JP2014033246A - 告知放送受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】当該告知放送受信機に設定されている周波数とは異なる周波数を新たに追加することが可能となる、告知放送受信機を提供すること。
【解決手段】告知放送受信機1は、告知放送の周波数を特定する周波数特定情報を記憶する周波数テーブル19aと、所定の周波数帯域を走査する走査部15と、走査部15にて走査された所定の周波数帯域内の周波数に対応する告知放送信号を無線受信する無線受信部10と、走査部15にて所定の周波数帯域を走査させながら、無線受信部10にて告知放送信号が無線受信されたか否かを判定し、当該無線受信部10にて告知放送信号が無線受信されたと判定した場合に、当該告知放送信号に対応する周波数を、周波数特定情報として周波数テーブル19aに記憶させる制御部18と、周波数テーブル19aに記憶された周波数特定情報に基づいて、放送の対象になる周波数を選択するチャンネル選択スイッチ16a〜16aとを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、告知放送を受信する告知放送受信機に関する。
センターから複数の住戸に対して各種の告知放送を行うための告知放送システムが普及している。この告知放送システムは、概略的に、センター側に配置したセンター装置と、各住戸内に設置した受信機とを、CATV等の伝送線路を介して相互に接続して構成されている。そして、地域のイベント開催又はFMラジオ放送等の一般放送や、火災や地震等の災害が発生した時の緊急放送を行う際、センター装置は告知放送信号を伝送線路を介して送信し、この告知放送信号を受信機が受信して、告知放送をスピーカにて音声出力する(例えば、特許文献1参照)。
また、近年では、上述した告知放送システムによる告知放送をFM無線を用いて行うことができるシステムも考えられている。このシステムは、概略的に、コミュニティFM局等に設けられた無線送信機と、各住戸内に設置した受信機とを備えて構成されている。ここで、この受信機においては、この受信機が無線送信機から所定の周波数で無線送信される告知放送信号を受信できるように、この所定の周波数があらかじめ設定されている。そして、火災や地震が発生した時に、無線送信機は、上記所定の周波数で告知放送信号を無線送信し、受信機は、この告知放送信号を無線受信して、告知放送をスピーカにて大音量で音声出力する。
特開2012−008287号公報
しかしながら、上述した受信機においては、使用性に関して改善の余地があった。例えば、上述したように、受信機には、無線送信機から無線送信される告知放送信号に対応する周波数を特定する周波数があらかじめ設定されているものの、この設定された周波数とは異なる周波数を新たに追加することができなかった。そのため、例えば、新規にコミュニティFMが立ち上がった場合に、受信機は、このコミュニティFMから無線送信される告知放送信号を受信することができず、新たな告知放送を出力することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、当該告知放送受信機に設定されている周波数とは異なる周波数を新たに追加することが可能となる、告知放送受信機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の告知放送受信機は、送信手段から無線送信された告知放送信号を受信して告知放送を行う告知放送受信機であって、前記告知放送の周波数を特定する周波数特定情報を記憶する記憶手段と、所定の周波数帯域を走査する走査手段と、前記走査手段にて走査された前記所定の周波数帯域内の周波数に対応する前記告知放送信号を無線受信する無線受信手段と、前記走査手段にて前記所定の周波数帯域を走査させながら、前記無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信されたか否かを判定し、当該無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信されたと判定した場合に、当該告知放送信号に対応する周波数を、前記周波数特定情報として前記記憶手段に記憶させる制御手段と、前記記憶手段に記憶された前記周波数特定情報に基づいて、放送の対象になる周波数を選択する選択手段とを備えている。
また、請求項2に記載の告知放送受信機は、請求項1に記載の告知放送受信機において、前記制御手段は、前記走査手段を間欠的に動作させ、前記走査手段の動作中に、前記無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信されたか否かを判定し、当該無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信されたと判定した場合に、当該告知放送信号に対応する周波数を、前記周波数特定情報として前記記憶手段に記憶させる。
また、請求項3に記載の告知放送受信機は、請求項1に記載の告知放送受信機において、当該告知放送受信機に関する操作入力を受け付ける操作手段を備え、前記制御手段は、前記操作手段を介して所定の操作入力が受け付けられた場合に、前記走査手段を動作させ、前記走査手段の動作中に、前記無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信されたか否かを判定し、当該無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信されたと判定した場合において、前記操作手段を介して所定の操作入力が受け付けられた場合に、当該告知放送信号に対応する周波数を、前記周波数特定情報として前記記憶手段に記憶させる。
また、請求項4に記載の告知放送受信機は、請求項3に記載の告知放送受信機において、前記無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信された場合に、当該告知放送信号が無線受信された旨を表示する表示手段を備えている。
