JP2014010543A - 外郭データ生成装置および外郭データ生成方法およびプログラム - Google Patents

外郭データ生成装置および外郭データ生成方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014010543A
JP2014010543A JP2012145493A JP2012145493A JP2014010543A JP 2014010543 A JP2014010543 A JP 2014010543A JP 2012145493 A JP2012145493 A JP 2012145493A JP 2012145493 A JP2012145493 A JP 2012145493A JP 2014010543 A JP2014010543 A JP 2014010543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outline
coordinate
point
points
graphic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012145493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5919111B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Morii
信行 森井
Hidetaka Sato
秀隆 佐藤
Hajime Kitano
一 北野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Facilities Inc
Original Assignee
NTT Facilities Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Facilities Inc filed Critical NTT Facilities Inc
Priority to JP2012145493A priority Critical patent/JP5919111B2/ja
Publication of JP2014010543A publication Critical patent/JP2014010543A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5919111B2 publication Critical patent/JP5919111B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Generation (AREA)

Abstract

【課題】構造体の外郭の情報のみを算出する際に演算負荷が嵩むことを抑制する。
【解決手段】外郭データ生成装置10は、構造体を構成する複数の部材を空間座標で規定した座標データから、構造体を複数層に分割して得られる各層に対して設定した所定断面での部材の複数の点の座標を抽出する座標抽出部13と、複数の点の座標を図形単位の複数の座標群に区分する座標群生成部14と、複数の座標群に対応する複数の図形を合成して合成図形を生成し、該合成図形の外郭線を算出する外郭線算出部15と、外郭線と層の厚さとを用いてソリッドモデルを生成するソリッドモデル生成部16と、複数層のソリッドモデルを用いて構造体の外郭モデルを算出する外郭モデル算出部17と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、外郭データ生成装置および外郭データ生成方法およびプログラムに関する。
従来、例えば、BIM(Building Information Modeling)などのように、建築物を構成する複数のオブジェクトを空間座標で規定した3次元CADデータと建築関連情報とを統合して管理するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−68698号公報
ところで、上記従来技術に係るシステムによれば、膨大なデータがデータベースに蓄積されており、所望の情報のみを取得するために要する演算処理が煩雑になる場合がある。
これに伴い、例えば、建築物の避雷針による保護範囲を診断する場合や、建築物により形成される影や建築物に対する風の影響などを算出する場合などにおいて、建築物の外郭の情報のみを生成する際に演算負荷が嵩むことを抑制しつつ簡便に演算を行なうことが望まれている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、構造体の外郭の情報のみを算出する際に演算負荷が嵩むことを抑制しつつ簡便に演算を行なうことが可能な外郭データ生成装置および外郭データ生成方法およびプログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明の第1の発明に係る外郭データ生成装置は、構造体を構成する複数の部材を空間座標で規定した座標データから、前記構造体を複数層に分割して得られる各層に対して設定した所定断面での前記部材の複数の点の座標を抽出する座標抽出手段と、前記座標抽出手段によって抽出された前記複数の点の座標を図形単位の複数の座標群に区分する座標群生成手段と、前記座標群生成手段によって生成された前記複数の座標群に対応する複数の図形を合成して合成図形を生成し、該合成図形の外郭線を算出する外郭線算出手段と、前記外郭線算出手段によって算出された前記外郭線と前記層の厚さとを用いてソリッドモデルを生成するソリッドモデル生成手段と、前記複数層に対して前記ソリッドモデル生成手段によって生成された複数の前記ソリッドモデルを用いて前記構造体の外郭モデルを算出する外郭モデル算出手段と、を備える。
本発明の第2の発明に係る外郭データ生成装置では、前記座標データは、前記部材の直線または曲線からなる辺の始点座標および終点座標の情報を含み、前記座標群生成手段は、隣り合う前記点同士の座標が同一の前記辺上に存在するようにして図形単位で前記複数の点を時計回りまたは反時計回りに配列する。
本発明の第3の発明に係る外郭データ生成装置では、前記外郭線算出手段は、複数の交点を有する前記図形同士において、前記複数の点の配列に前記交点を追加し、前記交点にて前記図形を切り替えつつ前記図形同士の前記複数の点および前記交点の配列を合成する。
本発明の第4の発明に係る外郭データ生成装置では、前記構造体が建築物である場合に前記外郭線の算出対象となる前記層に対して前記所定方向で隣り合う層に屋根と床と天井とのうち少なくとも何れかの部材が存在するか否かを判定する判定手段を備え、前記判定手段によって前記何れかの部材が存在しないと判定された場合に、前記外郭線算出手段は、前記外郭線の算出対象となる前記層に対して前記合成図形の生成を禁止する。
本発明の第5の発明に係る外郭データ生成装置では、前記判定手段によって前記何れかの部材が存在しないと判定された場合に、前記ソリッドモデル生成手段は、前記複数の図形と前記層の厚さとを用いて前記ソリッドモデルを生成する。
