JP2014032601A - Icカード、携帯可能電子装置、及びicカードの制御プログラム - Google Patents

Icカード、携帯可能電子装置、及びicカードの制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】よりセキュリティ性の高いICカード、携帯可能電子装置、及びICカードの制御プログラムを提供する。
【解決手段】一実施形態に係るICカードは、外部機器から入力されるコマンドに応じて処理を行うICカードであって、前記外部機器から送信されたコマンドを受信する受信部と、書込み処理を行う為の第1の書込みプログラムを記憶する読み出し専用メモリと、前記第1の書込みプログラムによる書込みを許可する第1の記憶領域と、前記第1の書込みプログラムによる書込みを制限する第2の記憶領域と、を有する不揮発性メモリと、前記第1の書込みプログラムを実行し、前記コマンドに応じて前記第2の記憶領域への書込み処理を行う為の第2の書込みプログラムを前記第1の記憶領域に書き込む第1のコマンド処理部と、前記コマンドに応じて前記第2の書込みプログラムを実行し、前記コマンドに応じたデータを前記第2の記憶領域に書き込む第2のコマンド処理部と、を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、ICカード、携帯可能電子装置、及びICカードの制御プログラムに関する。
一般的に、携帯可能電子装置として用いられるICカードは、プラスチックなどで形成されたカード状の本体と本体に埋め込まれたICモジュールとを備えている。ICモジュールは、ICチップを有している。ICチップは、電源が無い状態でもデータを保持することができるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)またはフラッシュROMなどの不揮発性メモリと、種々の演算を実行するCPUと、CPUの処理に利用されるRAMメモリなどを有している。
ICカードは、例えば、国際標準規格ISO/IEC7816に準拠したICカードである。ICカードは、ICチップのメモリに種々のアプリケーションを格納することができる。ICカードは、ICカードを処理する端末(リーダライタ)から送信されたコマンドに応じてアプリケーションを実行することにより、種々の処理を実行することができる。
また、近年、ROMの大部分とEEPROM全体とがフラッシュメモリにより置き換えられたLSIを有するICカードがある。
特開2005−085089号公報
上記のようなICカードは、フラッシュメモリ内にプログラムとデータとの両方を保持することができる。フラッシュメモリは、記憶領域の一部に、他の記憶領域へのプログラムを書き込むための書き込み用プログラムを格納している。ICカードは、フラッシュメモリ内の書き込み用プログラムを実行することにより、フラッシュメモリ内にプログラムなどのデータを書き込む。また、書き込みが完了した場合、ICカードは、ROMからのプログラムの起動を無効化し、フラッシュメモリからプログラムを実行する。
しかし、制御の主体がフラッシュメモリのプログラムから、ROMのプログラムに何らかの要因により切り替わった場合、フラッシュメモリ上のデータが書き換えられる可能性がある。この為、フラッシュメモリ内のデータが不正に書き換えられる可能性があるという課題がある。
そこで、よりセキュリティ性の高いICカード、携帯可能電子装置、及びICカードの制御プログラムを提供することを目的とする。
一実施形態に係るICカードは、外部機器から入力されるコマンドに応じて処理を行うICカードであって、前記外部機器から送信されたコマンドを受信する受信部と、書込み処理を行う為の第1の書込みプログラムを記憶する読み出し専用メモリと、前記第1の書込みプログラムによる書込みを許可する第1の記憶領域と、前記第1の書込みプログラムによる書込みを制限する第2の記憶領域と、を有する不揮発性メモリと、前記第1の書込みプログラムを実行し、前記コマンドに応じて前記第2の記憶領域への書込み処理を行う為の第2の書込みプログラムを前記第1の記憶領域に書き込む第1のコマンド処理部と、前記コマンドに応じて前記第2の書込みプログラムを実行し、前記コマンドに応じたデータを前記第2の記憶領域に書き込む第2のコマンド処理部と、を具備する。
