JP2014029522A - 電子情報端末および電子情報端末の表示方法 - Google Patents

電子情報端末および電子情報端末の表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】使用者の意図を反映させて、希望されない表示の方向の切り替えを行わせないようにすることが可能な電子情報端末を提供する。
【解決手段】この情報端末10(電子情報端末)は、矩形の表示領域を有する表示パネル11と、回転角度情報を検出するための加速度センサー12と、加速度センサー12による検出結果に基づいて表示パネル11の表示方向の切り替えを制御する中央処理装置14とを備え、中央処理装置14は、回転角度情報に基づく表示パネル11の回転角速度が第1のしきい値よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、携帯可能で表示画面を縦横に切り替えて表示可能な電子情報端末および電子情報端末の表示方法に関する。
携帯可能で表示画面を縦横に切り替えて表示可能なものとして、電子情報端末、例えば、タブレットあるいは携帯電話などが知られている。これらの電子情報端末では、もともと携帯可能であることと、画が矩形であることから縦長あるいは横長の画面での表示を有効活用できるように、一般的に、表示画面を縦横に切り替えることができるようになっている。従来、このような表示画面を縦長あるいは横長に切り替えて使用することを前提としたものとして、特許文献1〜4に示すものが開示されている。
特許文献1は、携帯端末装置、表示方向切り替え方法、および、表示方向切り替えプログラムを提供しており、コンテンツをディスプレイ12aに表示する際に、加速度センサー部16にて検知した携帯端末装置100の回転方向、回転角度に応じてディスプレイ12aに対する表示コンテンツの表示方向をコンテンツ回転処理部13bにて回転させた後、該表示コンテンツをアスペクト比を変更することなくディスプレイ12aに表示可能な状態に拡大/縮小して表示する携帯端末装置100の構成が開示されている。また、段落0021には、携帯端末装置100は、所持者に携帯されているという動揺が伴う環境下に通常置かれているため、携帯端末装置100の回転動作に直ちに感応して、あるいは、短時間の回転動作に感応して、コンテンツ表示方向の回転動作を行わないようにし、あらかじめ定めた一定時間以上に亘って、携帯端末装置100が回転している状態にあった場合に、はじめて、前述のようなコンテンツの回転処理を行うようにすることが開示されている。
特許文献2は、ゲーム装置およびゲームプログラムを提供しており、プレイヤーがゲーム装置自体を表示画面に垂直な軸回りに回転させると、検出された角速度に基づいてハウジングの回転角度が算出され、表示画面には回転角度に応じて回転される回転画像100と回転角度に無関係に制御される非回転画像102とを含むゲーム画像が表示されるゲーム装置の構成が開示されている。
特許文献3は、電子機器、表示制御方法及びプログラムを提供しており、携帯電話10の機器本体11に設けられた表示部12の近傍に例えば3軸加速度センサーからなるセンサー18が内蔵され、この機器本体11を持って表示部12をその表示画面に対して垂直方向(Z軸方向)に移動させると、前記センサー18により表示部12の移動方向および移動量が検出され、表示部12の表示画面に表示された情報がそのときの移動量に応じた表示倍率(比率)で拡大あるいは縮小される構成が開示されている。
特許文献4は、携帯装置のユーザ・インターフェイス動作方法を提供しており、パーム・サイズまたはポケット・サイズのパーソナル・コンピューター、携帯電話、通信機器又は類似の装置のような、所望のデータを検出したり選択したりするために表示部のデータを変化させる携帯装置のユーザ・インターフェイス動作方法であって、装置の動きと表示データの変化の間に、3次元空間におけるユーザの動きとその認識との因果関係と同様な因果関係を持たせたことを特徴とする携帯装置のユーザ・インターフェイス動作方法が開示されており、装置(2)を傾斜(T4)させることによって、表示部(2’)上のデータの選択(D5)が傾斜方向に動く例が開示されている。
特開2008−131616号公報 特開2006−68027号公報 特開2011−164625号公報 特表2003−511786号公報
一般的に電子情報端末は重力センサーなどを備えることで、電子情報端末の向きに応じて縦長表示と横長表示を自動的に切り替えて表示を行え、また、それが不都合な場合には自動切り替えを禁止できるようになっている。しかし、基本的には自動的に切り替えることを望むものの、ある使い方をすることで頻繁に自動的に切り替わってしまうことがあった。より具体的には、電子情報端末を回転させる意図無く、操作の都合上や利用環境の都合上から、電子情報端末を回転させてしまった場合には、回転させる意図が無いのであるから、表示を切り替えて欲しくない。
上述した従来の技術では、このような希望を叶えることができなかった。
本発明は、使用者の意図を反映させて、希望されない表示の方向の切り替えを行わせないようにすることが可能な電子情報端末および電子情報端末の表示方法を提供する。
この発明の第1の局面における電子情報端末は、矩形の表示領域を有する表示パネルと、回転角度情報を検出する角度センサーと、角度センサーによる検出結果に基づいて表示パネルの表示方向の切り替えを制御する表示制御部とを備え、表示制御部は、回転角度情報に基づく表示パネルの回転角速度が第1のしきい値よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている。
この発明の第1の局面による電子情報端末では、上記のように、表示制御部は、回転角度情報に基づく表示パネルの回転角速度が第1のしきい値よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないことによって、矩形の表示領域を有する表示パネルを備えた電子情報端末の持ち方および傾け方に応じて表示制御部が表示方向の切り替えを制御する際に、角度センサーによる検出結果(回転角度情報)に基づいて回転角速度が第1のしきい値よりも小さい場合に表示方向が切り替わらないようにすることができる。これにより、利用者の意識として表示方向の切り替えを希望していないと考えられるときに、このことを自動的に判断し表示方向を切り替えないようにするとともに、利用者が表示方向を切り替えたいと希望していると考えられるときにはこのことを自動的に判断して表示方向を切り替えることができる。したがって、ユーザが電子情報端末を素早く動かしたときだけ画面表示の向きが切り替わるようになり、僅かに電子情報端末を動かしただけで画面表示の向きが切り替わる問題を回避することができるので、ユーザが意図していない向きに電子情報端末の画面が誤って表示されることを防止することができる。
上記第1の局面による電子情報端末において、好ましくは、角度センサーは、水平面に対する表示パネルの傾斜角を検出可能に構成されており、表示制御部は、回転角速度が第1のしきい値よりも小さく、かつ傾斜角が第2のしきい値よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている。このように構成すれば、表示制御部が表示方向の切り替え制御を行う際に、表示領域の回転角速度と表示パネルの水平面に対する傾斜角との2つの情報に基づいて切り替え制御を行うことができるので、ユーザが意図していない向きに電子情報端末の画面が誤って表示されることを容易に防止することができる。
上記角度センサーが傾斜角を検出可能な構成において、好ましくは、角度センサーは、水平面に対する表示パネルの短手方向に沿った縦軸の傾斜角を測定する第1測定手段と、水平面に対する表示パネルの長手方向に沿った横軸の傾斜角を測定する第2測定手段とを含み、表示制御部は、第1測定手段により測定された短手方向に沿った縦軸の傾斜角と第2測定手段により測定された長手方向に沿った横軸の傾斜角とに基づいて、表示パネルの表示方向を決定する決定部を含む。このように構成すれば、角度センサーの検出結果(水平面に対する表示パネルの縦軸の傾斜角および横軸の傾斜角)に基づいて表示パネルの姿勢を確実に把握することができるとともに、決定部により表示パネルの表示方向を適切に決定することができる。
上記表示制御部が決定部を含む構成において、好ましくは、第1のしきい値は、縦軸の傾斜角の変化量に対応する第3のしきい値と、横軸の傾斜角の変化量に対応する第4のしきい値とを含み、第3のしきい値と第4のしきい値とを含み、表示制御部は、縦軸の傾斜角の単位時間あたりの変化量である回転角速度が第3のしきい値未満であり、かつ、横軸の傾斜角の単位時間あたりの変化量である回転角速度が第4のしきい値未満であり、かつ、縦軸の傾斜角と横軸の傾斜角とが共に第2のしきい値未満である場合に、表示方向の切り替えを行わないように構成されている。このように構成すれば、縦軸および横軸で個別に設定された傾斜角の単位時間あたりの変化量の基準値としての第3のしきい値および第4のしきい値と、縦軸の傾斜角および横軸の傾斜角の基準値としての第2のしきい値とを用いて表示パネルの姿勢を精度よく把握することができるので、ユーザにとって意図しない表示方向の切り替え制御が行われてしまうのを確実に防止することができる。
