JP2014027798A - 電力変換装置 - Google Patents

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智勇 谷口
Morimitsu Sekimoto
守満 関本
Nagayoshi Takada
修宜 高田
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Abstract

【課題】過電圧保護機能を持つ電力変換装置において、過電圧保護と共に、自動的な再起動を可能にする。
【解決手段】構成部品は第1の回路部(2)と第2の回路部(3)とに分けられる。第2の回路部(3)の動作開始時には、第1の回路部(2)内の第1の制御部(15)がスイッチ(SW1)を閉じて、第2の回路部(3)への電力供給を開始する。電源(1)の電圧が第1の所定値を越えた時、スイッチ(SW1)が開制御されて第2の回路部(3)への給電が停止され、その後、電源(1)の電圧が上記第1の所定値よりも低い第2の所定値を下回った後、上記第1の制御部(15)がスイッチ(SW1)を閉制御して第2の回路部(3)への電力供給を開始する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源に接続されて、その電源から供給される電力を所定の電圧及び周波数の交流電力に変換する電力変換装置に関し、特に、過電圧に対する保護の改良に関する。
一般に、電気回路システムを構成する電気部品や電子部品は、接続される電源の最大電圧に応じて、その最大電圧に対する耐圧を持った部品が選定される。従って、電源の最大電圧が一時的に上昇する電源系統の電源に接続される場合には、その上昇する最大電圧が高くなるほど、高い耐圧を持った電子部品等を採用することが必要になり、コストアップとなる。
このため、従来、部品耐圧を越えるような電源の過電圧に対して電子部品を保護する保護装置として、例えば特許文献1では、AC入力部からメイン電源に至る電源経路にリレー回路を配置すると共に、AC入力部から入力されたAC過電圧を検出して上記リレー回路を遮断する技術が開示される。また、特許文献2には、交流電源とコンバータとの間の電源経路にリレー回路を配置すると共に、コンバータに備える整流器で整流された直流電圧の過電圧異常を検出して、上記リレー回路を遮断する技術が開示されている。
特開平11−69604号公報 特開2000−92844号公報
しかしながら、上記従来技術は、何れも、過電圧異常に対して電子部品を有効に保護することができるが、過電圧後に電源電圧が正常範囲に復帰した際の再起動について何ら言及していない。
本発明の目的は、過電圧後に電源電圧が正常範囲に復帰した際には、装置を自動的に再起動できる電力変換装置を提供することにある。
本出願の第1の発明の電力変換装置は、電源(1)から供給される電力を所定の電圧及び周波数の交流電力に変換する電力変換装置であって、第1の回路部(2)及び第2の回路部(3)を備え、上記第2の回路部(3)は、上記第1の回路部(2)の構成部品の耐圧よりも低い耐圧の構成部品を含み、上記電源(1)の電圧が第1の所定電圧を超えたとき、上記第2の回路部(3)への給電が停止され、上記第1の回路部(2)は、上記第2の回路部(3)への給電を開始する第1の制御部(15)を有し、上記第1の制御部(15)は、上記電源(1)の電圧が上記第1の所定電圧よりも低い第2の所定値を下回った後、上記第2の回路部(3)への給電を停止状態から開始状態に切り替えることを特徴とする。
この第1の発明では、第1の回路部は、電源電圧が第1の所定電圧を超えた過電圧時にも壊れない高耐圧の部品で構成され、一方、第2の回路部は第1の回路部の構成部品よりも低耐圧の構成部品を含んでいるが、その過電圧時には第2の回路部への給電が停止されて、第2の回路部が過電圧から保護される。そして、その過電圧保護後、電源電圧が第2の所定値を下回った後は、第1の制御部が第2の回路部への給電を停止状態から開始状態に切り替えるので、第2の回路部の自動的な再起動が可能である。
また、第2の発明は、上記請求項1記載の電力変換装置において、上記第1の制御部(15)は、上記電源(1)の電圧が上記第1の所定電圧を超えたとき、上記第2の回路部(3)への給電を停止状態とすることを特徴とする。
この第2の発明では、第1の回路部に備える第1の制御部が過電圧時に第2の回路部への給電を停止するので、第2の回路部の全体を低耐圧の部品で構成することが可能である。
