JP2014020564A - 減圧乾燥方法 - Google Patents

減圧乾燥方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014020564A
JP2014020564A JP2012156029A JP2012156029A JP2014020564A JP 2014020564 A JP2014020564 A JP 2014020564A JP 2012156029 A JP2012156029 A JP 2012156029A JP 2012156029 A JP2012156029 A JP 2012156029A JP 2014020564 A JP2014020564 A JP 2014020564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
drying
room
gas
condensation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012156029A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohachi Nomura
生八 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2012156029A priority Critical patent/JP2014020564A/ja
Publication of JP2014020564A publication Critical patent/JP2014020564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】エネルギー効率に優れた乾燥方法及び乾燥器の提供。
【解決手段】本発明に係る乾燥方法は、準備工程、減圧工程及び乾燥工程を備えている。準備工程では、乾燥室4と、乾燥室内22に配置された凝縮室6とを備えた乾燥器2が準備されている。乾燥室内22に被乾燥物が配置される。減圧工程では、乾燥室4及び凝縮室6から気体が排出される。乾燥工程では、被乾燥物を乾燥させる。この乾燥工程では、凝縮室6から気体が排出されない状態で、乾燥室4で発生した蒸気が凝縮室6に送り込まれて凝縮室6の圧力が乾燥室4の圧力より高くされている。凝縮室6で発生する熱により乾燥室4の気体が加熱されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、減圧乾燥方法及びその減圧乾燥器に関する。詳細には、本発明は、減圧状態の乾燥室内で被乾燥物を乾燥させる方法とその乾燥器に関する。
被乾燥物を減圧された乾燥室内で乾燥させる乾燥方法が知られている。減圧されることで、水の沸点が下がる。この減圧状態では、大気圧状態に比べ低い温度で水の蒸発が促進される。減圧乾燥は、被乾燥物の内部や複雑な微細形状部分等を効率的に乾燥しうる。ここでは、この乾燥を、減圧乾燥と称する。この乾燥は真空乾燥とも称される。減圧乾燥は、木材、食品、電子部品等の種々の物を乾燥する手段として用いられている。このような従来の一般的な減圧乾燥では、被乾燥物から発生した蒸気は、そのまま大気中に排出されている。
特表平10−502444公報には、木材などの減圧乾燥の方法及び装置が開示されている。減圧された乾燥室内では、水分の蒸発が促進される。木材から発生した蒸気は、圧縮ユニットを通って排出される。圧縮ユニットにより、蒸気の熱エネルギーの一部が乾燥室に伝達される。この乾燥方法は、排出される蒸気の熱エネルギーの一部が再利用されている。この乾燥方法は、従来の一般的な減圧乾燥に比べて、エネルギー効率に優れている。
特表平10−502444公報
この乾燥方法では、蒸気は大気中に排出されている。この蒸気のエネルギーの一部が乾燥室に取り込まれているが、そのエネルギーの残部は回収されていない。この乾燥方法では、エネルギー効率を更に向上させる余地がある。
本発明の目的は、エネルギー効率に優れた乾燥方法及び乾燥器の提供にある。
本発明に係る乾燥方法は、
乾燥室と、乾燥室内に配置された凝縮室とを備えた乾燥器が準備されており、乾燥室内に被乾燥物を配置する準備工程と、
この乾燥室及び凝縮室から気体が排出される減圧工程と、
この減圧工程の後に被乾燥物を乾燥させる乾燥工程とを含んでいる。
この乾燥工程では、乾燥室及び凝縮室から乾燥室及び凝縮室の外に気体が排出されない状態で、乾燥室で発生した蒸気が凝縮室に送り込まれて凝縮室の圧力が乾燥室の圧力より高くされており、凝縮室で発生する熱により乾燥室の気体が加熱されている。
好ましくは、この乾燥方法の上記乾燥工程において、乾燥室の外から加熱がされていない。
好ましくは、上記準備工程の乾燥器は、その乾燥室に外から蒸気を送り込む加熱器を備えている。上記乾燥工程において、乾燥室に蒸気が送り込まれている。
本発明に係る乾燥器は、乾燥室、凝縮室、真空ポンプ及び圧縮ポンプを備えている。この乾燥室は、断熱されている。この乾燥室は、被乾燥物を収容可能にされている。この凝縮室は、乾燥室内に配置されている。この凝縮室は、その室内から室外に熱を伝熱する壁に仕切られている。この被乾燥物の乾燥前に、この真空ポンプは乾燥室の気体及び凝縮室の気体を排出して乾燥室内を減圧状態にしている。この被乾燥物の乾燥中に、凝縮室から気体が排出されない状態で、圧縮ポンプが乾燥室の蒸気を凝縮室に送り込むように構成されている。
