JP2014029905A - 有機薄膜太陽電池の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電特性に優れた有機薄膜太陽電池の製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に第1電極層を形成する第1電極形成工程と、第1電極層上に直接又は他の層を介してp型有機半導体とn型有機半導体と有機溶媒とを含む塗工液を塗布して塗膜を形成する塗布工程と、塗膜を乾燥してバルクヘテロ結合層を形成する乾燥工程と、バルクヘテロ結合層上に直接又は他の層を介して第2電極層を形成する第2電極形成工程とを含み、バルクへテロ接合層のドメインサイズを所定の範囲にするのに必要な塗膜の乾燥時間を求めておき、乾燥時間になるように少なくとも乾燥工程を行う雰囲気中の溶媒蒸気圧を調整する。
【選択図】なし

Description

本発明は、バルクヘテロ接合層を備えた有機薄膜太陽電池の製造方法に関する。
有機材料を用いた薄膜太陽電池(以下、有機薄膜太陽電池という)の一つとして、透明電極層と対向電極層との間にヘテロバルク接合層を形成してなる、バルクヘテロ接合型の有機薄膜太陽電池がある。
バルクヘテロ接合型の有機薄膜太陽電池は、例えば特許文献1に開示されるように、p型有機半導体とn型有機半導体と有機溶媒とを含む塗工液を、一方の電極層上に塗布してバルクへテロ接合層を形成することにより製造される。
バルクヘテロ接合型の薄膜太陽電池においては、バルクヘテロ接合層のドメインサイズ等が、素子特性に大きな影響を与えることが知られている。すなわち、バルクヘテロ接合層が光を吸収すると、ドメイン内に励起子が生成され、励起子がドメイン内を拡散してpn界面に到達した後、自由電荷に分離される。バルクヘテロ接合層での励起子の拡散長は小さく、10〜20nmとされている。ドメインサイズがこの拡散長より大きい場合は、励起子はpn界面に到達する以前に失活してしまうため、自由電荷が生成されない。これらの事情から、バルクヘテロ接合層のドメインサイズは10nm以下であることが理想とされている。
非特許文献1には、塗工液の塗布後に塗膜を加熱処理してバルクヘテロ接合層のドメインサイズを調整することが記載されている。
特開2009−252768号公報
F.Padinger,R.S.Rittberger,N.S.Sariciftci,Adv.Funct.Mater.2003,13,85
しかしながら、非特許文献1に記載された方法では、p型有機半導体とn型有機半導体の親和性が強く相分離が進行し難い組合せ等のように、有機半導体の組み合わせによっては、相分離を十分に進行させることができないことがあった。このため、ドメインサイズの調整が困難な場合があり、汎用的ではなかった。
よって、本発明の目的は、発電特性に優れた有機薄膜太陽電池の製造方法を提供することにある。
本発明の有機薄膜太陽電池の製造方法は、
基板上に、第1電極層を形成する第1電極形成工程と、
前記第1電極層上に、直接又は他の層を介して、p型有機半導体とn型有機半導体と有機溶媒とを含む塗工液を塗布して塗膜を形成する塗布工程と、
前記塗膜を乾燥してバルクヘテロ結合層を形成する乾燥工程と、
前記バルクヘテロ結合層上に、直接又は他の層を介して、第2電極層を形成する第2電極形成工程とを含む有機薄膜太陽電池の製造方法において、
前記バルクへテロ接合層のドメインサイズを所定の範囲にするのに必要な、前記塗膜の乾燥時間を求めておき、前記乾燥時間になるように、少なくとも前記乾燥工程を行う雰囲気中の溶媒蒸気圧を調整することを特徴とする。