本発明の第6の発明に係る外郭データ生成装置では、前記ソリッドモデル生成手段は、前記層における前記部材の辺に対応した形状の前記ソリッドモデルを生成する。
本発明の第7の発明に係る外郭データ生成装置では、前記ソリッドモデル生成手段は、前記層における前記部材の辺が曲線からなる場合に、該曲線を直線に近似する。
また、本発明の第8の発明に係る外郭データ生成方法は、構造体を構成する複数の部材を空間座標で規定した座標データから、前記構造体を複数層に分割して得られる各層に対して設定した所定断面での前記部材の複数の点の座標を抽出する第1のステップと、前記第1のステップによって抽出された前記複数の点の座標を図形単位の複数の座標群に区分する第2のステップと、前記第2のステップによって生成された前記複数の座標群に対応する複数の図形を合成して合成図形を生成し、該合成図形の外郭線を算出する第3のステップと、前記第3のステップによって算出された前記外郭線と前記層の厚さとを用いてソリッドモデルを生成する第4のステップと、前記複数層に対して前記第4のステップによって生成された複数の前記ソリッドモデルを用いて前記構造体の外郭モデルを算出する第5のステップと、を備える。
また、本発明の第9の発明に係るプログラムは、構造体の外郭モデルを算出する外郭データ生成装置が備えるコンピュータに、構造体を構成する複数の部材を空間座標で規定した座標データから、前記構造体を複数層に分割して得られる各層に対して設定した所定断面での前記部材の複数の点の座標を抽出する座標抽出ステップと、前記座標抽出ステップにおいて抽出された前記複数の点の座標を図形単位の複数の座標群に区分する座標群生成ステップと、前記座標群生成ステップにおいて生成された前記複数の座標群に対応する複数の図形を合成して合成図形を生成し、該合成図形の外郭線を算出する外郭線算出ステップと、前記外郭線算出ステップにおいて算出された前記外郭線と前記層の厚さとを用いてソリッドモデルを生成するソリッドモデル生成ステップと、前記複数層に対して前記ソリッドモデル生成ステップにおいて生成された複数の前記ソリッドモデルを用いて前記構造体の外郭モデルを算出する外郭モデル算出ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、部材を空間座標で規定する座標データに基づいて、所定断面での部材の複数の点の座標を部材の断面形状を示す図形単位の座標群に区分し、これらの複数の図形を1つの合成図形に合成するという簡便な演算によって、部材の断面形状の外郭線を算出することができる。これにより、構造体の外郭の情報のみを算出する際に演算負荷が嵩むことを抑制しつつ簡便に演算を行なうことができる。
本発明の実施の形態に係る外郭データ生成装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係る外郭データ生成装置の動作、つまり外郭データ生成方法を示すフローチャートである。 図2に示す座標抽出の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る複数層に分割された構造体の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る複数層に分割された構造体の各層で抽出される部材の点を示す断面図である。 図2に示す座標群生成の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る所定断面での点群の例を示す図である。 図2に示す外郭線算出の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る複数の図形(断面図形)の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る基準図形および交差図形の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る基準図形および交差図形から抽出される複数の点の配列の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る合成図形により更新された基準図形の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る基準図形および交差図形の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る基準図形および交差図形の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る基準図形および交差図形から抽出される複数の点の配列の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る合成図形により更新された基準図形の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る基準図形および交差図形の例を示す図である。 本発明の実施の形態の実施例および比較例に係る基準図形および交差図形から抽出される複数の点の配列の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る構造体の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る複数の図形(断面図形)および複数層に分割された部材の断面図および外郭線の例を示す図である。 図2に示すソリッドモデル生成の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る複数層に分割された部材の断面図および外郭線およびソリッドモデルの例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る複数層に分割された部材の断面図および外郭線およびソリッドモデルの例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る部材の例を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るソリッドモデルの例を示す断面図である。 図2に示す外郭モデル算出の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る外郭データ生成装置および外郭データ生成方法およびプログラムについて添付図面を参照しながら説明する。
(外郭データ生成装置)
図1は、本発明の実施の形態に係る外郭データ生成装置の構成図である。
本実施の形態による外郭データ生成装置10は、例えば図1に示すように、入出力部11と、データ取得部12と、座標抽出部13と、座標群生成部14と、外郭線算出部15と、ソリッドモデル生成部16と、外郭モデル算出部17と、を備えている。