好ましくは、この乾燥器は、連通バルブを備えている。この連通バルブは、乾燥室と凝縮室との連通を開閉可能にしている。真空ポンプが乾燥室の気体及び凝縮室の気体を排出するときに、連通バルブは乾燥室と凝縮室との連通を開いている。被乾燥物の乾燥中に、連通バルブは乾燥室と凝縮室との連通を閉じている。
好ましくは、この乾燥器は、乾燥室に蒸気を送り込む加熱器を備えている。この被乾燥物の乾燥中に、加熱器は乾燥室に蒸気を送り込むように構成されている。
好ましくは、この乾燥器では、上記乾燥室内の被乾燥物の乾燥中に、凝縮室で蒸気が凝縮されて発生した水が凝縮室に溜められている。
本発明に係る乾燥方法の乾燥工程において、乾燥室から凝縮室に気体が送り込まれるが、乾燥室及び凝縮室の外に気体が排出されない。このため、蒸気によるエネルギーの持ち出しが抑制されている。この乾燥方法は、エネルギー効率に優れている。本発明にかかる乾燥装置は、この乾燥方法と同様に、エネルギー効率に優れている。
図1は、本発明の一実施形態に係る乾燥装置が示された説明図である。 図2は、図1の乾燥装置の凝縮室が示された説明図である。 図3は、本発明の他の実施形態に係る乾燥装置が示された説明図である。 図4は、本発明の更に他の実施形態に係る乾燥装置が示された説明図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1の乾燥器2は、乾燥室4、凝縮室6、真空ポンプ8、圧縮ポンプ10、連通バルブ14、排気バルブ16、逆止弁17、排水バルブ18、吸入バルブ19を備えている。
乾燥室4は、断熱性の壁である断熱壁20を備えている。乾燥室4は、この断熱壁20で囲まれた室内22を備えている。この断熱壁20は、室内22が減圧状態にされても変形しない耐圧性を有する。この室内22は、被乾燥物が配置される領域を備えている。この断熱壁20には、排気孔24、排水孔26及び吸入孔27が形成されている。図示されないが、この乾燥室4は、開口と扉とを備えている。この扉が開口を開閉する。開かれた開口を通して、室内22に被乾燥物が入れられ、室内22から被乾燥物が出される。この扉が閉められて、排気孔24と排水孔26と吸入孔27とが塞がれることで、室内22は気密になりうる。
凝縮室6は、乾燥室4の室内22に配置されている。凝縮室6は、本体6a、排水タンク6b及び通水管6cを備えている。本体6aは、壁28を備えている。本体6aは、この壁28で囲まれた室内30を備えている。この壁28は、室内30が加圧又は減圧されても変形しない耐圧性を有する。この壁28は、伝熱性に優れる材料からなる。言い換えると、凝縮室6の本体6aは、室内30から室外に熱を伝熱する壁28に仕切られている。
排水タンク6bは、壁29を備えている。排水タンク6bは、この壁29で囲まれた室内31を備えている。この壁29は、耐圧性を有する。この壁29は、伝熱性に優れる材料からなる。言い換えると、凝縮室6の排水タンク6bは、室内31から室外に熱を伝熱する壁29に仕切られている。
本体6aと排水タンク6bとは、通水管6cで接続されている。本体6aの室内30と排水タンク6bの室内31とは、通水管6cにより一体の空間を形成している。通水管6cは、伝熱性に優れる材料からなる。この凝縮室6は、この本体6aと排水タンク6bとが一の空間に形成されてもよい。一の空間で形成された凝縮室6では、その一の空間の上部がこの本体6aに相当し、その下部が排水タンク6bに相当する。
凝縮室6は、給気管32、連通管34及び排水管36を備えている。排水管36は、凝縮室6から延びて排水孔26を通って乾燥室4の外に延びている。配水管36の外周面と排水孔26の内周面とシールされて、気密にされている。この排水管36のうち、室内22に位置する部分は、熱伝導性に優れる材料、例えば、鋼管からなる。
図2には、この凝縮室6の一例が示されている。この凝縮室6では、給気管32は凝縮室6の上部に設けられている。連通管34は、凝縮室6の側部に設けられている。この連通管34は、側部の上部に形成されている。排水管36は、排水タンク6bの底部に設けられている。凝縮室6は、複数の中空管38を備えている。この中空管38は、壁28の一方側と、一方側と対向する他方側とを貫通して架け渡されている。この中空管38の内周面は、乾燥室4の室内22と連通する中空空間に面している。中空管38の外周面は、凝縮室6の室内30に面している。この中空管38は、熱伝導性に優れる材料、例えば、鋼管などからなる。
図1に示すように、給気管32及び連通管34は、凝縮室6の室内30と乾燥室4の室内22とを連通している。この給気管32及び連通管34が塞がれることで、室内30は室内22と気密になりうる。更に、排水管36が塞がれることで、室内30及び室内31は室内22及び外界と気密になりうる。
図1に示すように、真空ポンプ8は、乾燥室4の排気孔24に接続されている。この真空ポンプ8と乾燥室4の室内22との間に、排気バルブ16が接続されている。排気バルブ16は、排気孔24を開閉切り替え可能にしている。
