JP2014012087A - Footrest operating device and wheelchair with footrest - Google Patents
Footrest operating device and wheelchair with footrest Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014012087A JP2014012087A JP2012150883A JP2012150883A JP2014012087A JP 2014012087 A JP2014012087 A JP 2014012087A JP 2012150883 A JP2012150883 A JP 2012150883A JP 2012150883 A JP2012150883 A JP 2012150883A JP 2014012087 A JP2014012087 A JP 2014012087A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- footrest
- rotating body
- side rotating
- wire
- wheelchair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Abstract
Description
本発明は、車椅子等に取り付けられるフットレスト操作装置およびフットレスト付車椅子に関する。 The present invention relates to a footrest operating device attached to a wheelchair or the like and a wheelchair with a footrest.
車椅子に取り付けられるフットレストは、要介護者や高齢者が椅子に座った際に足を載せることができ、足を楽な状態に維持するのに重要な役割を果たす。しかし、常時フットレストが使用位置にあると、車椅子に乗り降りする際に、体の重心から離れた位置に座席があるために、座り難く、立ち難い。したがって、フットレストは車椅子から乗り降りする際に折り畳みできる構造になっているのが一般的である。 A footrest attached to a wheelchair can play an important role in keeping a foot in a comfortable state because a care recipient or an elderly person can sit on a chair when sitting on a chair. However, when the footrest is always in the use position, when getting on and off the wheelchair, it is difficult to sit and stand because the seat is located away from the center of gravity of the body. Therefore, the footrest is generally structured to be foldable when getting on and off the wheelchair.
フットレストの多くは、要介護者、高齢者自身、並びに要介護者や高齢者の世話をする介護者の手や足によって開閉しなければならない構造であり、要介護者、高齢者や介護者の負担となるばかりか、衛生的にも問題があった。そのため、要介護者、高齢者や介護者が座ったまま直接フットレストに触れることなく、フットレストを開閉するための機構が知られている。たとえば、特許文献1には、図7に示されるように、車椅子Cの本体フレーム101の左右両側前方に伸びるフットサポート102が、一対のフットレスト軸103とその側端部104で回動自在に遊嵌軸支されたフットレスト105を有する、フットレストの開閉機構100が開示されている。
Many footrests have a structure that must be opened and closed by the hands and feet of the care recipient, the elderly themselves, and the caregivers and caregivers who care for them. Not only was it a burden, but there were also problems with hygiene. Therefore, a mechanism for opening and closing the footrest without touching the footrest directly while a care recipient, elderly person or caregiver is sitting is known. For example, in
この開閉機構100は、図8に示される1本の索条108を用いて、車椅子Cに座った要介護者、高齢者の手元側にある操作レバー106(図7参照)を操作して、1本の索条108を引き操作することによりフットレスト105の開閉操作を行う。1本の索条108は、図7に示される保護管112内に挿通されており、操作レバー106とフットレスト105との間に設けられており、索条108とフットレスト105とは連結軸111を介して連結されている。フットレスト105がその周りを開閉するフットレスト軸103には、図8に示されるように、コイルバネ107が巻回され、コイルバネ107の一端をフットレスト軸103の孔109に、他端をフットレスト105の側面に設けた孔110に挿通して、常時フットレスト105を使用状態(閉じ位置。図7中、左側のフットレスト105の状態)の方向に付勢している。一方、フットレスト105を退避位置(開き位置。図7中、右側のフットレスト105の状態)に移動させる場合は、操作レバー106を操作し、索条108を引き操作し、索条108と連結軸111により連結されたフットレスト105が引き上げられて退避位置に移動する。
The opening /
しかし、この開閉機構100は、フットレスト105を退避位置(開き位置)に移動させるために、フットレスト105を使用位置(閉じ位置)の方向に付勢しているコイルバネ107の付勢力に抗して操作レバー106を操作する必要がある。そのため、力の弱い、要介護者、高齢者では、操作が難しい。さらに、座ろうとするときに操作レバー106を操作しながら座ることは、要介護者や高齢者にとっては困難である。そして、車椅子に座ろうとするときにフットレスト105が使用位置にある場合、図9に示されるように、使用位置にあるフットレスト105が邪魔となり、車椅子Cに座ろうとする要介護者や高齢者Hの地面への足の置き場Lは、要介護者や高齢者Hの重心から大きく離れた位置にあり、力のない要介護者や高齢者Hなどが車椅子Cに座ろうとした場合に、バランスが取りにくいだけでなく、腕や腰など様々な場所に負担がかかってしまう。
However, the opening /
本発明は、上記問題を解決するためのものであり、車椅子等、フットレストを有する椅子を使用する使用者、たとえば筋力の衰えた要介護者であっても、容易に操作することができるフットレスト操作装置を提供することを目的とする。 The present invention is for solving the above-described problem, and can be easily operated even by a user who uses a chair having a footrest such as a wheelchair, for example, a care recipient who has weakened muscle strength. An object is to provide an apparatus.