入出力部11は、例えば、操作者の入力操作などに応じた各種情報の入力および出力を行なう。
データ取得部12は、例えば、建築物の3次元CADデータなどのように、構造体を構成する複数の部材を空間座標で規定した座標データとともに、各部材を構成する直線または曲線からなる辺の情報などを含む部材情報を取得する。
なお、部材情報に含まれる辺の情報は、例えば、辺の始点座標および終点座標の情報と、辺が円弧状などの曲線状であること示すフラグと、円弧状などの曲線状の辺の曲率中心および曲率半径の各情報と、などを含んでいる。
座標抽出部13は、例えば、座標データおよび部材情報に基づき、構造体を所定方向(鉛直方向など)に沿って複数層に分割し、各層において所定断面を設定し、所定断面での部材の複数の点(点群)の座標を抽出する。
座標群生成部14は、例えば、各層毎に複数の点の座標を図形単位の複数の座標群に区分する。
外郭線算出部15は、例えば、各層毎に複数の座標群に対応する複数の図形を合成して合成図形を生成し、該合成図形の外郭線を算出する。
ソリッドモデル生成部16は、例えば、各層毎に外郭線と層の厚さとを用いて立体のソリッドモデルを生成する。
外郭モデル算出部17は、例えば、全ての層のソリッドモデルを用いて、構造体の外形を示す各種情報からなる外郭モデルを算出する。
また、外郭データ生成装置10は、図示されない記憶部を備えており、この記憶部は、上記各部11〜17が扱う情報を記憶する。
本実施の形態による外郭データ生成装置10は上記構成を備えており、次に、この外郭データ生成装置10の動作、つまり外郭データ生成方法について説明する。
(外郭データ生成方法)
図2を参照し、本発明の実施の形態に係る外郭データ生成装置の動作について説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る外郭データ生成装置の動作、つまり外郭データ生成方法を示すフローチャートである。
先ず、例えば図2に示すステップS01において、データ取得部12は、構造体を構成する複数の部材を空間座標で規定した座標データとともに、各部材を構成する辺の情報などを含む部材情報を取得する。
次に、ステップS02において、座標抽出部13は、座標データおよび部材情報に基づき、構造体を複数層に分割して得られる各層の所定断面での部材の複数の点(点群)の座標を抽出する座標抽出の処理を実行する。
次に、ステップS03において、座標群生成部14は、各層毎に複数の点の座標を図形単位の複数の座標群に区分する座標群生成の処理を実行する。
次に、ステップS04において、外郭線算出部15は、各層毎に複数の座標群に対応する複数の図形(断面図形)を合成して合成図形を生成し、該合成図形の外郭線を算出する外郭線算出の処理を実行する。
次に、ステップS05において、ソリッドモデル生成部16は、各層毎に外郭線と層の厚さとを用いて立体のソリッドモデルを生成するソリッドモデル生成の処理を実行する。
次に、ステップS06において、外郭モデル算出部17は、全ての層のソリッドモデルを用いて、構造体の外形を示す各種情報からなる外郭モデルを算出す外郭モデル算出の処理を実行し、エンドに進む。
(座標抽出)
以下に、図3から図5を参照し、上述したステップS02で座標抽出部13が行なう座標抽出の処理の詳細について説明する。
図3は座標抽出の処理を示すフローチャートである。図4は複数層に分割された構造体の斜視図である。図5は複数層に分割された構造体の各層で抽出される部材の点を示す断面図である。
先ず、例えば図3に示すステップS11においては、座標データおよび部材情報に基づき、例えば所定方向(鉛直方向など)に沿って構造体の形状が変化する位置などを境界として構造体を複数層に分割する。
これにより、例えば図4に示す構造体Oは、鉛直方向の下方から上方に向かうZ方向に沿って順次設定された分割位置T1〜T9によって複数層S1〜S8に分割される。
なお、例えば構造体Oが建築物である場合、分割位置T1〜T9は、構造体Oの形状が変化する境界位置として、窓枠の位置などとされる。
次に、例えば図3に示すステップS12においては、構造体を複数層に分割して得られる各層において所定断面(例えば、各層の所定方向における中間位置での断面など)を設定し、所定断面での部材の複数の点(点群)の座標を抽出し、リターンに進む。
これにより、例えば図5に示す層S2の断面Cでの部材Qの複数の点P1,P2の座標が抽出される。
(座標群生成)
以下に、図6および図7を参照し、上述したステップS03で座標群生成部14が行なう座標群生成の処理の詳細について説明する。
図6は座標群生成の処理を示すフローチャートである。図7は所定断面での点群の例を示す図である。
先ず、例えば図6に示すステップS21においては、各層毎の部材の複数の点(点群)のうちから始点を設定する。
この始点は、例えば、所定断面を含むXY平面上においてX座標が最も小さい点のうちY座標が最も小さい点などである。これにより、例えば図7(A)に示す点群P(P0),…,P(P5)のうちから所定の始点P0が設定される。
次に、ステップS22においては、例えば始点をXY座標系の原点として点群の他の点の角度、つまり始点と他の点とを結ぶ線分がX軸となす角を算出する。
これにより、例えば図7(A)に示す所定の始点P0(つまり、X座標が最も小さい点のうちY座標が最も小さい点)に対して、点群P(P0),…,P(P5)の他の点の角度θは、−90°<θ≦90°の範囲となる。
次に、例えば図6に示すステップS23においては、点群の他の点のうちから、角度の大きい順に点を抽出する。
これにより、例えば図7(A)に示す点群の他の点P(P1),…,P(P5)は、順次、角度の大きい順(つまり、点P1,P2,P3,P4,P5の順)に、いわば時計回りに抽出される。
次に、例えば図6に示すステップS24においては、部材情報に基づき、直前に配列を確定した点(例えば、初回においては始点)と抽出した点(抽出点)とを含む部材の辺は存在するか否かを判定する。
ステップS24の判定結果が「NO」の場合には、ステップS25に進み、このステップS25においては、抽出点をスキップし、後述するステップS28に進む。
一方、ステップS24の判定結果が「YES」の場合には、ステップS26に進み、このステップS26においては、抽出点の配列を確定する。
そして、ステップS27においては、抽出点のスキップをリセットして、スキップした抽出点を抽出可能に設定する。
そして、ステップS28においては、点群に抽出可能な他の点は存在するか否かを判定する。
ステップS28の判定結果が「YES」の場合には、上述したステップS23に戻る。
一方、ステップS28の判定結果が「NO」の場合には、ステップS29に進む。
次に、ステップS29においては、始点および配列が確定された抽出点からなる座標群、つまり始点および配列が確定された抽出点を頂点する図形(断面図形)を設定する。
これにより、例えば図7(B)に示すように、先ず、始点P0の次に最も角度θが大きい点P1が抽出され、始点P0と点P1とを含む部材の辺が存在することによって、始点P0の次となる点P1の配列が確定される。