圧縮ポンプ10は、凝縮室6の給気管32に接続されている。逆止弁17は、圧縮ポンプ10と凝縮室6との間で、給気管32に取付れている。この逆止弁17は、乾燥室4の室内22から凝縮室6の室内30へ向かう気体の流れを許容する。一方で、この逆止弁17は、室内30から室内22へ向かう気体の流れを遮断する。
排水バルブ18は、排水管36に接続されている。排水バルブ18は、排水管36を開閉切り替え可能にしている。連通バルブ14は、連通管34に接続されている。連通バルブ14は、連通管34を開閉切り替え可能にしている。
吸入バルブ19は、乾燥室4の吸入孔27に接続されている。吸入バルブ19は、乾燥室4の外の外界と乾燥室4の室内22との間の連通を開閉切り替え可能にしている。
図示されないが、この乾燥器2は、制御装置を備えている。この乾燥器2は、扉の開閉を検知する扉センサーを備えている。乾燥器2は、室内22の圧力と室内30の圧力とを検知する圧力センサーを備えている。制御装置は、真空ポンプ8及び圧縮ポンプ10の運転と、それらの停止とを制御する。制御装置は、連通バルブ14、排気バルブ16、排水バルブ18及び吸入バルブ19の開閉を制御する。
図1を参照しつつ、本発明に係る一の乾燥方法が説明される。この乾燥方法は、準備工程、減圧工程及び乾燥工程を備えている。この乾燥方法では、減圧工程に先立って準備工程が行われており、乾燥工程に先立って減圧工程が行われている。ここでは、被乾燥物として、竹を例に説明がされる。
準備工程では、図1の乾燥室4の、図示されない扉が開けられる。室内22に被乾燥物としての竹が搬入される。乾燥室4の扉が閉められる。扉が閉じられると、扉センサーが制御装置に扉閉の信号を送信する。
連通バルブ14が開かれて、排気バルブ16、排水バルブ18及び吸入バルブ19は閉じられている。乾燥室4の扉が閉じられている。これにより、乾燥室4の室内22、凝縮室6の室内30及び室内31は、外界に対して気密にされている。この様にして、室内22に竹を配置して乾燥室4は、外界に対して断熱気密状態にされうる。
減圧工程では、乾燥室4の室内22の空間と凝縮室6の室内30及び室内31の空間とが連通している。制御装置が排気バルブ16に開信号を送信する。排気バルブ16が開かれる。制御装置が真空ポンプ8に運転信号を送信する。真空ポンプ8が運転される。室内22、室内30及び室内31の空気が排出される。室内22、室内30及び室内31が所定の圧力まで減圧される。室内22と室内30及び室内31とが、減圧状態とされる。この所定の圧力は、被乾燥物としての竹に含まれる水分が蒸発する沸点よりも低い温度が沸点になるように設定する。
圧力センサーは所定の圧力を検知すると、制御装置に検知信号を送る。制御装置が真空ポンプ8に停止信号を送信する。真空ポンプ8の運転が停止させられる。制御装置が排気バルブ16に閉信号を送信する。排気バルブ16が閉じられる。後に説明する乾燥工程の終了まで、排気バルブ16、排水バルブ18及び吸入バルブ19は閉じられている。これにより、室内22、室内30及び室内31の減圧状態が維持される。
この様にして減圧状態にされた後に、制御装置が連通バルブ14に閉信号を送信する。連通バルブ14が閉じられる。これにより、室内22と室内30及び室内31とは、互いに気密にされる。
この減圧工程では、乾燥室4の室内22が減圧状態にされている。減圧状態では、水分が蒸発し易い。竹に付着した水分が蒸発する。竹はその内部に水分を含んでいる。減圧状態では、この内部の水分も蒸発する。乾燥室4の室内22では、水分の蒸発により、蒸気の量が増加する。水分が蒸気になるための潜熱が室内22の気体から吸熱される。室内22の温度が低下する。室内22の温度がその圧力の沸点よりも低下するか、飽和蒸気の状態になるまで蒸発が促進されうる。
室内22が減圧状態にされて所定時間が経過することで、水分の蒸発が十分に促進される。室内22は、蒸気を含む気体で満たされる。この所定時間は、例えば、経験的に予め設定しうる。
室内22が減圧状態にされて所定時間が経過した後に、制御装置は、圧縮ポンプ10を運転させる。乾燥工程では、圧縮ポンプ10により、室内22の気体は、凝縮室6の室内30に送り込まれる。この気体には、室内22で発生した蒸気が含まれる。圧縮ポンプ10は、室内22で発生した蒸気を室内30に送り込む。この乾燥工程では、室内30の圧力センサーが、室内30の圧力を検知している。乾燥工程が終了するまで、室内30の圧力が予め設定された上限圧力以上になれば、圧縮ポンプ10が停止させられる。室内30の圧力が予め設定された下限圧力以下になれば、圧縮ポンプ10が再び運転される。
室内22から室内30及び室内31に気体が送られることで、室内22の圧力が低下する。この圧力の低下に伴って、室内22の温度が低下する。また、圧力の低下に伴って、水分の蒸発が促進される。この蒸発の潜熱が気体から吸熱されて、室内22の温度が低下する。乾燥室4の室内22では、気体の圧力低下による温度低下と、蒸気の蒸発による温度低下とにより、室内22の温度が低下する。
一方で、凝縮室6では気体の圧力が上昇する。この圧力の上昇に伴って、凝縮室6の温度が上昇する。凝縮室6では、圧力の上昇に伴って沸点が上昇する。温度が上昇した凝縮室6は、乾燥室4の室内22の気体を加熱する。この加熱により、凝縮室6の室内30及び室内31の温度が低下する。室内30及び室内31の温度が沸点を下回ると、蒸気が凝縮する。この凝縮に伴う凝縮熱により、室内30及び室内31の温度が上がる。凝縮室6の室内30及び室内31では、気体の圧力上昇による温度上昇と、蒸気の凝縮による温度上昇とにより、凝縮室6の温度が上昇する。
