JP2014024081A - ワーク搬出用昇降手段を備えたリングローリングミル - Google Patents

ワーク搬出用昇降手段を備えたリングローリングミル Download PDF

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Fumio Hoshino
文男 星野
Yoji Kushibuchi
洋二 櫛渕
Naruhito Shiozawa
成仁 塩澤
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Abstract

【課題】圧延直後の高温の被加工リング状素材を、真円度等の変形が少なく、安全かつ迅速に、機外へ搬出できる構造を有するリングローリングミルを提供する。
【解決手段】回転駆動される主ロール17と回転可能なマンドレル18とを有し、前記主ロール17と前記マンドレル18とで被加工リング状素材Wの周部を挟み、その壁面を半径方向に押圧して圧延するとともに、回転駆動される一対のエッジロール19を有し、前記一対のエッジロール19で前記被加工リング状素材Wの周部を挟み、その壁面を軸方向に押圧して圧延するリングローリングミル10において、前記被加工リング状素材Wの周部を下から支持した状態で、前記被加工リング状素材を昇降させる昇降手段11,12を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧延された被加工リング状素材を搬出するためのリングローリングミルの構造に関する。
リングローリングミルによる被加工リング状素材の圧延の様子を図4及び図5に示す。図4は、従来のリングローリングミルの概念図であり、リングローリングミル40は、主ロール41、マンドレル42、エッジロール43、43´、ワーク支持用のローラ又は板44〜47を有する。図5は図4のリングローリングミルのうち被加工リング素材を圧延する部分に焦点をあてた平面図である。
圧延の際、ワーク支持用のローラ又は板44〜47上に置かれた被加工リング状素材(以下、「ワーク」という。)wは、その周部(左右)を回転駆動される主ロール41及び回転可能なマンドレル42で挟まれる。そして、主ロール41及びマンドレル42により、その壁面を半径方向に押圧され、圧延される。
同時に、ワークwは、その周部(上下)を回転駆動される一対のエッジロール43、43´で挟まれる。そして、その壁面を軸方向に押圧され、圧延される。
このように、ワークwは、その周部の壁面を半径方向及び軸方向に押圧されて回転しながら、その直径を拡張しつつ、圧延される。
このようにして、圧延されたワークwは、圧延直後には1000℃〜1100℃の高温となっている。そのため、ワークwを機外に搬出するには危険が伴う。ここで、ワークwが小型であれば、人力で機外に搬出することは不可能ではない。しかし、ワークwが大型の場合、例えば外径φ1000以上になると、その重量は200kg以上になるため、人力でワークを機外へ搬出することは、もはや困難である。
そこで、従来は、専用の治具を用いたクレーンにワークwを取り付けて搬出するか、または、マニプレータ等を用いてワークwを押し出す、引き込む、掴む等の動作をすることにより、ワークwを搬出していた。
特許文献1に記載の考案は、旋回アームの先端にピンを設け、これをワークwの内側に挿入し、旋回アームを回転させることで、ワークwをコンベア上に搬出するものである。すなわち、この考案では、ワークwは圧延時の場所から引っ掻き出されることになる。
実開昭57−136540号公報
しかし、従来技術によるワークwの機外への搬出方法には問題がある。上記の通り、圧延直後のワークは約1000℃と非常に高温である。そのため、強い圧力が加わると、変形しやすい。この傾向は、ワークの肉厚が薄くなるにつれて特に顕著になる。それゆえ、従来からのクレーン、マニプレータ等を用いた搬出手法、また、特許文献1の考案による搬出手法では、ワークwに強い圧力が加わり、ワークwが変形し、真円度等が維持できないといった問題があった。
また、従来技術では、上記のような問題もあり、ワークwを迅速に機外に搬出することができない。そのため、ワークwは搬出までの間、機内に置かれることになる。すると、約1000℃のワークwが放出する熱が、ワークwが搬出されるまでの間、機器に伝わり続ける。それゆえ、機器が熱による悪影響を受けるといった問題があった。
さらに、従来技術では、ワークwが変形するといった問題に対処するために、ワークwの圧延後に矯正を行う、または、圧延時に余肉を多く見込むといった手法等を採る必要があった。そのため、コストがかかる、作業効率が悪いといった不都合が存在した。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、圧延直後の高温のワークを、真円度等の変形が少なく、安全かつ迅速に、機外へ搬出できる構造を有するリングローリングミルを提供することを目的とする。
本発明は、回転駆動される主ロールと回転可能なマンドレルとを有し、前記主ロールと前記マンドレルとで被加工リング状素材の周部を挟み、その壁面を半径方向に押圧して圧延するとともに、回転駆動される一対のエッジロールを有し、前記一対のエッジロールで前記被加工リング状素材の周部を挟み、その壁面を軸方向に押圧して圧延するリングローリングミルにおいて、前記被加工リング状素材の周部を下から支持した状態で、前記被加工リング状素材を昇降させる昇降手段を具備することを特徴とする。
また、前記昇降手段は、対向して設置される前記マンドレルと前記一対のエッジロールとの間に存在する所定の空間を中央に挟んで、対向して設置される一対のリフタを具備するように構成することができる。
さらに、前記昇降手段は、前記一対のリフタが同時に昇降動作を行い、前記被加工リング状素材を略水平の状態で昇降させるように構成することができる。
また、前記昇降手段は、前記被加工リング状素材を圧延時に存在した平面より上昇させて、当該平面と上昇後の前記被加工リング状素材の下面との間に空間を作り出すように構成することができる。