この場合、好ましくは、第3のしきい値と、第4のしきい値とは、互いに異なる。このように構成すれば、表示方向の切り替えを行わない制御を有効に機能させることができる。すなわち、表示パネルは矩形形状を有するため、実際には横長から縦長の方向へ回転させる場合と、その逆の縦長から横長の方向へ回転させる場合とでは、回転の速度が違いがちになる。このことは重心位置を基準とした縦方向の長さと横方向の長さの差異があるので、回転モーメントに違いが生じることからも明らかである。このため、縦軸の傾斜角の変化量と横軸の傾斜角の変化量とで互いに異ならせたしきい値(第3のしきい値および第4のしきい値)を利用する点は意義がある。
上記角度センサーが傾斜角を検出可能な構成において、好ましくは、表示制御部は、傾斜角が第2のしきい値よりも大きい場合には、回転角速度による表示方向の切り替えの可否判断を行わずに傾斜角のみによって表示方向の切り替えを行うように構成されている。このように構成すれば、傾斜角が第2のしきい値よりも大きい場合には回転角速度による表示方向の切り替えに関する表示制御部による判断自体を行わずに傾斜角のみによって表示方向の切り替えを行う制御に迅速に移行することができるので、ユーザによる電子情報端末の使用時の態様に応じた画面表示を迅速に行うことができる。また、回転角速度による表示方向の切り替えの可否判断が省略される分、表示制御部の処理負荷の低減を図ることができる。
上記第1の局面による電子情報端末において、好ましくは、表示制御部は、角度センサーの検出結果を使用する際に複数回の検出結果に基づいて角度センサーの検出値に含まれるノイズ要素を除去するように構成されている。このように構成すれば、ノイズ要素が除去された検出結果を用いて表示パネルの姿勢を精度よく把握することができる。
この場合、好ましくは、表示制御部は、角度センサーの複数回の検出結果の平均化処理を行うことによってノイズ要素を除去するように構成されている。このように構成すれば、角度センサーが検出した複数回の検出結果を用いる場合であっても個々の検出結果のばらつきが表示パネルの姿勢に関する判定に影響するのが抑制される。これにより、個々の検出結果のばらつきに起因して誤判定を起こすのを抑制することができる。
上記第1の局面による電子情報端末において、好ましくは、第1のしきい値は、実行中のアプリケーションに対応して設定されており、表示制御部は、回転角速度が、実行中のアプリケーションに対応した第1のしきい値よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている。このように構成すれば、表示パネルの姿勢を把握する際の判断基準となる第1のしきい値が実行中のアプリケーションに対応させて個々に設定されているので、ユーザの電子情報端末に関する使用意図(どのようなアプリケーションを使用しているか)を表示方向の切り替え制御により反映させやすくすることができる。
上記第1のしきい値が実行中のアプリケーションに対応して設定される構成において、好ましくは、個別のアプリケーションごとに対応した第1のしきい値が記憶されるように構成されており、表示制御部は、実行中のアプリケーションに対応した第1のしきい値を取得するとともに回転角速度と比較するように構成されている。このように構成すれば、電子情報端末に記憶されている個別のアプリケーションごとに対応する第1のしきい値を適宜読み出しながら、実行中のアプリケーションに対応した第1のしきい値に基づいて表示方向の切り替え制御を容易に行うことができる。
上記第1のしきい値が実行中のアプリケーションに対応して設定される構成において、好ましくは、アプリケーションの種類ごと、または、アプリケーション実行時の実行モジュール名ごとに対応した第1のしきい値が記憶されるように構成されており、表示制御部は、実行中のアプリケーションの種類または実行モジュール名ごとに対応した第1のしきい値を取得し、回転角速度と比較するように構成されている。このように構成すれば、アプリケーションの種類または1つのアプリケーションにおける実行中の実行モジュール名ごとに詳細に設定された第1のしきい値に基づいて表示方向の切り替え制御をより詳細に行うことができる。
上記第1の局面による電子情報端末において、好ましくは、第1のしきい値は、変更可能に構成されており、表示制御部は、回転角速度が、変変更可能な第1のしきい値よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている。このように構成すれば、第1のしきい値が予め設定された変更不可能な固定値である場合と異なり、第1のしきい値をユーザ側で適切な値に変更することができるので、電子情報端末を使用する個々のユーザの個人差に基づく使用時の操作態様(ユーザによって異なる表示パネルの姿勢を変更する速度など)を表示方向の切り替え制御により反映させやすくすることができる。
上記第1のしきい値が変更可能である構成において、好ましくは、表示制御部は、変更可能な第1のしきい値を変更するか否かに関するユーザからの入力を受け付けた場合、所定の値を変更前の第1のしきい値に加算または減算して変更後の第1のしきい値を設定するように構成されている。このように構成すれば、第1のしきい値の変更を変更前の第1のしきい値に基づいて制御上容易に変更することができる。
上記第1のしきい値が変更可能である構成において、好ましくは、表示制御部は、初回の起動時から所定時間だけユーザからの入力を受け付けるように構成されている。このように構成すれば、初回の起動時から所定時間に限って第1のしきい値を変更するか否かの入力が受け付け可能となる一方、所定時間経過後は、この第1のしきい値を変更するか否かの入力を受け付けずにその後の制御処理に直ちに移行させることができる。これにより、常にユーザによる入力操作を繰り返し要求する場合と異なり、ユーザ操作が煩雑になるのを抑制しつつ表示方向の切り替え制御を遅延なく行うことができる。
上記第1のしきい値が変更可能である構成において、好ましくは、表示制御部は、変更可能な第1のしきい値を、ユーザ毎に設定可能であるように構成されている。このように構成すれば、電子情報端末を使用する個々のユーザの個人差に基づく使用時の操作態様が表示方向の切り替え制御に確実に反映されるので、電子情報端末の利便性を向上させることができる。
この発明の第2の局面における電子情報端末の表示方法は、矩形の表示領域を有する表示パネルと、回転角度情報を検出する角度センサーと、角度センサーによる検出結果に基づいて表示パネルの表示方向の切り替えを制御する表示制御部とを備える電子情報端末の表示方法であって、表示制御部は、角度センサーにより検出された回転角度情報に基づく表示パネルの回転角速度が第1のしきい値よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている。
この発明の第2の局面による電子情報端末の表示方法では、上記のように、表示制御部は、角度センサーにより検出された回転角速度が第1のしきい値よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないことによって、矩形の表示領域を有する表示パネルを備えた電子情報端末の持ち方および傾け方に応じて表示制御部が表示方向の切り替えを制御する際に、角度センサーによる検出結果(回転角度情報)に基づいて回転角速度が第1のしきい値よりも小さい場合に表示方向が切り替わらないようにすることができる。これにより、利用者の意識として表示方向の切り替えを希望していないと考えられるときに、このことを自動的に判断し表示方向を切り替えないようにするとともに、利用者が表示方向を切り替えたいと希望していると考えられるときにはこのことを自動的に判断して表示方向を切り替えることができる。したがって、ユーザが電子情報端末を素早く動かしたときだけ画面表示の向きが切り替わるようになり、僅かに電子情報端末を動かしただけで画面表示の向きが切り替わる問題を回避することができるので、ユーザが意図していない向きに電子情報端末の画面が誤って表示されることを防止することができる。
上記第2の局面による電子情報端末の表示方法において、好ましくは、角度センサーは、水平面に対する表示パネルの傾斜角を検出可能に構成されており、表示制御部は、回転角速度が第1のしきい値よりも小さく、かつ傾斜角が第2のしきい値よりも小さいと判断された場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている。このように構成すれば、表示制御部が表示方向の切り替え制御を行う際に、表示領域の回転角速度と表示パネルの水平面に対する傾斜角との2つの情報に基づいて切り替え制御を行うことができるので、ユーザが意図していない向きに電子情報端末の画面が誤って表示されることを容易に防止することができる。
