JP2014027351A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】観察者に最適な解像度の映像を提供するためには、視力の個人差や左右の眼の視力差を考慮することも重要となる。
【解決手段】画像処理装置であって、観察者の両眼の視力を取得する視力取得手段と、前記視力取得手段によって取得した両眼の視力に応じて左右それぞれの眼に表示する画像の解像度を変換する解像度変換手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、視差画像データを用いた3次元画像処理技術に関する。
近年、3D映画の普及や、ディスプレイ、カメラ、プリンタ等のデバイスの進化によって、立体視への要求が高まっている。
両眼の視差を利用した3D映像のデータサイズは、同じ解像度の2D映像のデータサイズに対して2倍となる。そのため様々なデータ圧縮の方式が提案されている。例えば、日本における3D放送では、1つのフレームに左眼用の映像と右眼用の映像を左右に並べるサイドバイサイド方式が採用されており、この方式では、横方向の解像度を半分にしてデータサイズを小さくしている。つまり、サイドバイサイド方式でデータ圧縮した場合、データサイズを1/2に圧縮することができるが、横方向の解像度が1/2となるため、視聴者が感じる解像感も半分に落ちてしまう。
一方で、表示デバイス自体の表示性能特性と、表示対象画像の有する視覚的効果の両方を考慮して表示対象画像の視覚的効果を向上させる処理を行い、個々の表示デバイスの持つ特性に応じた最適な表示を可能とする技術も提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−150289号公報
上記特許文献1に開示された技術は、デバイスとコンテンツの双方の特性を考慮した映像の最適化技術と言い得る。しかし、観察者が映像を観察し知覚するうえでは、これらの特性に加えて観察者自身の視覚特性、特に視力が映像の最適化の重要なファクタとなり得る。そして、視力には個人差があり、左右の眼が同じ視力であるとも限らない。人間は、眼の解像限界を超えるような非常に高解像度の映像を観察しても、その解像感を知覚することはできないところ、眼の解像限界は視力に依存するものである。つまり、同じ解像度の映像を視力の異なる人が見た場合、視力の違いによってそれぞれの人が感じる解像感は異なるということになる。これは、左右の視力差に関しても同様のことが言える。観察者に最適な解像度の映像を提供するためには、視力の個人差や左右の眼の視力差を考慮することも重要となる。
例えば、不用意に眼の解像限界よりも低い解像度に解像度変換してしまった場合には、観察者が知覚する解像感を著しく損なってしまう。一方で、3D映像の解像度変換および表示において、視力のような個人差を含む特性を考慮せず左右それぞれの眼に提示する画像の解像度を決定した場合には、眼の解像限界を超えた部分のデータが無駄になる可能性がある。
本発明に係る画像処理装置は、観察者の両眼の視力を取得する視力取得手段と、前記視力取得手段によって取得した両眼の視力に応じて左右それぞれの眼に表示する画像の解像度を変換する解像度変換手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、観察者にとって最適な解像感の3D映像を提供することができる。
実施例1に係る、偏光表示方式による3D映像表示システムの構成を示した図である。 スクリーンに投影された3D映像を人間が観察する様子を示す図である。 実施例1に係る、システム制御装置の内部構成を示すブロック図である。 偏光板制御装置の制御動作を説明する図である。 実施例1に係る、システム制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係る、時分割方式による3D映像表示システムの構成を示した図である。 実施例2に係る、システム制御装置の内部構成を示すブロック図である。 時分割方式による3D映像の表示方法を説明する図である。 視力と視角、および解像度の関係を説明する図である。 実施例2に係る、解像度最適化処理の流れを示すフローチャートである。 視認限界解像度を導出する処理の流れを示すフローチャートである。 表示デバイスの表示解像度を考慮した、視差画像データの変換解像度設定処理の流れを示すフローチャートである。 視差画像データを無線伝送する際のデータ転送レートを考慮した、視差画像データの変換解像度設定処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2における解像度変換処理の流れを示すフローチャートである。
