JP2014014088A - 熱入力に基づいて、wwanデバイスにおける送信電力をスロットリングすること - Google Patents

熱入力に基づいて、wwanデバイスにおける送信電力をスロットリングすること Download PDF

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Abstract

【課題】熱入力に基づいて、WWANモジュールの送信電力をスロットリングすることを容易にする。
【解決手段】熱入力は、検出された温度や、WWANモジュールに関連付けられたコンピューティング・デバイスからの信号や、WWANモジュールに関連付けられた代替技術モジュール(例えば、WiFiモジュールやWiMaxモジュール)からの信号や、あるいはそれらと同様のものでありうる。WWANモジュールの目標送信電力は、例えば、検出された温度がしきい値を超えることや、コンピューティング・デバイスあるいは代替技術モジュールが熱電力の減少を要求することなどのような条件が発生すると、予め定められた量だけ低減されうる。更に、WWANモジュールの目標送信電力が変更された場合、WWANモジュールと基地局との間のネゴシエーションが実施され、適切なクラス(電力クラス)および/あるいは動作モードが選択されうる。
【選択図】図2

Description

[背景]
I.分野
以下の説明は一般に、無線通信に関し、特に、無線通信システムにおいて熱入力を利用して無線ワイド・エリア・ネットワーク(WWAN;Wireless Wide Area Network)デバイスにおける送信電力をスロットリング(throttling)することに関する。
II.背景
無線通信システムは、様々なタイプの通信を提供するために広く展開され、例えば、音声および/あるいはデータが、このような無線通信システムによって提供されうる。典型的な無線通信システムあるいはネットワークは、1又は複数の共有リソース(例えば、帯域幅、送信電力など)に対するアクセスを複数のユーザに提供することができる。例えば、システムは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、符号分割多重化(CDM)、直交周波数分割多重化(OFDM)、およびその他のような、様々な多元接続技術を使用しうる。
一般に、無線多元接続通信システムは、複数のアクセス端末のための通信を同時にサポートしうる。各アクセス端末は、順方向および逆方向リンクでの伝送によって、1又は複数の基地局と通信しうる。順方向リンク(すなわち、下りリンク)は、基地局からアクセス端末への通信リンクを称し、逆方向リンク(すなわち、上りリンク)は、アクセス端末から基地局への通信リンクを称する。この通信リンクは、単一入力単一出力か、多重入力単一出力か、多重入力多重出力(MIMO)システムによって確立されうる。
MIMOシステムは一般に、データ伝送のために複数(N個)の送信アンテナおよび複数(N個)の受信アンテナを用いる。N個の送信アンテナおよびN個の受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルと称されうるNS個の独立チャネルに分解されうる。ここで、NS≦{N,N}。NS個の独立チャネルの各々は1つのディメンション(dimension)に対応している。更に、複数の送信アンテナと受信アンテナによって作られた追加ディメンションが利用される場合、MIMOシステムは向上された性能(例えば、高められたスペクトル効率、より優れたスループット、および/又は、より高い信頼性)を提供しうる。
MIMOシステムは、共通物理媒体によって、順方向および逆方向リンク通信を分割するための様々な多重化技術をサポートしうる。例えば、周波数分割二重通信(FDD)システムは、順方向および逆方向リンク通信のために、異なる(disparate)周波数領域を利用しうる。更に、時分割二重通信(TDD;time division duplex)システムにおいて、順方向および逆方向リンク通信は、共通の周波数領域を用いるので、相反原理(reciprocity principle)によって逆方向リンク・チャネルから順方向リンク・チャネルを推定することが可能となる。
無線通信システムはしばしば、カバレッジ・エリアを提供する1又は複数の基地局を用いる。典型的な基地局は、ブロードキャスト、マルチキャスト、および/あるいはユニキャスト・サービスのために複数のデータ・ストリームを送信しうる。ここにおいて、データ・ストリームは、アクセス端末が関心のあるものを個々に受信できるデータのストリームでありうる。このような基地局のカバレッジ・エリア内のアクセス端末は、複合ストリームによって運ばれる1つのデータ・ストリーム、1より多いデータ・ストリーム、あるいは、全てのデータ・ストリームを受信するために用いられうる。同様に、アクセス端末は、基地局あるいは別のアクセス端末にデータを送信しうる。
実例によると、アクセス端末は、コンピューティング・デバイス(例えば、ノートブック・コンピュータ、ハンドヘルド・コンピュータ、携帯情報端末(PDA)など)と併せて用いられる無線ワイド・エリア・ネットワーク(WWAN)デバイス(例えば、WWANモジュールなど)でありうる。例えば、このWWANデバイスは、コンピューティング・デバイスに組み込まれていたり、取り外し可能なように接続可能であったりする。しかし、WWANデバイスは、(例えば、コンピューティング・デバイス、コンピューティング・デバイスに関連付けられた1又は複数の構成要素、および/あるいはWWANデバイスの性能に悪影響を与える温度レベルに及ぶ)コンピューティング・デバイスの全体周囲温度(ambient temperature)の上昇を引き起こしうる。例示のために、コンピューティング・デバイスは、自己がさらされている熱エネルギーの量に対して敏感でありうる(例えば、コンピューティング・デバイスの各構成要素のライフタイムは、このような構成要素がさらされている高い温度および低い温度に応じうる)。
コンピューティング・デバイスの周囲温度の変化は、WWANデバイス動作に起因しうる。例えば、温度の増大は、データを送信する際にWWANデバイス上の電力増幅器によって生成された熱によってもたらされうる。更に、温度の増大は、WWANデバイスによってダウンロードされている高速データのベースバンド処理によって生成された熱に(例えば、電力増幅器の利用と比べて、小さい範囲で)起因しうる。
従来技術は一般に、WWANデバイスの動作に起因する温度の上昇を十分に考慮する(account for)ことができていない。例えば、一般的な技術は、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)デバイスに類似したやり方で動作するWWANデバイスを有することを含みうる。ここで、送信電力は、温度がしきい値を超えた場合、デバイス自身によって一方的に(unilaterally)低減されうる。しかし、WWANとは異なり、WLAN基地局は、コンピューティング・デバイス上のWLAN送信電力出力を制御しようと試みない。WLANデバイスは、(例えば、WWANデバイスが動作する)認可されたスペクトルに比べて、動作がずっと制限されない無認可のスペクトルで動作する。更に、WWANでデバイスは通常、それぞれのネットワーク上で動作するグローバル・ネットワーク・オペレータによって認定される必要があり、認定されるために、WWANデバイスは一般に、グローバル・ネットワーク・オペレータ(global network operator)によって設定された要件を満たす伝送特性を有している必要がある。従って、例えば、ネットワークは通常、WWANデバイスによって用いられる送信電力を管理する。これは、このようなデバイスが、用いられるそれらの対応する送信電力を一方的に変更することができるように、カウンタを実行する。
1又は複数の実施形態の基本的理解を提供するために、このような実施形態の簡略化された概要が以下に示される。この概要は、意図される実施形態全てについての広範囲な要約ではなく、全ての実施形態の重要事項や決定的要素を識別することも、任意あるいは全ての実施形態の範囲を線引くことも意図されていない。この概要の唯一の目的は、後に示されるより詳細な説明に対する前置きとして、1又は複数の実施形態のいくつかの概念を簡略化形式で示すことである。
1又は複数の実施形態および対応するそれらの開示によると、熱入力に基づくWWANモジュールの送信電力のスロットリングを容易にすることに関して、様々な態様が説明される。例えば、熱入力は、検出された温度、WWANモジュールに関連付けられたコンピューティング・デバイスからの信号、WWANモジュールに関連付けられた代替技術のモジュールからの信号、あるいはそれらと同様のものである。WWANモジュールの目標送信電力は、例えば、(例えば、検出された温度がしきい値を超えることや、コンピューティング・デバイスあるいは代替技術のモジュールが熱電力の低下を要求することなどのような)条件が発生すると(例えば、予め定められた量だけ)低減されうる。更に、WWANモジュールの目標送信電力が変更された場合に、WWANモジュールと基地局との間のネゴシエーションが実施され、適切なクラス(電力クラスあるいはマルチ・スロット・クラス(Multi Slot Class))および/あるいは動作モードが選択される。
関連する態様に従って、無線通信環境において、WWANモジュールの送信電力をスロットリングすることを容易にする方法が本明細書において説明される。この方法は、取得された温度関連の入力に応じて、WWANモジュールによって利用される目標送信電力を決定することを含む。更に、方法は、基地局とネゴシエート(negotiate)して、目標送信電力への遷移を調整することを備えうる。更に、方法は、目標送信電力あるいはそれ未満の電力で、WWANモジュールによってデータを送ることを含みうる。
別の態様は、無線通信装置に関する。この無線通信装置は、WWANモジュールを含みうる。無線通信装置は、温度に関連する受信された入力に基づいて、WWANモジュールのための目標送信電力を選択することと、選択された目標送信電力への遷移を調整するために基地局と協働することと、WWANモジュールを用いて、目標送信電力あるいはそれ未満の電力でデータを送信することとに関連する命令群を保持するメモリを更に含みうる。更に、無線通信装置は、メモリ内に保持された命令群を実行するように構成された、メモリに結合されたプロセッサを含みうる。
更に別の態様は、無線通信環境において、熱関連の条件に応じて、WWANモジュールのための送信電力をスロットリングすることができる無線通信装置に関する。この無線通信装置は、温度関連の入力に基づいて、WWANモジュールによって利用される目標送信電力を調節する手段を含みうる。さらに、無線通信装置は、調節された目標送信電力が、以前に割り当てられたクラスによって示される範囲外である場合、基地局とネゴシエートして、WWANモジュールによって使用される更新されたクラスを選択する手段を含みうる。更に、無線通信装置は、更新されたクラスがWWANモジュールに対して不十分であると判定された場合、基地局とネゴシエートして、WWANモジュールによって用いられる更新された動作モードを選択する手段を含みうる。
更に別の態様は、コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品に関する。コンピュータ読取可能媒体は、予めプログラムされたセットポイント(setpoint)引く(minus)熱アルゴリズム調節を評価することによって、WWANモジュールのための目標送信電力を決定するためのコードを含みうる。更に、コンピュータ読取可能媒体は、WWANモジュールによって検出された温度をしきい値温度と比較するためのコードを含みうる。更に、コンピュータ読取可能媒体は、WWANモジュールによって検出された温度がしきい値温度を超える場合、予め定められた量だけ目標送信電力を下げるためのコードを備えうる。
別の態様によると、無線通信システムにおける装置はプロセッサを含みうる。ここにおいて、プロセッサは、温度関連の入力に基づいて、WWANモジュールによって利用される目標送信電力を変更するように構成されうる。更に、このプロセッサは、変更された目標送信電力が、以前に割り当てられたクラスによって示される範囲外である場合、基地局とネゴシエートして、WWANモジュールによって使用される更新されたクラスを選択するように構成されうる。更に、プロセッサは、更新されたクラスがWWANモジュールに対して不十分であると判定された場合、基地局とネゴシエートして、WWANモジュールによって用いられる更新された動作モードを選択するように構成されうる。
別の態様によると、無線通信システム環境において、熱入力に基づいてWWANモジュール送信電力の変更を調整することを容易にする方法が本明細書において説明される。この方法は、第1の目標送信電力レベルあるいはそれ未満の送信電力レベルでWWANモジュールから送られたデータを受信することを含みうる。更に、この方法は、WWANモジュールとネゴシエートして、第2の目標送信電力レベルへの遷移を調整することを含み、この第2の目標送信電力レベルへの遷移は、WWANモジュールによって取得された温度関連の入力に応じる。更に、方法は、遷移の後で、第2の目標送信電力レベルあるいはそれ未満の送信電力レベルでWWANモジュールから送られたデータを受信することを備えうる。
更に別の態様は、命令群を保持するメモリを含みうる無線通信装置に関する。この命令群は、第1の目標送信電力レベルから、WWANモジュールによって使用される第2の目標送信電力レベルへの遷移を調整することであって、この遷移は、WWANモジュールによって取得された温度関連の入力に基づくことと、この遷移の後に、第2の目標送信電力レベルあるいはそれ未満の送信電力レベルでWWANモジュールから送られたデータを取得することとに関連する。更に、この無線通信装置は、メモリに保持された命令群を実行するように構成され、メモリに結合されたプロセッサを備えうる。
別の態様は、無線通信環境において、熱入力に応じて、WWANモジュールによって用いられる送信電力の制御を調整することができる無線通信装置に関する。この無線通信装置は、WWANモジュールによって使用される調節された目標送信電力が、以前に割り当てられたクラスによって示される範囲外である場合、WWANモジュールとネゴシエートして、WWANモジュールによって使用される更新されたクラスを選択する手段を含みうる。更に、無線通信装置は、更新されたクラスがWWANモジュールに対して不十分であると判定された場合、WWANモジュールとネゴシエートして、WWANモジュールによって用いられる更新された動作モードを選択する手段を含みうる。更に、無線通信装置は、調節された目標送信電力に等しい、あるいはそれよりも低い送信電力を利用してWWANモジュールによって送られたデータを受信する手段を備えうる。
更に別の態様は、コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品に関する。このコンピュータ読取可能媒体は、WWANモジュールによって使用される、調節された目標送信電力が、以前に割り当てられたクラスによって示される範囲外である場合、WWANモジュールとネゴシエートして、WWANモジュールによって使用される更新されたクラスを識別するためのコードを含みうる。更に、コンピュータ読取可能媒体は、更新されたクラスが、WWANに対して不十分と判定された場合、WWANモジュールとネゴシエートして、WWANモジュールによって用いられる更新された動作モードを決定するためのコードを備えうる。更に、コンピュータ読取可能媒体は、調節された目標送信電力に等しい、あるいはそれよりも低い送信電力を利用してWWANモジュールによって送られたデータを受信するためのコードを含みうる。
別の態様によると、無線通信システムにおける装置はプロセッサを含みうる。ここにおいて、プロセッサは、第1の目標送信電力レベルあるいはそれ未満の送信電力レベルでWWANモジュールから送られたデータを受信するように構成されうる。更に、このプロセッサは、WWANモジュールとネゴシエートして、第2の目標送信電力レベルへの遷移を調整するように構成され、この第2の目標送信電力レベルへの遷移は、WWANモジュールによって取得された温度関連の入力に応じる。更に、プロセッサは、遷移の後に、第2の目標送信電力レベルあるいはそれ未満の送信電力レベルでWWANモジュールから送られたデータを受信するように構成されうる。
前述の目的およびそれに関連する目的の達成に向けて、1又は複数の実施形態がこれより以下に説明され、特に請求項において指摘される特徴を備える。以下の説明および添付図面は、1又は複数の実施形態の特定の例示的な態様を詳細に説明する。これらの態様は例示的であるが、様々な実施形態の原理が用いられうる様々な様式のうちのほんのいくつかを示しているに過ぎず、説明される実施形態は、このような全ての態様と、それらに対する同等物を含むよう意図されている。