本発明の有機薄膜太陽電池の製造方法は、前記乾燥工程の後、前記第2電極形成工程の前、途中又は後に、前記バルクヘテロ接合層を加熱することが好ましい。
本発明の有機薄膜太陽電池の製造方法は、前記バルクヘテロ接合層の加熱を、50〜200℃で10〜30分間行うことが好ましい。
本発明の有機薄膜太陽電池の製造方法は、前記バルクへテロ接合層のドメインサイズが1〜30nmとなるように、前記塗膜の乾燥時間を設定することが好ましい。
本発明の有機薄膜太陽電池の製造方法は、前記塗膜の乾燥時間が0.5〜30分となるように、前記溶媒蒸気圧を調整することが好ましい。
本発明の有機薄膜太陽電池の製造方法は、前記塗布工程及び前記乾燥工程を、前記溶媒蒸気圧が調整された雰囲気中で行うことが好ましい。
本発明の有機薄膜太陽電池の製造方法は、前記塗布工程及び前記乾燥工程を、内部に有機溶媒が貯留された密閉容器中で行うか、あるいは、有機溶媒の蒸気又はミストを導入した雰囲気中で行うことが好ましい。
本発明の有機薄膜太陽電池の製造方法は、前記p型有機半導体としてアモルファス性材料を用い、前記n型半導体としてフラーレン誘導体を用いることが好ましい。
本発明の有機薄膜太陽電池の製造方法は、前記有機溶媒の沸点が30〜200℃であることが好ましい。
本発明によれば、バルクへテロ接合層のドメインサイズを所定の範囲にするのに必要な、塗膜の乾燥時間を求めておき、該乾燥時間になるように、少なくとも乾燥工程を行う雰囲気中の溶媒蒸気圧を調整するので、p型有機半導体とn型有機半導体との親和性が高くても、塗膜の乾燥速度を調整することで相分離を十分に進行させることが可能となり、バルクヘテロ接合層のドメインサイズを最適化できる。
本発明により製造される有機薄膜太陽電池の一実施形態の概略図である。 試験例1のバルクヘテロ接合層の断面透過図である。 試験例2のバルクヘテロ接合層の断面透過図である。
図1に、本発明により製造される有機薄膜太陽電池の一実施形態が示されている。
この有機薄膜太陽電池は、基板11に、第1電極層12、バルクヘテロ接合層13、第2電極層14が順次積層されている。
基板11の種類は、特に限定されない。例えば、ポリイミドフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、アクリルフィルム、アラミドフィルム等の絶縁性プラスチックフィルム基板、ガラス基板、ステンレス基板などを用いることができる。なお、この基板が光入射側に配される場合には、光透過性の材料で構成すべきことはいうまでもない。
第1電極層12、及び第2電極層13を構成する電極材料としては、特に限定はない。光入射側に配される電極層の電極材料としては、ITO(酸化インジウム+酸化スズ)、ZnO、TiO、SnO、IZO(酸化インジウム+酸化亜鉛)などの透明導電性酸化物が挙げられる。非受光側に配される電極層の電極材料としては、Al、Mg、Ca等の金属あるいはこれらの合金が挙げられる。
バルクヘテロ接合層13は、p型有機半導体とn型有機半導体とが相分離した構造をなしている。
バルクヘテロ接合層13のドメインサイズは、1〜30nmであることが好ましく、5〜10nmがより好ましい。ドメインサイズが1nm未満であると、膜中のドメイン数が多くなり過ぎて、自由電荷の適切な伝導パスが形成され難くなる。30nmを超えると、励起子がpn界面に到達する以前に失活して、自由電荷が生成され難くなる。バルクヘテロ接合層13のドメインサイズは、薄片試料を作製し、走査透過型電子顕微鏡(STEM)を用いて観察できる。
