JP2014033377A - Antenna duplexer - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、主として移動体通信機器等において使用されるアンテナ共用器に関するものである。 The present invention relates to an antenna duplexer mainly used in mobile communication devices and the like.
UMTS(UNIVERSAL MOBILE TELECOMMUNICATIONS SYSTEM)で規定されるBandIとBandXの2バンドを共用するアンテナ共用器が求められている。 There is a need for an antenna duplexer that shares two bands, Band I and Band X, defined by UMTS (UNIVERSAL MOBILE TELECOMMUNICATIONS SYSTEM).
BandIとBandXを共用する従来のアンテナ共用器200を図10に、従来のアンテナ共用器210を図11に示す。図10は従来のアンテナ共用器200の回路図、図11は従来のアンテナ共用器210の回路図である。図10、11において、従来のアンテナ共用器200、210は、BandIの送信周波数1920〜1980MHzを通過帯域とする第1の送信フィルタ202と、BandXの送信周波数1710〜1770MHzを通過帯域とする第2の送信フィルタ203と、BandIとBandXの共通の受信周波数2110〜2170MHzを通過帯域とする受信フィルタ204を有する。
A
従来のアンテナ共用器200において、第1の送信フィルタ202はアンテナ端子201と第1の送信端子205の間に接続され、第2の送信フィルタ203はアンテナ端子201と第2の送信端子206の間に接続され、受信フィルタ204はアンテナ端子201と受信端子207の間に接続され、アンテナ端子201側において第1の送信フィルタ202と第2の送信フィルタ203と受信フィルタ204は共通接続され、移相回路208を接続した構成をしていた。
In the
従来のアンテナ共用器210において、第1の送信フィルタ202と第2の送信フィルタ203はアンテナ端子201と送信端子211の間に並列接続され、受信フィルタ204はアンテナ端子201と受信端子207の間に接続され、アンテナ端子201側において第1の送信フィルタ202と第2の送信フィルタ203と受信フィルタ204は共通接続され、移相回路208を接続した構成を有し、送信端子211側において第1の送信フィルタ202と第2の送信フィルタ203は共通接続され、移相回路212を接続した構成を有していた。
In the
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
As prior art document information relating to the invention of this application, for example,
しかしながら、上記従来のアンテナ共用器200を無線装置に用いた場合、第1の送信端子205と第2の送信端子206に対応する2つの送信回路(図示せず)が必要であった。また、上記従来のアンテナ共用器210を用いた場合、送信端子211に接続する無線装置側の送信回路(図示せず)は1つでよいが、図11に示すように、異なる通過帯域の第1と第2の送信フィルタ202、203を共通接続するために互いの送信フィルタが他方の送信フィルタの通過帯域において高インピーダンスとなるように位相を合わせるための移相器212を必要とした。したがって従来のアンテナ共用器210では移相器212が必要になることでデバイスが大型化し、コストアップしていた。また、従来のアンテナ共用器210では、移相器212にも損失が存在するため、挿入損失も増加してしまうという課題があった。
However, when the
本発明は、1つの送信端子で動作し、送信端子側の移相回路が不要で、挿入損失の小さなアンテナ共用器を提供するものである。 The present invention provides an antenna duplexer that operates with one transmission terminal, does not require a phase shift circuit on the transmission terminal side, and has a small insertion loss.
上記課題を解決するために、本発明は、第1の通過帯域と第2の通過帯域を有する第1のフィルタと、第3の通過帯域を有する第2のフィルタを有するアンテナ共用器であって、前記第1のフィルタと前記第2のフィルタはアンテナ端子に共通接続された構成としたものである。 In order to solve the above problems, the present invention is an antenna duplexer having a first filter having a first passband and a second passband, and a second filter having a third passband. The first filter and the second filter are commonly connected to an antenna terminal.
このような構成としたことで、本発明は、送信帯域が2つの通過帯域を有するアンテナ共用器において、1つの送信端子で動作するため、送信端子に接続する送信回路が1つでよく、無線装置を簡素化できる。また、本発明は、送信端子側において移相回路が不要であるため、小型で挿入損失の小さなアンテナ共用器を得ることができるという優れた効果を有する。 With this configuration, the present invention operates with one transmission terminal in an antenna duplexer having two passbands in the transmission band. Therefore, only one transmission circuit may be connected to the transmission terminal, and wireless communication is possible. The device can be simplified. In addition, since the present invention does not require a phase shift circuit on the transmission terminal side, it has an excellent effect that it is possible to obtain a small antenna duplexer with low insertion loss.
