JP2014031258A - Elevator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、エレベータに関する。 Embodiments described herein relate generally to an elevator.
従来、エレベータは、昇降路内を乗りかごが移動することにより、乗りかごを任意の階床に移動させる。このようなエレベータは、停電時にバッテリの電力を用いて、乗りかごを着床させる制御を実行する場合がある。 Conventionally, an elevator moves a car to an arbitrary floor by moving the car in a hoistway. Such an elevator may execute control for landing a car by using battery power during a power failure.
ところで、従来技術においては、例えば、停電時の運転の点でさらなる改善の余地がある。 By the way, in a prior art, there exists room for the further improvement in the point of the driving | operation at the time of a power failure, for example.
実施形態のエレベータは、乗りかごと、案内装置と、制御装置とを備える。乗りかごは、昇降路を昇降可能である。案内装置は、前記乗りかごの運転に関する案内を行う。制御装置は、通常運転と、停電時運転とを切り替えて実行可能である。通常運転は、動力用電源からの電力によって前記乗りかごを昇降する運転である。停電時運転は、前記動力用電源の停電時に蓄電装置からの電力によって前記乗りかごを昇降する運転である。前記制御装置は、前記停電時運転では、前記通常運転の場合と比較して、電力使用量を抑制して前記乗りかごを昇降させる。前記制御装置は、前記停電時運転では、前記案内装置を制御し、少なくとも前記蓄電装置の蓄電量に基づいて、前記乗りかごの運転可能時間、又は、前記乗りかごの運転可能回数を案内させる。 The elevator according to the embodiment includes a car, a guide device, and a control device. The car can move up and down the hoistway. The guidance device provides guidance on driving the car. The control device can execute switching between normal operation and power failure operation. The normal operation is an operation in which the car is moved up and down by electric power from the power source for power. The operation at the time of a power failure is an operation in which the car is moved up and down by the power from the power storage device at the time of power failure of the power source. The said control apparatus raises / lowers the said cage | basket | car while suppressing the electric power consumption compared with the case of the said normal driving | operation at the time of the said power failure operation. In the operation at the time of power failure, the control device controls the guide device to guide the operable time of the car or the operable number of times of the car based on at least the amount of power stored in the power storage device.
[実施形態]
図1は、実施形態に係るエレベータの概略構成例を示すブロック図である。図2は、実施形態に係るエレベータの制御装置の概略構成例を示すブロック図である。図3は、実施形態に係るエレベータのかご内操作盤の一例を示す正面図である。図4は、実施形態に係るエレベータの乗場操作盤の一例を示す正面図である。図5は、実施形態に係るエレベータにおける制御の一例を説明するフローチャートである。