更に、第3の発明は、上記請求項1記載の電力変換装置において、上記第2の回路部(3)は、上記第1の制御部(15)による給電が停止された後も自己の第2の回路部(3)への給電を継続可能とする第2の制御部(30)を有し、上記第2の制御部(30)は、上記電源(1)の電圧が上記第1の所定電圧を超えたとき、上記第2の回路部(3)への給電を停止状態とすることを特徴とする。
上記第3の発明では、第2の回路部内で過電圧を検出できるので、第2の回路部を高精度且つ高応答に保護できる。
加えて、第4の発明は、上記請求項3記載の電力変換装置において、上記第2の回路部(3)は、複数の部分回路(3a)、(3b)、(3c)に分割されていると共に、上記第2の制御部(30)により給電状態とする第2の回路部(3)への電力供給線は2系統以上(P1)、(P2)、(P3)が存在し、上記部分回路(3a)、(3b)、(3c)は2系統以上の電力供給線(P1)、(P2)、(P3)の何れかにより給電されることを特徴とする。
上記第4の発明では、分割された複数の部分回路が各々独立して電力供給を受けるので、過電圧以外の要因で給電を停止したい部分回路を個別に給電停止させることができる。
また、第5の発明は、上記請求項3又は4記載の電力変換装置において、上記第1の制御部(15)により上記第2の回路部(3)への給電を停止するのに使用される電力供給線(31)は、室内機(A)と室外機(B)とで行われる通信に使用されることを特徴とする。
この第5の発明では、第1の制御部により第2の回路部への給電を停止するのに使用される電力供給線は、給電以外の用途にも使用されるので、この電力供給線を有効利用することが可能である。
更に、第6の発明は、上記請求項4又は5記載の電力変換装置において、上記異なる電力供給線(P1)、(P2)により給電される部分回路(3a)、(3b)には、電力変換装置の主回路部、及び電力変換装置の制御回路部を含むことを特徴とする。
以上説明したように、本願の第1の発明によれば、過電圧時に第2の回路部が保護された後、電源電圧が第2の所定値を下回って正常電圧に復帰した後は、第1の制御部が、第2の回路部への給電を停止状態から開始状態に切り替えるので、第2の回路部の自動的な復帰動作が可能である。
また、上記第2の発明によれば、第2の回路部の全体を低耐圧の部品で構成することが可能である。
更に、上記第3の発明によれば、第2の回路部内で過電圧を検出して第2の回路部を高精度且つ高応答に保護できると共に、電力供給線を給電以外の用途にも使用できて、電力供給線の有効利用が可能である。
加えて、上記第4の発明によれば、過電圧に対して保護される第2の回路部を複数の部分回路に分割し、その各々に対して独立に電力供給したので、過電圧以外の要因で給電を停止したい部分回路を個別に給電停止させることができる。
図1は本発明の第1の実施形態を示す電力変換装置を備えたセパレート型空気調和機の概略構成を示す図である 図2は本発明の第2の実施形態を示す電力変換装置を備えたセパレート型空気調和機の概略構成を示す図である。 図3は本発明の第3の実施形態を示す電力変換装置を備えたセパレート型空気調和機の概略構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、又はその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電力変換装置を備えたセパレート型空気調和機の概略構成を示す。
同図において、(1)は交流電源、(2)は上記交流電源(1)に直接に接続された室内機(A)内に配置される第1の回路部、(3)は室外機(B)内に配置される第2の回路部である。上記第2の回路部(3)は上記室内機(A)の接続状況とは異なって、スイッチ(SW1)を介して交流電源(1)に接続されている。
上記図1に示したセパレート型空気調和機では、室内機(A)の第1の回路部(2)には、電力変換装置の構成品として、フィルタ回路(10)、室内機制御用電源回路(11)、室内機制御回路(12)、及び室内機側通信回路(13)が内蔵される。一方、室外機(B)の第2の回路部(3)には、電力変換装置の構成品として、フィルタ回路(20)、コンバータ回路(21)、インバータ回路(22)、圧縮機(23)、室外機制御用電源回路(24)、室外機制御回路(25)、及び室外機側通信回路(26)、ファンドライバ及びファンモータ(27)、ゼロクロス検出回路(28)、四路弁ドライバ(29)が内蔵される。
