JP2014025835A - 光電流センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】外部からの力や振動が加わった場合であっても、出力が安定した高精度な測定を実現するサニャック干渉型電流センサを提供する。
【解決手段】光源の出射光の偏波面を調整し、その光の位相調整を行う出射光調整部1と、電流の磁界により光ファイバを進行する左右の円偏光に位相差が生じるセンサ部3と、出射光調整部1とセンサ部3とを接続する伝送ファイバ2と、検波を行って電流を算出する検出部4とを有する光電流センサにおいて、伝送ファイバ2には、円複屈折性が付与された光ファイバが用いられ、当該伝送ファイバにより出射光調整部1に設けられた1/4波長板15と前記センサ部3の光ファイバとが接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、位相変調法を光検波手段として用いたサニャック干渉型の光電流センサに関する。
光ファイバのファラデー効果を利用して電流を測定するサニャック干渉型光電流センサとしては、様々なタイプが提案されている。これらの光電流センサは、光源の出射光の偏波面を調整し、その光の位相調整を行う出射光調整部と、電流の磁界により光ファイバを進行する左右の円偏光に位相差が生じるセンサ部と、前記出射光調整部と前記センサ部とを接続する伝送ファイバと、検波を行って電流を算出する検出部とを有する。
このような光電流センサは、出射光調整部の位相変調器と、センサ部の1/4波長板が伝送ファイバにより結ばれたものであり、出射光調整部で調整された光は、伝送ファイバを伝って、センサ部の1/4波長板へと導入される。
ここで、センサ部のセンサファイバは測定対象である電流路に配置される。ただし、電流が流れる機器が高電圧である場合は、絶縁や機器配置上の制限のため、出射光調整部とセンサ部は10m〜1km程度離れて配置されることになる。また、出射光調整部とセンサ部を近傍に設置できる場合であっても、位相変調深度を十分に得るためには100m程度の光路長が必要となる。伝送ファイバは、このように離れて配置された出射光調整部とセンサ部との間を結ぶものである。
保立和夫他「鉛ガラスファイバを用いた干渉方式光ファイバ電流センサ」光波センシング技術研究会講演会論文集LST-21-13(1998) D. M.Shupe, "Thermally induced nonreciprocity in the fiber-optic interferometer",Appl. Opt, vol. 19, no. 5, pp. 654 - 655, March (1980) Ian G.Clarke "Temperature-stable spun elliptical-core optical-fiber current transducer" OPTICS LETTER, Vol.18, No.2(1993) Nikolay I.Starostin et. al. "Interferometric fiber-optic electric current sensor forindustrial application", Measurement Technology and Intelligent Instrument IX(2010).
ところで、上記のような伝送ファイバには、人や車などが伝送ファイバの上部を通過するときの力や、付近の機器の振動が加わる。これらの外部環境の変化は、伝送ファイバの複屈折に影響を与えるため、測定データにドリフトが生じる。この現象は、光電流センサの精度を制限する要因となっていた。
本発明の実施形態は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものである。その目的は、外部からの力や振動が加わった場合であっても、出力が安定した高精度な測定を実現する光電流センサを提供することにある。