次に、2番目に角度θが大きい点P2が抽出され、直前に配列が確定された点P1と点P2とを含む部材の辺が存在することによって、点P1の次となる点P2の配列が確定される。
次に、3番目に角度θが大きい点P3が抽出され、直前に配列が確定された点P2と点P3とを含む部材の辺が存在しないことによって、点P3はスキップされる。
次に、4番目に角度θが大きい点P4が抽出され、直前に配列が確定された点P2と点P4とを含む部材の辺が存在することによって、点P2の次となる点P4の配列が確定される。そして、スキップした点P3は抽出可能に設定される。
これに伴い、次に、3番目に角度θが大きい点P3が抽出され、直前に配列が確定された点P4と点P3とを含む部材の辺が存在することによって、点P4の次となる点P3の配列が確定される。
次に、5番目に角度θが大きい点P5が抽出され、直前に配列が確定された点P3と点P5とを含む部材の辺が存在することによって、点P3の次となる点P5の配列が確定される。
これらにより、順次、始点P0,点P1,P2,P4,P3,P5の順に配列が確定された座標群、つまり始点P0,点P1,P2,P4,P3,P5の順に配列された頂点を有する図形が設定される。
次に、例えば図6に示すステップS30においては、抽出点のスキップをリセットして、スキップした抽出点を抽出可能に設定する。
次に、ステップS31においては、点群に配列未確定の点は存在するか否かを判定する。
ステップS31の判定結果が「YES」の場合には、上述したステップS21に戻る。
一方、ステップS31の判定結果が「NO」の場合には、リターンに進む。
(外郭線算出)
以下に、図8から図20を参照し、上述したステップS04で外郭線算出部15が行なう外郭線算出の処理の詳細について説明する。
図8は外郭線算出の処理を示すフローチャートである。図9は複数の図形(断面図形)の例を示す図である。図10は基準図形および交差図形の例を示す図である。図11は基準図形および交差図形から抽出される複数の点の配列の例を示す図である。図12は合成図形により更新された基準図形の例を示す図である。図13は基準図形および交差図形の例を示す図である。図14は基準図形および交差図形の例を示す図である。図15は基準図形および交差図形から抽出される複数の点の配列の例を示す図である。図16は合成図形により更新された基準図形の例を示す図である。図17は基準図形および交差図形の例を示す図である。図18は実施例および比較例に係る基準図形および交差図形から抽出される複数の点の配列の例を示す図である。図19は構造体の斜視図である。図20は複数の図形(断面図形)および複数層に分割された部材の断面図および外郭線の例を示す図である。
先ず、例えば図8に示すステップS41においては、各層毎の複数の座標群に対応する複数の図形(断面図形)のうちから基準図形を設定する。
この基準図形は、例えば、所定断面を含むXY平面上においてX座標が最も小さい位置に存在する図形のうちY座標が最も小さい位置に存在する図形などである。これにより、例えば図9に示す複数の図形(断面図形)G(G0),…,G(G5)のうちから所定の基準図形G0が設定される。
なお、例えば図9に示す複数の図形(断面図形))G(G0),…,G(G5)は、建築物において所定の厚さを有する壁や窓などの部材の断面図形である。
次に、例えば図8に示すステップS42においては、基準図形以外の他の図形のうちから、基準図形に対して外郭線同士が複数の交点を有する図形(交差図形)を、例えば時計回りの順序で抽出する。
これにより、例えば図9に示す基準図形G0以外の他の複数の図形G(G1),…,G(G5)のうちから、基準図形G0に対して外郭線同士が複数の交点を有する図形G1,G5が抽出され、さらに、時計回りの順序によって図形G1が選択される。
次に、例えば図8に示すステップS43においては、各基準図形および抽出した図形(交差図形)において設定されている複数の点の配列に図形同士の交点を追加する。
これにより、例えば図10に示すように複数の交点を有する基準図形G0と図形G1とに対して、基準図形G0には図形単体で配列された点P1,P3,P4,P6に交点P2,P5が追加され、図形G1には図形単体で配列された点Pa,Pb,Pd,Peに交点Pc,Pfが追加され、各基準図形G0および図形G1において複数の点の配列が更新される。
次に、例えば図8に示すステップS44においては、基準図形において設定されている複数の点を配列順に抽出する。
次に、ステップS45においては、抽出された点(抽出点)の配列を確定する。
次に、ステップS46においては、後述するように、抽出点は基準図形および交差図形同士の交点、かつ、この抽出点と次回に抽出される抽出点とを結ぶ線分が図形の内部(つまり、図形の外郭線よりも内側の領域)に入り込んでいないか否かを判定する。
ステップS46の判定結果が「YES」の場合には、ステップS47に進み、このステップS47においては、次回に点を抽出する図形(抽出対象図形)を基準図形と交差図形との間で切り替え、ステップS48に進む。
一方、ステップS46の判定結果が「NO」の場合には、ステップS48に進む。
そして、ステップS48においては、図形に抽出可能な他の点は存在するか否かを判定する。
ステップS48の判定結果が「YES」の場合には、ステップS49に進み、このステップS48においては、抽出対象図形において設定されている複数の点を配列順に抽出し、上述したステップS45に戻る。
一方、ステップS48の判定結果が「NO」の場合には、ステップS50に進み、このステップS50においては、配列が確定された抽出点を頂点とする図形、つまり基準図形と交差図形とが合成されて得られる合成図形を生成し、この合成図形を新たに基準図形として更新する。
これにより、交点にて図形を切り替えつつ図形同士の複数の点および交点の配列が合成される。
例えば図10に示す基準図形G0および図形(交差図形)G1に対しては、例えば図11に示すように、先ず、順次、基準図形G0の点P1,P2が抽出され、点P2が基準図形G0および図形(交差図形)G1の交点(つまり、点P2=点Pa)であることから、次回に点を抽出する図形が基準図形G0から交差図形G1に切り替えられる。
次に、交差図形G1において、交点(つまり、点Pa=点P2)の次となる点Pbが抽出され、点Pbが基準図形G0および図形(交差図形)G1の交点(つまり、点Pb=点P3)であることから、次回に点を抽出する図形が交差図形G1から基準図形G0に切り替えられる。
次に、基準図形G0において、交点(つまり、点P3=点Pb)の次となる点P4が抽出され、点P4が基準図形G0および図形(交差図形)G1の交点(つまり、点P4=点Pc)であることから、次回に点を抽出する図形が基準図形G0から交差図形G1に切り替えられる。
次に、交差図形G1において、交点(つまり、点Pc=点P4)の次となる点Pdが抽出され、さらに、順次、点Pd,Pe,Pfが抽出され、点Pfが基準図形G0および図形(交差図形)G1の交点(つまり、点Pf=点P5)であることから、次回に点を抽出する図形が交差図形G1から基準図形G0に切り替えられる。