これにより、圧延直後の被加工リング状素材の下にフォーク等の、当該素材を下から支持することで、当該素材に強い圧力を加えることなく、機外に移動することのできる手段を挿入することができる。その結果、圧延直後の被加工リング素材を真円度等の変形が少なく、安全かつ迅速に機外へ搬出することができる。
本発明の一実施例であるリングローリングミルの平面図。 本発明の一実施例であるリングローリングミルにフォークを挿入した時の状態を示す平面図。 本発明の一実施例であるリングローリングミルにフォークを挿入した時の状態を示す図2のA−A線断面図。 ワークをリフトアップする前の本発明の一実施例であるリングローリングミルの様子を示す図3Aと同一方向からの断面図。 従来のリングローリングミルによる圧延の様子を示した概念図。 図4のリングローリングミルのうち被加工リング素材を圧延する部分に焦点をあてた平面図。
図1は、本発明の一実施例であるリングローリングミル10の平面図である。ワークw搬出時、リングローリングミル10には、リフタ11、12、ワーク支持用のローラ13〜16、ワークwがある。点線で示された主ロール17、マンドレル18、エッジロール19、19´は、圧延時の各ロールの位置を示すものである。搬出時には、各ロールはワークwの搬出動作の邪魔にならない位置に移動される。
リフタ11、12は、対向して設置されるマンドレル18とエッジロール19、19´との間に存在する所定の空間を中央に挟んで、対向して設置される。リフタ11、12がこのように設置されていることで、マンドレル18とエッジロール19、19´とは至近距離まで接近することができる。そのため、二種類のロールが至近距離まで接近する必要がある小型のワークwを圧延する場合でも、リフタ11、12は二種類のロールの邪魔にならない。それゆえ、リフタ11、12を取外すことなく設置したままで、円滑に圧延を行うことができる。
また、リフタ11、12がこのように設置されていることで、リフタ昇降時にワークwの周部の向かい合った2箇所を下から支持することができる。そのため、ワークwを安定した状態で昇降することができる。
さらに、リフタ11、12がこのように対向して設置されていることで、リフタ上昇時に、後述する周知のフォークを、二つのリフタの両脇に通すことができる。そのため、ワークwの搬出作業が円滑に行える。
圧延時、リフタ11、12は、ワーク支持用のローラ13〜16より低い位置に設置されている。そして、搬出時には、ワークwの周部を下から支持した状態で、同時に昇降する。なお、この昇降動作には、本実施例では図示しない周知の油圧シリンダを用いる。
このような昇降動作を行うことにより、ワークwは略水平に昇降するため、昇降時にワークwをリフタ11、12上で安定させることができる。同時に、支持ローラ13〜16とワークwの下面との間に空間が生じるため、この空間に後述のフォークを挿入することができる。
ワーク支持用のローラ13〜16は、図示しないローラ受け上に設置される。ワーク支持用のローラ13〜16は、圧延時にワークwを下から支持する。また、圧延に伴い回転するワークwの動きにより、ワーク支持用のローラ13〜16自体も回転し、ワークwの回転を補助する。なお、本実施例では、ワークwを下から支持するためにローラを用いているが、ワークwを下から支持する機能を有する、例えば板などの部材を代わりに用いても良い。
図2は、リフタ11、12によるワークwの上昇により生じた空間に、周知技術であるフォークリフト本体22により、フォーク21を挿入した状態の本実施例のリングローリングミルの平面図である。ワークwの外径の直径よりも長いフォーク21が、ワークwの下に、リフタ11、12の両脇を通って挿入されている。この状態から、フォークリフト本体22によりフォーク21を操作して、ワークwをすくい上げて、ワークwを移動することができ、圧延直後のワークwを真円度等の変形が少なく、安全かつ迅速に機外へ搬出することができる。
図3Aは、図2に示したA−A線の断面図である。図3Aでは、リフタ11、12によるワークwのリフトアップにより、ワークwの下に生じた空間に、リフタ11の両脇を通してフォーク21が挿入されている。なお、図3Bは、ワークwのリフトアップ前の様子を示す図3Aと同一方向からの断面図である。この段階では、リフタ11はワーク支持用のローラ13、14より低い位置に設置されている。
次に、本発明の一実施例であるリングローリングミルの動作を流れに沿って説明する。ワークwは圧延時には、ワーク支持用のローラ13〜16に下から支えられている。この際、リフタ11、12はワーク支持用のローラ13〜16より低い位置に設置されている。
搬出時、リフタ11、12が同時に上昇する。そして、ワーク支持用のローラ13〜16上に置かれたワークwの下面に接し、そのまま上昇を続けることでワークwを略水平に上昇させる。これにより、ワークwの下にフォーク21を挿入するための空間を作り出す。
本発明の一実施例であるリングローリングミルにより、上記の空間が作り出されると、ここにフォーク21を挿入でき、フォークリフト本体22を操作することで、ワークwをフォーク21によりすくい上げて、移動することができる。
これにより、圧延直後のワークwを真円度等の変形が少なく、安全かつ迅速に機外へ搬出することができる。
以上に、本発明の一実施例を説明した。しかしながら、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で、多様に変形して実施することができる。例えば、マンドレルと一対のエッジロールとが至近距離に接近しないことが想定される場合などは、マンドレルと一対のエッジロールとの間に存在する空間を横切る形態のリフタを設置しても良い。また、このときリフタを一台で構成してもよい。
10 リングローリングミル
11、12 リフタ
13〜16 ワーク支持用のローラ
17 主ロール
18 マンドレル
19、19´ エッジロール
21 フォーク
22 フォークリフト本体
w 被加工リング状素材(ワーク)

