JP2011182012A - 非接触設定装置、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】受電側が動作するだけの電力を受信していなくても稼働し、且つ、消費電力も節約する非接触設定装置を提供する。
【解決手段】非接触設定装置10は、送電コイル12と、前記送電コイル12の電磁誘導結合により電力を供給する送電回路13と、通信コイル14と、前記通信コイルの電磁誘導結合によりデータを送受信するために設けられた通信回路15とを備える。そして、設定処理がPC30から指示されると、動作状態判別部112が、送電コイル12に流れる電流値に基づいて、設定対象装置20が動作状態であるか否かを判別する。そして、動作状態でないと判別された場合、指示部114は、共振コンデンサ部16のスイッチSW1〜SW3の開閉を制御して、送電コイル12が送電する電磁波の共振周波数を変更する。そして、動作状態になった場合、通信回路15を制御して、設定情報を送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、非接触で、近接された装置の設定を行う、非接触設定装置、及びプログラムに関する。
電磁誘導結合を利用して、非接触で、近接された装置に電力を送電して、情報を送受信する非接触伝送装置が特許文献1に記載されている。この非接触伝送装置は、固定側と移動側の何れか一方に、非接触で電力と情報信号との伝送を行う、送電側である能動モジュ−ルと、受電側である受動モジュ−ルとを備えている。そして、能動モジュ−ルで受信した受動側装置からの情報信号の信号強度に基づいて、電力の発送出力を自動的に制御する。また、能動モジュールから発送された電力の大きさの変化を受動モジュールで受信し、その変化量を能動モジュールにフィードバックし、能動モジュールが受信した信号強度に応じて電力の発送出力を制御する。これにより、非接触伝送を行う装置間の距離の変動や位置ずれの影響を受けずに、伝送される電力の一定化を図ることができ、動作電力の安定した伝送が可能となる。
特開2001−53657号公報
上記特許文献1に記載の非接触伝送装置では、受動モジュールからの応答信号を利用して能動モジュールの発送出力を制御するため、受動モジュールは、常に動作状態でなければならない。つまり、特許文献1は、受動モジュールが動作するだけの電力を予め受信していることを前提とした技術である。
また、特許文献1では、受動モジュールの出力電圧レベルが目標値に対して十分でない場合、発送出力を増大させて受動モジュールの出力電圧を一定に制御する。従って、伝送に用いるコイル間の距離や位置ずれが大きく送電効率が著しく悪い場合には、際限なく発送出力を上げなければならず、消費電力の面で課題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、受電側が動作状態でなくても稼働し、且つ、消費電力も節約することができる、非接触設定装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る非接触設定装置は、送電コイルと、前記送電コイルの電磁誘導結合により電力を供給する送電回路と、通信コイルと、前記通信コイルの電磁誘導結合によりデータを送受信するために設けられた通信回路とを備える。そして、前記送電コイルに流れる電流値に基づいて、近接された電子装置が動作状態であるか否かを判別する。そして、動作状態でないと判別された場合に、前記送電コイルの共振周波数を変更する。また、動作状態であると判別された場合に、前記通信回路を用いて前記電子装置に設定情報を送信する。
本発明によれば、受電側が動作するだけの電力を受信していなくても稼働し、且つ、消費電力も節約することができる。
本発明の実施形態1に係る非接触設定装置を備えたシステムの外観を示す図である。 本発明の実施形態1に係る非接触設定装置を備えたシステムの回路構成を示すブロック図である。 送電コイルに流れる電流と、設定対象装置の受電コイルの出力電圧と、の関係を示したグラフである。 送電コイルと受電コイルとの間の距離による、共振周波数と送電効率との関係を示したグラフである。 本発明の実施形態1に係る非接触設定装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る非接触設定装置を備えたシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る非接触設定装置の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