図1は、本明細書において説明される様々な態様に従う、無線通信システムの例示である。 図2は、無線通信環境において、熱入力に基づいて、送信電力をスロットリングする実例的なシステムの例示である。 図3は、無線通信環境において、WWANデバイスとの接続において利用される熱マネージャ(thermal manager)の入力あるいは出力を図示する実例的なブロック図の例示である。 図4は、無線通信環境において、アクセス端末送信電力のスロットリングを調整する実例的なシステムの例示である。 図5は、本願の要旨に関連して用いられうる構成を図示する実例的なシステムの例示である。 図6は、無線通信システム環境において、WWANモジュールの送信電力をスロットリングすることを容易にする実例的な方法体系の例示である。 図7は、無線通信環境において、WWANモジュールの送信電力を漸進的に(gradually)変更することを容易にする実例的な方法体系の例示である。 図8は、無線通信環境において、熱入力に基づいてWWANモジュール送信電力の変更を調整することを容易にする実例的な方法体系の例示である。 図9は、無線通信システムにおいて、熱的条件に基づいて送信電力スロットリングを用いる実例的なアクセス端末の例示である。 図10は、無線通信環境において、熱入力に基づいてアクセス端末の電力クラスおよび/あるいは動作モードの変更を調整する実例的なシステムの例示である。 図11は、本明細書において説明される様々なシステムおよび方法と併せて用いられうる実例的な無線ネットワーク環境の例示である。 図12は、無線通信環境において、熱関連の条件に応じて、WWANモジュールのための送信電力をスロットリングすることを可能にする実例的なシステムの例示である。 図13は、無線通信環境において、熱入力に応じてWWANモジュールによって用いられる送信電力の制御を調整することを可能にする実例的なシステムの例示である。
[詳細な説明]
様々な実施形態が、図面の参照を伴い説明される。ここにおいて、同一符番は同一要素を示すために使用されうる。以下の記述において、説明のために、多くの特定の詳細が、1又は複数の実施形態の完全な理解を提供するために説明される。しかし、こういった実施形態が、これらの特定の詳細なしに実践されうることは明白である。その他の実例において、周知の構成およびデバイスは、1又は複数の実施形態の説明を容易にするために、ブロック図形態で示される。
用語「構成要素」、「モジュール」、「システム」、およびそれらと同様のものは、本願において使用される際、コンピュータ関連のエンティティ、すなわち、ハードウェアか、ファームウェアか、ハードウェアとソフトウェアとの組合せか、ソフトウェアか、実行中のソフトウェアかの何れかを称するように意図されている。例えば、構成要素は、プロセッサ上で動作する処理や、プロセッサや、オブジェクトや、実行ファイルや、実行スレッドや、プログラムおよび/あるいはコンピュータでありうるが、それらに限定はされない。実例として、コンピューティング・デバイス(computing device)上で動作するアプリケーションと、コンピューティング・デバイスとの両方ともが、構成要素でありうる。1又は複数の構成要素が処理および/あるいは実行スレッド内に存在する、また、1つの構成要素が1つのコンピュータ上に局在化されるか、および/あるいは、2以上のコンピュータ間で分散されうる。加えて、これらの構成要素は、様々なデータ構造を有する、格納された様々なコンピュータ読取可能媒体から実行されうる。(例えば、ローカル・システムにおいてや、分散システムにおいてや、および/あるいは、信号を介して別のシステムを伴うインターネットのようなネットワークにわたって、別の構成要素と相互作用する1つの構成要素からのデータのような)1又は複数のデータ・パケットを有する信号に従うような、ローカルおよび/あるいはリモートな処理を通じて構成要素は通信しうる。
本明細書において説明された技術は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)、時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)およびその他のシステムのような、様々な無線通信システムのために使用されうる。用語「システム」および「ネットワーク」は、しばしば置換可能に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA;Universal Terrestrial Radio Access)やcdma2000などのようなラジオ技術を実現しうる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))およびその他のCDMAの変形を含む。cdma2000は、IS−2000規格と、IS−95規格と、IS−856規格とをカバーする。TDMAシステムは、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーション(GSM(登録商標))のようなラジオ技術を実現しうる。OFDMAシステムは、例えば、発展型UTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードキャスト(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などのようなラジオ技術を実現しうる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・エボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用する、UMTSの最新リリースである。これは、下りリンクでOFDMAを用いて、上りリンクでSC−FDMAを用いる。
単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、単一キャリア変調および周波数領域等化を利用する。SC−FDMAは、OFDMAシステムのものと類似した性能と、実質的に同じ全体複雑性を有する。SC−FDM信号は、固有の単一キャリア構造のために、より低いピーク対平均電力比(PAPR;peak-to-average power ratio)を有する。SC−FDMAは、例えば、より低いPAPRが、送信電力効率という観点からアクセス端末に大いに利益をもたらす上りリンク通信において使用されうる。従って、SC−FDMAは、3GPPロング・ターム・エボリューション(LTE)あるいは発展型UTRAにおける上りリンク多元接続スキームとして実施されうる。
更に、様々な実施形態が、アクセス端末に関連して本明細書において説明される。アクセス端末は、システム、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイル、遠隔局、遠隔端末、モバイル・デバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザ・エージェント、ユーザ・デバイス、あるいはユーザ機器(UE)とも呼ばれうる。アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション初期化プロトコル(SIP)電話、無線ローカル・ループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続機能を有するハンドヘルド・デバイス、コンピューティング・デバイスあるいは無線モデムに接続されたその他の処理デバイスでありうる。更に、様々な実施形態が、基地局に関して、本明細書において説明される。基地局は、アクセス端末と通信するために利用されうる、また、アクセス・ポイント、ノードB、発展型ノードB(eNodeB)あるいはその他いくつかの用語でも称されうる。
更に、本明細書において説明される様々な態様あるいは特徴は、方法、装置、あるいは、スタンダード・プログラミングおよび/あるいはエンジニアリング技術を使用した製品として実施されうる。用語「製品(article of manufacture)」は、本明細書において使用される場合、任意のコンピュータ読取可能デバイス、キャリア、あるいは媒体からアクセス可能なコンピュータ・プログラムを含むよう意図されている。例えば、コンピュータ読取可能媒体は、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスクや、フロッピー(登録商標)・ディスクや、磁気ストリップなど)と、光ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(CD)やデジタル多用途ディスク(DVD)など)と、スマート・カードと、フラッシュ・メモリ・デバイス(例えば、EPROM、カード、スティック、キー・ドライブなど)とを含みうるが、それらに限定はされない。更に、本明細書において説明される様々な記憶媒体は、1又は複数のデバイス、および/あるいは情報を格納するためのその他の機械読取可能媒体を表しうる。用語「機械読取可能媒体(machine readable medium)」は、無線チャネルと、命令(群)および/あるいはデータを格納、包含、および/あるいは搬送することができるその他様々な媒体とを含むが、それらに限定はされない。
図1には、本明細書において示される様々な実施形態に従って、無線通信システム100が例示されている。システム100は、複数のアンテナ・グループを含みうる基地局102を備える。例えば、1つのアンテナ・グループは、アンテナ104、106を含み、別のグループ・アンテナはアンテナ108、110を備え、更なるアンテナ・グループは、アンテナ112、114を含みうる。各アンテナ・グループのために2つのアンテナが例示されているが、各グループのためにより多いあるいは少ないアンテナが利用されうる。基地局102は付加的に、送信機チェーンおよび受信機チェーンを含みうる。これらの各々は、当業者によって認識されるように、(例えば、プロセッサ、変調器、多重化器、復調器、逆多重化器、アンテナなどのような)信号の送信および受信に関連付けられた複数の構成要素を備えうる。
基地局102は、アクセス端末116およびアクセス端末122のような、1又は複数のアクセス端末と通信しうるが、基地局102は、アクセス端末116、122に類似した実質的に任意の数のアクセス端末と通信しうる。アクセス端末116、122は、例えば、セルラ電話、スマート電話、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルド・コンピューティング・デバイス、衛星ラジオ、グローバル位置測定システム、PDA、および/あるいは無線通信システム100によって通信するための、その他任意の適切なデバイスでありうる。図示されたように、アクセス端末116は、アンテナ112、114と通信する。ここで、アンテナ112、114は、順方向リンク118によってアクセス端末116に情報を送信し、逆方向リンク120によってアクセス端末116から情報を受信する。更に、アクセス端末122は、アンテナ104、106と通信する。ここで、アンテナ104、106は、順方向リンク124によってアクセス端末122に情報を送信し、逆方向リンク126によってアクセス端末122から情報を受信する。周波数分割二重通信(FDD)システムにおいて、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって使用されたのとは異なる周波数帯域を利用しうる、また、順方向リンク124は、例えば、逆方向リンク126によって用いられたのとは異なる周波数帯域を用いうる。更に、時分割二重通信(TDD)システムにおいて、順方向リンク118および逆方向リンク120は、共通の周波数帯域を利用しうる、また、順方向リンク124および逆方向リンク126は、共通の周波数帯域を利用しうる。
アンテナの各グループおよび/あるいはそれらが通信するように設計されているエリアは、基地局102のセクタと称されうる。例えば、アンテナ・グループは、基地局102によってカバーされたエリアのセクタ内で、アクセス端末に対して通信するように設計されうる。順方向リンク118、124による通信において、基地局102の送信しているアンテナは、ビームフォーミングを利用して、アクセス端末116、122のための、順方向リンク118、124の信号対雑音比を改善しうる。さらに、基地局102がビームフォーミングを利用して、関連付けられたカバレッジにわたってランダムに散在するアクセス端末116、122に送信する間、近隣セルのアクセス端末は、基地局が単一アンテナを通して全てのアクセス端末に送信するのに比べて、少ない干渉しか受けないだろう。
アクセス端末116、122は各々、コンピューティング・デバイス(例えば、ノートブック・コンピュータ、ハンドヘルド・コンピュータ、形態情報端末(PDA)など)と併せて用いられる無線ワイド・エリア・ネットワーク(WWAN)デバイス(例えば、WWANモジュールなど)でありうるが、本願の要旨はそれらに限定はされないということが認識される。例えば、WWANデバイスは、コンピューティング・デバイスに組み込まれたり、取り外し可能なように接続可能であったりしうる。別の実例によると、WWANデバイスは、3Gモデム(例えば、3Gモジュールなど)でありうる。更なる実例として、WWANデバイスは、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)WWANデバイスでありうる。しかしながら、本願の要旨は上述の実例に限定されないということが認識されるべきである。
WWANデバイスは、共に用いられるコンピューティング・デバイスの温度を変更しうる。例示として、コンピューティング・デバイスと、対応するWWANデバイスとがセルの端に位置付けられている場合、WWANデバイスは一般的に、信号が基地局102に到達できるように、最大電力で送信する。最大電力で送信することに対する副作用は、最大量の熱エネルギーが生成されるということである。更に、関連付けられたコンピューティング・デバイスは、WWANデバイスによって導入される熱エネルギーに対して敏感でありうる。熱エネルギーの変化を補償するために、熱モデルが使用され、コンピューティング・デバイス内部の温度と、そこに組み込まれたファンのタイプ/特性と、エアフロー設計と、それらと同様のものが識別される。従って、熱的特性は、コンピューティング・デバイスがさらされる周囲温度の増大の結果として生じるコンピューティング・デバイスの構成要素への悪影響のために、重要な設計考慮事項でありうる。
WWANデバイスによって導入される熱エネルギーの影響に対処する従来の技術はしばしば、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)デバイスに類似したやり方で振る舞うWWANデバイスを有することを含む。特に、WLANデバイスに類似して動作する場合、このような従来のWWANデバイスは、しきい値温度に達すると、送信電力を一方的に低減するように設計されうる。ここで、送信電力の低減は、関連付けられたコンピューティング・デバイスに対して出力される熱エネルギーの量を低減しうる。しかし、WWANデバイスとWLANデバイスとの数多くの差異が、これらの従来技術を、WWANデバイスと関連する利用に対して不適切なものにする。例えば、WLANデバイスは無認可のスペクトルで動作するが、一方で、WWANデバイスは認可されたスペクトルで動作し、WLANネットワークの振る舞いはWWANネットワークと同じ程には制限(regulate)されていない。更なる実例として、WWANデバイスの送信電力は一般的に、基地局102からの距離に応じうる、また、WWANデバイスは、(例えば、オーバ・ザ・エア(over-the-air)プロトコルを利用する基地局102を介して)所与の送信電力で送信するよう、ネットワークによって通知されうる。(例えば、符号分割多元接続(CDMA)などのための)各WWANデバイスの送信電力は、ネットワークにわたる複数のWWANデバイスに対応する基地局102における電力密度の平衡を保つように管理されうる。このように、基地局102は、基地局102から遠くに位置付けられた第2のWWANデバイスに比べて低い電力レベルで送信するよう、基地局102の近くに位置付けられた第1のWWANデバイスに通知しうる。従って、WWANデバイスが基地局102との調整なしに自己の送信電力を変更することを可能にする一般的な技術は、システム全体の動作可能性に悪い影響を与えうる。
その一方で、システム100は、WWANデバイスと基地局102との間の調整を活用して、(例えば、WWANデバイスおよび/あるいは対応するコンピューティング・デバイスなどによって経験される)熱エネルギーの考慮に基づいて、WWANデバイスの目標送信電力レベルを調節する。例えば、オーバ・ザ・エア・プロトコルによって、WWANデバイスは、基地局102とのオーバ・ザ・エアでの通信を通して、それによって用いられる出力電力クラスを変更することができる。このように、熱エネルギーの影響を軽減しようと試みている場合、ネットワークは、WWANデバイスがネットワークからの協働なしにそれに関して用いられる目標送信電力を一方的に変更できるようにするのではなく、WWANデバイスが出力電力クラスを調節できるようにするための許可をもたらしうる。