バルクヘテロ接合層13を構成するp型有機半導体としては、電子供与性を有する任意の有機材料を用いることができる。例えば、チオフェン、フェニレンビニレン、チエニレンビニレン、カルバゾール、ビニルカルバゾール、ピロール、イソチアナフェン、イソチアナフェンおよびヘプタジエンなどの化合物、ならびに水酸基、アルキル基、アミノ基、メチル基、ニトロ基およびハロゲン基などを有する上記化合物の誘導体の重合体が挙げられるが、これらには限定されない。なお、これらは、単独で用いてもよいし、二種以上を組み合わせて用いてもよい。例えば、下記式(1)〜(14)の化合物が一例として挙げられる。
上記式(1)〜(14)におけるnは5〜150が好ましく、10〜100がより好ましい。
上記化合物のうち、式(1)、(6)で表される化合物は、結晶性の化合物である。また、式(7)〜(14)で表される化合物は、アモルファス性(非晶性)である。p型有機半導体は、結晶性でもアモルファス性(非晶性)であってもよく、立体規則性の程度については問われない。本発明の方法によれば、アモルファス性の材料であっても、ドメインサイズの増大を抑制でき、ドメインサイズを精度よく制御できるので、アモルファス性の材料が特に好ましく用いられる。
p型有機半導体の重量平均分子量は、用いる材料にも依存し、一概には言及出来ないが、2,000〜150,000が望ましい。
バルクヘテロ接合層13を構成するn型有機半導体は、電子受容性を有する任意の有機材料を用いることができる。例えば、フラーレン誘導体、ペリレン誘導体等が挙げられる。なかでも、フラーレン誘導体は、p型有機半導体からの電子移動が取り分け早いので、特に好ましい。フラーレン誘導体としては、フラーレンC60の誘導体、フラーレンC70の誘導体、フラーレンC80の誘導体等が好ましく挙げられる。具体的な一例としては、Phenyl−C61−Butyric−Acid−Methyl Ester、Bisadduct−Phenyl−C61−Butyric−Acid−Methyl Ester等が挙げられる。
なお、図1の有機薄膜太陽電池は、バルクヘテロ接合層13の両側に、第1電極層12、第2電極層14がそれぞれ直接形成されているが、第1電極層12及び第2電極層14のうち、陰極となる電極層と、バルクヘテロ接合層13との間に、正孔ブロック層が形成されていてもよい。この態様によれば、陰極近傍における正孔―電子の再結合を抑制でき、整流性が改善されて短絡電流が向上する。
正孔ブロック層としては、正孔のブロック効果があるものであれば良く、特に限定はない。例えば、フッ化リチウム(LiF)膜、Bathocuproine(BCP)膜、
TiO膜、TiO膜、ZnOナノパーティクルなどが挙げられる。
正孔ブロック層の膜厚は、0.1〜1.0nmが好ましく、0.3〜0.5nmがより好ましい。0.1nm未満であると、正孔のブロック効果が十分に得られない。1.0nmを超えると、絶縁性が高くなって、電荷注入が阻害される傾向にある。
また、第1電極層12及び第2電極層14のうち、陽極となる電極層と、バルクヘテロ接合層13との間に、正孔輸送層が形成されていてもよい。この態様によれば、バルクヘテロ接合層13から陽極への電荷の注入を促進でき、整流性が改善されて短絡電流が向上する。
正孔輸送層としては、poly(3,4−ethylenedioxythiophene/poly(styrenesulfonate)(PEDOT/PSS)等が挙げられる。
また、バルクヘテロ結合層13上に、蒸着金属膜、ゾルゲル法で作製したTiO膜、ZnOナノパーティクルなどの等の溶出防止膜を挿入し、該溶出防止膜上にバルクヘテロ結合層などの有機光電変換層を更に形成してタンデム構造としてもよい。
次に、図1に示す有機薄膜太陽電池の製造方法を例に挙げて、本発明の有機薄膜太陽電池の製造方法を説明する。