図1は、一実施形態に係るICカード処理システムの例について説明するための図である。 図2は、一実施形態に係るICカードの例について説明するための図である。 図3は、一実施形態に係るICカードの処理の例について説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係るICカード、携帯可能電子装置、及びICカードの制御プログラムについて詳細に説明する。
本実施形態に係る端末装置10のカードリーダライタ17及びICカード20は、例えば、ETSI TS 102 613により規定されているSingle Wire Protocol(SWP)、二重伝送通信などの接触通信の機能、及びISO/IEC14443などにより規定されている非接触通信の機能の両方またはいずれかの機能を備える。これにより、カードリーダライタ17及びICカード20は、互いにデータの送受信を行うことができる。
図1は、一実施形態に係るICカード処理システム1の構成例について示す。
ICカード処理システム1は、携帯可能電子装置(ICカード)20を処理する端末装置10と、ICカード20と、を備える。端末装置10とICカード20とは、上記したように接触通信、または非接触通信により互いに種々のデータを送受信する。
端末装置10は、CPU11、RAM12、ROM13、不揮発性メモリ14、操作部15、表示部16、及びカードリーダライタ17を備える。CPU11、RAM12、ROM13、操作部15、表示部16、及びカードリーダライタ17は、それぞれバス19を介して互いに接続されている。
CPU11は、端末装置10全体の制御を司る制御部として機能する。CPU11は、ROM13に記憶されている制御プログラム及び制御データに基づいて種々の処理を行う。例えば、CPU11は、カードリーダライタ17を介してICカード20とコマンド及びレスポンスの送受信を行う。
RAM12は、ワーキングメモリとして機能する揮発性のメモリである。RAM12は、CPU11の処理中のデータなどを一時的に格納する。例えば、RAM12は、カードリーダライタ17を介して外部の機器と送受信するデータを一時的に格納する。また、RAM12は、CPU11が実行するプログラムを一時的に格納する。ROM13は、予め制御用のプログラム及び制御データなどを記憶する不揮発性のメモリである。
不揮発性メモリ14は、例えばEEPROMなどのフラッシュメモリを備える。不揮発性メモリ14は、例えば、制御用のプログラム、制御データ、アプリケーション、個人情報、暗号鍵などのセキュリティ情報、及びアプリケーションに用いられるデータなどを記憶する。
操作部15は、例えば操作キーなどを備える。操作部15は、端末装置10の操作者により入力される操作に基づいて、操作信号を生成する。操作部15は、生成した操作信号をCPU11に入力する。
表示部16は、CPU11、またはCPU11により制御されるグラフィック処理部から入力される表示信号に基づいて、種々の情報を表示する。なお、端末装置10は、操作部15と表示部16とが一体に形成されるタッチパネルを備える構成であってもよい。
カードリーダライタ17は、ICカード20と通信を行うためのインターフェース装置である。カードリーダライタ17は、ICカード20が装着されるスロット18を備える。カードリーダライタ17は、接触通信、または非接触通信によりスロット18に装着されたICカード20とデータの送受信を行う。
接触通信のインターフェースとして用いられる場合、カードリーダライタ17は、ICカード20が備えるコンタクトパターンと接続される複数の接触端子を備える。スロット18にICカード20が装着される場合、カードリーダライタ17の複数の接触端子は、ICカード20のコンタクトパターンに接続される。これにより、端末装置10とICカード20とは電気的に接続される。カードリーダライタ17は、スロットに装着されたICカード20に対して、電力の供給、クロックの供給、リセット信号の入力、及びデータの送受信などを行う。
また、非接触通信のインターフェースとして用いられる場合、カードリーダライタ17は、送受信するデータに対して信号処理を施す信号処理部と、所定の共振周波数を有するアンテナとを備える。
