JP2014016274A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データを取得した後、経路案内用地図を表示するまでのユーザの操作負担を軽減させることを課題とする。
【解決手段】画像データの取得要求および表示要求を入力する入力部と、前記取得要求に基づいて位置情報を含む画像データを取得する画像データ取得部と、表示部と、経路案内用地図を前記表示部に表示する経路案内部と、取得された画像データを振り分ける振分条件と、前記経路案内部を起動させる起動条件とを記憶した記憶部と、前記取得された画像データに含まれる位置情報が、前記振分条件を満たすか否かを判定する振分条件判定部と、前記振分条件を満たす場合に、前記取得された画像データを、前記記憶部の位置付き画像フォルダに保存するフォルダ保存制御部と、前記入力部によって表示要求が入力された画像データについて、前記起動条件を満たすか否かを判定し、起動条件を満たす場合は、前記経路案内部を自動的に起動させる起動判定部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は情報処理装置に関し、特に、目的地までの経路案内情報を表示することのできる情報処理装置に関する。
今日、目的地を登録して、現在地から目的地までの経路を探索して、目的地への経路案内を表示するナビゲーション装置が利用されている。
また、経度情報及び緯度情報からなる位置情報(GPSデータとも呼ぶ)を含む画像データを取得して、その画像データに含まれるGPSデータから行き先を設定登録するナビゲーションシステムも提案されている。
たとえば、特許文献1には、ネットワークを介して外部のデータベースあるいはメールサーバに受信された電子メールから、GPSデータを含むデジタル画像データを取得するナビゲーション装置が記載されている。
また、特許文献2および3には、カメラで撮影したGPSデータを含む画像データをメモリカードに記憶しておき、そのメモリカードから画像データを取得し、メモリカードから読み出した画像データのサムネイル画像を一覧表示し、一覧表示されたサムネイル画像から目的地として設定すべき画像を選択させて、目的地の設定や、現在地から目的地までの走行ルートを検索するシステムが記載されている。
特開2008−224530号公報 特開2008−39628号公報 特開2006−98250号公報
しかし、従来技術のいずれも、目的地の設定が完了し、目的地までの経路案内(ルート)を表示するまでに、ユーザは煩雑な操作をする必要がある。
たとえば、特許文献2および3では、ユーザは、カメラから、撮影した画像データが記憶されたメモリカードを取り出し、カーナビゲーション装置に装填した後、画像データのサムネイル画像の一覧を表示させ、目的地となるサムネイル画像を選択する操作をすることにより、目的地が設定される。
また、特許文献1では、ユーザは、目的地登録画面を表示させて、画像データの読み込み先を選択し、メモリカードあるいはインターネットを経由してデータベースからのダウンロードによって画像データを取得して写真リストを表示させ、写真リストから希望する行き先の写真を選択し、表示された目的地登録の確認画面によって確認入力操作をすることによって、目的地の経度および緯度情報を取得して目的地を登録させている。
以上のように、従来の技術では、画像データを取得してから目的地を設定し、さらに、その目的地までの経路を表示させるまでに、ユーザは、多くの操作をする必要があった。
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、位置情報を含む画像データを取得した後、その画像データの位置情報から特定される目的地を設定してその目的地を含む地図を表示するまでに、ユーザの入力操作をできるだけ少なくして、ユーザの操作負担を軽減させるようにした情報処理装置を提供することを課題とする。
この発明は、画像データの取得要求および表示要求を入力する入力部と、前記取得要求に基づいて位置情報を含む画像データを取得する画像データ取得部と、表示部と、経路案内用地図を前記表示部に表示する経路案内部と、取得された画像データを振り分ける振分条件と、前記経路案内部を起動させる起動条件とを記憶した記憶部と、前記取得された画像データに含まれる位置情報が、前記振分条件を満たすか否かを判定する振分条件判定部と、前記振分条件を満たす場合に、前記取得された画像データを、前記記憶部の位置付き画像フォルダに保存するフォルダ保存制御部と、前記入力部によって表示要求が入力された画像データについて、前記起動条件を満たすか否かを判定し、起動条件を満たす場合は、前記経路案内部を自動的に起動させる起動判定部とを備えたことを特徴とする情報処理装置を提供するものである。
これによれば、入力部によって画像データの取得要求および表示要求が入力された場合に、その画像データが所定の振分条件および起動条件を満たすとき、経路案内用地図を表示する経路案内部を自動的に起動させるので、ユーザは、上記要求を入力する操作をした後に、経路案内用の地図を表示させるための特別な操作をする必要はなく、経路案内用地図を表示させるまでのユーザの操作負担を軽減させることができる。
また、前記振分条件判定部は、前記取得された画像データの位置情報の示す位置が、所定の特定地点を示す位置から、所定の判定距離内にある場合に、前記振分条件を満たすと判定することを特徴とする。
また、前記特定地点が、情報処理装置が存在する現在地であることを特徴とする。
また、地球上の緯度および経度を示すGPS情報を生成するGPS情報生成部をさらに備え、前記GPS情報生成部が生成したGPS情報によって、前記現在地を特定することを特徴とする。
また、前記位置情報は、地球上の緯度および経度を示す情報からなることを特徴とする。
また、前記起動判定部が、前記位置情報を含む画像データが前記位置付き画像フォルダに保存され、かつその画像データが前記入力部によって表示要求された場合に、前記起動条件を満たすと判定すること特徴とする。
また、前記経路案内部が、前記起動判定部によって自動的に起動させられた場合、前記表示要求された画像データに含まれた位置情報によって特定される位置を目的地に設定し、設定された目的地を含む前記経路案内用地図を前記表示部に表示させることを特徴とする。
また、前記位置情報を含む画像データは、カメラによって撮影された写真、ネットワークを介してダウンロードされた画像情報、あるいはネットワークを介して受信された受信メールに添付されていた画像情報のいずれかであることを特徴とする。
この発明によれば、位置情報を含む画像データを取得し、表示要求を入力する操作をした後、その画像データが所定の振分条件および起動条件を満たすとき、経路案内用地図を表示する経路案内部を自動的に起動させるので、ユーザは、表示要求を入力する操作をした後に、経路案内用の地図を表示させるための特別な操作をする必要はなく、迅速かつ容易に経路案内機能を実行させることができ、経路案内用地図を表示させるまでのユーザの操作負担を軽減させることができる。
