JP2014023281A - 伝送コイル装置及び携帯無線端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触充電時において、磁気を検知した場合に生じる電力伝送用コイルを含む共振回路の共振周波数のずれを適正に調整し、電力伝送効率の劣化を防ぐ。
【解決手段】共振周波数調整回路12は、二次側コイル11とともにLC共振回路を形成するコンデンサを有し、このキャパシタンスを可変させて共振周波数を調整する。磁気センサ15が磁石35を検知すると、制御部23からのON信号が共振周波数調整回路12の制御端子Contに入力されると、ダイオードD1がオンとなり、コンデンサCT1とコンデンサC1が並列に接続され、キャパシタンスが増加する。この結果、充電時の共振周波数は100kHzに調整される。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部の充電装置との間で電力を伝送して非接触充電する伝送コイル装置及びこれを搭載した携帯無線端末に関する。
近年、外部の充電装置(例えば充電台)との間において非接触で、即ち金属接点又はコネクタ等を介さずに電力を伝送する非接触充電機能を有する携帯無線端末が登場しており、今後も非接触充電が可能な伝送コイル装置を搭載した携帯無線端末が普及すると考えられている。
非接触充電が可能な伝送コイル装置を搭載した携帯無線端末は、充電台の非接触充電用に予め指定された位置(所定位置)に載置された時に非接触充電が可能となる。充電台には、携帯無線端末が充電台の所定位置に載置されたことを検知するために、充電台の一次側コイルの略中央位置に磁石(例えば永久磁石)が配置されたタイプのものが存在している。
ここで、充電台との間で充電する携帯無線端末に関する先行技術として、例えば特許文献1及び特許文献2がそれぞれ知られている。例えば特許文献1には、充電台側に設けられたホールICが携帯無線端末側に設けられた磁石からの磁気を検知すると、充電が開始されることが開示されている。
特許文献1では、特定の組み合わせ、即ち充電台側に設けられたホールICの位置に携帯無線端末側に設けられた磁石の位置が合うような場合に限って携帯無線端末は充電可能となる。このため、非接触充電の設計上の仕様(例えばホールIC又は磁石の配置位置)が限定されてしまう。
また、特許文献2には、携帯無線端末側に設けられた充電用のループコイルが、充電台側の平面コイルの中空部に設けられた磁石の影響(例えばループコイルのL値の低下)を受けないように、携帯無線端末側において所定の厚みを有する磁性シートを用いることが開示されている。
特許文献2では、充電台側の平面コイルの中空部に、携帯無線端末側に設けられた磁石と重ならないためにスペースを設ける必要があり、このスペースが充電台の構造として無駄になってしまうと共に、携帯無線端末側において厚みのある磁性体を用いる必要がある。このため、携帯無線端末の小型化及び薄型化が困難となってしまう。
特開2005−110332号公報 特許第4900525号公報
上述した磁石を有するタイプの充電台の所定位置に携帯無線端末を載置させて充電を行う非接触充電の場合では、磁石からの磁力線(磁気)により携帯無線端末側に設けられたループコイルのインダクタンス値(L値)がずれる、即ち予め定められたインダクタンス値(L値)が減少することがある。インダクタンス値(L値)のずれにより、ループコイルを含む携帯無線端末側に設けられたLC共振回路の共振周波数がずれるため、非接触充電時における電力伝送効率が劣化してしまう。
本発明は、上述した従来技術における課題を解決するために、非接触充電時において、磁気を検知した場合に生じる電力伝送用コイルを含む共振回路の共振周波数のずれを適正に調整し、電力伝送効率の劣化を防ぐことができる伝送コイル装置及び携帯無線端末を提供することを目的とする。
本発明は、伝送コイル装置であって、電力伝送用コイルと、前記電力伝送用コイルの周囲に配置され、磁気を検知する磁気検知部と、前記電力伝送用コイルとともに共振回路を形成するコンデンサを有し、前記コンデンサの静電容量値を用いて、前記共振回路の共振周波数を所定の周波数に調整する共振周波数調整部と、前記磁気検知部における前記磁気の検知結果を基に、前記共振周波数調整部に、前記共振周波数を前記所定の周波数に調整させる制御部と、を備える。
この構成によれば、非接触充電時において、磁気を検知した場合に生じる電力伝送用コイルを含む共振周波数のずれを、共振周波数調整装置において適正に調整するので、電力伝送効率の劣化を防ぐことができる。
本発明によれば、非接触充電時において、磁気を検知した場合に生じる電力伝送用コイルを含む共振回路の共振周波数のずれを適正に調整し、電力伝送効率の劣化を防ぐことができる。