そして、交流電源(1)に直接接続された室内機(A)の第1の回路部(2)を構成する部品は、交流電源(1)からの供給電圧が第1の所定電圧を越える過電圧時にも良好に動作可能なように、この過電圧に耐え得る耐圧を有する高耐圧の部品で構成される。一方、過電圧保護用のスイッチ(SW1)の下流側に位置する室外機(B)内の第2の回路部(3)の全部は、上記交流電源(1)からの供給電圧の過電圧時に必要な耐圧よりも低い低耐圧の部品で構成されている。
また、上記交流電源(1)と第2の回路部(3)との間に配置されたスイッチ(SW1)は、上記第2の回路部(3)への給電開始用であると共に第2の回路部(3)を過電圧から保護するためのスイッチであって、このスイッチ(SW1)の開閉を制御する第1の制御部(15)は上記第1の回路部(2)内に配置される。この第1の制御部(15)は上記室内機制御用電源回路(11)と室内機制御回路(12)とにより構成される。この第1の制御部(15)内の室内機制御回路(12)は、第2の回路部(3)の動作必要時には、上記スイッチ(SW1)を閉制御して第2の回路部(3)への給電を開始すると共に、電源(1)から電源配線(4)を介して供給される交流電圧を検知し、この交流電圧が上記第1の所定電圧を越える過電圧時には、上記第2の回路部(3)の部品耐圧を越える前の段階で、上記スイッチ(SW1)に開制御信号を出力して開動作させる。また、上記室内機制御回路(12)は、上記スイッチ(SW1)を開動作させた後、上記交流電源(1)からの供給電圧が上記第1の所定電圧よりも低い第2の所定電圧以下の通常電圧に戻った後には、上記スイッチ(SW1)に閉制御信号を出力して閉動作させる。更に、第1の回路部(2)内の室内機制御用電源回路(11)は、上記室内機制御回路(12)に電源を供給する。
従って、本実施形態では、セパレート型空気調和機のうち、室内機(A)の第1の回路部(2)については、交流電源(1)からの供給電圧の過電圧に耐え得る高耐圧の部品で構成されるものの、室外機(B)内の第2の回路部(3)は、交流電源(1)からの供給電圧の過電圧時に必要な高耐圧は持たず、その高耐圧よりも低い低耐圧の部品で構成されるものの、交流電源(1)からの供給電圧の過電圧時には、第1の回路部(2)内の第1の制御部(15)において室内機制御回路(12)が過電圧保護用のスイッチ(SW1)を開制御して第2の回路部(3)への給電を停止し、この給電を停止することにより第2の回路部(3)への電圧印加が停止するので、第2の回路部(3)を過電圧から有効に保護することが可能であり、また、第2の回路部(3)の全ての構成部品を低耐圧のもので構成できる。
更に、交流電源(1)の供給電圧が上記過電圧状態から第2の所定電圧未満に下回った通常状態に復帰した際には、第1の制御部(15)がスイッチ(SW1)を閉制御して第2の回路部(3)への給電を停止状態から開始状態に切り替えるので、電源電圧が正常電圧に復帰した時の第2の回路部(3)の自動的な再起動が可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
図2は、電力変換装置を有するセパレート型空気調和機に適用した第2の実施形態を示す。
上記第1の実施形態では、室内機(A)内に過電圧保護用のスイッチ(SW1)を配置して、第1の回路部(2)内の室内機制御回路(12)によりスイッチ(SW1)を開閉制御したが、本実施形態では、室外機(B)内に過電圧保護用のスイッチを配置して室外機(B)内でそのスイッチを開閉制御するものである。
具体的に、図2に示したセパレート型空気調和機おいて、室内機(A)には、第1の回路部(2)と、第2の回路部(3)の動作開始用のスイッチ(SW1)とが配置される。
上記室内機(A)の第1の回路部(2)には、電力変換装置の構成品として、図1と同様に、フィルタ回路(10)、室内機制御用電源回路(11)、室内機制御回路(12)、及び室内機側通信回路(13)が内蔵される。そして、室内機制御回路(12)から室内機側通信回路(13)を介してリモコン指示に基づく運転開始指令が室外機(B)の第1の回路部(2)内の室外機側通信回路(26)に出力される。
一方、室外機(B)において、電力変換装置の構成品としてのフィルタ回路(20)及び室外機側通信回路(26)は、過電圧時にも耐え得る耐圧を持つ部品で構成される第1の回路部(2)を構成すると共に、3つの部分回路(3a)、(3b)、(3c)からなる第2の回路部(3)と、2個のスイッチ(SW2)、(SW3)とが配置される。