上記第2の局面による電子情報端末の表示方法において、好ましくは、第1のしきい値は、実行中のアプリケーションに対応して設定されており、表示制御部は、実行中のアプリケーションに対応した第1のしきい値を取得するとともに、回転角速度が第1のしきい値よりも小さいと判断された場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている。このように構成すれば、表示パネルの姿勢を把握する際の判断基準となる第1のしきい値が実行中のアプリケーションに対応させて個々に設定されているので、ユーザの電子情報端末に関する使用意図(どのようなアプリケーションを使用しているか)を表示方向の切り替え制御により反映させやすくすることができる。
上記第2の局面による電子情報端末の表示方法において、好ましくは、第1のしきい値は、変更可能に構成されており、表示制御部は、設定された変更後の第1のしきい値を取得するとともに、回転角速度が第1のしきい値よりも小さいと判断された場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている。このように構成すれば、第1のしきい値が予め設定された変更不可能な固定値である場合と異なり、第1のしきい値をユーザ側で適切な値に変更することができるので、電子情報端末を使用する個々のユーザの個人差に基づく使用時の操作態様(ユーザによって異なる表示パネルの姿勢を変更する速度など)を表示方向の切り替え制御により反映させやすくすることができる。
本発明によれば、水平に近い状態で利用しており、利用者の意識として表示方向の切り替えを希望していないと考えられるときに、それを自動的に判断し、表示方向を切り替えないようにすると共に、利用者が表示方向を切り替えたいと希望していると考えられるときには、それを自動的に判断して、表示方向を切り替えることが可能な電子情報端末および電子情報端末の表示方法を提供できる。
すなわち、本発明によれば、ユーザが電子情報端末を素早く動かしたときだけ画面表示の向きが切り替わるようになり、僅かに電子情報端末を動かしただけで画面表示の向きが切り替わる問題を回避することができるようになるため、ユーザが意図していない向きに電子情報端末の画面が誤って表示されることを防止することができる。また、所定のしきい値(第1のしきい値)を実行中のアプリケーションに対応させて変更することにより、ユーザの意図をより反映させやすくなる。また、所定のしきい値(第1のしきい値)を変更可能として適切な値に変更することにより、ユーザの意図をより反映させやすくなる。
電子情報端末の概略ブロック図である。 電子情報端末の斜視図である。 電子情報端末の角度の基準を示す概略図である。 電子情報端末の角度の基準を示す概略図である。 電子情報端末の表示方向の決定手順を示すフローチャートである。 電子情報端末の角度変化を示すグラフである。 電子情報端末の角度変化を示すグラフである。 電子情報端末のしきい値を変更する手順を示すフローチャートである。 電子情報端末の表示方向の決定手順を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態にかかる電子情報端末(情報端末10)をブロック図により示している。図1において、電子情報端末としての情報端末10は、表示装置である表示パネル11と、水平面に対する表示パネル11の短手方向に沿った縦軸の角度および水平面に対する表示パネル11の長手方向に沿った横軸の角度をそれぞれ測定する加速度センサー12と、揮発性メモリー13と、中央処理装置14と、表示パネル11に重ねて装着されるタッチパネル15とを備えている。なお、情報端末10は、本発明の「電子情報端末」の一例である。また、加速度センサー12および中央処理装置14は、それぞれ、本発明の「角度センサー」および「表示制御部」の一例である。
中央処理装置14は、所定の時間毎に、加速度センサー12からデータを取得し、それを表示パネル11の縦軸の角度(傾斜角)データ、および横軸の角度(傾斜角)データに変換して、揮発性メモリー13に格納する。続いて、中央処理装置14は、揮発性メモリー13から上記角度データを読み込み、表示パネル11の画面表示方向を決定する処理を行なう。画面表示方向を決定したら、中央処理装置14は、画面の向きに応じて適切に表示画面データを生成し、表示画面データを表示パネル11に出力する。
表示パネル11は、液晶表示パネルの一種であり、矩形の表示エリアには縦横にドットマトリクス上に配置された多数の画素を備えている。表示エリアは短辺と長辺とを有しており、標準的には長辺を水平方向に配向した状態を横方向の表示(横長)と呼び、短辺を水平方向に配向した状態を縦方向の表示(縦長)と呼ぶ。表示パネル11での表示内容は中央処理装置14が決定しており、横方向の表示の場合も縦方向の表示の場合も、それに合わせた画像データを中央処理装置14が生成している。
中央処理装置14は図示しないROMやRAMに記憶された所定のプログラムを実行する。表示パネル11に表示させる画像データは、その時点で表示パネル11を横方向の表示とするか縦方向の表示とするかを決定した上で、中央処理装置14が横長あるいは縦長の画像データを生成して同表示パネル11に表示させている。したがって、この中央処理装置14がソフトウェアと共同して表示制御部を構成することになる。
加速度センサー12は、三次元方向に応じた加速度を検出可能であり、DC成分を含めて検出して重力センサーの機能も備えている。三次元方向は、基本的には、情報端末10の縦横方向と厚み方向に対応するものであり、また、中央処理装置14は加速度の値を積分することで速度成分を得たり、重力センサーとして利用して情報端末10の傾斜方向を測定することが可能である。なお、加速度センサー12単独で傾斜角度を測定できるものではないので、中央処理装置14による演算処理をも含めて第1実施形態ではそれぞれの角度センサーとして機能することになる。ただし、加速度センサー12は、水平面に対する表示パネル11の縦軸の角度を測定する手段や、水平面に対する表示パネル11の横軸の角度を測定する手段を構成している。
タッチパネル15は表示パネル11と実質的に一体化しており、表示パネル11の表示エリアでのタッチ位置をXY座標軸を基準とした位置データとして中央処理装置14に出力することができる。なお、タッチパネル15以外の操作子については図示を省略しているが、情報端末10は、各種の押しボタン操作子やスライドスイッチなどを備えている。なお、揮発性メモリー13は、中央処理装置14の演算結果を一時的に記憶したり、加速度センサー12の出力データを一時的に記憶する用途などに使用される。
図2は、電子情報端末(情報端末10)の斜視図である。第1実施形態における、表示パネル11の縦軸[S10]および横軸[S11]の定義を図2に示している。図2に示すように、表示パネル11を横長として情報端末10を正面からみたとき、表示パネル11の縦方向を縦軸[S10]とし、表示パネル11の横方向を横軸[S10]とする。また、表示パネル11の上側の辺[S20]、下側の辺[S21]、左側の辺[S22]、右側の辺[S23]は、情報端末10を図2に示す横長にした場合における正面から見たときの状態に基づいて定義される。
図3は、電子情報端末(情報端末10)の角度の基準を示す概略図である。第1実施形態において、情報端末10の縦軸の角度[S30]の定義を図3に示す。なお、角度[S30]は、本発明の「傾斜角」および「縦軸の傾斜角」の一例である。
表示パネル11の縦軸の角度[S30]とは、表示パネル11の左側の辺[S22]または右側の辺[S23]が水平面と交差するとき角度であり、言い換えると上述した縦軸[S10]が水平面との間になす角度である。なお、縦軸の角度[S30]が0°〜180°の間で変化する間は、水平面を基準に考えたとき上側の辺[S20]が下側の辺[S21]よりも上側に位置する状態になっている。また、180゜〜360゜の間で変化する間は、水平面を基準に考えたとき下側の辺[S21]が上側の辺[S20]よりも上側に位置する状態になっている。
図4は、電子情報端末(情報端末10)の角度の基準を示す概略図である。第1実施形態において、情報端末10の横軸の角度[S31]の定義を図4に示す。なお、角度[S31]は、本発明の「傾斜角」および「横軸の傾斜角」の一例である。
表示パネル11の横軸の角度[S31]とは、表示パネル11の上側の辺[S20]または下側の辺[S21]が水平面と交差するときの角度であり、言い換えると上述した横軸[S11]が水平面との間になす角度である。そして、横軸の角度[S31]が0°〜180°の間で変化する間は、水平面を基準に考えたとき左側の辺[S22]が右側の辺[S23]よりも上側に位置する状態になっている。また、180゜〜360゜の間で変化する間は、水平面を基準に考えたとき右側の辺[S23]が左側の辺[S22]よりも上側に位置する状態になっている。