[Embodiment]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a schematic configuration example of an elevator according to the embodiment. FIG. 2 is a block diagram illustrating a schematic configuration example of the elevator control device according to the embodiment. FIG. 3 is a front view showing an example of the elevator car operation panel according to the embodiment. FIG. 4 is a front view showing an example of the elevator hall operating panel according to the embodiment. FIG. 5 is a flowchart illustrating an example of control in the elevator according to the embodiment.
本実施形態のエレベータ1は、図1に示すように、乗りかご2、カウンタウェイト3、メインロープ4、巻上機5、乗場6、蓄電装置としての二次電池(バッテリ)7、制御装置8等を含んで構成される。エレベータ1は、乗りかご2とカウンタウェイト3とをメインロープ4で連結したいわゆるつるべ式のエレベータである。エレベータ1は、制御装置8によって各部の駆動が制御されて乗りかご2が昇降路9内を昇降することで、任意の目的階の乗場6に移動することができるものである。
As shown in FIG. 1, the elevator 1 of the present embodiment includes a
乗りかご2は、建物に設けられた昇降路9を昇降可能である。乗りかご2は、かご内操作盤10や荷重検出器11等を含んで構成される。かご内操作盤10は、乗りかご2の内部に設けられる。かご内操作盤10は、利用者による操作入力に応じていわゆるかご呼び登録等を行う。荷重検出器11は、乗りかご2内の積載荷重を検出する。
The
カウンタウェイト3は、乗りかご2に対するつり合おもりである。
The
メインロープ4は、昇降路9の上部に設けられた巻上機5のメインシーブ12やソラセシーブ13等に掛けられる。メインロープ4は、一端に乗りかご2が接続され、他端にカウンタウェイト3が接続される。
The
巻上機5は、昇降体としての乗りかご2及びカウンタウェイト3を昇降する昇降駆動部であり、例えば、メインシーブ12、電動機(モータ)14等を含んで構成される。電動機14は、商用電源(三相交流電源)等の動力用電源15、又は、二次電池7から、後述のインバータ85(図2参照)等を介して電力が供給される。巻上機5は、電動機14が駆動することで、この電動機14に連結されたメインシーブ12が回転駆動する。そして、巻上機5は、メインシーブ12とメインロープ4との間に生じる摩擦力を利用してメインロープ4を電動で巻き上げる。また、電動機14は、回生発電も可能である。つまり、この電動機14は、いわゆる回転電機であり、供給された電力を機械的動力に変換する電動機としての機能(力行機能)と、入力された機械的動力を電力に変換する発電機としての機能(回生機能)とを兼ね備えている。
The hoisting
なお、図1では、巻上機5や後述の制御装置8等は、例えば、この昇降路9の上部の機械室等に設けられているものとして図示しているが、これに限らない。巻上機5や後述の制御装置8等は、機械室を有さないマシンルームレス式のエレベータ1の場合には、例えば、昇降路9の頂部等に設けられる。
In FIG. 1, the hoisting
乗場6は、乗りかご2が着床可能な各エレベータ停止階床に設けられる。乗場6は、乗場操作盤16等を含んで構成される。乗場操作盤16は、利用者による操作入力に応じていわゆる乗り場呼び登録等を行う。
The
二次電池7は、電力を蓄電可能な蓄電池である。ここでは、二次電池7は、動力用電源15から供給される電力、あるいは、乗りかご2の制動時等、エレベータ1の回生走行時に電動機14によって回生発電された回生電力を蓄電する。電動機14によって回生発電された回生電力は、後述のインバータ85(図2参照)等にて交流から直流に変換され二次電池7に充電される。
The
制御装置8は、通常の形式の双方向コモン・バスにより相互に連結されたCPU(中央演算処理装置)、ROM、RAM、バックアップRAM及び入出力ポート装置を有するマイクロコンピュータ及び駆動回路を備えている。ROM(Read Only Memory)は、所定の制御プログラム等を予め記憶している。RAM(Random Access Memory)は、CPUの演算結果を一時記憶する。バックアップRAMは、予め用意されたマップデータ、エレベータ1の仕様等の情報を記憶する。制御装置8は、種々のセンサ、検出器、巻上機5、かご内操作盤10、荷重検出器11、乗場操作盤16等のエレベータ1の各部と電気的に接続される。制御装置8は、エレベータ1の各部の動作を統括的に制御する。制御装置8は、例えば、かご内操作盤10、乗場操作盤16等への利用者からの操作入力に応じて、巻上機5の駆動を制御し、乗りかご2を昇降路9内で昇降させる。これにより、各エレベータ1は、乗りかご2を呼び登録に応じた指定された目的階に移動させることができる。
The