また、請求項5に記載の告知放送受信機は、請求項1から4のいずれか一項に記載の告知放送受信機において、前記制御手段は、前記無線受信手段にて無線受信された信号にDTMF信号又はテストDTMF信号が含まれているか否かを判定し、当該無線受信された信号にDTMF信号又はテストDTMF信号が含まれていると判定した場合に、当該無線受信された信号のレベルが所定値以上であるか否かを判定し、当該無線受信された信号のレベルが所定値以上であった場合に、前記無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信されたと判定する。
請求項1に記載の告知放送受信機によれば、制御手段は、走査手段にて所定の周波数帯域を走査させながら、無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信されたか否かを判定し、当該無線受信手段にて告知放送信号が無線受信されたと判定した場合に、当該告知放送信号に対応する周波数を、周波数特定情報として記憶手段に記憶させるので、記憶手段に記憶されている周波数とは異なる周波数を新たに追加することができる。これにより、新規にコミュニティFMが立ち上がった場合でも、このコミュニティFMから無線送信される告知放送信号を受信することができ、新たな告知放送を出力することができる。また、選択手段は、記憶手段に記憶された周波数特定情報に基づいて、放送の対象になる周波数を選択するので、例えば、ユーザが選択手段を介して所定操作を行うだけで、無線受信手段は、当該選択手段によって選択された周波数であって、上記新たに追加された周波数に対応する告知放送信号を無線受信することができ、当該無線受信した告知放送信号による告知放送を速やかに出力することができる。
また、請求項2に記載の告知放送受信機によれば、制御手段は、走査手段を間欠的に動作させ、走査手段の動作中に、無線受信手段にて告知放送信号が無線受信されたか否かを判定し、当該無線受信手段にて告知放送信号が無線受信されたと判定した場合に、当該告知放送信号に対応する周波数を、周波数特定情報として記憶手段に記憶させるので、この周波数特定情報を記憶手段に記憶させる手間を省くことができ、告知放送受信機の使用性を向上させることができる。
また、請求項3に記載の告知放送受信機によれば、制御手段は、操作手段を介して所定の操作入力が受け付けられた場合に、走査手段を動作させ、走査手段の動作中に、無線受信手段にて告知放送信号が無線受信されたか否かを判定し、当該無線受信手段にて告知放送信号が無線受信されたと判定した場合において、操作手段を介して所定の操作入力が受け付けられた場合に、当該告知放送信号に対応する周波数を、周波数特定情報として記憶手段に記憶させるので、状況に応じた周波数特定情報の記憶が可能となり、告知放送受信機の使用性を向上させることができる。
また、請求項4に記載の告知放送受信機によれば、表示手段は、無線受信手段にて告知放送信号が無線受信された場合に、当該告知放送信号が無線受信された旨を表示するので、ユーザは、告知放送信号を容易に識別することができ、例えば、告知放送信号に対応する周波数のみを、周波数特定情報として記憶手段に記憶することが可能となる。
また、請求項5に記載の告知放送受信機によれば、制御手段は、無線受信手段にて無線受信された信号にDTMF信号又はテストDTMF信号が含まれており、且つ、当該無線受信された信号のレベルが所定値以上である場合に、無線受信手段にて告知放送信号が無線受信されたと判定するので、例えば、告知放送信号に対応する周波数のみを、周波数特定情報として記憶手段に正確に記憶することが可能となる。
実施の形態1に係る告知放送受信機の構成を示すブロック図である。 告知放送信号に含まれる電文の構成を例示した図である。 実施の形態1に係る周波数テーブルに格納される情報の内容を例示した表である。 実施の形態1に係る告知放送受信機の外観を示す斜視図である。 図4の告知放送受信機を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。 実施の形態1に係る告知放送受信機が実行する周波数設定処理のフローチャートである。 実施の形態1に係る告知放送受信機が実行する緊急放送処理のフローチャートである。 実施の形態2に係る告知放送受信機の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る告知放送受信機が実行する周波数設定処理のフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る告知放送受信機に係る各実施の形態を詳細に説明する。最初に、告知放送受信機の構成を説明し、次に、この告知放送受信機が実行する処理について説明し、最後に各実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、これら各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。なお、各実施の形態に係る告知放送受信機が設置される場所は任意であり、この告知放送受信機を住戸のリビング等の部屋や、商業ビルのテナントフロア等のフロアに設置することができるが、以下では、住戸の部屋に設置された告知放送受信機に適用した場合を例として説明を行う。また、以下の説明では、「告知放送信号」とは、一般用の告知放送信号、緊急用の告知放送信号、及び、設定用の告知放送信号を含む概念である。ここで、「一般用の告知放送信号」とは、一般放送が行われる際に、放送局から送信される信号である。また、「緊急用の告知放送信号」とは、緊急放送が行われる際に(具体的には、一般放送中に割り込んで緊急放送が行われる際に)、放送局から送信される信号であり、例えばDTMF信号を含んで構成されている。また、「設定用の告知放送信号」とは、告知放送用の周波数を告知放送受信機に設定可能にするための放送(いわゆる設定放送)が行われる際に、放送局から送信される信号であり、例えばテストDTMF信号を含んで構成されている。