上記室外機(B)の第2の回路部(3)の部分回路(3a)は、電力変換装置の構成品として、コンバータ回路(21)、インバータ回路(22)及び圧縮機(23)が内蔵された主回路部である。また、部分回路(3b)は、電力変換装置の構成品として、室外機制御用電源回路(24)及び室外機制御回路(25)が内蔵された制御回路部であり、残る部分回路(3c)は、電力変換装置の構成品として、ファンドライバ及びファンモータ(27)、ゼロクロス検出回路(28)、四路弁ドライバ(29)が内蔵されたその他アクチュエータから成る。
更に、室外機(B)において、2個のスイッチ(SW2)、(SW3)は室外機(B)内の第2の制御部(30)により開閉制御される。この第2の制御部(30)は上記部分回路(3b)を構成する室外機制御用電源回路(24)及び室外機制御回路(25)を内蔵する。
上記室内機(A)の第1の回路部(2)において、室内機制御用電源回路(11)は、在室の操作者などが操作するリモコンからの空気調和機の運転指令信号を受けて室内機制御回路(12)の動作を開始させ、その動作した室内機制御回路(12)が室内機(A)内のスイッチ(SW1)を閉動作させる。この運転開始時には、室外機(B)では、交流電源(1)から上記閉動作したスイッチ(SW1)及びスイッチ(SW2)を介した電力供給線(31)及び電力供給線(32)から電力供給を受けて第2の回路部(3)の2つの部分回路(3b)、(3c)が動作可能となる。動作可能となった部分回路(3b)、すなわち室外機(B)内の第2の制御部(30)では、室外機制御回路(25)がスイッチ(SW2)をフィルタ回路(20)側に切り替えて、電力供給線(33)及び電力供給線(32)から電力供給を受けて上記動作可能となった2つの部分回路(3b)、(3c)の電源供給を維持すると共に、室内機(A)の第1の回路部(2)は、スイッチ(SW1)を開制御して初期状態に戻しておく。その後、この動作した部分回路(3b)、すなわち第2の制御部(30)は、この動作可能状態で、室外機側制御回路(25)が室外機側通信回路(26)を介して上記室内機(A)から運転開始指令を受けると、スイッチ(SW3)を閉制御して、第2の回路部(3)の部分回路(主回路)(3a)に交流電源(1)からの電源供給を開始し、その内蔵コンバータ回路(21)、インバータ回路(22)及び圧縮機(23)を動作させて、空気調和機全体の空調運転を開始させる。
ここに、交流電源(1)に直接接続された室内機(A)の第1の回路部(2)及び室外機(B)の第1の回路部(2)では、その部品耐圧は、交流電源(1)からの供給電圧が第1の所定電圧を越えた過電圧時にも良好に動作可能なように、この過電圧に耐え得る耐圧を有する高耐圧の部品で構成される。一方、室外機(B)において、過電圧保護用の2つのスイッチ(SW2)、(SW3)の下流側に位置する第2の回路部(3)の3つの部分回路(3a)、(3b)、(3c)の構成部品の全部は、何れも、交流電源(1)からの供給電圧が第1の所定電圧を越えた過電圧時に必要な耐圧よりも低い低耐圧の部品で構成されている。
そして、室外機(B)の部分回路(3b)内の室外機制御回路(25)は、運転開始時に閉じる運転開始用のスイッチ(SW3)と自己への電源供給維持用のスイッチ(SW2)とを過電圧保護用のスイッチとして利用し、この両スイッチ(SW2)、(SW3)を過電圧保護用として開閉制御する。この室外機制御回路(25)は、第2の制御部(30)内の室外機制御回路(25)によってスイッチ(SW2)がフィルタ回路(20)側に接点切替えされた後に、交流電源(1)から電力供給線(32)、(33)を介して第2の回路部(3)に供給される交流電圧を検知し、この交流電圧が第1の所定電圧を越えて上昇した過電圧時には、3つの部分回路(3a)、(3b)、(3c)の構成部品の耐圧を越える以前の段階で、スイッチ(SW2)をフィルタ回路(20)側からスイッチ(SW1)側に接点切替を行うと共に、過電圧保護用のスイッチ(SW3)を開制御して、3つの部分回路(3a)、(3b)、(3c)を過電圧から保護する。また同時に、室内機(A)に過電圧であることを通知する。
そして、上記過電圧保護後において、交流電源(1)からの供給電圧が上記第1の所定電圧よりも低い第2の所定電圧以下の通常電圧に戻れば、その後にその電圧を検出した第1の回路部(2)内の室内機制御回路(12)がスイッチ(SW1)を閉制御することにより、第2の回路部(3)への電力供給が再開され、再び空調動作が開始される。
また、スイッチ(SW1)を配置した電力供給線(31)は、室内機(A)の室内機側通信回路(13)と室外機(B)の室外機側通信回路(26)とを接続している。