カードリーダライタ17は、例えば、信号処理部により、送受信するデータに対して符号化、復号、変調、及び復調などの信号処理を行なう。また、カードリーダライタ17は、符号化及び変調を施したデータをアンテナに供給する。アンテナは、供給されたデータに応じて磁界を発生させる。これにより、端末装置10は、スロットに装着されたICカード20に対してデータを非接触で送信することができる。
さらに、カードリーダライタ17のアンテナは、磁界を検知し、検知した磁界に応じて信号を生成する。これにより、カードリーダライタ17は、信号を非接触で受信することができる。信号処理部は、アンテナにより受信された信号に対して復調及び復号を行う。これにより、端末装置10は、スロットに装着されたICカード20から送信された元のデータを取得することができる。
CPU11は、カードリーダライタ17によりICカード20に対して種々のコマンドを入力する。ICカード20は、例えば、カードリーダライタ17からデータの書き込みコマンドを受信した場合、受信したデータを内部の不揮発性メモリに書き込む処理を行う。
また、CPU11は、ICカード20に読み取りコマンドを送信することにより、ICカード20からデータを読み出す。CPU11は、ICカード20から受信したデータに基づいて種々の処理を行う。
図2は、図1に示すICカード20の構成例を示す。
図2に示すように、ICカード20は、矩形状の本体と、本体内に内蔵されるICモジュール21を備えている。ICモジュール21は、ICチップ22を備える。
ICチップ22は、通信インターフェース23、CPU24、ROM25、RAM26、不揮発性メモリ27、電源部28、及びコプロセッサ29を備える。
通信インターフェース23は、ICカード20に接続される外部機器(例えば端末装置10)との間で送受信するデータに対して符号化、復号、変調、及び復調などを行う。
ICカード20が端末装置10との間で接触通信によりデータの送受信を行う構成である場合、通信インターフェース23は、コンタクトパターンを備える。コンタクトパターンは、導電性を有する金属などによりICモジュール21の表面に形成される接触端子である。即ち、コンタクトパターンは、端末装置10と接触可能な状態で形成されている。コンタクトパターンは、金属により形成される面が複数のエリアに区切られて形成される。区切られた各エリアは、それぞれコンタクトパターンの端子として機能する。通信インターフェース23は、コンタクトパターンを介してカードリーダライタ17とデータの送受信を行うことができる。
また、非接触通信のインターフェースとして用いられる場合、通信インターフェース23は、信号処理部とアンテナとを備える。
信号処理部は、端末装置10に送信するデータに対して符号化、負荷変調などの信号処理を行う。例えば、信号処理部は、端末装置10に送信するデータの変調(増幅)を行う。信号処理部は、信号処理を施したデータをアンテナに供給する。
アンテナは、例えば、ICモジュール21が内蔵される本体に所定の形状で配設される金属線により構成される。ICカード20は、端末装置10に送信するデータに応じてアンテナにより磁界を発生させる。これにより、ICカード20は、端末装置10に対してデータを送信することができる。また、ICカード20は、電磁誘導によりアンテナに発生する誘導電流に基づいて端末装置10から送信されるデータを認識する。
例えば、信号処理部は、アンテナに発生する誘導電流に対して復調、及び復号を行う。例えば、信号処理部は、アンテナにより受信する信号の解析を行う。これにより、通信インターフェース23は、2値の論理データを取得する。通信インターフェース23は、解析したデータをバスを介してCPU24に送信する。
また、通信インターフェース23は、受信レジスタ及び送信レジスタを備える。受信レジスタ及び送信レジスタは、一般的なレジスタであり、ICカード20が送受信するデータを一時的に格納する。即ち、受信レジスタは、通信インターフェース23を介して端末装置10から受信するデータを一時的に格納する。また、送信レジスタは、通信インターフェース23を介して端末装置10に送信するデータを一時的に格納する。
CPU24は、種々の演算を行う演算素子である。CPU24は、ROM25あるいは不揮発性メモリ27に記憶されている制御プログラム及び制御データに基づいて種々の処理を行う。これにより、CPU24は、ICカード20の全体の制御を司ることができる。例えば、CPU24は、端末装置10のカードリーダライタ17から受信したコマンドに応じて種々の処理を行い、処理結果に基づいて、レスポンスの生成を行なう。