上記のような目的を達成するための実施形態の光電流センサは、光源の出射光の偏波面を調整し、その光の位相調整を行う出射光調整部と、電流の磁界により光ファイバを進行する左右の円偏光に位相差が生じるセンサ部と、前記出射光調整部と前記センサ部とを接続する伝送ファイバと、検波を行って電流を算出する検出部とを有する光電流センサにおいて、前記伝送ファイバには、円複屈折性が付与された光ファイバが用いられ、当該伝送ファイバにより前記出射光調整部に設けられた1/4波長板と前記センサ部の光ファイバとが接続されていることを特徴とする。
第1の実施形態の光電流センサの一例を示す構成図である。 第1の実施形態の楕円コアファイバの一例を示す断面図である。 第1の実施形態の円複屈折性が付与された光ファイバの一例を示す断面図である。 他の実施形態の空孔構造ファイバの一例を示す断面図である。
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
[1.構成]
[1.1 全体構成]
本実施形態の全体構成を、図1乃至図3を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態である光電流センサの構成図である。本実施形態は、図1に示す通り、光源の出射光の偏波面を調整し、その光の位相調整を行う出射光調整部1と、電流の磁界により光ファイバを進行する左右の円偏光に位相差が生じるセンサ部3と、出射光調整部1とセンサ部3とを接続する伝送ファイバ2と、検波を行って電流を算出する検出部4とを有する。
[(1)出射光調整部1]
出射光調整部1は、光源11、光分岐器12、偏光子13、位相変調器14、および1
/4波長板15を有する。
光源11は、電流の測定に用いる光を出射するものである。この光源11としては、スーパールミネッセンスダイオード(SLD)などを用いることができる。光源11は、光分岐器12に接続される。
光分岐器12は,入射光を2路に分岐して、その分岐路の一方に繋がれている偏光子13に導入するものである。また光分岐器12は,後述するセンサ部3から戻ってきた光を2路に分岐して一方を検出部41に導入するものでもある。
偏光子13は、導入された光を特定方向に偏波した光に変換することで、導出側の光を直線偏光とするものである。この偏光子13としては、偏波面保存ファイバを利用したファイバ型偏光子や、結晶素子と偏波面保持ファイバを組み合わせて構成されたバルク素子型ファイバ偏光子などを使用することができる。偏光子13の導出側の偏波面保存ファイバは、光軸を45°傾けて偏光子13に融着接続されている。
偏光子13の導出側の偏波面保存ファイバは、2つの直交する偏波成分の偏光状態を保持するものである。偏波面保存ファイバとしては、PANDAファイバやBow−Tieファイバなどを用いることができる。
位相変調器14は、その内部を伝播する光の成分に対して所定の位相差分だけ位相変調を与えるものである。この位相変調器14としては、ピエゾ管(PZT)に偏波面保存ファイバを巻きつけて構成されるPZT型位相変調子やポッケルス素子を利用したポッケルス素子型位相変調子等を使用することができる。位相変調器14は、後述する位相変調駆動回路40により制御される。また、位相変調器14の導出側の偏波面保存ファイバには、1/4波長板15が接続される。
位相変調器14の導出側の偏波面保存ファイバが接続される1/4波長板15は、入射する光に対して、1/4波長分の位相差を生じさせるものである。1/4波長板15の導出側には、後述する伝送ファイバ2が接続される。従来の光電流センサでは、1/4波長板はセンサ部3に配置されるものであるが、本実施形態の光電流センサでは、1/4波長板15を出射光調整部に配置したことを特徴的な事項の一つとしている。
[(2)伝送ファイバ2]
1/4波長板15の導出側の偏波面保存ファイバに接続される伝送ファイバ2は、2つの直交する偏波成分の偏光状態を保持するものである。ただし、本実施形態では、伝送ファイバ2には円複屈折性が付与された光ファイバが用いられている。
従来、光電流センサにおいて、円複屈折性が付与された光ファイバが用いられてきたのは後述するセンサ部3のセンサファイバ30のみであった。なぜなら、位相変調器14には直線偏光を導入する必要があり、また円偏光を保持したままの光伝送は難しいため円偏光が伝播する距離を短い方が好ましく、伝送ファイバ2では直線偏光を伝播し、センサファイバ30への導入直前に円偏光に変換することが重要であったからである。
