JP2014011118A - Led投光器 - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明の目的は、複数のLEDの各々で、LEDの発する光を効率良く高い光度で照射できる投光器を提供することにある。
【解決手段】
LEDの光を入射し他端面で照射する光導体を用い、光導体の入射端面の大きさをLEDの発光素子の全てが入るのに十分で最小の大きさにすることと、LEDと光導体の入射端面との間で光が漏れずに集められる構造にすることで達成する。さらに複数のLEDの光を取込んだ複数の光導体の照射端面を1ヶ所のロッドレンズ端面に集中させるとともに密着する構造にして達成する。
【選択図】 図1
本発明の目的は、複数のLEDの各々で、LEDの発する光を効率良く高い光度で照射できる投光器を提供することにある。
【解決手段】
LEDの光を入射し他端面で照射する光導体を用い、光導体の入射端面の大きさをLEDの発光素子の全てが入るのに十分で最小の大きさにすることと、LEDと光導体の入射端面との間で光が漏れずに集められる構造にすることで達成する。さらに複数のLEDの光を取込んだ複数の光導体の照射端面を1ヶ所のロッドレンズ端面に集中させるとともに密着する構造にして達成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、照明機器に係わり、特に光を所要の方向に照射する照明装置に関する。
従来のLED投光器は、複数のLEDを一平面上に並べて平行に照射するものがほとんどであった。
従来例として図2で説明する。
平面に並べられた複数のLED1の各々から発する広範囲に広がった光を、この場合は各LED1に取付けられた反射鏡6とレンズ5で集め、前方に所要の広がりをもつ照射光として照射するものであった。
平面に並べられた複数のLED1の各々から発する広範囲に広がった光を、この場合は各LED1に取付けられた反射鏡6とレンズ5で集め、前方に所要の広がりをもつ照射光として照射するものであった。
例えば、特開2003−281909号にあるように、透明材で外周形状を回転放物面又はその近似曲面を形成しておき、内部に取込んだLEDの光を透明体内部で全反射させ、反射鏡と同様の効果をもたせて用いるものもあった。
また別の例で、特開2000−149608号にあるように、LEDの光を所要の方向へ導くために、光ファイバーに類する光導体とLEDとを透明体で接続する方法もあった。
LED投光器として、ひとつのLEDに反射鏡やレンズなどと組み合せたものを、所要の光度を得るために必要な数を並べていたが、LEDの光は広がりが大きく拡散するので、十分な光度が得られないという欠点があった。例えば反射鏡で前方に集めようとする場合、LEDの発する光のうち、周囲の光は反射面に反射され前方に照射されるが、それ以外の反射面に反射されない中央部の光は、LEDから広がったままで拡散してしまうという欠点があった。そこで反射鏡に反射されずに広がった中央の光を集めるために例えば凸レンズを使うと、反射鏡に反射されて前方に集められた方の光が、この凸レンズのために投光器から近い位置で集中しそれから先で拡散してしまう等で、十分な光度が得られない欠点もあった。
そこで、光ファイバーに類する光導体の入射端面にLEDの光を入射し、他端の照射端面から照射する方法があるが、光導体の入射端面の小面積の中にLEDの広がりを持った光のほとんどを取込むことは、入射端面をLEDにできるだけ近づけた場合でも十分に取込むことができないという欠点があった。ここで光を集中させるための光学系をLEDと光導体との間に設けることが考えられるが、この間隔は狭く単数及び複数の光学系は短焦点のものとなるので、面で発光するLEDでは収差が大きくなる傾向があり、同様に十分に取込むことができないという欠点もあった。
本発明の目的は、複数のLEDの各々で、LEDの発する光を効率良く高い光度で照射できる投光器を提供することにある。
LEDの光を入射し他端面で照射する光導体を用い、光導体の入射端面の大きさをLEDの発光素子の全てが入るのに十分で最小の大きさにすることと、LEDと光導体の入射端面との間で光が漏れずに集められる構造にすることで達成する。さらに複数のLEDの光を取込んだ複数の光導体の照射端面を1ヶ所のロッドレンズ端面に集中させるとともに密着する構造にして達成する。
本発明のLED投光器は、光源とするLEDが発する光のほとんどを光導体の入射端面に取込めることと、連結シリンダによりLEDと光導体の入射端面の間でも外部に漏れずに集められる構造で、十分な光度を得られる利点をもつ。それにより所要の光量を得るのに必要なLEDの数が、従来よりも少ない数で可能となる利点をもつことで安価で省電力のLED投光器とすることができる利点をもつ。