第1実施形態では、上述したように縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]を定義しているが、これらは、表示パネル11における矩形の表示領域の回転角度情報を求めるためである。そして、実質的に回転角度情報に関連するのであれば、直接的であっても間接的であってもその手法に限定されるものではない。
ここで、本発明者が、本発明前に行っていた従来例としての表示方向の決定手順について説明する。図9は、この決定手順を示すフローチャートである。
中央処理装置14は、加速度センサー12の検出結果を入力し、所定の演算を経て縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]とを求める。この処理は、フローチャート上では省略しており、縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]は別処理で求められているものとして説明する。
ステップS10では、中央処理装置14は、sin([S30])の絶対値とsin([S31])の絶対値とを算出し、前者(sin([S30])の絶対値)が後者(sin([S31])の絶対値)よりも大きいか判断する。YESと判定されるのは、横長の表示で水平面より起きている角度が、縦長の表示で水平面より起きている角度よりも大きいことを表し、基本的には横長の表示をすべきと判定する。逆に、NOと判定されるのは、縦長の表示で水平面より起きている角度が、横長の表示で水平面より起きている角度よりも大きいことを表すから、基本的には縦長の表示をすべきと判定する。
次に、ステップS11では、sin([S30])が0以上であるか判断する。YESであれば、縦軸の角度[S30]が0°〜180°の間であるので、上側の辺[S20]が下側の辺[S21]よりも上側に位置する状態になっており、ステップS12で上側の辺[S20]を画面上側に設定する。これで現状態における表示方向の決定処理が終了する。その後、中央処理装置14は、ステップS17にて、表示方向に合わせた画面表示処理を行う。
かかる処理は、縦軸の角度と横軸の角度から、縦軸の角度と横軸の角度とを比較し、角度が大きい方の軸に直交する2辺のうち、水平面に対して高い側に位置する辺を画面上側と判断していることになり、以下においても同様である。
なお、第1実施形態では、表示パネル11が矩形であるので、表示方向としては90度単位が相応である。しかし、表示パネル11の表示領域が矩形であっても筺体が特殊な形状をしているときには、他の角度を採用して表示方向の切り替えを行うようにしても良い。
一方、縦軸の角度[S30]が0未満であれば、180゜〜360゜の間であるので、下側の辺[S21]が上側の辺[S20]よりも上側に位置する状態になっており、ステップS13で下側の辺[S21]を画面上側に設定して表示方向の決定処理を終了する。その後、同様に、中央処理装置14は、ステップS17にて、その表示方向に合わせた画面表示処理を行う。
ステップS10にてNOと判定されたときは、縦長の表示をすべきときであり、さらに、ステップS14ではsin([S31])が0以上であるか判断する。YESであれば、横軸の角度[S31]が0°〜180°の間であるので、水平面を基準に考えたとき左側の辺[S22]が右側の辺[S23]よりも上側に位置する状態になっている。したがって、ステップS15にて左側の辺[S22]を画面上側に設定し、同様にステップS17にて、その表示方向に合わせた画面表示処理を行う。
また、横軸の角度[S31]が0未満であれば、横軸の角度[S31]は180゜〜360゜の間であるから、ステップS16で右側の辺[S23]を画面上側に設定し、ステップS17にて、その表示方向に合わせた画面表示処理を行う。
以上の処理で言えるのは、縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]のみから、画面上側となる方向を決定しているということである。このような方法だと、ユーザが情報端末10を水平に近い状態で保持している場合、ユーザが何気なく情報端末10の傾きを僅かに変えただけで、画面上側となる向きが変化して画面表示方向が切り替わってしまう。
図5は、電子情報端末(情報端末10)の表示方向の決定手順を示すフローチャートである。第1実施形態では、表示パネル11の表示方向の決定にあたり、縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]だけでなく、ステップS20に示すように、単位時間あたりの縦軸の角度[S30]の変化量[S44]と、単位時間あたりの横軸の角度[S31]の変化量[S46](図示せず)も使用する。なお、単位時間あたりの角度の変化量は、言い換えると回転角速度である。すなわち、変化量[S44]および変化量[S46]は、本発明の「回転角速度」の一例である。また、図に破線で示すステップS21により、情報端末10が立っている場合には、ステップS20の判断を経ることなくステップS30以下の処理を実施してもよい。言い換えると、ステップS20の判断をするのは、情報端末10が立っていない場合としてもよい。情報端末10が立っていない場合とは、縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]のいずれも本発明の「第2のしきい値」よりも小さいか否かで判断できる。
まず、単位時間あたりの角度の変化量の計算方法を説明する。図6は、電子情報端末(情報端末10)の角度変化を示すグラフである。単位時間あたりの角度の変化量は、現在の時刻[S40]のときの角度[S41]と、現在から所定時間だけ過去の時刻[S42]のときの角度[S43]との差を計算し、その絶対値を単位時間あたりの縦軸の角度[S30]の変化量[S44]とする。また、同様にして横軸の角度[S31]の変化量[S46]とする。現在時刻は刻々と変化していくので、常にこのような差の絶対値を計算することで、単位時間あたりの角度の変化量とする。
このとき、加速度センサー12の検出値(入力)に含まれるノイズを除去する目的で、角度[S41]のデータを、時刻[S40]から過去数回に遡って取得した角度データの平均値に置き換えてもよい。むろん、角度[S43]のデータについても同様である。
このようにすると、角度センサーからの検出結果を利用するときに、複数回の検出結果に基づいて計算するので、ノイズ要素を除去することができる。その演算手法は特に限定されるものではないが、もっとも容易なものとして角度センサーからの複数回の検出結果の平均化処理を経たものを利用することが考えられる。
図7は、電子情報端末(情報端末10)の角度変化を示すグラフである。第1実施形態における、表示パネル11の表示方向を変更するための判断基準を図7を利用して説明する。
ユーザが情報端末10を素早く動かしたとき、縦軸の角度[S30]や横軸角度[S31]は実線グラフ[S50]のように急峻に変化する。一方、ユーザが情報端末10をゆっくり動かしたとき、縦軸の角度[S30]や横軸の角度[S31]は破線グラフ[S51]のように緩慢に変化する。
このとき、現在の時刻[S52]から、現在から所定時間だけ過去の時刻[S53]までの間に変化する角度の変化量は、急峻な実線グラフ[S50]のときは絶対値[S54]となるが、緩慢な破線グラフ[S51]のときは絶対値[S55]として表される。上述したように、この絶対値[S54]および[S55]は、それぞれ、変化量[S44]および[S46]に対応している。したがって、変化量[S44]および[S46]に基づいて、ユーザが情報端末10をどれくらい素早く動かしたかを判断できる。
第1実施形態では、縦軸の角度[S30]および横軸の角度[S31]の変化量[S44]および[S46]を、基準値となる所定の値(しきい値)[S56]と比較する。そして、上記縦軸の角度[S30]の変化量が所定の値[S56]未満であって、かつ上記横軸の角度[S31]の変化量が所定の値[S56]未満であるときには、ユーザがゆっくりと情報端末を動かしたことを表しているから、表示パネル11の表示方向を変更しないようにする。なお、所定の値(しきい値)[S56]は、本発明の「第1のしきい値」の一例である。また、所定の値(しきい値)[S56]は、本発明の「第3のしきい値」および「第4のしきい値」の一例である。
この結果、実線グラフ[S50]の場合のように、ユーザが情報端末10を素早く動かしたときには表示パネル11の表示方向を変更するかどうかの判断と表示方向の変更処理を行う。また、破線グラフ[S51]の場合のように、ユーザが情報端末10をゆっくり動かしたときには、表示パネル11の表示方向は変更しないようにすることができる。
以上の制御を、図5のフローチャートを参照して以下に説明する。
中央処理装置14は、ステップS20において、次の判定を行う。すなわち、
上記縦軸の角度[S30]の変化量[S44]が所定の値[S56]未満、かつ …条件1