このように、乾燥室4では、気体の温度が低下している。凝縮室6では、気体の温度が上昇している。乾燥室4の気体と、凝縮室6の気体との、温度差が拡大する。凝縮室6の壁28及び壁29は、伝熱性に優れている。この乾燥器2では、壁28及び壁29を介して、凝縮室6から乾燥室4に熱が移動し易い。乾燥室4では凝縮室6から加熱されることで、室内22の温度が上昇し、水の蒸発が促進される。凝縮室6の気体は乾燥室4の気体から冷却されることで、室内30の温度が低下し、蒸気の凝縮が促進される。
凝縮室6の本体6aの室内30で凝縮した水は、通水管6cを通って排水タンク6bの室内31に溜められる。排水タンク6bの室内31で凝縮した水は、そのまま室内31に溜められる。凝縮した水の温度は、室内22の気体の温度より高い。凝縮した水は、凝縮室6に溜められて室内22の気体の加熱に寄与する。
この乾燥工程では、圧縮ポンプ10により、乾燥室4から凝縮室6に気体が送り込まれることで、凝縮室6で発生する熱が乾燥室4の気体を加熱している。この乾燥工程は、圧縮ポンプ10を運転することで、乾燥室4の室内22の乾燥が促進される。竹の乾燥が促進される。この乾燥工程では、真空ポンプ8を停止した状態で乾燥が促進される。乾燥室4の室内22と凝縮室6の室内30及び室内31とから室内22、室内30及び室内31の外に気体が排出されない状態で乾燥が促進される。圧縮ポンプ10の運転だけで乾燥が促進されうる。室内22の外からの加熱を行わない状態で乾燥が促進されうる。
この乾燥工程において、凝縮室6から気体は排出されていない。この乾燥工程では、凝縮室6から気体が排出されない状態で、乾燥室4の蒸気が凝縮室6に送り込まれている。凝縮室6で発生する熱により乾燥室4の気体が加熱されている。凝縮室6から気体が排出されないので、蒸気によるエネルギーの持ち出しが抑制されている。凝縮室6から気体が排出されないので、凝縮室6の圧力が上昇し易い。圧力が上昇し易いので、気体の温度上昇及び蒸気の凝縮が促進されている。
この乾燥器2では、連通バルブ14を備えているので、給気管32及び逆止弁17の状態に関わらず、室内22と室内30及び室内31とを確実に連通しうる。吸気管32に逆止弁17を設けても、室内22と室内30とを連通しうる。この乾燥器2は、室内22及び室内30及び室内31を減圧状態にするのに適している。
この乾燥器2では、通常、排水バルブ18により、排水管36は閉じられている。乾燥工程において、凝縮室6の排水タンク6bには、蒸気の凝縮により発生した水が溜められている。乾燥工程の終了後に、連通バルブ14が開けられる。吸入バルブ19が開けられて、室内22と室内30及び室内31とに空気が流入させられる。室内22と室内30及び室内31との圧力が大気圧に戻される。その後に排水タンク6bの水は、排水バルブ18が開かれて乾燥器2から排出される。
この排水タンク6bは、乾燥工程が終了するまで排出される水を溜められる容量を有している。乾燥工程が終了するまで、凝縮室6で凝縮した水が、排水タンク6bに蓄えられる。この凝縮室6の凝縮水の温度は、室内22の気体の温度より高い。排水タンク6bは、室内22の気体を加熱する。この乾燥器2は、乾燥工程が終了するまで、凝縮水が排出されないので、水の排出よる熱エネルギーの持ち出しが抑制される。
この乾燥機2では、準備工程、減圧工程及び乾燥工程を含め、乾燥室4の室内22の外に水が排出されない。ここで説明した乾燥方法は、凝縮水の排出による熱エネルギーの持ち出しが抑制されている。
この乾燥方法では、乾燥工程中に、この凝縮室6の水が排出されてもよい。具体的には、凝縮室6に排水センサーが設けられる。配水管36には、図示されない排水ポンプが接続されている。この排水センサーは、排水タンク6bの水位が所定の上限位置まで上昇すると、制御装置に水量検知信号を送信する。制御装置が排水バルブ18に開信号を送信する。排水バルブ18が、排水管36を開く。排水ポンプが稼動させられる。これにより凝縮室6の排水タンク6bから水が排出される。排水タンク6bの水位が所定の下限位置まで低下すると、排水センサーが制御装置に水量検知信号を送信する、排水バルブ18が閉じられる。排水ポンプの運転が停止させられる。水は蒸気に比べ密度が極めて大きいので、水を排出しても凝縮室6の圧力の低下は小さい。
この排出される水は、室内22の気体と温度差が十分に小さくなるまで熱交換させることが好ましい。これにより、エネルギー効率が更に向上しうる。この乾燥器2では、配水管36は、乾燥室4の室内22を通されているので、排水管36を通る水が室内22の気体を加熱する。この乾燥器2では、水の排出による熱エネルギーの持ち出しが最小限に抑制されている。
この乾燥方法では、この乾燥工程において凝縮室6から気体が排出されない状態は、凝縮室6から水が排出されて気体が排出されない状態を含む概念である。