この発明の情報処理装置の一実施例の構成ブロック図である。 この発明の画像取得処理からナビ起動判定処理までの一実施例のフローチャートである。 この発明の取得画像データの振分判定処理の一実施例のフローチャートである。 この発明のナビ起動判定処理の一実施例のフローチャートである。 この発明の振分条件の一実施例の説明図である。 この発明のナビ起動条件の一実施例の説明図である。 この発明の表示画像選択処理の一実施例のフローチャートである。 この発明の受信メール画像表示処理の一実施例のフローチャートである。 この発明のWEB画像表示処理の一実施例のフローチャートである。 この発明のカメラ撮影画像表示処理の一実施例のフローチャートである。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。なお、これによって、この発明が限定されるものではない。
<この発明の情報処理装置の構成>
図1に、この発明の情報処理装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
制御部11は、この発明の情報処理装置の各機能ブロックの動作を制御する部分であり、主として、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータにより実現される。
また、CPUは、ROM等に記憶されるプログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させることによって、この発明の情報処理装置の表示機能、画像データ取得機能、ナビ起動機能等を実行する。
この発明の情報処理装置は、ノートパソコン、タブレット端末、ナビゲーション装置、携帯電話、スマートフォン等の電子機器に相当し、特に、経路案内機能を有する携帯可能な小型軽量の携帯端末である。
表示部12は、主として、この発明で利用する各種情報を表示する部分であり、たとえば、画像、地図、経路案内画面、機能選択メニュー等を表示する。
表示部としては、たとえば、LCD、有機ELディスプレイ等が用いられる。
通信部13は、サーバ等の外部装置とデータの送受信を行う部分であり、たとえば、インターネットを介した各種コンテンツの受信、メールサーバからのメールの受信等を行う部分である。通信形態は、有線および無線を問わず、従来から用いられているあらゆる通信方式を用いることができる。
入力部14は、ユーザが各種情報を入力したり、機能選択等の指示入力をする部分である。たとえば、画像データの取得要求や、画像データの表示要求を入力する部分である。入力部としては、キーボード、マウス、タッチパネル等が用いられる。タッチパネルを用いる場合は、表示部12と入力部14とは重ね合わせられて形成され、あるいは一体成形される。
カメラ15は、画像(静止画、動画)を撮影する部分である。撮影された画像は、デジタルの画像データとして記憶部31に記憶され、撮影日付、撮影条件等からなるEXIF情報や、撮影した場所を特定する位置情報(GPS情報とも呼ぶ)も対応付けて記憶してもよい。
GPS情報生成部16は、人工衛星からの電波信号を受信し、この情報処理装置が現在存在する位置(現在地)の地球上の経度および緯度を示すGPS(Global Positioning System)情報を、生成する部分である。生成したGPS情報は、現在地を特定する情報であり、現在地情報として記憶される。
通話部17は、いわゆる電話機としての機能を実現する部分であり、マイク17−1、スピーカ17−2を通して、会話を行う部分である。ただし、この発明の情報処理装置が経路案内を主機能とするナビゲーション装置である場合は、通話部17は必須機能でなくてもよい。
画像データ取得部21は、取得要求に基づいて画像データを取得して、記憶部31に記憶する部分である。取得方法は種々のものがあり、従来から用いられているいずれの方法を用いてもよい。
たとえば、カメラ15によって撮影した静止画(写真)をデジタル化して、画像データとして記憶する。また、ネットワークを介して通信部13によって受信された受信メールに添付されている画像データを記憶部31に記憶する。あるいは、インターネット等のネットワークを介して送られてくるWEBページに含まれている画像を選択することにより、通信部13によってその画像データをダウンロードして、記憶部31に記憶する。
この画像データを取得するときに、画像そのものを示す画像情報の他に、画像に付属する情報として、上記したEXIF情報、位置情報、および地域情報がある場合は、これらの付属情報も画像情報に対応付けて記憶してもよい。
この位置情報とは、たとえば、画像を撮影した場所を示すGPS情報である。
また、地域情報とは、この発明の情報処理装置のある位置の現在地情報の他に、画像を撮影した位置の周辺に関係する地点情報(最寄駅、家屋、店舗、交差点、モニュメント)、もう少し地理的に広範囲な地域に関する領域情報(府県情報、市町村情報、商店街情報、公園・遊園地情報)などを意味する。
この地域情報は、撮影した位置のGPS情報を基にして、インターネットを介して種々のデータベースから取得することができる。
位置情報抽出部22は、取得した画像データに付属している位置情報を抽出する部分である。画像データ32を記憶部31に記憶するときに、画像そのものを示す画像情報32−1とは別に、位置情報32−2として保存される。
また、位置情報に加えて、画像データに地域情報が付属されている場合は、その地域情報32−3も、分離して記憶部31に記憶してもよい。
振分条件判定部23は、取得された画像データ32に含まれる位置情報が所定の振分条件を満たすか否かを判定する部分である。
振分条件は、図5に示すような条件であり、主として、取得した画像データ32に位置情報が含まれており、その位置情報が所定の判定距離内にあるか否かを判定するための条件が予め設定されている。
この振分条件を満たす場合は、フォルダ保存制御部24によって、取得された画像データを位置付き画像フォルダ(特定フォルダとも呼ぶ)51に保存する。この特定フォルダ51に保存された画像データは、後述するように、経路案内を行うナビアプリを起動したときに地図を表示するのに用いられる。
一方、振分条件を満たさない画像データは、一般画像フォルダ52(一般フォルダとも呼ぶ)に保存され、この一般フォルダ52に保存された画像データは、表示部12にその画像を表示するのに用いられる。
フォルダ保存制御部24は、上記した振分条件判定部23の判定結果に基づいて、取得した画像データ32を、上記した2つのフォルダ(特定、一般)のいずれかに記憶させる部分である。
ナビ起動判定部25は、上記した起動判定部に相当し、経路案内を行う経路案内部26、すなわち、ナビゲーションプログラム(ナビアプリとも呼ぶ)を自動的に起動するか否かを判定する部分である。
