JP2014020313A - 携帯型作業機 - Google Patents
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Abstract
【課題】
エアフィルタ周りの形状を小型にして、吸入効率を低下させることなく、吸気口を開閉する機構を提供することである。
【解決手段】
吸気口径以下の移動量で吸入口を閉鎖するシャッターを、取付け台の外周に配設し、シャッターを弾性体で支持された状態にして、エアフィルタの着脱を行うことで吸気口を開閉する機構を提供する。
【選択図】図3
エアフィルタ周りの形状を小型にして、吸入効率を低下させることなく、吸気口を開閉する機構を提供することである。
【解決手段】
吸気口径以下の移動量で吸入口を閉鎖するシャッターを、取付け台の外周に配設し、シャッターを弾性体で支持された状態にして、エアフィルタの着脱を行うことで吸気口を開閉する機構を提供する。
【選択図】図3
Description
本発明は、エンジンを動力源とする携帯型作業機に関する。
携帯型作業機においては、木屑や粉塵などが多い野外環境で使用されることが多い。そのため、燃焼用の吸入空気中に含まれる木屑や粉塵などを除去するため、エンジンに燃料を供給する気化器にエアフィルタを取付け、更に気化器やエアフィルタを内包するような浄化室が設置されているものが知られている。
浄化室に入った木屑や粉塵は、燃焼用に空気と同時に吸入されることから、エアフィルタが目詰まりを起こし、回転数が不安定となるたびに作業者がエアフィルタを外した状態で掃除している。
しかしながら、浄化室の内壁などに木屑や粉塵が付着している状態でエアフィルタを外すことで、吸気口に木屑や粉塵が入りやすい状態になるという問題があった。
そのため、例えば特許文献1のように、エアフィルタを連結したシュノーケル形状の吸入管路を吸入通路内に設け、吸気口から前記吸入管路を外すことで、吸入通路内の弾性体に支持された蓋が吸入通路を塞ぎ、吸気口に木屑や粉塵が入るのを防止し、前記吸入管路の組立て時は、シュノーケル形状の管路に切欠き部を設けていることで、吸気口からシュノーケル形状の前記吸入管路を差し込むと、気化器の吸入通路と外気がつながり、燃焼用に空気を取り込むようにしたものがあった。
浄化室に入った木屑や粉塵は、燃焼用に空気と同時に吸入されることから、エアフィルタが目詰まりを起こし、回転数が不安定となるたびに作業者がエアフィルタを外した状態で掃除している。
しかしながら、浄化室の内壁などに木屑や粉塵が付着している状態でエアフィルタを外すことで、吸気口に木屑や粉塵が入りやすい状態になるという問題があった。
そのため、例えば特許文献1のように、エアフィルタを連結したシュノーケル形状の吸入管路を吸入通路内に設け、吸気口から前記吸入管路を外すことで、吸入通路内の弾性体に支持された蓋が吸入通路を塞ぎ、吸気口に木屑や粉塵が入るのを防止し、前記吸入管路の組立て時は、シュノーケル形状の管路に切欠き部を設けていることで、吸気口からシュノーケル形状の前記吸入管路を差し込むと、気化器の吸入通路と外気がつながり、燃焼用に空気を取り込むようにしたものがあった。
特許文献1のような構造では、次のような問題がある。すなわち、吸入通路内のシュノーケルを外すことで、吸入通路内の蓋が吸気口を閉鎖することから、シュノーケルの組み付け時には、シュノーケルと気化器につながる吸入通路まではある程度の距離が必要となる。そのため、刈払い機やチェンソーのように気化器からエアフィルタまでの距離が短い場合は、エアフィルタ周りの形状を長くし、クリーナカバーを外側に出す必要があるため、製品の大型化につながる。
また、少しでも小型にするために、気化器の吸入通路に対してシュノーケルを垂直に配設することで、直線ラインの吸入通路に比べ、空気吸入時の損失が大きくなるため、吸入効率の低下につながりエンジン性能を満足に発揮することができない。
そこで本発明の目的は、エアフィルタ周りの形状を短くし、また吸入効率を向上させた、吸気口を開閉する機構を提供することである。
そこで本発明の目的は、エアフィルタ周りの形状を短くし、また吸入効率を向上させた、吸気口を開閉する機構を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、吸気口径以下の移動量で吸入口を閉鎖するシャッターを、取付け台の外周に配設し、シャッターを弾性体で支持された状態にして、エアフィルタの着脱を行うことで吸気口を開閉することで達成される。