本発明のフットレスト操作装置は、操作部の操作により遠隔操作機構を介してフットレストの移動操作をするフットレスト操作装置であって、前記遠隔操作機構は、操作部の操作により回転する操作側回転体と、フットレストに接続するフットレスト側回転体と、前記操作側回転体と前記フットレスト側回転体との間に接続されるワイヤとを備え、前記フットレストは、前記フットレスト側回転体と接続して、前記フットレスト側回転体の回転作動と同期した移動作動をし、前記ワイヤは、第一ワイヤと第二ワイヤとを有し、前記第一ワイヤは、前記操作側回転体の正回転により引き操作されて前記フットレスト側回転体が一方の向きに回転するように前記操作側回転体と前記フットレスト側回転体とを接続し、前記第二ワイヤは、前記操作側回転体の逆回転により第二ワイヤが引き操作されて前記フットレスト側回転体が逆向きに回転するように前記操作側回転体と前記フットレスト側回転体とを接続し、前記操作部の操作に応じた前記ワイヤの引き操作によって前記フットレストが使用位置と退避位置との間の変位移動をすることを特徴としている。 The footrest operating device of the present invention is a footrest operating device that performs a movement operation of the footrest via a remote operation mechanism by operation of the operation unit, and the remote operation mechanism includes an operation side rotating body that rotates by operation of the operation unit; A footrest-side rotating body connected to the footrest, and a wire connected between the operation-side rotating body and the footrest-side rotating body, the footrest being connected to the footrest-side rotating body, The moving operation is synchronized with the rotating operation of the side rotating body, the wire has a first wire and a second wire, and the first wire is pulled by a normal rotation of the operating side rotating body and is The operating-side rotating body and the footrest-side rotating body are connected so that the footrest-side rotating body rotates in one direction, and the second wire is The operation-side rotating body and the footrest-side rotating body are connected so that the second wire is pulled by the reverse rotation of the rotating body and the footrest-side rotating body rotates in the reverse direction, and according to the operation of the operation unit Further, the footrest is displaced between a use position and a retracted position by the wire pulling operation.
また、本発明のフットレスト付車椅子は、フットレスト操作装置を用いて、前記操作部を操作することによりフットレストが使用位置と退避位置との間の変位移動が可能であることを特徴としている。 Moreover, the wheelchair with a footrest of the present invention is characterized in that the footrest can be displaced between a use position and a retracted position by operating the operation portion using a footrest operating device.
本発明のフットレスト操作装置およびフットレスト付車椅子は、2つのワイヤを備え、それぞれを引き操作することにより、フットレストが使用位置と退避位置との間を移動するので、ワイヤの引き操作時に付勢部材の付勢力に抗することがないので、容易に操作することができ、たとえば車椅子を使用する必要のある筋力の衰えた要介護者や高齢者であっても、安全な着座・起立を容易にすることができる。また、フットレストの退避位置については、ワイヤの摺動摩擦力で維持できるようにすることにより、ワイヤを操作するための操作部に係合によって退避位置を維持するような構成を設ける必要もないので、係合解除を行う必要もなく、操作が簡単である。 The footrest operating device and the wheelchair with the footrest according to the present invention include two wires, and the footrest moves between the use position and the retracted position by pulling each of them. Because it does not resist the urging force, it can be operated easily. For example, even a care recipient or elderly person with weak muscles who needs to use a wheelchair can easily sit and stand safely. be able to. In addition, the retracted position of the footrest can be maintained by the sliding frictional force of the wire, so there is no need to provide a configuration for maintaining the retracted position by engagement with the operation unit for operating the wire. There is no need to disengage and the operation is simple.