以下、本発明の実施の形態における弾性波装置について図面を参照して説明する。 Hereinafter, an elastic wave device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器100の回路図である。
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a circuit diagram of an
図1において、アンテナ共用器100は、送信フィルタ102と受信フィルタ103を具備する。送信フィルタ102はアンテナ端子101と送信端子104に接続されている。受信フィルタ103はアンテナ端子101と受信端子105に接続されている。送信フィルタ102と受信フィルタ103はアンテナ端子101側で共通接続され、移相回路106に接続されている。
In FIG. 1, the
図2は、アンテナ共用器100の送信帯域および受信帯域であるBandIとBandXの送信帯域と受信帯域の周波数帯域を示す図である。
FIG. 2 is a diagram illustrating the frequency bands of the transmission band and the reception band of Band I and Band X, which are the transmission band and the reception band of the
図2において、第1の通過帯域21はBandIの送信帯域1920〜1980MHzであり、第2の通過帯域22はBandXの送信帯域1710〜1770MHzであり、第3の通過帯域23はBandIとBandXの共通した受信帯域2110〜2170MHzである。第1の阻止帯域31は、第1の通過帯域21の高域側の帯域外である。第2の阻止帯域32は、第1の通過帯域21の低域側の帯域外で、かつ、第2の通過帯域22の高域側の帯域外である。第3の阻止帯域33は、第2の通過帯域22の低域側の帯域外である。なお、前記第1〜第3の阻止帯域31、32、33は本発明のアンテナ共用器の送信フィルタの特性ならびに構成を説明するために便宜上定義するものである。
In FIG. 2, the
アンテナ共用器100において、送信フィルタ102は、第1の通過帯域21と第2の通過帯域22を通過帯域とし、第3の通過帯域23を減衰させるフィルタとして動作する。受信フィルタ103は、第3の通過帯域23を通過帯域とし、第1の通過帯域21と第2の通過帯域22を減衰させるフィルタとして動作する。
In the
このような構成とすることで、BandIとBandXを共用できるアンテナ共用器100が得られる。このように、本発明のアンテナ共用器100は、2つの送信帯域を有し、送信端子が1つで動作するため、送信回路が1つでよく、無線装置を簡素化できる。
By setting it as such a structure, the
また、本発明のアンテナ共用器100は、送信端子側に移相回路が不要であるため、この位相回路による損失が発生せず、これによって、挿入損失の小さなアンテナ共用器を実現できる。
Further, since the
図3は本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器100において、送信フィルタ102の構成をより詳細に示した回路図である。
FIG. 3 is a circuit diagram showing in more detail the configuration of
図3に示すように、送信フィルタ102は、アンテナ端子101と送信端子104を結ぶ信号ラインに直列に4つの直列腕共振部5を有し、信号ラインとアースを結ぶ4つのラインのそれぞれに直列に並列腕共振部6を有する。
As shown in FIG. 3, the
図3に示すように、それぞれの直列腕共振部5は、第1の共振子1と第2の共振子2を直列に接続して構成し、それぞれの並列腕共振部6は、第3の共振子3と第4の共振子4を直列に接続して構成したものである。ここで、第1〜第4の共振子1〜4は弾性表面波共振子からなる。
As shown in FIG. 3, each series
受信フィルタ103は1個の弾性表面波共振子(図示せず)と1個の縦結合型フィルタ(図示せず)を直列に接続して構成したものである。
The
送信フィルタ102において、4つの第1の共振子1は、共振周波数を1950MHz程度、反共振周波数を2020MHz程度にしたものであり、4つの第2の共振子2は、共振周波数を1740MHz程度、反共振周波数を1800MHz程度にしたものである。このように設計することにより、それぞれの直列腕共振部5は、第1の共振子1と第2の共振子2に対応する2つの共振周波数(1950MHzと1740MHz)と2つの反共振周波数(2020MHzと1800MHz)を有する。
In the
送信フィルタ102において、4つの第3の共振子3は、共振周波数を1860MHz程度、反共振周波数を1950MHz程度としたものであり、4つの第4の共振子4は、共振周波数を1680MHz程度、反共振周波数を1740MHz程度としたものである。このように設計することにより、それぞれの並列腕共振部6は、第3の共振子3と第4の共振子4に対応する2つの共振周波数(1860MHzと1680MHz)と2つの反共振周波数(1950MHzと1740MHz)を有する。
In the