実例によると、WWANデバイスは、それ自体が温度(例えば、周囲温度、WWANデバイスの温度、コンピューティング・デバイスの温度など)を検出することができる。付加的あるいは代替的に、WWANデバイスの外部にある熱測定デバイスが温度を検出し、検出された温度に関連する信号をWWANデバイスに送りうる(例えば、WWANデバイスに対応するコンピューティング・デバイスが、温度を検出するための熱測定デバイスを含みうる、あるいは、WWANデバイスおよび対応するコンピューティング・デバイスから分離している熱測定デバイスが用いられうる)。従って、例えば、熱測定デバイスがWWANデバイスから分離していると、熱測定デバイスおよび/あるいはコンピューティング・デバイスからWWANデバイスへの通信経路は、温度関連情報をWWANデバイスに転送するために活用されうる。
更に、外部ソース(external source;例えば、熱測定デバイス、コンピューティング・デバイスなど)によって供給された温度測定および/あるいは温度関連情報は、WWANデバイスが、異なる出力電力レベルを基地局102とネゴシエートできるようにするためのトリガとして作動しうる。例えば、WWANデバイスが、温度がしきい値を上回っていると認識する、および/あるいは、温度がしきい値を上回っていると通知された場合、このWWANデバイスは基地局102とネゴシエートして、基地局102と通信するためにWWANデバイスによって使用される目標送信電力レベルを下げうる。更なる例示として、WWANデバイスが、温度がしきい値未満であると認識する、および/あるいは、温度がしきい値を未満であると通知された場合、このWWANデバイスは基地局102とネゴシエートして、WWANデバイスによって使用される目標送信電力レベルを上げうる。従って、測定された温度に応じて目標送信電力レベルを変更するために、閉ループ制御が用いられうる。
図2を参照すると、無線通信環境における熱入力に基づいて送信電力をスロットリングするシステム200が例示されている。システム200は、情報と、信号と、データと、命令群と、コマンドと、ビットと、シンボルと、それら同様のものとを送信および/あるいは受信しうるアクセス端末202を含む。アクセス端末202は、順方向リンクおよび/あるいは逆方向リンクによって、基地局204と通信しうる。基地局204は、情報と、信号と、データと、命令群と、コマンドと、ビットと、シンボルと、それら同様のものとを送信および/あるいは受信しうる。更に、図示されていないが、アクセス端末202に類似した任意の数のアクセス端末が、システム200に含まれうる、および/あるいは基地局204に類似した任意の数の基地局がシステム200に含まれうるということが考えられうる。更に、アクセス端末202は、コンピューティング・デバイスに結合されたWWANデバイスでありうるが、本願の要旨はそれに限定はされないということが認識されるべきである。
アクセス端末202は、熱マネージャ206および送信機208を含む。熱マネージャ206は、熱入力に少なくとも部分的に基づいて、送信機208によって用いられる目標送信電力を制御しうる。更に、熱マネージャ206は、基地局204のアクセス端末電力ネゴシエータ210とネゴシエートして、送信機208を用いて伝送を送る場合に用いられる目標送信電力レベル、クラス(例えば、電力クラス、マルチ・スロット・クラスなど)、モード(例えば、技術のタイプなど)、あるいは周波数帯域のうちの少なくとも1つを選択しうる。熱マネージャ206は、温度の考慮に基づいて、目標送信電力を漸進的に調節(例えば、増大あるいは低下)しうる。その一方で、従来の技術はしばしば、データ接続を抑制(inhibit)すること(例えば、データの伝送を止めることや、WWANデバイスの動作を抑止すること)によって、温度を管理する。これは、著しい性能低下をもたらす。実例によると、用語「目標送信電力(target transmit power)」は、特定の熱的条件を前提として、アクセス端末202の送信機208によって用いられうる最大送信電力を称しうる。従って、送信機208は、このような最大送信電力あるいはそれ未満の送信電力で、データを送りうる。しかしながら、用語「目標送信電力」は、最大送信電力であることに限定されるわけではなく、むしろ、用語「目標送信電力」は最小送信電力、平均送信電力、あるいはその他任意の送信電力を称しうるということが考えられうる。
本明細書において説明されるように、用語「ネゴシエーション(negotiation)」および「ネゴシエートすること(negotiating)」は、アクセス端末202が機能の変更(例えば、目標送信電力レベル、クラス、モード、周波数帯域などの調節)をシグナリングするメッセージを基地局204に送信し、それに応じて、基地局204が、アクセス端末202によって送られたメッセージを無視するか、あるいは、そのメッセージをアクノレッジしうることを含む。これは、要求された変更が許可されたことを意味する。例えば、アクセス端末202によるネゴシエーションは、機能の変更をシグナリングするメッセージを基地局204に送ることと、変更が基地局204によって許可されたことを示すメッセージに応じて、アクノレッジメントをモニタリングすることとを含みうるが、本願の要旨はそれらに限定されない。
熱マネージャ206は、温度測定デバイスを含みうる、および/あるいは、実質的に任意のタイプの温度測定デバイスから温度測定情報を受信しうる。熱マネージャ206に関連して利用されうる温度測定デバイスの実例は、例えば、温度計、サーミスタ、抵抗温度検出器(RTD)、パイロメータなどを含むが、いずれのタイプの温度測定デバイスも、本明細書に添付された請求項の範囲内に含まれるよう意図されていることが認識されるべきである。
更に、熱マネージャ206は、例えば、温度を検出し、その温度をしきい値と比較し、送信機208によって用いられうる目標送信電力レベル、クラス(例えば、電力クラス、マルチ・スロット、クラスなど)、モード、帯域などを識別し、および/あるいは、その目標送信電力レベル、クラス、モード、帯域などに遷移することをネゴシエートするために、基地局204のアクセス端末電力ネゴシエータ210と通信しうるインテリジェンス(intelligence)を提供しうる。更に、熱マネージャ206は継続的に温度をモニタリングして、電力レベルの調節および/あるいは任意の環境条件の変化に起因する温度変化を検出しうる。従って、検出された温度変化に基づいて、熱マネージャ206は、実質的に異なる目標送信電力レベル、クラス、モード、帯域などを識別する、および/あるいは、それに遷移するためにネゴシエートしうる。このように、アクセス端末202に関連付けられた温度測定は、基地局204との協働によって、アクセス端末202の送信機208によって使用される目標送信電力を調節するためのメカニズムをトリガするために使用されうる。
例えば、熱マネージャ206が、WWANデバイスに含まれる場合、(例えば、それに関連付けられたファームウェアおよび/あるいはソフトウェアに保持される)温度測定アルゴリズムが、WWANデバイス自体の温度と、(例えば、WWANデバイスがコンピューティング・デバイス内に位置付けられている場合の)コンピューティング・デバイス内の温度と、それらと同様のものとを検出、分析、および/あるいは使用するために用いられうる。付加的あるいは代替的に、熱マネージャ206が、異種ソースから供給された入力を取得しうる。ここで、このような入力は、コンピューティング・デバイス、異種デバイス、および/あるいはそれらと同様のものの、ソフトウェアやファームウェアなどに含まれる温度測定アルゴリズムを実施することによってもたらされうる。従って、温度測定アルゴリズムは、デバイス・ドライバや、第3者ソフトウェアなどに含まれうる。しかしながら、本願の要旨は上述の実例に限定されないということが理解されるべきである。
更に、熱マネージャ206は、目標送信電力レベル、クラス、モード、帯域などへの調節をトリガするために使用されうる、コンピュータ・デバイスによって供給された入力を受信しうる。例えば、コンピューティング・デバイスは、アテンション(AT)コマンド、モバイル局モデム(MSM)インタフェース・コマンド、診断(Diag)コマンド、あるいはそれらと同様のもののような、デバイス・インタフェース・コマンドを使用しうる。このようなコマンドを使用することによって、コンピューティング・デバイスは、コンピューティング・デバイスに関連付けられた温度がしきい値を上回っている(例えば、コンピューティング・デバイスが熱過ぎる)WWANデバイス(例えば、WWANデバイスの熱マネージャ206)に、命令群を提供しうる。従って、WWANデバイスは、(例えば、熱マネージャ206を用いることによって)出力電力を低減するために(例えば、3GPPからの)プロトコル・メカニズムを使用し、それによって、例えば、WWANデバイスによって放出される熱の量を下げうる。
WWANデバイスの熱マネージャ206を利用して実施されうる実例が以下に示される。コンピューティング・デバイスは、熱過ぎるWWANデバイスを指示しうる。その後、WWANデバイスは、自己のクラスを動的に下げうる。更に、WWANデバイスは、「UE機能情報(UE CAPABILITY INFORMATION)」コマンドで、変更をネットワークに通知しうる。更に、WWANデバイスは、より低いデータ・レートが、より低いクラスから選択されることを可能にする「トランスポート・フォーマット・コンビネーション制御(TRANSPORT FORMAT COMBINATION CONTROL)」コマンドを受信する。より低いデータ・レートは、低減された出力電力/熱電力に相関しうる。類似のやり方で、コンピューティング・デバイスは、十分に低温度に達したWWANデバイスを指示しうる。従って、WWANデバイスは、自己のクラスを動的に変更しうる。WWANデバイスは、「UE機能情報」コマンドで、変更をネットワークに通知しうる。更に、WWANデバイスは、より高いデータ・レートが、より高いクラスから選択されることを可能にする「トランスポート・フォーマット・コンビネーション制御」コマンドを受信しうる。付加的に、WWANデバイスは、クラス間の過度なスロットリングを回避するために、ヒステリシスを実行しうる。従って、WWANデバイスによって低減される熱エネルギーは下げられ、それによって、コンピューティング・デバイスは、より望ましく機能することが可能となりうる。更に、このメカニズムは、既存のスタンダードなオーバ・ザ・エア・メカニズム(over-the-air mechanism)を使用しうるが、本願の要旨はそれに限定されない。
図3を参照すると、無線通信環境においてWWANデバイスに関連して利用される熱マネージャ206の入力および出力を図示するブロック図300が例示されている。例えば、熱マネージャ206は、WWANデバイスに含まれうる。しかし、熱マネージャ206の少なくとも一部は、WWANデバイスから分離しうるということが認識されるべきである。次に、熱マネージャ206に提供されうる実例的な入力と、熱マネージャ206からもたらされうる実例的な出力の例示が提供される。本明細書において説明されるこのような入力および/あるいは出力のサブセットは、熱マネージャ206に関連して活用されうるということが認識されるべきである。更に、例示されたもの以外の、異種入力および/あるいは出力が、熱マネージャ206に関連して利用されうる、また、本願の要旨の範囲内に含まれるよう意図されているということが考えられる。
様々な入力が熱マネージャ206に提供されうる。例えば、温度が熱マネージャ206に入力されうる。この温度は、温度計、サーミスタ、抵抗温度検出器(RTD)、パイロメータ、あるいは、温度を測定できる類似のタイプのデバイスのようなデバイスによってゲージ(gauge)されうる。
別の例示によると、現在の動作モードが熱マネージャ206に入力されうる。動作モードの実例は、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、GSMエボリューションのための強化データ・レート(EDGE)、CDMA2000、およびジェネラル・パケット・ラジオ・サービス(GPRS(General Packet Radio Service))などでありうる。しかし、本願の要旨は、これらの実例的な動作モードに限定されない。
別の実例によると、ノートブック(例えば、コンピューティング・デバイス)によって供給された入力は、熱マネージャ206に提供されうる。熱マネージャ206を含むWWANデバイスと、コンピューティング・デバイス(例えば、ノートブック・コンピュータなど)とは、それらの間に通信経路を有する。例えば、システム管理バス(SMBus)は、ノートブックによって供給された入力を、WWANデバイスに送るために、コンピューティング・デバイスによって使用されうる。SMBusは、WWANデバイス上に専用ピンを含むバスでありうる。付加的あるいは代替的に、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)は、ノートブックによって供給された入力を、WWANデバイスに転送するために用いられうる。更に、任意の異種タイプの(例えば、有線および/あるいは無線)接続が、コンピューティング・デバイスとWWANデバイスとの間で使用されうる。コンピューティング・デバイスによって提供された、ノートブックによって供給された入力は、ATコマンド、MSMインタフェース・コマンド、Diagコマンド、あるいはそれらと同様のもののような、デバイス・インタフェース・コマンドを使用しうる。例示によると、コンピューティング・デバイスは、温度を測定し、および/あるいは、その測定された温度がしきい値を超えているかどうかを認識しうる。更に、コンピューティング・デバイスは、WWANデバイスが、過熱に著しく寄与するものであると判定しうる、またそのために、ノートブックによって供給された入力をWWANデバイスに送信して、熱出力の低減をもたらしうる、変更された振る舞いを要求しうる。
更なる実例として、熱マネージャ206は、代替技術の入力を取得しうる。例えば、異種タイプの技術を用いる、(例えば、コンピューティング・デバイスに関連付けられた)異種モジュールは、(例えば、温度のために)このようなモジュールが悪い影響を受けている場合に、熱出力を下げるようWWANデバイスに要求する入力を熱マネージャ206に送りうる。異種モジュールによって利用される異種タイプの技術は、例えば、WiFiや、WiMaxなどでありうる。WWANデバイスおよび異種モジュールは、共通のカード内におよび/あるいは異種の複数のカード(例えば、互いに近接しうるWWANデバイスおよび異種モジュールに関連付けられたカード)に組み込まれうることが考えられうる。
熱マネージャ206は、WWANデバイスに対応する熱出力に影響を与えうる1又は複数の出力をもたらしうる。出力は、送信(Tx)出力電力制御と、クラス制御と、モード制御とを含みうる。TX出力電力制御は、オーバ・ザ・エアで生成される信号の電力を変更しうる。例えば、WWANデバイスが生じる熱電力を低減するためのメカニズムは、WWANデバイスが出力する放射送信電力の量を低減するためのものでありうる。更に、クラス制御は、WWANデバイスがクラスを変更することを許可するために、(例えば、図2のアクセス端末電力ネゴシエータ204によって)ネットワークを用いて活用されうるネゴシエーション・メカニズムでありうる。これは、出力された熱電力の低減をもたらしうる。更に、モード制御は、動作モードを切り替えるために利用されうるネゴシエーション・メカニズムでありうる。例えば、各動作モードは、異なる熱的特性を有しうる、従って、WWANデバイスによって利用される動作モードを変更することは、出力される熱電力を変更することを結果としてもたらしうる。
図4を参照すると、無線通信環境においてアクセス端末送信電力のスロットリングを調整するシステム400が例示される。システム400は、アクセス端末202および基地局204を含む。アクセス端末202は、熱マネージャ206および送信機208を含みうる、また、基地局204は、アクセス端末電力ネゴシエータ210を含みうる。