以下、添付図面を参照し、本発明のフットレスト操作装置およびフットレスト付車椅子を詳細に説明する。 Hereinafter, a footrest operating device and a wheelchair with a footrest according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
図1(a)および(b)は、本発明のフットレスト操作装置1を含むフットレスト付車椅子(以下、単に車椅子という)Cの正面図および側面図である。本発明のフットレスト操作装置1は、フットレストC1を操作する操作部2の操作により、操作部2から離れた位置に操作部2の操作力を伝達する遠隔操作機構3を介してフットレストC1の移動操作をするように構成されている。また、本発明のフットレスト操作装置1を有する車椅子Cは、フットレスト操作装置1を用いて、操作部2を操作することによりフットレストC1が使用位置と退避位置との間の変位移動が可能に構成されている。図1(a)および(b)に示されるように、フットレスト操作装置1は、車椅子Cにおいて、要介護者や高齢者等、車椅子Cを使用する者(以下、単に使用者という)の手元などの操作位置と、フットレストC1が物理的に操作され移動させられる被操作位置との2箇所に取り付けられている。
1 (a) and 1 (b) are a front view and a side view of a wheelchair with footrest (hereinafter simply referred to as a wheelchair) C including the
図1(a)、(b)および図2に示すように、操作位置において、遠隔操作機構3の操作部2側は、車椅子Cの座部C2の左右両脇に位置する水平フレームC3の前部と、水平フレームC3の前部において交差する垂直フレームC4に、遠隔操作機構3を取り付けるための取付部材Pを介して、ネジTなどの公知の固定手段により取り付けられている。また、被操作位置において、遠隔操作機構3のフットレストC1側は、同様にネジT(図4参照)などを用いた公知の固定手段により、フットレスト取付フレームC5に、フットレストC1の回転軸となる軸部材4(図1(b)および図4参照)が取り付けられている。このようにフットレスト操作装置1は、車椅子Cに取り付けられるが、フットレスト操作装置1は、予め車椅子Cに組み込まれていてもよいし、ユニット化したフットレスト操作装置1を既製の車椅子Cや既に使用されている車椅子Cに、後から取り付けて使用することもできる。
As shown in FIGS. 1A, 1B, and 2, in the operation position, the
なお、遠隔操作機構3の取付位置は、車椅子Cの使用者が操作部2を操作でき、操作部2の操作によりフットレストC1が操作可能な位置であれば、特に限定されない。したがって、遠隔操作機構3の操作部2側を、車椅子CのアームレストC6や、車椅子Cを押す人が操作できるように、車椅子Cの背中側のフレームC7や、車椅子Cを手押しするためのグリップ部C8に設けてもよい。遠隔操作機構3のフットレストC1側も、フットレスト取付フレームC5以外に、フットレストC1の回転軸となる軸部材4に取り付けてもよいし、図1(b)に示されるようなフットレストC1の後部側(図1(b)中、フットレストC1の右側)に設けるのではなく、前部側(図1(b)中、フットレストC1の左側)に設けてもよい。
The attachment position of the
また、本実施の形態のフットレスト操作装置1は、車椅子Cに適用した例を示しているが、本発明のフットレスト操作装置1は、車椅子Cに限定されず、鉄道車両、航空機、バス、映画館など、フットレストとともに使用される椅子であれば、広く適用が可能である。
Moreover, although the
図2に示されるように、遠隔操作機構3は、操作部2の操作により回転する操作側回転体31と、フットレストC1に接続するフットレスト側回転体32と、操作側回転体31とフットレスト側回転体32との間に接続されるワイヤ33とを備えている。ワイヤ33は、第一ワイヤ33aおよび第二ワイヤ33bを有している。第一ワイヤ33aは、操作側回転体31の正回転(図2では反時計方向への回転)により操作部2側に引き操作されて、フットレスト側回転体32が一方の向き(図2では時計方向)に回転するように、操作側回転体31とフットレスト側回転体32とを接続している。また、第二ワイヤ33bは、操作側回転体31の逆回転(図2では時計方向への回転)により、第二ワイヤ33bが操作部2側に引き操作されて、フットレスト側回転体32が逆向き(図2では反時計方向)に回転するように、操作側回転体31とフットレスト側回転体32とを接続している。
As shown in FIG. 2, the
すなわち、本実施形態では、第一ワイヤ33aは、フットレストC1を、使用者の足がフットレスC1に載せられる使用位置から、フットレストC1を使用しないときに、フットレストC1を退避させる退避位置に移動するために用いられている。そして、第二ワイヤ33bは、フットレストC1を、退避位置から使用位置に移動するために用いられる。第一ワイヤ33aおよび第二ワイヤ33bの操作側回転体31側の端部E1、E3は、操作側回転体31に設けられたワイヤエンド係止部31aに係止され、操作側回転体31が回転すると、第一ワイヤ33aおよび第二ワイヤ33bが引き操作されるように構成されている。同様に、第一ワイヤ33aおよび第二ワイヤ33bのフットレスト側回転体32側の端部E2、E4は、フットレスト側回転体32に設けられたワイヤエンド係止部32aに固定され、操作側回転体31が回転すると、第一ワイヤ33aおよび第二ワイヤ33bが引き操作されるように構成されている。このようにして、操作側回転体31が正回転、逆回転することにより、第一ワイヤ33aおよび第二ワイヤ33bを介してフットレスト側回転体32が一方の向き、逆向きに回転する。
That is, in the present embodiment, the