[実施例1]
図1は、本実施例に係る、2台のプロジェクタを用いた偏光表示方式による3D映像表示システムの構成を示した図である。表示システム100は、スクリーン101、第1のプロジェクタ102、第2のプロジェクタ103、第1の偏向板104、第2の偏光板105、システム制御装置106及び偏光板制御装置107によって構成される。そして、第1及び第2のプロジェクタ102/103とシステム制御装置106とがHDMIケーブル108を介して、第1及び第2の偏光板104/105と偏光板制御装置107とがUSBケーブル109を介して接続されている。
スクリーン101は、偏向方式の3D投影に用いられるシルバースクリーンであり、偏光特性を損なわないよう、通常のホワイトスクリーンと比べて反射率が高く、拡散率が低く設計されている。
第1のプロジェクタ102のレンズの前には第1の偏光板104が設置されており、第2のプロジェクタ103のレンズの前には第2の偏光板105が設置されている。両偏光板104及び105は、偏光板制御装置107によって制御される。
偏光板制御装置107は、回転機構を有し、システム制御装置106からの制御信号に応じて、第1の偏光板104と第2の偏光板105とを物理的に入れ替える。
第1の偏光板104と第2の偏光板105は、直線偏光あるいは円偏光の特性を持つような、偏光方式の3D投影で一般的に使用される偏光板のペアである。直線偏光の場合は左右の直線偏光板の吸収軸方向が左右の偏光板でお互いに90度直交する状態に設置し、円偏光の場合は左右の偏光板の偏光方向が右回りと左回りでお互いに逆回りになるように設置する。
本実施例では、第1のプロジェクタ102の表示解像度をResA、第2のプロジェクタ103の表示解像度をResBとし、第1のプロジェクタがより高解像度(ResA>ResB)であるものとして説明を行うものとする。例えば、第1のプロジェクタの解像度を4K(4096×2160ピクセル)、第2のプロジェクタの解像度を2K(2048×1080ピクセル)のような具合である。
図2は、表示システム100において、スクリーン101に投影された3D映像を人間が観察する様子を示す図である。
観察者201は、スクリーン101からの反射光を、偏光メガネ202を通して観察する。実線203は偏光板104を透過した光の反射光を示しており、破線204は偏光板105を透過した光の反射光を示している。
偏光メガネ202の左眼用のレンズには偏光板104の偏光特性と同じ特性を示す偏光フィルムが貼られており、右眼用のレンズには偏光板105の偏光特性と同じ特性を示す偏光フィルムが貼られている。これら偏光フィルムによって、スクリーン101からの反射光203及び204を分離し、左眼には偏光板104を透過した光のみが入り、右眼には偏光板105を透過した光のみが入るようになっている。
ここで、偏光板制御装置107によって、第1のプロジェクタ102の前に第1の偏光板104が、第2のプロジェクタ103の前に第2の偏光板105が、それぞれ配置されるように制御されているとする。このとき、第1のプロジェクタ102からは左眼用の画像、第2のプロジェクタ103からは右眼用の画像をそれぞれ出力することによって、観察者201に対して、表示された映像を3D映像として知覚させることが可能となる。例えば、映像が動画データの場合、フレーム毎に左眼用の画像と右眼用の画像とを上述の方法で出力することで、観察者201には3D動画として知覚される。
なお、本実施例では、視差画像データを構成する左眼用画像の解像度と右眼用画像の解像度は同じ(例えば4K)で、第1のプロジェクタ102と第2のプロジェクタ103との映像出力タイミングについては同期がとれているものとする。
図3は、システム制御装置106の内部構成を示すブロック図である。
CPU301は、以下の各部を統括的に制御するプロセッサであり、演算処理や各種プログラムの実行を行う。
メインメモリ302は、処理に必要なプログラム、データ、作業領域などをCPU301に提供する主記憶装置であって、ROMとRAMで構成される。
記憶装置303は、各種データ、プログラムを格納・保存する装置で、通常はハードディスク等が用いられる。
USB接続ボード304は、USBケーブルで偏光板制御装置107を接続する基板であり、偏光板制御装置107に対し制御信号を送信する。
グラフィックスボード305は、映像を出力する基板であり、HDMIケーブルやDVIケーブルによって第1及び第2のプロジェクタ102/103に映像信号を送信する。
入力装置306は、ユーザが各種操作指示を行うためのキーボードやマウスである。
図4は、偏光板制御装置107の制御動作を説明する図である。