熱マネージャ206は、電力レベル制御装置402と、クラス・ネゴシエータ404と、モード・ネゴシエータ406とを更に含みうる。WWANモジュールが起動され、送信機208がアクティベートされると、電力レベル制御装置402は、送信機208によって利用される目標送信電力を決定しうる。更に、電力レベル制御装置402は、送信機208に提供されうる送信出力電力制御信号をもたらして、目標送信電力レベルを管理しうる。WWANモジュールが、所与の目標送信電力あるいはそれ未満の送信電力で伝送を送るために送信機208を利用すると、温度は増大しうる。従って、熱マネージャ206は、(例えば、温度検出センサを利用することによって)WWANモジュールに関連付けられた温度をトラッキングして、その温度が、明細事項(specification)に違反したり(例えば、WWANモジュールや、関連付けられたコンピューティング・デバイスの構成要素のために説明された動作の範囲外である)、規格に違反するやり方でWWANモジュールの性能を低減したりするレベルまで上昇しているかどうかを判定する。このように、温度がしきい値を上回っていると熱マネージャ206が認識した場合、電力レベル制御装置402は、送信機208による使用のための許容目標送信電力を下げうる。例示として、電力レベル制御装置402は、線形目盛を利用して、YdBだけ目標送信電力を下げうる。ここで、Yは実数である。従って、温度がしきい値を上回る場合、電力レベル制御装置402は、温度がしきい値を上回って増大することに応じて、ほぼ直線的に目標送信電力を減少させうる。電力レベル制御装置402は、アクセス端末202に割り当てられた電力クラスに対応する範囲内で目標送信電力を減少させうる。ここで、電力クラスは、このような電力クラスのためにアクセス端末202によって利用されうる最小送信電力(および/あるいは最大送信電力)を特定しうる。規格は、電力クラスのために使用されうる最小送信電力(および/あるいは最大送信電力)を設定しうる。例えば、CDMAにおける所与の電力クラスの最小送信電力は23dBmでありうる。従って、この所与の電力クラスにある間に、目標送信電力が23dBm未満だろうと電力レベル制御装置402が判定した場合、この電力クラスは、(例えば、更に詳細に以下に説明されるように、クラス・ネゴシエータ404を利用して)規格コンプライアント(standard compliant)のままとなるように変更されうる。代替的に、この所与の電力クラスにある間に、利用される目標送信電力が23dBmを上回っていると電力レベル制御装置402が識別した場合、電力クラスは変更される必要はない。更に、温度が減少すると、電力レベル制御装置402は、割り当てられた電力クラスに対応する範囲内で目標送信電力を増大させうる。従って、用語「最大送信電力」および「最小送信電力」は、所与の電力クラスを用いている間、アクセス端末202によって使用されうる最大あるいは最小電力レベルを称しうる。更に、用語「目標送信電力」は、特定の熱的条件に基づいて、アクセス端末202に関連する利用のために、電力レベル制御装置402によって選択される電力レベルでありうる。例えば、電力レベル制御装置402は、アクセス端末202によって使用される特定の電力クラスのための最大送信電力および最小送信電力によって定義された範囲内に含まれる目標送信電力を選択しうる。
電力クラスしきい値に達する(例えば、電力レベル制御装置402が、所与の電力クラスに関連付けられた範囲外の目標送信電力レベルを選択する)と、クラス・ネゴシエータ404および/あるいはモード・ネゴシエータ406は、基地局204(例えば、アクセス端末電力ネゴシエータ210)とネゴシエートして、クラスおよび/あるいはモードをそれぞれ変更しうる。より具体的にいうと、基地局204のアクセス端末電力ネゴシエータ210は更に、クラス・ネゴシエータ408およびモード・ネゴシエータ410を更に含みうる。このように、アクセス端末202のクラス・ネゴシエータ404と、基地局204のクラス・ネゴシエータ408とが、アクセス端末202に対して適切な、用いるためのクラスを選択するように協働しうる。クラス・ネゴシエータ404およびクラス・ネゴシエータ408によって選択されたクラスは、アクセス端末202による利用のための、電力クラス、マルチ・スロット・クラス、あるいはそれらと同様のものでありうるということが認識されるべきである。従って、本明細書において利用される用語「クラス」は、電力クラス、マルチ・スロット・クラス、電力クラスおよびマルチ・スロット・クラスの組合せ、あるいは任意の異種タイプのクラスと称されうる。更に、アクセス端末202のモード・ネゴシエータ406および基地局のモード・ネゴシエータ410は、アクセス端末202による使用のための適切なモードを調整選択しうる。
例えば、電力レベル制御装置402が、アクセス端末202に割り当てられた電力クラスに関連付けられた範囲未満の、利用される目標送信電力レベルを識別した場合、クラス・ネゴシエータ404は基地局204(例えば、クラス・ネゴシエータ408)と協働して、より低い電力クラスに切り替えうる。クラス・ネゴシエータ404、408は、例えば、CDMAあるいはWCDMAを用いている間、アクセス端末202による利用のための電力クラスを決定しうる。従って、所与のCDMAクラスが23dBmの最小送信電力を許容しうる実例によると、目標送信電力レベルが23dBm未満だろうと電力レベル制御装置402が判定した場合、モード・ネゴシエータ404、408は、アクセス端末202を、(例えば、より低い対応する最小送信電力が許可される)より低い電力クラスに遷移させるよう通信しうる。別の実例として、クラス・ネゴシエータ404、408は、(例えば、電力レベル制御装置402によって識別された目標送信電力レベルに基づいて)アクセス端末202による使用のためのマルチ・スロット・クラス間で協働的に遷移しうる。マルチ・スロット・クラスは、GSMや、GPRSや、EDGEなどに関連して利用されうる。例えば、マルチ・スロット・クラスは、伝送のためにアクセス端末202によって使用されうるスロットの数を特定しうる。伝送のために使用されるこのスロットの数と、浪費される熱は直接に相関付けられうる。従って、温度が高すぎると判定された場合、伝送のために使用されるスロットの数は、アクセス端末202によって用いられるための異種マルチ・スロット・クラスを選択するクラス・ネゴシエータ404、408によって減少されうる。
更に、モード・ネゴシエータ406、410は、アクセス端末202による利用のためのモードを協働的(cooperratively)に選択しうる。例えば、クラス・ネゴシエータ404、408によって選択されうる電力クラスに関して下限が存在しうる(例えば、GPRSや、WCDMAあるいはCDMAに対して適当な電力クラスなどを用いる場合は1スロット)、また、その下限に達すると、モード・ネゴシエータ406、410は、アクセス端末202による使用のためのモードを切り替えうる。この下限に達すると、モード・ネゴシエータ406、410は、例えば、WCDMA(あるいはCDMA)からEDGEにモードを変更しうる。モードの任意の変更が、このようなモードの熱的影響に依存して(例えば、EDGEは、WCDMAあるいはCDMAに比べて、低い熱的影響を有しうる)、モード・ネゴシエータ406、410によって利用されうるということが認識されるべきである。更に、モードが遷移することは、アクセス端末202の異なる構成要素における利用間を切り替えることを含みうる。従って、以前に熱かった第1の構成要素はオフにされうる一方で、以前にオフだった第2の構成要素がオンにされうる。それによって、第1の構成要素は冷めることができる。
熱マネージャ206は、電力レベル、クラス、および/あるいはモードを変更することを開始しうる(例えば、関連付けられたコンピューティング・デバイスや、代替技術のモジュールからの)外部入力を受信しうる。上述された電力レベル制御装置402、クラス・ネゴシエータ404、および/あるいはモード・ネゴシエータ406による変更は、熱マネージャ206がこれらの外部入力を取得した場合にもたらされうる。従って、このような変更は、熱マネージャ206に提供された外部入力および/あるいは熱マネージャ206によって集められた温度測定値に起因しうる。
外部入力の実例は、コンピューティング・デバイスによって供給された要求(例えば、ノートブック要求)である。例えば、コンピューティング・デバイスの、熱に敏感な構成要素は、WWANモジュールの下に位置しうる、また、コンピューティング・デバイスは、これらの構成要素の温度をモニタしうる。このような構成要素の温度が高すぎると認識された場合、コンピューティング・デバイスは、温度を示す、温度が高すぎると示す、および/あるいはWWANモジュールの目標送信電力が低減されることを求める要求を、(例えば、SMBusや、ATコマンドや、任意の通信チャネルによって)熱マネージャ206に送りうる。従って、電力レベル制御装置402、クラス・ネゴシエータ404、および/あるいはモード・ネゴシエータ406は、上述されたように、それに応じて電力レベル、クラス、および/あるいはモードを変更しうる。
別の例示によると、代替技術のモジュール(例えば、WiFiモジュールやWiMaxモジュールなど)は、電力レベル、クラス、および/あるいはモードを調節するために活用されうる熱マネージャ206に入力を供給しうる。例えば、WiFiあるいはWiMaxモジュールは、WWANモジュールと物理カードを共有しうる。付加的あるいは代替的に、WiFi又はWiMaxモジュールおよびWWANモジュールは、互いに近接した、異種の複数の物理カード上にある。WWANモジュールおよび代替技術のモジュールは、両方とも熱を生成しうる。更に、これらのモジュール間の通信経路は、温度、目標送信電力などについての情報をそれらの間で通信するために活用されうる。従って、熱モジュール402は、WWANモジュールと同様に、代替技術のモジュールからもたらされている熱を補償しうる(例えば、これは代替技術のモジュールから受信された情報に基づいて識別されうる)。
図5を参照すると、本願の要旨に関連して用いられうる構成を図示する実例的なシステム500が例示される。しかしながら、本願の要旨は、この実例的な構成に制限されないということが認識されるべきである。システム500は、本明細書に説明されるように、コンピューティング・デバイス502(例えば、ノートブック・コンピュータ)と、WWAMモジュール504と、熱マネージャ206とを含む。図示されたように、コンピュータ・デバイス502は、WWANモジュール504を含みうる(例えば、WWANモジュール504はコンピューティング・デバイス502の一部でありうる)。これは、熱マネージャ206を更に含みうる(例えば、熱マネージャ206は、WWANモジュール504の一部でありうる)。この実例によると、WWANモジュール504は、例えば、コンピューティング・デバイス502のマザーボード上に存在するソケットに直接組み込まれうる。代替的に、WWANモジュール504は、コンピューティング・デバイス502に、取り外し可能なように接続可能でありうる(例えば、WWANモジュール504は高速カード・フォーム・ファクタを有しうる、また、WWANモジュール504は、コンピューティング・デバイス502に結合されうる)。図5に図示される構成とは異なる、任意の異種構成が代替的に活用されうると考えられる(例えば、WWANモジュール504がコンピューティング・デバイス502から少なくとも部分的に分離しうるか、熱マネージャ206がWWANモジュール504から少なくとも部分的に分離しうるか、あるいは熱マネージャ206がWWANモジュール504に結合されうる)。
図6乃至図8を参照すると、無線通信環境において熱入力に基づいてWWANデバイスにおける送信電力をスロットリングすることに関する方法体系が例示されている。説明の簡略化のために、方法体系が一連の動作として説明されるが、1又は複数の実施形態に従って、いくつかの動作は、本明細書に図示および説明されたのとは異なる順序で、および/あるいは、それらのうちの別の動作と同時に生じうるので、この方法体系は動作の順序に制限されないということが理解されるべきである。例えば、方法体系は代替的に、状態図においてのように、相関関係にある一連の状態あるいはイベントとして表されうるということを当業者は理解および認識するだろう。更に、1又は複数の実施形態に従って方法体系を実施するのに、例示された動作の全てが必要とされるわけではない。
図6を参照すると、無線通信環境におけるWWANモジュールの送信電力をスロットリングすることを容易にする方法体系600が例示される。602において、WWANモジュールによって利用される目標送信電力は、取得された温度関連の入力に応じて決定されうる。例えば、温度関連の入力は、外部ソースからの、検出された温度あるいは温度関連の入力のうちの少なくとも1つでありうる。WWANモジュールは、コンピューティング・デバイス(例えば、ノートブック・コンピュータ)に含まれるか、コンピューティング・デバイスに取り外し可能なように接続可能であるか、あるいはそれらと同様でありうる。WWANモジュールは、データを送るために、目標送信電力に等しいあるいはそれよりも低い送信電力を用いうる、また、目標送信電力は、目標送信電力が利用されている間に経験された熱的条件を考慮するように選択されうる。更に、目標送信電力は、検出された温度がしきい値温度を上回る量に基づいて選択されうる。別の実例として、検出された温度がしきい値温度よりも高いと認識された場合、目標送信電力は予め定められた量だけ下げられうる。その後、再び温度が測定され、しきい値温度と比較されうる、また、温度がしきい値温度を上回ったままである場合、目標送信電力は予め定められた量だけ下げられうる。上述されたことは、測定された温度がしきい値温度未満になるまで更に繰り返されうる。付加的に、外部ソースは、コンピューティング・デバイスや代替技術のモジュール(例えば、WiFiモジュールやWiMaxモジュール)などでありうる。従って、外部ソースは温度関連の入力を提供しうる、これは、目標送信電力を下げるよう求める要求、外部ソースによってもたらされた温度測定値、あるいはそれらと同様のものを含みうる。
604において、目標送信電力への遷移を調整するために、基地局とのネゴシエーションが実施されうる。例えば、クラス(例えば、電力クラスおよび/あるいはマルチ・スロット・クラス)が基地局とネゴシエートされうる。この実例に続いて、目標送信電力が、WWANモジュールに割り当てられた所与のクラス(例えば、所与の電力クラスあるいはマルチ・スロット・クラス)に関連付けられた範囲外である場合、基地局とのネゴシエーションによって、異種クラス(例えば、異種の電力クラスあるいはマルチ・スロット・クラス)がWWANモジュールために協働的に選択されうる。例示として、目標送信電力が、割り当てられたクラスによって特定されるような最小送信電力よりも低い場合、基地局とのネゴシエーションによって、より低いクラスがWWANモジュールのために選択されうる。同様に、目標送信電力が、割り当てられたクラスによって説明されるような最大送信電力よりも高い場合、ネゴシエーションによって、より高いクラスがWWANモジュールのために協働的に選択されうる。更に、動作モードは、基地局とのネゴシエーションによって、WWANモジュールによって用いられるために選択されうる。動作モードの実例は、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、GSMエボシューションのための強化データ・レート(EDGE)、CDMA2000、ジェネラル・パケット・ラジオ・サービス(GPRS)などでありうるが、本願の要旨は、これらの実例的な動作モードに限定されない。実例によると、動作モードのネゴシエーションは、最も低い実用的(practical)クラスがWWANモジュールに割り当てられたと判定されると実施されうる。動作モードの各々は、対応する熱的特性を有しうる。従って、温度を低減するために、WCDMAあるいはCDMAからEDGEへ遷移することを選択することが基地局とのネゴシエーションによって引き起こされうるが、本願の要旨はそれに限定されない。
606において、データは目標送信電力あるいはそれ未満の送信電力で、WWANモジュールによって送られうる。例えば、WWANモジュールが基地局に近接して位置している場合、データは目標送信電力未満で送られうるが、WWANモジュールが、基地局に関連付けられたセルの端に位置する場合、データは目標送信電力で送られうる。更に、クラスおよび/あるいは動作モードのネゴシエーションが実施されると、データは、協働的に選択されたクラス(電力クラスあるいはマルチ・スロット・クラス)および/あるいは動作モードを活用することによって、WWANモジュールによって送られうる。更に、図示されていないが、目標送信電力は、時間にわたって動的に更新(例えば、増大あるいは減少)され、動的に更新された目標送信電力、動的に更新されたクラス、および/あるいは動的に更新された動作モードを利用するWWANモジュールによって、データを送ることがもたらされうるということが考えられうる。
