JP2014032048A - 液体混合用容器、および液体混合用容器を用いた液体混合方法 - Google Patents

液体混合用容器、および液体混合用容器を用いた液体混合方法 Download PDF

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博一 三橋
Seiji Yoshimura
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Abstract

【課題】簡単な操作で、所定の量の液体、特に、微量な液体を混合する場合に、正確な量を測定して混合することができる液体混合用容器を提供する。
【解決手段】 計量部材16の底部には、液体が流通する液体流通開口部40が形成され、液体を計量するための計量用溝部50を備えた計量ロッド44が突設されており、液体混合容器本体12に収容した液体L1が、計量部材16の液体流通開口部40を介して、計量用溝部50に収容され、キャップ部材18を計量部材16に対して接近する方向に移動させることにより、キャップ部材18が計量部材16に当接し、さらにキャップ部材18を計量部材16に対して接近する方向に移動させることにより、計量部材16を被混合物収容部材14に接近する方向に移動させ、計量部材16の計量用溝部50に収容された所定の量の液体L1を、被混合物収容部材14に収容した被混合物L2に混合するように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、使用時に液体による混合が必要な液体、粉粒体、または、固形物に対して、所定の量の液体、特に、微量な液体を混合することが可能な液体混合用容器、および液体混合用容器を用いた液体混合方法に関する。
従来、例えば、試薬などにおいて、使用時に液体による混合が必要な液体、粉粒体、または、固形物(以下、「被混合物」と言う)に対して、所定の量の液体、特に、微量な液体を混合する場合、試験管やビーカーに入れた被混合物に、スポイドや充填シリンジなどを用いて、数滴の液体を滴下して混合するのが通常であった。
また、特許文献1(特表2011−516831号公報)では、ピンセット型の試料液体保持部と、このピンセット型の試料液体保持部の先端を挿入するアダプターとから構成されているキュベット、すなわち、混合容器が開示されている。
そして、この特許文献1の混合容器では、ピンセット型の試料液体保持部の先端部分に試料液体を挟持した後、光学的な検査を行うために液体を収容したアダプターの開口部に挿着して、光学的な検査を行うように構成されている。
特表2011−516831号公報
しかしながら、このような従来のように、試験管やビーカーに入れた被混合物に、スポイドや充填シリンジなどを用いて、数滴の液体を滴下して混合する方法では、手作業であるので、作業に熟練と手間を有し、煩雑な作業が必要となる。
また、スポイドや充填シリンジなどを用いるので、所定の量の液体、特に、微量な液体を混合する場合に、正確な量を測定して混合することは困難であり、その結果、精密で正確な検査を行うことが困難である。
さらに、このような作業では、空気などの周囲環境下の下で行われる必要があるので、例えば、空気に触れると変化するような液体の混合には不向きである。
一方、特許文献1の混合容器でも、ピンセット型の試料液体保持部の先端部分に、所定の量の液体、特に、微量な液体を挟持するのは困難であり、正確な量を測定して混合することは困難であり、その結果、精密で正確な検査を行うことが困難である。
また、特許文献1の混合容器おいても、ピンセット型の試料液体保持部の先端部分に試料液体を挟持した後、光学的な検査を行うために液体を収容したアダプターの開口部に挿着する煩雑な作業が必要となる。
さらに、このような作業では、空気などの周囲環境下の下で行われる必要があるので、例えば、空気に触れると変化するような液体の混合には不向きである。
本発明は、このような現状に鑑み、別途試験管やビーカー、スポイドや充填シリンジなどを準備することなく、作業に熟練と手間が不要で、簡単な操作で、所定の量の液体、特に、微量な液体を混合する場合に、正確な量を測定して混合することができる液体混合用容器、および液体混合用容器を用いた液体混合方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、空気などの周囲環境下の下で行う必要がなく、例えば、空気に触れると変化するような液体の混合にも用いることができる液体混合用容器、および液体混合用容器を用いた液体混合方法を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の液体混合用容器は、
使用時に液体による混合が必要な被混合物に対して、所定の量の液体を混合することが可能な液体混合用容器であって、
前記液体を収容する液体混合容器本体と、
前記液体混合容器本体の下方に装着され、被混合物を収容した被混合物収容部材と、
前記液体混合容器本体の内周側に嵌着され、前記被混合物収容部材に対して、接離する方向に移動可能な計量部材と、
前記液体混合容器本体の上方開口部に挿着され、前記計量部材に対して、接離する方向に移動可能なキャップ部材とを備え、
前記計量部材の底部には、液体が流通する液体流通開口部が形成され、
前記計量部材の底部には、液体を計量するための計量用溝部を備えた計量ロッドが突設されており、
前記液体混合容器本体に収容した液体が、計量部材の液体流通開口部を介して、計量用溝部に収容され、