次に、基準図形G0において、交点(つまり、点P5=点Pf)の次となる点P6が抽出される。そして、基準図形G0および交差図形G1に抽出可能な他の点が存在しないことから、配列が確定された抽出点P1,P2,Pa,Pb,P3,P4,Pc,Pd,Pe,Pf,P5,P6を頂点とする合成図形が生成される。
そして、例えば図12に示すように、合成図形が新たに基準図形G0として更新され、これに伴い、新たな基準図形G0の複数の点の配列が新たな配列(例えば、点P1,P2,P3,P4,P5,P6の順の配列)に更新される。
次に、例えば図8に示すステップS51においては、基準図形以外の他の図形のうちから、基準図形に対して複数の交点を有する図形(交差図形)が存在するか否かを判定する。
ステップS51の判定結果が「YES」の場合には、上述したステップS42に戻る。
一方、ステップS51の判定結果が「NO」の場合には、ステップS52に進む。
そして、ステップS52においては、この時点で設定されている基準図形(合成図形)の外郭線を算出し、リターンに進む。
これにより、例えば図9に示す複数の図形G,…,Gに対して、例えば図13に示すように、時計回りの順序で基準図形G0および交差図形Gの組み合わせが更新される。
そして、例えば図14に示す基準図形G0には図形単体で配列された点P1,P3,P4,P5,P6,P8,P9,P11,P12,P13,P14,P16に交点P2,P7,P10,P15が追加される。さらに、図形G1には図形単体で配列された点Pa,Pb,Pe,Pfに交点Pc,Pd,Pg,Phが追加され、各基準図形G0および図形G1において複数の点の配列が更新される。
そして、例えば図15に示すように、先ず、基準図形G0の点P1が抽出され、点P1が基準図形G0および図形(交差図形)G1の交点(つまり、点P1=点Pa)であることから、次回に点を抽出する図形が基準図形G0から交差図形G1に切り替えられる。
次に、交差図形G1において、交点(つまり、点Pa=点P1)の次となる点Pbが抽出され、点Pbが基準図形G0および図形(交差図形)G1の交点(つまり、点Pb=点P2)であることから、次回に点を抽出する図形が交差図形G1から基準図形G0に切り替えられる。
次に、基準図形G0において、交点(つまり、点P2=点Pb)の次となる点P3が抽出され、さらに、順次、点P4〜P7が抽出され、点P7が基準図形G0および図形(交差図形)G1の交点(つまり、点P7=点Pe)であることから、次回に点を抽出する図形が基準図形G0から交差図形G1に切り替えられる。
次に、交差図形G1において、交点(つまり、点Pe=点P7)の次となる点Pfが抽出され、点Pfが基準図形G0および図形(交差図形)G1の交点(つまり、点Pf=点P8)であることから、次回に点を抽出する図形が交差図形G1から基準図形G0に切り替えられる。
次に、基準図形G0において、交点(つまり、点P8=点Pf)の次となる点P9が抽出され、点P9が基準図形G0および図形(交差図形)G1の交点(つまり、点P9=点Pg)であることから、次回に点を抽出する図形が基準図形G0から交差図形G1に切り替えられる。
次に、交差図形G1において、交点(つまり、点Pg=点P9)の次となる点Phが抽出され、点Phが基準図形G0および図形(交差図形)G1の交点(つまり、点Ph=点P16)であることから、次回に点を抽出する図形が交差図形G1から基準図形G0に切り替えられる。
そして、基準図形G0および交差図形G1に抽出可能な他の点が存在しないことから、配列が確定された抽出点P1,Pa,Pb,P2,…,P7,Pe,Pf,P8,P9,Pg,Ph,P16を頂点とする合成図形が生成される。
そして、例えば図16に示すように、合成図形が新たに基準図形G0として更新され、これに伴い、新たな基準図形G0の複数の点の配列が新たな配列(例えば、点P1,P2,P3,P4,P5,P6の順の配列)に更新される。
そして、この基準図形G0の外郭線Lが算出される。
なお、上述したステップS46においては、抽出点が基準図形および交差図形同士の交点である場合に、この抽出点と、次回に図形切り替え後に抽出される抽出点とを結ぶ線分が、切り替え前の図形の内部(つまり、図形の外郭線よりも内側の領域)に入り込んでいないか否かを判定する。
そして、ステップS46の判定結果が「YES」の場合、つまり線分が図形の内部に入り込んでいない場合には、ステップS47に進み、図形の切り替えを実行する。
一方、ステップS46の判定結果が「NO」の場合、つまり線分が図形の内部に入り込んでいる場合には、図形の切り替えを実行せずに、ステップS48に進む。
例えば図17に示す基準図形G0および交差図形Gにおいては、基準図形G0から点P4が抽出されると、点P4が基準図形G0および交差図形Gの交点(つまり、点P4=点Pd)であることから、この抽出点P4と、次回に図形切り替え後に抽出される抽出点Peとを結ぶ線分が、基準図形G0の内部に入り込んでいないか否かが判定される。
なお、例えば図17に示す基準図形G0は、交差図形Gとの交点も含めて、順次配列された複数の点P1,…,P8を有し、交差図形Gは、基準図形G0との交点も含めて、順次配列された複数の点Pa,…,Pfを有している。
この判定結果において、点P4と点Peとを結ぶ線分は基準図形G0の内部に入り込んでいることから、例えば図18(B)に示す比較例のように、次回に点を抽出する図形が基準図形G0から交差図形Gに切り替えられることは禁止される。そして、例えば図18(A)に示す実施例のように、次回に点を抽出する図形が基準図形G0に維持され、交点(つまり、点P4=点Pd)の次となる点P5が抽出される。
なお、上述したステップS41〜S52に示す外郭線算出の処理を構造体の各層毎に実行する際には、予め、所定方向(例えば、鉛直方向上方など)で隣り合う層に所定の部材(例えば、構造体が建築物である場合における屋根、床、天井などの部材)が存在するか否かを判定する。
そして、隣り合う層に所定の部材が存在する場合には、外郭線算出の処理において基準図形および交差図形を合成して合成図形を生成することを許可する。
一方、隣り合う層に所定の部材が存在しない場合には、基準図形および交差図形を合成して合成図形を生成することを禁止する。
例えば図19に示すようなパラペットPPを備える建築物あるいは周囲を取り囲む壁面を備える建築物などの構造体Oにおいては、パラペットPPあるいは壁面の所定断面において、例えば図20(A)に示すように、枠状に複数の図形(断面図形)G,…,Gが配置される。
ここで、例えば図20(B)に示すように、演算対象となる層S1(例えば、パラペットPPを有する層)に対して、鉛直方向上方で隣り合う層S2に屋根、床、天井などの所定の部材が存在しない場合には、複数の断面図形G,…,Gの合成は禁止される。
これによって、例えば図20(D)に示すように、各図形Gの外郭線Lが算出される。