〔実施の形態1〕
最初に、実施の形態1について説明する。この形態は、走査手段を間欠的に動作させて、この走査手段の動作中に、周波数特定情報を記憶手段に記憶させる形態である。
(構成)
最初に、告知放送受信機の電気的構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る告知放送受信機の構成を示すブロック図である。図1に示したように、告知放送受信機1は、無線受信部10と、音声切換え部11と、音量調整部12と、アンプ13と、スピーカ14と、走査部15と、操作部16と、表示部17と、制御部18と、メモリ19とを備えている。
無線受信部10は、図示しないセンター装置(例えば、コミュニティFM局等に設置された公知のセンター装置等)から無線送信された告知放送信号を、後述するアンテナ22を介して受信する無線受信手段である。具体的には、図1に示すように、無線受信部10は、図示しないセンター装置によって、所定のキャリアに乗せてFM変調された後、所定周波数(例えば、76.1MHz〜90.0MHzの周波数帯域内の周波数等)で無線送信された告知放送信号を、後述するアンテナ22を介して無線受信する。また、この無線受信部10は、無線受信した告知放送信号に含まれる音声情報を音声切換え部11に出力すると共に、告知放送信号に含まれる制御情報(例えば、告知放送が緊急放送又は一般放送の何れかを特定する情報等)を制御部18に出力する。また、この無線受信部10は、後述するアンテナ22を介してラジオ放送信号を受信し、当該ラジオ放送信号に含まれる音声情報を音声切換え部11に出力する。無線受信部10はコミュニティFM局等からの緊急用の告知放送を常時受信できるようにするため、複数のチャンネルを同時に受信できるよう複数のチューナを備えており、あるチャンネルをスピーカ14から放送中であっても他のチャンネルの放送内に含まれる告知放送信号を解読できる構成としている。放送中であっても、他のチャンネルから緊急な告知放送を受信した場合は、緊急の告知放送のチャンネルをスピーカ14から放送するように切り換える。なお、このセンター装置は、特許請求の範囲における「送信手段」に対応する。
図2は、告知放送信号に含まれる電文の構成を例示した図である。図2に示すように、この告知放送信号の構成については、電文は例えばプリアンブル、スタートコード、通信制御コード、送信元識別コード、データコード、及びエラーチェックコードを含んで構成される。この内、告知放送の放送内容等はデータコードとして電文に付加される。また、通信制御コードを解読することにより、データコードに含まれている情報の種類を特定することができる(具体的には、通信制御コードにDTMF信号、又はテストDTMF信号が含まれていない場合には、データコードに含まれている情報の種類が「一般放送」であると特定することができる。また、通信制御コードにDTMF信号が含まれている場合には、データコードに含まれている情報の種類が「緊急放送」であると特定することができる)。また、通信制御コードにテストDTMF信号が含まれている場合には、データコードに含まれている情報の種類が「設定放送」であると特定することができる。
音声切換え部11は、無線受信部10から出力された音声情報を音量調整部12に出力する音声切換え手段である。
音量調整部12は、音声切換え部11から出力された音声情報又は音声の音量を調整する音量調整手段である。
アンプ13は、音量調整部12から出力された音声情報又は音声を増幅する増幅手段である。
スピーカ14は、アンプ13から出力された音声情報又は音声を出力する音声出力手段であり、例えば公知のスピーカで構成されている。
走査部15は、所定の周波数帯域(例えば、76.1MHz〜90.0MHzの周波数帯域等)を走査する走査手段であり、例えば公知のFMチューナ等で構成されている。
操作部16は、告知放送受信機1に対する各種の操作を行うための操作手段である。
この操作部16は、チャンネル選択スイッチ16a〜16aを備えている。チャンネル選択スイッチ16a〜16aは、後述する周波数テーブル19aに記憶された周波数特定情報に基づいて、放送の対象になる周波数を選択する選択手段である。具体的には、チャンネル選択スイッチ16a〜16aの各々は、後述する周波数テーブル19aに記憶される周波数特定情報と関連付けられており、例えば、チャンネル選択スイッチ16aに対して、ユーザによって所定操作が行われた場合に、当該操作されたチャンネル選択スイッチ16aに関連付けられた周波数特定情報に基づいて、放送の対象になる周波数を選択する。なお、これらチャンネル選択スイッチ16a〜16aの具体的な構成は任意であり、例えば公知のプッシュスイッチ等を用いて構成することができる。
表示部17は、告知放送受信機1に関する情報を表示するための表示手段である。
制御部18は、告知放送受信機1の各部を制御する制御手段であり、具体的には、CPU(例えばマイコン)、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種の制御データを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。なお、この制御部18によって実行される処理の詳細については後述する。
メモリ19は、告知放送受信機1の各種制御に必要な情報を記録する記録手段である。具体的には、メモリ19は、書き換え可能な記録媒体を用いて構成され、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性記録媒体を備えて構成される。
また、このメモリ19は、周波数テーブル19aを備えて構成されている。この周波数テーブル19aは、告知放送の周波数を特定する周波数特定情報を記憶する記憶手段である。