また、このエレベータ1は、案内装置としてのかご案内装置17及び乗場案内装置18を備える。かご案内装置17、乗場案内装置18は、乗りかご2の運転に関する案内等を行うものである。かご案内装置17は、乗りかご2内に設けられる。かご案内装置17は、制御装置8に電気的に接続されており、制御装置8によって制御される。乗場案内装置18は、各乗場6に少なくとも1つずつ設けられる。各乗場案内装置18は、制御装置8に電気的に接続されており、それぞれ制御装置8によって制御される。かご案内装置17、乗場案内装置18は、例えば、報知音を出力可能なブザー、種々の音声情報をアナウンス可能なスピーカ、種々の表示情報を表示可能な表示装置等を含んで構成される。なお、かご案内装置17は、図3に示すように、かご内操作盤10を含むCOP(Car Operation Panerl)に組み込まれて設けられてもよい。また、乗場案内装置18は、図4に示すように、乗場操作盤16を含むHIB(Hall Indicator Box)に組み込まれて設けられてもよい。
The elevator 1 also includes a
上記のように構成されるエレベータ1は、通常運転として、利用者によりかご内操作盤10、乗場操作盤16等を介して乗りかご2の呼び操作が行われた場合、下記のように動作する。すなわち、エレベータ1は、かご内操作盤10、乗場操作盤16から制御装置8にこれに応じた呼び登録信号が入力される。そして、エレベータ1は、制御装置8がこの呼び登録信号に応じて乗りかご2のかご呼び登録、あるいは、乗り場呼び登録を行う。そして、制御装置8は、この呼び登録、種々のセンサ、検出器からの出力、乗りかご2の現在の移動方向(昇降方向)等に基づいて、乗りかご2が合理的に移動しながらそれぞれの呼びに応答するように乗りかご2の着床順序を定める。そして、制御装置8は、巻上機5を駆動制御し、乗りかご2を目的の階床へと移動させる。これにより、エレベータ1は、乗りかご2が昇降路9内を鉛直方向上下に昇降移動し、任意の目的階の乗場6に移動する。そして、エレベータ1は、乗りかご2が目的階の乗場6に着床し、所定の着床位置に着床したことが検出されると、その後、制御装置8が乗りかご2及び乗場6の扉19を開放する。これにより、乗場6で待機している利用者は、乗りかご2内に乗り込むことが可能となり、また、乗りかご2内の利用者は乗場6に降りることが可能となる。
The elevator 1 configured as described above operates as follows when a call operation of the
ところで、本実施形態の制御装置8は、上記で説明した通常運転と、後述の停電時継続運転(停電時運転)とを切り替えて実行可能である。通常運転とは、動力用電源15の健全時の運転であり、動力用電源15からの電力によって乗りかご2を昇降させる運転である。停電時継続運転とは、通常運転とは異なる運転であり、動力用電源15の停電時の運転である。停電時継続運転とは、動力用電源15の停電時に二次電池7からの電力によって乗りかご2を昇降させる運転である。さらに言えば、停電時継続運転とは、動力用電源15の停電時に二次電池7からの電力によって乗りかご2の昇降を継続する運転である。停電時継続運転は、例えば、通常運転に対して種々の制限を設けて、当該通常運転の場合と比較して、電力使用量を抑制して乗りかご2を昇降させる運転である。
By the way, the
典型的には、制御装置8は、動力用電源15の健全時には通常運転を行う。そして、制御装置8は、動力用電源15が停電した場合、通常運転から停電時継続運転に切り替える。また、制御装置8は、動力用電源15の停電が復旧した場合、停電時継続運転から通常運転に復帰する。なお、制御装置8は、例えば、動力用電源15の停電が復旧した後、かご内操作盤10、あるいは、乗場操作盤16等に組み込まれた切替キースイッチを介した係員による切り替え操作に応じて停電時継続運転から通常運転に復帰するようにしてもよい。
Typically, the
そして、本実施形態の制御装置8は、停電時継続運転では、電力使用量を抑制して乗りかご2を昇降させると共に、かご案内装置17、乗場案内装置18を制御して停電時継続運転に関する案内を行う。
And in the continuous operation at the time of a power failure, the
この場合、制御装置8は、例えば、停電時継続運転では、通常運転の場合と比較して、乗りかご2の昇降速度を相対的に低くすることで、通常運転の場合と比較して電力使用量を抑制する。
In this case, for example, in the continuous operation during a power failure, the
さらに、制御装置8は、停電時継続運転では、下記のようにして通常運転に対して種々の制限を設けてもよい。すなわち、制御装置8は、停電時継続運転では、乗りかご2内の空調機器(かごファン等)2aの作動停止を行ってもよい。また、制御装置8は、停電時継続運転では、通常運転と比較した場合の乗りかご2内の照明(例えば、天井照明)2bの照度低減を行ってもよい。さらに、制御装置8は、停電時継続運転では、乗りかご2の待機状態におけるかご案内装置17、乗場案内装置18による案内表示の禁止を行って、案内表示自体を行わないようにしてもよい。乗りかご2の待機状態とは、かご内操作盤10、乗場操作盤16等を介した呼び登録がない状態である。また、制御装置8は、停電時継続運転では、かご内操作盤10を介した乗りかご2の扉19の閉鎖操作の無効化を行ってもよい。さらに、制御装置8は、停電時継続運転では、かご案内装置17、乗場案内装置18による乗りかご2の停止階床に関する階床案内、いわゆるオートアナウンスによる階床案内の停止を行ってもよい。このオートアナウンスとは、かご案内装置17、乗場案内装置18を介した、乗りかご2の昇降方向の案内、乗りかご2が停止する停止階床の階床案内、扉19の扉閉案内等のアナウンスである。昇降方向の案内は、例えば、「上へ参ります」等の案内である。階床案内は、例えば、「3階(目的階)です」等の案内である。扉閉案内は、例えば、「扉が閉まります」等の案内である。
