JP2014015866A - 可変動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の内燃機関のレイアウトを活かしたまま、機関弁のリフト量を変更する可変動弁装置を提供する。
【解決手段】可変動弁装置100は、エンジンのクランクシャフトと駆動連結したロッカーシャフト20と、カムプロフィールの異なる低速カム11,12と高速カム13とを有し、シザースギア31,32を介してロッカーシャフト20と連結したカムシャフト10と、低速カム11,12により駆動される低速アーム41,42と、高速カム13により駆動される高速アーム43と、低速アーム41,42と高速アーム43との結合、分離を切替える切替手段41d,42d,43dとを有し、ロッカーシャフト20に対して回転方向に摺動自在に取り付けられ、吸気弁71,72を駆動する揺動アーム40と、ロッカーシャフト20に取り付けられ、クランクシャフトに対するロッカーシャフト20の位相を変更する位相可変機構60とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、可変動弁装置に関する。
内燃機関には、機関弁のリフト量や作用角を変化させる可変動弁装置が設けられている。このような可変動弁装置が、例えば、特許文献1,2に開示されている。特許文献1の可変動弁装置では、カムが設けられたカム軸がクランク軸に同期して回転し、バルブのリフト量を変化させるために回転する制御軸がアクチュエータにより制御されている。
特許文献2の可変動弁機構は、カム、ローラ、バルブリフト機構、ロッカーアーム、ラッシュアジャスタを備え、バルブリフト機構の入力アームと出力アームとの相対位相差を変化させて、バルブ作用角およびバルブリフト量を変更する。この可変動弁機構では、カムが設けられたカムシャフトがタイミングチェーンを介して連結されたクランクシャフトにより駆動され、入力アームと出力アームとの相対位相差を変化させるコントロールシャフトがシャフト用のアクチュエータにより駆動されている。
特開2011−190715号公報 特開2005−351219号公報
引用文献1の可変動弁装置や引用文献2の可変動弁機構では、機関弁のリフト量を変更するために揺動アームを組み込むため、カムシャフトの位置を従来の位置から変更しなければならない。このため、従来の内燃機関のレイアウトを変更せざるを得ないため、従来、用いられていた部品についての配置換えや部品の入れ替えが生じ、大きなコストがかかる。
そこで、本発明は上記課題に鑑み、従来の内燃機関のレイアウトを活かしたまま、機関弁のリフト量を変更する可変動弁装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決する本発明の可変動弁装置は、エンジンのクランクシャフトと駆動連結した第1シャフトと、カムプロフィールの異なる低速カムと高速カムとを有し、シザースギアを介して前記第1シャフトと連結した第2シャフトと、前記低速カムにより駆動される低速アームと、前記高速カムにより駆動される高速アームと、前記低速アームと前記高速アームとの結合、および分離を切替える切替手段と、を有し、前記第1シャフトに対し、回転方向に摺動自在に取り付けられ、ロッカーアームへ作用して機関弁を駆動する揺動アームと、前記第1シャフトに取り付けられ、前記クランクシャフトに対する前記第1シャフトの位相を変更する位相変更手段と、を備える。
本発明の可変動弁装置は、従来の内燃機関のレイアウトを活かしたまま、機関弁のリフト量を変更することが可能である。
エンジンのヘッド側から見た実施の形態の可変動弁装置の平面図である。 位相可変機構が設けられている側から見た実施の形態の可変動弁機構の側面図である。 第1低速アームの分解図である。 第2低速アームの分解図である。 高速アームの分解図である。 図2中のA−A面の断面図である。 図6中の第1ピン内のピストンと第3ピン内のピストンが移動した状態の断面図である。 エンジンの低速回転時に吸気弁がリフトした様子を示した図である。 エンジンの高速回転時に吸気弁がリフトした様子を示した図である。 (a)に実施の形態の可変動弁装置を示し、(b)に従来の形態の動弁装置を示して、実施の形態と従来の形態とを比較した図である。