第1の実施形態における充電システムの内部構成を示す図 (A)及び(B)携帯無線端末1におけるコイルユニット40の構成を示す図 (A)〜(C)共振周波数調整回路12の構成例を示す回路図 第1の実施形態における充電回路部13内の制御部23の動作手順を説明するフローチャート 実施例に係るコイルユニット40及び共振周波数調整回路12の構成を示す図、(A)コイルユニット40の平面図、(B)図5(A)のC−C’線による断面図、(C)共振周波数調整回路12の回路図 磁石付きのタイプの充電台30のコイルユニット31の構成を示す図、(A)磁石35が配置されているコイルユニット31の平面図、(B)図6(A)のB−B’線による断面図 磁石なしのタイプの充電台30のコイルユニット31の構成を示す図、(A)磁石35が配置されていないコイルユニット31の平面図、(B)図7(A)のA−A’線による断面図 測定結果を示すテーブル、(A)ループコイル11のインダクタンス値(L値)の変化を示す図、(B)電力伝送効率の測定結果を示す図 第2の実施形態における伝送コイル装置10Aの内部構成を示す図 第1共振周波数用回路51及び第2共振周波数用回路52の各構成を示す回路図 第2の実施形態における充電回路部13内の制御部23の動作手順を説明するフローチャート 第3の実施形態における伝送コイル装置10Bの内部構成を示す図
以下、本発明に係る伝送コイル装置及び携帯無線端末の各実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における充電システムの内部構成を示す図である。本実施形態の充電システムは、携帯無線端末1内に設けられた伝送コイル装置10と、携帯無線端末1に対する外部の充電装置としての充電台30とを含む構成である。
充電台30は、一次側コイル32と、コンデンサ33と、交流電源回路34と、磁石35と、制御部36とを含み、一次側コイル32と伝送コイル装置10内に設けられた二次側コイル11との間で電磁的な結合(電磁結合)を行い、伝送コイル装置10に非接触充電時における電力を供給する。
また、充電台30は、磁石35において、携帯無線端末1と充電台30とが近接したことを携帯無線端末1に検知させる。即ち、充電台30は、充電台30の非接触充電用に予め指定された所定位置に携帯無線端末1が載置されたことを、磁石35において検知する。一次側コイル32と、磁石35と、一次側コイル42及び磁石35が配置された磁性体(不図示)は、充電台30におけるコイルユニット31を形成する。
伝送コイル装置10は、二次側コイル11と、共振周波数調整回路12と、充電回路部13と、バッテリ14と、磁気センサ15とを含む構成である。
二次側コイル11、即ち電力伝送用コイルとしてのループコイル11は、非接触充電用に予め設定された所定のインダクタンス(L値)を有し、非接触充電時において充電台30の一次側コイル32との間で電磁結合を行う。
共振周波数調整部としての共振周波数調整回路12は、ループコイル11に接続された端子P1及びP2と、充電回路部13に接続された端子P3及びP4とを有し、ループコイル11とともにLC共振回路を形成するコンデンサを含む構成である。共振周波数調整回路12は、後述する制御部23からの制御信号を基に、共振周波数調整回路12内のコンデンサのキャパシタンス(静電容量値)を可変させてLC共振回路の共振周波数を調整(補正)する。
充電回路部13は、負荷変調部21と、交流電力を直流電力に変換(整流)する整流回路22と、バッテリ14への充電制御を行う制御部23とを含む構成であり、非接触充電時では充電台30から伝送された電力(交流電力)を整流した直流電力をバッテリ14に充電させる。
負荷変調部21は、複数の抵抗とスイッチング素子(例えばトランジスタ)とを含む構成であり、充電台30の所定位置に携帯無線端末1が載置されたタイミングに応じて制御部23から出力された制御信号(スイッチング信号)を基に、負荷変調部21内のインピーダンスを変化させる。負荷変調部21は、抵抗を用いたスイッチング動作によりインピーダンスを変化させ、充電台30の所定位置に携帯無線端末1が載置されたことを、ループコイル11を介して充電台30に知らせる。充電台30は、負荷変調部21におけるインピーダンスの変化を基に、充電台30の所定位置に携帯無線端末1が載置されたことを検知すると、電力伝送を開始する。
磁気検知部としての磁気センサ15は、充電台30内に設けられた磁石35からの磁気(磁力線)を検知するセンサ(例えばホール素子)であり、磁気を検知した旨の検知信号を、充電台30の所定位置に携帯無線端末1が載置された旨のトリガ信号として制御部23に出力する。磁気センサとして例えばホール素子を用いることで、携帯無線端末1の小型化及び部品コストの削減が可能となる。なお、二次側コイル11と、磁気センサ15と、二次側コイル11及び磁気センサ15が配置された磁性体25(図2参照)とは、携帯無線端末1におけるコイルユニット40を形成する。