偏光板制御装置107は、回転機構を有しており、システム制御装置106からの制御信号を受けて第1の偏光板104と第2の偏光板105とを入れ替える動作を行う。システム制御装置106から第1の制御信号Signal1が送信されると、偏光板制御装置107は、プロジェクタ102の前に第1の偏光板104、第2のプロジェクタ103の前に第2の偏光板105がそれぞれ配置されるように、回転機構を駆動させる。この第1の制御信号Signal1に基づく制御モードをMode1とする。同様に、システム制御装置106から第2の制御信号Signal2が送信されると、偏光板制御装置107は、第1のプロジェクタ102の前に第2の偏光板105、第2のプロジェクタ103の前に第1の偏光板104が配置されるように、回転機構を駆動させる。この第2の制御信号Signal2に基づく制御モードをMode2とする。
図5は、本実施例に係る、システム制御装置106における処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下で述べる内容は、記憶装置303(ハードディスク等)に格納されたプログラムがメインメモリ302内のRAMに読み出され、これをCPU301が実行することにより実現される。
ステップ501において、システム制御装置106は、ユーザが入力装置306を介して入力した、観察者201の左眼視力ELおよび右眼視力ERを取得する(視力取得ステップ)。ここで、視力は、視角の逆数で表される小数視力を用いるものとする。なお、視力そのものを入力する代わりに、解像度の異なる複数のサンプル画像(例えば、4K、2K、1Kの各サンプル画像)を表示し、その中から解像可能な画像をそれぞれの眼について選択させることで、視力を得てもよい。
ステップ502において、システム制御装置106は、取得した左眼視力ELと右眼視力ERとを比較し、両者の大小関係を判定する。左眼の方が右眼よりも視力が高い(ELの値がERの値より大きい)、あるいは両眼の視力が等しい(ELとERの値が等しい)場合は、ステップ503に進む。一方、右眼の方が左眼よりも視力が高い(ELの値がERの値より小さい)場合は、ステップ507に進む。
ステップ503において、システム制御装置106は、偏光板制御装置107に対し、前述の第1の制御信号Signal1を送信する。制御信号Signal1を受けた偏光板制御装置107では、制御モードをMode1に設定し、第1のプロジェクタ102の前に第1の偏光板104を、第2のプロジェクタ103の前に第2の偏光板105が配置された状態を作る。
ステップ504において、システム制御装置106は、視差画像データを記憶装置303からメインメモリ302へとロードして、各プロジェクタの解像度と視差画像データの解像度とを比較し、いずれの解像度が高いかを判定する。プロジェクタの解像度の方が高ければステップ506に進む。一方、視差画像データの解像度の方が高ければステップ505に進む。
ステップ505において、システム制御装置106は、視差画像データの解像度を、プロジェクタの解像度に合せて変換(ダウンコンバート)する。本実施例では、視差画像データに含まれる左眼用画像と右眼用画像の解像度は共に4Kで、第2のプロジェクタの解像度が2Kであるため、第2のプロジェクタから投影される右眼用の像の解像度が4Kから2Kにダウンコンバートされることになる。
ステップ506において、システム制御装置106は、左眼用画像データを第1のプロジェクタ102に、右眼用画像データを第2のプロジェクタ103に送信する。これを受けて第1及び第2のプロジェクタは、それぞれの画像データをスクリーン101に向けて出力する。本実施例の場合、解像度が4Kのままの左眼用画像が高解像度の第1のプロジェクタ102から、解像度を2Kに落とした右眼用画像が低解像度の第2のプロジェクタ103から、スクリーン101上にそれぞれ投影されることになる。
ステップ507において、システム制御装置106は、偏光板制御装置107に対し、前述の第2の制御信号Signal2を送信する。制御信号Signal2を受けた偏光板制御装置107では、制御モードをMode2に設定し、第1のプロジェクタ102の前に第2の偏光板105を、第2のプロジェクタ103の前に第1の偏光板104が配置された状態を作る。
ステップ508において、システム制御装置106は、視差画像データを記憶装置303からメインメモリ302へとロードして、各プロジェクタの解像度と視差画像データの解像度とを比較し、いずれの解像度が高いかを判定する。プロジェクタの解像度の方が高ければステップ510に進む。一方、視差画像データの解像度の方が高ければステップ509に進む。