前記キャップ部材を計量部材に対して接近する方向に移動させることにより、キャップ部材が計量部材に当接し、さらにキャップ部材を計量部材に対して接近する方向に移動させることにより、計量部材を被混合物収容部材に接近する方向に移動させ、
前記計量部材の計量用溝部に収容された所定の量の液体を、前記被混合物収容部材に収容した被混合物に混合するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、液体混合容器本体に収容した液体が、計量部材の液体流通開口部を介して、計量用溝部に収容される。
そして、キャップ部材を計量部材に対して接近する方向に移動させることにより、キャップ部材が計量部材に当接し、さらにキャップ部材を計量部材に対して接近する方向に移動させることにより、計量部材を被混合物収容部材に接近する方向に移動させる。
これにより、計量部材の計量用溝部に収容された所定の量の液体を、被混合物収容部材に収容した被混合物に混合することができる。
従って、別途試験管やビーカー、スポイドや充填シリンジなどを準備することなく、作業に熟練と手間が不要で、キャップ部材を計量部材に対して接近する方向に移動させるという簡単な操作で、所定の量の液体、特に、微量な液体を混合する場合に、正確な量を測定して混合することができる。
また、キャップ部材により閉蓋した状態で操作をするので、空気などの周囲環境下の下で行う必要がなく、例えば、空気に触れると変化するような液体の混合にも用いることができる。
また、本発明の液体混合用容器は、前記計量部材が計量ロッドを備え、前記計量ロッドが、液体混合容器本体の内周に形成された計量用側壁に沿って、液密状態で摺動するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、計量部材の計量ロッドが、液体混合容器本体の内周に形成された計量用側壁に沿って、液密状態で摺動するので、いったん計量用溝部に収容された所定の量の液体が、漏洩することなく、常に所定の量の液体を、被混合物収容部材に収容した被混合物に混合することができる。
また、本発明の液体混合用容器は、
前記計量部材の計量ロッドが、一定間隔離間した上方シール部と、下方シール部とから構成され、
前記上方シール部と下方シール部との間に、計量用溝部が形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、上方シール部と下方シール部との間に、計量用溝部が形成されているので、これらのシール部でシールされることになり、いったん計量用溝部に収容された所定の量の液体が、漏洩することなく、常に所定の量の液体を、被混合物収容部材に収容した被混合物に混合することができる。
また、本発明の液体混合用容器は、
前記計量部材の計量ロッドが、液体混合容器本体の内周に形成された計量用側壁に沿って、液密状態で摺動する際に、上方シール部と下方シール部との間に形成された計量用溝部によって、所定の量の液体が計量され、
前記キャップ部材を計量部材に対して接近する方向にされに移動させることにより、前記計量ロッドの下方シール部が、前記計量用側壁から離間して開口部が形成され、
前記開口部を介して、計量用溝部に収容された液体が、被混合物収容部材に収容した被混合物に混合されるように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、計量部材の計量ロッドが、液体混合容器本体の内周に形成された計量用側壁に沿って、液密状態で摺動する際に、上方シール部と下方シール部との間に形成された計量用溝部によって、所定の量の液体が計量される。
そして、キャップ部材を計量部材に対して接近する方向にされに移動させることにより、前記計量ロッドの下方シール部が、前記計量用側壁から離間して開口部が形成される。
これにより、この開口部を介して、計量用溝部に収容された液体が、被混合物収容部材に収容した被混合物に混合される。
従って、上方シール部と下方シール部との間に形成された計量用溝部によって、所定の量の液体が正確に計量され、開口部を介して、計量用溝部に収容された液体がそのまま、被混合物収容部材に収容した被混合物に混合されることになる。
その結果、キャップ部材を計量部材に対して接近する方向に移動させるという簡単な操作で、所定の量の液体、特に、微量な液体を混合する場合に、正確な量を測定して混合することができる。
また、本発明の液体混合用容器は、前記計量用側壁の下端に、前記計量部材の計量ロッドの計量用溝部に収容された液体の表面張力を阻害する、表面張力防止用突起が形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、計量用側壁の下端に形成された表面張力防止用突起によって、計量部材の計量ロッドの計量用溝部に収容された液体の表面張力が阻害されることになる。
従って、計量ロッドの計量用溝部に収容された液体が全量、被混合物収容部材に収容した被混合物に混合されることになり、所定の量の液体、特に、微量な液体を混合する場合に、正確な量を測定して混合することができる。
また、本発明の液体混合用容器は、前記キャップ部材が、液体混合容器本体の上方開口部に着脱自在に挿着されていることを特徴とする。
このように構成することによって、キャップ部材を取り外して、液体混合容器本体に混合すべき液体を注入することができる。
また、本発明の液体混合用容器は、前記キャップ部材を液体混合容器本体の上方開口部から開蓋して、別の液体、粉粒体、または、固形物を、液体混合容器本体に混合ように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、キャップ部材を液体混合容器本体の上方開口部から開蓋して、別の液体、粉粒体、または、固形物を、液体混合容器本体に混合ことができ、液体混合容器本体に収容した混合すべき液体以外のものを、必要に応じて液体混合容器本体に充填することができ便利である。