また、図2においては、第一ワイヤ33aおよび第二ワイヤ33bは、1つのアウターケーシングOに収容されてその内部を摺動し、操作側回転体31からフットレスト側回転体32までガイドされている。本実施形態によれば、第一ワイヤ33aおよび第二ワイヤ33bをその内部に収容するための2つの互いに平行な挿通孔を有するアウターケーシングOが用いられているが、第一ワイヤ33a、第二ワイヤ33bをそれぞれ収容する2本のアウターケーシングを用いてもよい。
In FIG. 2, the
操作側回転体31は、図2および図3に示すように、操作部2の操作により回転する回転体であり、図2および図3においては、コントロールケーブルのインナーが接続される公知のプーリとして示されている。また、操作部2は、図2および図3に示す実施形態では、操作側回転体31の回転軸Axを中心として操作側回転体31と一体となって回転する操作レバーとして示されている。操作部2は、ボルトBおよびナットNにより操作側回転体31に接続され、操作部2の回転動作を直接的に操作側回転体31に伝達するように構成されているが、ギヤなどの他の部材を介して操作部2の回転動作を操作側回転体31に伝達するようにしてもよい。また、ラックとピニオン等、往復運動を回転運動に変換する機構を介して操作部2と操作側回転体31とを接続し、操作部2を往復操作することにより(たとえば、車椅子Cの前後方向に操作レバーを操作する等)操作側回転体31を回転させてもよい。
As shown in FIGS. 2 and 3, the operation-side
本実施の形態では、図2に示されるように、操作部2が実線で示す倒れた状態から、2点鎖線で示す、車椅子Cの使用者から見て操作部2を起立させる方向に操作することにより、フットレストC1が倒れた状態(使用位置)からフットレストC1が立ち上がる状態(退避位置)に移動させ、操作部2が2点鎖線で示す起立した状態から、操作部2を倒す方向に操作することにより、フットレストC1が立ち上がった状態(退避位置)から、フットレストC1が倒れた状態(使用位置)に移動させている。なお、操作部2の操作方向と、フットレストC1の移動方向を逆にすること、すなわち、操作部2を起立させる方向に操作したときに、フットレストC1が倒れるようにし、操作部2を倒す方向に操作したときに、フットレストC1が起立するように構成してもよい。
In the present embodiment, as shown in FIG. 2, the
操作側回転体31は、図3に示されるように、操作側ハウジング34に回転可能に支持されている。操作側回転体31には、第一ワイヤ33aおよび第二ワイヤ33bが掛け回されるワイヤ係止溝31bが形成されている(図3においては、第一ワイヤ33aおよび第二ワイヤ33bの図示は省略している)。また、ワイヤ係止溝31bに対して回転軸Ax方向で隣接する箇所の外周に沿って、環状の溝31cが形成され、環状の溝31cに操作側ハウジング34に形成された突出部34aが入り込み、操作側回転体31が操作側ハウジング34に支持されて回転する。また、本実施の形態では、操作部2が取り付けられた操作側ハウジング34を取付部材Pに取り付けるための取付ツメ34bが操作側ハウジング34から延びている。これにより、操作側ハウジング34の取付部材Pへの取り付け、取り外しが容易となり、操作側回転体31および操作側ハウジング34のメンテナンスが容易となる。なお、図2および図3に示した構造は、あくまで一例であり、操作側回転体31および操作側ハウジング34は、操作側回転体31が円滑に回転することができるものであれば、その形状、構造は特に限定されない。また、遠隔操作機構3を車椅子Cに取り付けるための取付部材Pは、容易に遠隔操作機構3を車椅子Cに取り付けることができるものであれば、図2に示す構造に限られず、車椅子Cのいずれかのフレームに締め付けて固定するクランプ部材などを用いてもよいし、溶接や接着などで固着してもよい。
As shown in FIG. 3, the operation
フットレスト側回転体32は、操作側回転体31が回転し、第一ワイヤ33a、第二ワイヤ33bが引き操作されることにより回転するように構成されている。図2および図4においては、フットレスト側回転体32はコントロールケーブルのインナーが接続される公知のプーリとして示されている。フットレスト側回転体32には、第一ワイヤ33aおよび第二ワイヤ33bが掛け回されるワイヤ係止溝32bが形成されている(図4においては、第一ワイヤ33aおよび第二ワイヤ33bの図示は省略している)。フットレスト側回転体32は、フットレスト側ハウジング35に取り付けられ、フットレスト側ハウジング35に形成された軸部35aに回転可能に支持されている。図4に示す実施形態では、フットレスト側ハウジング35の軸部35aに取り付けられたフットレスト側回転体32は、フットレスト側ハウジング35の軸部35aに、フットレスト側回転体32が軸部35aから抜け出ることを防止するキャップ部材36が取り付けられることにより支持されている。しかしながら、フットレスト側回転体32およびフットレスト側ハウジング35は、フットレスト側回転体32が回転可能であり、フットレスト側回転体32の回転によりフットレストC1を移動させることができるものであれば、その形状、構造は特に限定されない。
The footrest
フットレスト側ハウジング35に支持されたフットレスト側回転体32は、操作側回転体32と同様に、取付部材P2を介して車椅子Cに取り付けることができる。取付部材P2は、図4に示されるようにネジTなどの公知の固定手段により車椅子Cに取り付けられる。遠隔操作機構3を取り付けるための取付部材P2は、取付部材Pと同様に、容易に遠隔操作機構3を車椅子Cに取り付けることができるものであれば、図2に示す構造に限られず、車椅子Cのいずれかのフレームに締め付けて固定するクランプ部材などを用いてもよいし、溶接や接着などで固着してもよい。また、図4では、フットレスト側回転体32は、フットレストC1の後部側(車椅子Cの前後方向における後側)のフレームC5に取り付けられているが、フットレスト側回転体32は、フットレストC1の前部側(車椅子Cの前後方向における前側。図4中、フットレストC1の右側)に取り付けられてもよい。
The footrest-