ここでは、起動条件の一例である図6に示すようなナビ起動条件42に基づいて、入力部によって表示要求がされた画像データについて、その起動条件を満たすか否かの起動判定が行われる。主として位置情報を有している画像データが表示される場合に、起動条件を満たすと判定される。起動条件を満たす場合は、経路案内部26が自動的に起動され、経路案内のための地図が表示される。
一方、位置情報を有していない単なる画像のみからなる画像データの場合は、経路案内をすることはできないので、ナビアプリは起動されない。
経路案内部26は、表示部12に経路案内用地図を表示させて、現在地から所定の目的地までの行き方(ルート)を表示する部分である。
この経路案内部26は、ナビアプリによって実現される機能である。
目的地としては、たとえば、取得した画像データ(写真)を撮影した位置が設定される。また、受信メールに添付された画像データが取得された場合は、その画像データに付属した位置情報が示す位置が、目的地として設定される。
経路案内部26がナビ起動判定部25によって自動的に起動させられた場合は、たとえば、表示要求された画像データに含まれた位置情報によって特定される位置を目的地に設定し、その設定された目的地を含む経路案内用地図を、表示部12に表示させる。
記憶部31は、この発明の情報処理装置の各種機能を実行するのに必要な情報や、画像データ、上記した振分条件と起動条件、位置付き画像フォルダ51、一般画像フォルダ52、経路案内に必要な地図データ等を保存する部分である。
記憶部31としては、ROM、RAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ、ハードディスク、SSDなどの記憶装置、その他の記憶媒体が用いられる。
画像データ32は、画像データ取得部21によって取得されたデジタル画像に関する情報を記憶したものである。
画像データ32には、画像そのものを示す画像情報32−1と、画像情報に関係する位置を示す位置情報32−2と、その位置よりも広範囲な領域の情報を示す地域情報32−3と、ナビアプリの起動の有無を示す起動フラグ32−4とが含まれる。
ただし、画像情報32−1は必須の情報であるが、他の3つの情報(32−2,32−3,32−4)はない場合もある。
32−2,32−3,32−4は、画像データ32のファイルに内包される場合と、画像ファイルに関連付けられた別データとして記憶される場合とがある。
位置情報32−2は、主として、地球上の緯度と経度を示す情報からなる。たとえば、画像データがカメラ15によって撮影された写真である場合は、その写真を撮影した位置のGPS情報(緯度、経度)が、位置情報32−2として記憶される。
地域情報32−3は、上記したように、位置情報で示される位置の周辺の情報を示したものであり、たとえば、撮影位置の最寄駅の情報、その位置が属する都市や府県に関する情報などである。この地域情報32−3は、たとえば、画像データの取得時あるいは取得後に、インターネット上のサーバに開設された逆ジオコーディングと呼ばれる情報サービスに位置情報32−2を送信することによって取得することができる。
また、この地域情報32−3は、ナビアプリを起動した後、経路案内の地図表示をする場合や、画像を付加情報付で表示するときに利用することができる。
起動フラグ32−4は、後述するようにナビ起動判定を行うときの1つの条件として利用される情報であり、たとえば、ある画像データ32の起動フラグ32−4が「1」に設定されていた場合に、その画像データを表示しようとするときに、ナビアプリが起動される。
起動フラグ32−4が付加されていない場合や、起動不可を意味する設定値(たとえば0)が設定されている場合は、ナビアプリを起動させるトリガとはならない。
この起動フラグ32−4は、たとえば、ユーザによって、その画像に対するナビ起動を行うかどうかを分類する操作をされた場合に設定される。起動フラグ32−4は、後述する特定フォルダを用いずに、(特定フォルダへの画像データ格納の代用として)画像ごとのナビ起動判定を行う場合に利用することができる。
取得画像位置情報33は、現在注目している取得画像についての位置情報(GPS情報)を意味する。この情報は、取得した画像データ32に付加されている位置情報を、位置情報抽出部22によって抽出して一時記憶したものである。
現在地情報34は、現在、この発明の情報処理装置が存在している位置を特定する情報であり、GPS情報生成部16によって生成される情報である。
ナビ起動可否情報35は、経路案内部26の機能を実現するナビアプリを起動するかしないかを判定するための情報である。
たとえば、設定値「0」が設定されている場合は、起動不可を意味し、ナビアプリの起動条件のいずれかが満たされたとしても、ナビアプリは起動されない。
また、設定値「1」が設定されている場合は、ナビアプリが起動許可であることを意味し、ナビ起動条件のいずれかが満たされた場合に、ナビアプリが起動される。
このナビ起動可否情報35は、たとえば、ユーザによって、ナビアプリの自動起動の一時停止あるいは再開の設定操作をされた場合に設定される。
地図データ43は、経路案内をするときなどに表示させる地図であり、従来のナビゲーション装置で用いられているものと同じ地図を用いてもよい。
位置付き画像フォルダ(特定フォルダ)51は、原則として、位置情報32−2が付加された画像データ32を格納しておくフォルダである。
ただし、この発明では、図5に示すような振分条件41を満たす場合にのみ、この特定フォルダ51に画像データ32を格納する。
すなわち、画像データに位置情報が付加され、かつその画像データ32が振分条件41を満たす場合に、その位置情報が付加された画像データ32を、特定フォルダ51に格納する。
したがって、位置情報が付加されていたとしても、その画像データが振分条件を満たさない場合は、特定フォルダに格納されず、一般画像フォルダ52に格納される。一般画像フォルダ52は、取得された画像データ32のうち、特定フォルダ51に格納されなかった画像データを格納しておくフォルダである。
<振分条件の説明>
振分条件41は、取得した画像データ32の保存場所を区別するための条件を示したものである。
図5に、振分条件41の一実施例の説明図を示す。
取得した画像データ32が、振分条件41のうち、いずれかの条件が満たされれば、その画像データ32は、位置付き画像フォルダ(特定フォルダ)51に保存され、後述するように、ナビアプリを自動的に起動した場合に、経路案内の目的地を示す情報として利用される。
また、振分条件が満たされない場合は、その画像データ32は一般画像フォルダ52に保存される。一般画像フォルダ52に保存された画像データは、表示画面にその画像データを表示させることはできるが、その表示要求があっても、ナビアプリを自動的に起動させることはできないものとする。