本発明のLED投光器は、光源とするLEDと光を所要の方向に照射するための光導体とを、連結シリンダにより一体に連結された構造とすることが望ましい。連結シリンダの内径と光導体の外径は、LEDの発光素子の全てが入るのに十分で最小の径にすることが望ましく、光導体の全面と連結シリンダ内筒面は研磨しておくことが望ましい。この組合せを、必要とする光度を得るのに十分な数で、例えば灯器内側の円周上に配置し、その中心にロッドレンズを設け、周囲に配置した全ての光導体の照射端面が中央のロッドレンズの片端面に集められて密着する形状にしておくことが望ましく、そのロッドレンズ端面の径も、全ての光導体の照射端面を密着集中させた場合に十分で最小の径にすることが望ましい。
以下に本発明の一実施例を図1及び図3を用いて説明する。
本発明の一実施例であるLED投光器を図1に示す。光源となるLED1を、灯器7の内側の円周上に中心に向けて、この場合は4ヶ所配置したもので、LED1の直近に連結シリンダ3があり、連結シリンダ3の内筒の中心軸上にLED1と光導体2が配置されている。光導体2は、入射端面2aから取込まれたLED1の光が内部で全反射させることが可能な最小の半径以上の曲線及び直線で形成され、中央のロッドレンズ4の片端面に照射端面2bが密着する形状となっている。この構造を持つLED1と光導体2の組合せがこの場合4組あり、各々ロッドレンズ4に集められ、その片端面に取付けられている。この様にしてLED1の光をロッドレンズ4に集め、その他端面から照射する構造である。そして所要の光柱角を有する照射光が得られるよう、レンズ5の焦点距離を決め、ロッドレンズ4の端面からのレンズ5の位置はレンズ5の焦点距離と同じ長さに配置してある。また、この場合のレンズ5はフレネルレンズを使用している。全LED1の光は灯器7の中央にあるロッドレンズ4に集められて照射されるので、擬似的にひとつの光源の照射光とすることができる。それとともに、レンズ5でロッドレンズ4の断面形状を拡大照射するのに近似しており、ロッドレンズ4の断面形状を円形にすることで、中央に最高光度があり周囲に円形に広がる照射パターンを得ることができる。
本発明の一実施例であるLED投光器を図1に示す。光源となるLED1を、灯器7の内側の円周上に中心に向けて、この場合は4ヶ所配置したもので、LED1の直近に連結シリンダ3があり、連結シリンダ3の内筒の中心軸上にLED1と光導体2が配置されている。光導体2は、入射端面2aから取込まれたLED1の光が内部で全反射させることが可能な最小の半径以上の曲線及び直線で形成され、中央のロッドレンズ4の片端面に照射端面2bが密着する形状となっている。この構造を持つLED1と光導体2の組合せがこの場合4組あり、各々ロッドレンズ4に集められ、その片端面に取付けられている。この様にしてLED1の光をロッドレンズ4に集め、その他端面から照射する構造である。そして所要の光柱角を有する照射光が得られるよう、レンズ5の焦点距離を決め、ロッドレンズ4の端面からのレンズ5の位置はレンズ5の焦点距離と同じ長さに配置してある。また、この場合のレンズ5はフレネルレンズを使用している。全LED1の光は灯器7の中央にあるロッドレンズ4に集められて照射されるので、擬似的にひとつの光源の照射光とすることができる。それとともに、レンズ5でロッドレンズ4の断面形状を拡大照射するのに近似しており、ロッドレンズ4の断面形状を円形にすることで、中央に最高光度があり周囲に円形に広がる照射パターンを得ることができる。
次に、LED1と光導体2と連結シリンダ3の構造を図3に示す。
LED1の光のほとんどを取込む必要から、連結シリンダ3の内径と光導体2の外径は、LEDの発光素子1aの全てが入るのに十分で最小の径としてある。これでLED1の光を最大限に光導体2の入射端面2aに取込むことができる。さらに、連結シリンダ内筒面3aを研磨しておくことで、光導体2の入射端面2aに直接入りきれないLED1の光をも、可能な限り入射端面2aに入射できるようにしてある。また、連結シリンダ3は光導体2をLED1の直近に固定するものでもある。光導体2は、入射端面2aから入射したLED1の光を内部で全反射を繰り返して照射端面2bで照射するが、このとき光導体2を連結シリンダ3で固定すると、光導体2と連結シリンダ3の内筒面3aが密着する部分が生じる。この部分では光は全反射せず光導体2から漏れて出てしまうので、その外側にある内筒面3aの方を研磨して反射率を高くしておくことで、光の損失を極力抑えて、再び光導体2の内部に戻すのである。内筒面3aを、例えば反射率を80%以上にするとか、研磨した部分を長期間安定的に保つために、例えば金めっき等で表面の腐食対策を施すことも有効であると考えられる。