また、本発明の液体混合用容器は、前記キャップ部材の内部には、綿棒部材が着脱自在に固定されていることを特徴とする。
このように構成することによって、キャップ部材から綿棒部材を取り外し、または、別途用意した綿棒部材に、別の液体、粉粒体、固形物、検体などの物質を付着させ、その後、綿棒部材をキャップ部材に取り付ける。これにより、キャップ部材を液体混合容器本体の上方開口部に挿着した際に、綿棒部材が液体混合容器本体に収容した液体に浸漬されることになる。
従って、綿棒部材が固定されたキャップ部材を操作するのではなく、綿棒部材のみで操作できるので、付着作業が容易である。
また、本発明の液体混合用容器は、前記キャップ部材の内部には、綿棒部材が固定されており、キャップ部材を液体混合容器本体の上方開口部に挿着した際に、前記液体混合容器本体に収容した液体に浸漬されるように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、綿棒部材に、別の液体、粉粒体、固形物、検体などの物質を付着させ、キャップ部材を液体混合容器本体の上方開口部に挿着した際に、液体混合容器本体に収容した液体に浸漬されることになる。
従って、キャップ部材を操作するだけで、液体混合容器本体に収容した混合すべき液体以外のものを、必要に応じて液体混合容器本体に添加することができ便利である。
また、本発明の液体混合方法は、前述したいずれかに記載の液体混合容器を用いて、前記液体混合容器本体に収容した液体を、前記被混合物収容部材に収容した被混合物に混合することを特徴とする。
従って、別途試験管やビーカー、スポイドや充填シリンジなどを準備することなく、作業に熟練と手間が不要で、キャップ部材を計量部材に対して接近する方向に移動させるという簡単な操作で、所定の量の液体、特に、微量な液体を混合する場合に、正確な量を測定して混合することができる。
また、キャップ部材により閉蓋した状態で操作をするので、空気などの周囲環境下の下で行う必要がなく、例えば、空気に触れると変化するような液体の混合にも用いることができる。
本発明によれば、別途試験管やビーカー、スポイドや充填シリンジなどを準備することなく、作業に熟練と手間が不要で、キャップ部材を計量部材に対して接近する方向に移動させるという簡単な操作で、所定の量の液体、特に、微量な液体を混合する場合に、正確な量を測定して混合することができる。
また、キャップ部材により閉蓋した状態で操作をするので、空気などの周囲環境下の下で行う必要がなく、例えば、空気に触れると変化するような液体の混合にも用いることができる。
図1は、本発明の液体混合用容器の斜視図である。 図2は、図1の液体混合用容器の縦断面図である。 図3は、本発明の液体混合用容器の部分断面分解斜視図である。 図4は、本発明の液体混合用容器の液体混合容器本体の部分断面斜視図である。 図5は、本発明の液体混合用容器の被混合物収容部材の部分断面斜視図である。 図6は、本発明の液体混合用容器の計量部材の部分断面斜視図である。 図7は、本発明の液体混合用容器のキャップ部材の部分断面斜視図である。 図8は、本発明の液体混合用容器の使用状態を説明する縦断面図である。 図9は、本発明の液体混合用容器の使用状態を説明する縦断面図である。 図10は、本発明の液体混合用容器の使用状態を説明する縦断面図である。 図11は、本発明の液体混合用容器の使用状態を説明する縦断面図である。 図12は、本発明の液体混合用容器の別の実施例を示す部分拡大断面図である。 図13は、本発明の液体混合用容器の別の実施例の綿棒部材とキャップ部材を説明する断面図である。 図14は、本発明の液体混合用容器の縦断面図である。 図15は、本発明の液体混合用容器の使用状態を説明する縦断面図である。 図16は、本発明の液体混合用容器の使用状態を説明する縦断面図である。 図17は、本発明の液体混合用容器の使用状態を説明する縦断面図である。 図18は、本発明の液体混合用容器の使用状態を説明する縦断面図である。 図19は、本発明の液体混合用容器の別の実施例の綿棒部材とキャップ部材を説明する断面図である。 図20は、図20は、本発明の液体混合用容器の縦断面図である。 図21は、本発明の液体混合用容器の別の実施例の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の液体混合用容器の斜視図、図2は、図1の液体混合用容器の縦断面図、図3は、本発明の液体混合用容器の部分断面分解斜視図、図4は、本発明の液体混合用容器の液体混合容器本体の部分断面斜視図、図5は、本発明の液体混合用容器の被混合物収容部材の部分断面斜視図、図6は、本発明の液体混合用容器の計量部材の部分断面斜視図、図7は、本発明の液体混合用容器のキャップ部材の部分断面斜視図、図8〜図11は、本発明の液体混合用容器の使用状態を説明する縦断面図である。
図1において、符号10は、全体で本発明の液体混合用容器を示している。
図1〜図3に示したように、本発明の液体混合用容器10は、混合すべき液体L1を収容する液体混合容器本体12を備えており、この液体混合容器本体12の下方には、被混合物L2を収容した被混合物収容部材14が装着されている。
また、液体混合容器本体12の内周側には、被混合物収容部材14に対して、接離する方向に移動可能な計量部材16が嵌着されている。