Furthermore, the
そして、制御装置8は、停電時継続運転では、上記のようにして通常運転に対して種々の制限を設けた場合であっても、かご案内装置17、乗場案内装置18による緊急情報の案内を許可するようにするとよい。緊急情報の案内とは、緊急時に種々の情報を案内するものであり、例えば、動力用電源15の停電が発生した際に通常運転から停電時継続運転に切り替わった旨の案内、地震時等に緊急停止した際の案内、緊急停止した後、乗りかご2を最寄階に着床させる着床運転の際の案内等である。
And in the continuous operation at the time of a power failure, the
そして、制御装置8は、停電時継続運転では、かご案内装置17、乗場案内装置18を制御し、少なくとも二次電池7の蓄電量に基づいて、乗りかご2の運転可能時間、又は、乗りかご2の運転可能回数を案内させる。ここでは、制御装置8は、乗りかご2の運転可能時間と乗りかご2の運転可能回数との両方を案内させる。
Then, the
以下、図2を参照して制御装置8の概略構成の一例を説明する。
Hereinafter, an example of a schematic configuration of the
制御装置8は、機能概念的に、駆動制御部81、二次電池制御部82、運転制御部83等が設けられる。
The
駆動制御部81は、巻上機5の電動機14の駆動を制御するものである。駆動制御部81は、PWM(パルス幅変調)コンバータ(又は整流器)84、インバータ85等を含んで構成される。コンバータ84は、動力用電源15に接続されている。コンバータ84は、動力用電源15からの交流電力を直流電力に変換する。インバータ85は、コンバータ84の直流側と、巻上機5の電動機14とに接続されている。インバータ85は、動力用電源15から供給されコンバータ84等で一旦直流に変換された電力を、任意の電流、周波数の三相交流に変換し、電動機14に供給し、電動機14を駆動する。
The
二次電池制御部82は、二次電池7の電力を制御するものである。二次電池制御部82は、切換回路86等を含んで構成される。切換回路86は、一端がコンバータ84とインバータ85との共通接続点に接続され、他端が二次電池7に接続される。
The secondary
運転制御部83は、動力用電源15、又は、二次電池7を電源として、コンピュータによるエレベータ1の各種制御を行うコントローラである。ここで、動力用電源15は、上述したように、主にエレベータ1の通常運転時に利用される主電源である。一方、二次電池7は、主にエレベータ1の停電時、すなわち、動力用電源15からの電力供給が停止した停電時に利用される非常用の補助電源である。二次電池7は、電流計20、電圧計21等が設けられている。電流計20、電圧計21は、制御装置8の運転制御部83に電気的に接続されており、それぞれ検出値を送信する。
The
運転制御部83は、乗りかご2の空調機器2a、照明2b、かご内操作盤10、荷重検出器11、動力用電源15、乗場操作盤16、かご案内装置17、各乗場案内装置18、電流計20、電圧計21、二次電池制御部82等が接続される。
The
また、運転制御部83は、演算部87等を含んで構成される。演算部87は、少なくとも二次電池7の蓄電量に基づいて、停電時継続運転における乗りかご2の運転可能時間(以下、「停電時継続運転可能時間」という場合がある。)、及び、運転可能回数(以下、「停電時継続運転可能回数」という場合がある。)を演算する。停電時継続運転可能時間は、二次電池7からの電力によって、停電時継続運転を継続することができる残り時間に相当する。停電時継続運転可能回数は、停電時継続運転において、二次電池7からの電力によって、乗りかご2が所定の階床間を昇降可能な残り回数に相当する。
In addition, the
より詳細には、演算部87は、二次電池7の蓄電量と、乗りかご2の積載荷重と、乗りかご2の昇降速度とに基づいて、停電時継続運転可能時間、及び、停電時継続運転可能回数を演算する。演算部87は、例えば、電流計20、電圧計21による検出結果に基づいて、二次電池7の蓄電量(言い換えれば放電時間)を取得できる。演算部87は、例えば、荷重検出器11の検出結果に基づいて、乗りかご2の積載荷重(言い換えれば乗りかご2への乗客数等)を取得できる。演算部87は、例えば、電動機14への供給電力量や出力信号等に基づいて、乗りかご2の昇降速度、言い換えれば、電動機14の負荷を取得できる。
More specifically, the
この制御装置8は、例えば、二次電池7の蓄電量、乗りかご2の積載荷重、乗りかご2の昇降速度と停電時継続運転可能時間、停電時継続運転可能回数との関係を乗りかご2の昇降に必要な必要電力量を踏まえて予め設定したマップあるいは数式モデルが記憶部に記憶されている。演算部87は、上記のようにして取得した現時点(演算対象時点)での二次電池7の蓄電量、乗りかご2の積載荷重、乗りかご2の昇降速度に基づいて、当該マップあるいは数式モデルを用いて、停電時継続運転可能時間、停電時継続運転可能回数を演算する。なお、演算部87は、二次電池7の蓄電量、乗りかご2の積載荷重、乗りかご2の昇降速度に加えて、さらに、乗りかご2の運転階床、現在位置等に基づいて、停電時継続運転可能時間、停電時継続運転可能回数を演算するようにしてもよい。停電時継続運転可能時間、停電時継続運転可能回数は、典型的には、停電時継続運転が開始されてからの経過時間が長くなるほど徐々に少なくなっていく。