そして、4つの直列腕共振部5と4つの並列腕共振部6をラダー型に接続したことにより、送信フィルタ102は、1950MHz近辺を中心周波数とするバンドパスフィルタと1740MHz近辺を中心周波数とするバンドパスフィルタとして機能し、通過帯域を2つ有するフィルタ特性を有する。このように1つの送信フィルタ102で2つの通過帯域を有する回路構成にすることで、通過帯域の異なる2つのフィルタを並列接続する場合に比べ、送信端子側の移相回路が不要になるばかりではなく、送信端子側の移相回路による損失もなくなり高性能化できるという効果がある。また、直列腕共振部5と並列腕共振部6は2つの共振子が直列に接続されている構成であるため、アンテナ共用器100の送信フィルタに求められる耐電力性も高くなるという効果を併せ持つ。
By connecting the four series
以上のように構成されたアンテナ共用器100は、送信帯域が2つの通過帯域を有するアンテナ共用器において、送信端子104側において移相回路を用いることなく送信端子が1つで動作し、かつ挿入損失の小さなアンテナ共用器を得ることができる。
The
なお、図3で示した回路において、4つの並列腕共振部6のうち3つは第1のアース107に共通接続したものである。このように3つ以上の並列腕共振部6を共通接続することで送信フィルタ102の阻止帯域である第3の通過帯域23における減衰量を大きくすることができる。さらに、並列腕共振部6のうち1つの並列腕共振部6を第1のアース107とは電気的に直接接続されていない第2のアース108に接続することで、送信周波数の2倍または3倍の周波数に相当する高周波領域での減衰特性を大きく取ることができる。
In the circuit shown in FIG. 3, three of the four parallel
本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器100の電気特性を図4、図5、図6に示す。
The electrical characteristics of the
図4は本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器の送信端子104からアンテナ端子101への通過特性である送信特性を示す図である。図4において横軸は周波数であり、縦軸は通過特性を示している。図4からわかるようにBandIの送信帯域である第1の通過帯域21とBandXの送信帯域である第2の通過帯域22において挿入損失は低く、BandIとBandXの共通の受信帯域である通過帯域23において高減衰な特性を有していることがわかる。
FIG. 4 is a diagram showing transmission characteristics that are pass characteristics from the
並列腕共振部6を構成する共振子のうち相対的に周波数の高い第3の共振子3の共振周波数(1860MHz)を、直列腕共振部5を構成する共振子のうち相対的に周波数の低い第2の共振子2の反共振周波数(1800MHz)より高く設定することにより、BandIの送信帯域である第1の通過帯域21とBandXの送信帯域である第2の通過帯域22の間の周波数において良好な減衰特性が得られている。特に1800MHzから1860MHzの間では30dB以上の減衰帯域となっている。このように、第1の通過帯域21と第2の通過帯域22の間に減衰帯域を形成することで、不要な信号の放射を低減することができる。
The resonance frequency (1860 MHz) of the
図5は本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器のアンテナ端子101から受信端子105への通過特性を示した図である。図5からわかるようにBandIとBandXの共通の受信帯域である第3の通過帯域23において挿入損失は低く、BandIの送信帯域である第1の通過帯域21とBandXの送信帯域である第2の通過帯域22において高減衰な特性を有している。受信フィルタ103はラダーフィルタで構成することも可能であるが、低損失で通過させるべき第3の通過帯域23と減衰を多くとる必要のある第2の通過帯域22は周波数が非常に離れているため、図5に示すような良好な減衰特性を得るためには縦結合型フィルタと共振器が直列または並列に組み合わされた構成が望ましい。
FIG. 5 is a diagram showing pass characteristics from the
図6は本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器の送信端子104から受信端子105への通過特性を示した図である。図6からわかるようにBandIとBandXの共通の受信帯域である第3の通過帯域23とBandIの送信帯域である第1の通過帯域21とBandXの送信帯域である第2の通過帯域22とにおいて高減衰な特性を有しており、送信端子104と受信端子105の間で優れたアイソレーション特性を有していることがわかる。
FIG. 6 is a diagram showing pass characteristics from the
なお、本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器100において、アンテナ端子101側に接続した移相回路106はインダクタをアンテナ端子101とアース109間にシャント接続した構成を有していたが、これに限るものではなく、例えば受信フィルタ103とアンテナ端子101間にインダクタまたはストリップラインまたはマイクロストリップラインを直列に接続して構成してもよい。