さらに、液体混合容器本体12の上方開口部12aに、計量部材16に対して、接離する方向に移動可能なキャップ部材18が挿着されている。
図2〜図4に示したように、液体混合容器本体12は、図4に示したように、略円筒形状の容器本体部20を備えており、容器本体部20の底部には、容器本体部20の径よりも小径に形成された計量用側壁22が形成されている。また、この計量用側壁22の下端は、再び径が大きくなった係合部24が延設されており、この係合部24の外周に係合突起24aが形成されている。
また、図4に示したように、容器本体部20の内壁20aには、後述するように、計量部材16を、液体混合容器本体12の内周側に嵌着した際に、計量部材16を位置決めするための位置決め用突設部26が形成されている。
さらに、液体混合容器本体12の上方開口部12aの近傍の内壁20aには、後述するように、上方開口部12aにキャップ部材18を装着した際に、キャップ部材18を係止するための係止突設部28が形成されている。
また、液体混合容器本体12の上方開口部12aの近傍の内壁20aには、後述するように、キャップ部材18を計量部材16に対して接近する方向に移動させる際に、キャップ部材18を案内する案内溝30が形成されている。
また、図1〜図4に示したように、液体混合容器本体12の容器本体部20の外周側壁20bには、プレート状の指標部材32が形成されている。この指標部材32は、例えば、バーコードなどのシールを貼り付けることによって、液体混合用容器10の液体混合容器本体12に収容した混合すべき液体L1、被混合物収容部材14に収容した被混合物L2の種類、組み合わせのような情報を示すためのものである。
なお、この場合、指標部材32に、バーコードなどのシールを貼り付ける以外に、指標部材32自体に情報を記載したり、ICチップなどを埋設するようにすることも可能である。
一方、図1〜図3、図5に示したように、被混合物収容部材14は、略円筒形状の収容部材本体14aを備えており、この収容部材本体14aの内部に、被混合物L2を収容するための有底筒状の被混合物収容部34が形成されている。
また、被混合物収容部材14の収容部材本体14aの上部には、液体混合容器本体12の下方に装着した際に、液体混合容器本体12の容器本体部20の外周に形成された係合突起24aと係合する、係合スリット14bが形成されている。
さらに、被混合物収容部材14の収容部材本体14aの下部には、対向する2つのスリット開口部36が形成されており、例えば、これらのスリット開口部36を介して、光を照射して、被混合物収容部材14の被混合物収容部34に収容された被混合物の検査ができるように構成されている。
なお、本発明の液体混合用容器10の使用用途によっては、このようなスリット開口部36を設けないようにすることも可能である。
また、図1、図3、図6に示したように、計量部材16は、略円筒形状の計量部材本体38を備えており、この計量部材本体38の底部には、液体が流通する液体流通開口部40が形成されている。
なお、この実施例の場合には、図6に示したように、十文字形状に形成されたリブ42によって、合計4つの液体流通開口部40が形成されているが、その数は何ら限定されるものではない。
また、計量部材16の計量部材本体38の下端には、計量ロッド44を備えており、この計量ロッド44が、液体混合容器本体12の内周に形成された計量用側壁22に沿って、液密状態で摺動するように構成されている。
すなわち、図6に示したように、計量部材16の計量ロッド44が、一定間隔離間した上方シール部46と、下方シール部48とから構成されており、これらの上方シール部46と下方シール部48との間に、計量用溝部50が形成されている。
なお、この場合、計量部材16の計量部材本体38の外径は、液体混合容器本体12の容器本体部20の内径とほぼ同じか、僅かに小さく形成されており、後述するように、計量部材16が、液体混合容器本体12の容器本体部20の内壁20aに沿って摺動して、被混合物収容部材14に対して、接離する方向に移動可能となっている。
一方、キャップ部材18は、図1〜図3、図7に示したように、略円筒形状のキャップ部材本体52と、上面54と、キャップ部材本体52から外側に離間して、上面54の外周端部から下方に延設された操作部材56とを備えている。
この場合、キャップ部材本体52の外径は、液体混合容器本体12の容器本体部20の内径とほぼ同じか、僅かに小さく形成されており、後述するように、計量部材16に対して、接離する方向に移動可能となっている。
また、液体混合用容器10を誤って倒してしまった場合にも、液体混合容器本体12の容器本体部20内に収容した混合すべき液体L1が、外部に漏洩しないように、キャップ部材本体52の外径は、液体混合容器本体12の容器本体部20の内径に対して、液密的にシールするような寸法にするのが望ましい。
また、操作部材56の内径は、後述するように、計量部材16に対して、接離する方向に移動可能となるように、液体混合容器本体12の容器本体部20の外径とほぼ同じか、僅かに大きくなるように形成されている。
また、後述するように、キャップ部材本体52と操作部材56との間に位置する、上面54の下面54aに、液体混合容器本体12の上端12bが当接してストッパーとして機能することによって、計量部材16がこれ以上、被混合物収容部材14に対して、接近する方向に移動することがないように構成されている。
なお、図示されていないが、キャップ部材18のキャップ部材本体52には、液体混合容器本体12の内壁に形成された案内溝30に嵌合して摺動する案内突設部が形成されている。