図7を参照すると、無線通信環境においてWWANモジュールの送信電力を漸進的に変更することを容易にする方法体系700が例示される。702において、最大送信電力は、予めプログラムされたセットポイント引く熱調節によって決定されうる。704において、WWANモジュールによって検出された温度は、しきい値(例えば、X。ここで、Xは実数でありうる)と比較されうる。温度がしきい値を上回っていると、方法体系700は706に進む。706において、最大許容送信電力がYdBだけ低減されうる(ここで、Yは実数である)。実例によると、Yは、予め定められていたり、適応的に調節されたりしうる。708において、最大伝送電力は、WWANモジュールに割り当てられた電力クラスによる許容送信電力と比較されうる。最大送信電力が電力クラスによる許容送信電力よりも高い場合、方法体系700は704に戻る。最大送信電力が電力クラスによる許容送信電力よりも低い場合、方法体系700は710に続く。710において、より低い電力クラスあるいはマルチ・スロット・クラスが、ネットワークとネゴシエートされうる。712において、(例えばWWANモジュールのような)デバイスによって取得された電力クラスが、最も低い実用的クラスであるかどうかに関しての判定が実施されうる。デバイスによって取得された電力クラスが、最も低い実用的電力クラスではない場合、方法体系700は704に戻る。デバイスによって取得された電力クラスが、最も低い実用的電力クラスである場合、方法体系700は714に続く。714において、異種のモードあるいは帯域がネゴシエートされうる。実例として、動作モードはWCDMAからEDGEに変更されうるが、本願の要旨はそれに限定されない。別の例示によると、帯域は、第1の構成要素を用いることから、第2の構成要素へと切り替えるために変更されうる(例えば、現在の動作がパーソナル通信サービス(PCS)帯域において実施されうる場合、切替前はオンであった構成要素から、切替前はオフであった構成要素への遷移がなされることにより、温度を低減するために切替がセル帯域に対してなされうる。)。この例示によると、帯域は、例えば、1900MHzから850MHzに変更されうるが、本願の要旨は、それに限定されない。方法体系700は、714から702に戻りうる。
704において、WWANモジュールによって検出された温度がしきい値未満である場合、方法体系700は、716に進みうる。716において、熱電力を下げるよう求めるノートブック要求が取得されたかどうかについての評価が実施されうる。熱電力を下げるよう求めるノートブック要求が受信されている場合、方法体系700は706に進み、許容最大送信電力をYdBだけ下げうる。さもなければ、熱電力を下げるよう求めるノートブック要求が受信されていない場合、方法体系700は718に進みうる。718において、熱電力を下げるよう求める代替技術の要求が受信されたかどうかが判定されうる。熱電力を下げるよう求める代替技術の要求が受信されている場合、方法体系700は706に進み、許容最大送信電力をYdBだけ下げうる。代替的に、熱電力を下げるよう求める代替技術の要求が受信されていない場合、方法体系700は702に戻る。
図8を参照すると、無線通信環境において、熱入力に基づいてWWANモジュール送信電力の変更を調整することを容易にする方法体系800が例示される。802において、第1の目標送信電力レベルあるいはそれ未満の送信電力レベルでWWANモジュールから送られたデータが受信されうる。804において、第2の目標送信電力レベルへの遷移を調整するための、WWANモジュールとのネゴシエーションが実施されうる。例えば、第2の目標送信電力レベルへの遷移は、WWANモジュールによって取得される温度関連の入力に応じうる。例示によると、WWANモジュールによって取得された温度関連の入力は、WWANモジュールによって取得された、WWANモジュールの温度あるいは温度関連の外部入力のうちの少なくとも1つでありうる。更に、クラス(例えば、電力クラスおよび/あるいはマルチ・スロット・クラス)は、ネゴシエーションによって、WWANモジュールと共に協働的に選択されうる。例示として、第2の目標送信電力が、WWANモジュールに割り振られた第1のクラスによる許容送信電力よりも低い場合、より低い第2のクラスがWWANモジュールのために選択されうる。更に、動作モードは、ネゴシエーションによって、WWANモジュールと協働的に選択されうる。例えば、第1の動作モードを用いている間、ネゴシエーションによってWWANモジュールのために選択されたクラスが実用的でない場合、第2の動作モードがWWANモジュールのために選択されうる。806において、第2の目標送信電力レベルあるいはそれ未満の送信電力レベルでWWANモジュールから送られたデータが、遷移の後に受信されうる。更に、WWANモジュールは、WWANモジュールとのネゴシエーションによって協働的に識別された第2のクラスおよび/あるいは第2の動作モードを用いうる。
本明細書において説明される1又は複数の態様によると、無線通信環境において、熱入力に基づいてWWANモジュールにおける送信電力をスロットリングすることに関して推測がなされうる。本明細書において使用される場合に、用語「推測する(infer)」あるいは「推測(inference)」は、一般に、イベントおよび/あるいはデータによって獲得されるような観測のセットからの、システム、環境、および/あるいはユーザの状態について推論する、あるいは、それらの状態を推測する処理を一般に称する。推測は、例えば、特定のコンテキストあるいはアクションを識別するために用いられうる、あるいは、状態にわたる確率分布を生成しうる。推測は確率的であり、すなわち、データおよびイベントの考慮に基づいて、対象の状態にわたる確率分布の計算である。推測は、イベントおよび/あるいはデータのセットから、より高いレベルのイベントを構成するために用いられる技術を称しうる。これらのイベントが、時間的に近接して相関付けられていようとそうでなかろうと、また、これらのイベントおよびデータが、1又は複数のイベントおよびデータ・ソースからもたらされたものであろうとそうでなかろうと、このような推測は、観測されたイベントおよび/あるいは格納されたイベント・データのセットからの新たなイベントあるいは動作の構築をもたらす。
実例によると、上述された1又は複数の方法は、温度や、温度の変化や、温度傾向データなどを判定することに関する推測を行うことを含みうる。更なる例示のために、熱放散に対する、送信電力変化による予期される影響と、WWAN性能と、異種構成要素(例えば、WWANに関連付けられたコンピューティング・デバイスの構成要素)の性能と、それらの同様のものを判定することに関連する推測がなされうる。上記の実例は、本質的に例示的であり、本明細書において説明される様々な実施形態および/あるいは方法と併せてなされうる推測の数、あるいは、このような推測がなされうるやり方を制限することは意図されていないということが認識されるだろう。
図9は、無線通信システムにおいて、熱的条件に基づく送信電力スロットリングを用いるアクセス端末900の例示である。アクセス端末900は、例えば、受信アンテナ(図示せず)から信号を受信し、受信された信号に典型的な動作(フィルタ、増幅、ダウンコンバート)を実行し、調整された信号をデジタル化してサンプルを取得する受信機902を備える。受信機902は、例えば、MMSE受信機であり、また、受信されたシンボルを復調し、それらをチャネル推定のためにプロセッサ906に提供する復調器904を備えうる。プロセッサ906は、受信機902によって受信される情報を分析することおよび/あるいは送信機916による伝送のために情報を生成することのために設けられたプロセッサ、アクセス端末900の1又は複数の構成要素を制御するプロセッサ、および/あるいは、受信機902によって受信された情報を分析することと、送信機916による伝送のために情報を生成することとを両方実行し、アクセス端末900の1又は複数の構成要素を制御するプロセッサでありうる。
アクセス端末900は、プロセッサ906に動作可能なように結合され、また、送信されるデータと、受信されたデータと、本明細書において説明される様々な動作および機能を実行することに関連するその他任意の適切な情報とを格納しうる、メモリ908を付加的に備えうる。メモリ908は、熱関連の入力に基づいて、伝送のために用いる送信電力レベルを選択することや、送信電力、クラス、および/あるいは、動作モードに対応する変更を基地局とネゴシエートすることなどに関連付けられたプロトコルおよび/あるいはアルゴリズムを付加的に格納しうる。
本明細書において説明されたデータ記憶装置(例えば、メモリ908)は、揮発性メモリか非揮発性メモリのどちらかであるか、あるいは、揮発性メモリと非揮発性メモリの両方ともを含みうる。限定ではなく例示として、非揮発性メモリは読取専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電子的プログラマブルROM(EPROM)、電子的消去可能PROM(EEPROM)、あるいはフラッシュ・メモリを含みうる。揮発性メモリは、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含みうる。これは、外部キャッシュ・メモリの役割をする。限定ではなく例示として、RAMは、例えば、同期RAM(SRAMと)、動的RAM(DRAM)と、同期DRAM(SDRAM)と、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)と、改良型SDRAM(ESDRAM)と、シンクリンクDRAM(SLDRAM)と、ダイレクト・ラムバスRAM(DRRAM(登録商標))とのような、多くの形態で利用可能である。対象システムおよび方法のメモリ908は、これらのメモリに限定されることなく、これらのメモリおよびその他任意の適切なメモリを備えるよう意図されている。
受信機902は更に、熱マネージャ910および/あるいはネゴシエータ912に動作可能なように結合されうる。熱マネージャ910は、様々な温度関連の入力を取得し、アクセス端末900によって用いられる目標送信電力を選択することに関連して、このような入力を評価しうる。例えば、温度関連の入力は、1又は複数の温度センサによって測定される温度や、外部ソース(例えば、コンピューティング・デバイス、代替技術のモジュール)から受信される熱的条件に対応する入力などでありうる。更に、熱マネージャ910は、様々な入力を分析して、伝送のために使用される目標送信電力を決定しうる。ここで、目標送信電力の選択は、検出された熱的条件に対応する悪影響を最小化することができる。更に、ネゴシエータ912は、目標送信電力で動作することに関連して、アクセス端末900によって使用されるクラスおよび/あるいは動作モードを協働的に選択しうる。熱マネージャ910は、図2の熱マネージャ206に実質的に類似しうるということが考えられる。更に、ネゴシエータ912は、図4のクラス・ネゴシエータ404および/あるいはモード・ネゴシエータ406に実質的に類似しうると認識されるべきである。図示されていないが、熱マネージャ910が、ネゴシエータ912(および/あるいは、図4の電力レベル制御装置402に実質的に類似する電力レベル制御装置)を含みうるということも認識されるべきである。アクセス端末900は、変調器914と、例えば、基地局や別のアクセス端末などに信号を送信する送信機916とを更に備えうる。プロセッサ906から分離して図示されているが、熱マネージャ910、ネゴシエータ912、および/あるいは変調器414は、プロセッサ906あるいは多数のプロセッサ(図示せず)の一部でありうると認識されるべきである。
図10は、無線通信環境において、熱入力に基づいてアクセス端末の電力クラスおよび/あるいは動作モードの変更を調整するシステム1000の例示である。システム1000は、複数の受信アンテナ1006によって、1又は複数のアクセス端末1004から信号を受信する受信機1010と、送信アンテナ1008によって、1又は複数のアクセス端末1004に送信する送信機1024とを有する基地局1002(例えば、アクセス・ポイント)を備える。受信機1010は、受信アンテナ1006から情報を受信し、また、受信された情報を復調する復調器1012に動作可能なように関連付けられうる。復調されたシンボルは、図9に関して上記で説明されたプロセッサに類似しうるプロセッサ1014によって分析される。また、これは、アクセス端末1004(あるいは、異種基地局(図示せず))から送信あるいは受信されるデータ、および/あるいは、本明細書において説明される様々な動作および機能を実行することに関連するその他任意の情報を格納するメモリ1016に結合される。例えば、メモリ1016は、本明細書において説明されたようなアクセス端末1004による使用のためのクラスおよび/あるいは動作モードを協働的に選択することに関連する命令群を含みうる。プロセッサ1014は、アクセス端末1004による使用のためのクラスの選択を調整しうるクラス・ネゴシエータ1018に更に結合される。例えば、アクセス端末が、このようなアクセス端末に割り当てられたクラスのために規定された範囲外の電力レベルで送信しようと意図している場合、クラス・ネゴシエータ1018は、意図された送信電力レベルを含む範囲を伴う、適切な異種クラスを選択することを調整しうる。クラス・ネゴシエータ1018は、本明細書において説明されたようなアクセス端末1004のための動作モードの選択を調整するモード・ネゴシエータ1020に動作可能なように結合されうる。クラス・ネゴシエータ1018は、図4のクラス・ネゴシエータ408に実質的に類似しうる、および/あるいは、モード・ネゴシエータ1020は、図4のモード・ネゴシエータ410に実質的に類似しうるということが考えられる。基地局1002は更に、変調器1022を更に含みうる。これは、アンテナ1008を介する、送信機1024によるアクセス端末1004への伝送のためのフレームを多重化しうる。プロセッサ1014から分離して図示されているが、クラス・ネゴシエータ1018、モード・ネゴシエータ1020、および/あるいは変調器1022は、プロセッサ1014あるいは多数のプロセッサ(図示せず)の一部でありうるということが認識されるべきである。
図11は、実例的な無線通信システム1100を示す。無線通信システム1100は、簡潔さのために、1つの基地局1110と、1つのアクセス端末1150を図示している。しかし、システム1100が、1つの基地局よりも多くの基地局および/あるいは、1つのアクセス端末よりも多くのアクセス端末を含みうること、ここにおいて、付加的な基地局および/あるいはアクセス端末は、以下に説明される実例的な基地局1110およびアクセス端末1150に実質的に類似しうるし、あるいはそれらとは異なりうるということが認識されるべきである。更に、基地局1110および/あるいはアクセス端末1150は、本明細書において説明されたシステム(図1乃至図5と、図9および図10と、図12および図13)および/あるいは方法(図6乃至図8)を用いて、それらの間の無線通信を容易にしうるということが認識されるべきである。
基地局1110において、多数のデータ・ストリームのためのトラフィック・データが、データ・ソース1112から送信(TX)データ・プロセッサ1114に提供される。実例によると、各データ・ストリームは、それぞれのアンテナによって送信されうる。TXデータ・プロセッサ1114は、データ・ストリームのために選択された特定の符号化スキームに基づいて、そのトラフィック・データをフォーマット、符号化、およびインタリーブして、符号化されたデータを提供する。
各データ・ストリームのための符号化されたデータは、直交周波数分割多重化(OFDM)技術を使用して、パイロット・データと共に多重化されうる。付加的あるいは代替的に、パイロット・シンボルは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、あるいは符号化分割多重化(CDM)されうる。このパイロット・データは、一般的に、周知のやり方で処理される周知のデータ・パターンであり、チャネル応答を推定するためにアクセス端末1150において使用されうる。各データ・ストリームのための多重化されたパイロットおよび符号化されたデータは、そのデータ・ストリームのために選択された、特定の変調スキーム(例えば、二相位相変調(BPSK)、四相位相変調(QPSK)、M相位相変調(M−PSK)、M−直交振幅変調(M−QAM)など)に基づいて変調(例えば、シンボル・マッピング)され、変調シンボルが提供されうる。各データ・ストリームのためのデータ・レート、符号化、変調は、プロセッサ1130によって実行あるいは提供された命令群によって決定されうる。
データ・ストリームのための変調シンボルは、TX MIMOプロセッサ1120に提供されうる。これは、(例えば、OFDMのために)変調シンボルを更に処理しうる。TX MIMOプロセッサ1120はその後、N個の送信機(TMTR)1122a乃至1122tにN個の変調シンボル・ストリームを提供する。様々な実施形態において、TX MIMOプロセッサ1120は、ビームフォーミング重みをデータ・ストリームのシンボルと、そのシンボルを送信しているアンテナに適用する。
