JP2014021807A - 電子機器及びその起動制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】二次電池の充電時間を短縮する。
【解決手段】電子機器1が備える電池110は、ホスト機器2からUSBケーブル3を介して供給される電流により充電される。サブCPU102は、電子機器1の充電起動モードでの起動が可能であると判定した場合、電源制御回路111を制御して、電子機器1内のDRAM108及び主要動作部109を除く構成部(メインCPU101、USBコントローラ104、フラッシュメモリ105、メモリコントローラ106、SRAM107)に電力の供給を開始する。メインCPU101は、充電起動モード時に起動すると、フラッシュメモリ105から充電起動プログラムを読み込んで、SRAM107に展開する。メインCPU101は、充電起動プログラムを実行することで、USBコントローラ104を制御し、ホスト機器2との間でエニュメレーション及びネゴシエーションを実行する。
【選択図】図1
【解決手段】電子機器1が備える電池110は、ホスト機器2からUSBケーブル3を介して供給される電流により充電される。サブCPU102は、電子機器1の充電起動モードでの起動が可能であると判定した場合、電源制御回路111を制御して、電子機器1内のDRAM108及び主要動作部109を除く構成部(メインCPU101、USBコントローラ104、フラッシュメモリ105、メモリコントローラ106、SRAM107)に電力の供給を開始する。メインCPU101は、充電起動モード時に起動すると、フラッシュメモリ105から充電起動プログラムを読み込んで、SRAM107に展開する。メインCPU101は、充電起動プログラムを実行することで、USBコントローラ104を制御し、ホスト機器2との間でエニュメレーション及びネゴシエーションを実行する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器及びその起動制御方法に関する。
パソコン等と周辺機器を接続するためのインタフェースとして、USB(Universal Serial Bus)は、広く普及している。USB規格では、バスパワーにより、USBホスト(パソコン等)からUSBデバイス(周辺機器)に対して電力が供給されるようになっている。これにより、USBデバイスは、自己が備える二次電池を充電することができる。
また、USB規格では、接続直後においては、USBホストからUSBデバイスに対して、最大100mAの電流しか供給されないが、USBデバイスとUSBホストとの間でエニュメレーション及びネゴシエーションが行われることで、USBホストから最大500mA(USB2.0の場合)の電流が供給されるようになっている。
このようなUSB規格における電力の供給に関し、従来より様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1には、USBハード・ディスクにおいて、パソコンとUSBインタフェースを介して接続されたときに、コマンドを発行するパソコン側で異常が生じることのないように、外付け接続されたUSBハード・ディスクとして標準的な動作を行う通常モードと、パソコンからUSBインタフェースを介して供給される電源を利用して内蔵バッテリを充電する充電モードを選択して動作する旨が記載されている。
ところで、従来のUSBデバイスでは、接続時の起動処理において、上記のエニュメレーション等の処理を実行する前に、充電に関与しない回路(例えば、USBデバイスがビデオカメラの場合には、光学装置、イメージセンサ、画像処理回路や画像用メモリなど)にも電力を供給し、初期化等の処理を行っていた。このため、二次電池の残量が少ない場合などでは、このような起動処理を直ちに実行するのが困難であった。そうすると、上記したような、供給電流を100mAから500mAに直ちに増加させることができず、結果として、充電の長時間化を招いてしまうという問題があった。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであり、二次電池の充電時間の短縮化を図れる電子機器及びその起動制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電子機器は、
外部機器と所定のインタフェース規格に基づく伝送路により通信可能に接続する接続部と、
自機器における主要動作を行う主要動作部と、
前記主要動作部を制御すると共に、前記接続部を介して前記外部機器と通信を行うメイン制御部と、
前記主要動作部を動作させるための命令が少なくとも記述された通常起動プログラムと、前記外部機器と前記インタフェース規格に基づいた所定の初期化処理を実行するための命令が少なくとも記述された充電起動プログラムと、を記憶する起動プログラム記憶部と、
前記外部機器から前記伝送路を介して供給される電流により充電される二次電池と、