LED1の光のほとんどを取込む必要から、連結シリンダ3の内径と光導体2の外径は、LEDの発光素子1aの全てが入るのに十分で最小の径としてある。これでLED1の光を最大限に光導体2の入射端面2aに取込むことができる。さらに、連結シリンダ内筒面3aを研磨しておくことで、光導体2の入射端面2aに直接入りきれないLED1の光をも、可能な限り入射端面2aに入射できるようにしてある。また、連結シリンダ3は光導体2をLED1の直近に固定するものでもある。光導体2は、入射端面2aから入射したLED1の光を内部で全反射を繰り返して照射端面2bで照射するが、このとき光導体2を連結シリンダ3で固定すると、光導体2と連結シリンダ3の内筒面3aが密着する部分が生じる。この部分では光は全反射せず光導体2から漏れて出てしまうので、その外側にある内筒面3aの方を研磨して反射率を高くしておくことで、光の損失を極力抑えて、再び光導体2の内部に戻すのである。内筒面3aを、例えば反射率を80%以上にするとか、研磨した部分を長期間安定的に保つために、例えば金めっき等で表面の腐食対策を施すことも有効であると考えられる。
本発明によれば、LEDの発する光の全てを光導体に入射できるので光度を高くすることができ、所要の光度を得るのに必要なLEDの数が少なくでき、従来のLED投光器に比べ、安価でより省電力のLED投光器にできるとともに、全てのLEDの光が中央に集められ照射される構造で、従来の照明装置と同様な照射パターンを得られるため、一般の照明装置となんら遜色のない照明装置として利用が期待できる。
1 LED
1a LEDの発光素子
2 光導体
2a 入射端面
2b 照射端面
3 連結シリンダ
3a 内筒面
4 ロッドレンズ
5 レンズ
6 反射鏡
7 灯 器
1a LEDの発光素子
2 光導体
2a 入射端面
2b 照射端面
3 連結シリンダ
3a 内筒面
4 ロッドレンズ
5 レンズ
6 反射鏡
7 灯 器
Claims (3)
- 複数のLEDを光源とする照明装置において、複数の前記LEDの各々に前記LEDの光を取込む入射端面と他端で光を発する照射端面を有する光導体と、前記LEDと前記光導体を一体に連結する連結シリンダと、前記光導体の照射端面の全てをロッドレンズ端面に集中させた構造で成ることを特徴とするLED投光器。
- 請求項1にかかげるLED投光器において、複数ある前記光導体と前記連結シリンダの全てで、前記光導体の外径と前記連結シリンダの内径が、前記LEDの発光素子の全てが入るのに十分で最小の径であるとともに、前記光導体の全面と前記連結シリンダの内筒面が研磨されていることを特徴とするLED投光器。
- 請求項1にかかげるLED投光器において、複数の前記光導体の照射端面の全てが入るのに十分で最小の径の断面を有する前記ロッドレンズで成ることを特徴とするLED投光器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012148771A JP2014011118A (ja) | 2012-07-02 | 2012-07-02 | Led投光器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012148771A JP2014011118A (ja) | 2012-07-02 | 2012-07-02 | Led投光器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014011118A true JP2014011118A (ja) | 2014-01-20 |
Family
ID=50107603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012148771A Pending JP2014011118A (ja) | 2012-07-02 | 2012-07-02 | Led投光器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014011118A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10760766B2 (en) | 2016-06-30 | 2020-09-01 | Ushio Denki Kabushiki Kaisha | Floodlight device with two optical systems that condense and collimate laser light |
-
2012
- 2012-07-02 JP JP2012148771A patent/JP2014011118A/ja active Pending
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US10760766B2 (en) | 2016-06-30 | 2020-09-01 | Ushio Denki Kabushiki Kaisha | Floodlight device with two optical systems that condense and collimate laser light |
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