一方、外部環境の変化による振動等が光ファイバの直線的な動きや位置の変化を与えることを考慮すれば、その影響は光ファイバの直線複屈折に多く与えられる。つまり、振動等が光ファイバが捻れる方向に力を与えることは少なく、従って円複屈折に変化が生じる可能性も少ない。
従って、振動等の影響を鑑みれば、円複屈折性が付与された光ファイバが伝送ファイバ2に適用されることが理想的である。そこで、本実施形態では、円複屈折性が付与された光ファイバを伝送ファイバ2として採用し、出射光調整部1に1/4波長板15を配置した。
左右の円偏光を光ファイバで伝播させる場合には、直線複屈折に対して十分な円複屈折性を有するファイバを用いることで、直線複屈折の影響をうけない光伝播が可能になる。一方、円偏光の伝播の際に、円複屈折に変化が生じれば、直線複屈折と同様に測定データにドリフトが生じることとなるが、上述のように、振動等が円複屈折に与える影響は小さい。
このような円複屈折性は、光ファイバ自体に捻りを加えることで付与することができる。また、光ファイバの母材を回転させながら光ファイバを線引きして捻りを加えて円複屈折性を付与することで、直線複屈折の影響を十分に小さくできるほどに円複屈折を高めることができる。
このとき使用する光ファイバには、直線複屈折を有さないファイバや、直線複屈折を有するPANDAファイバやBow−tieファイバなどを用いることもできるが、高複屈折ファイバである楕円コアファイバを用いることが好ましい。これらの光ファイバに十分な捻りを加えることで、伝播モードを円偏波とすることが可能となる。
図2は、本実施形態の伝送ファイバ2の一例である楕円コアファイバの断面図である。楕円コアファイバは、所定の屈折率を有する楕円形状のコア101と、その外周を被覆するクラッド102により構成されている。本実施形態では伝送ファイバ2として、図3(非特許文献3)に示すような、母材から光ファイバを線引きする時点で捻りを加えて円複屈折性を付与した楕円コアファイバを用いることができる。
[(3)センサ部3]
図1に示すように、センサ部3は、センサファイバ30、および鏡31によって構成される。伝送ファイバ2は、センサ部3のセンサファイバ30が接続される。センサファイバ30は、ファラデー位相差を生じさせるものである。このセンサファイバ30は、測定する電流を取り囲むように周回配置される。センサファイバ30の端部には、センサファイバ30からの光を反射させる鏡31が設けられている。
[(4)検出部4]
検出部4は、位相変調駆動回路40、検出器41、および同期検波回路42を有する。位相変調器駆動回路40は位相変調信号を発生させて、出射光調整部1の位相変調器14を制御する。
検出器41は、センサ部3において反射され、光分岐器12により分岐された一方の光量を検出する。この検出器41としては、フォトダイオードや光電子倍増管のような光/電気交換素子(O/E変換素子)を用いることができる。
同期検波回路42は、検出器41により検出された光量を、位相変調角周波数で同期検波するものである。この同期検波回路42としては、ロックインアンプを用いることができる。
[1.2 作用]
本発明の実施形態における光電流センサについて、図1を参照しながら、実際の光の流れに沿って作用を説明する。
まず、出射光調整部1の光源駆動回路(図示せず)により、光源11の駆動を制御して光を出射させる。光源11の出射光は、光分岐手段である光分岐器12に導入される。出射光は、光分岐器12によって、2つの光に分岐され、その一方の光が偏光子13に導入される。なお、もう一方の光は電流センサ外部へと導出される。
偏光子13に導入される前の光は複数方向に偏波した光を含むものであるが、偏光子13を通過した後は、特定方向に偏波した光、すなわち直線偏光となる。この直線偏光は、偏光子13に対して光軸を45°傾けて融着接続されている偏光子13の導出側の偏波面保存ファイバに導入される。
偏光子13の導出側の偏波面保存ファイバの光軸が45°傾いているため、直線偏光は2つの直交する軸、すなわちx軸とy軸に対してそれぞれ45°傾いた状態で、偏波面保存ファイバに導入される。この偏波面保存ファイバに導入された直線偏光は、その一部がx軸成分の直線偏光となり、残りの一部がy軸成分の直線偏光となる。すると、この2つの軸成分の直線偏光は、偏波面保存ファイバのそれぞれの光軸に拘束されて伝播することとなる。