ステップ509において、システム制御装置106は、視差画像データの解像度を、プロジェクタの解像度に合せて変換(ダウンコンバート)する。ここでは、ステップ505のときとは逆に、左眼用画像データが第2のプロジェクタ103から投影されるので、左眼用画像の解像度が4Kから2Kにダウンコンバートされることになる。
ステップ510において、システム制御装置106は、右眼用画像データを第1のプロジェクタ102に、左眼用画像データを第2のプロジェクタ103に送信する。これを受けて第1及び第2のプロジェクタは、それぞれの視差画像データをスクリーン101に向けて出力する。本実施例の場合、解像度が4Kのままの右眼用画像が高解像度の第1のプロジェクタ102から、解像度を2Kに落とした左眼用画像が低解像度の第2のプロジェクタ103から、スクリーン101上にそれぞれ投影されることになる。
以上のような処理により、観察者201の視力の高い方の眼には解像度の高いプロジェクタから投影された映像が、視力の低い方の眼には解像度の低いプロジェクタから投影された映像が提示される。
また、利き目(優位眼)の情報を取得するようにして、例えば左右の視力が等しい或いは左右の視力差が極僅か等の場合などに、利き目に対して高解像度な方のプロジェクタが割り当てられるように制御してもよい。
さらに、本実施例では、回転機構により偏光板を物理的に制御しているが、偏光板の制御方法はこれに限るものではない。例えば、3D映画の上映方式のひとつであるRealD方式におけるZScreenのような偏光制御デバイスを使用して、偏光方向を制御してもよいことは言うまでもない。
以上のとおり、本実施例によれば、観察者の視力に応じて適切な表示デバイスを割り当てることができる。
[実施例2]
実施例1では、左右それぞれの眼に映像を表示するための表示デバイスの解像度が異なる場合に、観察者の左右の視力に応じて表示デバイスの選択を行うことで、観察者に対して最適な解像感で3D映像を提示するようにした。次に、あらかじめ決められたデータ転送レートで画像データを転送して出力デバイスにおいて表示する場合に、観察者の左右の視力に応じて、視差画像データの表示解像度の最適化を行う態様について、実施例2として説明する。
図6は、本実施例に係る、時分割方式による3D映像表示システムの構成を示した図である。表示システム600は、液晶ディスプレイ601、システム制御装置602及び同期信号発生装置603によって構成される。
液晶ディスプレイ601は、3D映像の表示を行う表示デバイスであり、図示しない無線通信ユニットを内蔵している。
システム制御装置602は、後述する3D画像データの解像度最適化処理などの画像処理を行う。また、無線通信ユニットを介して、液晶ディスプレイ601に対して画像や音声のデータ通信を行ったり、同期信号発生装置603に対して制御信号等の通信を行う。
同期信号発生装置603は、液晶ディスプレイ601に表示される3D画像のフレーム情報に合わせてフレーム同期信号を発生させ、当該フレーム同期信号を赤外線で液晶シャッターメガネ604に送る。
液晶シャッターメガネ604は、同期信号発生装置603から送信されるフレーム同期信号に同期して、メガネの左右のレンズ面に配置された液晶を制御し、左右の眼に対して交互に光を入射、遮断させるように動作する。
観察者は、液晶シャッターメガネ604を装着して、液晶ディスプレイ601に表示される画像を観察することで、3D映像を体感することができる。
図7は、システム制御装置602の内部構成を示すブロック図である。
CPU701は、以下の各部を統括的に制御するプロセッサであり、演算処理や各種プログラムの実行を行う。
メインメモリ702は、処理に必要なプログラム、データ、作業領域などをCPU701に提供する主記憶装置であって、ROMとRAMで構成される。
記憶装置703は、各種データ、プログラムを格納・保存する装置で、通常はハードディスク等が用いられる。
無線通信ボード704は、無線通信によって、液晶ディスプレイ601と画像や音声のデータ通信を行ったり、同期信号発生装置603にフレーム同期信号を発生させる制御命令を送るために使用する。
入力装置705は、ユーザが各種操作指示を行うためのキーボードやマウスである。
図8は、本実施例における時分割方式による3D映像の表示方法を説明する図である。