図3は、実施の形態1に係る周波数テーブル19aに格納される情報の内容を例示した表である。図3に示すように、周波数テーブル19aには、テーブル項目「チャンネル」、及び「周波数(MHz)」に対応する情報が相互に関連付けて格納されている。項目「チャンネル」に対応して格納される情報は、チャンネル選択スイッチ16a〜16aに対応するチャンネル名を特定するチャンネル名情報であり、例えば「CH1」等が格納されている。項目「周波数(MHz)」に対応して格納される情報は、周波数特定情報であり、例えば「76.5」等が格納されている。
続いて、告知放送受信機1の基本構成について説明する。図4は、実施の形態1に係る告知放送受信機1の外観を示す斜視図である。図5は、図4の告知放送受信機1を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。これら図4及び図5(a)、(b)に示すように、告知放送受信機1は、筐体20の内部に図示しない各種の電子部品等を収容して構成されている。この筐体20は、正面カバー20aと背面カバー20bとを組み合わされて構成されている。正面カバー20aと背面カバー20bの接続方法は任意であるが、例えば、正面カバー20aと背面カバー20bは嵌合やネジ留めにて接続することができる。
また、図4、図5(a)に示すように、この筐体20の正面には、操作部16と、表示部17と、音響孔21が設けられている。
ここで、操作部16としては、具体的には、チャンネル選択スイッチ16a〜16aの他に、ラジオチャンネル選択スイッチ16b〜16b、及びボリュームスイッチ16cが設けられている。ラジオチャンネル選択スイッチ16b〜16bは、メモリ19に記憶されたラジオ放送の周波数に関する情報に基づいて、放送の対象になるラジオ放送の周波数(例えば、AM放送の周波数、又はFM放送の周波数等)を選択するためのラジオ放送周波数選択手段であり、例えば公知のプッシュスイッチ等で構成されている。ボリュームスイッチ16cは、スピーカ14から出力される音量の調節を指示するための音量調整指示手段であり、例えば公知のロータリースイッチ等で構成されている。
また、表示部17としては、具体的には、電源表示灯17a、緊急放送表示灯17b、一般放送表示灯17c、受信レベル表示灯17d、充電表示灯17e、電池状態表示灯17f、及びチャンネル表示灯17g〜17gが設けられている。電源表示灯17aは、告知放送受信機1の電源ON時に点灯するものである。緊急放送表示灯17bは、緊急放送時に点灯又は点滅するものである。一般放送表示灯17cは、一般放送時に点灯又は点滅するものである。受信レベル表示灯17dは、無線受信部10における受信レベルを表示するものであり、例えば、聴取中のチャンネルの受信レベルが所定値以上の場合に点灯し、受信レベルが所定値を下回る場合に点灯又は消灯する。充電表示灯17eは、筐体20の内部に収容された電池(図示省略)の充電状態を表示するものであり、例えば、電池の充電が未完了状態では点灯又は点滅し、電池の充電が完了状態では消灯する。電池状態表示灯17fは、電池の残量を表示するものであり、例えば、電池の残量が所定値以上の場合に点灯し、電池の残量が所定値を下回る場合に点滅又は消灯する。チャンネル表示灯17g〜17gは、放送対象のチャンネルである旨を表示するものである。具体的には、チャンネル表示灯17g〜17gの各々は、チャンネル選択スイッチ16a〜16a、ラジオチャンネル選択スイッチ16b〜16bと関連付けられており(より具体的には、チャンネル表示灯17g〜17gは、チャンネル選択スイッチ16a〜16aと番号の若い順に関連づけられており、チャンネル表示灯17g〜17gは、ラジオチャンネル選択スイッチ16b〜16bと番号の若い順に関連づけられている)、例えば、ユーザがチャンネル選択スイッチ16aを介して所定操作(例えば、チャンネル選択スイッチ16aを1回押し等)を行った場合には、チャンネル選択スイッチ16aと関連付けられたチャンネル表示灯17gを点灯する。
なお、これら表示部17の具体的な構成としては、例えば公知のLED(Light Emitting Diode)と同様の構成を採用することができる。
音響孔21は、筐体20の内部に設けたスピーカ14から出力された音を、当該筐体20の外部に放出するための貫通孔である。
また、図5(b)に示すように、筐体20の背面には、アンテナ22が設けられている。アンテナ22は、告知放送やラジオ等の電波を受信するための無線受信手段であり、例えば公知のラジオ用アンテナ等で構成されている。
(処理)
次に、このように構成された告知放送受信機1が実行する処理について説明する。告知放送受信機1によって実行される処理は、放送局から無線送信された告知放送信号に対応する周波数を設定する周波数設定処理と、火災や地震等の災害が発生した時に、緊急放送を出力する緊急放送処理とに大別される。以下、これらの処理について説明する。
(処理−周波数設定処理)
まず、告知放送受信機1が実行する周波数設定処理について説明する。図6は、実施の形態1に係る告知放送受信機1が実行する周波数設定処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。この周波数設定処理の実行タイミングは任意であり、例えば、告知放送受信機1の電源が投入された後、ユーザが操作部16を介して所定操作(例えば、チャンネル選択スイッチ16a〜16aの少なくとも2つ以上のスイッチを同時に長押し等)を行った場合に起動される。
図6に示すように、制御部18は、所定のタイミングが到来したか否かを判定する。具体的には、所定の時間間隔(例えば、1時間毎等)が経過した場合(あるいは、所定時刻が到来した時)、所定のタイミングが到来したと判定される。一方、所定の時間間隔が経過していない場合、所定のタイミングが到来していないと判定される。