まず、本発明の実施形態1に係る非接触設定装置10について説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る非接触設定装置を備えたシステムの外観を示す図であり、図2は、このシステムの回路構成を示したブロック図である。
非接触設定装置10は、図1に示すように、USBケーブル40を介して、PC30と接続される。非接触設定装置10は、PC30からの指示により、非接触電力伝送可能な範囲50に近接された設定対象装置20の設定を行う。
PC30は、一般的なコンピュータであり、図示せぬ操作部、表示部、記憶部、制御部、通信インターフェースなどを備えて構成される。PC30は、USBケーブル40を介して、非接触設定装置10に電力を供給するとともに、設定対象装置20の設定を指示する。
非接触設定装置10は、図2に示すように、制御部11と、送電コイル12と、送電回路13と、通信コイル14と、通信回路15と、共振コンデンサ部16と、通信インターフェース(通信I/F)17と、を備える。
制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備える。制御部11は、RAMに記憶されているプログラムを実行することにより、非接触設定装置10の各構成要素を統括制御する。制御部11は、機能的に、メモリ部111と、動作状態判別部112と、共振周波数変更部113と、指示部114とを備える。
メモリ部111は、制御部11によって実行されるプログラムや、送電コイル12のインダクタンス値、共振コンデンサ部16内の各コンデンサC1〜C3の容量値などの固定データを記憶する。また、メモリ部111には、送電コイル12の抵抗値などの各種のパラメータ情報が随時取得されて記憶される。
また、メモリ部111は、設定対象装置20が動作状態であるか否かを判別するために利用される、送電コイル12に流れる電流の閾値を記憶する。ここで、図3を用いて、この閾値について説明する。図3は、送電コイル12に流れる電流と、設定対象装置20の受電コイル22の出力電圧と、の関係を示した図である。この図から、送電コイル12に流れる電流が増大するほど、受電コイル22の出力電圧は小さくなるという関係がわかる。その理由としては、送電コイル12と受電コイル22との結合係数が1(理想的な状態)に近づくほど、相互インダクタンスが増大し、受電コイル22の誘導起電力は増大するが、一方、受電コイル22が発する磁界の影響が強くなるため、送電コイル12の実効抵抗は大きくなり、送電コイル12に流れる電流は小さくなるためである。設定対象装置20が動作するために最低限必要な電圧を最低出力電圧とし、そのときの送電コイル12に流れる電流を限界電流とすると、送電コイル12に流れる電流が限界電流以下であるならば、設定対象装置20は動作することが分かる。したがって、この限界電流を予め実験的に求め、限界電流以下の値を閾値としてメモリ部111に記憶しておけばよい。
また、図4に示すように、電磁誘導方式により、送電コイル12から受電コイル22に電力を送電する場合、コイル間距離に応じて、送電に最適な共振周波数は変化する。メモリ部111には、送電コイル12と受電コイル22との間の距離と、そのコイル間距離での送電に最適な共振周波数との関係を示す情報が記憶されている。
図2に戻り、動作状態判別部112は、送電コイル12に流れている電流値とメモリ部111に記憶されている閾値とを比較した結果に基づいて、設定対象装置20が動作状態であるか否かを判別する。
共振周波数変更部113は、メモリ部111に記憶されている送電コイル12のパラメータ情報等に基づいて送電コイル12と受電コイル22との間の距離を求め、求めたコイル間距離に最適な共振周波数になるように、共振コンデンサ部16の各スイッチSW1〜SW3を制御する信号を生成する。
指示部114は、送電回路13および通信回路15の動作を制御するための制御信号を作成して送信し、各回路の動作を指示(制御)する。また、指示部114は、共振周波数変更部113が生成した制御信号を共振コンデンサ部16に送信し、共振コンデンサ部16の各スイッチSW1〜SW3の開閉を指示する。
送電コイル12は、設定対象装置20に電力を送信するために設けられているコイルである。送電回路13は、指示部114から送信される制御信号により制御され、送電コイル12から設定対象装置20に、電力を電磁波の形で送電する。