以下、本発明の実施の形態の可変動弁装置100について、図1〜図10を参照しながら説明する。可変動弁装置100は、気筒が直列に配置されたレシプロエンジンに搭載される。可変動弁装置100はエンジンのシリンダヘッド(図示していない)に保持されて、エンジンの吸気弁をリフト(開閉)する装置である。本実施の形態で説明するエンジンは1気筒あたり2つの吸気弁を備えている。
図1はエンジンのヘッド側から見た本実施の形態の可変動弁装置100の平面図である。図1では、気筒1つ分の構造が示されている。可変動弁装置100は、エンジンのクランクシャフト(図示していない)に平行に回転軸を有するカムシャフト10とロッカーシャフト20とを備えている。カムシャフト10とロッカーシャフト20とはシザースギア31,32で連結されている。シザースギア31はカムシャフト10の一端に設けられている。シザースギア32は、ロッカーシャフト20の一端に設けられている。
また、カムシャフト10には、1気筒あたり第1低速カム11、第2低速カム12と高速カム13とが設けられている。第1低速カム11、第2低速カム12、高速カム13は、カムシャフト10と一体に回転する。第1低速カム11と第2低速カム12のカムの形状は同一であり、第1低速カム11と第2低速カム12とは、同一の位相となるように組みつけられている。高速カム13は、第1低速カム11、および第2低速カム12よりもカムリフトの大きなカムである。高速カム13の位相は第1低速カム11、および第2低速カム12と同一である。ロッカーシャフト20のシザースギア32の設けられていない側の端部にはスプロケット50と位相可変機構60が設けられている。
スプロケット50は、タイミングチェーン(図示していない)を介してクランクシャフトに駆動連結している。このため、ロッカーシャフト20はクランクシャフトに連動して回転する。位相可変機構60は、ロッカーシャフト20と一体に回転するように結合したベーンロータと、スプロケット50に結合したハウジングと、を備え(いずれも図示していない)、ベーンロータをハウジング内に相対回転可能に組み込んで構成されている。位相可変機構60は、ハウジング内部を油圧で制御することにより、ハウジングに対してベーンロータを相対回転し、スプロケット50とロッカーシャフト20との間に位相差を生じさせる。すなわち、位相可変機構60は、クランクシャフトに対してロッカーシャフト20の位相を変更する。
ロッカーシャフト20には、1気筒あたり1つの揺動アーム40が、ロッカーシャフト20の回転方向に摺動可能に取り付けられている。図1、図2に示すように、揺動アーム40は、第1低速アーム41、第2低速アーム42、及び高速アーム43を備えている。第1低速アーム41、第2低速アーム42と高速アーム43が設けられている部分のロッカーシャフト20の外周面21は滑らかに加工されており、第1低速アーム41、第2低速アーム42、及び高速アーム43は、ロッカーシャフト20の回転方向に摺動可能である。
図2は位相可変機構60が設けられている側から見た可変動弁機構100の側面図である。なお、図2ではシザースギア31,32、スプロケット50、位相可変機構60を省略している。図2に示すように、第1低速アーム41は、ノーズ部41a、接触面41bを備えている。ノーズ部41aには、第1低速ローラ41cが第1ピン41dを軸に回転可能に組みつけられている。そして、第1低速アーム41は、第1低速ローラ41cが第1低速カム11に当接するように配置されている。第1低速ローラ41cが第1低速カム11のノーズ部分により押されると、第1低速アーム41がロッカーシャフト20周りに回転する。図3は、第1低速アーム41の分解図である。第1ピン41dの内部にはシリンダ41eが形成されており、シリンダ41eにはピストン41fが摺動可能に組み込まれる。また、シリンダ41eにはオイルの供給通路41gが接続している。オイルの供給通路41gは組付け時に第1低速アーム41に形成されているオイル通路41hと連通する。
第2低速アーム42は、第1低速アーム41と同様の構成をしている。図4は、第2低速アーム42の分解図である。図4に示すように、第2低速アーム42は、ノーズ部42a、接触面42bを備えている。ノーズ部42aには、第2低速ローラ42cが第2ピン42dを軸に回転可能に組みつけられる。そして、第2低速アーム42は、第2低速ローラ42cが第2低速カム12に当接するように配置される。第2低速ローラ42cが第2低速カム12のノーズ部分により押されると、第2低速アーム42がロッカーシャフト20周りに回転する。第2ピン42dの内部にはシリンダ42eが形成されており、シリンダ42eにはピストン42fとスプリング42gが組み込まれる。