For example, the
そして、運転制御部83は、停電時継続運転では、演算部87が演算した停電時継続運転可能時間、停電時継続運転可能回数に基づいて、かご案内装置17、乗場案内装置18を制御し、当該停電時継続運転可能時間、停電時継続運転可能回数を案内させる。
Then, the
また、運転制御部83は、停電時継続運転では、上記で説明したように空調機器2aの作動を停止してもよいし、通常運転の場合と比較して照明2bの照度を半減させてもよい。また、運転制御部83は、停電時継続運転では、乗りかご2の待機状態におけるかご案内装置17、乗場案内装置18による案内表示を停止してもよいし、利用者によるかご内操作盤10を介した乗りかご2の扉19の閉鎖操作を無効にしてもよい。また、運転制御部83は、停電時継続運転では、かご案内装置17、乗場案内装置18による階床案内を停止してもよい。またこの場合、運転制御部83は、停電時継続運転では、かご案内装置17、乗場案内装置18による緊急情報の案内を許可し、当該緊急情報を案内させるようにするとよい。
Further, the
上記のように構成されるエレベータ1は、動力用電源15の健全時には、制御装置8の制御によって、動力用電源15からの電力によって通常運転を行う。この場合、エレベータ1は、動力用電源15からの交流電力がコンバータ84、及び、運転制御部83に供給される。そして、駆動制御部81は、インバータ85がコンバータ84からの直流出力を交流電力に変換して電動機14に供給する。これにより、エレベータ1は、動力用電源15からの電力によって乗りかご2を昇降する通常運転を行うことができる。このとき、二次電池制御部82は、通常運転において、切換回路86によってコンバータ84と二次電池7とを接続した状態とし、コンバータ84からの直流電圧を二次電池7に印加し、二次電池7に電力を蓄電(充電)する。また、二次電池制御部82は、通常運転において、乗りかご2の制動時等、エレベータ1の回生運転時に電動機14によって回生発電された回生電力を二次電池7に蓄電するようにしてもよい。
The elevator 1 configured as described above performs normal operation with the power from the
そして、エレベータ1は、動力用電源15の停電時には、制御装置8の制御によって、二次電池7からの電力によって停電時継続運転を行う。この場合、二次電池制御部82は、切換回路86等によって二次電池7の出力電圧をインバータ85の直流側、及び、運転制御部83に供給する。これにより、エレベータ1は、動力用電源15の停電時には、二次電池7の出力電圧がインバータ85や運転制御部83に供給されるため、二次電池7からの電力によって乗りかご2を昇降する停電時継続運転を行うことができる。
And the elevator 1 performs the continuous operation at the time of a power failure by the electric power from the
このとき、運転制御部83は、通常運転の場合と比較して、乗りかご2の昇降速度を相対的に低くすることで、停電時継続運転において、通常運転の場合と比較して電力使用量を抑制することができる。この結果、エレベータ1は、停電時継続運転における二次電池7の電力消費を低減することができる。よって、エレベータ1は、二次電池7からの電力によって停電時継続運転をより長い時間、継続するこができる。さらに、運転制御部83は、空調機器2aの作動停止、照明2bの照度低減、乗りかご2の待機状態における案内表示の禁止、扉閉鎖操作の無効化、オートアナウンスによる階床案内の停止等を行うことで、通常運転の場合と比較した電力使用量抑制効果をさらに向上することができる。これにより、エレベータ1は、停電時継続運転をさらに長い時間、継続するこができる。そして、エレベータ1は、上記のように停電時継続運転中であってもかご案内装置17、乗場案内装置18による緊急情報の案内を許可することから、電力使用量を低減した上で、必要最小限の情報を案内することができ、利用者に対して安心感を与えることができる。
At this time, the
そして、運転制御部83は、演算部87が演算した停電時継続運転可能時間、停電時継続運転可能回数に基づいて、かご案内装置17、乗場案内装置18を制御し、停電時継続運転可能時間、停電時継続運転可能回数を案内させる。
Then, the
図3、図4は、かご案内装置17、乗場案内装置18による停電時継続運転可能時間、停電時継続運転可能回数の案内の一例を表している。図3の例では、かご案内装置17は、例えば、案内表示情報を表示可能な表示装置17aを有する。表示装置17aは、かご内操作盤10を含むCOPに組み込まれて設けられる。かご内操作盤10を含むCOPは、例えば、鉛直方向上側から順に、かご呼び登録ボタン10a、扉開ボタン10b及び扉閉ボタン10c、スイッチボックス10d等が設けられる。かご呼び登録ボタン10aは、「行先階」を表すボタン等からなり利用者による呼び登録操作を受け付けるものである。扉開ボタン10b、扉閉ボタン10cは、扉19の「開」、「閉」等に対応し利用者による扉開放操作、扉閉鎖操作を受け付けるものである。スイッチボックス10dは、エレベータ1における各種スイッチ等を収納するものである。ここでは、表示装置17aは、かご呼び登録ボタン10aの鉛直方向上側に設けられる。図4の例では、乗場案内装置18は、案内表示情報を表示可能な表示装置18aを有する。表示装置18aは、乗場操作盤16を含むHIBに組み込まれて設けられる。乗場操作盤16を含むHIBは、例えば、乗場呼び登録ボタン16a等が設けられる。乗場呼び登録ボタン16aは、「上方向矢印」、「下方向矢印」を表すボタン等からなり利用者による呼び登録操作を受け付けるものである。ここでは、表示装置18aは、乗場呼び登録ボタン16aの鉛直方向上側に設けられる。