通信コイル14は、設定対象装置20との間で情報を送受信するために設けられているコイルである。通信回路15は、指示部114から送信される制御信号により制御され、通信コイル14から設定対象装置20に、変調した情報を電磁波の形で送信する。また、通信回路15は、通信コイル14が設定対象装置20から受信した電磁波を復調して情報を取得する。
共振コンデンサ部16は、スイッチSW1〜SW3とコンデンサC1〜C3とを備える。スイッチSW1〜SW3の一端は送電回路13に接続されている。また、スイッチSW1〜SW3の他端は、それぞれ、コンデンサC1〜C3の一端と接続されている。各コンデンサC1〜C3と送電コイル12とは直列に接続されており、共振回路を形成している。指示部114からの指示に応じてスイッチSW1〜SW3を開閉することで、送電コイル12と接続されるコンデンサC1〜C3全体の容量(合成容量)を変更して、共振回路の共振周波数を変化させることができる。
通信I/F17は、非接触設定装置10がPC30と接続するためのインターフェースである。本実施形態では、通信I/F17の通信方式としてUSB(Universal Serial Bus)を採用するが、これに限らず、有線としてLAN(Local Area Network)、RS−232C、RS−485や、無線ではWireless LAN、UWB(Ultra Wide Band)、ZigBee、Blueetooth、特定省電力無線など、どのような通信方式を採用してもよい。
続いて、設定対象装置20の構成について説明する。設定対象装置20は、非接触設定装置10による設定の対象となる電子装置であり、例えば、携帯電話やゲーム機などである。設定対象装置20は、制御部21と、受電コイル22と、受電回路23と、通信コイル24と、通信回路25と、主機能部26とを備える。
制御部21は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備える。制御部21は、RAMに記憶されているプログラムを実行することにより、設定対象装置20の各構成要素を統括制御する。
受電コイル22は、非接触設定装置10から送信された電力を受電するために設けられているコイルである。受電回路23は、受電コイル22が受電した電磁波(交流電力)を整流して各部に供給する。
通信コイル24は、非接触設定装置10との間で情報を送受信するために設けられているコイルである。通信回路25は、制御部21から送信される制御信号により制御され、通信コイル24から非接触設定装置10に、変調した情報を電磁波の形で送信する。また、通信回路25は、非接触設定装置10から受信した電磁波を復調して情報を取得する。
主機能部26は、設定対象装置20の機能を実現する各構成要素をまとめたものである。主機能部26は、設定対象装置20によって実現される所定の機能を発揮するための通常動作を行う。
次に、この実施の形態に係る非接触設定装置の動作について説明する。
ユーザは、PC30のキーボードやマウスなどから、設定対象装置20の設定の変更を行うための操作入力を行う。この操作入力に応答して、PC30の制御部は、設定対象装置20の設定の変更を指示する信号を、USBケーブル40を介して、非接触設定装置10に送信する。非接触設定装置10の制御部11は、通信I/F17を介してPC30から設定対象装置20の設定の変更を指示する信号を受信すると、図5に示す設定処理を開始する。
設定処理が開始されると、まず、制御部11の動作状態判別部112は、送電コイル12に流れている電流の値を取得する(ステップS101)。そして、動作状態判別部112は、取得した電流値とメモリ部111に記憶されている閾値とを比較した結果に基づいて、設定対象装置20が動作状態となっているか否かを判別する(ステップS102)。図3に示すように、送電コイル12に流れる電流値と、受電コイル22の出力電圧との間には反比例の関係があるため、取得した電流値が閾値以下である場合に動作状態で有ると判別し、閾値以上の場合に動作状態でないと判別すればよい。
図5に戻り、動作状態でないと判別した場合(ステップS102;No)、制御部11の共振周波数変更部113は、共振コンデンサ部16の各スイッチSW1〜SW3の開閉を制御するための信号を生成する(ステップS103)。具体的には、共振周波数変更部113は、メモリ部111に記憶されている各種の情報(送電コイル12のインダクタンス値、抵抗値、電流値、共振周波数、受電コイル22のインダクタンス値など)から、送電コイル12と受電コイル22との間の距離を算出する。そして、共振周波数変更部113は、メモリ部111に記憶されているコイル間距離と共振周波数との関係を示す情報を参照して、算出したコイル間距離に最適な共振周波数を算出する。そして、共振周波数変更部113は、算出した共振周波数で共振する共振回路となるように各スイッチSW1〜SW3を切り替えるための制御信号を生成する。