ここで、上記所定のタイミングが到来したと判定された場合(SA1、Yes)、制御部18は、走査部15によって、所定の周波数帯域を走査させる(SA2)。すなわち、これらSA1、SA2の処理により、走査部15を間欠的に動作させることができる。ここで、走査部15による走査については、例えば、走査部15は、所定の周波数帯域のうち、低い周波数から高い周波数(又は、高い周波数から低い周波数)に至るように順次走査してもよい(いわゆる順次走査)。あるいは、走査部15は、所定の周波数帯域のうち、低い周波数から高い周波数(又は、高い周波数から低い周波数)に至るように、所定の周波数毎に走査してもよい(いわゆる飛び越し走査)。あるいは、走査部15は、所定の周波数帯域をランダムに走査してもよい(いわゆるランダム走査)。なお、走査部15による所定の周波数帯域の走査が完了するまでSA2の処理が行われ、この走査が完了するまでの間、後述するSA3〜SA5の処理が繰り返し行われる。
次に、制御部18は、SA2にて所定の周波数帯域を走査させながら、走査部15にて走査された所定の周波数帯域内の周波数に対応する告知放送信号が、無線受信部10によって無線受信されたか否かを判定する(SA3)。具体的には、まず、無線受信部10によって無線受信された信号の通信制御コードにDTMF信号又はテストDTMF信号が含まれているか否かが判定される。次いで、当該無線受信された信号の通信制御コードにDTMF信号又はテストDTMF信号が含まれている場合に、当該無線受信された信号のレベルが所定値以上であるか否かが判定される。ここで、無線受信された信号のレベルが所定値以上である場合、告知放送信号が無線受信されたと判定される。一方、無線受信された信号の通信制御コードにDTMF信号又はテストDTMF信号が含まれていない場合、又は無線受信された信号のレベルが所定値を下回っている場合には、告知放送信号が無線受信されなかったと判定される。
ここで、無線受信部10によって、告知放送信号が無線受信された場合(SA3、Yes)、制御部18は、当該受信された告知放送信号に対応する周波数を、周波数特定情報として周波数テーブル19aに記憶させる(SA4)。図3の例では、無線受信部10によって、80.2MHzに対応する告知放送信号が受信された場合において、周波数テーブル19aにおける「CH3」に対応するチャンネル名情報に関連付けられた周波数特定情報が記憶されていない場合には、制御部18は、この告知放送信号に対応する周波数である80.2MHzを、当該「CH3」に対応するチャンネル名情報に関連付けられた周波数特定情報として記憶させる。これにより、周波数テーブル19aに記憶されている周波数とは異なる周波数を新たに追加することができる。そして、例えば、ユーザがチャンネル選択スイッチ16aを介して所定操作(例えば、チャンネル選択スイッチ16aを1回押し等)を行うだけで、無線受信部10は、チャンネル選択スイッチ16aによって選択された80.2MHzに対応する告知放送信号を無線受信することができ、当該無線受信した告知放送信号による告知放送を速やかに出力することができる。なお、この場合において、制御部18の走査部15に対する制御については、例えば、制御部18は、後述するSA4、SA5の処理が終了するまでの間、走査部15による走査を一時的に中断させことが望ましい。
図6に戻り、無線受信部10によって、告知放送信号が無線受信されなかった場合(SA3、No)、又は、SA4にて周波数特定情報が周波数テーブル19aに記憶された場合に、制御部18は、SA2における走査部15による走査が完了したか否かを判定する(SA5)。
ここで、SA2における走査部15による走査が完了していない場合(SA5、No)、所定の周波数帯域のうち、まだ走査されていない周波数帯域内の周波数であって、告知放送信号が無線受信可能な周波数を周波数テーブル19aに記憶することができるように、制御部18は、SA3の処理に移行すると共に、走査部15による走査を再開させる。
一方、SA2における走査部15による走査が完了した場合(SA5、Yes)、制御部18は、SA1の処理に移行する。
(処理−緊急放送処理)
次に、告知放送受信機1が実行する緊急放送処理について説明する。図7は、実施の形態1に係る告知放送受信機1が実行する緊急放送処理のフローチャートである。この緊急放送処理は、いつ受信するかわからない緊急用の告知放送を受信した場合に即座にユーザに放送できるように常時実行している。
図7に示すように、まず、制御部18は、無線受信部10によって、緊急用の告知放送信号が受信されたか否かを判定する(SB1)。具体的には、まず、周波数テーブル19aに格納されている周波数特定情報に対応する周波数の信号が無線受信部10によって無線受信している状態で、当該無線受信された信号の通信制御コードにDTMF信号が含まれているか否かが判定される。次いで、無線受信された信号にDTMF信号が含まれている場合には、当該無線受信された信号のレベルが所定値以上であるか否かが判定される。ここで、無線受信された信号のレベルが所定値以上である場合、告知放送信号が無線受信されたと判定される。一方、無線受信された信号にDTMF信号が含まれていない場合、又は無線受信された告知放送信号のレベルが所定値を下回っている場合には、告知放送信号が無線受信されなかったと判定される。
ここで、無線受信部10によって、告知放送信号が無線受信されたと判定された場合(SB1、Yes)、制御部18は、上述した告知放送受信機1の回路の一部の電源を起動させる(SB2)。次いで、制御部18は、音量調整部12によって、スピーカ14の音量を最大音量に調整させ(SB3)、その後、スピーカ14によって、無線受信された告知放送信号による告知放送(いわゆる緊急放送)を出力させる(SB4)。また放送中に放送チャンネルに対応するチャンネル表示灯を点灯する。これにて、緊急放送処理は終了する。
(効果)