フットレスト側回転体32は、フットレストC1に直接または間接的に接続され、フットレストC1は、フットレスト側回転体32と接続して、フットレスト側回転体32の回転作動と同期した移動作動をするように構成されている。そして、操作部2の操作に応じたワイヤ33の引き操作によって、フットレストC1は使用位置(図2に実線で示す位置)と退避位置(図2に2点鎖線で示す位置)との間の変位移動をする。ここで、「同期した移動作動」とは、フットレスト側回転体32が回転することにより、フットレストC1が連動して移動することを意図したものであり、必ずしもフットレストC1がフットレスト側回転体32と同方向に同じ回転角で回転することを要求するものではない。すなわち、フットレストC1は、図1(a)および(b)に示されるように、車椅子Cの前後方向に延びる軸部材4を中心に回転して使用位置と退避位置との間の変位移動をしているが、フットレストC1が退避位置にあるときに、車椅子Cに座るときに邪魔にならなければ、フットレストC1は図1(a)および(b)に示す動きとは異なる動きをしてもよい。たとえば、車椅子Cの左右方向に延びる回転軸(図示せず)を中心に回転するようにしてもよいし、フットレストC1を水平な状態でそのまま上下可能にして、フットレストC1が退避位置にあるときに、地面など車椅子Cの設置面までフットレストC1が下がっている状態となるように構成してもよい。また、フットレストC1とフットレスト側回転体32との間の接続は、図2および図4に示す実施形態では、後述するように、フットレスト側回転体32とともに回転するフットレスト移動部材37を介して接続されているが、フットレスト側回転体32を、フットレストC1の回転軸となる軸部材4と直接接続して、軸部材4が回転するとフットレストC1も回転するように構成してもよい。
The footrest-
図2および図4に示す実施形態では、フットレストC1を移動させるフットレスト移動部材37は、フットレスト側回転体32と同軸上に取り付けられ、フットレスト側回転体32の回転方向と同方向に回転するようにされている。フットレスト移動部材37の形状は特に限定されるものではないが、図2および図4では、フットレスト移動部材37は、フットレスト側回転体32の外周縁よりも径方向外側に突出した扇状の部分F(図2参照)を有する平板状のプレート37aと、平板状のプレート37aの扇状の部分Fから突出する2つのロッド状の突部37b、37cとから構成されている。当該2つの突部37b、37cにより、フットレストC1が両面側から挟み込まれ(図2参照)、フットレスト側回転体32とともにフットレスト移動部材37が回転することにより、フットレストC1を移動させることができる。2つの突部37b、37cにより、フットレストC1が両面側から挟み込まれることにより、使用位置から退避位置、退避位置から使用位置への両方の動きに対応することができる。また、フットレストC1を2つの突部37b、37cとで挟み込むことにより、フットレストC1の構造に手を加えることなく、フットレスト移動部材37をそのまま取り付けることができる。したがって、既製の車椅子Cや、使用している車椅子Cにも、フットレスト操作装置1を容易に取り付けることができる。
In the embodiment shown in FIGS. 2 and 4, the
また、図2に示されるように、扇状の部分Fには、上述したフットレストC1を挟み込む2つの突部37b、37c以外にさらにもう1つの予備突部37dが形成されている。この予備突部37dと突部37cとの間の間隔は、2つの突部37b、37cとの間の間隔と同じ間隔だけ離間している。このように、3つの突部37b、37c、37dを、互いにフットレストC1を挟み込むための間隔を開けて配列することにより、同一形状のフットレスト操作装置1で、車椅子Cの左右両方に対応することができ、製造工程の簡素化、低コストでの製造が可能となる。
In addition, as shown in FIG. 2, the fan-shaped portion F is further formed with another
つぎに、図2、図5および図6を用いて、本発明のフットレスト操作装置1およびフットレストC1の動きを説明する。まず、車椅子Cに座ろうとする場合、使用者Hは、操作部2を操作して、フットレストC1を退避位置に移動させる(図5に示すフットレストC1の状態)。フットレストC1が使用位置にある場合は、操作部2を図2に実線で示す状態から2点鎖線で示す状態まで、図2中、反時計方向に回転させてフットレストC1を回転させる。このとき、操作部2を反時計方向に回転すると、操作部2に接続された操作側回転体31も同方向に回転し、第一ワイヤ33aが引き操作を受ける。第一ワイヤ33aが引き操作を受けると、第一ワイヤ33aの端部E2が固定されたフットレスト側回転体32は図2中、時計方向に回転する。フットレスト側回転体32が時計方向に回転すると、フットレスト移動部材37により、フットレスト側回転体32がフットレストC1に接続されているため、フットレストC1が、図2中、実線で示す使用位置から2点鎖線で示す退避位置まで移動する。
Next, the movement of the
このとき、フットレストC1は、使用位置を維持する方向に付勢されてはいないため、操作部2の操作だけで簡単にフットレストC1を退避位置まで移動させることができる。したがって、フットレストC1を使用者Hがかがんだりして、手で直接フットレストC1を操作する必要がないだけでなく、車椅子Cを使用する必要のある要介護者や高齢者であっても容易に操作部2を操作することができる。
At this time, since the footrest C1 is not biased in the direction to maintain the use position, the footrest C1 can be easily moved to the retracted position only by operating the