続いて、制御部11の指示部114は、作成された制御信号を用いて、共振コンデンサ部16の各スイッチSW1〜SW3を切り替える(ステップS104)。これにより、受電回路23と接続されるコンデンサの容量が変化し、送電回路13から送信される電磁波は送電に最適な共振周波数となる。
続いて、処理はステップS101に戻り、送電コイル12に流れる電流値を取得し(ステップS101)、設定対象装置20が動作状態であるか否かを判別し(ステップS102)、動作状態でない場合に、最適な共振周波数となるように共振コンデンサ部16の各スイッチSW1〜SW3を切り替える処理(ステップS103、S104)が繰り返される。
設定対象装置20が動作状態であると判別した場合(ステップS102;Yes)、指示部114は、通信回路15に対して、PC30から指示された設定処理の開始を指示する(ステップS105)。この指示を受けて、通信回路15は、設定対象装置20を設定するために必要な情報(設定情報)を変調して、通信コイルから電磁波として送信する。設定対象装置20の通信回路25は、通信コイル24が受信した電磁波を復調して、設定情報を取得し、設定情報に基づいて設定値の書き込みを行うなどの設定を開始する。
設定処理の開始を指示した後、動作状態判別部112は、再度、送電コイル12に流れている電流の値を取得する(ステップS106)。そして、動作状態判別部112は、取得した電流値とメモリ部111に記憶されている閾値とを比較した結果に基づいて、送電コイル12と受電コイル22との間に位置ずれが生じていないかを判別する(ステップS107)。図3に示すように、送電コイル12に流れる電流値と受電コイル22の出力電圧との間には反比例の関係があるため、取得した電流値が閾値以下である場合、給電の支障となる位置ずれが発生して送電回路13に十分な電力が供給されていないものと判断すればよい。
図5に戻り、位置ずれが発生していると判別した場合(ステップS107;Yes)、制御部11の共振周波数変更部113は、共振コンデンサ部16の各スイッチSW1〜SW3の開閉を制御するための信号を生成する(ステップS108)。そして、指示部114は、作成された制御信号を用いて、共振コンデンサ部16の各スイッチSW1〜SW3を切り替える(ステップS109)。なお、ステップS108、S109の処理は、ステップS103、S104の処理と実質的に同じ処理である。これらの処理により、受電回路23と接続されるコンデンサの容量が変化し、設定処理中に位置ずれが発生しても、送電回路13から送信される電磁波は送電に最適な共振周波数に維持される。その後、設定処理が完了していなければ(ステップS110;No)、ステップS106に戻り、送電コイル12の電流値を取得して、位置ずれが生じているか否かを判別して、共振コンデンサ部16のスイッチを切り替える処理を繰り返す。設定処理が完了すれば(ステップS110;Yes)、処理は終了する。
位置ずれが発生していないと判別した場合(ステップS107;No)、設定処理が完了していなければ(ステップS110;No)、処理はステップS106に戻る。設定処理が完了していれば(ステップS110;Yes)、処理は終了する。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、送電側である非接触設定装置10は、送電コイル12に流れる電流値から受電側が動作状態にあるか否かを判別する。そして、動作状態でない場合、送電効率が最適になるように共振周波数を変更して設定対象装置20を動作状態にした後、設定処理を行う。従って、初期状態において受電側である設定対象装置20が動作状態でなくとも設定処理を行うことができる。また、送電する電力の出力は一定のまま送電効率を上げることで電力供給を行うため、不必要に出力電力を増大させることもなく、消費電力を節約することも可能となる。
また、本実施形態に係る非接触設定装置は、コイル間距離に応じた最適な伝送効率で給電を行うため、コイル間距離の異なる様々な種類の設定対象装置20に対して設定処理を行うことができる。