上記横軸の角度[S31]の変化量[S46]が所定の値[S56]未満、かつ …条件2
上記縦軸の角度[S30]と上記横軸の角度[S31]が共に所定の値未満 …条件3
であるか判定する。なお、上記条件3における「所定の値」は、本発明の「第2のしきい値」の一例である。
ここで、条件1と条件2は上で説明したとおり、ユーザが情報端末10を動かす速さの程度に関するものである。条件3は、情報端末10(表示パネル11)の水平面に対する傾斜角(縦軸の角度[S30]および横軸の角度[S31])が小さいことを示している。水平面に対する傾斜角が小さいというのは、ユーザが意図的に概ね水平で使用したいと考えている状態である。そして、このようなときにこそ、意図しない表示方向の切り替えが起きやすかった。このため、ユーザが意図的に概ね水平で使用しているときには、意図しない表示方向の切り替えを起こさないように、ゆっくりの時は切り替えず、素早く動かしたときだけ、切り替えるようにしている。
上述した例では、条件1と条件2で同じしきい値[S56]を利用している。しかし、縦軸の角度[S30]の単位時間あたりの変化量[S44]と比較する所定の値は、横軸の角度[S31]の単位時間あたりの変化量[S46]と比較する所定の値と異ならせるようにしてもよい。表示パネル11が矩形であるため、実際には横長から縦長の方向へ回転させる際と、その逆の縦長から横長の方向へ回転させる際とでは、速度が違いがちである。このことは重心位置を基準とした縦方向の長さと横方向の長さの差異があるので、回転モーメントに違いが生じることからも明らかである。このため、縦軸の角度の変化量と横軸の角度の変化量とでは異なるしきい値を利用する意義がある。
この後、ユーザが素早く情報端末10を回転させて表示方向を切り替える場合の処理は、ステップS30以下の処理で行う。ステップS30以下の処理は、図9に示すものと実質的に同じである。対応関係が分かりやすいように、下1桁の番号を一致させている(S10→S30、S11→S31、S12→S32、S13→S33、S14→S34、S15→S35、S16→S36、S17→S37)。したがって、詳細な説明は省略する。
第1実施形態では、上記のように、加速度センサー12による検出結果に基づいて、変化量[S44]および変化量[S46](回転角速度)がしきい値[S56]よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないように中央処理装置14を構成することによって、矩形の表示領域を有する表示パネル11を備えた情報端末10の持ち方および傾け方に応じて中央処理装置14が表示方向の切り替えを制御する際に、加速度センサー12による検出結果(回転角度情報)に基づいて変化量[S44]および変化量[S46](回転角速度)がしきい値[S56]よりも小さい場合に表示方向が切り替わらないようにすることができる。これにより、利用者の意識として表示方向の切り替えを希望していないと考えられるときに、このことを自動的に判断し表示パネル11の表示方向を切り替えないようにするとともに、利用者が表示方向を切り替えたいと希望していると考えられるときにはこのことを自動的に判断して表示パネル11の表示方向を切り替えることができる。したがって、ユーザが情報端末10を素早く動かしたときだけ画面表示の向きが切り替わるようになり、僅かに情報端末10を動かしただけで画面表示の向きが切り替わる問題を回避することができるので、ユーザが意図していない向きに情報端末10の画面が誤って表示されることを防止することができる。
また、第1実施形態では、加速度センサー12は、中央処理装置14の演算に基づく表示パネル11の変化量[S44]および変化量[S46]の検出に加えて、中央処理装置14の演算に基づく表示パネル11の水平面に対する縦軸[S10]の角度[S30]および横軸[S11]の角度[S31](傾斜角)を検出するように構成されており、加速度センサー12による検出結果に基づいて、変化量[S44]および変化量[S46](回転角速度)がしきい値[S56]よりも小さく、かつ縦軸の角度[S30]および横軸の角度[S31](傾斜角)が所定の値(=第2のしきい値:図5における条件3を参照)よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないように中央処理装置14を構成する。これにより、中央処理装置14が表示方向の切り替えを制御する際に、表示領域の変化量[S44]および変化量[S46](回転角速度)と表示パネル11の水平面に対する縦軸の角度[S30]および横軸の角度[S31](傾斜角)との2つの情報に基づいて切り替え制御を行うことができるので、ユーザが意図していない向きに情報端末10の画面が誤って表示されることを容易に防止することができる。
また、第1実施形態では、加速度センサー12は、水平面に対する表示パネル11の短手方向に沿った縦軸の角度[S30]と、水平面に対する表示パネル11の長手方向に沿った横軸の角度[S31]とを測定するように構成されており、中央処理装置14は、測定された短手方向に沿った縦軸の角度[S30]と長手方向に沿った横軸の角度[S31]とに基づいて、表示パネル11の表示方向を決定する。これにより、加速度センサー12の検出結果(水平面に対する表示パネル11の縦軸の角度[S30]および横軸の角度[S31])に基づいて表示パネル11の姿勢を確実に把握するとともに、表示パネル11の表示方向を適切に決定することができる。
また、第1実施形態では、回転角速度としての縦軸の角度[S30]の単位時間あたりの変化量[S44]がしきい値[S56]未満であり、かつ、回転角速度としての横軸の角度[S31]の単位時間あたりの変化量[S46]がしきい値[S56]未満であり、かつ、縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]とが共に所定の値(=第2のしきい値:図5における条件3を参照)未満である場合に、表示方向の切り替えを行わないように中央処理装置14を構成する。これにより、縦軸および横軸で個別に設定された角度の単位時間あたりの変化量[S44]および[S46]の各々の基準値としてのしきい値[S56]およびしきい値[S56]と、縦軸の角度[S30]および横軸の角度[S31]の各々の基準値としての所定の値(=第2のしきい値)とを用いて、表示パネル11の姿勢を精度よく把握することができるので、ユーザにとって意図しない表示パネル11の表示方向の切り替え制御が行われてしまうのを確実に防止することができる。
また、第1実施形態では、縦軸の角度[S30]の変化量[S44]に対するしきい値[S56]と、横軸の角度[S31]の変化量[S46]に対するしきい値[S56]とは、互いに異なる。これにより、矩形形状を有する表示パネル11を備えた情報端末10においては、表示パネル11の表示方向の切り替えを行わない制御を有効に機能させることができる。
また、第1実施形態では、縦軸の角度[S30]および横軸の角度[S31]が所定の値(=第2のしきい値:図5における条件3を参照)よりも大きい場合には、変化量[S44]および変化量[S46](回転角速度)による表示方向の切り替えの可否判断を行わずに縦軸の角度[S30]および横軸の角度[S31](傾斜角)のみによって表示方向の切り替えを行うように中央処理装置14を構成する。これにより、縦軸の角度[S30]および横軸の角度[S31](傾斜角)が所定の値(=第2のしきい値)よりも大きい場合には回転角速度による表示方向の切り替えに関する中央処理装置14による判断自体を行わずに縦軸の角度[S30]および横軸の角度[S31](傾斜角)のみによって表示方向の切り替えを行う制御に迅速に移行することができるので、ユーザによる情報端末10の使用時の態様に応じた画面表示を迅速に行うことができる。また、中央処理装置14の処理負荷の低減を図ることができる。
また、第1実施形態では、加速度センサー12の検出結果を使用する際に複数回の検出結果に基づいて加速度センサー12の検出値に含まれるノイズ要素を除去するように中央処理装置14を構成する。これにより、ノイズ要素が除去された検出結果を用いて表示パネル11の姿勢を精度よく把握することができる。
また、第1実施形態では、加速度センサー12の複数回の検出結果の平均化処理を行うことによってノイズ要素を除去するように中央処理装置14を構成する。これにより、加速度センサー12が検出した複数回の検出結果を用いる場合であっても個々の検出結果のばらつきが表示パネル11の姿勢に関する判定に影響するのが抑制される。これにより、個々の検出結果のばらつきに起因して誤判定を起こすのを抑制することができる。
(第2実施形態)
上述した第1実施形態では、ステップS20にて回転角速度に基づく判断を行った後、ステップS30〜S36にて表示方向を具体的に決定している。しかし、ステップS30〜S36の処理を独立したモジュールで判定するようにしても良い。そして、画面表示処理S37を実行するときにこの独立したモジュールによる判定結果を利用する。このようにした場合、この独立したモジュールは、表示方向を決定する決定部に相当する。そして、ステップS20による判定の結果、表示方向の切り替えを行わないときには、上記決定部の決定を採用しない制御を行えばよい。