この乾燥器2では、圧縮ポンプ10が室内22に配置されている。圧縮ポンプ10は、凝縮室6の室内30及び室内31の気体を圧縮し、その気体の温度を上昇させるために使用される。圧縮ポンプ10の運転により発生する熱エネルギーは、室内22の気体により回収されている。このため、この乾燥器2は、更に、エネルギー効率に優れている。この乾燥器2では、必ずしも圧縮ポンプ10が室内22に配置される必要はなく、圧縮ポンプ10が乾燥室4の外に配置されてもよい。その場合にも、凝縮室6の室内30及び室内31の気体を圧縮しその温度を上昇させるために使用されるエネルギーは、室内22の気体と室内30及び室内31の気体とに回収されて、乾燥を促進させうる。
この乾燥方法では、制御装置が真空ポンプ8、圧縮ポンプ10、連通バルブ14、排気バルブ16、排水バルブ18及び吸入バルブ19を制御したが、制御装置を用いずにヒトが制御してもよい。真空ポンプ8及び圧縮ポンプ10の運転及び停止と、連通バルブ14、排気バルブ16、排水バルブ18及び吸入バルブ19の開閉とは、センサーの信号に基づいて行われたが、経過時間やヒトの経験に基づいて行われても良い。
図3を参照しつつ、本発明に係る他の実施形態が説明される。乾燥器40は、蒸気供給バルブ42を備えている。この乾燥器40の乾燥室4の断熱壁20には、蒸気供給孔46が形成されている。その他の構成は、図1の乾燥器2と同様の構成であり、その説明が省略される。また、乾燥器2と同様の構成については、乾燥器2と同様の符号を用いて、説明がされる。
この蒸気供給バルブ42は、図示されないボイラーと蒸気供給孔46との間に接続されている。ボイラーで発生させられた蒸気は、蒸気供給バルブ42及び蒸気供給孔46を通して室内22に供給されうる。この蒸気供給バルブ42は、蒸気供給孔46を開閉可能にしている。
本発明に係る他の乾燥方法が、この乾燥器40を用いて説明される。この乾燥方法は、準備工程、減圧工程及び乾燥工程を備えている。この乾燥方法では、減圧工程に先立って準備工程が行われている。乾燥工程に先立って減圧工程が行われている。
準備工程では、乾燥室4の室内22に被乾燥物としての竹が搬入される。この乾燥器40では、連通バルブ14が開かれている。この乾燥器40では、排気バルブ16、排水バルブ18、吸入バルブ19及び蒸気供給バルブ42は、閉じられている。扉が閉じられて、室内22、室内30及び室内31は、外界に対して断熱気密状態にされる。
この減圧工程は、第一減圧工程と第二減圧工程を備えている。第一減圧工程では、図示されないボイラーが過熱蒸気を発生させる。蒸気供給バルブ42と吸入バルブ19と排水バルブ18とが開けられる。この過熱蒸気が蒸気供給バルブ42と蒸気供給孔46を通して、乾燥室4の室内22と凝縮室6の室内30及び室内31とに供給される。過熱蒸気が室内22、室内30及び室内31に供給されることで、室内22、室内30及び室内31の空気は、吸入孔27と排水孔26とから追い出される。室内22、室内30及び室内31が蒸気を主とする気体で満たされた後に、蒸気供給バルブ42、排水バルブ18及び吸入バルブ19が閉じられる。
室内22の蒸気が、竹に吸熱される。室内22の温度が低下する。室内22の蒸気が凝縮する。室内22では、この凝縮により圧力が低下する。室内22と室内30及び室内31とが連通しているので、室内22と共に、室内30及び室内31も減圧される。所定の時間が経過すると、この室内22と室内30及び室内31とが十分に減圧される。このように、第一減圧工程は、蒸気の凝縮による減圧工程である。この第一減圧工程では、室内22と室内30及び室内31とが蒸気の凝縮により減圧された後に、更に室内22に過熱蒸気を送り込んで、更に蒸気の凝縮による減圧が繰り返されても良い。
第二減圧工程では、排気バルブ16が開かれて、真空ポンプ8が運転される。室内22、室内30及び室内31の気体が排出される。室内22と室内30及び室内31とが所定の圧力まで減圧される。室内22と室内30及び室内31とが、減圧状態とされる。この様にして減圧状態にされた後に、排気バルブ16が閉じられ、真空ポンプ8の運転が停止される。連通バルブ14が閉じられて、室内22と室内30及び室内31とは、互いに気密にされる。このように、第二減圧工程は、気体の排出による減圧工程である。ここでは、第一減圧工程と第二減圧工程とを組み合わせたが、第一減圧工程で乾燥工程で必要とされる所定の圧力まで減圧されていれば、第二減圧工程は省略してもよい。
乾燥工程では、圧縮ポンプ10が運転される。圧縮ポンプ10により、室内22の気体は、凝縮室6の室内30に送り込まれる。この気体には、室内22で発生した蒸気が含まれる。室内22から室内30に蒸気が送り込まれる。この乾燥工程が終了するまで、室内30の圧力センサーが室内30の圧力を検知している。室内30の圧力が予め設定された上限圧力以上になれば、圧縮ポンプ10が停止させられる。室内30の圧力が予め設定された下限圧力以下になれば、圧縮ポンプ10が再び運転される。
室内22から室内30に気体が送られることで、室内22の圧力が低下する。室内22の圧力の低下に伴って、室内22の温度が低下する。また、圧力の低下により、水分の蒸発が促進される。この蒸発の潜熱が気体から吸熱されて、室内22の温度が低下する。室内22では、圧力低下による温度低下と、蒸気の蒸発による温度低下とにより、室内22の温度が低下する。