また、本実施形態に係る非接触設定装置10は、設定情報の送信中に位置ずれが発生した場合も、それを検知して共振周波数を変更することで、最適な伝送効率で送電を行う。従って、設定処理中に位置ずれが発生して通信が遮断されてしまうことを防止することができる。
(実施形態2)
続いて、本発明の実施形態2について説明する。なお、第1の実施形態と同等の構成部分については、同一の参照符号を付す。
実施形態2に係る非接触設定装置100は、図6に示すように、送電コイル12と通信コイル14との代わりに、これらのコイルが一体化された送電/通信コイル18を備える点が実施形態1と異なる。送電/通信コイル18は、指示部114からの指示により、送電用の電磁波を送信するか、通信用の電磁波を送信するかが切り替えられる。なお、初期状態では、送電/通信コイル18は、送電用の電磁波を送信するように設定されているものとする。
また、制御部11のメモリ部111には、設定対象装置200のコンデンサC4の容量値が記憶されている。
また、設定対象装置20は、受電コイル22と通信コイル24とが一体化された受電/通信コイル27を備え、また、受電回路23と制御部21との間にコンデンサC4を備える点が実施形態1と異なる。コンデンサC4は、大容量の電気二重層コンデンサであり、受電回路23が受電した電力を蓄電し、設定対象装置200のバッテリーとして機能する。
次に、実施形態2に係る非接触設定装置100の動作について説明する。図7は、実施形態2における、非接触設定装置100の制御部11が実施する設定処理の動作を示すフローチャートである。なお、実施形態1と同様の処理については、同じステップ番号を付し、簡略化して説明する。
設定処理が開始されると、制御部11の動作状態判別部112は、送電コイル12に流れている電流の値を取得して(ステップS101)、設定対象装置200が動作状態であるか否かを判別する(ステップS102)。
動作状態でないと判別した場合(ステップS102;No)、制御部11の共振周波数変更部113は、共振コンデンサ部16の各スイッチSW1〜SW3の開閉を制御する信号を生成し(ステップS103)、指示部114が共振コンデンサ部16の各スイッチSW1〜SW3を切り替える(ステップS104)。そして、ステップS101に処理は戻る。
動作状態であると判別した場合(ステップS102;Yes)、制御部11の指示部114は、設定対象装置200のコンデンサC4の充電が完了するまで待機する(ステップS201)。例えば、メモリ部111に記憶されているコンデンサC4の容量から、充電が完了するまでの時間を算出して、その時間分待機すればよい。
充電が完了すると、指示部114は、現在、送電用の電磁波を放出している送電/通信コイル18から通信用の電磁波が送信されるように切り替える(ステップS202)。具体的には、指示部114は、送電回路13との接続を切り離して通信回路15と接続されるように、図示せぬ制御部11内のスイッチング素子を制御する。なお、この処理により、非接触設定装置100からの給電は停止するが、設定対象装置200は、コンデンサC4に蓄えられた電力を利用することで動作する。
以下は、第1実施形態の処理と同様の処理を行う。即ち、指示部114は、設定処理の開始を指示し(ステップS105)、送電/通信コイル18と受電/通信コイル27との非接触通信により、設定情報が送信される。そして、動作状態判別部112が、送電コイル12に流れている電流の値を取得して(ステップS106)、送電/通信コイル18と受電/通信コイル27との間に位置ずれが生じていないかを判別する(ステップS107)。
位置ずれが発生していると判別した場合(ステップS107;Yes)、制御部11の共振周波数変更部113は、共振コンデンサ部16の各スイッチSW1〜SW3の開閉を制御する信号を生成し(ステップS108)、指示部114が共振コンデンサ部16の各スイッチSW1〜SW3を切り替える(ステップS109)。そして、設定処理が完了していなければ(ステップS110;No)ステップS106に処理は戻り、設定処理が完了した場合(ステップS110;Yes)に処理は終了する。
位置ずれが発生していないと判別した場合(ステップS107;No)、設定処理が完了していなければ(ステップS110;No)、処理はステップS106に戻る。設定処理が完了していれば(ステップS110;Yes)、処理は終了する。
このように、実施形態2では、電力伝送と通信を行うコイルを一体化することができるため、実施形態1よりも低コスト化および省スペース化を実現することができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、上記各実施の形態では、メモリ部111が制御部11内にあるものとして説明したが、メモリ部111を、制御部11とは別構成にしてもよく、また、制御部11にメモリ部111を外付けしてもよい。