一方、例えば図20(C)に示すように、演算対象となる層S1(例えば、壁面を有する層)に対して、鉛直方向上方で隣り合う層S2に屋根、床、天井などの所定の部材Qが存在する場合には、複数の断面図形G,…,Gの合成は許可される。
これによって、例えば図20(E)に示すように、複数の断面図形G,…,Gを合成して得られる合成図形(基準図形)G0の外郭線Lが算出される。
(ソリッドモデル生成)
以下に、図21〜図25を参照し、上述したステップS05でソリッドモデル生成部16が行なうソリッドモデル生成の処理の詳細について説明する。
図21はソリッドモデル生成の処理を示すフローチャートである。図22は複数層に分割された部材の断面図および外郭線およびソリッドモデルの例を示す図である。図23は複数層に分割された部材の断面図および外郭線およびソリッドモデルの例を示す図である。図24は部材の例を示す断面図である。図25はソリッドモデルの例を示す断面図である。
先ず、例えば図21に示すステップS61においては、各層の所定方向(例えば、鉛直方向)の厚さを取得する。
次に、ステップS62においては、各層毎の外郭線と、層の厚さと、各層における部材の辺の情報とに基づき、この層の厚さと同一の厚さを有するソリッドモデルを生成し、リターンに進む。
これにより、例えば図22(A)に示す演算対象となる層S2の断面Cにおいて、部材Qの外郭線Lが、例えば図22(B)に示すような形状を有し、かつ、この層S2において、部材Qが厚さ方向に平行な辺を有する場合には、例えば図22(C)に示すように、厚さ方向の断面が外郭線Lに応じた同一形状となるソリッドモデルSMが生成される。
また、例えば図23(A)に示す演算対象となる層S1の断面Cにおいて、部材Qの外郭線Lが、例えば図23(B)に示すような形状を有し、かつ、この層S1において、部材Qが厚さ方向に対して傾斜する辺を有する場合には、例えば図23(C)に示すように、厚さ方向の断面が外郭線Lに応じた相似形状となるソリッドモデルSMが生成される。
なお、ソリッドモデル生成の処理において、例えば図24(A)に示すように、演算対象となる層において部材Qが錐体状の形状を有する場合には、この部材Qを、例えば図24(B)に示すように、本来の部材Qの頂角部分Qaに微小の大きさの面Qbを有するような形状の部材Q1へと変更する。
また、例えば図25(A)に示すように、演算対象となる層S1において部材Qが厚さ方向に対して湾曲する曲線からなる辺を有する場合には、例えば図25(B)に示すように、この層S1の厚さ方向における適宜の位置に複数の分割位置(例えば、分割位置TA〜TCなど)を追加する。
そして、例えば図25(C)に示すように、追加した複数の分割位置によって分割された複数層(例えば、複数層SA〜SDなど)のそれぞれにおいて部材Qの曲線からなる辺を直線の辺に近似しつつ複数のソリッドモデル(例えば、ソリッドモデルSMA〜SMDなど)を生成する。
(外郭モデル算出)
以下に、図26を参照し、上述したステップS06で外郭モデル算出部17が行なう外郭モデル算出の処理の詳細について説明する。
図26は外郭モデル算出の処理を示すフローチャートである。
先ず、例えば図26に示すステップS71においては、各層のソリッドモデルを取得する。
次に、ステップS72においては、全ての層のソリッドモデルを所定方向(例えば、鉛直方向の下方から上方に向かうZ方向など)に沿って順次積層して構造体の外形を示す各種情報(例えば、辺および頂点などの情報)からなる外郭モデルを算出し、リターンに進む。
上述したように、本実施の形態による外郭データ生成装置10および外郭データ生成方法によれば、部材を空間座標で規定する座標データに基づいて、所定断面での部材の複数の点の座標を部材の断面形状を示す図形単位の座標群に区分し、これらの複数の図形を1つの合成図形に合成するという簡便な演算によって、部材の断面形状の外郭線を算出することができる。これにより、構造体の外郭の情報のみを算出する際に演算負荷が嵩むことを抑制しつつ簡便に演算を行なうことができる。
なお、上述した実施の形態においては、座標群生成の処理において、各層毎の部材の複数の点(点群)のうちから始点として、X座標が最も小さい点のうちY座標が最も小さい点を設定したが、これに限定されず、例えば、他の適宜の点を始点としてもよい。
また、上述した実施の形態においては、座標群生成の処理において、点群の始点以外の他の点のうちから、角度の大きい順に点を抽出するとしたが、これに限定されず、例えば、角度の小さい順に、いわば反時計回りに、点を抽出してもよい。
なお、上述した実施の形態においては、外郭線算出の処理において、複数の図形(断面図形)のうちから基準図形として、X座標が最も小さい位置に存在する図形のうちY座標が最も小さい位置に存在する図形を設定したが、これに限定されず、例えば、他の適宜の図形を基準図形としてもよい。
また、上述した実施の形態においては、外郭線算出の処理において、複数の図形(断面図形)のうちから交差図形を時計回りの順序で抽出するとしたが、これに限定されず、例えば反時計回りの順序で抽出してもよい。
なお、本発明の一実施形態に係る外郭データ生成装置10は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびCPUにより構成され、外郭データ生成装置10の機能を実現するためのプログラム(データ更新用のプログラム)をメモリにロードして実行することによりその機能を実現するものであってもよい。
また、上述した本発明に係るプログラムをコンピュータ読みとり可能な記憶媒体に記憶して、この記憶媒体に記憶されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより外郭データの生成を行ってもよい。なお、ここで言うコンピュータシステムとはOSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、コンピュータ読みとり可能な記憶媒体とは、DVD、メモリカード等の可搬記憶媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを言う。さらに、コンピュータ読みとり可能な記憶媒体とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記憶されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
10…外郭データ生成装置、11…入出力部、12…データ取得部、13…座標抽出部、14…座標群生成部、15…外郭線算出部、16…ソリッドモデル生成部、17…外郭モデル算出部

Claims (9)

  1. 構造体を構成する複数の部材を空間座標で規定した座標データから、前記構造体を複数層に分割して得られる各層に対して設定した所定断面での前記部材の複数の点の座標を抽出する座標抽出手段と、
    前記座標抽出手段によって抽出された前記複数の点の座標を図形単位の複数の座標群に区分する座標群生成手段と、