偏光子13の導出側の偏波面保存ファイバを伝播したx軸およびy軸の2つの直線偏光は、位相変調器14に導入される。ここでは説明の単純化のために、位相変調駆動回路40により制御される位相変調器14は、x軸およびy軸の2つの直線偏光のどちらか一方の光に一定の角周波数で一定の振幅の位相変調を与えることとする。例えば、位相変調器14がx軸の直線偏光にのみ位相変調を印加する場合を想定する。
位相変調器14では、位相変調器14を伝播するx軸の直線偏光に対して、位相差θだけ位相変調を与えると、x軸の直線偏光は時刻tに位相変調を受ける。従って、位相変調器14を通過した後のx軸およびy軸の2つの直線偏光には、位相差が生ずることとなる。また、位相変調器14は、同期検波回路42に使用した位相変調角周波数を出力する。
位相変調器14を通過したx軸およびy軸の2つの直線偏光は、1/4波長板15に導入される。1/4波長板15は、導入された2つの直線偏光に1/4波長分の位相差を生じさせて、2つの逆周りの円偏光である右円偏光および左円偏光に変換する。この右円偏光および左円偏光は、伝送ファイバ2に導入される。
右円偏光および左円偏光の2つの円偏光は円複屈折性が異なるため、伝送ファイバ2において左右それぞれの円偏光が保存されたまま伝播し、ファラデー素子であるセンサファイバ30に導入される。
センサファイバ30において、右円偏光および左円偏光は、進行方向が同一であっても、磁界からのファラデー効果を逆向きに受ける。これにより、右円偏光および左円偏光にファラデー位相差が生じることとなる。そして、センサファイバ30の端部に設けられた鏡31によって、右円偏光および左円偏光は、反射されてセンサファイバ30を逆戻りする。
鏡31によって折り返された右円偏光および左円偏光は、再びセンサファイバ30においてファラデー効果を受けるため、右円偏光および左円偏光が受けるファラデー効果による位相差は、2倍になる。このセンサファイバ30を通過した右円偏光および左円偏光は、伝送ファイバ2を伝って、1/4波長板15に導入される。右円偏光および左円偏光は、1/4波長板15において1/4波長分の位相差を与えられ、再び2つの軸成分の直線偏光となる。
このとき、伝送ファイバ2導入前にx軸成分の直線偏光として伝播してきた光は、y軸成分の直線偏光に変換される。また、伝送ファイバ2導入前にy軸成分の直線偏光として伝播してきた光は、x軸成分の直線偏光となる。すなわち、行きはx軸成分であった直線偏光は、帰りはy軸成分として伝播し、行きはy軸成分であった直線偏光は、帰りはx軸成分として伝播することとなる。従って、2つの直線偏光は、行きと帰りを合わせると同じ光路を進むため、光路差による位相差は生じない。
このx軸およびy軸の2つの直線偏光は、位相変調器14に導入される。ここでは、例えば、位相変調器14がx軸の直線偏光にのみ位相変調を印加する。位相変調器14では、位相変調器14を伝播するx軸の直線偏光に対して、位相差θ’だけ位相変調を与えるとx軸の直線偏光は時刻t’に位相変調を受ける。従って、位相変調器14を通過した後のx軸およびy軸の2つの直線偏光には、位相差が生ずることとなる。また、位相変調器14は、同期検波回路42に使用した位相変調角周波数を出力する。
位相変調器14から導出されたx軸およびy軸の2つの直線偏光は、偏波面保存ファイバを伝って偏光子13に導入される。このとき偏波面保存ファイバは、偏光子13に対して45°傾けて接続されているため、偏光子13と偏波面保存ファイバの光軸が45°傾けて接続された点を通過した後、x軸およびy軸の2つの直線偏光は、合波されて干渉する。
偏光子13を通過した光は、再度光分岐器12に導入されて分岐され、その一方が検出器41に導入さて検出される。そして、検出器41により検出された光量を、同期検波回路42において、位相変調器駆動回路40から入力された位相変調角周波数で同期検波する。このように位相変調器14で位相変調を加え、同期検波回路42で復調することにより、電流の正負が判別できない、ゼロ点のドリフトなどの問題を回避し、図示しない演算回路によって電流を算出する。
[1.3 効果]
