105=C106=0.02uFとした。その他のシミュレーション条件については、基本的に図8に関するシミュレーションの場合と同様である。
図2に示す計算結果を見ると、各LC並列共振器(X1、X2)の作用によって幾つかの周波数で共振現象が発生し、その周波数では透過特性S21が増大している。なおここでの共振周波数は、給電コイルL101と受電コイルL102の結合係数kに依存して変動している。
本実施形態の図2に示す例によれば、結合係数kが0.1という小さい値であっても、無線送電に対するフィルタ特性(以下、単に「フィルタ特性」とする)として、160kHz付近を通過帯域とするバンドパスフィルタの特性が得られる。そのため図2に示す例では従来の図8に示す例に比べて、結合係数kが0.1のときに、160kHz付近の電力の無線送電が非常に効率良く行われる。
すなわち図8に示す例の場合には、給電コイルと受電コイルが「結合係数k=0.1」となる程度に離れていると、給電コイルに与える交流電力の周波数をどのように設定しても良好なフィルタ特性が得られず、実用的な無線送電は極めて困難である。しかし図2に示す例の場合には、給電コイルL101と受電コイルL102が「結合係数k=0.1」となる程度に離れていても、給電コイルL101に与える交流電力の周波数を160kHz付近とすることにより良好なフィルタ特性が得られ、実用的な無線送電が可能となり得る。
また図2に示す例は、「結合係数kが0.1のときに、160kHz付近を通過帯域とするフィルタ特性が得られる」場合の例であり、そのため、「給電コイルに約160kHzの交流電力が加えられ、かつ、結合係数kが0.1となる状況でワイヤレス給電システムが使用される」場合に好適である。
但し得られるフィルタ特性は、各LC並列共振器(X1、X2)の特性(特に、各LC並列共振器におけるインダクタンスやキャパシタンスの値)を変えることにより、適切に調節しておくことが可能である。
例えば「給電コイルに約180kHzの交流電力が加えられ、かつ、結合係数kが0.2となる状況においてワイヤレス給電システムが使用される」場合には、「結合係数kが0.2のときに、180kHz付近を通過帯域とするフィルタ特性が得られる」ように、各LC並列共振器(X1、X2)の特性を調節しておけば良い。つまり各LC並列共振器(X1、X2)の特性は、給電コイルに加える交流電力の周波数、および、給電コイルと受電コイルの間の結合係数kを考慮して、適切なフィルタ特性が得られるように調節しておけば良い。
上述したように本実施形態のワイヤレス給電システム1によれば、給電コイルと受電コイルを用いてLC並列共振器のペアが構成される。そして各LC並列共振器(X1、X2)の共振現象を利用することにより、結合係数kが相当に小さい場合(主に、給電コイルと受電コイルが相当に離れている場合)であっても、実用的な無線送電の実現が容易である。
またワイヤレス給電システム1は、例えば、携帯型の電気機器とその充電器に好適である。この場合、当該電気機器は、受電装置112とこれにより充電される二次電池を備え、この二次電池に充電された電力を用いて駆動するように構成される。また当該充電器には、給電装置111が備えられる。
そして当該電気機器と充電器の使用形態は、例えば図9に示すように、机の裏側に設置された充電器から机の表側に置かれた電気機器(例えばノート型PC)へ無線給電を行う形態とすることも可能である。一般的にこのような使用形態の場合には、給電コイルと受電コイルが相当に離れてしまうが、本実施形態のワイヤレス給電システム1によれば実用的な無線給電が実現され得る。
2.第2実施形態
次に第2実施形態について説明する。なお第2実施形態は、インバータ回路の構成に関する部分を除き、基本的に第1実施形態と同様である。以下の説明では、第1実施形態と異なる部分の説明に重点をおき、共通する部分については説明を省略することがある。
図3は、第2実施形態に係るワイヤレス給電システム1の構成図である。図1に示すように、ワイヤレス給電システム1は給電装置111(ワイヤレス給電装置)と受電装置112(ワイヤレス受電装置)を有している。給電装置111は、直流電源部131、インバータ回路214、および給電側コイル周辺部113a等を備えている。
インバータ回路214は、複数のスイッチ素子(S5、S6)を有したハーフブリッジ構造のインバータ回路である。より具体的には、スイッチ素子S5の一端は直流電源部131に接続されており、スイッチ素子S6の一端は接地されている。またスイッチ素子S5およびS6の他端同士が接続されている。
なお給電側コイル周辺部113aの第1端T1は、スイッチ素子S5とスイッチ素子S6の接続点に接続されており、第2端T2は接地されている。インバータ回路214は、各スイッチ素子(S5、S6)のオン/オフ切替によって、直流電源部131から供給された直流電力を交流電力に変換し、給電側コイル周辺部113aへ供給する。
第2実施形態においても、第1実施形態の場合と同様に、給電装置111には第1のLC並列共振器X1が設けられており、受電装置には第2のLC並列共振器X2が設けられている。また第1のLC並列共振器X1の共振周波数は、第2のLC並列共振器X2の共振周波数とほぼ一致するように設定される。