一方で、凝縮室6の室内30及び室内31の圧力が上昇する。この圧力の上昇に伴って、凝縮室6の気体の温度が上昇する。凝縮室6では、圧力の上昇に伴い沸点が高くなる。この凝縮室6が室内22の気体を加熱し、この熱交換により凝縮室6の気体の温度が低下する。気体の温度が蒸気の沸点を下回ると、室内30の蒸気が凝縮して水になる。この凝縮に伴う凝縮熱により、室内30の温度が上がる。凝縮室6の室内30での気体の圧力上昇による温度上昇と、蒸気の凝縮による温度上昇とにより、凝縮室6の温度が上がる。
凝縮室6の壁28を介して、凝縮室6から乾燥室4の気体に熱が移動する。乾燥室4の室内22の温度が上昇し、水の蒸発が促進される。凝縮室6では乾燥室4の気体から冷却されることで、室内30の温度が低下し、蒸気の凝縮が促進される。
この乾燥工程では、圧縮ポンプ10により、乾燥室4から凝縮室6に気体を送り込んで、凝縮室6で発生する熱が乾燥室4の気体を加熱している。この乾燥工程は、圧縮ポンプ10を運転することで、乾燥室4の室内22の乾燥が促進される。竹の乾燥が促進される。この乾燥工程では、真空ポンプ8を停止した状態で乾燥が促進される。乾燥室4の室内22の外に気体が排出されない状態で乾燥が促進されうる。圧縮ポンプ10の運転だけで乾燥が促進されうる。
この乾燥工程で、乾燥を早めるために必要に応じて加熱を行ってもよい。この乾燥工程において、蒸気供給バルブ42を開き室内22に過熱蒸気を送り込まれる。この加熱により、室内22の圧力と温度とが上昇する。この蒸気も竹の水分により温度が低下して凝縮させられる。この過熱蒸気により竹の水分の蒸発が促進される。この蒸気も室内22、室内30及び室内31から排出されないので、蒸気によるエネルギーの持ち出しが抑制されている。
この乾燥工程においても、凝縮室6から気体は排出されていない。この乾燥工程では、凝縮室6から気体が排出されない状態で、乾燥室4の蒸気が凝縮室6に送り込まれている。凝縮室6で発生する熱により乾燥室4の気体が加熱されている。凝縮室6から気体が排出されないので、蒸気によるエネルギーの持ち出しが抑制されている。凝縮室6から気体が排出されないので、凝縮室6の圧力が上昇し易い。圧力が上昇し易いので、気体の温度上昇及び蒸気の凝縮が促進されている。
この乾燥工程においても、凝縮室6の排水タンク6bに蒸気が凝縮した水が溜められる。乾燥工程の終了後に、連通バルブ14が開けられる。吸入バルブ19が開けられ、吸入孔27を通して、室内22、室内30及び室内31に空気が吸い込まれる。その後に、排水タンク6bの水は、排水バルブ18が開けられて外界に排出される。
一方で、この乾燥工程中おいて、排水タンク6bに溜められた水が排出されてもよい。乾燥工程中に水が排出される場合には、図示されない排水ポンプが運転される。排水バルブ18が開かれる。これにより、排水タンク6bに溜められた水が室内22、室内30及び室内31の外に排出されうる。
図4を参照しつつ、本発明に係る更に他の実施形態が説明される。ここでは、図1の乾燥器2と同様の構成について、その説明が省略される。また、乾燥器2と同様の構成については、乾燥器2と同様の符号を用いて、説明がされる。
乾燥器50は、加熱器52を備えている。その他の構成は、乾燥器2と同様の構成であり、その説明が省略される。乾燥器50は、図示されない制御装置を備えている。加熱器52は、熱交換器54と図示されないボイラーとを備えている。この熱交換器54は、乾燥室4の室内22に配置されている。熱交換器54には、ボイラーで発生させた過熱蒸気が通される。
本発明に係る更に他の乾燥方法が、この乾燥器50を用いて説明される。この乾燥方法は、準備工程、減圧工程及び乾燥工程を備えている。この乾燥方法では、減圧工程に先立って準備工程が行われている。乾燥工程に先立って減圧工程が行われている。
準備工程では、乾燥室4の室内22に被乾燥物としての竹が搬入される。この乾燥器50では、連通バルブ14が開かれて、排気バルブ16及び排水バルブ18は閉じられている。扉が閉じられて、室内22、室内30及び室内31は、外界に対して気密にされる。この様にして、室内22、室内30及び室内31は、外界に対して断熱気密状態にされうる。
減圧工程では、真空ポンプ8により、室内22、室内30及び室内31の気体が排出される。室内22、室内30及び室内31が所定の圧力まで減圧される。室内22、室内30及び室内31が、減圧状態とされる。この所定の圧力は、被乾燥物の竹に含まれる水分が蒸発する沸点よりも十分に低い温度が沸点になるように設定する。このようにして、減圧状態にされた後に、連通バルブ14が閉じられる。これにより、室内22と室内30及び室内31とは、互いに気密にされる。
乾燥工程では、加熱器52のボイラーが過熱蒸気を発生させる。この過熱蒸気が熱交換器54を通される。熱交換機54により、乾燥室4の室内22の気体が加熱される。この加熱により、所定の温度まで、例えば100°Cまで気体及び竹が加熱される。
この乾燥工程では、気体及び竹が所定の温度まで加熱されているので、水分の蒸発が促進される。所定時間の加熱により、水分の蒸発が十分に促進される。この加熱により、乾燥時間は短くできる。この所定時間は、例えば、経験的に予め設定しうる。この減圧工程では、気体及び竹が加熱されればよく、加熱器52は電熱線、赤外線、電磁波等の一般に使用されている他の加熱装置であってもよい。