図2(A)及び(B)は、携帯無線端末1におけるコイルユニット40の構成を示す図である。コイルユニット40は、略正方形の磁性体25と、磁性体25の面上に配置され、渦巻き状に巻回されたループコイル11と、磁性体25の面上に配置された磁気センサ15とを含む構成である。なお、磁性体25は、例えばフェライトなどの透磁率が1よりも高い材料を用いて構成される。磁性体25の比透磁率μr1は、例えばμr1=200〜2000のものが用いられる。
図2(A)では、ループコイル11の外側であって磁性体25の四隅の角部に、磁気センサ15が配置されている。磁気センサ15が磁性体25の四隅の角部に配置されている場合では、磁気センサ15が充電台30内に設けられた磁石35を検知した際にループコイル11のインダクタンス値(L値)のずれ量(減少量)が、図2(B)に示す磁気センサ15の配置例の場合に比べて軽減可能となる。
一方、図2(B)では、ループコイル11の略中央の位置に、磁気センサ15が配置されている。磁気センサ15がループコイル11の略中央の位置に配置されている場合では、磁気センサ15は、充電台30内に設けられた磁石35の位置が充電台30内において多少ずれていても、磁石35からの磁気(磁力線)を確実に検知することができる。
図3(A)〜(C)は、共振周波数調整回路12の構成例を示す回路図である。共振周波数調整回路12は、基本的な構成として、端子P1−P3間に、即ちループコイル11と直列にコンデンサC1と、端子P3−P4間に、即ちループコイル11と並列にコンデンサC2とを有し(図10参照)、ループコイル11とともにLC共振回路を形成する。
図3(A)〜(C)では、共振周波数調整回路12の基本的な構成に、更に、可変リアクタンス素子として、ダイオードD1とコンデンサCT1との直列回路(図3(A)参照)、ダイオードD2とコンデンサCT2との直列回路(図3(B)参照)、又は、両方の直列回路の組み合わせ(図3(C)参照)が追加されている。
図3(A)には、1MHzの信号を用いて充電台30との間で通信を行うために、例えば充電台30の所定位置に携帯無線端末1が載置された旨(位置検出)又は満充電になった旨を通知するために、1MHzで共振させるための回路が追加されている。即ち、図3(A)に示す共振周波数調整回路12では、コンデンサC2と並列に、コンデンサCT2とダイオードD2との直列回路が追加接続され、ダイオードD2のアノード端子と制御端子Contとの間にコイルL1が追加接続され、更に、ダイオードD2のカソード端子とグランド(GND)との間にコイルL2が追加接続されている。図3(A)に示す制御端子Contに、制御部23からのON信号(制御信号)が入力されると、ダイオードD2がオンとなり、コンデンサCT2とコンデンサC2とが並列に接続され、共振周波数調整回路12におけるキャパシタンス(静電容量値)が増加する。これにより、充電台30との間の通信時の共振周波数が1MHzに調整される。
図3(B)には、充電台30との間における非接触充電時に100kHzで共振させるための回路が追加されている。即ち、図3(B)に示す共振周波数調整回路12では、コンデンサC1と並列に、コンデンサCT1とダイオードD1との直列回路が追加接続され、ダイオードD1のアノード端子と制御端子Contとの間にコイルL3が追加接続され、更に、ダイオードD1のカソード端子とグランド(GND)との間にコイルL4が追加接続されている。図3(B)に示す制御端子Contに、制御部23からのON信号(制御信号)が入力されると、ダイオードD1がオンとなり、コンデンサCT1とコンデンサC1とが並列に接続され、共振周波数調整回路12におけるキャパシタンス(静電容量値)が増加する。これにより、充電台30との間の非接触充電時の共振周波数が100kHzに調整される。
図3(C)には、充電台30との間における非接触通信時及び非接触充電時のいずれにも共振させるための回路が追加されている。図3(C)に示す共振周波数調整回路12の回路構成は、図3(A)及び(B)の各回路を組み合わせたものであり、同一の符号を用いることでその説明を省略する。本実施形態の以下の説明では、共振周波数調整回路12として、図3(B)に示す回路構成が用いられる場合を示す。
なお、可変リアクタンス素子として、ダイオード(PINダイオード)及びコンデンサを用い、コンデンサC1又はC2の接続のオン/オフを切り替える場合を示した。この代わりに、逆方向の電圧をかけることによってキャパシタンス(静電容量値)を制御可能な可変容量ダイオード(バリキャップ(variable capacitance diode))を用いても良い。また、可変リアクタンス素子を用いることで、コンデンサの静電容量値を簡単に変更することができ、共振周波数調整回路12における静電容量値の調整が容易である。