振分条件41は、初期値として予め固定的に設定しておいてもよいが、ユーザが自由に設定できるようにしてもよい。
図5には、6つの振分条件41(R1〜R6)を示している。
1つの振分条件は、条件内容と設定有無とからなり、設定有無は、振分判定を行うときに、その条件が利用されるか否かを設定する情報である。
たとえば、「設定有無」に「有り」を示す1が設定されている場合は、その条件を満たすか否かが判定される。「無し」を示す0が設定されている場合は、その条件は利用されない。
「設定有無」は、各振分条件ごとにユーザが設定できるようにしてもよく、1つの条件だけを「有り」に設定するのではなく、複数の条件を同時に「有り」に設定してもよい。
図5の場合は、たとえば、6つの条件のうち、4つの条件(R1,R2,R3,R5)が「有り」に設定されているので、この4つの条件がチェックされ、いずれか1つが満たされる場合に、振分条件が満たされたと判定する。
なお、以下の実施例の説明では、振分条件41を満たす場合は、いずれも、同じ位置付き画像フォルダ(特定フォルダ)51に保存するものとするが、各振分条件ごとに、異なるフォルダを用意し、各条件が満たされた場合の保存フォルダを異ならせてもよい。
あるいは、異なるフォルダを府県別あるいは国別というように、地域別に分類してもよい。
図5において、たとえば、条件R1は、「取得画像位置情報33が、特定地点から判定距離内にあること」を満たすか否かをチェックするものである。
すなわち、取得された画像データの位置情報33の示す位置が、所定の特定地点を示す位置から所定の判定距離内にある場合に、その振分条件R1を満たすと判定される。
ここで、特定地点41−1とは、予め設定された位置の情報を意味し、たとえば、現在地情報34、最寄駅の位置情報、特定の都道府県内の各駅の位置情報などである。
また、判定距離41−2は、判定する距離の最大値Lmaxを意味し、たとえば、取得画像位置情報33が示す位置と、特定地点41−1が示す位置との直線距離L1が、この判定距離Lmaxよりも小さいか否かの判定に用いる。L1≦Lmaxの場合に、この条件R1が満たされたと判定する。
この条件R1の判定を行う場合、たとえば、判定距離Lmax=1kmであり、取得した画像データの取得画像位置情報33の示す位置と、この発明の情報処理装置を所持しているユーザがいる現在地を示す位置との直線距離L1が300mであったとすると、L1<Lmaxなので、この条件R1を満たすことになる。
この場合、取得した画像データ32は、位置付き画像フォルダ(特定フォルダ)51に保存される。
また、取得画像位置情報33の示す位置と特定地点41−1との距離を計算する場合、両者間を結ぶ直線距離を計算するか、あるいは、この両者間を結ぶ実際の経路に従って移動する場合の最短の移動距離を計算してもよい。
また、この距離計算をする場合に、図5に示すように直線距離か、あるいは移動距離のどちらを計算するかの設定ができるようにしてもよい。
条件R2は、取得画像位置情報33が、地域情報32−3として取得された最寄駅から判定距離内にあるか否かを判定する条件である。
ここでも、判定距離41−2と比較する距離としては、位置情報33の位置と最寄駅との直線距離か、あるいは実際の最短移動距離が用いられる。
条件R3は、取得画像位置情報33が、特定領域の範囲内にあるか否かを判定する条件である。ここで、特定領域41−3とは、たとえば、予め設定された複数の地点で囲まれた地域(たとえばA領域)を意味し、位置情報33の示す位置が、A領域内に含まれる位置である場合には、この条件R3を満たし、取得画像データ32は、特定フォルダ51に保存される。
特定領域41−3は、例えばユーザの居住市町村などの情報を予め設定すればよい。
条件R4は、R3よりもさらに限定され、取得画像位置情報33の示す位置が、特定領域内にある複数の地点41−4のいずれかから、判定距離内にあるか否かを判定する条件である。
ここでも、比較する距離としては、位置情報33の位置と、複数の地点の位置との直線距離、あるいは移動距離のどちらかが利用される。複数の地点41−4は、例えば、ユーザが特定地域の各駅の位置情報などを予め設定しておけばよい。このような設定操作を支援するため、インターネット上のサーバを用いた情報提供サービスを開設してもよい。例えば、サーバ上に地域毎の各駅の位置情報を保有し、地域名を入力して対応する各駅の位置情報などを返すサービスなどが好ましい。
条件R5は、取得画像位置情報33が、固定電話番号41−5で指定された地点から判定距離内にあるかを判定する条件である。ここで、固定電話番号41−5は、例えばユーザの自宅の固定電話番号や、特定の駅の代表電話番号などをユーザが予め設定しておくとよい。
電話番号が1つに特定されると、固定電話番号と位置情報との対応表を端末内に用意、あるいはインターネット上に変換サービスを開設し、それを利用することにより、その電話番号に対応した位置情報を取得することができる。
条件R6は、取得画像位置情報33が、住所41−6で指定された地点から判定距離内にあるか否かを判定する条件である。ここで、住所41−6は、ユーザの自宅や知人宅の住所、あるいは特定の駅の所在地情報などを指定しておく。
住所が1つに特定されると、インターネット上のサーバに開設されたジオコーディングと呼ばれる情報サービスを利用することにより、その住所に対応した位置情報を取得することができる。
取得された画像データの位置情報33が、以上のような振分条件41を満たすか否かがチェックされ、条件を満たす場合は、その画像データ32は位置付き画像フォルダ(特定フォルダ)51に保存され、条件を満たさない場合は一般画像フォルダ52に保存される。
<ナビ起動条件の説明>
ナビ起動条件42は、経路案内をするためのナビアプリを、自動的に起動するか否かを判定する条件である。
図6に、ナビ起動条件42の一実施例の説明図を示す。ここでは、4つの条件(K1〜K4)を示している。
4つの条件のうち、3つの条件(K1〜K3)のうちいずれかひとつあるいはいくつかの条件の組合せが満たされた場合に、ナビアプリを自動的に起動させると判定する。
ただし、条件K4に示すように、ユーザが、入力部14によって、意図的に、ナビ起動要求を意味する入力操作をした場合は、条件K1〜K3が満たされていなくても、ナビアプリを起動させる。
たとえば、すでに位置情報が付加されている画像データ32の画像そのものを表示させている状態において、ユーザが条件K4の操作入力をした場合に、ナビアプリを起動させ、表示部12に表示されている画像を、経路案内をする地図表示に切りかえる。
図6の条件K1は、取得された画像データ32が位置付き画像フォルダ(特定フォルダ)51に保存されている場合であって、かつ入力部によってその画像データ32の表示再生要求がされているか否かを判定する条件である。