まず、基板11上に、第1電極層12を形成する(第1電極形成工程)。
第1電極層12の形成方法としては、特に限定は無く、スパッタ法、CVD法、スプレー成膜法等、従来公知の方法を用いることができる。
次に、第1電極上に、直接又は、正孔ブロック層、正孔輸送層等の他の層を介して、p型有機半導体とn型有機半導体と有機溶媒とを含む塗工液を塗布し、塗膜を形成する(塗布工程)。
塗工液は、p型有機半導体とn型有機半導体との混合割合が、モル比で、p型有機半導体:n型有機半導体=1:0.5〜7が好ましく、1:0.7〜3がより好ましい。
塗工液の有機溶媒は、p型有機半導体及びn型有機半導体に対して、十分な溶解性を持つものが望ましい。
本発明では、塗工液の塗布雰囲気や乾燥雰囲気の溶媒蒸気圧を調整して、塗膜の乾燥速度を調整するので、有機溶媒の沸点は特には問われない。しかしながら、有機溶媒の沸点があまり高いと、塗布雰囲気や乾燥雰囲気の溶媒蒸気圧に関わりなく、塗膜の乾燥速度が遅くなり、生産性が低下する傾向にある。また、有機溶媒の沸点があまり低いと、塗工液の塗布後に溶媒が直ちに揮発してしまい、乾燥速度の制御が困難な場合がある。そのため、有機溶媒の沸点は、30〜200℃が好ましく、50〜150℃がより好ましい。有機溶媒の好ましい具体例としては、クロロホルム(沸点:61℃)、クロロベンゼン(沸点:131℃)、アニソール(沸点:154℃)等が挙げられる。
塗工液中における有機溶媒の含有量は、70〜99.9質量%が好ましく、80〜99質量%がより好ましい。有機溶媒の含有量が70質量%未満であると溶質である有機半導体が凝集して、相分離が生じ難くなる傾向があり、99.9質量%を超えると溶液の粘度が低下して、適切な膜厚を有する薄膜を形成し難くなる。
塗工液には、酸化防止剤、相溶化剤、結晶化促進剤等の添加剤を、物性を損なわない範囲で含有できる。
塗工液の塗布方法は、塗布直後においては有機溶媒の大部分が膜中に残存しているような方法が望ましい。具体的には、ディップ塗布、インクジェット印刷、スクリーン印刷などの方法が好ましい。なお、塗布過程で有機溶媒の大部分が揮発してしまうような方法で塗膜を形成した場合、乾燥雰囲気中の溶媒蒸気圧を調整しても塗膜の乾燥速度を制御することが困難な場合があるので、スピン塗布等は好ましくない。
次に、上記塗膜を乾燥して乾燥してバルクヘテロ結合層13を形成する(乾燥工程)。
本発明では、バルクへテロ接合層13のドメインサイズを所定の範囲にするのに必要な、塗膜の乾燥時間を求めておき、該乾燥時間になるように、少なくとも乾燥工程を行う雰囲気の溶媒蒸気圧を調整する。好ましくは、塗布工程及び乾燥工程を行う雰囲気の溶媒蒸気圧を調整する。
塗膜の乾燥速度を調整することで、p型有機半導体とn型有機半導体との相分離を十分に進行させることが可能となり、最適なドメインサイズのバルクヘテロ接合層を形成でき、後述する実施例の試験例1と試験例2との比較から明らかなように、良好な電池特性が得られる。
塗膜の乾燥時間は、最終的に形成されるバルクヘテロ接合層13のドメインサイズが、好ましくは1〜30nm、より好ましくは5〜10nmとなるように設定する。塗膜の具体的な乾燥時間は、p型有機半導体とn型有機半導体の組合せや、塗布方法、塗膜の膜厚などにも依存するので一概には言えないが、好ましくは0.5〜30分であり、より好ましくは1〜20分である。p型有機半導体とn型有機半導体の親和性が強く、相分離が進行し難い組合せでは、乾燥時間を長くすることが好ましい。逆に、p型有機半導体とn型有機半導体の親和性が低くて、容易に相分離が進行してしまう場合には、乾燥時間は短くする必要がある。