図5は、高速アーム43の分解図である。高速アーム43はノーズ部43aを備えている。ノーズ部43aには高速ローラ43cが第3ピン43dを軸に回転可能に組みつけられる。そして、高速アーム43は、高速ローラ43cが高速カム13に当接するように配置される。高速ローラ43cが高速カム13のノーズ部分により押されると、高速アーム43がロッカーシャフト20周りに回転する。第3ピン43dの内部にはシリンダ43eが形成されており、シリンダ43eにはピストン43fが摺動可能に組み込まれる。
ここで、図6、図7を参照しながら、第1低速アーム41、第2低速アーム42、高速アーム43の内部の構造を説明する。図6は、図2中のA−A面の断面図である。図7は図6中のピストン41f、ピストン43fが移動した状態の断面図である。
揺動アーム40が組付けられると、図6に示すように第1ピン41d、第2ピン42d、第3ピン43dが一直線に並ぶ。このとき、当然ながら、第1ピン41d内のシリンダ41e、第2ピン42d内のシリンダ43e、第3ピン43d内のシリンダ42eも一直線に並ぶ。図6に示した状態では、シリンダ41e内にピストン41fが収まり、シリンダ43e内にピストン43fが収まっているので、第1低速アーム41、第2低速アーム42、高速アーム43はそれぞれ独立して動作することが可能になっている。この状態で、カム11〜13から作用を受けた場合、第1低速アーム41は第1低速カム11のカムリフトで動作する。同様に、第2低速アーム42は第2低速カム12のカムリフトで動作し、高速アーム43は高速カム13のカムリフトで動作する。
オイル通路41h、供給通路41gにオイルが供給されると、オイルの油圧により、ピストン41fが押されて移動する。ピストン41fの移動は、シリンダ41e内のオイルを押し出し、さらに、高速アーム43内のシリンダ43eのオイルを押し、その結果ピストン43fが移動する。図7はこのときの状態を示している。このとき、ピストン41fにより第1低速アーム41と高速アーム43とが連結し、ピストン43fにより第2低速アーム42と高速アーム43とが連結する。この状態でカム11〜13のノーズ部分から力を受けた場合、第1低速アーム41、第2低速アーム42、高速アーム43が一体となって動作する。オイル通路41h、供給通路41gへのオイルの供給は、図6、図7に示す、油圧制御部49により行われる。油圧制御部49は、例えば、電磁弁、ポンプ、これらを制御するECU(Electronic Control Unit)を備えて構成されていてもよい。ECUは、エンジンの回転速度に基づき、オイル通路41hへのオイルの供給を実行する。また、オイル通路41h、供給通路41gへのオイルの供給は、ロッカーシャフト20の側面、または内部を通り供給されることとしてもよい。油圧制御部49による、オイル通路41h、供給通路41gへのオイルの供給が停止されると、スプリング42gの復元力によりピストン43fとピストン41fとがオイル供給前の位置に戻る。これにより、再び、第1低速アーム41、第2低速アーム42、高速アーム43はそれぞれ独立して動作することになる。
さらに、可変動弁装置100は、1気筒あたり、第1ロッカーアーム44、第2ロッカーアーム45を備えている。第1ロッカーアーム44と第2ロッカーアーム45とはローラ・フィンガフォロワタイプのロッカーアームである。第1低速アーム41の接触面41bは、第1ロッカーアーム44の第1ロッカーローラ44aと接触している。第1ロッカーアーム44の一端44bは吸気弁71に当接する。吸気弁71と当接する端部と反対の端部44cにはHLA(Hydraulic Lash Adjuster)46が設けられている。第2低速アーム42の接触面42bは、第2ロッカーアーム45の第2ロッカーローラ45aと接触している。第2ロッカーアーム45の一端45bは吸気弁72と当接する。吸気弁72と当接する端部と反対の端部45cにはHLA47が設けられている。