ROM25は、予め制御用のプログラム及び制御データなどを記憶する不揮発性のメモリである。ROM25は、製造段階で制御プログラム及び制御データなどを記憶した状態でICカード20内に組み込まれる。即ち、ROM25に記憶される制御プログラム及び制御データは、予めICカード20の仕様に応じて組み込まれる。
RAM26は、ワーキングメモリとして機能する揮発性のメモリである。RAM26は、CPU24の処理中のデータなどを一時的に格納する。例えば、RAM26は、CPU24が実行するプログラムを一時的に格納する。
不揮発性メモリ27は、例えば、EEPROMなどのデータの書き込み及び書き換えが可能なフラッシュメモリを備える。不揮発性メモリ27は、例えば、制御用のプログラム、制御データ、アプリケーション、個人情報、暗号鍵などのセキュリティ情報、及びアプリケーションに用いられるデータなどを記憶する。
たとえば、不揮発性メモリ27では、プログラムファイル及びデータファイルなどが創成される。創成された各ファイルには、制御プログラム及び種々のデータなどが書き込まれる。CPU24は、不揮発性メモリ27、または、ROM25に記憶されているプログラムを実行することにより、種々の処理を実現することができる。また、不揮発性メモリ27は、分割された複数の記憶領域を備える。
電源部28は、通信インターフェース23を介してカードリーダライタ17から電力を受給し、受給した電力をICカード20の各部に供給する。ICカード20が接触通信を行う構成を備える場合、電源部28は、通信インターフェース23のコンタクトパターンを介してカードリーダライタ17から供給される電力をICカード20の各部に供給する。
また、ICカード20が非接触通信を行う構成を備える場合、カードリーダライタ17のアンテナから送信される電波、特にキャリア波に基づいて電力を生成する。さらに、電源部28は、動作クロックを生成する。電源部28は、発生させた電力及び動作クロックをICカード20の各部に電力を供給する。ICカード20の各部は、電力の供給を受けた場合、動作可能な状態になる。
コプロセッサ29は、演算素子及びレジスタなどを有する演算処理部である。コプロセッサ29は、演算処理をハードウエアにより行う。例えば、コプロセッサ29は、端末装置10からのコマンドに基づいて、暗号化、復号、ハッシュ計算、及び乱数の生成などの処理を行う。例えば、端末装置10から相互認証コマンドを受信する場合、コプロセッサ29は、相互認証処理に係る演算処理を実行する。CPU24は、コプロセッサ29にデータを入力し、コプロセッサ29に演算処理を実行させ、処理結果をコプロセッサ29から受け取る。
コプロセッサ29は、例えば、DES(Data Encryption Standard)、またはAES(Advanced Encryption Standard)等の規格に基づいて暗号処理を行う。コプロセッサ29は、例えば不揮発性メモリ27、またはROM25に格納された暗号鍵を用いて暗号化、及び復号などの暗号処理を行う。
ICカード20は、一次発行と二次発行とにより発行される。ICカード20を発行する発行装置は、一次発行において、ICカード20にコマンド(初期化コマンド)を送信することにより、ICカード20の不揮発性メモリ27の初期化を行う。これにより、端末装置10は、ICカード20の不揮発性メモリ27内にICカード20の使用目的、及び使用用途などに応じた鍵ファイルやデータファイル等を定義する。
発行装置は、例えば、ISO/IEC7816により規定されているファイル構造を不揮発性メモリ27内に創成する。上記の初期化が行われた不揮発性メモリ27は、Master File(MF)、Dedicated File(DF)、及びElementary File(EF)などを有する。
MFは、ファイル構造の根幹となるファイルである。DFは、MFの下位に創成される。DFは、アプリケーション及びアプリケーションに用いられるデータなどをグループ化して格納するファイルである。EFは、DFの下位に創成される。EFは、様々なデータを格納するためのファイルである。また、MFの直下にEFが置かれる場合もある。
EFには、Working Elementary File(WEF)とInternal Elementary File(IEF)などの種類がある。WEFは、作業用EFであり、個人情報などを格納する。IEFは、内部EFであり、例えば、セキュリティのための暗号鍵などのデータを記憶する。