(第3実施形態)
水平状態に近いか否かの判断として、条件3(図5参照)で、情報端末10の水平面に対する傾斜角(縦軸の角度[S30]および横軸の角度[S31])が小さいか判断している。しかし、これ以外にも水平面に対する傾斜角を判断することは可能である。
すなわち、縦軸の角度[S30]または横軸の角度[S31]のどちらかの角度が大きい場合(縦軸の角度[S30]または横軸の角度[S31]のいずれかが所定の値(=第2のしきい値(図5参照))よりも大きい場合)、言い換えると縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]の差の絶対値が大きい場合は、情報端末10の水平面に対する傾斜角が大きい、あるいは情報端末10が立っていると言える。この場合は、上述したように、縦軸の角度[S30]または横軸の角度[S31]の変化量[S44]および[S46]を使用しなくても、ユーザの意図しない向きに情報端末10の画面が誤って表示されることは少ない。
この判断をステップS21として、第3実施形態では、図5のステップS20よりも先んじて行ない、立っていると判断されたときには、ステップS20での判断をスキップし、ステップS30以下の処理へと進む。すなわち、加速度センサー12による検出結果に基づいて、上記傾斜角が所定のしきい値よりも大きく、情報端末10が立っているときには、回転角速度による判断を行わない。
第3実施形態によれば、通常どおり、情報端末10の角度に応じて、本発明の方法と従来どおりの表示変更方法とを切り替える制御を行うことで、よりユーザの使用スタイルに応じた最適な表示を自動的に行うことができる。
(第4実施形態)
上述した第1〜第3実施形態では、ステップS20で、変化量[S44]および[S46]としきい値[S56]とを比較する際のしきい値[S56]は一定値のものであった。これは、縦軸と横軸とでしきい値を異ならせる場合であっても、一定値のものであることには変わりない。
ユーザが表示方向の変更を意図しない状況として、情報端末10で実行しているアプリケーションに依存することがある。たとえば、電子書籍を読んでいるときに情報端末10が傾いたとしても、表示方向を変えたいのではなく、単に読む姿勢を変えたに過ぎないことの方が多い。このため、第4実施形態では、ユーザの意図をより的確に反映させるべく、実行しているアプリケーションに対応したしきい値を利用する。
第4実施形態で利用するのは、実行中のアプリケーション名、実行中のアプリケーションの種類、実行中のアプリケーションの実行モジュールである。
アプリケーション名を利用する場合、個別のアプリケーション毎に最適なしきい値を対応させ、この対応関係を不揮発性メモリー13aの記憶領域に対応テーブルとして記憶させておく。不揮発性メモリー13aとしてROMでも良いが、書換可能で不揮発性の各種メモリーを利用すればよい。例えば、情報端末10の外付けメモリーなどを利用可能である。
中央処理装置14は、ステップS20の実行前に、以下のようにする。
1:実行中のアプリケーション名を取得する。
2:不揮発性メモリー13aの対応テーブルの中から取得したアプリケーション名を探す。
3:このアプリケーション名に対応するしきい値を読み出す。
4:このしきい値をステップS20で比較対照する際のしきい値とする。
このようにすれば、アプリケーション名ごとに対応するしきい値を利用できる。
対応テーブルの中身の具体例として、以下のようなものを利用できる。
<対応テーブル例1>
電子書籍リーダー1:Th1
ブラウザー1:Th2
ゲーム1:Th3
ここにおいて、Th1>Th2>Th3という関係がある。言い換えると、電子書籍リーダー1では、回転角速度のしきい値として最も大きいものを設定されるから、比較的早めに回転させたとしても表示方向は切り替わらない。これに対してゲーム1の場合は、回転角速度のしきい値として最も小さいものを設定されるから、かなりゆっくり回転させた場合にのみ表示方向を切り替えないように処理される。
以上は、個別のアプリケーションごとに対応するしきい値を利用する例である。
アプリケーション毎に個別に設定するほか、アプリケーションの種類によってしきい値を設定できるようにしても、概ねユーザの意図を反映できると言える。例えば、電子書籍リーダーを使っているときは、複数のリーダーアプリケーションがあるとしても、概ねユーザは表示方向が頻繁に切り替わるのは嫌うと考えられる。また、その他のアプリケーション例えばゲームや音楽プレイヤーなどでは積極的に変わって欲しいと考えていることも多い。したがって、アプリケーションの種類ごとに対応するしきい値を記憶するのも有効である。
アプリケーションの種類を利用する場合、アプリケーション種類毎に最適なしきい値を対応させ、この対応関係を不揮発性メモリーの記憶領域に対応テーブルとして記憶させておく。
また、中央処理装置14は、ステップS20の実行前に、以下のようにする。
1:実行中のアプリケーションの種類を取得する。
2:不揮発性メモリー13aの対応テーブルの中から取得したアプリケーションの種類を探す。
3:取得されたアプリケーションの種類に対応するしきい値を読み出す。
4:このしきい値をステップS20で比較対照する際のしきい値とする。
このようにすれば、アプリケーションの種類毎に対応するしきい値を利用できる。
対応テーブルの中身の具体例として、以下のようなものを利用できる。
<対応テーブル例2>
リーダー系:Th1
ブラウザー系:Th2
音楽系:Th3
この場合も、Th1>Th2>Th3という関係としてあり、これはリーダー系では、回転角速度のしきい値として最も大きいものを設定されるから、比較的早めに回転させたとしても表示方向は切り替わらない。これに対して音楽系の場合は、回転角速度のしきい値として最も小さいものを設定されるから、かなりゆっくり回転させた場合にのみ表示方向を切り替えないように処理される。
以上は、アプリケーションの種類ごとに対応するしきい値を利用する例である。
一方で、アプリケーションのある一部の操作状態の時には表示方向が頻繁に切り替わって欲しくないという状況も考えられる。例えば、アプリケーションの中でも設定画面ではたまたま姿勢の変化で情報端末10が傾いただけであるということも多い。このようなことを考慮して、アプリケーションの実行モジュールとしきい値とを対応させて対応テーブルに記憶しておく。
そして、中央処理装置14は、実行中のアプリケーションの実行モジュール名を取得し、対応するしきい値を読み出す。具体的には、中央処理装置14は、ステップS20の実行前に、以下のようにする。
1:実行中のアプリケーションの実行モジュール名を取得する。
2:不揮発性メモリー13aの対応テーブルの中から取得した実行モジュール名を探す。
3:対応テーブルの中から取得された実行モジュール名に対応するしきい値を読み出す。
4:このしきい値をステップS20で比較対照する際のしきい値とする。
このようにすれば、実行モジュール名に対応するしきい値を利用できる。
対応テーブルの中身の具体例として、以下のようなものを利用できる。
<対応テーブル例3>
設定画面表示モジュール1:Th1
設定画面表示モジュール2:Th2
なお、この場合は見つからなかったときのデフォルト値としてTh3を設定することとする。この場合も、Th1>Th2>Th3という関係としてあり、設定画面表示モジュール1や設定画面表示モジュール2が実行中で、設定画面でのユーザの設定を待機している状態であれば、比較的大きめのしきい値が設定されることになる。この結果、設定画面では、比較的早めに回転させたとしても表示方向は切り替わらない。これに対して、デフォルト値が設定されるその他の画面では、しきい値として小さいものを設定されるから、かなりゆっくり回転させた場合にのみ表示方向を切り替えないように処理される。
以上が、アプリケーションの実行時のモジュールに対応するしきい値を利用する場合である。
このように、第4実施形態では、アプリケーション名、アプリケーションの種類、アプリケーションの実行モジュールなどから、実行中のアプリケーションに対応したしきい値[S56]を設定した上で、加速度センサー12による検出結果に基づいて、回転角速度がしきい値[S56]よりも小さいときには表示方向の切り替えを行わないようにしている。
第4実施形態では、上記のように、しきい値[S56]は、実行中のアプリケーションに対応して設定されており、実行中のアプリケーションに対応したしきい値[S56]と、加速度センサー12による検出結果とに基づいて、変化量[S44]および変化量[S46](回転角速度)がしきい値[S56]よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないように中央処理装置14を構成する。これにより、表示パネル11の姿勢を把握する際の判断基準となるしきい値[S56]が実行中のアプリケーションに対応させて個々に設定されているので、ユーザの情報端末10に関する使用意図(どのようなアプリケーションを使用しているか)を表示パネル11の表示方向の切り替え制御により反映させやすくすることができる。