次に、本実施形態における伝送コイル装置10の動作を、図4を参照して説明する。図4は、第1の実施形態における充電回路部13内の制御部23の動作手順を説明するフローチャートである。制御部23の動作手順を示す動作プログラムは、制御部23内に設けられたROM(Read Only Memory)に予め格納されており、制御部23内に設けられたCPU(Central Processing Unit)によって周期的に実行される。なお、動作プログラムは、磁気センサ15からのトリガ信号によってCPUが割込み処理により起動するプログラムであっても良い。
先ず、制御部23は、携帯無線端末1と充電台30とが近接したことによって、磁気センサ15が充電台30内に設けられた磁石35からの磁気(磁力線)を検知したか否かを判別する(S1)。
制御部23は、磁気センサ15が磁石35からの磁気(磁力線)を検知したと判別した場合には(S1、YES)、共振周波数調整回路12を、磁石付きのタイプの充電台30に対応した充電用コンデンサとなるように切り替える(S2)。即ち、制御部23は、共振周波数調整回路12の制御端子ContにON信号(制御信号)を出力してダイオードD1をオンにし、コンデンサC1とコンデンサCT1とを並列接続に切り替え、端子P1−P3間のキャパシタンス(静電容量値)を増加させる。
これにより、磁気センサ15が磁石35からの磁気(磁力線)を検知したことによってループコイル11のインダクタンス値(L値)が減少することに起因してLC共振回路の共振周波数が所望値からずれるが、共振周波数調整回路12における端子P1−P3間のキャパシタンス(静電容量値)の増加によって、携帯無線端末1の共振周波数は100kHzに調整されることで、共振周波数の所望値からずれなくなる。
一方、制御部23は、磁気センサ15が磁石35からの磁気(磁力線)を検知しないと判別した場合には(S1、NO)、共振周波数調整回路12を、磁石なしのタイプの充電台に対応した通常の充電用コンデンサとなるように切り替える(S3)。即ち、制御部23は、共振周波数調整回路12の制御端子ContにOFF信号(制御信号)を出力してダイオードD1をオフにし、端子P1−P3間のキャパシタンス(静電容量値)をコンデンサC1の静電容量値だけとする。
これにより、磁気センサ15が磁石35からの磁気(磁力線)を検知しないのでループコイル11のインダクタンス値(L値)は減少せず、共振周波数はループコイル11のインダクタンス値(L値)と共振周波数調整回路12のコンデンサC1の静電容量値とによって定められた所望値100kHzに維持される。
ステップS2又はS3の後、充電台30の一次側コイル32と伝送コイル装置10のループコイル11とが電磁結合し、共振周波数100kHzで共振すると、非接触充電が開始する。
制御部23は、バッテリ14の充電電圧或いは充電電流の値を監視し、満充電となって充電が完了するまで待機する(S4)。充電が完了すると(S4、YES)、制御部23は図4に示すフローチャートの動作を終了する。制御部23は、充電完了後、1MHzの信号を用いて充電台30との間で通信を行い、バッテリ14が満充電になったことを通知し、充電台30からの電力伝送を停止させる。
なお、制御部23は、充電完了後、ダイオードD1がオンでコンデンサC1とコンデンサCT1とが並列接続されていた場合に、ダイオードD1をオフにし、通常の充電用のコンデンサC1だけが接続された状態に戻しても良い。
(実施例)
図5は、実施例に係るコイルユニット40及び共振周波数調整回路12の各構成を示す図である。図5(A)は、コイルユニット40の平面図である。図5(B)は、図5(A)のC−C’線による断面図である。図5(C)は、共振周波数調整回路12の回路図である。
コイルユニット40は、正方形の磁性体25と、磁性体25の面上に配置されたループコイル11とを含む構成である。なお、図5(A)では、図面を簡単にするために、磁気センサ15の図示は省略されている。
ループコイル11の外径jは34[mm]であり、その内径iは28[mm]である。また、磁性体25の辺の長さkは40[mm]である。また、コイルユニット40の厚さmは0.7[mm]である。磁性体25の複素比透磁率μr'、μr''として、100、2のものを用いた。
図5(C)では、共振周波数調整回路12として、磁石付きのタイプの充電台に近接した場合の回路例bとし、磁石なしのタイプの充電台に近接した場合の回路例aとして、各コンデンサの定数(静電容量値)が設定されている。磁石なしのタイプの充電台に近接した場合の共振周波数調整回路12の回路例aでは、コンデンサC11、C12、C13はそれぞれ15[nF]、47[nF]、470[pF]に設定されている。磁石付きのタイプの充電台に近接した場合の共振周波数調整回路12の回路例bでは、コンデンサC11、C12、C13はそれぞれ47[nF]、47[nF]、1000[pF]に設定されている。