各送信機1122は、それぞれのシンボル・ストリームを受信および処理して1又は複数のアナログ信号を提供し、更にアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)してMIMOチャネルによる伝送に適切な変調された信号を提供する。更に、送信機1122a乃至1122tからのN個の変調された信号は、N個のアンテナ1124a乃至1124tのそれぞれから送信される。
アクセス端末1150において、送信された変調された信号はN個のアンテナ1152a乃至1152rによって受信され、各アンテナ1152から受信された信号は、それぞれの受信機(RCVR)1154a乃至1154rに提供される。各受信機1154は、それぞれの信号を調整(フィルタ、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、更に、サンプルを処理して対応する「受信された」シンボル・ストリームを提供する。
RXデータ・プロセッサ1160は、特定の受信機処理技術に基づいて、受信されたN個のシンボル・ストリームをN個の受信機1154から受信および処理して、N個の「検出された」シンボル・ストリームを提供しうる。RXデータ・プロセッサ1160は、各検出されたシンボル・ストリームを変調、デインタリーブ、および復号して、データ・ストリームのためのトラフィック・データを復元しうる。RXデータ・プロセッサ1160による処理は、基地局1110においてTX MIMOプロセッサ1120およびTXデータ・プロセッサ1114によって実行される処理に対して相補的である。
プロセッサ1170は、上述されたように、どの利用可能な技術を利用するかを周期的に決定しうる。更に、プロセッサ1170は、行列インデックス部およびランク値部を備える逆方向リンク・メッセージを公式化しうる。逆方向リンク・メッセージは、通信リンクおよび/あるいは受信されたデータ・ストリーム、に関する様々な種類の情報を備えうる。逆方向リンク・メッセージは、データ・ソース1136からの多数のデータ・ストリームのためのトラフィック・データも受信するTXデータ・プロセッサ1138によって処理され、変調器1180によって変調され、送信機1154a乃至1154rによって調整され、基地局1110に送信し返されうる。
基地局1110において、アクセス端末1150からの変調された信号は、アンテナ1124によって受信され、受信機1122によって調整され、復調器1140によって復調され、RXデータ・プロセッサ1142によって処理されて、アクセス端末1150によって送信された逆方向リンク・メッセージが抽出される。更に、プロセッサ1130は、抽出されたメッセージを処理して、ビームフォーミング重みを決定するためにどの事前符号化行列を使用するかを決定しうる。
プロセッサ1130、1170は、基地局1110およびアクセス端末1150における動作をそれぞれ指示(例えば、制御、コーディネート、管理など)しうる。それぞれのプロセッサ1130、1170は、プログラム・コードおよびデータを格納するメモリ1132、1172に関連付けられうる。プロセッサ1130、1170は更に、上りリンクおよび下りリンクのそれぞれについての周波数およびインパルス応答の推定値を導出するために計算を実行しうる。
1つの態様において、論理チャネルは制御チャネルおよびトラフィック・チャネルに分類される。論理制御チャネルは、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)を含みうる。これは、ブロードキャスト・システム制御情報のためのDLチャネルである。更に、論理制御チャネルは、ページング制御チャネル(PCCH)を含みうる。これは、ページング情報を転送するDLチャネルである。更に、論理制御チャネルは、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)を備えうる。これは、1又はいくつかのMTCHのための制御情報と、マルチメディア・ブロードキャストおよびマルチキャスト・サービス(MBMS)スケジューリングとを送信するために使用されるポイント・ツー・マルチポイントDLチャネルである。一般的に、ラジオ・リソース制御(RRC)接続を確立した後、このチャネルはMBMS(例えば、古いMCCH+MSCH)を受信するUEによって使用されるのみである。付加的に、論理制御チャネルは、個別制御チャネル(DCCH)を含みうる。これは、個別制御情報を送信するポイント・ツー・ポイント双方向チャネルであり、RRC接続を有するUEによって使用されうる。1つの態様において、論理トラフィック・チャネルは、個別トラフィック・チャネル(DTCH)を備えうる。これは、ユーザ情報の転送のための1ユーザ専用のポイント・ツー・ポイント双方向チャネルである。更に、論理トラフィック・チャネルは、トラフィック・データを送信するために、ポイント・ツー・マルチポイントDLのためのマルチキャスト・トラフィック・チャネル(MTCH)を含みうる。
1つの態様において、トランスポート・チャネルはDLおよびULに分類される。DLトランスポート・チャネルはブロードキャスト・チャネル(BCH)と、ダウンリンク共有データ・チャネル(DL−SDCH)と、ページング・チャネル(PCH)とを備える。PCHは、全セルを通してブロードキャストされることと、他の制御/トラフィック・チャネルのために使用されうる物理層(PHY)リソースにマッピングされることとによって、UE節電をサポートしうる(間欠受信(DRX)周期がネットワークによってUEに示されうる)。ULトランスポート・チャネルは、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)と、リクエスト・チャネル(REQCH)と、アップリンク共有データ・チャネル(UL−SDCH)と、複数のPHYチャネルとを備えうる。
PHYチャネルは、DLチャネルおよびULチャネルのセットを含みうる。DL PHYチャネルは、例えば、共通パイロット・チャネル(CPICH)、同期チャネル(SCH)、共通制御チャネル(CCCH)、共有DL制御チャネル(SDCCH)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、共有UL割当チャネル(SUACH)、アクノレッジメント・チャネル(ACKCH)、DL物理共有データ・チャネル(DL−PSDCH)、UL電力制御チャネル(UPCCH)、ページング・インジケータ・チャネル(PICH)、および/あるいは、負荷インジケータ・チャネル(LICH)を備える。更なる実例として、UL PHYチャネルは、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)、チャネル品質インジケータ・チャネル(CQICH)、アクノレッジメント・チャネル(ACKCH)、アンテナ・サブセット・インジケータ・チャネル(ASICH)、共有リクエスト・チャネル(SREQCH)、UL物理共有データ・チャネル(UL−PSDCH)、および/あるいはブロードバンド・パイロット・チャネル(BPICH)を含みうる。
本明細書において説明される実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、あるいはそれら任意の組合せにおいて実施されうるということが理解されるべきである。ハードウェアにおける実施では、1又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、マイクロプロセッサ、本明細書で説明される機能を実行するように設計されたその他の電子ユニット、あるいはそれらの組合せ内で、処理ユニットが実現されうる。
実施形態がソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア又はマイクロコード、プログラム・コード又はコード・セグメントにおいて実施される場合、これらは記憶装置構成要素のような機械読取可能媒体に格納されうる。コード・セグメントは、手順か、機能か、サブプログラムか、プログラムか、ルーティンか、サブルーティンか、モジュールか、ソフトウェア・パッケージか、クラスか、あるいは、命令群、データ構築、又はプログラム文からなる任意の組合せかを表しうる。コード・セグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、あるいはメモリ・コンテンツをパスおよび/あるいは受信することによって、別のコード・セグメントあるいはハードウェア回路に結合されうる。情報、引数、パラメータ、データなどが、メモリ共有、メッセージ・パッシング、トークン・パッシング、ネットワーク伝送などを含む任意の適切な手段を使用して、パス、フォワード、あるいは送信されうる。
ソフトウェアにおける実施では、本明細書において説明される技術は、本明細書において説明される機能を実行するモジュール(例えば、手順や機能など)を用いて実施される。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニットに格納され、プロセッサによって実行されうる。メモリ・ユニットは、プロセッサ内に、あるいはプロセッサの外側に実現されうる。プロセッサの外側の場合、メモリ・ユニットは当該技術分野において周知の様々な手段によって、通信可能なようにプロセッサに結合されうる。
図12を参照すると、無線通信環境において、熱関連の条件に応じて、WWANモジュールのための送信電力をスロットリングすることを可能にするシステム1200が例示されている。例えば、システム1200は、少なくとも部分的にアクセス端末内に存在しうる。システム1200は機能ブロックを含むように表され、これは、プロセッサ、ソフトウェア、あるいはそれらの組合せ(例えば、ファームウェア)によって実施される機能を表す機能ブロックでありうるということが認識されるべきである。システム1200は、併せて動作しうる電子構成要素の論理グループ1202を含む。例えば、論理グループ1202は、検出された温度か、コンピューティング・デバイスからの信号か、代替技術のモジュールからの信号かのうちの少なくとも1つに基づいて、WWANモジュールによって利用される目標送信電力を調節する電子構成要素1204を含みうる。更に、論理グループ1202は、調節された目標送信電力が、以前に割り当てられたクラスによって示される範囲外である場合、基地局とネゴシエートして、WWANモジュールによって使用される更新されたクラスを選択する電子構成要素1206を含みうる。更に、論理グループ1202は、更新されたクラスがWWANモジュールに対して不十分であると判定された場合、基地局とネゴシエートして、WWANモジュールによって用いられる更新された動作モードを選択する電子構成要素1208を備えうる。(図示されていないが)更なる例示として、論理グループ1202は更に、調節された目標送信電力に等しいあるいはそれよりも低い送信電力、更新されたクラス、および/あるいは更新された動作モードのうちの少なくとも1つを利用して、データを送信する電子構成要素を含みうる。更に、システム1200は、電子構成要素1204、1206、1208に関連付けられた機能を実行する命令群を保持するメモリ1210を含みうる。メモリ1210の外部にあるように図示されているが、電子構成要素1204、1206、1208のうちの1又は複数が、メモリ1210内に存在しうるということが理解されるべきである。
図13を参照すると、無線通信環境において、熱入力に応じてWWANモジュールによって用いられる送信電力の制御を調整することを可能にするシステム1300が例示される。例えば、システム1300は、少なくとも部分的に基地局内に存在しうる。システム1300は機能ブロックを含むように表され、これは、プロセッサ、ソフトウェア、あるいはそれらの組合せ(例えば、ファームウェア)によって実施される機能を表す機能ブロックでありうるということが認識されるべきである。システム1300は、併せて動作しうる電子構成要素の論理グループ1302を含む。例えば、論理グループ1302は、WWANモジュールによって使用される調節された目標送信電力が、以前に割り当てられたクラスによって示される範囲外である場合、WWANモジュールとネゴシエートして、WWANモジュールによって使用される更新されたクラスを選択する電子構成要素1304を含みうる。更に、論理グループ1302は、更新されたクラスがWWANモジュールに対して不十分であると判定された場合、WWANモジュールとネゴシエートして、WWANモジュールによって用いられる更新された動作モードを選択する電子構成要素1306を備えうる。更に、論理グループ1302は、調節された目標送信電力に等しい、あるいはそれよりも低い送信電力を利用してWWANモジュールによって送られたデータを受信する電子構成要素1308を含みうる。更に、システム1300は、電子構成要素1304、1306、1308に関連付けられた機能を実行する命令群を保持するメモリ1310を含みうる。メモリ1310の外部にあるように図示されているが、電子構成要素1304、1306、1308のうちの1又は複数が、メモリ1310内に存在しうるということが理解されるべきである。
上述の内容は、1又は複数の実施形態の実例を含む。もちろん、前述された実施形態を説明するために、構成要素あるいは方法体系の想到しうる全ての組合せを説明するのは不可能であるが、様々な実施形態からなる多くの更なる組合せあるいは置換えが可能であるということを当業者は認識しうる。従って、説明された実施形態は、添付の請求項の精神および技術的範囲に含まれるこのような全ての変更、変形、およびバリエーションを包含するよう意図されている。更に、詳細な説明あるいは請求項のいずれかにおいて用語「含む(includes)」が使用される場合にあたって、このような用語は、用語「備えること(comprising)」と類似して、「備えること」が請求項において遷移語として用いられる場合のように包括的であることが意図されている。
上述の内容は、1又は複数の実施形態の実例を含む。もちろん、前述された実施形態を説明するために、構成要素あるいは方法体系の想到しうる全ての組合せを説明するのは不可能であるが、様々な実施形態からなる多くの更なる組合せあるいは置換えが可能であるということを当業者は認識しうる。従って、説明された実施形態は、添付の請求項の精神および技術的範囲に含まれるこのような全ての変更、変形、およびバリエーションを包含するよう意図されている。更に、詳細な説明あるいは請求項のいずれかにおいて用語「含む(includes)」が使用される場合にあたって、このような用語は、用語「備えること(comprising)」と類似して、「備えること」が請求項において遷移語として用いられる場合のように包括的であることが意図されている。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 無線通信システム環境において、WWANモジュールの送信電力をスロットリングすることを容易にする方法であって、取得された温度関連の入力に応じて、WWANモジュールによって利用される目標送信電力を決定することと、基地局とネゴシエートして、前記目標送信電力への遷移を調整することと、前記目標送信電力あるいはそれ未満の送信電力で、前記WWANモジュールによってデータを送ることと
を備える方法。
[2] 前記WWANモジュールは、コンピューティング・デバイスに含まれるか、あるいは前記コンピューティング・デバイスに取り外し可能なように接続可能かのうちの少なくとも1つである[1]記載の方法。
[3] 前記取得された温度関連の入力は、検出された温度である[1]記載の方法。
[4] 前記検出された温度がしきい値温度を上回る量に基づいて、前記目標送信電力を選択することを更に備える[3]記載の方法。
[5] 前記検出された温度がしきい値温度よりも高いと認識された場合に、以前の目標送信電力を予め定められた量だけ下げることによって、前記目標送信電力を決定することを更に備える[3]記載の方法。
[6] 前記取得された温度関連の入力は、外部ソースからの温度関連の入力である[1]記載の方法。
[7] 前記外部ソースは、前記WWANモジュールに関連付けられたコンピューティング・デバイスか、前記WWANモジュールに関連付けられた代替技術のモジュールかのうちの少なくとも1つである[6]記載の方法。
[8] 前記外部ソースからの温度関連の入力は、最大送信電力を下げるよう求める要求か、あるいは前記外部ソースによってもたらされる温度測定かのうちの少なくとも1つを含む[6]記載の方法。
[9] 前記目標送信電力が、前記WWANモジュールのための以前に割り当てられた第1のクラスに関連付けられた範囲外である場合、前記基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールのための第2のクラスを協働的に選択することを更に備える[1]記載の方法。