起動スイッチがOFFの状態で前記外部機器から前記電流の供給が開始された場合の動作モードである充電起動モード時に自機器の起動が可能であるか否かを判定し、起動が可能であると判定した場合に、自機器内の予め決められた構成部に電力の供給を開始する電源制御部と、を備え、
前記メイン制御部は、前記充電起動モード時に起動すると、前記起動プログラム記憶部から前記充電起動プログラムを読み込んで実行し、一方、前記充電起動モードとは異なる動作モード時に起動すると、前記起動プログラム記憶部から前記通常起動プログラムを読み込んで実行することを特徴とする。
外部機器と所定のインタフェース規格に基づく伝送路により通信可能に接続する接続部と、
自機器における主要動作を行う主要動作部と、
前記主要動作部を制御すると共に、前記接続部を介して前記外部機器と通信を行うメイン制御部と、
前記主要動作部を動作させるための命令が少なくとも記述された通常起動プログラムと、前記外部機器と前記インタフェース規格に基づいた所定の初期化処理を実行するための命令が少なくとも記述された充電起動プログラムと、を記憶する起動プログラム記憶部と、
前記外部機器から前記伝送路を介して供給される電流により充電される二次電池と、
起動スイッチがOFFの状態で前記外部機器から前記電流の供給が開始された場合の動作モードである充電起動モード時に自機器の起動が可能であるか否かを判定し、起動が可能であると判定した場合に、自機器内の予め決められた構成部に電力の供給を開始する電源制御部と、を備え、
前記メイン制御部は、前記充電起動モード時に起動すると、前記起動プログラム記憶部から前記充電起動プログラムを読み込んで実行し、一方、前記充電起動モードとは異なる動作モード時に起動すると、前記起動プログラム記憶部から前記通常起動プログラムを読み込んで実行することを特徴とする。
前記外部機器から前記伝送路を介して供給される電流の値は、前記初期化処理の実行後に上昇する仕様となっているのが好ましい。
前記電源制御部は、前記充電起動モード時に、前記二次電池の残量と、前記外部機器から供給を受けている前記電流の値と、に基づいて、自機器の起動が可能であるか否かを判定するようにしてもよい。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る電子機器の起動制御方法は、
自機器における主要動作を行う主要動作部と、
前記主要動作部を制御すると共に、外部機器と所定のインタフェース規格に基づく伝送路を介した通信を行うメイン制御部と、
前記外部機器から前記伝送路を介して供給される電流により充電される二次電池と、を備える電子機器の起動制御方法であって、
起動スイッチがOFFの状態で前記外部機器から前記電流の供給が開始された場合の動作モードである充電起動モード時に自機器の起動が可能であるか否かを判定し、起動が可能であると判定した場合に、自機器内の予め決められた構成部に電力の供給を開始し、
前記メイン制御部は、前記充電起動モード時に起動すると、前記外部機器と前記インタフェース規格に基づいた所定の初期化処理を実行するための命令が少なくとも記述された充電起動プログラムを実行し、一方、前記充電起動モードとは異なる動作モード時に起動すると、前記主要動作部を動作させるための命令が少なくとも記述された通常起動プログラムを実行することを特徴とする。
自機器における主要動作を行う主要動作部と、
前記主要動作部を制御すると共に、外部機器と所定のインタフェース規格に基づく伝送路を介した通信を行うメイン制御部と、
前記外部機器から前記伝送路を介して供給される電流により充電される二次電池と、を備える電子機器の起動制御方法であって、
起動スイッチがOFFの状態で前記外部機器から前記電流の供給が開始された場合の動作モードである充電起動モード時に自機器の起動が可能であるか否かを判定し、起動が可能であると判定した場合に、自機器内の予め決められた構成部に電力の供給を開始し、
前記メイン制御部は、前記充電起動モード時に起動すると、前記外部機器と前記インタフェース規格に基づいた所定の初期化処理を実行するための命令が少なくとも記述された充電起動プログラムを実行し、一方、前記充電起動モードとは異なる動作モード時に起動すると、前記主要動作部を動作させるための命令が少なくとも記述された通常起動プログラムを実行することを特徴とする。
本発明によれば、接続する外部機器から効率的に電流の供給を受けることができ、二次電池の充電時間の短縮化が図れる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電子機器1の構成を示すブロック図である。この電子機器1は、例えば、ビデオカメラであり、図1に示すように、メインCPU101と、サブCPU102と、USBポート103と、USBコントローラ104と、フラッシュメモリ105と、メモリコントローラ106と、SRAM107と、DRAM108と、主要動作部109と、電池110と、電源制御回路111と、を備える。
USBポート103は、USBケーブル3と接続するためのインタフェースである。USBケーブル3は、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠した通信ケーブルである。USBコントローラ104は、メインCPU101からの指令に従って、USBポート103を使用して、パーソナルコンピュータ等のホスト機器2とデータ通信を行う。