ユーザがカメラや受信メール等から画像データ32を取得し、入力部によってその画像データ32の表示要求操作をした場合、画像データの振分条件判定処理によって、その画像データ32が位置付き画像フォルダ51に保存された場合は、この条件K1を満たすので、その後、ナビアプリが自動的に起動される。
一方、ユーザが画像データの表示再生要求の操作入力をしたとしても、その画像データが位置付き画像フォルダ51に保存されなかった場合は、この条件K1は満たさないので、ナビアプリは、自動的に起動されない。このとき、ユーザがナビアプリを起動させたい場合は、ユーザがナビアプリを起動させる操作を意図的に行う必要がある。
条件K2では、画像データ32に付加された起動フラグ32−4が、起動可を示す値に設定されていることが条件であり、条件K3では、上記したナビ起動可否情報35が、起動許可を示す値に設定されていることが条件であり、さらに、ユーザによって取得画像データ32の表示要求が入力されている場合に、ナビアプリが起動される。
ただし、条件2および3の場合も、取得された画像データ32に位置情報33が付加されていることが必要である。
たとえば、振分条件41を満たさなかったために、一般画像フォルダ52の中に保存された位置情報を有する画像データ32を表示させようとした場合に、条件2あるいは条件3のいずれかが満たされる場合は、ナビアプリを起動させる。
ユーザによって画像データ32の表示要求がされたときに、上記のようなナビ起動条件42を満たす場合は、表示要求がされた画像データそのものが一旦表示部12に表示されたとしても、その後ナビアプリが自動的に起動されるので、画像データそのものの表示が中止され、ナビアプリによって経路案内のための地図が表示部12に表示されることになる。
このとき、表示が中止された画像データ32は、表示待機状態となるか、あるいは、表示された地図のうしろに隠された状態で表示するようにしてもよい。ナビアプリによる経路案内を終了した場合には、地図を消去し、隠れていた画像を表示するようにしてもよい。あるいは画面を分割し、地図と画像データ32を同時に表示してもよい。
この発明では、ユーザが画像取得操作あるいは、取得画像の表示操作をするだけで、ユーザ自らが位置情報の有無確認や経路案内をするナビアプリを起動させる操作をすることなく、容易かつ迅速に、経路案内のための地図を表示させることが可能となる。
すなわち、予め設定された特定の条件(41,42)を満たす場合には、ナビアプリを起動するまでのユーザの操作負担を軽減できる。
<画像取得処理と、ナビ起動判定処理>
図2に、この発明の画像取得からナビアプリ起動までの一連の処理の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、取得された画像は、カメラ画像と、WEB画像と、メール受信画像の3つを示しているが、これに限るものではない。
カメラによる撮影、WEBや電子メールによるダウンロードの他に画像の取得方法があれば、その取得方法により、画像を取得してもよい。
また、この発明の情報処理装置において、ユーザが画像取得要求を意味する入力操作をした場合、あるいは画像表示要求を意味する入力操作をした場合、その後経路案内のための地図が表示されるまでは、ユーザは入力操作をする必要がない。
すなわち、取得された画像データが、位置情報を有し、所定の振分条件とナビ起動条件を満たす場合は、その後ユーザが入力操作をしなくても、自動的にナビアプリが起動されて、経路案内用の地図が表示される。
ステップS1において、制御部11は、入力部14によって画像取得要求あるいは画像表示要求が入力されたか否かをチェックする。
この要求がない場合は、ステップS1をループし、画像取得要求あるいは画像表示要求があった場合は、ステップS2へ進む。
画像取得要求および画像表示要求は、入力部として用いられるキーボードやタッチパネルにおいて、専用のキー入力や、機能選択用のメニュー画面を表示させて所望のアイコンを選択入力することにより行うことができる。
また、この実施例では、画像取得要求があった場合、図6のナビ起動条件に示す表示再生の要求も同時にされたものとみなす。
ステップS2において、カメラ画像を取得または表示する入力があったか否かを確認する。カメラ画像の入力があった場合は、ステップS5へ進み、ない場合はステップS3へ進む。
カメラ画像の入力は、たとえば、ユーザがカメラ15を用いて撮影操作を行うことにより、入力があったと判断してもよい。
ステップS3において、WEB画像を取得または表示する入力があったか否かを確認する。WEB画像の入力があった場合は、ステップS5へ進み、なかった場合はステップS4へ進む。
ここで、WEB画像とは、WWWサーバに蓄積されているHTML形式等のWEBページに含まれる写真、画像、図形等を意味する。
WEB画像の入力は、たとえば、表示部12に、所望のWEBページを表示させて閲覧中に、保存したい写真があった場合、ユーザがその写真を選択して、WEB画像としてダウンロードする操作をすることにより、入力があったと判断してもよい。
ステップS4において、メール受信画像を取得または表示する入力があったか否かを確認する。メール受信画像の入力があった場合は、ステップS5へ進み、なかった場合はステップS1へ戻る。
ユーザがメール受信操作あるいは受信したメールの閲覧操作をしたときに、受信メールに画像ファイルが添付されていた場合、ユーザが、その画像ファイルを保存する操作をした場合に、メール受信画像の入力がされたと判断してもよい。
ステップS5において、画像データ取得部21が、上記3つのステップのいずれかによる画像入力があった場合に、入力された画像を取得し、記憶部31に画像データ32として一時記憶する。
このとき、画像データ32の中に、画像情報32−1の他に、位置情報32−2や地域情報32−3が含まれている場合は、これらの情報(32−2、32−3)も記憶する。
また、地域情報32−3が含まれていない場合は、インターネット上に開設された逆ジオコーディングと呼ばれる情報サービスを利用して、上記位置情報32−2に関連する地域情報32−3を取得してもよい。
また、起動フラグ32−4は、ユーザがフォルダ振り分けの代替操作として、特定の設定ツールを用いて設定してもよいし、例えばある店舗がWEBページに自店の画像データを掲載する際、起動フラグを広告手段の一つとして予め画像データに設定してもよい。
32−3や32−4は、画像ファイルに内包されるEXIF情報に準じて画像ファイルに内包してもよいし、画像ファイルと関連付けられたデータベースに保存してもよい。
ステップS6において、位置情報抽出部22が、取得された画像データ32に、位置情報32−2が付加されているか否かをチェックする。
ここでの位置情報32−2は、たとえば、デジタルカメラで撮影したときに写真の画像情報とともに記憶されるEXIF情報に含まれるGPS情報(緯度、経度)である。
ステップS7において、位置情報32−2がある場合は、ステップS8へ進み、ない場合は、S13へ進む。