[10] 最も低い実用的クラスが前記WWANモジュールに割り当てられたと判定されると、前記基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールによって用いられるための動作モードを協働的に選択することを更に備える[1]記載の方法。
[11] 前記取得された温度関連の入力に基づいて、前記WWANモジュールのクラスを動的に調節することと、前記クラスの調節に関して、前記基地局に通知するための「UE機能情報」コマンドを送信することと、前記クラスの調節に基づいて、対応するデータ・レートを選択することを可能にする「トランスポート・フォーマット・コンビネーション制御」コマンドを受信することとを更に備え、前記対応するデータ・レートは、出力熱電力に相関する[1]記載の方法。
[12] 前記モジュールが前記基地局に近接して位置している場合、前記目標送信電力未満でデータを送ることと、前記WWANモジュールが前記基地局に関連付けられたセルの端に位置する場合、前記目標送信電力でデータを送ることとを更に備える[1]記載の方法。
[13] 無線通信装置は、WWANモジュールと、温度に関する受信された入力に基づいて、前記WWANモジュールのための目標送信電力を選択することと、基地局と協働して前記選択された目標送信電力への遷移を調整するためにことと、前記WWANモジュールを用いて、前記目標送信電力あるいはそれ未満の送信電力で、データを送信することとに関連する命令群を保持するメモリと、前記メモリ内に保持された命令群を実行するように構成された、前記メモリに結合されたプロセッサと
を備える無線通信装置。
[14] 前記WWANモジュールは、前記無線通信装置のマザーボードのソケットに結合されるか、前記無線通信装置に取り外し可能なように接続可能であるかのうちの少なくとも1つである[13]記載の無線通信装置。
[15] 前記温度に関する受信された入力は、測定された温度である[13]記載の無線通信装置。
[16] 前記メモリは、前記測定された温度がしきい値温度を上回る量の線形関数として、前記目標送信電力を選択することに関連する命令群を更に保持する[15]記載の無線通信装置。
[17] 前記メモリは、測定された温度がしきい値温度よりも高いと判定されるか、熱電力が下げられることを要求する信号がコンピューティング・デバイスから受信されるか、あるいは前記熱電力を下げるよう求める要求が代替技術のモジュールから受信されるかのうちの少なくとも1つである場合に、前記モジュールのための目標送信電力を予め定められた量だけ下げることに関連する命令群を更に保持する[13]記載の無線通信装置。
[18] 前記温度に関する受信された入力は、コンピューティング・デバイスあるいは代替技術のモジュールのうちの少なくとも1つである外部ソースから取得され、ここで、前記代替技術のモジュールは、WiFiあるいはWiMaxのうちの少なくとも1つに関連付けられている[13]記載の無線通信装置。
[19] 前記メモリは、前記目標送信電力が、前記WWANモジュールのための以前に割り当てられた第1のクラスに関連付けられた範囲外である場合、前記基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールのための第2のクラスを協働的に選択することに関連する命令群を更に保持する[13]記載の無線通信装置。
[20] 前記メモリは、最も低い実用的クラスが前記WWANモジュールに割り当てられたと判定されると、前記基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールによって用いられるための動作モードを協働的に選択することに関連する命令群を更に保持する[13]記載の無線通信装置。
[21] 無線通信環境において、熱関連の条件に応じて、WWANモジュールのための送信電力をスロットリングすることを可能にする無線通信装置であって、温度関連の入力に基づいて、WWANモジュールによって利用される目標送信電力を調節する手段と、前記調節された目標送信電力が、以前に割り当てられたクラスによって示される範囲外である場合に、基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールによって使用される更新されたクラスを選択する手段と、前記更新されたクラスが、前記WWANモジュールに対して不十分であると判定された場合、前記基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールによって用いられるための更新された動作モードを選択する手段とを備える無線通信装置。
[22] 前記WWANモジュールは、コンピューティング・デバイスのマザーボードに結合されているか、あるいは前記コンピューティング・デバイスに取り外し可能なように接続可能であるかのうちの1又は複数である[21]記載の無線通信装置。
[23] 前記調節された目標送信電力に等しいあるいはそれよりも低い送信電力か、前記更新されたクラスか、前記更新された動作モードのうちの少なくとも1つを利用して、データを送信する手段を更に備える[21]記載の無線通信装置。
[24] 検出された温度がしきい値温度を超える量の線形関数として、前記調節された目標送信電力を選択する手段を更に備え、前記検出された温度は、前記温度関連の入力の少なくとも一部である[21]記載の無線通信装置。
[25] 検出された温度がしきい値温度よりも高いか、前記コンピューティング・デバイスからの信号が、熱電力が下げられるよう要求するか、あるいは前記代替技術のモジュールからの信号が、前記熱電力が下げられるよう要求するかのうちの少なくとも1つである場合に、前記モジュールのための目標送信電力を事前に設定された量だけ低減する手段を更に備える[21]記載の無線通信装置。
[26] コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、前記コンピュータ読取可能媒体は、予めプログラムされたセットポイント引く熱アルゴリズム調節を評価することによって、WWANモジュールのための目標送信電力を決定するためのコードと、前記WWANモジュールによって検出された温度をしきい値温度と比較するためのコードと、前記WWANモジュールによって検出された温度が前記しきい値温度を超える場合、前記目標送信電力を予め定められた量だけ下げるためのコードとを備えるコンピュータ・プログラム製品。
[27] 前記コンピュータ読取可能媒体は、前記下げられた目標送信電力が、前記WWANモジュールに割り振られた第1のクラスによる許容目標送信電力よりも低いかどうかを判定するためのコードと、前記下げられた目標送信電力が、前記WWANモジュールに割り振られた第1のクラスによる許容目標送信電力よりも低い場合、ネットワークを用いて、より低い第2のクラスに対してネゴシエートするためのコードとを更に備える[26]記載のコンピュータ・プログラム製品。
[28] 前記コンピュータ読取可能媒体は、前記下げられた目標送信電力が、前記WWANモジュールに割り振られた第1のクラスによる許容目標送信電力よりも高い場合、前記WWANモジュールによって検出された温度を、前記しきい値温度と継続的に比較するためのコードを更に備える[27]記載のコンピュータ・プログラム製品。
[29] 前記コンピュータ読取可能媒体は、前記より低い第2のクラスが、前記WWANモジュールによって取得された最も低い実用的クラスであるかどうかを判定するためのコードと、前記より低い第2のクラスが、前記WWANモジュールによって取得された最も低い実用的クラスである場合、実質的に異なる動作モードに対してネゴシエートするためのコードとを更に備える[27]記載のコンピュータ・プログラム製品。
[30] 前記コンピュータ読取可能媒体は、前記より低い第2のクラスが、前記WWANモジュールによって取得された最も低い実用的クラスではない場合、前記WWANモジュールによって検出された温度を、前記しきい値温度と継続的に比較するためのコードを更に備える[29]記載のコンピュータ・プログラム製品。
[31] 前記コンピュータ読取可能媒体は、熱電力を下げるよう求めるノートブック要求が受信されるか、前記熱電力を下げるよう求める代替技術の要求が受信されるかのうちの少なくとも1つである場合に、前記目標送信電力を予め定められた量だけ下げるためのコードを更に備える[26]記載のコンピュータ・プログラム製品。
[32] 無線通信システムにおける装置であって、 温度関連の入力に基づいて、WWANモジュールによって利用される目標送信電力を変更し、前記変更された目標送信電力が、以前に割り当てられたクラスによって示される範囲外である場合、基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールによって使用される更新されたクラスを選択し、前記更新されたクラスが、前記WWANモジュールに対して不十分であると判定された場合、前記基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールによって用いられる更新された動作モードを選択するように構成されたプロセッサを備える装置。
[33] 無線通信環境において、熱入力に基づいて、WWANモジュール送信電力の変更を調整することを容易にする方法であって、第1の目標送信電力レベル、あるいはそれ未満の送信電力レベルでWWANモジュールから送られたデータを受信することと、前記WWANモジュールとネゴシエートして、第2の目標送信電力レベルへの遷移を調整することであって、前記第2の目標送信電力レベルへの遷移は、前記WWANモジュールによって取得された温度関連の入力に応じることと、前記遷移の後に、前記第2の目標送信電力レベルあるいはそれ未満の送信電力レベルで前記WWANモジュールから送られたデータを受信することとを備える方法。
[34] 前記WWANモジュールと共に協働的にクラスを選択することを更に備える[33]記載の方法。
[35] 前記第2の目標送信電力レベルが、前記WWANモジュールに割り振られた第1のクラスによる許容目標送信電力よりも低い場合、前記WWANモジュールによって使用される、より低い第2のクラスを選択することを更に備える[33]記載の方法。
[36] 第1の動作モードを用いている間、前記より低い第2のクラスが前記WWANに対して実用的でない場合、前記WWANモジュールによって使用される第2の動作モードを選択することを更に備える[35]記載の方法。
[37] 第1の目標送信電力レベルから、WWANモジュールによって使用される第2の目標送信電力レベルへの遷移を調整することであって、前記遷移は、前記WWANモジュールによって取得される温度関連の入力に基づくことと、前記遷移の後に、前記第2の目標送信電力レベル、あるいはそれ未満の送信電力レベルで前記WWANモジュールから送られたデータを取得することとに関連する命令群を保持するメモリと、前記メモリ内に保持された命令群を実行するように構成され、前記メモリに結合されたプロセッサと
を備える無線通信装置。
[38] 前記メモリは、前記WWANモジュールと共に協働的にクラスを選択することに関連する命令群を更に保持する[37]記載の無線通信装置。
[39] 前記メモリは、前記第2の目標送信電力レベルが、前記WWANモジュールに割り振られた第1のクラスによる許容目標送信電力よりも低い場合に、前記WWANモジュールによって使用される、より低い第2のクラスを協働的に選択することに関連する命令群を更に保持する[37]記載の無線通信装置。
[40] 前記メモリは、第1の動作モードを用いられている間、前記より低い第2のクラスが前記WWANに対して実用的でない場合、前記WWANモジュールによって使用される第2の動作モードを選択することに関連する命令群を更に保持する[39]記載の無線通信装置。
[41] 無線通信環境において、熱入力に応じてWWANモジュールによって用いられる送信電力の制御を調整することを可能にする無線通信装置であって、WWANモジュールによって使用される調節された目標送信電力が、以前に割り当てられたクラスに示される範囲外である場合、前記WWANモジュールとネゴシエートして、前記WWANモジュールによって使用される更新されたクラスを選択する手段と、前記更新されたクラスが、前記WWANモジュールに対して不十分であると判定された場合、前記WWANモジュールとネゴシエートして、前記WWANモジュールによって用いられる更新された動作モードを選択する手段と、前記調節された目標送信電力に等しい、あるいはそれよりも低い送信電力を利用して前記WWANモジュールによって送られたデータを受信する手段と
を備える無線通信装置。
[42] 前記調節された目標送信電力が前記範囲未満である場合、前記更新されたクラスは、前記以前に割り当てられたクラスに比べて低いクラスであり、前記調節された目標送信電力が前記範囲を上回る場合、前記更新されたクラスは、前記以前に割り当てられたクラスに比べて高いクラスである[41]記載の無線通信装置。
[43] 前記更新された動作モードは、広帯域符号化分割多元接続(WCDMA)か、符号化分割多元接続(CDMA)か、GSMエボリューションのための強化データ・レート(EDGE)か、CDMA2000か、あるいはジェネラル・パケット・ラジオ・サービス(GPRS)かのうちの1つである[41]記載の無線通信装置。
[44] コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、前記コンピュータ読み取り可能媒体は、 WWANモジュールによって使用される調節された目標送信電力が、以前に割り当てられたクラスによって示される範囲外である場合、前記WWANモジュールとネゴシエートして、前記WWANモジュールによって使用される更新されたクラスを識別するためのコードと、 前記更新されたクラスが、前記WWANモジュールに対して不十分であると判定された場合、前記WWANモジュールとネゴシエートして、前記WWANモジュールによって用いられる更新された動作モードを決定するためのコードと、 前記調節された目標送信電力に等しい、あるいはそれよりも低い送信電力を利用して前記WWANモジュールによって送られたデータを受信するためのコードとを備えるコンピュータ・プログラム製品。
[45] 前記調節された目標送信電力が前記範囲未満である場合、前記更新されたクラスは、前記以前に割り当てられたクラスに比べて低いクラスであり、前記調節された目標送信電力が前記範囲を上回る場合、前記更新されたクラスは、前記以前に割り当てられたクラスに比べて高いクラスである[44]記載のコンピュータ・プログラム製品。
[46] 前記更新された動作モードは、広帯域符号化分割多元接続(WCDMA)か、符号化分割多元接続(CDMA)か、GSMエボリューションのための強化データ・レート(EDGE)か、CDMA2000か、あるいはジェネラル・パケット・ラジオ・サービス(GPRS)かのうちの1つである[44]記載のコンピュータ・プログラム製品。
[47] 無漸通信システムにおける装置であって、第1の目標送信電力レベルあるいはそれ未満の送信電力レベルでWWANモジュールから送られたデータを受信することと、前記WWANモジュールとネゴシエートして、第2の目標送信電力レベルへの遷移を調整することであって、前記第2の目標送信電力レベルへの遷移は、前記WWANモジュールによって取得された温度関連の入力に応じることと、前記遷移の後に、前記第2の目標送信電力レベルあるいはそれ未満の送信電力レベルで前記WWANモジュールにから送られたデータを受信することとを実行するように構成されたプロセッサを備える装置。

Claims (47)

  1. 無線通信システム環境において、WWANモジュールの送信電力をスロットリングすることを容易にする方法であって、
    取得された温度関連の入力に応じて、WWANモジュールによって利用される目標送信電力を決定することと、
    基地局とネゴシエートして、前記目標送信電力への遷移を調整することと、
    前記目標送信電力あるいはそれ未満の送信電力で、前記WWANモジュールによってデータを送ることと
    を備える方法。
  2. 前記WWANモジュールは、コンピューティング・デバイスに含まれるか、あるいは前記コンピューティング・デバイスに取り外し可能なように接続可能かのうちの少なくとも1つである請求項1記載の方法。
  3. 前記取得された温度関連の入力は、検出された温度である請求項1記載の方法。
  4. 前記検出された温度がしきい値温度を上回る量に基づいて、前記目標送信電力を選択することを更に備える請求項3記載の方法。
  5. 前記検出された温度がしきい値温度よりも高いと認識された場合に、以前の目標送信電力を予め定められた量だけ下げることによって、前記目標送信電力を決定することを更に備える請求項3記載の方法。
  6. 前記取得された温度関連の入力は、外部ソースからの温度関連の入力である請求項1記載の方法。
  7. 前記外部ソースは、前記WWANモジュールに関連付けられたコンピューティング・デバイスか、前記WWANモジュールに関連付けられた代替技術のモジュールかのうちの少なくとも1つである請求項6記載の方法。