このように構成される本発明の液体混合用容器10は、例えば、図8〜図11に示したように、下記のように使用される。
先ず、図2、図8(A)に示したように、本発明の液体混合用容器10は、使用前に予め組み立てた状態となっている。
すなわち、液体混合容器本体12の係合部24の外周に形成された係合突起24aに、被混合物収容部材14の収容部材本体14aの上部の係合スリット14bを係合することによって、被混合物収容部材14が、液体混合容器本体12の下方の係合部24に装着されている。また、被混合物収容部材14の被混合物収容部34の内部に、予め被混合物L2が収容されている。
なお、この場合、被混合物L2としては、例えば、液体、粉粒体、または、固形物を使用することができる。
また、図2、図8(A)に示したように、液体混合容器本体12の容器本体部20の内周側には、被混合物収容部材14に対して、接離する方向に移動可能な計量部材16が嵌着されている。
すなわち、計量部材16を液体混合容器本体12の内周側に嵌着した際に、計量部材16の計量部材本体38の下端38aが、容器本体部20の内壁20aに形成された位置決め用突設部26に当接してストッパーとして機能して、計量部材16が初期位置に位置決めされるようになっている。
この状態では、図8(A)に示したように、計量部材16の計量ロッド44の下方シール部48が、液体混合容器本体12の内周に形成された計量用側壁22に嵌合した状態であり、液密的にシールされるようになっている。
これにより、液体混合容器本体12の容器本体部20内に収容した混合すべき液体L1が、計量部材本体38の底部に形成された液体流通開口部40、容器本体部20の計量用側壁22に囲まれた開口部を介して、被混合物収容部材14の被混合物収容部34の内部に収容された被混合物L2と混合されないように構成されている。
また、この状態では、液体混合容器本体12の上方開口部12aに、計量部材16が嵌着されている。そして、液体混合容器本体12の上方開口部12aの近傍の内壁20aに形成された係止突設部28に、キャップ部材18のキャップ部材本体52の略中間に外側に突設するように形成された係止突設部52aが当接してストッパーとして機能し、キャップ部材18が初期位置に係止されている。
次に、図8(B)に示したように、例えば、別の液体、粉粒体、または、固形物からなる添加物質L3を、液体混合容器本体12の容器本体部20内に添加する場合には、液体混合容器本体12からキャップ部材18をいったん取り外す。
そして、図9(A)に示したように、例えば、スポイドや充填シリンジなどの添加器具58を用いて、1滴〜数滴の液体を、液体混合容器本体12の容器本体部20内に滴下して混合する。
次に、図9(B)に示したように、再び、キャップ部材18を液体混合容器本体12の上方開口部12aに、キャップ部材18を嵌着する。
そして、図示しないが、図10(A)の矢印Aに示したように、キャップ部材18を回転させることによって、液体混合容器本体12の上方開口部12aの近傍の内壁20aに形成された案内溝30と、キャップ部材18のキャップ部材本体52に形成された案内突設部を合致させる。
そして、図10(A)の矢印Bに示したように、キャップ部材本体52の操作部材56を指などで把持して下方に押し下げることによって、または、キャップ部材本体52の上面54を下方に押圧することによって、キャップ部材18を被混合物収容部材14の方向に移動させる。
これによって、キャップ部材18のキャップ部材本体52の下端52bが、計量部材16の計量部材本体38の上端に当接して、計量部材16の計量部材本体38の下端38aと、容器本体部20の内壁20aに形成された位置決め用突設部26との間の当接状態が解除されて、計量部材16が被混合物収容部材14の方向に、すなわち、下方に移動される。
この状態では、図10(A)の矢印Cに示したように、液体混合容器本体12の容器本体部20内に収容した混合すべき液体L1と、後から添加した添加物質L3との混合物は、計量部材16の計量部材本体38の底部に形成された液体流通開口部40を介して、計量部材16の計量ロッド44の上方シール部46と下方シール部48との間に形成された計量用溝部50に浸入する。
そして、図10(B)の矢印に示したように、さらにキャップ部材18を被混合物収容部材14の方向に移動させることによって、計量部材16の計量ロッド44の上方シール部46が、液体混合容器本体12の内周に形成された計量用側壁22に嵌合した状態となり、液密的にシールされる。
これによって、計量部材16の計量ロッド44の上方シール部46と下方シール部48との間に形成された計量用溝部50と、液体混合容器本体12の内周に形成された計量用側壁22との間に、空間Sが形成されることになる。
これによって、空間Sに収容された液体L1と添加物質L3との混合物が、計量されることになる。
続いて、図11(A)矢印に示したように、さらにキャップ部材18を被混合物収容部材14の方向に移動させることによって、計量部材16がさらに下方に、被混合物収容部材14の方向に移動される。
これによって、計量部材16の計量ロッド44の下方シール部48が、液体混合容器本体12の内周に形成された計量用側壁22の下端から離間した状態となり、開口部60が形成されることになる。
これによって、図11(A)の矢印Dに示したように、この開口部60を介して、空間Sに収容、計量された液体L1と添加物質L3との混合物が、被混合物収容部材14の被混合物収容部34に浸入して、被混合物収容部材14の被混合物収容部34に収容された被混合物L2との混合が開始される。