図6は、磁石付きのタイプの充電台30のコイルユニット31の構成を示す図である。図6(A)は、磁石35が配置されているコイルユニット31の平面図である。図6(B)は、図6(A)のB−B’線による断面図である。コイルユニット31は、正方形の磁性体38と、磁性体38の面上に配置された一次側コイル32と、磁石35とを含む構成である。
磁石35の外径eは15[mm]である。一次側コイル32の内径fは20[mm]である。一次側コイル32の外径gは42[mm]である。磁性体38の各辺の長さhは52[mm]である。コイルユニット31の厚さdは5[mm]である。
図7は、磁石なしのタイプの充電台30のコイルユニット31の構成を示す図である。図7(A)は、磁石35が配置されていないコイルユニット31の平面図である。図7(B)は、図7(A)のA−A’線による断面図である。コイルユニット31は、円形の磁性体38Aと、磁性体38Aの面上に配置された一次側コイル32とを含む構成である。
一次側コイル32の内径aは10[mm]である。一次側コイル32の外径bは32[mm]である。磁性体38Aの外径cは38[mm]である。コイルユニット31の厚さdは3.3[mm]である。
図8は、測定結果を示すテーブルである。図8(A)は、ループコイル11のインダクタンス値(L値)の変化を示す図である。携帯無線端末1が充電台30に近接する前の状態では、ループコイル11のインダクタンス値は31.9[μH]である。一方、磁石35が一次側コイル32の中央に配置された充電台30(図6参照)に携帯無線端末1が近接した場合、ループコイル11のインダクタンス値は19.4[μH]に減少する。
図8(B)は、電力伝送効率の測定結果を示す図である。電力伝送効率は、ループコイル11のみの伝送効率ではなく、充電台30の交流電源回路34の直流入力から携帯無線端末1の直流出力までを含めた充電システム全体の効率を測定した。
磁石35が配置されていないタイプの充電台の電力伝送効率は、上述した共振周波数調整回路12の回路aの場合では59.4[%]であり、上述した共振周波数調整回路12の回路bの場合では55.3[%]である。
一方、磁石35が一次側コイル32の中央に配置されたタイプの充電台の電力伝送効率は、上述した共振周波数調整回路12の回路aの場合では62.1[%]であり、上述した共振周波数調整回路12の回路bの場合では65.8[%]である。
即ち、電力伝送効率は、磁石35が配置されていないタイプの充電台30に近接した場合、共振周波数調整回路12の回路aを選択した方が良いことが分かる。つまり、磁石35が配置されていないタイプの充電台30に近接した場合では、共振周波数調整回路12のダイオードD1をオフにし、端子P1−P3間をコンデンサC1だけとした方が、電力伝送効率は良い。
一方、磁石35が一次側コイル32の中央に配置されたタイプの充電台30に近接した場合、共振周波数調整回路12の回路bを選択した方が良いことが分かる。つまり、磁石35が一次側コイル32の中央に配置されたタイプの充電台30に近接した場合、共振周波数調整回路12のダイオードD1をオンにし、端子P1−P3間をコンデンサC1及びCT1を並列接続した方が、電力伝送効率は良い。
以上により、本実施形態の伝送コイル装置10は、磁気センサ15において磁石35を検知した場合、ダイオードをオンにして共振周波数調整回路内のコンデンサの容量を増加するように切り替え、磁石35を検知したことによるループコイル11のインダクタンス値(L値)の減少に起因する共振周波数の所望値からのずれを防ぎ、充電時の共振周波数を100kHz(所望値)になるように調整する。
これにより、本実施形態の伝送コイル装置10は、磁石35が近接した場合にループコイルのインダクタンス値(L値)がずれることによる共振周波数のずれを適正に調整し、携帯無線端末1の電力伝送効率の劣化を効果的に防ぐことができる。また、本実施形態の伝送コイル装置10は、磁石35が近接することによるループコイル11のインダクタンス値(L値)の変動に対し、コイル形状を変更せず、磁性体を厚くする必要もないので、伝送コイル装置10を薄くでき、携帯無線端末1の薄型化が可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、共振周波数調整回路12の基本的な構成としての2つのコンデンサに加え、更に、可変リアクタンス素子として、コンデンサとダイオードとが直列接続された回路を追加した共振周波数調整回路12の回路構成例を説明した(図3(A)〜(C)参照)。
第2の実施形態では、第1の実施形態の共振周波数調整回路12に代わる回路構成例として、第1の実施形態における共振周波数調整回路の基本的な構成としてのコンデンサだけを用いた第1共振周波数用回路と第2共振周波数用回路とのうちいずれかに切り替える伝送コイル装置10Aの例を説明する。
また、第2の実施形態の伝送コイル装置10Aの説明において、第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いることで、その説明を省略し、異なる内容について説明する。