時分割方式では、視差のある2つの画像(左眼用画像と右眼用画像)で構成される3D画像データ(視差画像データ)を、フレーム毎に順次、液晶ディスプレイ601に表示する。たとえば、あるフレームtの左眼用画像が表示されると、次にフレームtの右眼用画像が表示され、続いて、フレームt+1の左眼用画像が表示されると、次にフレームt+1の右眼用画像が表示される、といった具合である。このように、時系列に左眼用画像と右眼用画像とが交互に表示される画像を、観察者は液晶シャッターメガネ604を通して見ることによって3D映像として知覚することができる。例えば、左眼用画像が液晶ディスプレイ601に表示される場合、液晶シャッターメガネ604では、同期信号発生装置603から受信したフレーム同期信号に従って、左眼にのみ光が透過するように左右の液晶を制御する。このような動作を繰り返すことによって、3D映像を観察者に知覚させることとなる。
図9は、視力と視角、および解像度の関係を説明する図である。
まず、視力と視角の関係について説明する。
視力(小数視力)は、大きさの異なるC字型の環の開いている方向を識別することによって、2つの点が離れていることを見分けることのできる最小の視角で表現される。国際眼科学会で定められた単位の視標(直径7.5mm、太さ1.5mm、切れ目の幅1.5mmのランドルト環)を使用し、この切れ目を距離5mから見ると視角はちょうど1分(=1/60度)となる。この1分の視角を弁別できる視力が、視力1.0として定義されている。視力と視角の関係は以下の式(1)のようになる。
Es = 1 /θv ・・・式(1)
ここで、Esは視力、θvは視角[分]である。
次に、視力と解像限界について説明する。
今、観察者604は、液晶ディスプレイ601から視距離Lv[m]だけ離れた場所に位置しているものとする。液晶ディスプレイ601の画面の物理的なサイズを、幅Wm[m]、高さHm[m]とする。観察者604の視力をEsとすると、視角はθv[分]となる。このとき、観察者604は、液晶ディスプレイ601の画面上において、式(2)で表されるSp[m]の間隔で置かれた2点を見分けることができることになる。
Sp = 2 * tan(θv/2) * Lv ・・・式(2)
但し、式(2)においては、θvの単位は[分]ではなく[度]である。
例えば、視力1.0の人間が視距離5mから観察する場合のSpは、上記式(2)から、0.00145m(≒1.4mm)となる。この間隔Spが、観察者604が視距離Lv[m]の位置から液晶ディスプレイ601の画面を見た場合の視認限界値である。つまり、液晶ディスプレイ601の1画素あたりの画素サイズ(画素ピッチ)がこのSp以下である場合、観察者604は、1画素1画素を見分けられないことになる。本実施例では、1画素あたりの画素サイズが間隔Spとなる解像度を視認限界解像度と呼ぶことにする。
次に、本実施例に係る、システム制御装置602における、視差画像データの解像度最適化処理について説明する。
図10は、解像度最適化処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下で述べる内容は、記憶装置703としてのハードディスク等に格納されたプログラムがメインメモリ702内のRAMに読み出され、これをCPU701が実行することにより実現される。
ステップ1001において、システム制御装置602は、上述の視認限界解像度を、観察者の左右の眼それぞれについて導出する。
ステップ1002において、システム制御装置602は、表示デバイスの解像度を考慮した変換解像度の導出処理を行う。
ステップ1003において、システム制御装置602は、データ転送レートを考慮した変換解像度の導出処理を行う。
ステップ1004において、システム制御装置602は、ステップ1001〜ステップ1003の処理で決定された変換解像度に変換する処理を行う。
以下、上記各処理の詳細について、別途フローチャートを用いて説明する。
図11は、ステップ1001の視認限界解像度を導出する処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ1101において、システム制御装置602は、観察者604の左眼視力ELおよび右眼視力ERを、入力装置705等を介して取得する。ここでは、左眼視力として1.0、右眼視力として0.5が入力されたものとする。
ステップ1102において、システム制御装置602は、観察者604が液晶ディスプレイ601を観察する際の視距離Lv[m]を、入力装置705を介して取得する(視距離取得ステップ)。ここでは、視距離として5mが入力されたものとする。
ステップ1103において、システム制御装置602は、液晶ディスプレイ601のサイズ、すなわち、画面の幅Wm[m]と高さHm[m]を、入力装置705を介して取得する(サイズ取得ステップ)。ここでは、液晶ディスプレイは、16:9、120インチのフルHD対応(1,920 x 1,080)であると仮定し、画面の幅Wm:2.67m、画面の高さHm:1.5mが入力されたものとする。