次に、可変動弁装置100が吸気弁71,72をリフトする動作について説明する。エンジンの運転中では、タイミングチェーンによりクランクシャフトと駆動連結したロッカーシャフト20が回転する。さらに、ロッカーシャフト20とカムシャフト10とがシザースギア31,32により連結されているため、ロッカーシャフト20の回転はカムシャフト10へ伝達する。そして、カムシャフト10が回転することにより、カムシャフト10と一体に回転する第1低速カム11、第2低速カム12および高速カムが、第1低速アーム41、第2低速アーム42及び高速アーム43に作用し、第1低速アーム41、第2低速アーム42及び高速アーム43がロッカーシャフト20周りに回転する。回転した第1低速アーム41と第2低速アーム42とは、第1ロッカーアーム44と第2ロッカーアーム45とを駆動するので、吸気弁71,72がリフトする。
本実施の形態の可変動弁装置100はエンジンの回転数に応じて、吸気弁71,72のリフト量を変更する。より詳しく説明すると、可変動弁装置100は、エンジンの低速回転時には小さいリフト量で吸気弁71,72を駆動し、エンジンが高速回転する際には大きいリフト量で吸気弁71,72を駆動する。
初めにエンジンの低速回転時の可変動弁装置100の動作について説明する。図8は、エンジンの低速回転時に吸気弁71,72がリフトした様子を示した図である。
可変動弁装置100は、エンジンが低速回転の時には、第1ピン41dのシリンダ41e内への油圧の供給は停止しておく。このときの第1ピン41d、第2ピン42d、第3ピン43d内の様子は図6の通りである。この状態のとき、第1低速アーム41、第2低速アーム42、高速アーム43はそれぞれ単独に回転が可能な状態である。
この低速回転の運転状態では、第1低速カム11が第1低速アーム41を押し、第1低速アーム41の接触面41bが第1ロッカーアーム44の第1ロッカーローラ44aを押すことにより、第1ロッカーアーム44が吸気弁71へ作用し、吸気弁71がリフトする。同時に、第2低速カム12が第2低速アーム42を押し、第2低速アーム42の接触面42bが第2ロッカーアーム45の第2ロッカーローラ45aを押すことにより、第2ロッカーアーム45が吸気弁72へ作用し、吸気弁72がリフトする。また、このとき、高速カム13も、高速アーム43を押し、高速アーム43がロッカーシャフト20周りに回転するが、高速アーム43は第1低速アーム41、第2低速アーム42と分離して動作するので、第1ロッカーアーム44、第2ロッカーアーム45に対して空振りとなる。
このようにエンジンの低速回転時には、吸気弁71,72はカムリフトの小さい第1低速カム11、第2低速カム12のカムプロフィールでリフトするため、吸気弁71,72は小さいリフト量でリフトする。
続いてエンジンの高速回転時の可変動弁装置100の動作について説明する。図9は、エンジンの高速回転時に吸気弁71,72がリフトした様子を示した図である。
可変動弁装置100は、エンジンが高速回転の時には、第1ピン41dのシリンダ41e内へ油圧を供給する。油圧の供給により、ピストン41f、ピストン43fが移動する。このときの第1ピン41d、第2ピン42d、第3ピン43d内の様子は図7の通りである。このとき、ピストン41f、ピストン43fにより、第1低速アーム41、第2低速アーム42、高速アーム43は一体に回転する。この場合、揺動アーム40は、カムリフトの大きい高速カム13のカムプロフィールで動作するため、吸気弁71,72は高速カム13のカムプロフィールで動作する。すなわち、吸気弁71,72は大きいリフト量でリフトする。
また、可変動弁装置100は、位相可変機構60により、クランクシャフトの回転に対してロッカーシャフト20の位相を変更することもできる。ロッカーシャフト20とカムシャフト10とはシザースギア31,32で連結されているので、ロッカーシャフト20の位相が変更されると、同時にクランクシャフトに対するカムシャフト10の位相が変更される。この結果、カム11〜13のノーズ部分が第1低速アーム41、第2低速アーム42、高速アーム43を押す位相のタイミングが変更されるので、吸気弁71,72の作用角を変更しないで、リフト開始から終了までの位相(リフト期間の位相)を変更できる。
以上より、可変動弁装置100は、揺動アーム40により吸気弁71,72のリフト量を段階的に変更することが可能であり、位相可変機構60により吸気弁71,72のリフト期間の位相を変更することが可能である。