図9は、第2の実施形態における伝送コイル装置10Aの内部構成を示す図である。伝送コイル装置10Aは、ループコイル11と、共振周波数調整部としての共振周波数調整回路12Aと、充電回路部13と、バッテリ14と、磁気センサ15とを含む構成である。図9では、バッテリ14の図示を省略している。
伝送コイル装置10Aは、第1の実施形態の共振周波数調整回路12と異なる共振周波数調整回路12Aを有する。共振周波数調整回路12Aは、第1共振周波数用回路51と、第2共振周波数用回路52と、ループコイル11に接続される接点を切り替える切替回路53と、充電回路部13に接続される接点を切り替える切替回路54とを含む構成である。
第1共振周波数用回路51は、図3(A)〜(C)に示すいずれかの共振周波数調整回路12と同様に、ループコイル11に接続された端子P1及びP2と、充電回路部13に接続された端子P3及びP4とを有し、ループコイル11とともにLC共振回路を形成するコンデンサを含む構成である。第1共振周波数用回路51は、磁石35が配置されていないタイプの充電台30から電力が伝送される場合に用いられる。
第2共振周波数用回路52は、図3(A)〜(C)に示すいずれかの共振周波数調整回路12と同様に、ループコイル11に接続された端子P1及びP2と、充電回路部13に接続された端子P3及びP4とを有し、ループコイル11とともにLC共振回路を形成するコンデンサを含む構成である。第2共振周波数用回路52は、磁石35が配置されているタイプの充電台30から電力が伝送される場合に用いられる。
図10は、第1共振周波数用回路51及び第2共振周波数用回路52の各構成を示す回路図である。第1共振周波数用回路51及び第2共振周波数用回路52は、いずれも端子P1−P3間に接続されたコンデンサC1と、端子P3−P4間に接続されたコンデンサC2とを含む構成である。但し、第2共振周波数用回路52内のコンデンサC1,C2は、それぞれ第1共振周波数用回路51内のコンデンサC1,C2に比べ、大きな静電容量値を有する。
つまり、第2共振周波数用回路52内のコンデンサC1は、第1の実施形態の図3(C)におけるコンデンサC1とコンデンサCT1とが並列接続された回路に相当する。また、第2共振周波数用回路52内のコンデンサC2は、第1の実施形態の図3(C)におけるコンデンサC2とコンデンサCT2とが並列接続された回路に相当する。
一方、第1共振周波数用回路51内のコンデンサC1は、第1の実施形態の図3(C)におけるコンデンサC1に相当する。また、第1共振周波数用回路51内のコンデンサC2は、第1の実施形態の図3(C)におけるコンデンサC2に相当する。
切替回路53は、制御部23からの制御信号を基に、ループコイル11側に設けられた2つの接点との導通先の接点を、第1共振周波数用回路51の端子P1及びP2、又は第2共振周波数用回路52の端子P1及びP2のいずれかに切り替える。
切替回路54は、制御部23からの制御信号を基に、充電回路部13側に設けられた2つの接点との導通先の接点を、第1共振周波数用回路51の端子P3及びP4、又は第2共振周波数用回路52の端子P3及びP4のいずれかに切り替える。
次に、本実施形態における伝送コイル装置10Aの動作を、図11を参照して説明する。図11は、第2の実施形態における充電回路部13内の制御部23の動作手順を説明するフローチャートである。制御部23の動作手順を示す動作プログラムは、制御部23内に設けられたROMに予め格納されており、制御部23内に設けられたCPUによって周期的に実行される。なお、動作プログラムは、磁気センサ15からのトリガ信号によってCPUが割込み処理により起動するプログラムであっても良い。また、第1の実施形態と同一のステップ処理については、同一のステップ番号を付すことによりその説明を省略する。
先ず、制御部23は、磁気センサ15が磁石35からの磁気(磁力線)を検知したと判別した場合には(S1、YES)、磁石付きのタイプの充電台30に対応した第2共振周波数用回路52を選択するように、接点を切り替える旨の制御信号を切替回路53,54に出力する。切替回路53は、制御部23からの制御信号を基に、ループコイル11側に設けられた2つの接点と第2共振周波数用回路52の端子P1及びP2とを接続し、切替回路54は、制御部23からの制御信号を基に、充電回路部13側に設けられた2つの接点と第2共振周波数用回路52の端子P3及びP4とを接続する(S2A)。
これにより、磁気センサ15が磁石35からの磁気(磁力線)を検知したことによってループコイル11のインダクタンス値(L値)が減少することに起因してLC共振回路の共振周波数が所望値からずれるが、磁石付きのタイプの充電台30に対応した第2共振周波数用回路52が選択されることでLC共振回路のキャパシタンス(静電容量値)が増加し、携帯無線端末1の共振周波数は100kHzに調整され、LC共振回路の共振周波数の所望値からずれなくなる。