ステップ1104において、システム制御装置602は、視距離Lvにおける左眼の視認限界値Splを導出する。まず、式(1)に左眼視力ELを代入して視力ELの際の視角θvlを求める。具体的には、視角θvlを、以下の式(3)によって求める。
θvl = 1 / EL ・・・式(3)
ここで、左眼視力は1.0なので、θvlは1分(=1/60度)である。
次に、視距離Lvと視角θvlを式(2)に代入して視認限界値Splを求める。具体的には、視認限界値Splを、以下の式(4)によって求める。
Spl = 2 * tan(θvl/2) * Lv ・・・式(4)
いま、Lvは5m、θvlは1分(=1/60度)なので、Splは0.00145m(=1.45mm)となる。
ステップ1105において、システム制御装置602は、視距離Lvにおける右眼の視認限界値Sprを、ステップ1104と同様に算出する。具体的には、視角θvrを以下の式(5)によって、右眼の視認限界値Sprを以下の式(6)によってそれぞれ求める。
θvr = 1 / ER ・・・式(5)
Spr = 2 * tan(θvr/2) * Lv ・・・式(6)
ここで、θvrは視力ERの際の視角であり、いま右眼視力は0.5なので、θvrは2分(1/30度)であるから、Sprは約2.9mmとなる。
ステップ1106において、システム制御装置602は、液晶ディスプレイ601の画面サイズに対する左眼の視認限界解像度を導出する。左眼の視認限界解像度を横方向Wpl、縦方向Hplとすると、それぞれ式(7)及び式(8)で表される。
Wpl = Wm / Spl ・・・式(7)
Hpl = Hm / Spl ・・・式(8)
上記式(7)及び(8)から、Wplは1,840、Hplは1,034となる。これは、概ねフルHD(1,920 x 1,080)に対応している。
ステップ1107において、システム制御装置602は、液晶ディスプレイ601の画面サイズに対する右眼の視認限界解像度を導出する。右眼の視認限界解像度を横方向Wpr、縦方向Hprとすると、それぞれ式(9)及び式(10)で表される。
Wpr = Wm / Spr ・・・式(9)
Hpr = Hm / Spr ・・・式(10)
上記式(9)及び(10)から、Wplは920、Hplは517となる。
以上の処理により、観察者の左右の視力、視距離、および画面サイズに対応した左右の眼の視認限界解像度が導出される。
図12は、表示デバイスの表示解像度を考慮した、視差画像データの変換解像度設定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ1201において、システム制御装置602は、前述した視認限界解像度導出処理によって得られた左眼の視認限界解像度Wpl(1,840)、Hpl(1,034)と、右眼の視認限界解像度Wpr(920)、Hpr(517)を取得する。取得した各視認限界解像度は、メインメモリ702に格納される。
ステップ1202において、システム制御装置602は、表示デバイスである液晶ディスプレイ601の表示解像度を、無線通信装置704を介して取得する。取得した表示解像度はメインメモリ702に格納される。本実施例では、液晶ディスプレイ601の横方向の解像度をWpm(1,920)、縦方向の解像度をHpm(1,080)とする。
ステップ1203において、システム制御装置602は、ステップ1201及び1202で取得したWplとWpmとを比較する。WplがWpmよりも小さいと判定された場合には、ステップ1204へと進む。一方、WplがWpmよりも大きい、或いは両者が等しいと判定された場合にはステップ1205へと進む。ここでは、Wplが1,840であり、Wpm1,920よりも小さいので、ステップ1204へと進むことになる。
ステップ1204において、システム制御装置602は、左眼用画像の変換解像度(横方向Wpl'、縦方向Hpl')を、横方向Wpl、縦方向Hplに設定する。本実施例では、本ステップにおいて、Wpl'がWpl:1,840に、Hpl'がHpl:1,034に設定されることになる。
ステップ1205において、システム制御装置602は、左眼用画像の変換解像度(横方向Wpl'、縦方向Hpl')を、横方向Wpm、縦方向Hpmに設定する。
ステップ1206において、システム制御装置602は、ステップ1201及び1202で取得したWprとWpmとを比較する。WprがWpmよりも小さいと判定された場合には、ステップ1207へと進む。一方、WprがWpmよりも大きい、或いは両者が等しいと判定された場合にはステップ1208へと進む。ここでは、Wprが920であり、Wpm1,920よりも小さいので、ステップ1207へと進むことになる。