二次発行では、EFに例えば顧客データなどの個別データが格納される。これにより、ICカード20が運用可能な状態になる。即ち、CPU24は、不揮発性メモリ27、または、ROM25に記憶されているプログラムを実行することにより、種々の処理を実現することができる。
図3は、ICカード20の処理の例を示す。
上記したように、ICカード20の不揮発性メモリ27は、分割された複数の領域を備えている。例えば、不揮発性メモリ27は、第1の記憶領域271、第2の記憶領域272、及び第3の記憶領域273を備える。また、ICカード20のROM25は、不揮発性メモリ27の第1の記憶領域271にデータを書き込むことができる第1の書き込み用プログラムを記憶するプログラム記憶領域251を備える。
第1の記憶領域271は、ROM25のプログラム記憶領域251に記憶されている第1の書き込み用プログラムにより書き換えが可能な記憶領域である。第1の記憶領域271は、不揮発性メモリ27上の第2の記憶領域272及び第3の記憶領域273にデータを書き込むことができる第2の書き込み用プログラムを記憶することができる。
第2の記憶領域272及び第3の記憶領域273は、不揮発性メモリ27の第1の記憶領域271に記憶されている第2の書き込み用プログラムにより書き換えが可能な記憶領域である。即ち、第2の記憶領域272及び第3の記憶領域273は、第1の書き込み用プログラムにより書き換えが制限された領域である。 上記したようにROM25は、不揮発性メモリ27の第1の記憶領域271にデータ及びプログラムを書き込むための第1の書き込み用プログラムを記憶する。第1の書き込み用プログラムは、不揮発性メモリ27上のコマンドにより指定された位置にデータを書き込むことができる。
しかし、データを書き込む位置は、上記の第1の記憶領域271内に限定される。例えば、ROM25は、第1の書き込み用プログラムにより書き込み可能な領域を示す情報(制限情報)を第1の書き込み用プログラムに対応付けて記憶する。ICカード20は、第1の書き込み用プログラムに対応付けられた制限情報に基づいて、第1の書き込み用プログラムにより書き込みが可能な不揮発性メモリ27上の位置を認識することができる。
ICカード20は、端末装置10から送信されたコマンドに応じて、第1の書き込み用プログラムを実行する。これにより、ICカード20は、端末装置10から送信されたコマンドに付加された書き込み用データを不揮発性メモリ27の第1の記憶領域に書き込むことができる。これにより、ICカード20は、端末装置10から送信されたコマンドに付加された第2の書き込み用プログラムを不揮発性メモリ27の第1の記憶領域に書き込むことができる。
また、ROM25は、プログラムの起動開始番地を変更する為のプログラム(番地変更プログラム)を予め記憶する。ICカード20は、番地変更プログラムを実行することにより、プログラムを実行する際に読み込むメモリ上の領域を適宜設定することができる。
例えば、ICカード20は、書き込みコマンドを受信した際に書き込み用プログラムを実行する。番地変更プログラムは、書き込みコマンドを受信した際の読み込み位置を、ROM25上のプログラム記憶領域251から、不揮発性メモリ27上の第1の記憶領域271に変更することができる。これにより、ICカード20は、書き込みコマンドを受信した場合に実行する書き込み用プログラムを第1の書き込み用プログラムから第2の書き込み用プログラムに変更することができる。
ICカード20は、端末装置10からのコマンドに応じて種々の処理を行い、第2の記憶領域272及び第3の記憶領域273にデータを書き込む。まず、ICカード20は、ROM25の第1の書き込み用プログラムを実行することにより、不揮発性メモリ27の第1の記憶領域に第2の書き込み用プログラム271を書き込む。この際、プログラム起動開始番地は、ROM25内のプログラム記憶領域251を示す位置に設定されている。ICカード20は、プログラムを実行する際に読み込む位置をROM25内のプログラム記憶領域251を示す位置から不揮発性メモリ27内の第1の記憶領域271を示す位置に変更する。