従って、本実施形態では、室外機(B)内の第2の制御部(30)が第2の回路部(3)に印加される電圧の過電圧を検出するので、第2の回路部(3)を高精度且つ高応答に保護することが可能である。更に、室外機(B)に備えた第2の回路部(3)の3つの部分回路(3a)、(3b)、(3c)の構成部品全てが、交流電源(1)の過電圧時に必要な耐圧よりも低い低耐圧の部品で構成されているので、これらの部分回路(3a)、(3b)、(3c)を上記過電圧保護用のスイッチ(SW2)、(SW3)で良好に過電圧保護しつつ、高耐圧の部品で構成する場合に比して低コスト化が可能である。
更に、第2の制御部(30)によってスイッチ(SW2)がフィルタ(20)側に切り替えられて第2の回路部(3)が電力供給線(32)、(33)を通じて電力供給を受けている際には、開状態のスイッチ(SW1)を持つ電力供給線(31)は、室内機(A)の室内機側通信回路(13)と室外機(B)の室外機側通信回路(26)との通信に利用できるので、第1の制御部(15)によってのみ給電に使用する電力供給線(31)を有効利用することが可能である。尚、電力供給線(31)の有効利用は室内機(A)と室外機(B)との通信に限定されないのは勿論である。
加えて、第2の回路部(3)が3つに分割された部分回路(3a)、(3b)、(3c)への電力供給について、部分回路(3a)ではスイッチ(SW3)を介した電力供給線対(P1)が、部分回路(3b)ではスイッチ(SW3)を介した電力供給線対(P1)及びスイッチ(SW2)を介した電力供給線対(P2)が、部分回路(3c)ではスイッチ(SW2)を介した電力供給線対(P3)が、各々、接続されている。従って、過電圧保護以外にもその他の要因で部分回路(3a)、(3c)を個別に給電を停止したい場合には、スイッチ(SW3)及びスイッチ(SW2)を個別に開閉制御することにより対応することが可能である。
(第3の実施形態)
続いて、本発明の第3の実施形態を説明する。
本実施形態では、上記図2の空気調和装置の構成に対し、第2の制御部(30)への電力供給をスイッチ(SW2)を介した電力供給線対(P2)のみから行う点が異なる。
従って、本実施形態では、第2の制御部(30)の室外機制御回路(25)は、過電圧時には、その過電圧を検出してスイッチ(SW2)をスイッチ(SW1)側に接点切替すると共に、スイッチ(SW3)を開制御するので、低耐圧部品で構成された3つの部分回路(3a)、(3b)、(3c)の全てをその過電圧から有効に保護することができる。
更に、その過電圧後、電源電圧が正常範囲に復帰した際には、その電源電圧を検出した第1の制御部(15)がスイッチ(SW1)を閉制御するので、電力供給線(31)、(32)を通じた第2の回路部(3)の再起動が可能となる。
(その他の実施形態)
電力変換装置の構成部品を第1の回路部(2)内で高耐圧のもので構成するか、第2の回路部(3)内で低耐圧のもので構成するかは、高耐圧の部品で構成した場合のコストの上昇などの実情に応じて適宜決定すればよく、上記第1、第2及び第3の実施形態で説明した具体例に限定されるものではない。
また、以上の説明では、電力変換装置の構成部品として、フィルタ回路(20)、コンバータ回路(21)、インバータ回路(22)などを例示したが、その他の構成部品を含んでも良いのは勿論である。
更に、交流電源(1)に過電圧保護用のスイッチ(SW1)、(SW2)、(SW3)を介して接続される第2の回路部(3)は、その全ての構成部品を低耐圧のもので構成する必要はなく、一部の構成部品のみを低耐圧の部品で構成しても良い。
加えて、以上の説明では、本願発明をセパレート型空気調和機に適用したが、これに限定されず、電力変換装置を有する種々の機器、回路システムに適用できるのは、言うまでもない。
また、第2の実施形態のように、復帰を行うためのスイッチ(SW1)制御用の室内機制御回路(12)が第1の回路部(2)にあり、過電圧時に第2の回路部(3)を保護するためのスイッチ(SW2)、(SW3)制御用の室外機制御回路(25)が第2の回路部(3)にある場合、過電圧検出をインバータ回路(22)の直流部より行っても良い。この場合には、交流電源電圧の検出に比べて、より安価で高精度な検出が可能となるので、確実な保護が行える。