そして、図11(B)の矢印に示したように、さらにキャップ部材18を被混合物収容部材14の方向に移動させることによって、計量部材16がさらに下方に、被混合物収容部材14の方向に最終位置(混合完了位置)まで移動される。
これによって、計量部材16の計量ロッド44の上方シール部46が、ピストンとして作用する。これにより、計量部材16の計量ロッド44の上方シール部46と下方シール部48との間に形成された計量用溝部50、すなわち、空間Sに収容され、計量された液体L1と添加物質L3との混合物が、図11(B)の矢印Dに示したように、被混合物収容部材14の被混合物収容部34に浸入して、被混合物収容部材14の被混合物収容部34に収容された被混合物L2と混合されることになる。
この最終位置の状態では、図11(B)に示したように、キャップ部材本体52と操作部材56との間に位置する、上面54の下面54aに、液体混合容器本体12の上端12bが当接してストッパーとして機能することによって、計量部材16がこれ以上、被混合物収容部材14に対して、接近する方向に移動することがない。
また、この最終位置の状態では、図11(B)に示したように、計量部材16の計量ロッド44の上方シール部46が、液体混合容器本体12の内周に形成された計量用側壁22に嵌合した状態であり、液密的にシールされている。
従って、これ以上、液体混合容器本体12の容器本体部20内に収容した液体L1と添加物質L3との混合物が、被混合物収容部材14の被混合物収容部34に浸入して、被混合物収容部材14の被混合物収容部34に収容された被混合物L2と混合されないように構成されている。
このように構成される本発明の液体混合用容器10によれば、計量部材16の計量用溝部50、すなわち、空間Sに収容された所定の量の液体を、被混合物収容部材14の被混合物収容部34に収容した被混合物L2に混合することができる。
従って、従来のように、別途試験管やビーカー、スポイドや充填シリンジなどを準備することなく、作業に熟練と手間が不要で、キャップ部材18を計量部材16に対して接近する方向に移動させるという簡単な操作で、所定の量の液体、特に、微量な液体を混合する場合に、正確な量を測定して混合することができる。
また、キャップ部材18により閉蓋した状態で操作をするので、空気などの周囲環境下の下で行う必要がなく、例えば、空気に触れると変化するような液体の混合にも用いることができる。
なお、本発明の液体混合用容器10において、液体混合容器本体12、被混合物収容部材14、計量部材16、キャップ部材18の材質は、特に限定されるものではなく、例えば、ガラス、アルミニウムなどの金属、樹脂などから構成することができる。この場合、計量、操作性などから樹脂から構成するのが望ましく、使用できる樹脂としては特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)などが使用可能である。
また、被混合物を光学的な試験や測定をする場合は、被混合物収容部材14をポリスチレン樹脂(PS)やアクリル樹脂(PMMA)などを使用すると有用である。
また、液体混合容器本体12、被混合物収容部材14、計量部材16、キャップ部材18は、不透明、半透明、透明とすることができる。
なお、この実施例では、図8(B)に示したように、例えば、別の液体、粉粒体、または、固形物からなる添加物質L3を、液体混合容器本体12の容器本体部20内に添加する場合について説明したが、添加物質L3を、液体混合容器本体12の容器本体部20内に添加しないで、図10(A)の状態から操作するようにすることも可能である。
図12は、本発明の液体混合用容器の別の実施例を示す部分拡大断面図である。
この実施例の液体混合用容器10は、図1〜図11に示した実施例1の液体混合用容器10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の液体混合用容器10は、図12に示したように、液体混合容器本体12の内周に形成された計量用側壁22の下端に、計量部材16の計量ロッド44の計量用溝部50に収容された液体の表面張力を阻害する、表面張力防止用突起62が下方に突設するように形成されている。
なお、図示しないが、表面張力防止用突起62は、断面視で計量用側壁22の円周方向に一定間隔離間して複数形成されている。また、この場合、表面張力防止用突起62の内周側の表面を凹凸状にして、より表面張力を阻害するように構成することも可能である。
このように構成することによって、液体混合容器本体12の内周に形成された計量用側壁22の下端に形成された表面張力防止用突起62によって、計量部材16の計量ロッド44の計量用溝部50に収容された液体の表面張力が阻害されることになる。
従って、計量部材16の計量ロッド44の計量用溝部50に収容された液体が全量、被混合物収容部材14の被混合物収容部34に収容した被混合物L2に混合されることになり、所定の量の液体、特に、微量な液体を混合する場合に、正確な量を測定して混合することができる。
図13は、本発明の液体混合用容器の別の実施例の綿棒部材とキャップ部材を説明する断面図、図14は、本発明の液体混合用容器の縦断面図、図15〜図18は、本発明の液体混合用容器の使用状態を説明する縦断面図である。
この実施例の液体混合用容器10は、図1〜図11に示した実施例1の液体混合用容器10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の液体混合用容器10は、図13に示したように、キャップ部材18のキャップ部材本体52の内周側に形成された略円筒形状の綿棒部材装着部64が形成されている。また、この綿棒部材装着部64に着脱自在な綿棒部材66を備えている。