ステップS13において、フォルダ保存制御部24が、取得された画像データ32を、一般画像フォルダ(一般フォルダ)52に保存する。
ここで、画像表示要求がされていた場合は、一般画像フォルダ52に保存した画像データそのものを表示部12に表示してもよい。その後処理を終了する。あるいは、ステップS1へ戻ってもよい。
ステップS8において、位置情報抽出部22が、取得した画像データ32の位置情報32−2を、取得画像位置情報33として記憶する。
ステップS9において、振分条件判定部23が、取得画像データの振分判定処理を行う。
ここでは、主として、取得画像位置情報33と、振分条件41とを用いて、取得した画像データが図5に示すような振分条件を満たすか否かのチェックを行う。
振分条件を満たす場合は、後述するように、自動的にナビアプリが起動される場合がある。
この振分判定処理の一実施例のフローについては、後述する図3に示す。
ステップS10において、振分判定処理の判定の結果、所定の振分条件を満たす場合(判定結果H=1)は、ステップS11へ進み、満たさない場合(H=0)はステップS13へ進む。
ステップS11において、フォルダ保存制御部24が、取得した画像データを、位置付き画像フォルダ(特定フォルダ)51に保存する。
ステップS12において、ナビ起動判定部25が、ナビ起動判定処理を行う。
ここでは、取得された画像データが、図6に示すようなナビ起動条件42を満たすか否かの判定を行う。
所定の条件を満たす場合には、経路案内を行うナビアプリを起動させ、経路案内部26により、表示部12に地図を表示させて、経路案内を行う。その後、処理を終了する。あるいはステップS1へ戻る。
ナビ起動判定処理の一実施例のフローについては、後述する図4に示す。
以上のように、ステップS1において、ユーザの入力操作があった後、所定の振分条件とナビ起動条件とが満たされる場合は、ユーザによる操作をすることなく、自動的にナビアプリを起動させ、経路案内をする状態となるので、取得した画像データに関係する位置へ行くための経路案内機能を迅速かつ容易に実行させることができる。
<振分判定処理>
図3に、図2のステップS9に示した振分判定処理の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、取得画像の位置情報33が、図5に示した振分条件を満たすか否かの判定を行い、その判定結果(H)を設定する。
図3では、図5に示した6つの振分条件のうち、主として、条件R1についての具体的な処理内容について示している。
ステップS21において、各振分条件について、判定を行うか否かの設定有無のチェックを行う。
ここでは、図5に示す振分条件の「設定有無」が、有りに設定されている振分条件があるか否かをチェックする。
ステップS22において、設定有無が有りに設定されている振分条件がある場合は、ステップS24へ進み、すべての振分条件が無しに設定されている場合はステップS23へ進む。
ステップS23において、すべての振分条件が設定無しとなっていて、条件をチェックする必要がないので、条件を満たさないと判定する。判定結果を示す変数Hにゼロを設定し(H=0)、その後、処理を終了する。
ステップS24において、まず、振分条件R1の設定有無が有りに設定されているか否かをチェックする。
振分条件R1が設定有りの場合はステップS26へ進み、設定無しの場合はステップS25へ進む。
ステップS25において、他の振分条件(R2〜R6)の判定処理を行い、その判定結果(H)を設定して処理を終了する。他の振分条件の判定処理については、説明を省略する。
条件R1が判定条件として設定されていたので、この条件R1についての判定を行うために、ステップS26からステップS32までの処理を行う。
ここで、図5に示すように、条件R1の特定地点41−1に、現在地情報34が設定されており、判定距離41−2として、Lmaxキロメートルが設定されていたとする。
また、距離計算の条件として、特定地点までの直線距離L1を求めることが設定されていたとする。
ステップS26において、特定地点41−1として設定されている現在地情報34を、GPS情報生成部16によって取得し、記憶部31に一時記憶する。
ステップS27において、記憶部31から、取得画像位置情報33を読み出す。
ステップS28において、2つの地点間の直線距離L1を算出する。
すなわち、取得画像位置情報33に示される地点と、現在地情報34によって示される地点との間の直線距離L1を算出する。
たとえば、現在地情報34が、(緯度、経度)=(φ1、λ1)であったとする。
また、取得画像位置情報33が、(緯度、経度)=(φ2、λ2)であったとする。
このとき、この2つの地点間の直線距離(厳密には地球面上を通る最短距離)L1は、次式から求められる。
cosθ=sin(φ1)×sin(φ2)+cos(φ1)×cos(φ2)×cos(λ2−λ1)
θ=Acos(cosθ)、θはラジアン値
直線距離L1=R×θ、R=地球の半径(=6371km)
ステップS29において、直線距離L1と、判定距離Lmaxとを比較する。
ステップS30において、L1≦Lmaxである場合は、ステップS31へ進み、そうでない場合は、ステップS32へ進む。
L1≦Lmaxの場合は、算出した2地点間の直線距離L1が判定距離Lmax以下であるので、取得した画像データに付加されていた位置情報33の示す位置が、特定地点(現在地)から判定距離内にある。したがって、条件R1を満たしている。
ステップS31において、条件R1を満たしているので、条件を満たすことを示す判定結果(H)をセットする。
たとえば、判定結果を示す変数Hに、1をセットして、処理を終了する。
一方、L1>Lmaxの場合は、取得画像位置情報33の示す位置は、特定地点(現在地)から判定距離Lmaxの外側の領域にある。
したがって、条件R1を満たさない。
ステップS32において、条件R1を満たさないので、条件を満たしていないことを示す判定結果(H)をセットする。
たとえば、判定結果を示す変数Hに、ゼロをセットし、処理を終了する。
以上のように、設定有りに設定されている振分条件について、それぞれ判定処理を行い、それぞれの判定結果をセットする。
設定有りとなっている振分条件が1つの場合は、その条件の判定結果が変数Hとして利用されるが、2つ以上の場合は、少なくとも1つの振分条件の判定結果がH=1となっている場合は、条件を満たすものとして、H=1をセットする。
すべての判定結果が条件を満たさない場合に、H=0をセットする。
図3に示すステップS26からS32の処理は、条件R1のものであるが、他の条件(R2〜R6)についても同様の距離計算と比較処理とを行うことにより、条件を満たすか否かの判定を行えばよい。
最終的な判定結果(H)は、図2に示すステップS10において利用される。
<ナビ起動判定処理>