このように実施の形態1によれば、走査部15にて所定の周波数帯域を走査させながら、無線受信部10にて告知放送信号が無線受信されたか否かを判定し、無線受信部10にて告知放送信号が無線受信されたと判定した場合に、当該告知放送信号に対応する周波数を、周波数特定情報として周波数テーブル19aに記憶させる制御部18を備えているので、周波数テーブル19aに記憶されている周波数とは異なる周波数を新たに追加することができる。これにより、新規にコミュニティFMが立ち上がった場合でも、このコミュニティFMから無線送信される告知放送信号を受信することができ、新たな告知放送を出力することができる。また、周波数テーブル19aに記憶された周波数特定情報に基づいて、放送の対象になる周波数を選択するチャンネル選択スイッチ16a〜16aを備えているので、例えば、ユーザがチャンネル選択スイッチ16a〜16aのうち、新たに追加された周波数が選択可能なチャンネルを介して所定操作を行うだけで、無線受信部10は、当該チャンネルによって選択された周波数に対応する告知放送信号を含むコミュニティFM放送を聴取することができ、当該無線受信した告知放送信号による告知放送を速やかに出力することができる。
また、制御部18は、走査部15を間欠的に動作させ、走査部15の動作中に、無線受信部10にて告知放送信号が無線受信されたか否かを判定し、当該無線受信部10にて告知放送信号が無線受信されたと判定した場合に、当該告知放送信号に対応する周波数を、周波数特定情報として周波数テーブル19aに記憶させるので、この周波数特定情報を記憶させる手間を省くことができ、告知放送受信機1の使用性を向上させることができる。
また、制御部18は、無線受信部10にて無線受信された信号にDTMF信号又はテストDTMF信号が含まれており、且つ、当該無線受信された信号のレベルが所定値以上である場合に、無線受信部10にて告知放送信号が無線受信されたと判定するので、例えば、告知放送信号に対応する周波数のみを、周波数特定情報として周波数テーブル19aに正確に記憶することが可能となる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2について説明する。この形態は、ユーザによって操作手段を介して所定操作が行われた場合に、走査手段を動作させて、この走査手段の動作中に、周波数特定情報を記憶手段に記憶させる形態である。なお、特に説明なき構造については、実施の形態1の構造と同様であり、実施の形態1と略同様の構成要素、及び処理については、必要に応じて、実施の形態1で用いたのと同一の符号又は名称を付してその説明を省略する。
(構成)
図8は、実施の形態2に係る告知放送受信機の構成を示すブロック図である。図8に示すように、実施の形態2に係る告知放送受信機101は、実施の形態1の告知放送受信機1の構成要素に対して、操作部16に走査スイッチ16dと、周波数設定スイッチ16eとを加えて構成されている。
ここで、走査スイッチ16dは、走査部15を起動し、当該走査部15に対して所定の周波数帯域の走査することを指示するための走査指示手段であり、例えば公知のプッシュスイッチ等で構成されている。また、周波数設定スイッチ16eは、無線受信部10にて受信された告知放送信号に対応する周波数を、周波数特定情報として周波数テーブル19aに記憶することを指示するための周波数設定指示手段であり、例えば公知のプッシュスイッチ等で構成されている。なお、これら走査スイッチ16d、及び周波数設定スイッチ16eは、特許請求の範囲における「操作手段」に対応する。
(処理−周波数設定処理)
次に、このように構成された告知放送受信機101が実行する周波数設定処理について説明する。図9は、実施の形態2に係る告知放送受信機101が実行する周波数設定処理のフローチャートである。なお、実施の形態2に係る告知放送受信機101の周波数設定処理のうち、SC2は図6のSA2と、SC3はSA3と、SC6はSA4と、SC8はSA5と、それぞれ同様であるので、説明を省略する。また、この周波数設定処理の実行タイミングは任意であり、例えば、告知放送受信機101の電源が投入された後に起動される。
図9に示すように、まず、制御部18は、走査スイッチ16dによって、走査部15に対する走査指示が受け付けられたか否かを判定する(SC1)。具体的には、ユーザが走査スイッチ16dを介して所定操作(例えば、走査スイッチ16dを1回押し等)を行った場合、走査部15に対する走査指示が受け付けられたと判定される。一方、ユーザが走査スイッチ16dを介して所定操作を行わなかった場合、走査部15に対する走査指示が受け付けられなかったと判定される。
ここで、走査部15に対する走査指示が受け付けられたと判定された場合(SC1、Yes)、制御部18は、SC2の処理を行う。
また、SC3の処理において、無線受信部10によって、告知放送信号が無線受信されなかった場合(SC3、No)、制御部18は、SC8の処理を行う。
一方、無線受信部10によって、告知放送信号が無線受信された場合(SC3、Yes)、ユーザが、スピーカ14から出力される音だけで、告知放送信号であるか否かを識別することが困難な場合がある(例えば、告知放送信号がテストDTMF信号である場合において、スピーカ14から音が出力されない場合が該当する)。そこで、実施の形態2では、ユーザが告知放送信号を容易に識別することができるように、無線受信部10によって、告知放送信号が無線受信された場合(SC3、Yes)、制御部18は、表示部17によって、当該告知放送信号が無線受信された旨を表示させることとしている(SC4)。具体的には、制御部18は、一般放送表示灯17c、受信レベル表示灯17d、充電表示灯17e、電池状態表示灯17fのすべてを点灯又は点滅させる。あるいは、これに限られず、チャンネル表示灯17g〜17gのうち、少なくとも2以上を点灯又は点滅させてもよい。なお、この表示部17は、特許請求の範囲における「表示手段」に対応する。
次に、制御部18は、周波数設定スイッチ16eによって、SC3にて無線受信された告知放送信号に対応する周波数を周波数テーブル19aに記憶するための設定指示が受け付けられたか否かを判定する(SC5)。具体的には、ユーザが周波数設定スイッチ16eを介して所定操作(例えば、周波数設定スイッチ16eを1回押し等)を行った場合、上記設定指示が受け付けられたと判定される。一方、ユーザが周波数設定スイッチ16eを介して所定操作を行わなかった場合、上記設定指示が受け付けられなかったと判定される。