溶媒蒸気圧を調整する方法としては、特に限定は無い。例えば、塗布工程及び乾燥工程を、内部に有機溶媒が貯留された密閉容器中で行う方法や、有機溶媒の蒸気又はミストを導入した雰囲気中で行う方法等が挙げられる。
溶媒蒸気圧を調整するために用いる溶媒は、塗工液に用いたものと同一であることが望ましいが、異なるものであっても良い。例えば、塗工液にクロロベンゼンを使用し、溶媒蒸気圧の調整にクロロホルムを用いる、といったことも可能である。
このようにして塗膜を乾燥した後、更に加熱処理してもよい。加熱処理を行うことで、バルクヘテロ接合層のドメインサイズをより精度よく調整することが可能である。バルクヘテロ接合層の加熱処理は、第2電極層の形成前、形成中、形成後のいずれの段階で行ってもよい。なかでも、第2電極層の形成後に加熱処理を施すと、n型有機半導体であるフラーレンが、バルクヘテロ接合層/第2電極層の界面に偏析する傾向があり、電子注入性が向上するので、より好ましい。
バルクヘテロ接合層の加熱処理方法としては、特に限定は無い。例えば、ホットプレートを用いる方法等が挙げられる。
バルクヘテロ接合層の加熱処理条件は、50〜200℃で10〜30分が好ましく、100〜150℃で10〜20分がより好ましい。高分子の相分離では、相分離の生じる臨界温度に上限と下限が存在する場合が多い。ドメインサイズ調整のための加熱処理条件は、これらの間の値であることが好ましい。調査の結果、多くのp型有機半導体及びn型有機半導体に対して、上限は200℃、下限は50℃程度であることが明らかとなった。そして、加熱温度を100〜150℃とすることで、より精度よくドメインサイズを調整できる。また、加熱時間が10分未満であると相分離が平衡構造に到達せず、相分離が生じ難い。また、30分以上続けても相分離構造はもはや変化しない。
次に、バルクヘテロ結合層上に、直接又は、正孔ブロック層、正孔輸送層等の他の層を介して、第2電極層14を形成する(第2電極形成工程)。
第2電極層14の形成方法としては、特に限定は無く、スパッタ法、CVD法、スプレー成膜法等、従来公知の方法を用いることができる。
このようにして、図1に示す有機薄膜太陽電池を製造できる。
なお、タンデム構造の有機薄膜太陽電池を製造する場合は、バルクヘテロ結合層13上に、蒸着金属膜、ゾルゲル法で作製したTiO膜、ZnOナノパーティクルなどの等の溶出防止膜を挿入し、該溶出防止膜上にバルクヘテロ結合層などの有機光電変換層を更に形成し、該有機光電変換層上に、直接又は、正孔ブロック層、正孔輸送層等の他の層を介して、第2電極層14を形成すればよい。
(実施例1)
p型有機半導体としてポリ3−ヘキシルチオフェン(P3HT)を20mgと、n型有機半導体としてbis−Phenyl−C61−Butyric−Acid−Methyl Ester(bis−PCBM)を14mg採取し、溶媒クロロベンゼン(沸点131℃)1mLに溶解させて、20時間攪拌し、塗工液を調製した。
ITOからなる第1電極の形成されたガラス基板を用意して、酸素プラズマで表面をドライ洗浄した。スピンコーターを用いて、基板上にpoly(ethylenedioxythiophene):polystyrene sulfonate(PEDT/PSS)を塗布した。その後、ホットプレートを用いて加熱処理(135℃×10分)を施して、PEDT/PSSを乾燥固化させた。
次に、密閉チャンバーを備えたドクターブレード方式の塗布装置内に、上記基板をセットした。チャンバー内に100mLの溶媒クロロベンゼンが入った容器を静置した後、チャンバーの蓋を閉めて20分間放置し、内部の溶媒蒸気圧を高めた。その後、チャンバーの密閉を破ること無しに、シリンジを用いて基板上に塗工液を塗布した。塗工液が乾燥したのを確認した後、チャンバーから基板を取り出した。ストップウォッチを用いて、塗布開始から乾燥までの時間を測定した。