以上のような本実施形態の効果は以下の通りである。
(1)サニャック干渉型の光電流センサでは、外部環境の変化によって複屈折が変化すると、伝送ファイバを伝播するx軸およびy軸の2つの直線偏光は異なる時間に振動等の影響を受けることになり、測定データにドリフトが生じていた。
従来のように直線偏光で光を伝播すると、光ファイバの直線複屈折の変化の影響を強く受ける。一方、円偏光で光を伝播する場合は、光ファイバの円複屈折の変化の影響を受けこととなる。外部環境による振動等は、直線複屈折に影響を与える力が多く、円複屈折に影響を与える力、すなわち捻れ方向の力は極めて少ない。
そこで、本実施形態では伝送ファイバ2として、円複屈折性が付与された光ファイバを用い、左右の円偏光を伝播させることで、従来の直線偏光を伝播する伝送ファイバ2において顕著に現れていた直線複屈折の影響を生じさせずに光を伝播することが可能となるため、外部からの力や振動が加わった場合であっても、出力が安定した高精度な測定を実現することができる。
(2)また、円複屈折は光ファイバ自体を捻ることで付与できるが、母材から線引きする時点で捻りを加えればさらに円複屈折性を高めることができ、直線複屈折の影響をより少なくすることができるため、外部からの力や振動が加わった場合であっても、出力が安定した高精度な測定を実現することができる。
(3)さらに、円複屈折性を付与する光ファイバとして、振動時においても直線複屈折の変化が少ない楕円コアファイバを用いれば、強い円複屈折を加えた場合でも残ってしまう直線複屈折の僅かな影響をさらに低減させることができるため、外部からの力や振動が加わった場合であっても、出力が安定した高精度な測定を実現することができる。
[他の実施形態]
(1)伝送ファイバ2としては、他にも図4に示すような空孔構造ファイバを用いることができる。空孔構造ファイバは、光路201の周りが複数の空孔202で囲まれた構造となっている。なお、この複数の空孔202の数、大きさ、形状、および配列は適宜選択可能である。空孔構造ファイバは、高い直線複屈折性を有しており、また曲げ損失が少なく、大きな偏波保持性を持たせることが可能である。
このような空隙構造ファイバに捻りを加えることで、より強い円複屈折を与えることができる。従って、空隙構造ファイバを伝送ファイバ2として用いることで、円偏光の偏波面の保持性を向上させつつも、振動時の直線複屈折の変化をさらに低減させることができるため、外部からの力や振動が加わった場合であっても、出力が安定した高精度な測定を実現することができる。
(2)本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…出射光調整部
2、5…伝送ファイバ
3…センサ部
4…検出部
11…光源
12…光分岐器
13…偏光子
14…位相変調器
15…1/4波長板
30…センサファイバ
31…鏡
40…位相変調器駆動回路
41…検出器
42…同期検波回路

Claims (5)

  1. 光源の出射光の偏波面を調整し、その光の位相調整を行う出射光調整部と、電流の磁界により光ファイバを進行する左右の円偏光に位相差が生じるセンサ部と、前記出射光調整部と前記センサ部とを接続する伝送ファイバと、検波を行って電流を算出する検出部とを有する光電流センサにおいて、
    前記伝送ファイバには、円複屈折性が付与された光ファイバが用いられ、当該伝送ファイバにより前記出射光調整部に設けられた1/4波長板と前記センサ部の光ファイバとが接続されていることを特徴とする光電流センサ。
  2. 前記円複屈折性が付与された光ファイバは、捻りが加えられた光ファイバであることを特徴とする請求項1記載の光電流センサ。
  3. 前記光ファイバに加えられた捻りが、光ファイバの母材から線引きする時点で加えられたことを特徴とする請求項2記載の光電流センサ。
  4. 前記伝送ファイバが、楕円コアファイバであることを特徴とする請求項1から3いずれか一項記載の光電流センサ。
  5. 前記伝送ファイバが、空孔構造ファイバであることを特徴とする請求項1から3いずれか一項記載の光電流センサ。
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