3 and 4 show an example of guidance of the continuous operation possible time at the time of a power failure and the number of times of continuous operation possible at the time of a power failure by the
運転制御部83は、例えば、かご案内装置17、乗場案内装置18を制御し、表示装置17a、表示装置18aによって停電時継続運転可能時間、停電時継続運転可能回数を案内表示させる。運転制御部83は、表示装置17a、表示装置18aに、停電時継続運転可能時間として、例えば、「停電時運転時間 残り 10分」などと案内表示する。また、運転制御部83は、表示装置17a、表示装置18aに、停電時継続運転可能回数として、例えば、「あと、2回乗れます。」などと案内表示する。
For example, the
この場合、運転制御部83は、停電時継続運転が開始されてから継続して停電時継続運転可能時間を表示装置17a、表示装置18aに表示するようにしてもよい。また、運転制御部83は、停電時継続運転可能時間が予め設定された設定時間以下となった場合に、当該停電時継続運転可能時間を表示装置17a、表示装置18aに表示するようにしてもよい。この場合、エレベータ1は、さらに電力使用量を抑制することができる。上記設定時間は、例えば、二次電池7の蓄電量が最大であるときの最大停電時継続運転可能時間に対して所定の割合(例えば、2割程度)で設定してもよいし、例えば、任意の時間(例えば、10分程度)に設定してもよい。
In this case, the
同様に、運転制御部83は、停電時継続運転が開始されてから継続して停電時継続運転可能回数を表示装置17a、表示装置18aに表示するようにしてもよい。また、運転制御部83は、停電時継続運転可能回数が予め設定された設定回数以下となった場合に、当該停電時継続運転可能回数を表示装置17a、表示装置18aに表示するようにしてもよい。この場合、エレベータ1は、さらに電力使用量を抑制することができる。上記設定回数は、例えば、二次電池7の蓄電量が最大であるときの最大停電時継続運転可能回数に対して所定の割合(例えば、2割程度)で設定してもよいし、例えば、任意の回数(例えば、5回程度)に設定してもよい。
Similarly, the
次に、図5のフローチャートを参照して制御装置8による制御の一例を説明する。
Next, an example of control by the
まず、制御装置8は、動力用電源15の作動状態に基づいて、動力用電源15が停電中であるか否かを判定する(ステップST1)。
First, the
制御装置8は、動力用電源15が停電中でない、すなわち、動力用電源15が健全であると判定した場合(ステップST1:No)、動力用電源15からの電力によって通常運転を行って(ステップST2)、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。この場合、制御装置8は、もともと通常運転を行っていた場合には、当該通常運転をそのまま継続する。
When it is determined that the
制御装置8は、ステップST1にて動力用電源15が停電中である判定した場合(ステップST1:Yes)、二次電池7からの電力によって停電時継続運転を行う(ステップST3)。この場合、制御装置8は、もともと停電時継続運転を行っていた場合には、当該停電時継続運転をそのまま継続する。
If it is determined in step ST1 that the
次に、制御装置8は、動力用電源15の作動状態に基づいて、動力用電源15が停電から復旧したか否かを判定する(ステップST4)。
Next, the
制御装置8は、動力用電源15が停電から復旧したと判定した場合(ステップST4:Yes)、ステップST2の処理に移行し、通常運転に復帰する。
When it is determined that the
制御装置8は、ステップST4にて、動力用電源15が停電から復旧していないと判定した場合(ステップST4:No)、ステップST3の処理に移行し、停電時継続運転を継続する。この間、制御装置8は、二次電池7が放電の限界に達すると、乗りかご2を目的階に着床させた後、そのまま停止状態としておく。
If the
したがって、エレベータ1は、動力用電源15の停電時に停電時継続運転を行うことで、乗りかご2の昇降を継続することができる。このとき、エレベータ1は、停電時継続運転では、通常運転の場合と比較して、電力使用量を抑制して乗りかご2を昇降させることができるので、停電時継続運転をより長い時間、継続するこができる。この結果、エレベータ1は、より長い時間、停電時継続運転によって乗りかご2を昇降させることができるので、例えば、動力用電源15の停電時であっても、建物内のより多くの人が当該エレベータ1を利用することができる。