このように構成される本発明の液体混合用容器10は、例えば、図15〜図18に示したように、下記のように使用される。
なお、上記実施例1の図8〜図11に示した本発明の液体混合用容器10の使用方法と同じ使用方法の部分については、その詳細な説明を省略する。
先ず、図15(A)に示したように、本発明の液体混合用容器10は、上記実施例1の図2、図8(A)と同様に、使用前に予め組み立てた状態となっている。
次に、図15(B)に示したように、液体混合容器本体12からキャップ部材18をいったん取り外す。
そして、例えば、綿棒部材66を用いて、別途、別の液体、粉粒体、または、固形物からなる添加物質L4を、綿棒部材66の綿部材部分66aに付着させる。
続いて、図16(A)に示したように、綿棒部材66の棒部分66bを、キャップ部材18の綿棒部材装着部64の挿着孔64aに挿着する。
次に、図16(B)に示したように、再び、キャップ部材18を液体混合容器本体12の上方開口部12aに、キャップ部材18を嵌着する。この状態で、綿棒部材66の添加物質L4が付着した綿部材部分66aが、液体混合容器本体12に収容した液体L1に浸漬されることになる。
以後は、上記実施例1の図10(A)〜図11(B)に示した使用方法と同様に、図17(A)〜図18(B)に示したように、計量された液体L1と添加物質L4との混合物が、被混合物収容部材14の被混合物収容部34に浸入して、被混合物収容部材14の被混合物収容部34に収容された被混合物L2と混合されることになる。
このように構成することによって、キャップ部材18から綿棒部材66を取り外し、または、別途用意した綿棒部材66に、別の液体、粉粒体、固形物、検体などの物質を付着させ、その後、綿棒部材66を綿棒部材装着部64の挿着孔64aに取り付ける。これにより、キャップ部材18を液体混合容器本体12の上方開口部12aに挿着した際に、綿棒部材66が液体混合容器本体12に収容した液体に浸漬されることになり、綿棒部材装着部64に付着した添加物質L4を、液体混合容器本体12に収容した液体に添加することができる。
従って、綿棒部材66が固定されたキャップ部材18を操作するのではなく、綿棒部材66のみで操作できるので、付着作業が容易である。
図19は、本発明の液体混合用容器の別の実施例の綿棒部材とキャップ部材を説明する断面図、図20は、本発明の液体混合用容器の縦断面図である。
この実施例の液体混合用容器10は、図1〜図11に示した実施例1の液体混合用容器10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の液体混合用容器10は、図19、図20に示したように、キャップ部材18のキャップ部材本体52の内周側に、綿棒部材66が固定(固着)されている。
このように構成することによって、キャップ部材18を操作するだけで、綿棒部材66に、別の液体、粉粒体、固形物、検体などの添加物質L4を付着させることができる。
キャップ部材18を液体混合容器本体12の上方開口部12aに挿着した際に、液体混合容器本体12に収容した液体に浸漬されることになる。
従って、キャップ部材18を操作するだけで、液体混合容器本体12に収容した混合すべき液体以外のものを、必要に応じて液体混合容器本体12に添加することができ便利である。
なお、この場合、図示しないが、液体混合容器本体12の上方開口部12aを別のキャップ部材で閉蓋しておき、液体混合容器本体12内に収容した液体L1が汚染されないようにするとともに、綿棒部材66が固定されたキャップ部材18を、綿棒部材66を覆うような蓋部材、または、衛生袋などで覆って汚染しないようにしておくことも可能である。
そして、使用に際しては、綿棒部材66を覆うような蓋部材、または、衛生袋などを取り外して、別の液体、粉粒体、固形物、検体などの添加物質L4を付着させ、液体混合容器本体12の上方開口部12aを別のキャップ部材を開蓋して、キャップ部材18を液体混合容器本体12の上方開口部12aに挿着するようにすることも可能である。
図21は、本発明の液体混合用容器の別の実施例の斜視図である。
この実施例の液体混合用容器10は、図1〜図11に示した実施例1の液体混合用容器10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
図1〜図11に示した実施例1の液体混合用容器10では、液体混合容器本体12の容器本体部20の外周側壁20bに、プレート状の指標部材32を形成したが、この実施例の液体混合用容器10は、図21に示したように、このようなプレート状の指標部材32が形成されていない。
従って、プレート状の指標部材32が外方に突設して邪魔にならず、保管、操作上便利である。
なお、この場合、例えば、指標部材32の代わりに、液体混合容器本体12の外壁、キャップ部材18自体に情報を記載したり、ICチップなどを埋設するようにすることも可能である。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例の液体混合用容器10では、一つの液体混合容器本体12、被混合物収容部材14、計量部材16、キャップ部材18を有する単一のものであったが、例えば、複数の液体の混合を行うように、それぞれ複数の液体混合容器本体12、被混合物収容部材14、計量部材16、キャップ部材18を有する、いわゆるマルチ型の液体混合用容器10とすることも可能であるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、使用時に液体による混合が必要な液体または粉粒体、または、固形物に対して、所定の量の液体、特に、微量な液体を混合することが可能な液体混合用容器、および液体混合用容器を用いた液体混合方法に適用することができる。