In the
また、本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器100において、第1〜4の共振子4は弾性表面波共振子を用いて構成したが、境界波やバルク波などの弾性波を用いた共振子を用いても同様の効果を有する。
In the
また、本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器100において、第1の共振子1は共振周波数を一律に1950MHz程度、反共振周波数を一律に2020MHz程度とし、第2の共振子2は共振周波数を一律に1740MHz程度、反共振周波数を一律に1800MHz程度とし、第3の共振子3は、共振周波数を一律に1860MHz程度、反共振周波数を一律に1950MHz程度とし、第4の共振子4は、共振周波数を一律に1680MHz程度、反共振周波数を一律に1740MHz程度としたが、第1〜4の共振子1〜4の共振周波数および反共振周波数は、所定の範囲内で異ならせることも可能である。
In the
すなわち、それぞれの第1の共振子1は、第1の通過帯域21内に共振周波数を有し、第1の阻止帯域31内に反共振周波数を有するように構成すればよい。それぞれの第2の共振子2は、第2の通過帯域22内に共振周波数を有し、第2の阻止帯域32内に反共振周波数を有するように構成すればよい。それぞれの第3の共振子3は、第2の阻止帯域32内に共振周波数を有し、第1の通過帯域21内に反共振周波数を有するように構成すればよい。それぞれの第4の共振子4は、第3の阻止帯域33内に共振周波数を有し、第2の通過帯域22内に反共振周波数を有するように構成すればよい。第1〜4の共振子1〜4の共振周波数と反共振周波数をこのような範囲内に設定することによって、送信フィルタ102は、第1と第2の通過帯域21、22を通過帯域とし、第1〜第3の阻止帯域31、32、33を阻止帯域とする特性を持たせることが可能になる。
That is, each
そして、第1〜4の共振子1〜4の共振周波数と反共振周波数を上記の範囲内で異ならせることにより、挿入損失、減衰特性、マッチングなどの特性を最適化することができる。特にアンテナ端子101に最も近い第1の共振子1の共振周波数および反共振周波数を、他の第1の共振子1の共振周波数および反共振周波数より高く設定することで、受信フィルタ103の通過帯域23における送信フィルタ102のインピーダンスを高くすることができ、その結果として受信フィルタ103の挿入損失を低くできる。また、アンテナ端子101に最も近い直列腕共振部5において、第1の共振子1をアンテナ端子101側に配置することにより、受信フィルタの通過帯域23における送信フィルタのインピーダンスを高くするこができ、受信フィルタ103の挿入損失を低くできる。
Then, by making the resonance frequency and antiresonance frequency of the first to
以下、本発明の実施の形態2〜3において、第1の共振子1は、第1の通過帯域21内に共振周波数を有し、第1の阻止帯域31内に反共振周波数を有する共振子であり、それぞれの第1の共振子1はこの範囲内において異なる値を取り得るものとする。第2の共振子2は、第2の通過帯域22内に共振周波数を有し、第2の阻止帯域32内に反共振周波数を有する共振子であり、それぞれの第2の共振子2はこの範囲内において異なる値を取り得るものとする。第3の共振子3は、第2の阻止帯域32内に共振周波数を有し、第1の通過帯域21内に反共振周波数を有する共振子であり、それぞれの第3の共振子3はこの範囲内において異なる値を取り得るものとする。第4の共振子4は、第3の阻止帯域33内に共振周波数を有し、第2の通過帯域22内に反共振周波数を有する共振子であり、それぞれの第4の共振子4はこの範囲内において異なる値を取り得るものとする。
Hereinafter, in the second to third embodiments of the present invention, the
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2におけるアンテナ共用器300を示す回路図である。図3で示した本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器100と同じ構成要素については同一番号を付しており、その説明は省略する。
(Embodiment 2)
FIG. 7 is a circuit diagram showing
本発明の実施の形態2におけるアンテナ共用器300が、本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器100と異なる点は、送信フィルタ302を構成する一部の直列腕共振部および並列腕共振部において、3つの共振子を直列接続した構成とした点である。このような構成とすることで送信フィルタ302の耐電力性を高めることができる。
The
具体的には図7において、直列腕共振部7は、2個の第1の共振子1と1つの第2の共振子2を直列に接続した構成としたものである。直列腕共振部8は、1つの第1の共振子1と2つの第2の共振子2を直列に接続した構成としたものである。並列腕共振部9は、2個の第3の共振子3と1つの第4の共振子4を直列に接続した構成としたものである。並列腕共振部10は、1つの第3の共振子3と2つの第4の共振子4を直列に接続した構成としたものである。
