JP2014032789A - 薄型電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を削減した薄型電池を提供する。
【解決手段】一対の外装部材の内部に発電要素が封入された電池本体と、電池本体を所定位置に固定する固定部材とを備え、一対の外装部材110は、互いに溶着されている第1層と、発電要素120に対して第1層より外側に配置され、第1層の融点より高い融点の材料で形成されている第2層とをそれぞれ有し、固定部材は、第1層に溶着されている。
【選択図】図4
【解決手段】一対の外装部材の内部に発電要素が封入された電池本体と、電池本体を所定位置に固定する固定部材とを備え、一対の外装部材110は、互いに溶着されている第1層と、発電要素120に対して第1層より外側に配置され、第1層の融点より高い融点の材料で形成されている第2層とをそれぞれ有し、固定部材は、第1層に溶着されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、薄型電池に関するものである。
一対のラミネートフィルムの内部に発電要素を収容し、ラミネートフィルムの外周部を封止し、当該外周部にスペーサを配置して、外周部とスペーサとの重畳部を包含する範囲に、弾性樹脂のインサート成型により弾性樹脂部を形成した薄型電池が知られている(特許文献1)。
しかしながら、上記の薄型電池は弾性樹脂部を設けているため、部品点数が多いという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、部品点数を削減した薄型電池を提供することである。
本発明において、発電要素を封入する一対の外層部材が、互いに溶着されている第1層と、発電要素に対して第1層より外側に配置され、第1層の融点より高い融点の材料で形成されている第2層とをそれぞれ有し、電池本体を固定する固定部材が第1層に溶着されている、ことによって上記課題を解決する。
本発明は、外装部材の第1層と固定部材とが直接接着しており、外装部材と固定部材とを接着させたための別部材を設けなくもよいため、部品点数を削減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
図1は本発明の実施形態に係る薄型電池の完成状態を示す斜視図、図2は薄型電池の主たる構成部材に分解した状態を示す分解斜視図である。図3は、図1の薄型電池と他の薄型電池とを積層する様子を示す斜視図である。図1及び図2に示すように、本例の薄型電池10は、薄型扁平状の電池本体11と、スペーサ12とを備える。
図1は本発明の実施形態に係る薄型電池の完成状態を示す斜視図、図2は薄型電池の主たる構成部材に分解した状態を示す分解斜視図である。図3は、図1の薄型電池と他の薄型電池とを積層する様子を示す斜視図である。図1及び図2に示すように、本例の薄型電池10は、薄型扁平状の電池本体11と、スペーサ12とを備える。
電池本体11は、一対のラミネートフィルム製外装部材110の内部に発電要素120が収容され、当該一対の外装部材110の外周部が封止されたものである。図1〜図3においては外装部材110の一方のみを示す。外装部材110を構成するラミネートフィルムは、図4の引き出し断面図Aに示すようにたとえば三層構造とされ、薄型電池1の内側から外側に向かって、ポリプロピレン等の耐電解液性及び熱融着性に優れた樹脂フィルムから構成された内側樹脂層110aと、アルミニウム等の金属箔から構成された中間金属層110bと、ポリエチレンテフレタレート、ナイロン等の電気絶縁性に優れた樹脂フィルムで構成された外側樹脂層110cとを有する。
外側樹脂層111cは、発電要素112に対して内側樹脂層110aより外側に配置されている。言い換えると、内側樹脂層110aは、外側樹脂層110cと発電要素112との間に配置されている。また、外側樹脂層111cは、内側樹脂層111aの融点より高い融点の材料で形成されている。内側樹脂層110aが本発明に係る第1層に相当し、外側樹脂層110cが本発明に係る第2層に相当する。
一対の外装部材110のそれぞれは、発電要素120が収容できるように矩形状平板を浅い椀型(皿型)に成形した形状とされ、内部に発電要素120と電解液を入れたのち、それぞれの外周部を重ね合わせ、当該外周部の全周が熱圧着により接合されている。
本例の薄型電池1は、リチウムイオン二次電池であり、発電要素120と、特に図示しない電解質とから構成されている。発電要素120は正極板と負極板との間にセパレータを積層して構成されている。なお、本発明に係る二次電池1はリチウムイオン二次電池に限定されず、他の電池であってもよい。