    前記座標群生成手段によって生成された前記複数の座標群に対応する複数の図形を合成して合成図形を生成し、該合成図形の外郭線を算出する外郭線算出手段と、
    前記外郭線算出手段によって算出された前記外郭線と前記層の厚さとを用いてソリッドモデルを生成するソリッドモデル生成手段と、
    前記複数層に対して前記ソリッドモデル生成手段によって生成された複数の前記ソリッドモデルを用いて前記構造体の外郭モデルを算出する外郭モデル算出手段と、
    を備えることを特徴とする外郭データ生成装置。
  2. 前記座標データは、前記部材の直線または曲線からなる辺の始点座標および終点座標の情報を含み、
    前記座標群生成手段は、隣り合う前記点同士の座標が同一の前記辺上に存在するようにして図形単位で前記複数の点を時計回りまたは反時計回りに配列することを特徴とする請求項1に記載の外郭データ生成装置。
  3. 前記外郭線算出手段は、複数の交点を有する前記図形同士において、前記複数の点の配列に前記交点を追加し、前記交点にて前記図形を切り替えつつ前記図形同士の前記複数の点および前記交点の配列を合成することを特徴とする請求項2に記載の外郭データ生成装置。
  4. 前記構造体が建築物である場合に前記外郭線の算出対象となる前記層に対して前記所定方向で隣り合う層に屋根と床と天井とのうち少なくとも何れかの部材が存在するか否かを判定する判定手段を備え、
    前記判定手段によって前記何れかの部材が存在しないと判定された場合に、
    前記外郭線算出手段は、前記外郭線の算出対象となる前記層に対して前記合成図形の生成を禁止することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の外郭データ生成装置。
  5. 前記判定手段によって前記何れかの部材が存在しないと判定された場合に、
    前記ソリッドモデル生成手段は、前記複数の図形と前記層の厚さとを用いて前記ソリッドモデルを生成することを特徴とする請求項4に記載の外郭データ生成装置。
  6. 前記ソリッドモデル生成手段は、前記層における前記部材の辺に対応した形状の前記ソリッドモデルを生成することを特徴とする請求項2から請求項5の何れか1つに記載の外郭データ生成装置。
  7. 前記ソリッドモデル生成手段は、前記層における前記部材の辺が曲線からなる場合に、該曲線を直線に近似することを特徴とする請求項6に記載の外郭データ生成装置。
  8. 構造体を構成する複数の部材を空間座標で規定した座標データから、前記構造体を複数層に分割して得られる各層に対して設定した所定断面での前記部材の複数の点の座標を抽出する第1のステップと、
    前記第1のステップによって抽出された前記複数の点の座標を図形単位の複数の座標群に区分する第2のステップと、
    前記第2のステップによって生成された前記複数の座標群に対応する複数の図形を合成して合成図形を生成し、該合成図形の外郭線を算出する第3のステップと、
    前記第3のステップによって算出された前記外郭線と前記層の厚さとを用いてソリッドモデルを生成する第4のステップと、
    前記複数層に対して前記第4のステップによって生成された複数の前記ソリッドモデルを用いて前記構造体の外郭モデルを算出する第5のステップと、
    を備えることを特徴とする外郭データ生成方法。
  9. 構造体の外郭モデルを算出する外郭データ生成装置が備えるコンピュータに、
    構造体を構成する複数の部材を空間座標で規定した座標データから、前記構造体を複数層に分割して得られる各層に対して設定した所定断面での前記部材の複数の点の座標を抽出する座標抽出ステップと、
    前記座標抽出ステップにおいて抽出された前記複数の点の座標を図形単位の複数の座標群に区分する座標群生成ステップと、
    前記座標群生成ステップにおいて生成された前記複数の座標群に対応する複数の図形を合成して合成図形を生成し、該合成図形の外郭線を算出する外郭線算出ステップと、
    前記外郭線算出ステップにおいて算出された前記外郭線と前記層の厚さとを用いてソリッドモデルを生成するソリッドモデル生成ステップと、
    前記複数層に対して前記ソリッドモデル生成ステップにおいて生成された複数の前記ソリッドモデルを用いて前記構造体の外郭モデルを算出する外郭モデル算出ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
JP2012145493A 2012-06-28 2012-06-28 外郭データ生成装置および外郭データ生成方法およびプログラム Active JP5919111B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012145493A JP5919111B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 外郭データ生成装置および外郭データ生成方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012145493A JP5919111B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 外郭データ生成装置および外郭データ生成方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014010543A true JP2014010543A (ja) 2014-01-20
JP5919111B2 JP5919111B2 (ja) 2016-05-18

Family

ID=50107234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012145493A Active JP5919111B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 外郭データ生成装置および外郭データ生成方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5919111B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112464308A (zh) * 2020-11-10 2021-03-09 杭州群核信息技术有限公司 一种基于异形空间的快速建模和设计方法
CN115270250A (zh) * 2022-07-19 2022-11-01 中国建筑西南设计研究院有限公司 基于bim的基础大样详图的自动校审方法、系统及介质

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11185060A (ja) * 1997-12-19 1999-07-09 Fujitsu Ltd 階層化ポリゴンデータ生成装置及び方法及び当該階層化ポリゴンデータを用いる三次元リアルタイム映像生成装置及び方法