また、フットレストC1は退避位置まで移動すると、フットレスト取付フレームC5や別途設けられたストッパ(図示せず)と当接して退避位置で停止して一定以上の回動をしないようになっており、また、図2の示すように、操作部2が垂直起立位置より操作方向(車椅子後側方向)へ傾斜した状態(2点鎖線で示す状態)となることによって生じる、操作部2の自重による反時計回り方向の回転力Mによって、フットレストC1は退避位置から使用位置方向に回転せずに、退避位置で保持される。また、フットレストC1の自重による回転力やフットレストC1と軸部材4との摺動摩擦力も加わって、より退避位置での保持を確実にすることができる。したがって、ワイヤ33を操作するための操作部2に、係合によって退避位置を維持するような構成(たとえば、操作部2によりフットレストC1が退避位置にあるときに、操作部2が動かないようにロックする機構等)を設ける必要もないので、操作部2の係合解除を行う必要もなく、操作が簡単である。
Further, when the footrest C1 moves to the retracted position, the footrest C1 comes into contact with the footrest mounting frame C5 or a stopper (not shown) provided separately and stops at the retracted position so as not to rotate more than a certain amount. 2, the counterclockwise due to the weight of the
フットレストC1が退避位置まで移動すると、図5に示されるように使用者Hは自然な体勢で車椅子Cに楽に座ることができる。すなわち、従来のようにフットレストが使用位置方向に付勢されて常時使用位置にある場合には、使用位置にあるフットレストが邪魔となり、使用者の地面への足の置き場は、使用者Hの重心から大きく離れた位置にある。そのため、使用者が車椅子に座ろうとした場合には、体の重心が後方となるために、車輪のストッパーなど車椅子の移動防止機構を設けることが必要であり、また、介護者による着座時の介助することが必要となる。(図9参照)。しかしながら、本発明のように、フットレストC1を退避位置に移動させることにより、使用者Hの地面Gへの足の置き場Lを、使用者Hの重心の近くにすることができる。したがって、フットレストのない通常の椅子に座るように、楽に座ることができる。しかも、フットレストC1の移動操作が容易であることから、高齢者や要介護者であっても、独力で着座・起立の操作をすることができる。さらには、操作部2とフットレストC1とは、第一ワイヤと第二ワイヤとの引き操作で互いに一方の操作によりに他方が作動することができるために、フットレストC1を物に押し当てて動かすなどによってもフットレストを退避位置に移動させることができるので、フットレスト操作装置1は操作部にロック機構が設けられたフットレストに比べて操作性に優れている。
When the footrest C1 moves to the retracted position, the user H can easily sit on the wheelchair C with a natural posture as shown in FIG. That is, when the footrest is urged toward the use position and is always in the use position as in the prior art, the footrest in the use position becomes an obstacle, and the place where the foot is placed on the user's ground is the center of gravity of the user H. Is far away from For this reason, when the user tries to sit on the wheelchair, the center of gravity of the body will be behind, so it is necessary to provide a wheelchair movement prevention mechanism such as a wheel stopper, and assistance by the caregiver when sitting It is necessary to do. (See FIG. 9). However, by moving the footrest C1 to the retracted position as in the present invention, the foot placement place L on the ground G of the user H can be made close to the center of gravity of the user H. Therefore, it is possible to sit comfortably as if sitting on a normal chair without a footrest. In addition, since the movement operation of the footrest C1 is easy, even an elderly person or a care recipient can perform the sitting / standing operation alone. Furthermore, since the
フットレストC1を退避位置まで移動させ、使用者Hが車椅子Cに座った後は、図6に示されるように、操作部2を操作してフットレストC1を使用位置に移動させる。すなわち、操作部2を図2に2点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで、図2中、時計方向に回転させてフットレストC1を回転させる。このとき、操作部2を時計方向に回転すると、操作部2に接続された操作側回転体31も同方向に回転し、第二ワイヤ33bが引き操作を受ける。第二ワイヤ33bが引き操作を受けると、第二ワイヤ33bの端部E4が固定されたフットレスト側回転体32は図2中、反時計方向に回転する。フットレスト側回転体32が反時計方向に回転すると、フットレスト移動部材37により、フットレスト側回転体32がフットレストC1に接続されているため、フットレストC1が、図2中、2点鎖線で示す退避位置から実線で示す使用位置まで移動する。この使用位置に移動したフットレストC1は、端部がフットレスト取付フレームと接触することで更なる移動が抑制され、操作部2が係止部Sと当接して移動が停止されることで、使用位置で移動を停止する。使用位置で停止したフットレストC1に使用者Hが足を乗せることにより、使用者Hが楽な状態で車椅子Cに座ることができる。