図4に、図2のステップS12に示したナビ起動判定処理の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、現在注目している取得画像データについて、図6に示すようなナビ起動条件を満たすか否かをチェックし、満たす場合には、ナビアプリを起動させて、経路案内用の地図を表示させる。
ステップS51において、取得された画像データ32を、表示部12に表示させる。
ここでは、記憶部31に記憶された画像情報32−1を用いて、取得画像を表示する。
ステップS52において、取得された画像データ32に、位置情報32−2が付加されているか否かをチェックする。
ステップS53において、位置情報が付加されていた場合は、ステップS54へ進み、位置情報が付加されていなかった場合は、処理を終了する。
位置情報が付加されていない場合は、ナビアプリを起動しても経路案内ができないからである。
ステップS54において、記憶部31から、ナビ起動条件42を読み出す。ここでは、図6のナビ起動条件(K1〜K4)を読み出すものとする。
この後、読み出した各条件について、条件が満たされるか否かの判定を行う。
ただし、図4では、ステップS55からS59において、図6に示したナビ起動条件K1についてのフローを示している。
ステップS55において、ナビ起動条件K1の設定有無が有りに設定されているか否かをチェックする。設定有無が有りに設定されている場合は、ステップS56へ進み、無しに設定されている場合はステップS60へ進む。
ステップS60において、他の条件(K2〜K4)についての判定処理を行う。
ステップS61において、その判定処理の結果、いずれかの条件が満たされれば、ステップS58へ進み、どの条件も満たされない場合は、処理を終了する。他の条件の判定処理については説明を省略する。
一方、ステップS56において、条件K1が設定有りとなっているので、位置付き画像フォルダ(特定フォルダ)51に入っているデータを読み出す。
ステップS57において、特定フォルダ51の中に、画像データがない場合は処理を終了する。特定フォルダ51の中に、画像データがある場合は、ステップS58へ進む。
ステップS58へ進む場合、すでに、画像データが表示再生されており、取得画像データが、特定フォルダ51の中に保存されているので、ナビ起動条件K1が満たされている場合である。
ステップS58において、経路案内をするために、目的地を設定する。
ここで、目的地としては、取得画像位置情報33に記憶されていた位置情報によって特定される位置を設定する。
すなわち、取得された画像データに付加されていた位置情報32−2によって示される位置が目的地として設定される。
ステップS59において、経路案内部26に相当するナビアプリを起動させる。
起動されたナビアプリは、経路案内をするための地図を表示し、目的地を含む経路案内に必要な情報を、その地図の中に表示する。
その後、ナビアプリの機能に基づいて経路案内を行い、経路案内が終了すると、処理を終了する。
ステップS60における他の条件(K2〜K4)の判定処理において、いずれかの条件が満たされれば、ステップS58およびS59の処理が実行され、ナビアプリが自動的に起動されて、経路案内が行われる。
以上のように、この発明では、ユーザが画像取得操作や画像表示操作をした後、所定の振分条件とナビ起動条件とが満たされる場合は、ユーザが複雑な操作をすることなく、経路案内用のアプリケーションプログラム(ナビアプリ)を自動的に起動させるので、経路案内を行わせるためのユーザの操作負担を軽減させることができる。
<表示画像選択処理の実施例>
図7に、この発明の表示画像選択処理の一実施例の概略フローチャートを示す。
ここでは、すでに記憶部31に記憶されている画像データを選択して表示させる場合の処理の具体例について説明する。
ステップS101において、ユーザが、表示させたい画像を選択する操作をする。
ここで、たとえば、記憶されている画像データの一覧リストを表示した後、ユーザがカーソル移動あるいは表示されている画像に直接タッチして、希望する画像を選択する。
ステップS102において、選択された画像データを、記憶部から読み出す。
ステップS103において、その選択された画像データが保存されていたフォルダが、特定フォルダ51であったか否かチェックする。
特定フォルダ51であった場合は、ステップS104へ進み、そうでない場合は、ステップS108へ進む。
ステップS104において、ナビ起動条件42を読み出し、表示しようとしている画像データが、ナビ起動条件を満たすか否かをチェックする。
ステップS105において、条件を満たす場合は、ステップS106へ進み、満たさない場合は、ステップS108へ進む。
ステップS106において、読み出した画像データに付加されている位置情報によって示される位置を、目的地に設定する。
ステップS107において、ナビアプリを起動させ、経路案内のための地図を表示する。
一方、ステップS108において、読み出された画像データを、表示部12に表示する。
この場合も、ステップS101においてユーザが画像を選択する操作をした後、自動的に経路案内の地図が表示されるので、経路案内を実行するまでのユーザの操作負担を軽減できる。
<受信メール画像表示処理>
図8に、この発明の受信メール画像表示処理の一実施例の概略フローチャートを示す。
ここでは、ユーザが画像データが添付されたメールを受信した後、その画像データを表示させる場合の処理の具体例について説明する。
ステップS121において、ユーザが、所定のメール受信操作をする。
ステップS122において、ユーザが受信メールの内容を確認した後、その受信メールを保存する操作をする。
ステップS123において、制御部11は、保存した受信メールに、画像データ32が添付されているか否かをチェックする。画像データがなければ処理を終了する。
画像データ32が添付されている場合は、ステップS124に進み、振分条件判定処理を行い、その判定結果に基づいて、画像データ32を保存する。
ステップS125において、ユーザが受信メールの画像データを表示させる入力操作をしたとする。
ステップS126において、受信メールの画像データ32を保存先のフォルダから読み出す。
ステップS127において、ナビ起動条件42を読み出す。
この後、ステップS128からステップS131までの処理は、図7に示したステップS105からステップS108までの処理と同じであるので、説明を省略する。
この場合も、メールの受信操作および、添付された画像データの表示操作をした後、所定の条件を満たす場合には、ナビアプリを起動させるための特別な操作をすることはなく、自動的に経路案内のための地図表示が行われるので、ユーザの操作負担を軽減できる。
<WEB画像表示処理>
図9に、この発明のWEB画像表示処理の一実施例の概略フローチャートを示す。
ここでは、ユーザがWEBページを閲覧しているときに、WEBページの中のWEB画像を取得する操作をして、そのWEB画像を表示させる場合の具体例について説明する。