Claims (4)

  1. 回転駆動される主ロールと回転可能なマンドレルとを有し、前記主ロールと前記マンドレルとで被加工リング状素材の周部を挟み、その壁面を半径方向に押圧して圧延するとともに、回転駆動される一対のエッジロールを有し、前記一対のエッジロールで前記被加工リング状素材の周部を挟み、その壁面を軸方向に押圧して圧延するリングローリングミルにおいて、
    前記被加工リング状素材の周部を下から支持した状態で、前記被加工リング状素材を昇降させる昇降手段を備えることを特徴とするリングローリングミル。
  2. 前記昇降手段は、対向して設置される前記マンドレルと前記一対のエッジロールとの間に存在する所定の空間を中央に挟んで、対向して設置される一対のリフタを備えることを特徴とする請求項1に記載のリングローリングミル。
  3. 前記昇降手段は、前記一対のリフタが同時に昇降動作を行い、前記被加工リング状素材を略水平の状態で昇降させることを特徴とする請求項2に記載のリングローリングミル。
  4. 前記昇降手段は、前記被加工リング状素材を圧延時に存在した平面より上昇させて、当該平面と上昇後の前記被加工リング状素材の下面との間に空間を作り出すことを特徴とする請求項1から3いずれかに記載のリングローリングミル。
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