正極板の正極側集電体は、たとえばアルミニウム箔、アルミニウム合金箔、銅箔、又は、ニッケル箔等の電気化学的に安定した金属箔から構成されている。また正極板の正極層は、たとえば、ニッケル酸リチウム(LiNiO2)、マンガン酸リチウム(LiMnO2)又はコバルト酸リチウム(LiCoO2)等のリチウム複合酸化物や、カルコゲン(S、Se、Te)化物等の正極活物質と、カーボンブラック等の導電剤と、ポリ四フッ化エチレンの水性ディスパージョン等の接着剤と、溶剤とを混合したものを、正極集電板の両主面に塗布し、乾燥及び圧延することにより形成されている。
負極板の負極側集電体は、たとえばニッケル箔、銅箔、ステンレス箔、又は、鉄箔等の電気化学的に安定した金属箔から構成されている。また、負極板の負極層は、たとえば非晶質炭素、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、又は、黒鉛等のような上記の正極活物質のリチウムイオンを吸蔵及び放出する負極活物質に、有機物焼成体の前駆体材料としてのスチレンブタジエンゴム樹脂粉末の水性ディスパージョンを混合し、乾燥させた後に粉砕することで、炭素粒子表面に炭化したスチレンブタジエンゴムを担持させたものを主材料とし、これにアクリル樹脂エマルジョン等の結着剤をさらに混合し、この混合物を負極集電板の両主面に塗布し、乾燥及び圧延させることにより形成されている。
正極板と負極板との間に積層されるセパレータは、正極板と負極板との短絡を防止するものであり、電解質を保持する機能を備えてもよい。セパレータは、たとえばポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン等から構成される微多孔性膜であり、過電流が流れると、その発熱によって層の空孔が閉塞され電流を遮断する機能をも有する。
発電要素120の正極板及び負極板のそれぞれから外装部材110の外部へ正極端子130と負極端子140とが導出されている。本例の薄型電池1では、外装部材110の一辺(図1の手前の短辺)の外周部から正極端子130と負極端子140とが並んで導出されている。正極端子130及び負極端子140は正極タブ130及び負極タブ140とも称される。
以上のように構成された電池本体11は単体で使用に供することもできるが、他の一または複数の二次電池と接続して組み合わせ、所望の出力、容量の二次電池(以下、電池モジュールともいう)として使用に供することもできる。さらに、こうした電池モジュールを複数接続して組み合わせ(以下、組電池ともいう)、この組電池を電気自動車やハイブリッド自動車などの車両に搭載して、走行駆動用電源として用いることもできる。
複数の電池本体11を接続して電池モジュールを構成する場合に、図3に示すように複数の電池本体11の主面同士を積み重ねて電池ケース内に収容することが行われる。この場合に、電池本体11の外周部から導出された正極端子130及び負極端子140と、この電池本体11に積層された電池本体11の外周部から導出された正極端子130及び負極端子140との絶縁性を確保するとともに、これら正極端子130及び負極端子140を直列及び/又は並列に接続するためのバスバを配置したり、電圧検出用センサのコネクタを配置したりするために、絶縁性材料から構成されたスペーサ12が用いられる。
本例のスペーサ12は、図1〜図3に示すように隣接する電池本体11の互いの外周部のうち短辺側の外周部に配置され、電池本体11を、電池モジュールのケースや自動車の車体など所定の設置位置に対して固定するための固定部121を有する。固定部121が、他の電池本体11の通孔122に挿入されることで、互いの電池本体同士が積層される。そして、固定部121及び通孔122を介して、スペーサ12と、ケース又は車体等とを固定することで、積層された電池本体11は、スペーサ12により所定の位置で固定される。
スペーサ12は、ポリプロピレン(PP)などの剛性を有する絶縁性樹脂材料から構成され、内側樹脂層110aと同じ材料で形成されている。
次に、図1及び図4を用いて、一対の外装部材110の形状と、一対の外装部材11及びスペーサ12の溶着部分について説明する。図4は、図1のIV−IV線に沿う断面図である。図4の引き出し断面図Bは上側外装部材111と下側外装部材112の断面を、引き出し断面図Cはスペーサ12と下側外装部材112の断面を示す。