ステップS141において、ユーザが、WEB画像を取得する操作をしたとする。
ステップS142において、ユーザが取得しようとしたWEB画像をダウンロードし、記憶部31に一時保存する。
ステップS143において、取得したWEB画像に、位置情報が付加されているか否かをチェックする。
位置情報が付加されている場合は、ステップS145へ進み、付加されていない場合はステップS144へ進む。
ステップS144において、取得したWEB画像は、一般フォルダ52に保存する。
ステップS145において、振分条件判定処理を行い、その判定結果に基づいて、WEB画像の画像データ32を保存する。
ステップS146において、ユーザが、入力部14によって、意図的に、ナビアプリを起動させる指示入力をしたとする。この指示入力は、特定のキー入力や、表示画面に表示された特別なアイコンにタッチする入力をすればよい。
ステップS147において、保存されたWEB画像の画像データ32を読み出す。
この場合は、ステップS146でユーザが意図的にナビ起動指示を入力しているので、ナビ起動条件K4を満たす。
すなわち、ステップS148において、起動条件を満たすので、ステップS149へ進む。その後、図7や図8のフローと同様に、ステップS149とS150を実行する。
この場合は、ナビアプリを起動させる指示入力をするだけで、経路案内の地図が表示されるので、何段階かのステップを踏んでナビアプリを起動させる必要はない。
<カメラ撮影画像表示処理>
図10に、この発明のカメラ撮影画像表示処理の一実施例の概略フローチャートを示す。
ここでは、ユーザがカメラで写真を撮影した後、その写真を特定フォルダに保存することを指示入力した場合の表示処理について説明する。
ステップS161において、ユーザがカメラ15で、位置情報付き写真を撮影したとする。
ステップS162において、ユーザが、たとえば表示部12に表示された保存メニューの画面を見ながら、その写真を保存するフォルダを指示入力する。
ステップS163において、特定フォルダ51が指示入力されたか否かをチェックする。
特定フォルダ51が保存先として指示された場合は、ステップS165へ進み、そうでない場合は、ステップS164へ進む。
ステップS164において、写真を一般フォルダへ保存し、処理を終了する。
一方、ステップS165において、撮影された写真の画像データ32を、特定フォルダ51に保存する。
ステップS166において、その特定フォルダに保存された画像データ32を読み出す。
ステップS167において、起動条件を満たすか否かチェックする。ここでは、保存先のフォルダが特定フォルダ51なので、起動条件を満たす。この場合、ステップS168へ進む。
その後、ステップS168とS169の処理が実行されて、図7〜図9と同様に、経路案内用の地図が表示される。
この場合、ユーザが撮影した写真を特定フォルダ51へ保存させる操作をするだけで、その写真に関係した経路案内の地図を表示させることができ、ユーザの操作負担を軽減できる。
11 制御部
12 表示部
13 通信部
14 入力部
15 カメラ
16 GPS情報生成部
17 通話部
17−1 マイク
17−2 スピーカ
21 画像データ取得部
22 位置情報抽出部
23 振分条件判定部
24 フォルダ保存制御部
25 ナビ起動判定部
26 経路案内部(ナビアプリ)
31 記憶部
32 画像データ
32−1 画像情報
32−2 位置情報
32−3 地域情報
32−4 起動フラグ
33 取得画像位置情報
34 現在地情報
35 ナビ起動可否情報
41 振分条件
42 ナビ起動条件
43 地図データ
51 位置付き画像フォルダ(特定フォルダ)
52 一般画像フォルダ(一般フォルダ)

Claims (8)

  1. 画像データの取得要求および表示要求を入力する入力部と、
    前記取得要求に基づいて位置情報を含む画像データを取得する画像データ取得部と、
    表示部と、経路案内用地図を前記表示部に表示する経路案内部と、
    取得された画像データを振り分ける振分条件と、前記経路案内部を起動させる起動条件とを記憶した記憶部と、
    前記取得された画像データに含まれる位置情報が、前記振分条件を満たすか否かを判定する振分条件判定部と、
    前記振分条件を満たす場合に、前記取得された画像データを、前記記憶部の位置付き画像フォルダに保存するフォルダ保存制御部と、
    前記入力部によって表示要求が入力された画像データについて、前記起動条件を満たすか否かを判定し、起動条件を満たす場合は、前記経路案内部を自動的に起動させる起動判定部とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記振分条件判定部は、前記取得された画像データの位置情報の示す位置が、所定の特定地点を示す位置から、所定の判定距離内にある場合に、前記振分条件を満たすと判定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記特定地点が、情報処理装置が存在する現在地であることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 地球上の緯度および経度を示すGPS情報を生成するGPS情報生成部をさらに備え、前記GPS情報生成部が生成したGPS情報によって、前記現在地を特定することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記位置情報は、地球上の緯度および経度を示す情報からなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記起動判定部が、前記位置情報を含む画像データが前記位置付き画像フォルダに保存され、かつその画像データが前記入力部によって表示要求された場合に、前記起動条件を満たすと判定すること特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 前記経路案内部が、前記起動判定部によって自動的に起動させられた場合、前記表示要求された画像データに含まれた位置情報によって特定される位置を目的地に設定し、設定された目的地を含む前記経路案内用地図を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 前記位置情報を含む画像データは、カメラによって撮影された写真、ネットワークを介してダウンロードされた画像情報、あるいはネットワークを介して受信された受信メールに添付されていた画像情報のいずれかであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の情報処理装置。
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