次に、バルクヘテロ接合層上に、Alからなる第2電極を蒸着形成した後に、ホットプレートを用いて加熱処理(150℃×15分)を施して、有機薄膜太陽電池(第1電極層100nm、バルクヘテロ接合層200nm、第2電極層100nm)を製造した。
実施例1の有機機薄膜太陽電池のバルクヘテロ接合層を、走査透過型電子顕微鏡(STEM)を用いて観察し、相分離構造を調べた。結果を図2に記す。
(比較例1)
実施例1と同じ方法を用いて、ITOからなる第1電極の形成されたガラス基板上に、PEDT/PSSを塗布して、乾燥固化させた。
実施例1と同じ塗布装置を用いて、ガラス基板上に塗工液を塗布した。ただし、チャンバー内には溶媒クロロベンゼンが入った容器を導入しなかった。そのため、短時間で塗工液は乾燥した。ストップウォッチを用いて、塗布開始から乾燥までの時間を測定した。
バルクヘテロ接合層上に、実施例1と同様にしてAlからなる第2電極を形成した後に、ホットプレートを用いて加熱処理(130℃×15分)を施して、有機薄膜太陽電池(第1電極層100nm、バルクヘテロ接合層200nm、第2電極層100nm)を製造した。
比較例1の有機機薄膜太陽電池のバルクヘテロ接合層を、走査透過型電子顕微鏡(STEM)を用いて観察し、相分離構造を調べた。結果を図3に記す。
実施例1及び比較例1の有機機薄膜太陽電池の受光セル(2mm×2mm)に、擬似太陽光(AM1.5)を照射して、太陽電池特性(短絡電流(Jsc)、開放電圧(Voc)、FF(曲線因子)、エネルギー変換効率(PCE))を調べた。擬似太陽光の照射には、分光計器製OTE−XLを用いた。電流密度と電圧の測定には、KEITHLEY製2400を用いた。表1に、結果をまとめて記す。
(評価結果)
塗膜の乾燥を長時間かけて行った実施例1は、図2に示されるように、小さな球状ドメインが分散した相分離構造をしていた。ドメインのサイズは20nm以下であった。
一方、塗膜を短時間で乾燥した比較例1は、図3に示されるように、相分離のドメインが連続的なパーコレーション形状をしており、ドメインのサイズが30〜40nm程度にまで大きくなっていた。比較例1は、乾燥時間が短かったために、相分離が十分に進行せず、ドメインが完全に分離できなかったものと考えられる。
また、電池特性に関し、表1に示されるように、実施例1の方が、比較例1に比べて高い特性を示していた。この理由は、比較例1は、ドメインが大きいために、ドメイン内で励起子が失活してしまい、自由電荷の生成効率が低かったためであると推測される。
11:基板
12:第1電極層
13:バルクヘテロ接合層
14:第2電極層
本発明の有機薄膜太陽電池の製造方法は、
基板上に、第1電極層を形成する第1電極形成工程と、
前記第1電極層上に、直接又は他の層を介して、p型有機半導体とn型有機半導体と有機溶媒とを含む塗工液を塗布して塗膜を形成する塗布工程と、
前記塗膜を乾燥してバルクヘテロ合層を形成する乾燥工程と、
前記バルクヘテロ合層上に、直接又は他の層を介して、第2電極層を形成する第2電極形成工程とを含む有機薄膜太陽電池の製造方法において、
前記バルクへテロ接合層のドメインサイズを所定の範囲にするのに必要な、前記塗膜の乾燥時間を求めておき、前記乾燥時間になるように、少なくとも前記乾燥工程を行う雰囲気中の溶媒蒸気圧を調整することを特徴とする。