第2実施形態のワイヤレス給電システム1によっても、給電コイルと受電コイルを用いてLC並列共振器のペアが構成される。そして各LC並列共振器(X1、X2)の共振現象を利用することにより、結合係数kが相当に小さい場合(主に、給電コイルと受電コイルが相当に離れている場合)であっても、実用的な無線送電の実現が容易である。
3.第3実施形態
電気回路の分野においては種々の目的を達成させるため、回路構成の変形が一般的に行われる。以上に説明したコイル周辺部についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲において回路構成の変形が許容され、このような変形が行われ得る。
コイル周辺部の回路構成を変形させた場合の本発明の実施形態の一例を、第3実施形態として以下に説明する。なお第3実施形態は、コイル周辺部の構成に関する部分を除き、基本的に第1実施形態と同様である。以下の説明では、第1実施形態と異なる部分の説明に重点をおき、共通する部分については説明を省略することがある。
第3実施形態では、給電コイルL101と受電コイルL102が向き合うように給電装置111と受電装置112が位置決めされると、給電側コイル周辺部313aと受電側コイル周辺部313bにより、図4に示す構成のコイル周辺部313が形成される。
給電側コイル周辺部313aは、第1端T1、第2端T2、給電コイルL101、および各キャパシタ(C101、C103、C307、C308)を有している。給電コイルL101の一端は、キャパシタC307とキャパシタC103を順に介して、第1端T1に接続されており、給電コイルL101の他端は、直接的に(キャパシタやインダクタを介さずに)、第2端T2に接続されている。
またキャパシタC307とキャパシタC103との接続点121には、キャパシタC101の一端が接続されており、給電コイルL101と第2端T2との接続点122には、キャパシタC101の他端が接続されている。また第1端T1は、キャパシタC308を介して第2端T2に接続されている。
受電側コイル周辺部313bは、第3端T3、第4端T4、受電コイルL102、各インダクタ(L303、L304)、および各キャパシタ(C102、C104)を有している。受電コイルL102の一端は、キャパシタC104とインダクタL304を順に介して、第3端T3に接続されており、給電コイルL101の他端は、直接的に(キャパシタやインダクタを介さずに)、第4端T4に接続されている。
また受電コイルL102とキャパシタC104との接続点123には、インダクタL303を介してキャパシタC102の一端が接続されており、受電コイルL102と第4端T4との接続点124には、キャパシタC102の他端が接続されている。
第3実施形態のコイル周辺部313においても、第1実施形態の場合と同様に、給電コイルL101とキャパシタC101によって第1のLC並列共振器が形成され、受電コイルL102とキャパシタC102によって第2のLC並列共振器が形成されている。但し第3実施形態のコイル周辺部313の回路構成は、第1実施形態のコイル周辺部113の回路構成に幾つかの変形を加えたものとなっている。
より具体的には、給電装置側では、給電コイルL101と直列に調整用のキャパシタC307が付加されており、受電装置側では、キャパシタC102と直列に調整用のインダクタL303が付加されている。このように調整用の直列素子を付加する変形は、元の素子のインピーダンス周波数変化をキャンセルさせて疑似的に広帯域化させる効果のあることが知られており、一般的に行われ得るものである。
また各LC並列共振器の計4個の端部(121〜124)のうち、2個の端部(121、123)は、第1実施形態と同様に、直列キャパシタ(C103、C104)を介して外部に接続されているが、他の2個の端部(122、124)については直列キャパシタの設置が省略され、直接的に外部に接続されている。
通常は、第1実施形態のように、4個の端部(121〜124)の全てに対して直列キャパシタを設ける場合に、各LC並列共振器による共振現象が最も鋭くなる。しかし第3実施形態のように、共振現象の鋭さをある程度犠牲にして直列キャパシタの一部を省略する変形は、一般的に行われ得るものである。
またコイル周辺部313の最外部には、調整用の並列キャパシタC308と直列インダクタL304が付加されている。このように主要回路ブロックの最外部において、並列或いは直列にキャパシタやインダクタを付加する変形は、インピーダンス整合等の目的で一般的に行われ得るものである。
なお上述した通りの変形を加えているため、第3実施形態のコイル周辺部313は、広い周波数範囲で見れば、第1実施形態のコイル周辺部113とは異なる挙動を示す。しかし着目する狭い周波数範囲に限って見れば、これらは実質的にはほぼ同じ回路構成と見なすことができ、ほぼ同等の挙動を示すことになる。
4.その他
以上に説明した通り各実施形態のワイヤレス給電システム1は、受電コイルL102を有した受電装置112と、給電コイルL101を有しており、受電装置112に対して、給電コイルL101と受電コイルL102を用いた電磁誘導方式による無線給電を行う給電装置111と、を有している。
給電装置111は、給電コイルL101、および、給電コイルL101と並列に設けられたキャパシタC101により形成される、第1のLC並列共振部X1を有している。また受電装置112は、受電コイルL102、および、受電コイルL102と並列に設けられたキャパシタC102により形成される、第2のLC並列共振部X2を有している。