更に、リアクタ、整流回路及びコンデンサによりコンバータ回路(21)を構成する場合には、一般的に用いられる大きな静電容量(数千μF程度)の電解コンデンサではなく、小さな静電容量(数十μF程度)のフィルムコンデンサ等を使用した、電解コンデンサレスインバータ(その詳細は、例えば、芳賀、斎藤、高橋の“単相ダイオード整流回路の電解コンデンサレス高力率インバータ制御法”、平成15年電気学会全国大会論文集4-069(平成15年3月)、P.99に記載されている)の構成を用いても良い。フィルムコンデンサやセラミックコンデンサは電解コンデンサに比べて短時間の過電圧に強く、安価に高耐圧化が可能である。そのため、より高い電源電圧までインバータの運転継続を行いたい場合や、低耐圧部品を電源から切り離すスイッチの動作に遅れがある場合等に適している。
加えて、以上の説明では、電源は交流電源(1)としたが、交流電源に限らず、直流電源でも良い。直流電源の場合には、一般的に、整流器は不要となる。
以上説明したように、本発明は、装置の過電圧保護と共に、その過電圧保護後は装置の自動再起動を可能にできるので、電力変換装置やセパレート型空気調和機に適用して、有用である。
1 交流電源
2 第1の回路部
3 第2の回路部
3a、3b、3c 部分回路
4 電源配線
A 室内機
B 室外機
10 フィルタ回路
11 室内機制御用電源回路
12 室内機制御回路
13 室内機側通信回路
15 第1の制御部
20 フィルタ回路
21 コンバータ回路
22 インバータ回路
23 圧縮機
24 室外機制御用電源回路
25 室外機制御回路
26 室外機側通信回路
27 ファンドライバ及びファンモータ
28 ゼロクロス検出器
29 四路弁ドライバ
30 第2の制御部
31、32、33 電力供給線
SW1、SW2、SW3 スイッチ
P1、P2、P3 電力供給線対

Claims (6)

  1. 電源(1)から供給される電力を所定の電圧及び周波数の交流電力に変換する電力変換装置であって、
    第1の回路部(2)及び第2の回路部(3)を備え、
    上記第2の回路部(3)は、上記第1の回路部(2)の構成部品の耐圧よりも低い耐圧の構成部品を含み、
    上記電源(1)の電圧が第1の所定電圧を超えたとき、上記第2の回路部(3)への給電が停止され、
    上記第1の回路部(2)は、上記第2の回路部(3)への給電を開始する第1の制御部(15)を有し、
    上記第1の制御部(15)は、上記電源(1)の電圧が上記第1の所定電圧よりも低い第2の所定値を下回った後、上記第2の回路部(3)への給電を停止状態から開始状態に切り替える
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 上記請求項1記載の電力変換装置において、
    上記第1の制御部(15)は、
    上記電源(1)の電圧が上記第1の所定電圧を超えたとき、上記第2の回路部(3)への給電を停止状態とする
    ことを特徴とする電力変換装置。
  3. 上記請求項1記載の電力変換装置において、
    上記第2の回路部(3)は、上記第1の制御部(15)による給電が停止された後も自己の第2の回路部(3)への給電を継続可能とする第2の制御部(30)を有し、
    上記第2の制御部(30)は、上記電源(1)の電圧が上記第1の所定電圧を超えたとき、上記第2の回路部(3)への給電を停止状態とする
    ことを特徴とする電力変換装置。
  4. 上記請求項3記載の電力変換装置において、
    上記第2の回路部(3)は、複数の部分回路(3a)、(3b)、(3c)に分割されていると共に、
    上記第2の制御部(30)により給電状態とする第2の回路部(3)への電力供給線は2系統以上(P1)、(P2)、(P3)が存在し、上記部分回路(3a)、(3b)、(3c)は2系統以上の電力供給線(P1)、(P2)、(P3)の何れかにより給電される
    ことを特徴とする電力変換装置。
  5. 上記請求項3又は4記載の電力変換装置において、
    上記第1の制御部(15)により上記第2の回路部(3)への給電を停止するのに使用される電力供給線(31)は、室内機(A)と室外機(B)とで行われる通信に使用される
    ことを特徴とする空気調和機
  6. 上記請求項4又は5記載の電力変換装置において、
    上記異なる電力供給線(P1)、(P2)により給電される部分回路(3a)、(3b)には、電力変換装置の主回路部、及び電力変換装置の制御回路部を含む
    ことを特徴とする電力変換装置。
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