フラッシュメモリ105は、メインCPU101の起動時に実行される各種の起動プログラム(ブートプログラム)等を記憶する。メモリコントローラ106は、メインCPU101からの指令に従って、フラッシュメモリ105にアクセスし、メインCPU101から供給されるデータの書き込みや、読み出したデータをメインCPU101に供給する処理を行う。
SRAM(Static Random Access Memory)107は、通常動作時において、キャッシュメモリとして使用されるメモリである。また、SRAM107は、動作モードが充電起動モード(詳細は後述する)の場合、メインCPU101によってフラッシュメモリ105から読み出された充電起動プログラムの展開先として使用される。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)108は、主記憶装置として使用されるメモリである。また、DRAM108は、動作モードが通常起動モード(詳細は後述する)の場合、メインCPU101によってフラッシュメモリ105から読み出された通常起動プログラムの展開先として使用される。
主要動作部109は、この電子機器1の本来的な機能(例えば、ビデオカメラとしての機能)を実現するための構成部であり、例えば、光学装置、イメージセンサ、画像処理回路や画像用メモリなどで構成される。
電池110は、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等の二次電池であり、電子機器1の各構成部へ電源制御回路111を介して電力を供給する。電池110は、ホスト機器2からUSBケーブル3を介して供給される電力によって充電される。なお、図示はしないが、電池110は、商用電源からACアダプタを介して供給される電力によっても充電され得る。
電源制御回路111は、電池110の充電制御を行い、上記したように、各構成部への電力の供給を行う。また、電源制御回路111は、サブCPU102からの指令に従って、電池110の残量を検出し、サブCPU102に通知する。なお、図示はしないが、電源制御回路111は、商用電源からACアダプタを介して供給される電力を受電できる構成を備えており、かかる受電が可能な状態で、図示しない電源スイッチ(起動スイッチ)がONされると、ACアダプタから供給される電力を電池110を含む各構成部に供給する。
サブCPU102は、上記の電源スイッチがONされた場合、又は、電源スイッチがOFFの状態でホスト機器2とUSB接続した場合に、電源制御回路111から供給される電力により起動し、現在の動作モード(詳細は後述する)と、電池110の残量と、に基づいて、各構成部への電力供給の開始要否の判定を行う。そして、サブCPU102は、電力供給開始(電源ON)が必要であると判定した構成部に電力を供給するよう電源制御回路111に要求する。なお、本発明の電源制御部の機能は、サブCPU102及び電源制御回路111によって実現される。
メインCPU101は、フラッシュメモリ105等に記憶されている各種のプログラムを実行することで、電子機器1全体の動作制御を行う。
続いて、以上のように構成される電子機器1のUSB接続時の起動処理について、図2のフローチャートに沿って説明する。この起動処理は、ユーザにより、電子機器1の電源スイッチがOFF状態でホスト機器2にUSB接続されることで開始される。
ホスト機器2にUSB接続されると、ホスト機器2から第1の電流がUSBケーブル3を介して電子機器1に供給される。すると、電子機器1の電源制御回路111は、この第1の電流に基づいて電池110の充電を開始する(ステップS101)。また、電源制御回路111は、サブCPU102に電力を供給する。これによりサブCPU102は起動する(ステップS102)。ここで、第1の電流とは、USB接続されてから、USB規格に基づいた初期化処理(エニュメレーション及びネゴシエーション)が完了するまでの間、ホスト機器2から供給される電流である。第1の電流の値は、USB規格で予め決められており、本実施形態では、100mAである。
起動したサブCPU102は、起動時における現在の動作モードを取得する(ステップS103)。本実施形態の電子機器1では、起動時における動作モードとして、充電起動モードと、通常起動モードの2つのモードがある。充電起動モードは、電源スイッチがOFFの状態でホスト機器2(外部機器)から電流の供給が開始されることで起動する場合の動作モードである。一方、通常起動モードは、電源スイッチがONされることで起動する場合の動作モードである。
サブCPU102は、取得した動作モードが充電起動モードであるか否かを判定する(ステップS104)。ここで、この起動処理は、上記したように、電子機器1の電源スイッチがOFF状態でホスト機器2にUSB接続されることで開始されたため、現在の動作モードは充電起動モードとなっている。