一方、制御部23は、磁気センサ15が磁石35からの磁気(磁力線)を検知しないと判別した場合には(S1、NO)、磁石なしのタイプの充電台に対応した第1共振周波数用回路51を選択するように、接点を切り替える旨の制御信号を切替回路53,54に出力する。切替回路53は、制御部23からの制御信号を基に、ループコイル11側に設けられた2つの接点と第1共振周波数用回路51の端子P1及びP2とを接続し、切替回路54は、制御部23からの制御信号を基に、充電回路部13側に設けられた2つの接点と第1共振周波数用回路51の端子P3及びP4とを接続する(S3A)。
これにより、磁気センサ15が磁石35からの磁気(磁力線)を検知しないのでループコイル11のインダクタンス値(L値)は減少せず、共振周波数はループコイル11のインダクタンス値(L値)と第1共振周波数用回路51のコンデンサC1の静電容量値とによって定められた所望値100kHzに維持される。
ステップS2A又はS3Aの後、充電台30の一次側コイル32と伝送コイル装置10Aの二次側コイル11(ループコイル)とが電磁結合し、共振周波数100kHzで共振すると、非接触充電が開始する。
なお、非接触充電の完了後に第2共振周波数用回路52が選択されていた場合には、制御部23は、磁石なしの充電台に対応した第1共振周波数用回路51を選択するように、接点を切り替える旨の制御信号を切替回路53,54に出力しても良い。
以上により、本実施形態の伝送コイル装置10は、磁石35が近接することによるループコイル11のインダクタンス値(L値)の変動に対し、ループコイル11の形状を変更せず、磁性体25を厚くすることなく、ループコイル11と充電回路部13との間の共振周波数調整回路12Aとして第1共振周波数用回路51又は第2共振周波数用回路52に切り替える。
これにより、伝送コイル装置10は、磁石35を含むタイプの充電台又は磁石35を含まないタイプの充電台のいずれの充電台を非接触充電において用いる場合でも、予め設定された共振周波数の所望値を変動させないように適正に調整することができる。また、伝送コイル装置10は例えば2つの第1共振周波数用回路51,第2共振周波数用回路52を含む構成として説明したが、例えば共振周波数用回路を更に増やすことで、複数の共振周波数の所望値に簡単に対応することができる。また、第1の実施形態の伝送コイル装置10と同様に、本実施形態の伝送コイル装置10及びこの伝送コイル装置10を搭載した携帯無線端末1も薄型化が可能となる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、第1及び第2の各実施形態において説明した非接触充電用ループコイル11A(ループコイル11に対応)の近傍(例えば外側)に、近距離無線通信用ループコイル61が配置された伝送コイル装置10Bの例を説明する。なお、近距離無線通信は、例えばFelica(登録商標)を用いた通信である。
図12は、第3の実施形態における伝送コイル装置10Bの内部構成を示す図である。また、第3の実施形態の伝送コイル装置10Bの説明において、第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いることで、その説明を省略し、異なる内容について説明する。
第3の実施形態のコイルユニット40Aでは、非接触充電用ループコイル11Aの周囲(外側)に、近距離無線通信用ループコイル61が渦巻き状に巻回されている。非接触充電用ループコイル11A及び近距離無線通信用ループコイル61は、いずれも磁性体25の面上に配置されている。
非接触充電用ループコイル11Aは、第1の実施形態のループコイル11と同様、共振周波数調整回路12の端子P1及びP2にそれぞれ接続されている。
近距離無線通信用ループコイル61は、コンデンサ及び変復調用の無線回路等を内蔵する入出力部65に接続されている。
入出力部65は、近距離無線通信用において送受信するためのデータ信号を近距離無線通信用ループコイル61に対して入出力する。
第3の実施形態では、近距離無線通信用ループコイル61が非接触充電用ループコイルの周囲(外側)に配置されたことにより、非接触充電用ループコイル11Aのインダクタンス値(L値)の変動を考慮して、例えば共振周波数調整回路12のコンデンサC1、C2、CT1(図3(B)参照)の値が設定されている。
これにより、伝送コイル装置10Bは、近距離無線通信用ループコイル61が非接触充電用ループコイル11Aの周囲(外側)に配置された場合でも、磁石35が近接した場合に非接触充電用ループコイル11AのL値がずれることによる共振周波数のずれを適正に調整することができる。また、伝送コイル装置10Bは、非接触充電用ループコイル11Aの形状を変更せず、磁性体25を厚くすることなく、本実施形態の伝送コイル装置10B及びこの伝送コイル装置10Bを搭載した携帯無線端末1も同様に薄型化が可能となる。