Specifically, in FIG. 7, the series
直列腕共振部7において、2つの第1の共振子1を直列接続したことにより、その合成容量は1つの場合に比べて半分程度になる。直列腕共振部8において、2つの第2の共振子2を直列接続したことにより、その合成容量は1つの場合と比べて半分程度になる。このように直列腕共振部7と直列腕共振部8の間で第1と第2の共振子1、2を割り振りすることにより、所望のフィルタ特性が得られるとともに素子数を大幅に増やすことなく耐電力性を高めることができた。また、受信フィルタ103の通過帯域に対応する第3の通過帯域23の減衰量を必要量確保しつつ、第1の通過帯域21における挿入損失と第2の通過帯域22における挿入損失をバランスよく小さく設計できた。
By connecting the two
なお、素子の大型化を避けるという観点からは、直列腕共振部のうち、合成容量の最も小さい直列腕共振部を3つの共振子を直列接続した構成とすることが望ましく、また、合成容量が最も小さい直列腕共振部は、直列腕共振部の中で最もアンテナ端子に近いところに設けることが望ましい。 From the viewpoint of avoiding the increase in the size of the element, it is desirable that the series arm resonance unit having the smallest combined capacitance among the series arm resonance units is configured by connecting three resonators in series. It is desirable that the smallest series arm resonance part is provided in the series arm resonance part closest to the antenna terminal.
並列腕共振部9において、2つの第3の共振子3を直列接続したことにより、その合成容量は1つの場合と比較して半分程度になる。並列腕共振部10において、2つの第4の共振子4を直列接続したことにより、その合成容量は1つの場合と比較して半分程度になる。このような構成とすることで、素子数を大きく増やすことなく所望のフィルタ特性が得られるとともに耐電力性を高めることができる。また、受信フィルタ103の通過帯域に対応する第3の通過帯域23の減衰量を必要量確保しつつ、第1の通過帯域21における挿入損失と第2の通過帯域22における挿入損失をバランスよく小さく設計することが可能になる。
By connecting the two
(実施の形態3)
図8は本発明の実施の形態3におけるアンテナ共用器400を示す回路図である。上述の本発明の実施の形態1および2と同じ構成要素は同一の番号を付与しており、説明は省略する。
(Embodiment 3)
FIG. 8 is a circuit diagram showing
本発明の実施の形態3におけるアンテナ共用器400が、本発明の実施の形態2のアンテナ共用器300と異なる点は、送信フィルタ402の送信端子104に最も近い並列腕共振部11を2つの第3の共振子3を直列に接続して構成した点である。このような構成にすることにより、BandIの送信帯域に対応する第1の通過帯域21における挿入損失を低くしながら、BandIとBandXの共通の受信帯域に対応する第3の通過帯域23の減衰をより大きく取ることができる。
The
実施の形態3における他のアンテナ共用器500の回路図を図9に示す。実施の形態3における他のアンテナ共用器500は、図9に示すように、送信フィルタ502において、アンテナ端子101に最も近い並列腕共振部12を2つの第3の共振子3を直列に接続して構成したものである。このように構成したことにより、実施の形態3における他のアンテナ共用器500は、BandIの送信帯域に対応する第1の通過帯域21における挿入損失を低くしながら、BandIとBandXの共通の受信帯域に対応する第3の通過帯域23の減衰をより大きく取ることができる。
FIG. 9 shows a circuit diagram of another
また、送信フィルタの直列腕共振部についても同様に、2つの第1の共振子1を直列に接続した構成で、送信端子に最も近いまたはアンテナ端子に最も近い直列腕共振部を置き換えてもBandIの送信帯域に対応する第1の通過帯域21における挿入損失を低くしながら、BandIとBandXの共通の受信帯域に対応する第3の通過帯域23の減衰をより大きく取ることができる。
Similarly, the serial arm resonance unit of the transmission filter has a configuration in which two
弾性表面波を用いて本発明の実施の形態1乃至3のアンテナ共用器を構成する場合、同一圧電基板上に送信フィルタと受信フィルタを構成することができる。 When the antenna duplexer according to the first to third embodiments of the present invention is configured using a surface acoustic wave, a transmission filter and a reception filter can be configured on the same piezoelectric substrate.