一対の外装部材110のうち、下方に位置する下側外装部材112は、上方に位置する上側外装部材111より、外周部が大きくなるように形成されている。図3に示すように、電池本体11は他の電池本体11と積層され、電池本体11の積層面(互いに電池本体11が対向する面)に沿う方向において、下側外装部材112が上側外装部材111より大きくなるよう、一対の外装部材110が形成されている。そのため、下側外装部材112の外周部は、発電要素120に近い内側では上側外装部材111と接着し、発電要素120に遠い外側では上側外装部材120と接着しない。すなわち、下側外装部材112の外周部は、上側外装部材111と接着する部分の部材111aと、上側外装部材111と接着しない部分の部材111bとを有している。そして、下側外装部材112の外周部うち、上側外装部材111と接着する部分の部材111aでは、上側外装部材111の内側樹脂層110aと下側外装部材112の内側樹脂層110aとが溶着されている。言い換えると、一対の外装部材110の外周部には、上側外装部材11と下側外装部材112により段差が形成されている。
下側外装部材112の外周部のうち、上側外装部材111と接着しない部分の部材111bは、スペーサ12と接着されている。上述したとおり、内側樹脂層110aとスペーサ12は、ポリプロピレン(PP)の同材料で形成されている。そのため、部材111bにおける、内側樹脂層110aとスペーサ12との接着強度は高くなっている。
次に、一対の外装部材110を溶着させる工程及び下側外装部材112とスペーサ12とを溶着させる工程について説明する。まず、発電要素120を内部に封入した状態で、上側外装部材111と下側外装部材112とを外周部で重ね合わせて、内側樹脂層110aの融点に近く、外側樹脂層110cの融点より低い温度で、熱圧着させる。これにより、下側外装部材112の部材112aが上側外装部材111に溶着される。
次に、スペーサ12を、下側外装部材112の部材112b上に配置した状態で、内側樹脂層110a及びスペーサ12の融点に近く、外側樹脂層110cの融点より低い温度で、部材112bの内側樹脂層110aとスペーサ12とを熱圧着させる。これにより、下側外装部材112の部材112bがスペーサ12に溶着される。
本例とは異なり、外側樹脂層110cとスペーサ12とを熱圧着により溶着させようとすると、外側樹脂層110cの融点に近い温度を外装部材111に加えなければならない。この際、内側樹脂層110aにも熱が加わり、内側樹脂層110aの融点は外側樹脂層110cの融点よりも低い。そのため、内側樹脂層110aが融解し、流出する可能性がある。
一方、本発明は、外側樹脂層110cの融点より低い温度で、内側樹脂層110aにスペーサ12を溶着させることができるため、上記のような、内側樹脂層110aの融解を防ぐことができる。
上記のように、本例において、一対の外装部材110は、互いに溶着されている内側樹脂層110aと、内側樹脂層110aの融点より高い融点の材料で形成されている外側樹脂層110cとをそれぞれ有し、スペーサ12は内側樹脂層110aに溶着されている。これにより、スペーサ12と外装部材110とを直接接着することで、部品点数を削減することができる。また、スペーサ12と外装部材110とを低い温度で接着させることができるため、成形性を向上させることができる。
ところで、本発明と異なり、スペーサ12を外装部材110に接着させるためには、スペーサ12と外装部材110とを樹脂によりモールドさせる構成があった(比較例1)。また、本発明とは異なり、スペーサ12と外装部材110の外側樹脂層110cとの間に接着剤を塗布して、スペーサ12と外装部材110と接着させる構成があった(比較例2)。比較例1では、モールドさせる樹脂の量が多くなるため、接着のための材料費が高くなっていた。また、比較例2では、製造工程において、接着剤を塗布する時間、スペーサ12と外装部材110とを圧着させる時間及び接着剤が固まるまでの接着剤の反応時間を確保しなければならないため、製造時間が長くなるという問題があった。
本例では、接着用の部材を別途設けないため、材料費を抑制することができ、また熱圧着により、スペーサ12と外装部材110とを接着させるため、製造時間を短くすることができる。
すなわち、本例に係る薄型電池は、車両の振動等に対して、スペーサ12と外装部材110との接着状態を安定化させることができ、製造工程においても、工程の煩雑さを回避しつつ、リードタイムの短縮化を図ることができる。
また、本例において、内側樹脂層110aとスペーサ12は同じ材料で形成されている。これにより、内側樹脂層110aとスペーサ12との間の接着強度を高めることができる。
なお、本発明の変形例として、複数の電池本体11を積層する際に(図3を参照)、スペーサ12により、複数の電池本体11を接着するよう構成してもよい。図5は、本発明の変形例に係る薄型電池の部分断面図であって、図1のIV−IV線に沿う断面図と同様の断面図である。図5の引き出し断面図Dはスペーサ12及び下側外装部材112の断面を示し、引き出し断面図Eはスペーサ12及び上側外装部材111の断面を示す。