After the footrest C1 is moved to the retracted position and the user H sits on the wheelchair C, the footrest C1 is moved to the use position by operating the
以上のように、本発明では、フットレストC1の使用位置、退避位置への移動が操作部2の簡単な操作で行えるだけでなく、使用位置、退避位置への移動にあたって、付勢部材などの付勢部材に抗することなく操作ができるため、筋力の衰えた要介護者や、高齢者であっても、容易に操作することができる。また、操作部2が動かないように固定してフットレストC1を退避位置で固定するための係合手段や、その係合を解除する操作なども不要であるので、フットレストC1の操作を簡単にすることができる。したがって、要介護者や、高齢者でも容易に扱うことができる。また、本発明のフットレスト操作装置1は、上記構成により、その取付位置を選ばないため、既製の車椅子Cや使用している車椅子Cにも簡単に取り付けることができる。
As described above, according to the present invention, not only can the footrest C1 be moved to the use position and the retracted position by a simple operation of the
1 フットレスト操作装置
2 操作部
3 遠隔操作機構
31 操作側回転体
31a ワイヤエンド係止部
31b ワイヤ係止溝
31c 環状の溝
32 フットレスト側回転体
32a ワイヤエンド係止部
32b ワイヤ係止溝
33 ワイヤ
33a 第一ワイヤ
33b 第二ワイヤ
34 操作側ハウジング
34a 突出部
34b 取付ツメ
35 フットレスト側ハウジング
35a 軸部
36 キャップ部材
37 フットレスト移動部材
37a プレート
37b、37c 突部
37d 予備突部
4 軸部材
Ax 回転軸
B ボルト
C 車椅子
C1 フットレスト
C2 座部
C3 水平フレーム
C4 垂直フレーム
C5 フットレスト取付フレーム
C6 アームレスト
C7 背中側のフレーム
C8 グリップ部
E1、E2、E3、E4 端部
F 扇状の部分
G 地面
H 使用者
L 足の置き場
M 回転力
N ナット
O アウターケーシング
P 取付部材
P2 取付部材
S 係止部
T ネジ
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記遠隔操作機構は、
操作部の操作により回転する操作側回転体と、
フットレストに接続するフットレスト側回転体と、
前記操作側回転体と前記フットレスト側回転体との間に接続されるワイヤとを備え、
前記フットレストは、前記フットレスト側回転体と接続して、前記フットレスト側回転体の回転作動と同期した移動作動をし、
前記ワイヤは、第一ワイヤと第二ワイヤとを有し、
前記第一ワイヤは、前記操作側回転体の正回転により引き操作されて前記フットレスト側回転体が一方の向きに回転するように前記操作側回転体と前記フットレスト側回転体とを接続し、
前記第二ワイヤは、前記操作側回転体の逆回転により第二ワイヤが引き操作されて前記フットレスト側回転体が逆向きに回転するように前記操作側回転体と前記フットレスト側回転体とを接続し、
前記操作部の操作に応じた前記ワイヤの引き操作によって前記フットレストが使用位置と退避位置との間の変位移動をすることを特徴とするフットレスト操作装置。 A footrest operating device that performs a movement operation of the footrest via a remote operation mechanism by operating an operation unit, wherein the remote operation mechanism is
An operation side rotating body that rotates by operation of the operation unit;
A footrest-side rotating body connected to the footrest;
A wire connected between the operating side rotating body and the footrest side rotating body,
The footrest is connected to the footrest-side rotating body and performs a movement operation synchronized with the rotation operation of the footrest-side rotating body,
The wire has a first wire and a second wire,
The first wire connects the operating side rotating body and the footrest side rotating body so that the first side wire is pulled by a normal rotation of the operating side rotating body and the footrest side rotating body rotates in one direction,