そのためワイヤレス給電システム1によれば、電磁誘導方式の無線送電を行うものでありながら、長距離の無線給電の実現が容易となっている。例えば、各LC並列共振部(X1、X2)の共振周波数が略一致するようにしつつ、給電コイルに与える交流電力の周波数や結合係数kなどに応じて各LC並列共振部(X1、X2)の特性を調節することにより、長距離の無線給電が実現される。
このようにワイヤレス給電システム1は、給電コイルと受電コイルの周辺の回路に共振構造を取り入れることにより、長距離の無線送電を実現させる。これらのコイル間の結合係数kが小さい領域でも、当該共振構造の助けによって強い結合が実現し、これによって無線送電が可能になる。
なお第1のLC並列共振部X1と第2のLC並列共振部X2の共振周波数は、より良好なフィルタ特性を得る観点等から、通常は一致していることが望ましい。但しこれらの共振周波数は必ずしも完全に一致している必要は無く、所望のフィルタ特性が得られる範囲で、ある程度の誤差があっても構わない。
また、共振構造を採用したワイヤレス給電回路の方式としては磁界共鳴方式が知られているが、この方式を適用する場合にはいわゆる分布定数回路が採用されるため、製品の小型化や設計が困難になるという欠点がある。これに対し本発明によれば、いわゆる集中定数回路により、小型で簡単かつ低コストでの回路実現が容易である。
また本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、電磁誘導方式のワイヤレス給電システム等に利用可能である。
1 ワイヤレス給電システム
111 給電装置(ワイヤレス給電装置)
112 受電装置(ワイヤレス受電装置)
113 コイル周辺部
113a 給電側コイル周辺部
113b 受電側コイル周辺部
114 インバータ回路
115 負荷変調回路
131 直流電源部
132 整流回路
214 インバータ回路
313 コイル周辺部
313a 給電側コイル周辺部
313b 受電側コイル周辺部
S1〜S6 スイッチ素子
L101 給電コイル
L102 受電コイル
L303、L304 インダクタ
C101 キャパシタ(第1キャパシタ)
C102 キャパシタ(第2キャパシタ)
C103〜C106 キャパシタ
C307、C308 キャパシタ
X1 第1のLC並列共振器
X2 第2のLC並列共振器

Claims (8)

  1. 受電コイルを有したワイヤレス受電装置と、
    給電コイルを有しており、前記ワイヤレス受電装置に対して、前記給電コイルと前記受電コイルを用いた電磁誘導方式により無線給電を行うワイヤレス給電装置と、
    を有するワイヤレス給電システムであって、
    前記ワイヤレス給電装置は、
    前記給電コイル、および、該給電コイルと並列に設けられた第1キャパシタにより形成される、第1のLC並列共振部を有し、
    前記ワイヤレス受電装置は、
    前記受電コイル、および、該受電コイルと並列に設けられた第2キャパシタにより形成される、第2のLC並列共振部を有することを特徴とするワイヤレス給電システム。
  2. 第1のLC並列共振部と第2のLC並列共振部は、共振周波数が略一致するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス給電システム。
  3. 前記ワイヤレス給電装置は、
    直流電力を交流電力に変換して前記給電コイルに送出するインバータ回路を有し、
    第1のLC並列共振部の少なくとも一端が、キャパシタを介して前記インバータ回路に接続されていることを特徴とする請求項2に記載のワイヤレス給電システム。
  4. 第1のLC並列共振部の両端が、キャパシタを介して前記インバータ回路に接続されていることを特徴とする請求項3に記載のワイヤレス給電システム。
  5. 前記ワイヤレス受電装置は、
    前記受電コイルから受取る交流電力を直流電力に変換する整流回路を有し、
    第2のLC並列共振部の少なくとも一端が、キャパシタを介して前記整流回路に接続されていることを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載のワイヤレス給電システム。
  6. 第2のLC並列共振部の両端が、キャパシタを介して前記整流回路に接続されていることを特徴とする請求項5に記載のワイヤレス給電システム。
  7. 給電コイルを有しており、受電コイルを有したワイヤレス受電装置に対して、前記給電コイルと前記受電コイルを用いた電磁誘導方式により無線給電を行うワイヤレス給電装置であって、
    前記給電コイル、および、該給電コイルと並列に設けられたキャパシタにより形成される、LC並列共振部を有することを特徴とするワイヤレス給電装置。
  8. 受電コイルを有しており、給電コイルを有したワイヤレス給電装置から、前記給電コイルと前記受電コイルを用いた電磁誘導方式による無線給電を受けるワイヤレス受電装置であって、
    前記受電コイル、および、該受電コイルと並列に設けられたキャパシタにより形成される、LC並列共振部を有することを特徴とするワイヤレス受電装置。
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