本発明によれば、エアフィルタ周りの形状が小型化されて、吸入効率を低下させることなく、エンジン性能を満足に発揮することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。図1は本発明の実施形態によるチェンソーの外観を示す斜視図、図2はシリンダから外気までの吸入通路の断面図、図3は吸気口の解放状態の断面図である。
図1においてチェンソー20は2サイクルエンジンを搭載し、本体部の前方にガイドバー25が突出する。ガイドバー25の周縁には、ソーチェン26が巻回され、ソーチェンを高速で回転させることによって木や枝などの切断が可能となる。チェンソー20の上方には、メインハンドル21が設けられ、メインハンドル3の前端付近から横及び下方向にフロントハンドル27が延びるように設けられる。
メインハンドル21は、作業者が右手で把持するためのハンドルであり、フロントハンドル27は作業者が左手で把持するためのハンドルである。メインハンドル上部付近にはロックレバー22が設けられ、前端付近にはイグニッションスイッチが設けられる。サブハンドル27の前方にはハンドガード24が設けられる。ハンドガード24は、作業者の手に、枝や切断物などが接触しないよう保護するとともに、前方に倒れることでソーチェンの制動機構のスイッチとしての役割を有する。
チェンソー20の内部には、2サイクルエンジンが横置きで収容されており、図2及び図3に示すように、シリンダ1の上部にある吸気口から吸気管2が延び、気化器4が取り付けられている。気化器4は本体カバーの後方側に形成されたクリーナボディ5とクリーナカバー11の内側によって形成される。吸気口から気化器4へは取付け台6を介して接続される。言い換えれば、シリンダ1に連接する吸気管2は、浄化室3の気化器4とクリーナボディ5を圧着することで、気化器4と連結する。このとき、気化器4は、クリーナボディ5と取付け台6を圧着することで、燃焼用にシリンダ1へ空気を吸入する吸入通路7の入り口は、取付け台6の吸気口6aのみとなる。そのため、吸入する空気に木屑や粉塵がまざらないように、取付け台6の先端にエアフィルタ8を連結することで、空気と木屑や粉塵を分離して、吸入することができる。
取付け台6の周囲には、スプリング10及びシャッター9(開閉手段)が配置されている。シャッター9は蓋状に形成され、中央の切れ目から分割しながら開放可能であり、閉鎖することで取付け台6の吸気口6aを覆うよう構成されている。スプリング10は、円筒状の取付け台6の外周に通路の軸方向に沿って弾性変形可能に設けられるとともに、シャッター9のフランジ部9aに掛止してシャッター9を閉鎖側に付勢している。エアフィルタ8は、スプリング10の付勢力に抗しながらフランジ部9aを押し込むことで、シャッター9を開放状態とする。
本発明による吸気口6aの閉鎖状態(エアフィルタ取り外し時)を図5、図6に示す。図6においては、クリーナボディ5からクリーナカバー11を外し、エアフィルタ8を取付け台6から取り外した状態を示す。シャッター9は、スプリング10により、吸気口6aを閉鎖する閉鎖状態とされる。
次に、本発明による携帯型作業機におけるエアフィルタ8の着脱作業について説明する。
まず、本発明による吸気口の解放状態(エアフィルタ装着時)を図3に示す。取付け台6の外周にシャッター9を配設し、弾性体のスプリング10で支持され、エアフィルタ8がシャッター9のフランジ部9aを押付けるように組み付けることで、シャッター9は取付け台6の吸入通路7と平行となり、吸気口6aは開放した状態になる。また、図4に示すように、取付け台6の溝6bがL字形状になっている。そのため、図5に示すように、エアフィルタ8の爪8aが組付け状態では回転することで溝6bに引っ掛り、スプリング10の力でエアフィルタ8が外れない状態となる。
まず、本発明による吸気口の解放状態(エアフィルタ装着時)を図3に示す。取付け台6の外周にシャッター9を配設し、弾性体のスプリング10で支持され、エアフィルタ8がシャッター9のフランジ部9aを押付けるように組み付けることで、シャッター9は取付け台6の吸入通路7と平行となり、吸気口6aは開放した状態になる。また、図4に示すように、取付け台6の溝6bがL字形状になっている。そのため、図5に示すように、エアフィルタ8の爪8aが組付け状態では回転することで溝6bに引っ掛り、スプリング10の力でエアフィルタ8が外れない状態となる。