JP2001022959A (ja) * 1999-07-09 2001-01-26 Minolta Co Ltd モデリング方法及び装置
JP2006301601A (ja) * 2005-03-23 2006-11-02 Zenrin Co Ltd 地図データ生成装置
JP2006331177A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Dainippon Printing Co Ltd 表面にパイプを有する物体の三次元形状データの作成装置および作成方法
JP2008102843A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Ntt Facilities Inc 建物立体データ生成装置及び建物立体データ生成方法ならびにそのプログラムと記録媒体
JP2010033185A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Fujitsu Ltd 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2011150667A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Fujitsu Ltd 情報検索装置、情報検索プログラム及び情報検索方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11185060A (ja) * 1997-12-19 1999-07-09 Fujitsu Ltd 階層化ポリゴンデータ生成装置及び方法及び当該階層化ポリゴンデータを用いる三次元リアルタイム映像生成装置及び方法
JP2001022959A (ja) * 1999-07-09 2001-01-26 Minolta Co Ltd モデリング方法及び装置
JP2006301601A (ja) * 2005-03-23 2006-11-02 Zenrin Co Ltd 地図データ生成装置
JP2006331177A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Dainippon Printing Co Ltd 表面にパイプを有する物体の三次元形状データの作成装置および作成方法
JP2008102843A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Ntt Facilities Inc 建物立体データ生成装置及び建物立体データ生成方法ならびにそのプログラムと記録媒体
JP2010033185A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Fujitsu Ltd 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2011150667A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Fujitsu Ltd 情報検索装置、情報検索プログラム及び情報検索方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112464308A (zh) * 2020-11-10 2021-03-09 杭州群核信息技术有限公司 一种基于异形空间的快速建模和设计方法
CN115270250A (zh) * 2022-07-19 2022-11-01 中国建筑西南设计研究院有限公司 基于bim的基础大样详图的自动校审方法、系统及介质
CN115270250B (zh) * 2022-07-19 2023-04-28 中国建筑西南设计研究院有限公司 基于bim的基础大样详图的自动校审方法、系统及介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP5919111B2 (ja) 2016-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107358649B (zh) 地形文件的处理方法和装置
CN110286387A (zh) 应用于自动驾驶系统的障碍物检测方法、装置及存储介质
CN106408604A (zh) 一种点云数据的滤波方法及装置
CN104077446B (zh) 从数字化三维模型中提取二维电气施工图的方法及系统
KR101425576B1 (ko) 정밀한 광역 축척 모형 제작을 위한 3차원 데이터 획득 및 가공 방법
CN114177613B (zh) 导航网格更新方法、装置、设备及计算机可读存储介质
CN113920184B (zh) 多边形简化方法、装置、设备及计算机可读存储介质
JP2019512121A5 (ja)
CN110657804B (zh) 室内位置服务
CN105336004A (zh) 一种曲面模型创建方法及装置
CN104941180A (zh) 一种2d游戏的碰撞检测方法和装置
CN110070616A (zh) 存储器、基于gis平台的统计数据呈现方法、装置和设备
CN116036604B (zh) 数据处理方法、装置、计算机及可读存储介质
US20160332385A1 (en) Apparatus and method for generating bitmap of 3-dimensional model
KR20230164545A (ko) 3D 기하 객체 정보를 이용한 CityGML 기반의 빌딩 객체 정보 생성 방법, 빌딩 객체 정보 생성 시스템, 이를 위한 컴퓨터 프로그램
CN109669751A (zh) 一种输入框的绘制方法、装置、终端及计算机存储介质
JP5919111B2 (ja) 外郭データ生成装置および外郭データ生成方法およびプログラム
JP2009003846A5 (ja)
JP6274962B2 (ja) 情報処理装置、制御方法、プログラム及び記録媒体
US20140347373A1 (en) Method of generating terrain model and device using the same
KR101623502B1 (ko) 계층적 공간 분할 구조의 부분 업데이트 장치 및 방법
CN102769720B (zh) 一种增强画面显示效果的方法
JP7231036B2 (ja) メッシュ構造設備検出装置、メッシュ構造設備検出方法、及びプログラム
CN115063560A (zh) 一种运动状态下三维目标实时追踪方法及系统
US10691845B2 (en) Data driven shrinkage compensation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5919111

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250