バルクヘテロ接合層13を構成するp型有機半導体としては、電子供与性を有する任意の有機材料を用いることができる。例えば、チオフェン、フェニレンビニレン、チエニレンビニレン、カルバゾール、ビニルカルバゾール、ピロール、イソチアナフェンおよびヘプタジエンなどの化合物、ならびに水酸基、アルキル基、アミノ基、メチル基、ニトロ基およびハロゲン基などを有する上記化合物の誘導体の重合体が挙げられるが、これらには限定されない。なお、これらは、単独で用いてもよいし、二種以上を組み合わせて用いてもよい。例えば、下記式(1)〜(14)の化合物が一例として挙げられる。
また、バルクヘテロ合層13上に、蒸着金属膜、ゾルゲル法で作製したTiO膜、ZnOナノパーティクル等の溶出防止膜を挿入し、該溶出防止膜上にバルクヘテロ合層などの有機光電変換層を更に形成してタンデム構造としてもよい。
次に、上記塗膜を乾燥してバルクヘテロ合層13を形成する(乾燥工程)。
次に、バルクヘテロ合層上に、直接又は、正孔ブロック層、正孔輸送層等の他の層を介して、第2電極層14を形成する(第2電極形成工程)。
なお、タンデム構造の有機薄膜太陽電池を製造する場合は、バルクヘテロ合層13上に、蒸着金属膜、ゾルゲル法で作製したTiO膜、ZnOナノパーティクル等の溶出防止膜を挿入し、該溶出防止膜上にバルクヘテロ合層などの有機光電変換層を更に形成し、該有機光電変換層上に、直接又は、正孔ブロック層、正孔輸送層等の他の層を介して、第2電極層14を形成すればよい。

Claims (10)

  1. 基板上に、第1電極層を形成する第1電極形成工程と、
    前記第1電極層上に、直接又は他の層を介して、p型有機半導体とn型有機半導体と有機溶媒とを含む塗工液を塗布して塗膜を形成する塗布工程と、
    前記塗膜を乾燥してバルクヘテロ結合層を形成する乾燥工程と、
    前記バルクヘテロ結合層上に、直接又は他の層を介して、第2電極層を形成する第2電極形成工程とを含む有機薄膜太陽電池の製造方法において、
    前記バルクへテロ接合層のドメインサイズを所定の範囲にするのに必要な、前記塗膜の乾燥時間を求めておき、前記乾燥時間になるように、少なくとも前記乾燥工程を行う雰囲気中の溶媒蒸気圧を調整することを特徴とする有機薄膜太陽電池の製造方法。
  2. 前記乾燥工程の後、前記第2電極形成工程の前、途中又は後に、前記バルクヘテロ接合層を加熱する、請求項1記載の有機薄膜太陽電池の製造方法。
  3. 前記バルクヘテロ接合層の加熱を、50〜200℃で10〜30分間行う、請求項2記載の有機薄膜太陽電池の製造方法。
  4. 前記バルクへテロ接合層のドメインサイズが1〜30nmとなるように、前記塗膜の乾燥時間を設定する、請求項1〜3のいずれか1つに記載の有機薄膜太陽電池の製造方法。
  5. 前記塗膜の乾燥時間が0.5〜30分となるように、前記溶媒蒸気圧を調整する、請求項1〜4のいずれか1つに記載の有機薄膜太陽電池の製造方法。
  6. 前記塗布工程及び前記乾燥工程を、前記溶媒蒸気圧が調整された雰囲気中で行う、請求項1〜5のいずれか1つに記載の有機薄膜太陽電池の製造方法。
  7. 前記塗布工程及び前記乾燥工程を、内部に有機溶媒が貯留された密閉容器中で行う、請求項6記載の有機薄膜太陽電池の製造方法。
  8. 前記塗布工程及び前記乾燥工程を、有機溶媒の蒸気又はミストを導入した雰囲気中で行う、請求項6記載の有機薄膜太陽電池の製造方法。
  9. 前記p型有機半導体としてアモルファス性材料を用い、前記n型半導体としてフラーレン誘導体を用いる、請求項1〜8のいずれか1つに記載の有機薄膜太陽電池の製造方法。
  10. 前記有機溶媒の沸点が30〜200℃である、請求項1〜9のいずれか1つに記載の有機薄膜太陽電池の製造方法。
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