また、第4実施形態では、個別のアプリケーションごとに対応するしきい値[S56]が記憶されるように構成されており、実行中のアプリケーションに対応したしきい値[S56]を取得するとともに変化量[S44]および変化量[S46](回転角速度)と比較するように中央処理装置14を構成する。これにより、情報端末10に記憶されている個別のアプリケーションごとに対応するしきい値[S56]を適宜読み出しながら、実行中のアプリケーションに対応したしきい値[S56]に基づいて表示パネル11の表示方向の切り替え制御を容易に行うことができる。
また、第4実施形態では、アプリケーションの種類ごと、または、アプリケーション実行時の実行モジュール名ごとに対応するしきい値[S56]が記憶されるように構成されており、実行中のアプリケーションの種類または実行モジュール名ごとに対応するしきい値[S56]を取得するとともに変化量[S44]および変化量[S46](回転角速度)と比較するように中央処理装置14を構成する。これにより、アプリケーションの種類または1つのアプリケーションにおける実行中の実行モジュール名ごとに詳細に設定されたしきい値[S56]に基づいて表示パネル11の表示方向の切り替え制御をより詳細に行うことができる。
(第5実施形態)
上述した第1〜第4実施形態では、しきい値[S56]は、固定の値であった。これは、アプリケーション毎に変更されるものであっても、変更される値自体が予め設定されていた固定の値であることに変わりない。しかし、ユーザに応じて、ゆっくりの感覚は相違する。特に、年齢の差でもその感覚は大いに異なる。一般的には高齢の人の方が操作速度は緩慢となりがちである。このことを考慮し、第5実施形態では、年齢の相違を含めた意味でユーザ毎にしきい値を変更可能としている。
図8は、情報端末10のしきい値[S56]を変更する手順を示すフローチャートである。
しきい値の変更は、上述した第1〜第4実施形態で示したステップS20〜S37の処理を経た後、ステップS40以下で実施している。
ステップS40では、ステップS20での条件1と条件2と同様であるがしきい値は以下に説明する固定値[S57]である。したがって、
上記縦軸の角度[S30]の変化量[S44]が所定の値[S57]未満、かつ …条件4
上記横軸の角度[S31]の変化量[S46]が所定の値[S57]未満、かつ …条件5
である。なお、条件3を合わせて判断しても構わない。条件4と条件5とは、ユーザが情報端末10を動かす速さの程度に関するものである。ただし、第5実施形態では、ステップS20〜S37の処理も含めて、しきい値は上述した実施形態と異なり値[S57]である。なお、ステップS40では、変化量[S44]および[S46]のうちの大きい方の値をαとして記憶しておく。
この所定の値(しきい値)[S57]は、できるだけ小さな値である。設定値を小さくすることにより、さほど速い回転角度でなくても後述する「画面の表示方向を変更する/しない」表示を行うようにする。
ステップS40で、条件4と条件5とを満足していると判断されれば、ステップS41ではユーザ情報を取得する。しきい値の変更はユーザ毎の好みを反映させられるよう、操作しているユーザを特定する。一般にはログイン情報を利用すればよいが、ログイン情報がないのであれば、別途、ユーザを選択させる画面表示をしてユーザからの操作を促すようにしても良い。そして、取得したユーザ情報に対応するしきい値は上述した不揮発性メモリー13aに記憶すればよい。
その後、ステップS42では、表示パネル11で「画面の表示方向を変更する/しない」という表示を行わせ、ユーザの意向を問い合わせる画面[S60]を表示させる。一般にはポップアップウィンドウと呼ばれる画面表示で構わない。YesかNoかの選択はタッチパネル15で操作しても良いし、別の操作子で操作しても構わない。この画面表示は、一定時間行なうか、あるいは次の通知処理の起動まで行い、ステップS43にて、ユーザが問合せ画面[S60]に応答するのを待機する。
ステップS44では、ユーザが「変更する」を選択したか、「変更しない」を選択したかを判断する。「変更する」ことを選択したのであれば、このときに使用されたしきい値[S56]は大きすぎたことになる。したがって、新しいしきい値[S56]として(α−β)を設定する。この減算時のβの値は、最適なしきい値[S56]を段階的に探っていくための刻み幅となる正の値である。
逆に、「変更しない」ことを選択したのであれば、さらにゆっくりでも同様の判断に導かれるように大きく設定してみることにする。このため、新しいしきい値[S56]としてβの値を加算するようにして(α+β)を設定する。すなわち、大きくする場合も小さくする場合も同じ刻み幅のβの値を利用している。むろん、これに限られる必要はなく、大きくする場合と小さくする場合とで異なる刻み幅としても良いし、刻み幅自体を徐々に大きくしたり小さくしたりしていっても良い。また、この新たに設定するしきい値[S56]は、ユーザ毎に記憶することになる。
上述したようにユーザに対して「画面の表示方向を変更する/しない」かを問合せているが、この結果に基づいてしきい値の変更をするわけであるため、実質的にはしきい値を変更するか否かの入力を取得していることになる。したがって、ユーザインターフェイスの態様は適宜変更可能である。そして、しきい値を変更するか否かの入力に反映させて、所定の値を変更前のしきい値に加算または減算して新たな(変更後の)しきい値としている。
ステップS45またはS46で変更後のしきい値を設定した上で、その変更後のしきい値を使用してステップS20〜S37の判定を行わせる。もし、しきい値[S56]を小さく設定したのであれば、ステップS20〜S37で表示方向を切り替えることは禁止されず、表示方向は変更されるはずである。逆に、しきい値[S56]を大きく設定したのであれば、ステップS20〜S37で表示方向を切り替えることは禁止され、表示方向は変更されないはずである。なお、表示方向の変更の処理を実施したら、ステップS47で上述した変更の問い合わせ画面[S60]の表示を消去する。
以降、これを繰り返して最適なしきい値[S56]を設定していく。しかし、毎回、このような選択をしなければいけないのは煩わしい。したがって、初回の起動時から所定の時間だけ上述した入力を取得することとする。この処理は、図8に示すフローチャートには反映させていない。しかしながら、具体的には、ステップS40の前に、初回起動時からの経過時間を取得してこの経過時間を満了したか否かの判断を行うようにすればよい。そして、初回の起動時から所定の時間だけ経過していなければ、上述したステップS40〜S47を実施するように構成すればよい。また、初回の起動時から所定の時間を経過している(経過済みである)と判断されれば、ステップS40〜S47を実施しないように構成すればよい。
また、情報端末10の設定画面でこのようなしきい値[S56]の変更を行わないという設定を選べるようにしても良い。また、このような機器の設定画面の中で独立してしきい値の変更をできるようにしてもよい。すなわち、しきい値の変更を、上記した表示方向の切り替えと独立して行うように構成することも可能である。むろん、このように設定画面の中で独立に実施できるようにすることと、初回起動時から一定の時間は自動的に問合せ画面[S60]を表示させるのとを併存させるように構成することも可能である。
第5実施形態では、上記のように、所定の値(しきい値)[S56]は、変更可能に構成されており、変更可能なしきい値[S56]と、加速度センサー12による検出結果とに基づいて、変化量[S44]および変化量[S46](回転角速度)が所定の値[S56]よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないように中央処理装置14を構成する。これにより、しきい値[S56]が予め設定された変更不可能な固定値である場合と異なり、しきい値[S56]をユーザ側で適切な値に変更することができるので、情報端末10を使用する個々のユーザの個人差に基づく使用時の操作態様(ユーザによって異なる表示パネル11の姿勢を変更する速度など)を表示パネル11の表示方向の切り替え制御により反映させやすくすることができる。
また、第5実施形態では、変更可能なしきい値[S56]を変更するか否かに関するユーザからの入力を受け付けた場合、所定の値βを変更前のしきい値[S56]に加算または減算して変更後のしきい値[S56]を設定するように中央処理装置14を構成する。これにより、しきい値[S56]の変更を変更前のしきい値[S56]に基づいて制御上容易に変更することができる。