なお、本発明は、本発明の趣旨ならびに範囲を逸脱することなく、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が様々な変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせても良い。
例えば、上述した第1の実施形態では、伝送コイル装置10は、磁石35が検知された場合、図3(B)に示すように、ダイオードD1をオンにしてコンデンサC1とコンデンサCT1を並列に接続し、非接触充電時のキャパシタンス(静電容量値)を増加させた。また、非接触充電時のキャパシタンス(静電容量値)の他、図3(C)に示すように、伝送コイル装置10は、ダイオードD2をオンにしてコンデンサC2とコンデンサCT2とを並列に接続し、通信時(例えば充電台30の位置を検出する時)のキャパシタンス(静電容量値)を増加させても良く、共振周波数1MHzで通信が可能となる。
また、上述した各実施形態では、充電台30に内蔵する磁石35の存在を、ホール素子を用いた磁気センサによって検知していたが、磁気センサを用いることなく、例えば、伝送コイル装置10,10A,10Bは、ループコイル11又は非接触充電用ループコイル11Aのインダクタンス値(L値)を常時又は定期的に監視し、そのインダクタンス値(L値)の変化量を検知する回路を追加することで、磁石35が近接したことを検知しても良い。
また、ループコイル11、非接触充電用ループコイル11A及び近距離無線通信用ループコイル61の各形状は、四角形、円形、楕円形等の任意の形状であっても良く、特に限定されない。
また、上述した各実施形態では、説明を簡単にするために、コイルユニット40,40Aが上下方向に配置されているものとして説明したが、左右方向等、任意の方向に配置されても良い。
本発明は、非接触充電時において、磁気を検知した場合に生じる電力伝送コイルを含む共振回路の共振周波数のずれを適正に調整し、電力伝送効率の劣化を防ぐことができる伝送コイル装置及び携帯無線端末として有用である。
1 携帯無線端末
10、10A、10B 伝送コイル装置
11 ループコイル(二次側コイル)
11A 非接触充電用ループコイル
12、12A 共振周波数調整回路
13 充電回路部
14 バッテリ
15 磁気センサ
21 負荷変調部
22 整流回路
23 制御部
25 磁性体
40、40A コイルユニット
51 第1共振周波数用回路
52 第2共振周波数用回路
53、54 切替回路
61 近距離無線通信用ループコイル
65 入出力部

Claims (7)

  1. 電力伝送用コイルと、
    前記電力伝送用コイルの周囲に配置され、磁気を検知する磁気検知部と、
    前記電力伝送用コイルとともに共振回路を形成するコンデンサを有し、前記コンデンサの静電容量値を用いて、前記共振回路の共振周波数を所定の周波数に調整する共振周波数調整部と、
    前記磁気検知部における前記磁気の検知結果を基に、前記共振周波数調整部に、前記共振周波数を前記所定の周波数に調整させる制御部と、を備える伝送コイル装置。
  2. 請求項1に記載の伝送コイル装置であって、
    前記共振周波数調整部は、
    前記制御部からの制御信号を基に、可変リアクタンス素子を用いて前記コンデンサの静電容量値を変更する伝送コイル装置。
  3. 請求項1又は2に記載の伝送コイル装置であって、
    前記共振周波数調整部は、
    前記電力伝送用コイルと直列に接続された第1のコンデンサと、前記電力伝送用コイルと並列に接続された第2のコンデンサとを含み、外部の充電装置との充電時に前記第1のコンデンサの静電容量値を変更し、前記外部の充電装置の位置検出時に前記第2のコンデンサの静電容量値を変更する伝送コイル装置。
  4. 請求項1又は2に記載の伝送コイル装置であって、
    前記共振周波数調整回路は、
    異なる静電容量値のコンデンサをそれぞれ含む複数の共振周波数用回路部と、前記複数の共振周波数用回路部のいずれかと前記電力伝送コイルとの接続を切り替える切替回路部と、を含み、
    前記制御部は、
    前記磁気検知部における前記磁気の検知結果を基に、前記切替回路に前記電力伝送コイルに接続させる前記共振周波数用回路部を切り替える伝送コイル装置。
  5. 請求項1から4までのうちいずれか一項に記載の伝送コイル装置であって、
    前記磁気検知部は、
    前記電力伝送用コイルの略中央に配置された磁気センサである伝送コイル装置。
  6. 請求項5に記載の伝送コイル装置であって、
    前記磁気センサは、ホール素子を用いた伝送コイル装置。
  7. 請求項1から6までのうちいずれか一項に記載の伝送コイル装置を含む携帯無線端末。
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