エアフィルタ8を取り外すときは、取付け台6の溝6bに引っ掛ったエアフィルタ8を少し押し、回転させてからエアフィルタ8を取り出すと、押付けられていたシャッター9はスプリング10の力で、押し出される。このとき、シャッター9は、外周側に切り込み9bがあり、スプリング10の力で押し出されると、取付け台6のガイド6cに沿って移動することが可能となり、シャッター9が吸気口6aを閉鎖状態にすることができる。
以上説明した実施形態では、2サイクルエンジンを用いたチェンソー20に適用したエンジン作業機の例を説明したが、本発明を適用する機器は任意の機器で良く、他のエンジン作業機や、エンジンを使った機器にも同様に広く適用できる。また、2サイクルエンジンだけでなく4サイクルエンジンでも同様に適用できる。
以上、本発明を示す実施形態に基づき説明したが、本発明は上述の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
1はシリンダ、2は吸気管、3は浄化室、4は気化器、5はクリーナボディ、6は取付け台、6aは吸気口、6bは溝、6cはガイド、7は吸入通路、8はエアフィルタ、8aは爪、9はシャッター(開閉手段)、9aはフランジ部、9bは切り込み、10はスプリング、11はクリーナカバー、20はチェンソー
Claims (6)
- エンジンの吸気通路に接続される気化器と、前記気化器に固定される取付け台と、前記取付け台の吸気口と大気の間に着脱自在のエアフィルタを有する携帯型作業機において、
前記エアフィルタの着脱に応じて前記取付け台の吸気口を外周から開閉する開閉手段を備えることを特徴とする携帯型作業機。 - 前記開閉手段は、前記取付け台の外周に設けられた弾性体により付勢されていることを特徴とした請求項1に記載の携帯型作業機。
- 前記開閉手段は、前記吸気口の軸と同軸方向に移動しながら、吸気口の軸と垂直方向に開閉することを特徴とした請求項2に記載の携帯型作業機。
- 前記開閉手段は、閉鎖状態において前記吸気口の軸と垂直の方向に切れ目があることを特徴とした請求項2又は請求項3に記載の携帯型作業機。
- 前記開閉手段は、閉鎖状態において前記吸気口を覆う部分が、解放状態においてエアフィルタ内部に収まることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の携帯型作業機。
- 前記開閉手段と前記エアフィルタは、前記取付け台の溝にエアフィルタの爪を入れ、奥まで押し込んだ状態で回転させることで前記溝のかえり部に掛止され、前記エアフィルタの着脱が可能となることを特徴とした請求項3乃至請求項5の何れか一項に記載の携帯型作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012161418A JP2014020313A (ja) | 2012-07-20 | 2012-07-20 | 携帯型作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012161418A JP2014020313A (ja) | 2012-07-20 | 2012-07-20 | 携帯型作業機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014020313A true JP2014020313A (ja) | 2014-02-03 |
Family
ID=50195497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012161418A Pending JP2014020313A (ja) | 2012-07-20 | 2012-07-20 | 携帯型作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014020313A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019060271A (ja) * | 2017-09-26 | 2019-04-18 | トヨタ自動車株式会社 | エアクリーナダクト組み付け構造 |
-
2012
- 2012-07-20 JP JP2012161418A patent/JP2014020313A/ja active Pending
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JP2019060271A (ja) * | 2017-09-26 | 2019-04-18 | トヨタ自動車株式会社 | エアクリーナダクト組み付け構造 |
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