また、上記各実施の形態では、共振コンデンサ部16内のコンデンサC1〜C3、および、それに対応するスイッチSW1〜SW3の数は、3であるが、本発明はこれに限定されず、任意の数のコンデンサとスイッチを設けてもよい。
また、上記各実施の形態では、送電コイル12に接続されるコンデンサの数を変更することで容量を変化させて共振周波数を変化させたが、コンデンサを構成する電極間の距離や面積を変更するための機構を備えてこれらを変更することにより、コンデンサの容量を変化させて共振周波数を変化させてもよい。
また、例えば、上記各実施形態の非接触設定装置の制御部が実行したプログラムを、既存のパーソナルコンピュータや情報端末機器等に適用することで、当該パーソナルコンピュータ等を本発明に非接触設定装置として機能させることも可能である。
また、このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネットなどの通信ネットワークを介して配布してもよい。
10 非接触設定装置
11 制御部
111 メモリ部
112 動作状態判別部
113 共振周波数変更部
114 指示部
12 送電コイル
13 送電回路
14 通信コイル
15 通信回路
16 共振コンデンサ部
17 通信I/F
20 設定対象装置
21 制御部
22 受電コイル
23 受電回路
24 通信コイル
25 通信回路
26 主機能部
30 PC
40 USBケーブル

Claims (5)

  1. 送電コイルと、
    前記送電コイルの電磁誘導結合により電力を供給する送電回路と、
    通信コイルと、
    前記通信コイルの電磁誘導結合によりデータを送受信するために設けられた通信回路と、
    前記送電コイルに流れる電流値に基づいて、近接された電子装置が動作状態であるか否かを判別する動作状態判別手段と、
    前記動作状態判別手段により、動作状態でないと判別された場合に、前記送電コイルの共振周波数を変更する共振周波数変更手段と、
    前記動作状態判別手段により、動作状態であると判別された場合に、前記通信回路を用いて前記電子装置に設定情報を送信する設定手段と、
    を備えることを特徴とする非接触設定装置。
  2. 前記共振周波数変更手段は、
    前記送電コイルと前記電子装置の受電コイルとの間の距離を算出し、
    算出した距離から送電効率が最適になる共振周波数を求め、
    求めた共振周波数になるように前記送電回路に接続されているコンデンサの接続を切り替える、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の非接触設定装置。
  3. 前記設定手段が設定情報を送信している間に、前記送電コイルに流れる電流値に基づいて、前記送電コイルと前記電子装置の受電コイルとの間に、給電の支障となる位置ずれが発生しているか否かを判別する位置ずれ判別手段と、
    前記位置ずれ判別手段により、位置ずれが発生していると判別された場合に、前記送電コイルの共振周波数を変更する第2共振周波数変更手段と、をさらに備える、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の非接触設定装置。
  4. 前記送電コイルと、前記通信コイルとが、一体のコイルである、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の非接触設定装置。
  5. 送電コイルと、前記送電コイルの電磁誘導結合により電力を供給する送電回路と、通信コイルと、前記通信コイルの電磁誘導結合によりデータを送受信するために設けられた通信回路と、を備えたコンピュータを、
    前記送電コイルに流れる電流値に基づいて、近接された電子装置が動作状態であるか否かを判別する動作状態判別手段、
    前記動作状態判別手段により、動作状態でないと判別された場合に、前記送電コイルの共振周波数を変更する共振周波数変更手段、
    前記動作状態判別手段により、動作状態であると判別された場合に、前記通信回路を用いて前記電子装置に設定情報を送信する設定手段、
    として機能させるためのプログラム。
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