図5に示すように、互いに並べられた電池本体11のうち、下方に位置する電池本体11の外装部材110とスペーサ12の構成は、図4に示す構成と同様であるため説明を省略する。
上方に位置する電池本体11の外装部材110は、下方に位置する電池本体11の外装部材110に対して、互いの電池本体11の積層面を中心として線対称になうよう、構成されている。すなわち、上方の電池本体11の外装部材110の外周部は、電池本体11の積層面に沿う方向において、上側外装部材111が下側外装部材112より大きくなるよう、形成されている。
そして、上側外装部材111の外周部のうち、下側外装部材112と対向する部分の部材111aでは、上側外装部材111の内側樹脂層110aと下側外装部材112の内側樹脂層110aとが溶着されている。一方、上側外装部材111の外周部のうち、下側外装部材112と対向せず、スペーサ12の上面と対向する部分の部材111bでは、上側外装部材111の内側樹脂層110aとスペーサ12とが溶着されている。
スペーサ12は、積層された電池本体11のそれぞれの外周部の間に配置され、互いの電池本体11の外装部材110に溶着されている。
上記のように、本発明は、スペーサ12を積層した互いの電池本体11の間に配置して、スペーサ12を当該互いの電池本体に溶着している。これにより、スペーサ12の両面に電池本体11を取り付けることができるため、スペーサ12の部品数を削減することができる。
上記のスペーサ12が本発明の「固定部材」に相当する。
《第2実施形態》
本発明の他の実施形態に係る薄型電池を説明する。本例では、上述した第1実施形態に対して、外装部材110の外周部の形状が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであるため、その記載を適宜、援用する。図6は、本発明の他の実施形態に係る薄型電池の部分断面図であって、図1のIV−IV線に沿う断面図と同様の断面図である。図6の引き出し断面図Fはスペーサ12及び上側外装部材111の断面を示し、引き出し断面図Gはスペーサ12及び下側外装部材112の断面を示す。
本発明の他の実施形態に係る薄型電池を説明する。本例では、上述した第1実施形態に対して、外装部材110の外周部の形状が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであるため、その記載を適宜、援用する。図6は、本発明の他の実施形態に係る薄型電池の部分断面図であって、図1のIV−IV線に沿う断面図と同様の断面図である。図6の引き出し断面図Fはスペーサ12及び上側外装部材111の断面を示し、引き出し断面図Gはスペーサ12及び下側外装部材112の断面を示す。
図6に示すように、一対の外装部材110の外周部は、第1実施形態と同様に、下方に位置する下側外装部材112が上方に位置する上側外装部材111より大きくなるように形成されている。下側外装部材112は、上側外装部材111に溶着されている部分の部材112aと、上側外装部材111に溶着されていない部分の部材112bとを有している。さらに、下側外装部材112は、部材112aと、部分112bとの間で、外装部材112を屈曲させた形状に形成されている。すなわち、部材112aは、上側外装部材111と対向しており、部材112bは、外装部材112の屈曲点から、部材112aの対向面(上側外装部材111と対向する対向面)に沿う方向に対して垂直方向に延在するよう形成されている。そのため、部材112aの対向面と、部材112bの表面のうち、スペーサ12と対向する対向面は垂直方向の関係にある。これにより、下側外装部材112は、上側外装部材111に対して余分な部分を折り曲げるように、形成されている。
そして、スペーサ12は、上側外装部材111の外側樹脂層110cの表面に載置されて、部材112bの内側樹脂層110aに溶着されている。すなわち、スペーサ12の表面のうち、部材112aと対向する面は外装部材111に接着されておらず、部材112bと対向する面は外装部材111に接着されている。
上記のように、本例は、上側外装部材111に溶着されている部分の部材111aと上側外装部材111に溶着されていない部分の部材111bとの間で屈曲させた形状に、外装部材112を形成し、当該部材111bの内側樹脂層110aとスペーサ12とを溶着させる。これにより、電池本体11の積層方向に対して垂直方向の電池幅を、小さくすることができる。
上記部材112aが本発明の「第1部材」に相当し、部材112bが本発明の「第2部材」に相当する。
《第3実施形態》