圧電基板としては、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウムなどを利用することができる。BandIとBandXの通過帯域を1つの通過帯域を有するフィルタで実現しようとすると電気機械結合係数k2が30%程度必要になるが、本発明の実施の形態1乃至3のアンテナ共用器では電気機械結合係数k2が8%以上であれば実現可能であり、特別な新しい材料を必要とせず、現状多用されている圧電基板を用いて実現することができる。 As the piezoelectric substrate, lithium tantalate, lithium niobate, or the like can be used. If the band I and Band X pass band is to be realized by a filter having one pass band, an electromechanical coupling coefficient k 2 of about 30% is required. In the antenna duplexer according to the first to third embodiments of the present invention, the electric machine This can be realized if the coupling coefficient k 2 is 8% or more, and does not require any special new material, and can be realized by using a piezoelectric substrate that is widely used at present.
本発明に係るアンテナ共用器は、1つの送信端子で動作し、2つの異なる送信帯域を有する特徴を有し、携帯電話等の通信機器において有用となるものである。 The antenna duplexer according to the present invention operates with one transmission terminal, has two different transmission bands, and is useful in communication devices such as mobile phones.
1、2、3、4 共振子
5、7、8 直列腕共振部
6、9、10、11、12 並列腕共振部
101 アンテナ端子
102、302、402、502 送信フィルタ
103 受信フィルタ
104 送信端子
105 受信端子
106 移相回路
1, 2, 3, 4
Claims (12)
第3の通過帯域を有する第2のフィルタを有するアンテナ共用器であって、
前記第1のフィルタと前記第2のフィルタはアンテナ端子に共通接続されていることを特徴とするアンテナ共用器。 A first filter having a first passband and a second passband;
An antenna duplexer having a second filter having a third passband,
The antenna duplexer, wherein the first filter and the second filter are commonly connected to an antenna terminal.
前記直列腕共振部のうち少なくとも1つは共振周波数fr1と反共振周波数fa1を有する第1の共振子と、共振周波数fr2と反共振周波数fa2を有する第2の共振子とが直列接続されて構成され、
前記並列腕共振部の少なくとも1つは共振周波数fr3と反共振周波数fa3を有する第3の共振子と、共振周波数fr4と反共振周波数fa4を有する第4の共振子とが直列に接続されて構成されており、前記fr1と前記fa1と前記fr2と前記fa2と前記fr3と前記fa3と前記fr4と前記fa4の周波数関係が
fr2<fa2<fr1<fa1、
fr4<fa4<fr3<fa3、
fr3<fr1、
fa3<fa1、
fr4<fr2、かつ
fa4<fa2
であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ共用器。 The first filter is a ladder filter in which a plurality of series arm resonance units are connected to a signal line connecting a signal terminal and the antenna terminal, and a plurality of parallel arm resonance units are connected between the signal line and the ground. ,
At least one of the series arm resonance units is configured by connecting a first resonator having a resonance frequency fr1 and an anti-resonance frequency fa1, and a second resonator having a resonance frequency fr2 and an anti-resonance frequency fa2. And
At least one of the parallel arm resonating portions is configured by connecting a third resonator having a resonance frequency fr3 and an antiresonance frequency fa3 and a fourth resonator having a resonance frequency fr4 and an antiresonance frequency fa4 connected in series. The frequency relationship between the fr1, the fa1, the fr2, the fa2, the fr3, the fa3, the fr4, and the fa4 is fr2 <fa2 <fr1 <fa1,
fr4 <fa4 <fr3 <fa3,
fr3 <fr1,
fa3 <fa1,
fr4 <fr2 and fa4 <fa2
The antenna duplexer according to claim 1, wherein:
fa2<fr3
であることを特徴とする請求項2記載のアンテナ共用器。 The frequency relationship between the fa2 and the fr3 is fa2 <fr3
The antenna duplexer according to claim 2, wherein:
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