Therefore, the elevator 1 can continue raising and lowering the
そして、エレベータ1は、停電時継続運転では、かご案内装置17、乗場案内装置18によって利用者に対して停電時継続運転可能時間、停電時継続運転可能回数を案内することができる。これにより、エレベータ1は、乗りかご2内の利用者や乗場6の利用者に対して二次電池7が放電の限界に達し乗りかご2が停止状態となる時期を周知することができる。この結果、エレベータ1は、利用者に対して、乗りかご2が急に停止状態となったと感じさせるような事態が発生することを抑制することができ、例えば、利用者に対して安心感を与えることができる。これにより、利用者は、例えば、乗りかご2が実際に停止状態となる前に、当該乗りかご2が停止状態となった後のことを予め想定することができ、例えば、非常階段を利用する等の選択肢を事前に判断することができる。また、例えば、乗場6で乗りかご2に乗り込もうと待機していた利用者も乗りかご2が停止状態となる時期を事前に知ることができるので、非常階段を利用する等の選択肢を事前に判断することができる。したがって、エレベータ1は、動力用電源15の停電時であっても、当該エレベータ1が設置された建物内の多くの人が効率よく利用することができる。
And the elevator 1 can guide a user about the continuous operation possible time at the time of a power failure, and the frequency | count of the continuous operation at the time of a power failure with respect to a user by the
以上で説明したエレベータ1は、乗りかご2と、かご案内装置17及び乗場案内装置18と、制御装置8とを備える。乗りかご2は、昇降路9を昇降可能である。かご案内装置17、乗場案内装置18は、乗りかご2の運転に関する案内を行う。制御装置8は、通常運転と、停電時継続運転とを切り替えて実行可能である。通常運転は、動力用電源15からの電力によって乗りかご2を昇降する運転である。停電時継続運転は、動力用電源15の停電時に二次電池7からの電力によって乗りかご2を昇降する運転である。制御装置8は、停電時継続運転では、通常運転の場合と比較して、電力使用量を抑制して乗りかご2を昇降させる。制御装置8は、停電時継続運転では、かご案内装置17、乗場案内装置18を制御し、少なくとも二次電池7の蓄電量に基づいて、乗りかご2の運転可能時間、又は、乗りかごの運転可能回数を案内させる。
The elevator 1 described above includes a
したがって、エレベータ1は、動力用電源15の停電時であっても、二次電池7からの電力を用いた停電時継続運転によって運転を継続することができると共に、利用者に対して乗りかご2の運転可能時間、乗りかご2の運転可能回数を案内することができる。この結果、エレベータ1は、停電時の運転を適正に行うことができる。
Therefore, the elevator 1 can continue the operation by the continuous operation at the time of the power failure using the power from the
なお、上述した実施形態に係るエレベータは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。 In addition, the elevator which concerns on embodiment mentioned above is not limited to embodiment mentioned above, A various change is possible in the range described in the claim.
以上で説明した停電時継続運転は、二次電池7を用いて、通常運転の場合と比較して、電力使用量を抑制して乗りかご2を昇降させる運転であればよく、以上で説明した運転内容に限られない。
The continuous operation at the time of the power failure described above may be any operation that uses the
以上の説明では、かご案内装置17、乗場案内装置18は、案内表示情報を表示可能な表示装置17a、18aを有するものとして説明したが、音声案内情報をアナウンス可能なスピーカ等を有するものであってもよい。この場合、かご案内装置17、乗場案内装置18は、例えば、所定時間ごとにスピーカによって「停電時運転時間 残り 10分」(停電時継続運転可能時間)、「あと、2回乗れます。」(停電時継続運転可能回数)等の音声案内情報をアナウンスするようにしてもよい。
In the above description, the
以上で説明した実施形態、変形例に係るエレベータによれば、停電時の運転を適正に行うことができる。 According to the elevator which concerns on embodiment described above and the modification, the driving | operation at the time of a power failure can be performed appropriately.