  8. 前記外部ソースからの温度関連の入力は、最大送信電力を下げるよう求める要求か、あるいは前記外部ソースによってもたらされる温度測定かのうちの少なくとも1つを含む請求項6記載の方法。
  9. 前記目標送信電力が、前記WWANモジュールのための以前に割り当てられた第1のクラスに関連付けられた範囲外である場合、前記基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールのための第2のクラスを協働的に選択することを更に備える請求項1記載の方法。
  10. 最も低い実用的クラスが前記WWANモジュールに割り当てられたと判定されると、前記基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールによって用いられるための動作モードを協働的に選択することを更に備える請求項1記載の方法。
  11. 前記取得された温度関連の入力に基づいて、前記WWANモジュールのクラスを動的に調節することと、
    前記クラスの調節に関して、前記基地局に通知するための「UE機能情報」コマンドを送信することと、
    前記クラスの調節に基づいて、対応するデータ・レートを選択することを可能にする「トランスポート・フォーマット・コンビネーション制御」コマンドを受信することと
    を更に備え、前記対応するデータ・レートは、出力熱電力に相関する請求項1記載の方法。
  12. 前記モジュールが前記基地局に近接して位置している場合、前記目標送信電力未満でデータを送ることと、
    前記WWANモジュールが前記基地局に関連付けられたセルの端に位置する場合、前記目標送信電力でデータを送ることと
    を更に備える請求項1記載の方法。
  13. 無線通信装置は、
    WWANモジュールと、
    温度に関する受信された入力に基づいて、前記WWANモジュールのための目標送信電力を選択することと、基地局と協働して前記選択された目標送信電力への遷移を調整するためにことと、前記WWANモジュールを用いて、前記目標送信電力あるいはそれ未満の送信電力で、データを送信することとに関連する命令群を保持するメモリと、
    前記メモリ内に保持された命令群を実行するように構成された、前記メモリに結合されたプロセッサと
    を備える無線通信装置。
  14. 前記WWANモジュールは、前記無線通信装置のマザーボードのソケットに結合されるか、前記無線通信装置に取り外し可能なように接続可能であるかのうちの少なくとも1つである請求項13記載の無線通信装置。
  15. 前記温度に関する受信された入力は、測定された温度である請求項13記載の無線通信装置。
  16. 前記メモリは、前記測定された温度がしきい値温度を上回る量の線形関数として、前記目標送信電力を選択することに関連する命令群を更に保持する請求項15記載の無線通信装置。
  17. 前記メモリは、測定された温度がしきい値温度よりも高いと判定されるか、熱電力が下げられることを要求する信号がコンピューティング・デバイスから受信されるか、あるいは前記熱電力を下げるよう求める要求が代替技術のモジュールから受信されるかのうちの少なくとも1つである場合に、前記モジュールのための目標送信電力を予め定められた量だけ下げることに関連する命令群を更に保持する請求項13記載の無線通信装置。
  18. 前記温度に関する受信された入力は、コンピューティング・デバイスあるいは代替技術のモジュールのうちの少なくとも1つである外部ソースから取得され、ここで、前記代替技術のモジュールは、WiFiあるいはWiMaxのうちの少なくとも1つに関連付けられている請求項13記載の無線通信装置。
  19. 前記メモリは、前記目標送信電力が、前記WWANモジュールのための以前に割り当てられた第1のクラスに関連付けられた範囲外である場合、前記基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールのための第2のクラスを協働的に選択することに関連する命令群を更に保持する請求項13記載の無線通信装置。
  20. 前記メモリは、最も低い実用的クラスが前記WWANモジュールに割り当てられたと判定されると、前記基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールによって用いられるための動作モードを協働的に選択することに関連する命令群を更に保持する請求項13記載の無線通信装置。
  21. 無線通信環境において、熱関連の条件に応じて、WWANモジュールのための送信電力をスロットリングすることを可能にする無線通信装置であって、
    温度関連の入力に基づいて、WWANモジュールによって利用される目標送信電力を調節する手段と、
    前記調節された目標送信電力が、以前に割り当てられたクラスによって示される範囲外である場合に、基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールによって使用される更新されたクラスを選択する手段と、
    前記更新されたクラスが、前記WWANモジュールに対して不十分であると判定された場合、前記基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールによって用いられるための更新された動作モードを選択する手段と
    を備える無線通信装置。
  22. 前記WWANモジュールは、コンピューティング・デバイスのマザーボードに結合されているか、あるいは前記コンピューティング・デバイスに取り外し可能なように接続可能であるかのうちの1又は複数である請求項21記載の無線通信装置。
  23. 前記調節された目標送信電力に等しいあるいはそれよりも低い送信電力か、前記更新されたクラスか、前記更新された動作モードのうちの少なくとも1つを利用して、データを送信する手段を更に備える請求項21記載の無線通信装置。
  24. 検出された温度がしきい値温度を超える量の線形関数として、前記調節された目標送信電力を選択する手段を更に備え、前記検出された温度は、前記温度関連の入力の少なくとも一部である請求項21記載の無線通信装置。
  25. 検出された温度がしきい値温度よりも高いか、前記コンピューティング・デバイスからの信号が、熱電力が下げられるよう要求するか、あるいは前記代替技術のモジュールからの信号が、前記熱電力が下げられるよう要求するかのうちの少なくとも1つである場合に、前記モジュールのための目標送信電力を事前に設定された量だけ低減する手段を更に備える請求項21記載の無線通信装置。
  26. コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、前記コンピュータ読取可能媒体は、
    予めプログラムされたセットポイント引く熱アルゴリズム調節を評価することによって、WWANモジュールのための目標送信電力を決定するためのコードと、
    前記WWANモジュールによって検出された温度をしきい値温度と比較するためのコードと、
    前記WWANモジュールによって検出された温度が前記しきい値温度を超える場合、前記目標送信電力を予め定められた量だけ下げるためのコードと
    を備えるコンピュータ・プログラム製品。
  27. 前記コンピュータ読取可能媒体は、
    前記下げられた目標送信電力が、前記WWANモジュールに割り振られた第1のクラスによる許容目標送信電力よりも低いかどうかを判定するためのコードと、
    前記下げられた目標送信電力が、前記WWANモジュールに割り振られた第1のクラスによる許容目標送信電力よりも低い場合、ネットワークを用いて、より低い第2のクラスに対してネゴシエートするためのコードと
    を更に備える請求項26記載のコンピュータ・プログラム製品。
  28. 前記コンピュータ読取可能媒体は、前記下げられた目標送信電力が、前記WWANモジュールに割り振られた第1のクラスによる許容目標送信電力よりも高い場合、前記WWANモジュールによって検出された温度を、前記しきい値温度と継続的に比較するためのコードを更に備える請求項27記載のコンピュータ・プログラム製品。
  29. 前記コンピュータ読取可能媒体は、
    前記より低い第2のクラスが、前記WWANモジュールによって取得された最も低い実用的クラスであるかどうかを判定するためのコードと、
    前記より低い第2のクラスが、前記WWANモジュールによって取得された最も低い実用的クラスである場合、実質的に異なる動作モードに対してネゴシエートするためのコードと
    を更に備える請求項27記載のコンピュータ・プログラム製品。
  30. 前記コンピュータ読取可能媒体は、前記より低い第2のクラスが、前記WWANモジュールによって取得された最も低い実用的クラスではない場合、前記WWANモジュールによって検出された温度を、前記しきい値温度と継続的に比較するためのコードを更に備える請求項29記載のコンピュータ・プログラム製品。
  31. 前記コンピュータ読取可能媒体は、熱電力を下げるよう求めるノートブック要求が受信されるか、前記熱電力を下げるよう求める代替技術の要求が受信されるかのうちの少なくとも1つである場合に、前記目標送信電力を予め定められた量だけ下げるためのコードを更に備える請求項26記載のコンピュータ・プログラム製品。
  32. 無線通信システムにおける装置であって、
    温度関連の入力に基づいて、WWANモジュールによって利用される目標送信電力を変更し、
    前記変更された目標送信電力が、以前に割り当てられたクラスによって示される範囲外である場合、基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールによって使用される更新されたクラスを選択し、
    前記更新されたクラスが、前記WWANモジュールに対して不十分であると判定された場合、前記基地局とネゴシエートして、前記WWANモジュールによって用いられる更新された動作モードを選択する
    ように構成されたプロセッサを備える装置。
  33. 無線通信環境において、熱入力に基づいて、WWANモジュール送信電力の変更を調整することを容易にする方法であって、
    第1の目標送信電力レベル、あるいはそれ未満の送信電力レベルでWWANモジュールから送られたデータを受信することと、
    前記WWANモジュールとネゴシエートして、第2の目標送信電力レベルへの遷移を調整することであって、前記第2の目標送信電力レベルへの遷移は、前記WWANモジュールによって取得された温度関連の入力に応じることと、
    前記遷移の後に、前記第2の目標送信電力レベルあるいはそれ未満の送信電力レベルで前記WWANモジュールから送られたデータを受信することと
    を備える方法。
  34. 前記WWANモジュールと共に協働的にクラスを選択することを更に備える請求項33記載の方法。
  35. 前記第2の目標送信電力レベルが、前記WWANモジュールに割り振られた第1のクラスによる許容目標送信電力よりも低い場合、前記WWANモジュールによって使用される、より低い第2のクラスを選択することを更に備える請求項33記載の方法。
  36. 第1の動作モードを用いている間、前記より低い第2のクラスが前記WWANに対して実用的でない場合、前記WWANモジュールによって使用される第2の動作モードを選択することを更に備える請求項35記載の方法。
  37. 第1の目標送信電力レベルから、WWANモジュールによって使用される第2の目標送信電力レベルへの遷移を調整することであって、前記遷移は、前記WWANモジュールによって取得される温度関連の入力に基づくことと、前記遷移の後に、前記第2の目標送信電力レベル、あるいはそれ未満の送信電力レベルで前記WWANモジュールから送られたデータを取得することとに関連する命令群を保持するメモリと、
    前記メモリ内に保持された命令群を実行するように構成され、前記メモリに結合されたプロセッサと
    を備える無線通信装置。
  38. 前記メモリは、前記WWANモジュールと共に協働的にクラスを選択することに関連する命令群を更に保持する請求項37記載の無線通信装置。
  39. 前記メモリは、前記第2の目標送信電力レベルが、前記WWANモジュールに割り振られた第1のクラスによる許容目標送信電力よりも低い場合に、前記WWANモジュールによって使用される、より低い第2のクラスを協働的に選択することに関連する命令群を更に保持する請求項37記載の無線通信装置。
  40. 前記メモリは、第1の動作モードを用いられている間、前記より低い第2のクラスが前記WWANに対して実用的でない場合、前記WWANモジュールによって使用される第2の動作モードを選択することに関連する命令群を更に保持する請求項39記載の無線通信装置。
  41. 無線通信環境において、熱入力に応じてWWANモジュールによって用いられる送信電力の制御を調整することを可能にする無線通信装置であって、
    WWANモジュールによって使用される調節された目標送信電力が、以前に割り当てられたクラスに示される範囲外である場合、前記WWANモジュールとネゴシエートして、前記WWANモジュールによって使用される更新されたクラスを選択する手段と、
    前記更新されたクラスが、前記WWANモジュールに対して不十分であると判定された場合、前記WWANモジュールとネゴシエートして、前記WWANモジュールによって用いられる更新された動作モードを選択する手段と、
    前記調節された目標送信電力に等しい、あるいはそれよりも低い送信電力を利用して前記WWANモジュールによって送られたデータを受信する手段と
    を備える無線通信装置。
  42. 前記調節された目標送信電力が前記範囲未満である場合、前記更新されたクラスは、前記以前に割り当てられたクラスに比べて低いクラスであり、前記調節された目標送信電力が前記範囲を上回る場合、前記更新されたクラスは、前記以前に割り当てられたクラスに比べて高いクラスである請求項41記載の無線通信装置。
  43. 前記更新された動作モードは、広帯域符号化分割多元接続(WCDMA)か、符号化分割多元接続(CDMA)か、GSMエボリューションのための強化データ・レート(EDGE)か、CDMA2000か、あるいはジェネラル・パケット・ラジオ・サービス(GPRS)かのうちの1つである請求項41記載の無線通信装置。
  44. コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
    前記コンピュータ読み取り可能媒体は、
    WWANモジュールによって使用される調節された目標送信電力が、以前に割り当てられたクラスによって示される範囲外である場合、前記WWANモジュールとネゴシエートして、前記WWANモジュールによって使用される更新されたクラスを識別するためのコードと、
    前記更新されたクラスが、前記WWANモジュールに対して不十分であると判定された場合、前記WWANモジュールとネゴシエートして、前記WWANモジュールによって用いられる更新された動作モードを決定するためのコードと、
    前記調節された目標送信電力に等しい、あるいはそれよりも低い送信電力を利用して前記WWANモジュールによって送られたデータを受信するためのコードと
    を備えるコンピュータ・プログラム製品。
  45. 前記調節された目標送信電力が前記範囲未満である場合、前記更新されたクラスは、前記以前に割り当てられたクラスに比べて低いクラスであり、前記調節された目標送信電力が前記範囲を上回る場合、前記更新されたクラスは、前記以前に割り当てられたクラスに比べて高いクラスである請求項44記載のコンピュータ・プログラム製品。
  46. 前記更新された動作モードは、広帯域符号化分割多元接続(WCDMA)か、符号化分割多元接続(CDMA)か、GSMエボリューションのための強化データ・レート(EDGE)か、CDMA2000か、あるいはジェネラル・パケット・ラジオ・サービス(GPRS)かのうちの1つである請求項44記載のコンピュータ・プログラム製品。
  47. 無漸通信システムにおける装置であって、
    第1の目標送信電力レベルあるいはそれ未満の送信電力レベルでWWANモジュールから送られたデータを受信することと、
    前記WWANモジュールとネゴシエートして、第2の目標送信電力レベルへの遷移を調整することであって、前記第2の目標送信電力レベルへの遷移は、前記WWANモジュールによって取得された温度関連の入力に応じることと、
    前記遷移の後に、前記第2の目標送信電力レベルあるいはそれ未満の送信電力レベルで前記WWANモジュールにから送られたデータを受信することと
    を実行するように構成されたプロセッサを備える装置。
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