また、第5実施形態では、初回の起動時から所定時間だけユーザからの入力を受け付けるように中央処理装置14を構成する。これにより、初回の起動時から所定時間に限ってしきい値[S56]を変更するか否かの入力が受け付け可能となる一方、所定時間経過後は、このしきい値[S56]を変更するか否かの入力を受け付けずにその後の制御処理(ステップS30〜S37)に直ちに移行させることができる。これにより、常にユーザによる入力操作を繰り返し要求する場合と異なり、ユーザ操作が煩雑になるのを抑制しつつ表示パネル11の表示方向の切り替え制御を遅延なく行うことができる。
また、第5実施形態では、変更可能なしきい値[S56]をユーザ毎に設定可能であるように中央処理装置14を構成する。これにより、情報端末10を使用する個々のユーザの個人差に基づく使用時の操作態様が表示方向の切り替え制御に確実に反映されるので、情報端末10の利便性を向上させることができる。
なお、本発明は上記第1〜第5実施形態に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記第1〜第5実施形態の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること、
・上記第1〜第5実施形態の中で開示されていないが、公知技術であって上記第1〜第5実施形態の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること、
・上記第1〜第5実施形態の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記第1〜第5実施形態の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること、
は、本発明の上記第1〜第5実施形態以外の実施形態として開示されるものである。
10 情報端末(電子情報端末)
11 表示パネル
12 加速度センサー(角度センサー)
13 揮発性メモリー
14 中央処理装置(表示制御部)
15 タッチパネル

Claims (19)

  1. 矩形の表示領域を有する表示パネルと、
    回転角度情報を検出する角度センサーと、
    前記角度センサーによる検出結果に基づいて前記表示パネルの表示方向の切り替えを制御する表示制御部とを備え、
    前記表示制御部は、前記回転角度情報に基づく前記表示パネルの回転角速度が第1のしきい値よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている、電子情報端末。
  2. 前記角度センサーは、水平面に対する前記表示パネルの傾斜角を検出可能に構成されており、
    前記表示制御部は、前記回転角速度が前記第1のしきい値よりも小さく、かつ前記傾斜角が第2のしきい値よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている、請求項1に記載の電子情報端末。
  3. 前記角度センサーは、
    水平面に対する前記表示パネルの短手方向に沿った縦軸の傾斜角を測定する第1測定手段と、
    水平面に対する前記表示パネルの長手方向に沿った横軸の傾斜角を測定する第2測定手段とを含み、
    前記表示制御部は、前記第1測定手段により測定された前記短手方向に沿った縦軸の傾斜角と前記第2測定手段により測定された前記長手方向に沿った横軸の傾斜角とに基づいて、前記表示パネルの表示方向を決定する決定部を含む、請求項2に記載の電子情報端末。
  4. 前記第1のしきい値は、前記縦軸の傾斜角の変化量に対応する第3のしきい値と、前記横軸の傾斜角の変化量に対応する第4のしきい値とを含み、
    前記表示制御部は、前記縦軸の傾斜角の単位時間あたりの変化量である前記回転角速度が前記第3のしきい値未満であり、かつ、前記横軸の傾斜角の単位時間あたりの変化量である前記回転角速度が前記第4のしきい値未満であり、かつ、前記縦軸の傾斜角と前記横軸の傾斜角とが共に前記第2のしきい値未満である場合に、表示方向の切り替えを行わないように構成されている、請求項3に記載の電子情報端末。
  5. 前記第3のしきい値と、前記第4のしきい値とは、互いに異なる、請求項4に記載の電子情報端末。
  6. 前記表示制御部は、前記傾斜角が前記第2のしきい値よりも大きい場合には、前記回転角速度による表示方向の切り替えの可否判断を行わずに前記傾斜角のみによって表示方向の切り替えを行うように構成されている、請求項2〜5のいずれか1項に記載の電子情報端末。
  7. 前記表示制御部は、前記角度センサーの検出結果を使用する際に複数回の検出結果に基づいて前記角度センサーの検出値に含まれるノイズ要素を除去するように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子情報端末。
  8. 前記表示制御部は、前記角度センサーの複数回の検出結果の平均化処理を行うことによって前記ノイズ要素を除去するように構成されている、請求項7に記載の電子情報端末。
  9. 前記第1のしきい値は、実行中のアプリケーションに対応して設定されており、
    前記表示制御部は、前記回転角速度が、実行中のアプリケーションに対応した前記第1のしきい値よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子情報端末。
  10. 個別のアプリケーションごとに対応した前記第1のしきい値が記憶されるように構成されており、
    前記表示制御部は、実行中のアプリケーションに対応した前記第1のしきい値を取得するとともに前記回転角速度と比較するように構成されている、請求項9に記載の電子情報端末。
  11. アプリケーションの種類ごと、または、前記アプリケーション実行時の実行モジュール名ごとに対応した前記第1のしきい値が記憶されるように構成されており、
    前記表示制御部は、実行中の前記アプリケーションの種類または前記実行モジュール名ごとに対応した前記第1のしきい値を取得するとともに前記回転角速度と比較するように構成されている、請求項9または10に記載の電子情報端末。
  12. 前記第1のしきい値は、変更可能に構成されており、
    前記表示制御部は、前記回転角速度が、変更可能な前記第1のしきい値よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている、請求項1〜11のいずれか1項に記載の電子情報端末。
  13. 前記表示制御部は、変更可能な前記第1のしきい値を変更するか否かに関するユーザからの入力を受け付けた場合、所定の値を変更前の前記第1のしきい値に加算または減算して変更後の前記第1のしきい値を設定するように構成されている、請求項12に記載の電子情報端末。
  14. 前記表示制御部は、初回の起動時から所定時間だけユーザからの入力を受け付けるように構成されている、請求項12または13に記載の電子情報端末。
  15. 前記表示制御部は、変更可能な前記第1のしきい値を、ユーザ毎に設定可能であるように構成されている、請求項12〜14のいずれか1項に記載の電子情報端末。
  16. 矩形の表示領域を有する表示パネルと、回転角度情報を検出する角度センサーと、前記角度センサーによる検出結果に基づいて前記表示パネルの表示方向の切り替えを制御する表示制御部とを備える電子情報端末の表示方法であって、
    前記表示制御部は、前記角度センサーにより検出された前記回転角度情報に基づく前記表示パネルの回転角速度が第1のしきい値よりも小さい場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている、電子情報端末の表示方法。
  17. 前記角度センサーは、水平面に対する前記表示パネルの傾斜角を検出可能に構成されており、
    前記表示制御部は、前記回転角速度が前記第1のしきい値よりも小さく、かつ前記傾斜角が前記第2のしきい値よりも小さいと判断された場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている、請求項16に記載の電子情報端末の表示方法。
  18. 前記第1のしきい値は、実行中のアプリケーションに対応して設定されており、
    前記表示制御部は、実行中のアプリケーションに対応した前記第1のしきい値を取得するとともに、前記回転角速度が前記第1のしきい値よりも小さいと判断された場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている、請求項16または17に記載の電子情報端末の表示方法。
  19. 前記第1のしきい値は、変更可能に構成されており、
    前記表示制御部は、設定された変更後の前記第1のしきい値を取得するとともに、前記回転角速度が前記第1のしきい値よりも小さいと判断された場合に表示方向の切り替えを行わないように構成されている、請求項16〜18のいずれか1項に記載の電子情報端末の表示方法。
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