ここで、上記設定指示が受け付けられたと判定された場合(SC5、Yes)、制御部18は、SC6の処理し、その後SC8の処理を行う。
一方、上記設定指示が受け付けられなかったと判定された場合(SC5、No)、上記設定指示が受け付けられるまで、制御部18は、SC5の処理を繰り返してもよいとも考えられる。しかしながら、SC3にて告知放送信号が無線受信されたとしても、例えば、無線受信部10における受信レベルが所定値を下回る場合、あるいは、当該告知放送信号による告知放送がユーザのニーズに合わない場合(具体的には、告知放送の放送内容が、ユーザが住んでいる地域とは異なる地域に関する内容である場合等)においても、当該告知放送信号に対応する周波数を、周波数特定情報として周波数テーブル19aに記憶することは、ユーザにとって適当ではない。そこで、実施の形態2では、状況に応じた周波数特定情報の記憶が可能となるように、上記設定指示が受け付けられなかったと判定された場合(SC5、No)、制御部18は、上記設定指示が受け付けられないまま所定時間(例えば10秒)が経過したか否かを判定することとしている(SC7)。
ここで、上記設定指示が受け付けられないまま所定時間が経過していないと判定された場合(SC7、No)、制御部18は、SC5の処理に移行する。
一方、上記設定指示が受け付けられないまま所定時間が経過したと判定された場合(SC7、Yes)、ユーザは上記設定指示を行う意思がないものとして、制御部18は、当該告知放送信号に対応する周波数を、周波数特定情報として周波数テーブル19aに記憶することなく、SC8の処理を行う。
(効果)
このように実施の形態2によれば、制御部18は、走査スイッチ16dを介して所定の操作入力が受け付けられた場合に、走査部15を動作させ、走査部15の動作中に、無線受信部10にて告知放送信号が無線受信されたか否かを判定し、当該無線受信部10にて告知放送信号が無線受信されたと判定した場合において、周波数設定スイッチ16eを介して所定の操作入力が受け付けられた場合に、当該告知放送信号に対応する周波数を、周波数特定情報として記憶手段に記憶させるので、状況に応じた周波数特定情報の記憶が可能となり、告知放送受信機101の使用性を向上させることができる。
また、無線受信部10にて告知放送信号が無線受信された場合に、当該告知放送信号が無線受信された旨を表示する表示部17を備えたので、ユーザは、告知放送信号を容易に識別することができ、例えば、告知放送信号に対応する周波数のみを、周波数特定情報として周波数テーブル19aに記憶することが可能となる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、無線受信部10にて告知放送信号が無線受信されたか否かを正確に判定できない場合であっても、この告知放送信号の無線受信の有無の判定を従来とは異なる技術により達成できている場合には、本願発明の課題が解決されている。
(各実施の形態の組み合わせについて)
上記実施の形態1、2において説明した構成は、任意の組み合わせで、相互に組み合わせることができる。例えば、実施の形態2の制御部18に、実施の形態1に係る告知放送受信機1が実行する周波数設定処理に関する制御が組み込まれてもよい。
(告知放送信号について)
上記実施の形態1、2では、告知放送信号には、一般用の告知放送信号、緊急用の告知放送信号、又は、設定用の告知放送信号があると説明したが、例えば、一般用の告知放送信号と、設定用の告知放送信号とは相互に組み合わせ可能である。これら信号を組み合わせたもの、すなわち、「一般設定用の告知放送信号」とは、一般放送が行われる際に、放送局から送信される信号であり、例えば一般用の告知放送信号にテストDTMF信号を含んで構成されている。
(告知放送信号の受信について)
上記実施の形態1、2では、告知放送受信機は、図示しないセンター装置から無線送信された告知放送信号を、無線受信部10を介して無線受信すると説明したが、例えば、この無線受信に加えて、図示しないセンター装置から伝送線路を介して送信された告知放送信号を受信してもよい。この場合において、告知放送受信機には、図示しないセンター装置から送信された告知放送信号を伝送線路を介して受信する受信部が設けられる。
(チャンネル選択スイッチ、及びラジオチャンネル選択スイッチについて)
上記実施の形態1、2では、操作部16には、チャンネル選択スイッチ及びラジオチャンネル選択スイッチが設けられていると説明したが、ラジオチャンネル選択スイッチを省略してもよい。
また、上記実施の形態1、2では、チャンネル選択スイッチの個数は3つであると説明したが、例えば、チャンネル選択スイッチの個数は1つ、又は2つであってもよく、あるいは、3つ以上であってもよい。
(周波数設定処理について)
上記実施の形態1、2では、SA4(又はSC6)の処理において、無線受信部10によって、80.2MHzに対応する告知放送信号が受信された場合において、周波数テーブル19aにおける「CH3」に対応するチャンネル名情報に関連付けられた周波数特定情報が記憶されていない場合には、制御部18は、この告知放送信号に対応する周波数である80.2MHzを、当該「CH3」に対応するチャンネル名情報に関連付けられた周波数特定情報として記憶させると説明したが、これに限られない。例えば、周波数テーブル19aにおけるチャンネル名情報に関連付けられた周波数特定情報がすべて記憶されている場合に、制御部18は、無線受信部10によって無線受信された告知放送信号に対応する周波数に基づいて、既に記憶されている周波数特定情報を更新させてもよい。図3の例では、無線受信部10によって、84.5MHzに対応する告知放送信号が受信された場合において、周波数テーブル19aにおける「CH1」に対応するチャンネル名情報に関連付けられた周波数特定情報(図3では、76.5MHz)が記憶されている場合に、制御部18は、この76.5MHzに代えて、この告知放送信号に対応する周波数である84.5MHzを、当該「CH1」に対応するチャンネル名情報に関連付けられた周波数特定情報として更新させる。これにより、周波数テーブル19aに既に記憶されている周波数特定情報を、告知放送受信機が設置されている地域に応じた周波数特定情報に変更することができる。