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。 Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the spirit of the invention. These embodiments and their modifications are included in the scope and gist of the invention, and are also included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
1 エレベータ
2 乗りかご
2a 空調機器
2b 照明
5 巻上機
6 乗場
7 二次電池(蓄電装置)
8 制御装置
9 昇降路
10 かご内操作盤(操作盤)
14 電動機
15 動力用電源
16 乗場操作盤(操作盤)
17 かご案内装置(案内装置)
17a、18a 表示装置
18 乗場案内装置(案内装置)
19 扉
81 駆動制御部
82 二次電池制御部
83 運転制御部
84 コンバータ
85 インバータ
86 切換回路
87 演算部
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
8 Control device 9
14
17 Car guide device (guide device)
17a,
19
実施形態のエレベータは、乗りかごと、案内装置と、制御装置とを備える。乗りかごは、昇降路を昇降可能である。案内装置は、前記乗りかごの運転に関する案内を行う。制御装置は、通常運転と、停電時運転とを切り替えて実行可能である。通常運転は、動力用電源からの電力によって前記乗りかごを昇降する運転である。停電時運転は、前記動力用電源の停電時に蓄電装置からの電力によって前記乗りかごを昇降する運転である。前記制御装置は、前記停電時運転では、前記通常運転の場合と比較して、電力使用量を抑制して前記乗りかごを昇降させる。前記制御装置は、前記停電時運転では、前記案内装置を制御し、少なくとも前記蓄電装置の蓄電量に基づいて、前記乗りかごの運転可能時間、及び、前記乗りかごの運転可能回数を案内させる。前記制御装置は、前記乗りかごの運転可能時間が予め設定された設定時間以下となった場合に、当該乗りかごの運転可能時間を案内させ、前記乗りかごの運転可能回数が予め設定された設定回数以下となった場合に、当該乗りかごの運転可能回数を案内させる。前記設定時間は、前記蓄電装置の蓄電量が最大であるときの最大停電時継続運転可能時間に対して所定の割合で設定される。前記設定回数は、前記蓄電装置の蓄電量が最大であるときの最大停電時継続運転可能回数に対して所定の割合で設定される。 The elevator according to the embodiment includes a car, a guide device, and a control device. The car can move up and down the hoistway. The guidance device provides guidance on driving the car. The control device can execute switching between normal operation and power failure operation. The normal operation is an operation in which the car is moved up and down by electric power from the power source for power. The operation at the time of a power failure is an operation in which the car is moved up and down by the power from the power storage device at the time of power failure of the power source. The said control apparatus raises / lowers the said cage | basket | car while suppressing the electric power consumption compared with the case of the said normal driving | operation at the time of the said power failure operation. Wherein the control device, wherein the power failure during operation, and controls the guiding device, based on the amount of charge in at least the power storage device, operable time of the car, and, to guide the operation allowable number of the car. The control device guides the driving time of the car when the driving time of the car is less than or equal to a preset setting time, and sets the driving frequency of the car to a preset value. When the number is less than or equal to the number of times, the number of times that the car can be driven is guided. The set time is set at a predetermined ratio with respect to the maximum continuous power available time during a power failure when the power storage amount of the power storage device is maximum. The set number of times is set at a predetermined ratio with respect to the maximum number of times of continuous operation at the time of a power failure when the power storage amount of the power storage device is maximum.
Claims (4)
前記乗りかごの運転に関する案内を行う案内装置と、
動力用電源からの電力によって前記乗りかごを昇降する通常運転と、前記動力用電源の停電時に蓄電装置からの電力によって前記乗りかごを昇降する停電時運転とを切り替えて実行可能である制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記停電時運転では、前記通常運転の場合と比較して、電力使用量を抑制して前記乗りかごを昇降させると共に、前記案内装置を制御し、少なくとも前記蓄電装置の蓄電量に基づいて、前記乗りかごの運転可能時間、又は、前記乗りかごの運転可能回数を案内させることを特徴とする、
エレベータ。 A car that can move up and down the hoistway,
A guidance device for providing guidance on driving the car;
A control device capable of switching between a normal operation in which the car is raised and lowered by electric power from a power source and a power failure operation in which the car is raised and lowered by electric power from a power storage device at the time of a power failure of the power source; With
In the operation at the time of a power failure, the control device controls the guide device to control the guide device and suppresses the amount of electric power used in comparison with the normal operation, and at least the amount of power stored in the power storage device Based on the above, the driving time of the car, or the number of possible driving times of the car is guided.
elevator.
請求項1に記載のエレベータ。 The control device controls the guide device in the operation at the time of a power failure, and operates the car based on an amount of electricity stored in the power storage device, a loading load of the car, and a lifting speed of the car. Let you guide the possible time or the number of times that the car can be driven,
The elevator according to claim 1.
請求項1又は請求項2に記載のエレベータ。 In the operation at the time of a power failure, the control device relatively lowers the ascending / descending speed of the car as compared to the normal operation.
The elevator according to claim 1 or 2.
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエレベータ。 In the operation at the time of a power failure, the control device stops the operation of the air conditioner in the car, reduces the illumination intensity of the light in the car when compared with the normal operation, and the guidance device in the waiting state of the car Prohibition of guidance display by the operator, invalidation of the closing operation of the door of the car via the operation panel, and stop of the floor guidance regarding the stop floor of the car by the guidance device, and emergency by the guidance device Allow information guidance,
The elevator according to any one of claims 1 to 3.
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