動作モードが充電起動モードであると判定すると(ステップS104;YES)、サブCPU102は、電池110の残量を取得する(ステップS105)。より詳細には、サブCPU102は、電源制御回路111に電池110の残量の検出を要求する。かかる要求に応答して、電源制御回路111は電池110の残量を検出し、その検出結果をサブCPU102に出力する。
サブCPU102は、ホスト機器2から供給されている第1の電流と、取得した電池110の残量と、に基づいて、電子機器1の充電起動モードでの起動が可能であるか否か、換言すると、充電起動モードでの起動が可能となる電力が確保できているか否かを判定する(ステップS106)。その結果、上記の電力が確保できている場合(ステップS106;YES)、サブCPU102は、ステップS107の処理を実行する。一方、上記の電力が確保できていない場合(ステップS106;NO)、サブCPU102の処理は進むことなく、引き続き、第1の電流(100mAの電流)で電池110は充電される。
ステップS107では、サブCPU102は、電源制御回路111に対して、予め決められた構成部への電力供給(電源ON)を要求する。かかる要求に応答して、電源制御回路111は、メインCPU101、USBコントローラ104、フラッシュメモリ105、メモリコントローラ106、SRAM107に電力を供給する(ステップS107)。
メインCPU101は、このようにして電力が供給されることで起動すると、メモリコントローラ106を制御して、現在の動作モード、即ち、充電起動モードに応じた起動プログラム(充電起動プログラム)をフラッシュメモリ105から読み込み(ステップS108)、SRAM107に展開する。具体的に説明すると、先ず、メインCPU101は、フラッシュメモリ105に格納されている起動プログラム読込用ヘッダ(図3参照)から、充電起動についての各種情報、即ち、初期設定値、充電起動プログラムの読込開始アドレス(物理アドレス)及び読込サイズ(バイト単位)、実行開始アドレス等を読み出して取得する。ここで、初期設定値には、例えば、充電起動プログラム実行の際のパラメータ等を含まれる。
次に、メインCPU101は、メモリコントローラ106を介してフラッシュメモリ105にアクセスして、取得した読込開始アドレスから、取得した読込サイズ分のデータ(即ち、充電起動プログラム)を読み込む。そして、メインCPU101は、SRAM107にアクセスして、取得した実行開始アドレスが示すアドレスに、読み込んだ充電起動プログラムを書き込んで展開する。
充電起動プログラムには、エニュメレーション及びネゴシエーションを実行するための命令等が記述されている。メインCPU101は、SRAM107に展開した充電起動プログラムを実行することで、USBコントローラ104を制御し、ホスト機器2との間でエニュメレーション及びネゴシエーションを実行する(ステップS109)。
これにより、ホスト機器2は、電子機器1をUSBデバイスとして認識し、第1の電流より大きい値の電流である第2の電流をUSBケーブル3を介して電子機器1に供給する。すると、電子機器1の電源制御回路111は、今度はこの第2の電流に基づいて電池110の充電を開始する(ステップS110)。第2の電流は、エニュメレーション及びネゴシエーションの実行後にホスト機器2から供給される電流である。第2の電流の値は、USB規格で予め決められており、本実施形態では、500mAである。
以上でUSB接続時の起動処理は完了する。なお、電源スイッチがONされることで実行される起動処理については、従来技術とほぼ同様である。以下、この場合の起動処理について簡単に説明する。
サブCPU102は、電子機器1の通常起動モードでの起動が可能となる電力が確保できていると判定すると、電源制御回路111に対して、予め決められた構成部への電力供給(電源ON)を要求する。かかる要求に応答して、電源制御回路111は、メインCPU101、USBコントローラ104、フラッシュメモリ105、メモリコントローラ106、SRAM107、DRAM108、主要動作部109に電力を供給する。
メインCPU101は、起動すると、メモリコントローラ106を介してフラッシュメモリ105にアクセスして、通常起動についての各種情報、即ち、初期設定値、通常起動プログラムの読込開始アドレス(物理アドレス)及び読込サイズ(バイト単位)、実行開始アドレス等を読み出して取得する。
次に、メインCPU101は、メモリコントローラ106を介してフラッシュメモリ105にアクセスして、取得した読込開始アドレスから、取得した読込サイズ分のデータ(即ち、通常起動プログラム)を読み込む。そして、メインCPU101は、DRAM108にアクセスして、取得した実行開始アドレスが示すアドレスに、読み込んだ通常起動プログラムを書き込んで展開する。
通常起動プログラムには、主要動作部109等を動作させるための命令等が記述されている。メインCPU101は、DRAM108に展開した通常起動プログラムを実行することで、主要動作部109等を含む各構成部の初期化処理等を実行する。