ステップ1207において、システム制御装置602は、右眼用画像の変換解像度(横方向Wpr'、縦方向Hpr')を、横方向Wpr、縦方向Hprに設定する。本実施例では、本ステップにおいて、Wpr'がWpr:920に、Hpr'がHpr:517に設定されることになる。
ステップ1208において、システム制御装置602は、右眼用画像の変換解像度(横方向Wpr'、縦方向Hpr')を、横方向Wpm、縦方向Hpmに設定する。
以上の処理により、表示デバイスの表示解像度を考慮した、視差画像データの変換解像度が導出される。
図13は、システム制御装置602から表示デバイスへと、視差画像データを無線伝送する際のデータ転送レートを考慮した、視差画像データの変換解像度設定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ1301において、システム制御装置602は、前述の表示デバイスの表示解像度を考慮した変換解像度導出処理によって得られた視差画像データの変換解像度Wpl'、Hpl'、Wpr'、Hpr'を取得する。取得された変換解像度はメインメモリ702へと格納される。本実施例では、Wpl':1,840、Hpl':1,034、Wpr':920、Hpr':517が取得されることになる。
ステップ1302において、システム制御装置602は、表示対象となる視差画像データのフレームレートFR[fps]を取得する。ここでは、フレームレートFRは、60[fps]であるとする。
ステップ1303において、システム制御装置602は、システム制御装置602から液晶ディスプレイ601へとデータを無線伝送する際の転送レートTR[bps]を取得する(データ転送レート取得ステップ)。ここでは、転送レートTRは、1G=1024M[bps]であるとする。
ステップ1304において、システム制御装置602は、ステップ1302でメインメモリ702へとロードされた視差画像データから、1フレームあたりの左眼用画像のデータサイズDl[bit]と右眼用画像データのデータサイズDr[bit]を取得する。ここでは、Dl=Wpl'*Hpl'*8(bit)*3(RGB)から44M[bit]となり、同様に、Dr=11M[bit]が得られることになる。
ステップ1305において、システム制御装置602は、1秒あたりの視差画像データのデータサイズDt[bit]を、以下の式(11)により算出する。
Dt = (Dl + Dr) * FR ・・・式(11)
ここでは、Dl= 44M[bit]、Dr=11M[bit]なので、上記式(11)から、Dt=3.2G=3300M[bps]となる。
ステップ1306において、システム制御装置602は、1秒あたりの視差画像データのデータサイズDtとデータ転送レートTRを比較する。DtがTRよりも小さい或いは等しい場合には、ステップ1307へと進む。一方、DtがTRよりも大きい場合は、ステップ1308へと進む。ここでは、Dtが3.2G[bps]で、TRの1G[bps]よりも大きいので、ステップ1308へと進むことになる。
ステップ1307において、システム制御装置602は、データ転送レートTRを考慮した左眼用画像の変換解像度(横方向Wpl"、縦方向Hpl")と右眼用画像の変換解像度(横方向Wpr"、縦方向Hpr")を次のように設定する。
Wpl" = Wpl'
Hpl" = Hpl'
Wpr" = Wpr'
Hpr" = Hpr'
ステップ1308において、システム制御装置602は、データ転送レートを考慮した左眼用画像の変換解像度(横方向Wpl"、縦方向Hpl")と右眼用画像の変換解像度(横方向Wpr"、縦方向Hpr")を次のように設定する。
Wpl" =Wpl' * sqrt(TR / Dt)
Hpl" = Hpl' * sqrt(TR / Dt)
Wpr" = Wpr' * sqrt(TR / Dt)
Hpr" = Hpr' * sqrt(TR / Dt)
ここでは、Wpl"=1840*√(1/3.2) ≒ 1029、Hpl" = 1034*√(1/3.2) ≒ 578がそれぞれ設定されることになる。
以上の処理により、システム制御装置602から表示デバイスへと、データを無線伝送する際のデータ転送レートを考慮した、視差画像データの変換解像度が導出される。
図14は、表示対象であるオリジナルの視差画像データを、ここまでの処理で決定された変換解像度に解像度変換する処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ1401において、システム制御装置602は、前述のデータ転送レートを考慮した変換解像度導出処理によって得られた視差画像データの変換解像度Wpl"、Hpl"、Wpr"、Hpr"を取得する。取得した変換解像度はメインメモリ702に格納される。