次に可変動弁装置100のもたらす効果を説明する。図10は、(a)に本実施の形態の可変動弁装置100を示し、(b)に従来の形態の動弁装置200を示して、本実施の形態と従来の形態とを比較した図である。従来の形態の動弁装置200は、エンジンのクランクシャフトに平行に回転軸を有するカムシャフト210と、カムシャフト210と一体になって回転するカム211,212を備えている。カム211,212は、同一の形状、同一の位相となるように組みつけられている。カムシャフト210の一端(図10中の紙面手前側の端部)には、スプロケットと位相可変機構と(いずれも図示していない)が設けられており、スプロケットはタイミングチェーン(図示していない)を介してクランクシャフトと駆動連結されている。また、従来の形態の動弁装置200は、ロッカーアーム44,45、吸気弁71,72を備えている。スプロケット、位相可変機構、ロッカーアーム44,45、吸気弁71,72は実施の形態のものと同一である。カム211,212は、ロッカーアーム44,45を駆動することにより、吸気弁71,72をリフトする。
従来の動弁装置200では、スプロケットはカムシャフト210に設けられている。仮に従来の動弁装置200に、吸気弁のリフトを多段切替する揺動アームの構成を組み込む場合、カムシャフトとロッカーアームとの間に揺動アームのロッカーシャフトを組み込むことになるため、クランクシャフトとカムシャフトとの間が広がり、エンジンが大型化する。また、クランクシャフトとカムシャフトとの間が広がることにより、タイミングチェーンが長くなるなど、部品も変更しなければならず、コストがかかってしまう。
本実施の形態では、クランクシャフトからの動力を、ロッカーシャフト20を介してカムシャフト10へ伝達する。このため、ロッカーシャフト20を従来の動弁装置200のカムシャフト210の位置に配置することができる。これにより、従来の動弁装置200のレイアウトをそのまま利用できるため、コストを最小限に抑えることができる。また、シザースギア31,32によりカムシャフト10とロッカーシャフト20とを連結するため、カムシャフト10をロッカーシャフト20の近くに配置することができ、エンジンをコンパクトにすることができる。
また、可変動弁装置100では、揺動アーム40はロッカーシャフト20に対して摺動自在に取り付けられているので、揺動アーム40はロッカーシャフト20の回転に影響を受けない。このため、位相可変機構60により、位相が変更されてもその影響を受けることがない。
また、HLA46,47を設けたフィンガーフォロアタイプのロッカーアーム44,45を使用することにより、カム11〜13の位置を変えることなく、吸気弁71,72のリフト量の切替が可能である。
なお、上記実施の形態では、可変動弁装置100は吸気弁71,72をリフトするものと説明したが、エンジンの排気弁をリフトすることとしてもよい。
上記実施の形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、さらに本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
10 カムシャフト(第2シャフト)
11 第1低速カム
12 第2低速カム
13 高速カム
20 ロッカーシャフト(第1シャフト)
31,32 シザースギア
40 揺動アーム
41 第1低速アーム
42 第2低速アーム
43 高速アーム
41d 第1ピン(切替手段の一部)
42d 第2ピン(切替手段の一部)
43d 第3ピン(切替手段の一部)
44 第1ロッカーアーム
45 第2ロッカーアーム
60 位相可変機構(位相変更手段)
71,72 吸気弁(機関弁)
100 可変動弁装置

Claims (1)

  1. エンジンのクランクシャフトと駆動連結した第1シャフトと、
    カムプロフィールの異なる低速カムと高速カムとを有し、シザースギアを介して前記第1シャフトと連結した第2シャフトと、
    前記低速カムにより駆動される低速アームと、前記高速カムにより駆動される高速アームと、前記低速アームと前記高速アームとの結合、および分離を切替える切替手段と、を有し、前記第1シャフトに対し、回転方向に摺動自在に取り付けられ、ロッカーアームへ作用して機関弁を駆動する揺動アームと、
    前記第1シャフトに取り付けられ、前記クランクシャフトに対する前記第1シャフトの位相を変更する位相変更手段と、
    を備えたことを特徴とする可変動弁装置。
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