更に、この乾燥工程では、圧縮ポンプ10により、室内22の気体は、凝縮室6の室内30及び室内31に送り込まれる。この気体には、室内22で発生した蒸気が含まれる。この乾燥工程が終了するまで、室内30の圧力センサーが室内30の圧力を検知している。室内30の圧力が予め設定された上限圧力以上になれば、圧縮ポンプ10が停止させられる。室内30の圧力が予め設定された下限圧力以下になれば、圧縮ポンプ10が再び運転される。
室内22から室内30及び室内31に気体が送られることで、室内22の圧力が低下する。この圧力の低下に伴って、室内22の温度が下がる。また、圧力の低下により、水分の蒸発が促進される。この蒸発の潜熱が気体から吸熱されて、室内22の温度が下がる。乾燥室4の室内22では、気体の圧力低下による温度低下と、水の蒸発による温度低下とにより、室内22の温度が下がる。
一方で、凝縮室6の気体の圧力が上昇する。この圧力の上昇に伴って、凝縮室6の温度が上昇する。凝縮室6では、圧力の上昇に伴い沸点が高くなる。この凝縮室6が室内22の気体を加熱し、この熱交換により凝縮室6の気体の温度が低下する。気体の温度が蒸気の沸点を下回ると、室内30の蒸気が凝縮して水になる。この凝縮に伴う凝縮熱により、室内30の温度が上がる。凝縮室6の室内30での気体の圧力上昇による温度上昇と、蒸気の凝縮による温度上昇とにより、凝縮室6の温度が上がる。
凝縮室6の壁28を介して、凝縮室6から乾燥室4の気体に熱が移動する。凝縮室6が乾燥室4の気体を加熱する。乾燥室4の室内22の温度が上昇し、水の蒸発が促進される。凝縮室6では乾燥室4の気体から冷却されることで、室内30の温度が低下し、蒸気の凝縮が促進される。
この乾燥工程では、圧縮ポンプ10により、乾燥室4から凝縮室6に気体を送り込んで、凝縮室6で発生する熱が乾燥室4の気体を加熱している。この乾燥工程は、圧縮ポンプ10を運転することで、乾燥室4の室内22の乾燥が促進される。竹の乾燥が促進される。この乾燥工程では、真空ポンプ8の運転を停止した状態で乾燥が促進される。乾燥室4の室内22の外に気体が排出されない状態で乾燥が促進される。圧縮ポンプ10の運転だけで乾燥が促進されうる。
この乾燥工程において、凝縮室6から気体は排出されていない。この乾燥工程では、凝縮室6から気体が排出されない状態で、乾燥室4の蒸気が凝縮室6に送り込まれている。凝縮室6で発生する熱により乾燥室4の気体が加熱されている。凝縮室6から気体が排出されないので、蒸気のエネルギーの持ち出しが抑制されている。凝縮室6から気体が排出されないので、凝縮室6の圧力が上昇し易い。圧力が上昇し易いので、気体の温度上昇及び蒸気の凝縮が促進されている。
この乾燥工程においても、凝縮室6の排水タンク6bに蒸気が凝縮した水が溜められる。乾燥工程の終了後に、連通バルブ14が開けられる。吸入バルブ19が開けられ、吸入孔27を通して、室内22、室内30及び室内31に空気が吸い込まれる。その後に、排水タンク6bの水は、排水バルブ18が開けられて外界に排出される。
一方で、この乾燥工程中おいて、排水タンク6bに溜められた水が排出されてもよい。乾燥工程中に水が排出される場合には、図示されない排水ポンプが運転される。排水バルブ18が開かれる。排水タンク6bに溜められた水は、排水ポンプにより室内22、室内30及び室内31の外に排出されうる。
この乾燥方法では、乾燥工程において、加熱器52により乾燥室4の外から加熱がされている。乾燥室4の外から加熱がされることで、乾燥時間が短縮されうる。
以上説明された方法は、被乾燥物は竹に限られず、木材、食品、衣類、繊維、機械部品、電子部品等の乾燥にも適用されうる。
2・・・乾燥器
4・・・乾燥室
6・・・凝縮室
6a・・・本体
6b・・・排水タンク
6c・・・通水管
8・・・真空ポンプ
10・・・圧縮ポンプ
14・・・連通バルブ
16・・・排気バルブ
17・・・逆止弁
18・・・排水バルブ
19・・・吸入バルブ
20・・・断熱壁
22・・・室内
24・・・排気孔
26・・・排水孔
27・・・吸入孔
28・・・壁
29・・・壁
30・・・室内
31・・・室内
32・・・給気管
34・・・連通管
36・・・排水管
38・・・中空管
40・・・乾燥器
42・・・蒸気供給バルブ
46・・・蒸気供給孔
50・・・乾燥器
52・・・加熱器
54・・・熱交換器

Claims (7)

  1. 乾燥室と、乾燥室内に配置された凝縮室とを備えた乾燥器が準備されており、乾燥室内に被乾燥物を配置する準備工程と、
    この乾燥室及び凝縮室から気体が排出される減圧工程と、
    この減圧工程の後に被乾燥物を乾燥させる乾燥工程と
    を含み、
    この乾燥工程では、乾燥室及び凝縮室から乾燥室及び凝縮室の外に気体が排出されない状態で、乾燥室で発生した蒸気が凝縮室に送り込まれて凝縮室の圧力が乾燥室の圧力より高くされており、凝縮室で発生する熱により乾燥室の気体が加熱されている乾燥方法。
  2. 上記乾燥工程において、乾燥室の外から加熱がされていない請求項1に記載の乾燥方法。
  3. 上記準備工程の乾燥器がその乾燥室に外から蒸気を送り込む加熱器を備えており、
    上記乾燥工程において、乾燥室に蒸気が送り込まれる請求項1に記載の乾燥方法。
  4. 乾燥室、凝縮室、真空ポンプ及び圧縮ポンプを備えており、
    この乾燥室が断熱されており、被乾燥物を収容可能にされており、
    この凝縮室が乾燥室内に配置されており、