10 液体混合用容器
12 液体混合容器本体
12a 上方開口部
12b 上端
14 被混合物収容部材
14a 収容部材本体
14b 係合スリット
16 計量部材
18 キャップ部材
20 容器本体部
20a 内壁
20b 外周側壁
22 計量用側壁
24 係合部
24a 係合突起
26 位置決め用突設部
28 係止突設部
30 案内溝
32 指標部材
34 被混合物収容部
36 スリット開口部
38 計量部材本体
38a 下端
40 液体流通開口部
42 リブ
44 計量ロッド
46 上方シール部
48 下方シール部
50 計量用溝部
52 キャップ部材本体
52a 係止突設部
52b 下端
54 上面
54a 下面
56 操作部材
58 添加器具
60 開口部
62 表面張力防止用突起
64 綿棒部材装着部
64a 挿着孔
66 綿棒部材
66a 綿部材部分
66b 棒部分
L1 液体
L2 被混合物
L3 添加物質
L4 添加物質
S 空間

Claims (10)

  1. 使用時に液体による混合が必要な被混合物に対して、所定の量の液体を混合することが可能な液体混合用容器であって、
    前記液体を収容する液体混合容器本体と、
    前記液体混合容器本体の下方に装着され、被混合物を収容した被混合物収容部材と、
    前記液体混合容器本体の内周側に嵌着され、前記被混合物収容部材に対して、接離する方向に移動可能な計量部材と、
    前記液体混合容器本体の上方開口部に挿着され、前記計量部材に対して、接離する方向に移動可能なキャップ部材とを備え、
    前記計量部材の底部には、液体が流通する液体流通開口部が形成され、
    前記計量部材の底部には、液体を計量するための計量用溝部を備えた計量ロッドが突設されており、
    前記液体混合容器本体に収容した液体が、計量部材の液体流通開口部を介して、計量用溝部に収容され、
    前記キャップ部材を計量部材に対して接近する方向に移動させることにより、キャップ部材が計量部材に当接し、さらにキャップ部材を計量部材に対して接近する方向に移動させることにより、計量部材を被混合物収容部材に接近する方向に移動させ、
    前記計量部材の計量用溝部に収容された所定の量の液体を、前記被混合物収容部材に収容した被混合物に混合するように構成されていることを特徴とする液体混合用容器。
  2. 前記計量部材が計量ロッドを備え、前記計量ロッドが、液体混合容器本体の内周に形成された計量用側壁に沿って、液密状態で摺動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体混合用容器。
  3. 前記計量部材の計量ロッドが、一定間隔離間した上方シール部と、下方シール部とから構成され、
    前記上方シール部と下方シール部との間に、計量用溝部が形成されていることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の液体混合用容器。
  4. 前記計量部材の計量ロッドが、液体混合容器本体の内周に形成された計量用側壁に沿って、液密状態で摺動する際に、上方シール部と下方シール部との間に形成された計量用溝部によって、所定の量の液体が計量され、
    前記キャップ部材を計量部材に対して接近する方向にされに移動させることにより、前記計量ロッドの下方シール部が、前記計量用側壁から離間して開口部が形成され、
    前記開口部を介して、計量用溝部に収容された液体が、被混合物収容部材に収容した被混合物に混合されるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の液体混合用容器。
  5. 前記計量用側壁の下端に、前記計量部材の計量ロッドの計量用溝部に収容された液体の表面張力を阻害する、表面張力防止用突起が形成されていることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の液体混合用容器。
  6. 前記キャップ部材が、液体混合容器本体の上方開口部に着脱自在に挿着されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の液体混合用容器。
  7. 前記キャップ部材を液体混合容器本体の上方開口部から開蓋して、別の液体、粉粒体、または、固形物を、液体混合容器本体に混合ように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の液体混合用容器。
  8. 前記キャップ部材の内部には、綿棒部材が着脱自在に固定されていることを特徴とする請求項6から7のいずれかに記載の液体混合用容器。
  9. 前記キャップ部材の内部には、綿棒部材が固定されており、キャップ部材を液体混合容器本体の上方開口部に挿着した際に、前記液体混合容器本体に収容した液体に浸漬されるように構成されていることを特徴とする請求項6から7のいずれかに記載の液体混合用容器。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の液体混合容器を用いて、前記液体混合容器本体に収容した液体を、前記被混合物収容部材に収容した被混合物に混合することを特徴とする液体混合方法。
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