また、上記実施の形態2では、SC4の処理において、制御部18は、表示部17によって、当該告知放送信号が無線受信された旨を表示させると説明したが、例えば、このSC4の処理を省略してもよい。
また、上記実施の形態2では、SC7の処理において、上記設定指示が受け付けられないまま所定時間が経過したと判定された場合(SC7、Yes)、制御部18は、当該告知放送信号に対応する周波数を、周波数特定情報として周波数テーブル19aに記憶することなく、SC8の処理を行うと説明したが、これに限られない。例えば、SC7の処理において、上記設定指示が受け付けられないまま所定時間が経過していないと判定された場合であっても、ユーザが操作部16を介して所定操作(例えば、チャンネル選択スイッチ16a〜16aのいずれか一つを長押し等)が行われた場合には、制御部18は、当該告知放送信号に対応する周波数を、周波数特定情報として周波数テーブル19aに記憶することなく、SC8の処理を行うようにしてもよい。
(緊急放送処理について)
上記実施の形態1、2では、この緊急放送処理の実行タイミングは、告知放送受信機の電源が切断された場合に起動されると説明したが、例えば、ラジオ放送が出力されている場合に起動されてもよい。この場合において、SB2の処理は省略される。
1、101 告知放送受信機
10 無線受信部
11 音声切換え部
12 音量調整部
13 アンプ
14 スピーカ
15 走査部
16 操作部
16a〜16a チャンネル選択スイッチ
16b〜16b ラジオチャンネル選択スイッチ
16c ボリュームスイッチ
16d 走査スイッチ
16e 周波数設定スイッチ
17 表示部
17a 電源表示灯
17b 緊急放送表示灯
17c 一般放送表示灯
17d 受信レベル表示灯
17e 充電表示灯
17f 電池状態表示灯
17g〜17g チャンネル表示灯
18 制御部
19 メモリ
19a 周波数テーブル
20 筐体
20a 正面カバー
20b 背面カバー
21 音響孔
22 アンテナ

Claims (5)

  1. 送信手段から無線送信された告知放送信号を受信して告知放送を行う告知放送受信機であって、
    前記告知放送の周波数を特定する周波数特定情報を記憶する記憶手段と、
    所定の周波数帯域を走査する走査手段と、
    前記走査手段にて走査された前記所定の周波数帯域内の周波数に対応する前記告知放送信号を無線受信する無線受信手段と、
    前記走査手段にて前記所定の周波数帯域を走査させながら、前記無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信されたか否かを判定し、当該無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信されたと判定した場合に、当該告知放送信号に対応する周波数を、前記周波数特定情報として前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記周波数特定情報に基づいて、放送の対象になる周波数を選択する選択手段と、
    を備える告知放送受信機。
  2. 前記制御手段は、
    前記走査手段を間欠的に動作させ、
    前記走査手段の動作中に、前記無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信されたか否かを判定し、当該無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信されたと判定した場合に、当該告知放送信号に対応する周波数を、前記周波数特定情報として前記記憶手段に記憶させる、
    請求項1に記載の告知放送受信機。
  3. 当該告知放送受信機に関する操作入力を受け付ける操作手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記操作手段を介して所定の操作入力が受け付けられた場合に、前記走査手段を動作させ、
    前記走査手段の動作中に、前記無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信されたか否かを判定し、当該無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信されたと判定した場合において、前記操作手段を介して所定の操作入力が受け付けられた場合に、当該告知放送信号に対応する周波数を、前記周波数特定情報として前記記憶手段に記憶させる、
    請求項1に記載の告知放送受信機。
  4. 前記無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信された場合に、当該告知放送信号が無線受信された旨を表示する表示手段を備えた、
    請求項3に記載の告知放送受信機。
  5. 前記制御手段は、
    前記無線受信手段にて無線受信された信号にDTMF信号又はテストDTMF信号が含まれているか否かを判定し、当該無線受信された信号にDTMF信号又はテストDTMF信号が含まれていると判定した場合に、当該無線受信された信号のレベルが所定値以上であるか否かを判定し、当該無線受信された信号のレベルが所定値以上であった場合に、前記無線受信手段にて前記告知放送信号が無線受信されたと判定する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の告知放送受信機。
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