さらに、ICカード20は、書き込みコマンドを受信した場合、不揮発性メモリ27の第1の記憶領域271に書き込まれた第2の書き込み用プログラムを実行する。ICカード20は、書き込みコマンドに例えばユーザプログラムなどの書き込みデータを第2の書き込み用プログラムにより第2の記憶領域272または第3の記憶領域273にデータを書き込む。例えば、ICカード20は、第2の記憶領域272にユーザプログラムを書き込み、第3の記憶領域にユーザプログラムにより使用される個人情報などのユーザデータを書き込む。
ICカード20は、第2の書き込み用プログラムによる書き込み処理が完了した場合、
コマンドを受信した際のプログラムの読み込み位置を不揮発性メモリ27上の第1の記憶領域271から第2の記憶領域272に変更する。即ち、ICカード20は、新たにプログラムを書き込んだ記憶領域にプログラムの読み込み位置を変更する。これにより、ICカード20は、これ以降、不揮発性メモリ27内の特定番地(第2の記憶領域272)からプログラムを起動する。この結果、ICカード20は、上記の処理により書き込まれたユーザプログラムのみを実行することができる状態(運用状態)に遷移する。
また、第2の書き込みプログラムが書き込まれている第1の記憶領域は、ICカード20が運用状態に遷移した後、削除されてもよい。例えば、ICカード20は、第2の記憶領域272に記憶されているユーザプログラムを実行することにより、第1の記憶領域271に記憶されている第2の書き込み用プログラムを削除する。これにより、ICカード20は、ユーザデータを書き込む為の記憶領域として第1の記憶領域271を用いることができる。
上記したように、ICカード20は、ROM25上の第1の書込み用プログラムにより書きこむことが可能な記憶領域(第1の記憶領域271)と、第1の書込み用プログラムにより書きこむことが不可能な記憶領域(第2の記憶領域272及び第3の記憶領域273)と、を備える不揮発性メモリ27を備える。ICカード20は、第1の書き込み用プログラムを実行し、第2の記憶領域272及び第3の記憶領域273にデータを書き込む為の第2の書き込み用プログラムを第1の記憶領域271に書き込む。
即ち、ICカード20のCPU24は、ROM25上の第1の書込み用プログラムによる第1の記憶領域271への書込みを許可する。また、CPU24は、第1の書込みプログラムによる第2の記憶領域272及び第3の記憶領域273への書込みを制限する。また、CPU24は、第1の記憶領域271上の第2の書込み用プログラムによる第2の記憶領域272及び第3の記憶領域273への書込みを許可する。
また、ICカード20のCPU24は、第2の書込みプログラムを第1の記憶領域271に書き込んだ場合、書込みコマンドを受信した場合に起動する書込みプログラムをROM25上の第1の書込みプログラムから不揮発性メモリ27上の第2の書込みプログラムに切り替えるプログラム切替部として機能する。
ICカード20は、第2の書き込み用プログラムを実行することにより、第2の記憶領域272及び第3の記憶領域273にプログラム(ユーザプログラム)及びデータ(ユーザデータ)を書き込むことができる。なお、第2の記憶領域272及び第3の記憶領域273は、ROM25上の第1の書き込み用プログラムによる書き込みが制限されており、不揮発性メモリ27上の第2の書き込み用プログラムによる書き込みが許可されている。これにより、ICカード20は、プログラムを起動する位置が不揮発性メモリ27の特定の位置からROM25上の特定の位置に変更された場合であっても、不揮発性メモリ27上のデータが書き換えられることを防ぐことができる。
また、CPU24は、第2の書き込み用プログラムによりユーザプログラムを第2の記憶領域272または第3の記憶領域に書き込んだ場合、コマンドを受信した場合に実行するプログラムを第2の書込みプログラムからユーザプログラムに切り替える。さらに、CPU24は、第2の書込みプログラムを第1の記憶領域271から削除する。
この結果、よりセキュリティ性の高いICカード、携帯可能電子装置、及びICカードの制御プログラムを提供することができる。