    この凝縮室がその室内から室外に熱を伝熱する壁に仕切られており、
    この被乾燥物の乾燥前に、この真空ポンプが乾燥室の気体及び凝縮室の気体を排出して乾燥室内を減圧状態にしており、
    この被乾燥物の乾燥中に、凝縮室から気体が排出されない状態で、圧縮ポンプが乾燥室の蒸気を凝縮室に送り込むように構成されている乾燥器。
  5. 連通バルブを備えており、
    この連通バルブが乾燥室と凝縮室との連通を開閉可能にしており、
    真空ポンプが乾燥室の気体及び凝縮室の気体を排出するときに、連通バルブが乾燥室と凝縮室との連通を開いており、
    被乾燥物の乾燥中に、連通バルブが乾燥室と凝縮室との連通を閉じている請求項4に記載の乾燥器。
  6. 乾燥室に蒸気を送り込む加熱器を備えており、
    この被乾燥物の乾燥中に、加熱器が乾燥室に蒸気を送り込むように構成されている請求項4又は5に記載の乾燥器。
  7. 上記乾燥室内の被乾燥物の乾燥中に、凝縮室で蒸気が凝縮されて発生した水が凝縮室に溜められている請求項4から6のいずれかに記載の乾燥器。
JP2012156029A 2012-07-12 2012-07-12 減圧乾燥方法 Pending JP2014020564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012156029A JP2014020564A (ja) 2012-07-12 2012-07-12 減圧乾燥方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012156029A JP2014020564A (ja) 2012-07-12 2012-07-12 減圧乾燥方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014020564A true JP2014020564A (ja) 2014-02-03

Family

ID=50195678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012156029A Pending JP2014020564A (ja) 2012-07-12 2012-07-12 減圧乾燥方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014020564A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10435350B2 (en) 2014-09-19 2019-10-08 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Organic electroluminecence device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10435350B2 (en) 2014-09-19 2019-10-08 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Organic electroluminecence device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2617887B1 (en) Vacuum heat pump clothes drying method and dryer
US4263258A (en) Steam-operated sterilization apparatus
WO2013114539A1 (ja) 蒸気滅菌装置
CN103774396A (zh) 热泵负压高效烘干机及其烘干方法
CN104197656A (zh) 一种药品干燥机及药品干燥方法
JP6513299B2 (ja) 真空乾燥装置及び方法
WO2013128626A1 (ja) 蒸気滅菌装置
CN211947627U (zh) 一种具有干衣功能的设备
JP2018046879A (ja) 蒸気滅菌装置
JP2014020564A (ja) 減圧乾燥方法
KR101150949B1 (ko) 히트펌프식 건조기 및 그 제어방법
KR101040820B1 (ko) 히트파이프방열기 및 히트펌프를 이용한 제지 건조시스템.
JP2010227485A (ja) 蒸気滅菌器およびその空気排除方法
JP4958888B2 (ja) 真空解凍装置
KR20090011183U (ko) 제습식 식품 건조기
JP4538136B2 (ja) 蒸気滅菌装置
JP6748456B2 (ja) 真空冷却装置
JP6292224B2 (ja) 滅菌装置および滅菌方法
CN107525350A (zh) 脉动真空干燥技术在灭菌领域应用
CN103371715B (zh) 一种食物加热器
EP1381727B1 (en) Clothes dryer
JP5374400B2 (ja) 木材乾燥装置及び木材乾燥方法
CN206056157U (zh) 木材多功能高温高压蒸汽处理装置
CN217228738U (zh) 一种罐体夹层加热装置
RU2776402C1 (ru) Установка вакуумной сублимационной сушки