本発明の他の実施形態に係る薄型電池を説明する。本例では、上述した第1実施形態に対して、外装部材110の外周部の形状が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであるため、その記載を適宜、援用する。図7は、本発明の他の実施形態に係る薄型電池の部分断面図であって、図1のIV−IV線に沿う断面図と同様の断面図である。図7の引き出し断面図Hはスペーサ12及び上側外装部材111の断面を示し、引き出し断面図Iはスペーサ12及び上側外装部材111の断面を示し、引き出し断面図Jはスペーサ12及び下側外装部材112の断面を示す。
本発明の他の実施形態に係る薄型電池を説明する。本例では、上述した第1実施形態に対して、外装部材110の外周部の形状が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであるため、その記載を適宜、援用する。図7は、本発明の他の実施形態に係る薄型電池の部分断面図であって、図1のIV−IV線に沿う断面図と同様の断面図である。図7の引き出し断面図Hはスペーサ12及び上側外装部材111の断面を示し、引き出し断面図Iはスペーサ12及び上側外装部材111の断面を示し、引き出し断面図Jはスペーサ12及び下側外装部材112の断面を示す。
図7に示すように、上側外装部材111は、下側外装部材112と溶着した部分の部材111aと、下側外装部材112と溶着しない部分の部材111bとを有している。同様に、下側外装部材112は、上側外装部材111と溶着した部分の部材112aと、上側外装部材111と溶着しない部分の部材112bとを有している。
一対の外装部材110は、互いに溶着した部材111a、112aから互いに離反するよう、部材111a、112aの接着面に沿う方向に対して垂直方向に屈曲して部材111a、112aの先端から延在し、再び屈曲して、当該接着面に沿う方向に対して平行方向に沿って延在している。
そして、スペーサ12が、部材111bと部材112bとの間に挟まれるように配置され、スペーサ12の表面のうち、部材111b、112bの内側樹脂層110aと対向する部分は、熱圧着により、当該内側樹脂層110aに溶着されている。
上記のように、本例は、一対の外装部材110は、互いに溶着されている内側樹脂層110aと、内側樹脂層110aの融点より高い融点の材料で形成されている外側樹脂層110cとをそれぞれ有し、スペーサ12は内側樹脂層110aに溶着されている。これにより、スペーサ12と外装部材110とを直接接着することで、部品点数を削減し、薄型電池1の成型性を向上させることができる。
また、本例は、スペーサ12を一対の外装部材110で狭持するように、スペーサ12を、一対の外装部材110の内側樹脂層110aにそれぞれ溶着させている。これにより、スペーサ12と外装部材12との間の接着強度を高くすることができる。
10…薄型電池
11…電池本体
110…外装部材
110a…内側樹脂層
110b…中間金属層
110c…外側樹脂層
111…上側外装部材
112…下側外装部材
120…発電要素
130…正極端子
140…負極端子
12…スペーサ
11…電池本体
110…外装部材
110a…内側樹脂層
110b…中間金属層
110c…外側樹脂層
111…上側外装部材
112…下側外装部材
120…発電要素
130…正極端子
140…負極端子
12…スペーサ
Claims (4)
- 一対の外装部材の内部に発電要素が封入された電池本体と、
前記電池本体を所定位置に固定する固定部材とを備え、
前記一対の外装部材は、
互いに溶着されている第1層と、
前記発電要素に対して前記第1層より外側に配置され、前記第1層の融点より高い融点の材料で形成されている第2層とをそれぞれ有し、
前記固定部材は、前記第1層に溶着されている
ことを特徴とする薄型電池。 - 前記一対の外装部材うち一方の外装部材は、
他方の外装部材に溶着されている第1部材と、前記他方の外装部材に溶着されていない第2部材との間で屈曲させた形状に形成され、
前記固定部材は、
前記第2部材の前記第1層に溶着されている
ことを特徴とする請求項1記載の薄型電池。 - 前記固定部材は、
他の電池本体を積層した際に互いの前記電池本体間の間に配置され、前記互いの電池本体に溶着されている
ことを特徴とする請求項1又は2記載の薄型電池。 - 前記第1層と前記固定部材は同じ材料で形成されている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の薄型電池。
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