なお、上述の各実施の形態で説明した機能は、ハードウエアを用いて構成するに留まらず、ソフトウエアを用いて各機能を記載したプログラムをコンピュータに読み込ませて実現することもできる。また、各機能は、適宜ソフトウエア、ハードウエアのいずれかを選択して構成するものであっても良い。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…ICカード処理システム、10…端末装置、11…CPU、12…RAM、13…ROM、14…不揮発性メモリ、15…操作部、16…表示部、17…カードリーダライタ、18…スロット、19…バス、20…ICカード、21…ICモジュール、22…ICチップ、23…通信インターフェース、23a…通信インターフェース、24…CPU、25…ROM、26…RAM、27…不揮発性メモリ、28…電源部、29…コプロセッサ。

Claims (6)

  1. 外部機器から入力されるコマンドに応じて処理を行うICカードであって、
    前記外部機器から送信されたコマンドを受信する受信部と、
    書込み処理を行う為の第1の書込みプログラムを記憶する読み出し専用メモリと、
    前記第1の書込みプログラムによる書込みを許可する第1の記憶領域と、前記第1の書込みプログラムによる書込みを制限する第2の記憶領域と、を有する不揮発性メモリと、
    前記第1の書込みプログラムを実行し、前記コマンドに応じて前記第2の記憶領域への書込み処理を行う為の第2の書込みプログラムを前記第1の記憶領域に書き込む第1のコマンド処理部と、
    前記コマンドに応じて前記第2の書込みプログラムを実行し、前記コマンドに応じたデータを前記第2の記憶領域に書き込む第2のコマンド処理部と、
    を具備するICカード。
  2. 前記第2の書込みプログラムを前記第1の記憶領域に書き込んだ場合、書込みコマンドを受信した場合に起動する書込みプログラムを前記第1の書込みプログラムから前記第2の書込みプログラムに切り替えるプログラム切替部をさらに具備する請求項1に記載のICカード。
  3. 前記第2のコマンド処理部は、前記コマンドに応じてユーザプログラムを前記第2の記憶領域に書き込み、
    前記プログラム切替部は、前記コマンドを受信した場合に実行するプログラムを前記第2の書込みプログラムから前記ユーザプログラムに切り替え、前記第2の書込みプログラムを前記第1の記憶領域から削除する、
    請求項2に記載のICカード。
  4. 前記各部を備えるICモジュールと、
    前記ICモジュールが配設される本体と、
    を具備する請求項1に記載のICカード。
  5. 外部機器から入力されるコマンドに応じて処理を行う携帯可能電子装置であって、
    前記外部機器から送信されたコマンドを受信する受信部と、
    書込み処理を行う為の第1の書込みプログラムを記憶する読み出し専用メモリと、
    前記第1の書込みプログラムによる書込みを許可する第1の記憶領域と、前記第1の書込みプログラムによる書込みを制限する第2の記憶領域と、を有する不揮発性メモリと、
    前記第1の書込みプログラムを実行し、前記コマンドに応じて前記第2の記憶領域への書込み処理を行う為の第2の書込みプログラムを前記第1の記憶領域に書き込む第1のコマンド処理部と、
    前記コマンドに応じて前記第2の書込みプログラムを実行し、前記コマンドに応じたデータを前記第2の記憶領域に書き込む第2のコマンド処理部と、
    を具備する携帯可能電子装置。
  6. 読み出し専用メモリと、第1の記憶領域及び第2の記憶領域を有する不揮発性メモリと、を備え、外部機器から入力されるコマンドに応じて処理を行うICカードにおいて実行される制御プログラムであって、前記ICカードを、
    前記外部機器から送信されたコマンドを受信する受信部と、
    前期読み出し専用メモリから書込み処理を行う為の第1の書込みプログラムを読み出し、前記第1の書込みプログラムを実行し、前記コマンドに応じて前記第2の記憶領域への書込み処理を行う為の第2の書込みプログラムを前記第1の記憶領域に書き込む第1のコマンド処理部と、
    前記コマンドに応じて前記第2の書込みプログラムを実行し、前記コマンドに応じたデータを前記第2の記憶領域に書き込む第2のコマンド処理部と、
    前記第1の書込みプログラムによる前記第1の記憶領域への書込み処理を許可し、前記第1の書込みプログラムによる前記第2の記憶領域への書込み処理を制限し、前記第2の書込みプログラムによる前記第2の記憶領域への書込みを許可する制御部と、
    して動作させる制御プログラム。
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