以上説明したように、本発明の本実施形態に係る電子機器1は、電源スイッチがOFFの状態でホスト機器2とUSB接続した際、換言すると、充電を目的として、ホスト機器2とUSB接続した際、充電に必要な最小限の構成部のみの電源をONにし(電力を供給し)、USB充電専用の起動プログラムを実行する。これにより、電子機器1は、最小限の消費電力で、ホスト機器2に自己をUSBデバイスとして認識させるための初期化処理(エニュメレーション及びネゴシエーション)を実行することができ、ホスト機器2から、第1の電流(100mA)より大きい値の電流である第2の電流(500mA)の供給を受けることができる。
したがって、従来に比べ、第1の電流による充電時間を短縮でき、より早く、第2の電流による充電を開始できるため、結果として、電池110(二次電池)の充電時間の短縮化が図れる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、上記実施形態では、電子機器1は、USBケーブル3を介してホスト機器2と接続していたが、USB接続の態様に限定はない。例えば、本発明の電子機器をUSBコネクタを備える構成にして、かかるUSBコネクタをホスト機器2のUSBポートに差し込むことで両者をUSB接続するようにしてもよい。
また、USB接続時の起動処理において、メインCPU101は、高速で動作することを要求されないため、動作クロックを可変にできる場合であれば、この起動処理では、通常より動作クロックを低下させるようにしてもよい。このようにすると、USB充電起動における消費電力のさらなる低減化が図れる。
1 電子機器
2 ホスト機器
3 USBケーブル
101 メインCPU
102 サブCPU
103 USBポート
104 USBコントローラ
105 フラッシュメモリ
106 メモリコントローラ
107 SRAM
108 DRAM
109 主要動作部
110 電池
111 電源制御回路
2 ホスト機器
3 USBケーブル
101 メインCPU
102 サブCPU
103 USBポート
104 USBコントローラ
105 フラッシュメモリ
106 メモリコントローラ
107 SRAM
108 DRAM
109 主要動作部
110 電池
111 電源制御回路
Claims (4)
- 外部機器と所定のインタフェース規格に基づく伝送路により通信可能に接続する接続部と、
自機器における主要動作を行う主要動作部と、
前記主要動作部を制御すると共に、前記接続部を介して前記外部機器と通信を行うメイン制御部と、
前記主要動作部を動作させるための命令が少なくとも記述された通常起動プログラムと、前記外部機器と前記インタフェース規格に基づいた所定の初期化処理を実行するための命令が少なくとも記述された充電起動プログラムと、を記憶する起動プログラム記憶部と、
前記外部機器から前記伝送路を介して供給される電流により充電される二次電池と、
起動スイッチがOFFの状態で前記外部機器から前記電流の供給が開始された場合の動作モードである充電起動モード時に自機器の起動が可能であるか否かを判定し、起動が可能であると判定した場合に、自機器内の予め決められた構成部に電力の供給を開始する電源制御部と、を備え、
前記メイン制御部は、前記充電起動モード時に起動すると、前記起動プログラム記憶部から前記充電起動プログラムを読み込んで実行し、一方、前記充電起動モードとは異なる動作モード時に起動すると、前記起動プログラム記憶部から前記通常起動プログラムを読み込んで実行する、
ことを特徴とする電子機器。 - 前記外部機器から前記伝送路を介して供給される電流の値は、前記初期化処理の実行後に上昇する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記電源制御部は、前記充電起動モード時に、前記二次電池の残量と、前記外部機器から供給を受けている前記電流の値と、に基づいて、自機器の起動が可能であるか否かを判定する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。 - 自機器における主要動作を行う主要動作部と、
前記主要動作部を制御すると共に、外部機器と所定のインタフェース規格に基づく伝送路を介した通信を行うメイン制御部と、
前記外部機器から前記伝送路を介して供給される電流により充電される二次電池と、を備える電子機器の起動制御方法であって、
起動スイッチがOFFの状態で前記外部機器から前記電流の供給が開始された場合の動作モードである充電起動モード時に自機器の起動が可能であるか否かを判定し、起動が可能であると判定した場合に、自機器内の予め決められた構成部に電力の供給を開始し、
前記メイン制御部は、前記充電起動モード時に起動すると、前記外部機器と前記インタフェース規格に基づいた所定の初期化処理を実行するための命令が少なくとも記述された充電起動プログラムを実行し、一方、前記充電起動モードとは異なる動作モード時に起動すると、前記主要動作部を動作させるための命令が少なくとも記述された通常起動プログラムを実行する、
ことを特徴とする電子機器の起動制御方法。
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