The second wire connects the operating side rotating body and the footrest side rotating body so that the second wire is pulled by the reverse rotation of the operating side rotating body and the footrest side rotating body rotates in the reverse direction. And
The footrest operating device, wherein the footrest is displaced between a use position and a retracted position by an operation of pulling the wire in accordance with an operation of the operation unit.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012150883A JP2014012087A (en) | 2012-07-04 | 2012-07-04 | Footrest operating device and wheelchair with footrest |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012150883A JP2014012087A (en) | 2012-07-04 | 2012-07-04 | Footrest operating device and wheelchair with footrest |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014012087A true JP2014012087A (en) | 2014-01-23 |
Family
ID=50108250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012150883A Pending JP2014012087A (en) | 2012-07-04 | 2012-07-04 | Footrest operating device and wheelchair with footrest |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014012087A (en) |
-
2012
- 2012-07-04 JP JP2012150883A patent/JP2014012087A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3910624B1 (en) | Wheelchair footplate control device | |
JP2018023752A (en) | Chair for nursing care | |
JP2013106649A (en) | Walker combined movable chair | |
JP3159622U (en) | wheelchair | |
KR101310840B1 (en) | Electric wheel chair | |
JP6558842B2 (en) | Wheelchair fixing device | |
JP2014012087A (en) | Footrest operating device and wheelchair with footrest | |
JP3188886U (en) | Standing aid | |
JP6066229B2 (en) | Transfer assist device for nursing care | |
JP6241926B2 (en) | Wheelchair fixing device | |
KR102186013B1 (en) | Wheelchair for indoor-outdoor | |
JP2008188146A (en) | Foot stand operating mechanism of wheelchair | |
JP6051196B2 (en) | X-ray support chair for care recipients | |
JP2012183107A (en) | Wheelchair | |
JP6399670B2 (en) | Wheelchair fixing device | |
JP5503912B2 (en) | Chair armrest rotation mechanism | |
KR100999486B1 (en) | Composite recline carrier alternatively fixing rotation axis according to attachment/detachment of rotation axis at bed and driving axis at carrier | |
KR200465717Y1 (en) | Wheel chair capable of adjusting angles of leg frame therof | |
JP2014087561A (en) | Footrest operation device, and wheelchair with footrest | |
JP2014004288A (en) | Wheel chair | |
JP6335414B2 (en) | Bathing assistance wheelchair | |
KR101781576B1 (en) | Wheelchair | |
JP5571942B2 (en) | Armrest and armchair for armchair push-down wheelchair | |
JP2009082617A (en) | Handrail device | |
JP2011142971A (en) | Stand-up/seating assist device |