ステップ1402において、システム制御装置602は、視差画像データを記憶装置703からメインメモリ702へとロードする。ここで、表示対象となるオリジナルの視差画像データは、4K(Worg:3840、Horg:2160)の高精細画像データであるとする。
ステップ1403において、システム制御装置602は、ステップ1402で取得した視差画像データのフレーム数Nfを取得する。例えば、取得された視差画像データが、10秒間の視差画像データであったとすれば、フレーム数Nfは、フレームレート60[fps]×10sec=600となる。
ステップ1404において、システム制御装置602は、ループカウンタiを0に初期化する。
ステップ1405において、システム制御装置602は、ループカウンタiとフレーム数Nfとを比較する。iがNfよりも小さければステップS1106へと進み、iがNf以上であれば処理を終了する。
ステップ1406において、システム制御装置602は、S1106では、視差画像データのi番目のフレームについて解像度変換を行う。すなわち、左眼用画像の解像度は、横方向Wpl"、縦方向Hpl"に変換し、右眼用画像の解像度は、横方向Wpr"、縦方向Hpr"にそれぞれ変換する。解像度変換の具体的な手法については、例えばバイリニア補間やバイキュービック補間などの公知の手法を適用すればよい。本実施例においては、左眼用画像データについては、横方向の解像度がオリジナルの3,840から1029へ、縦方向の解像度がオリジナルの2,160から578へと、それぞれ変換されることになる。
ステップ1407において、システム制御装置602は、ループカウンタiを1だけインクリメントする。
上記の処理が、ステップ1405でiがNf以上と判定されるまで繰り返される。
以上の処理により、表示対象となる視差画像データの解像度を、データ転送レートをも考慮した適切な解像度へと変換することができる。
上述した各種処理を経て生成された解像度変換後の視差画像データが、システム制御装置602から液晶ディスプレイ601へと無線でデータ伝送され、図8で説明した方法で表示される。これにより、観察者は自己の視力に対して最適化された解像度で3D映像を見ることができる。
なお、本実施例では、表示デバイスとして液晶ディスプレイを用いたが、これに限るものではなく、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、プロジェクタなどの他の表示デバイスを用いても実現可能であることは言うまでもない。
(その他の実施形態)
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (5)

  1. 観察者の両眼の視力を取得する視力取得手段と、
    前記視力取得手段によって取得した両眼の視力に応じて左右それぞれの眼に表示する画像の解像度を変換する解像度変換手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記解像度変換手段は、視力の高い方の眼に高解像度の表示デバイスを割り当て、視力の低い方の眼に低解像度の表示デバイスを割り当てることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 表示デバイスのサイズを取得するサイズ取得手段と、
    観察者から前記表示デバイスまでの視距離を取得する視距離取得手段と、
    視差画像データを前記表示デバイスへと転送する際のデータ転送レートを取得するデータ転送レート取得手段と
    をさらに備え、
    前記解像度変換手段は、前記サイズ、前記視距離、前記データ転送レート、前記両眼の視力に応じて、左右の眼に表示す画像の解像度を変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 観察者の両眼の視力を取得する視力取得ステップと、
    前記視力取得ステップで取得した両眼の視力に応じて左右それぞれの眼に表示する画像の解像度を変換する解像度変換ステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  5. コンピュータを請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
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