JP2014010059A - 検電器 - Google Patents

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Hirobumi Murota
博文 室田
Minoru Sakai
実 酒井
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Hokuriku Electric Power Co
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Abstract

【課題】 雨天、湿潤状況にあっても、感電事故や短絡事故を起こす事無く、安全な検電作業が行える検電器の提供。
【解決手段】 被検部における通電又は充電を検知する検電部1と、当該検電部1を手元より離隔した箇所に至らしめる伸長部2と、当該伸長部2に連結し作業者による保持を受ける操作部3とからなり、前記伸長部2は、その略全長に亘って絶縁性水切り鍔5を通電部―通電部間又は通電部―接地体間の間隔未満の間隔で複数備えることを特徴とする検電器。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被検物の通電や充電を検知するための検電器に関する。
配電設備の保守点検作業や設備工事、又は高圧作業停電時の復旧工事等、各種作業に際しては、送電線やその周辺設備等必要箇所の通電検査(検電)を行う事としており、一般的に、開閉器操作位置から長尺検電器を用いた検電が行われている。
例えば、下記特許文献に記載の検電器は、対地アース間に形成される閉回路や浮遊静電容量等により被検物から検知子を介して流れる静電誘導電流を検出し、その検出信号に基づいて非検物の充電状態を検知するものである。また、これらの検電器は、伸縮自在に構成されており、それによって、高所と低所双方の検電が可能となる他、縮小させた場合と伸長させた場合との検知結果の相違を防止する措置を施したものも紹介されている(例えば、下記特許文献2又は3参照)。
更に、従来の長尺検電器は、竿全体又はもち手部分が絶縁素材で作られており、検電時における感電事故を防止する措置が施されている他、乾燥時における絶縁耐力及び絶縁抵抗等の試験が行われる等の措置が施されている。
一方、雨天時等の湿潤状態においては、検電器の材質が本来持つ絶縁性を超越して、湿潤状態固有の導電性を発揮することから、湿潤時における検電時の安全性が保障されない状況にあり、雨天時での耐電圧性能の低下により作業者の感電災害事故の発生が危惧される。
しかしながら、湿潤時においても、高圧作業停電の復旧作業は行われることから、湿潤時にあっても感電事故に対して十分に安全性を確保できる構成を持った検電器の要請が強く、乾燥時についても、先端部を充電部に接触させた状態で本体の一部がアーム等の接地体や他充電部と接触すること等が原因で必要な沿面距離が確保できない場合にあっては、地絡や短絡による事故発生も懸念される(図5参照)。
特開2001−208781号公報 特開2002−243772号公報 特開2002−148287号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、雨天、湿潤状況にあっても、感電事故や短絡事故を起こす事無く、安全な検電作業が行える検電器の提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明による検電器は、被検部における通電又は充電を検知する検電部と、当該検電部を手元より離隔した箇所に至らしめる伸長部と、当該伸長部に連結し作業者による保持を受ける操作部とからなり、前記伸長部は、その略全長に亘って絶縁性水切り鍔を通電部(その機能上その機能を奏するために求められる量の電荷を蓄え、又はその機能上その機能を奏するために求められる量の電荷が流通する設備)相互間又は通電部―接地体間の間隔未満の間隔で複数備えることを特徴とする。
前記伸長部は、複数の中空材を伸縮自在に連結した構造としてもよく、その際、前記水切り鍔は、各々の内径に応じて、又はその他の連結手段を用いて、通電部相互間又は通電部―接地体間の間隔未満の間隔で前記伸長部の側面に定着する構造を採ることができ、伸長部の表面に撥水加工を施すこともできる。
尚、前記水切り鍔は、検電時において他の設備や樹木等との抵触を回避すべく先窄まりの形態を採用しても良い。
以上の如く、本発明による検電器によれば、複数の水切り鍔による凹凸が伸長部の側面に形成されることによって、伸長部の沿面距離が延びるのみならず、水切り鍔の傘下において雨滴の繋がりを絶つことによって、漏洩電流を遮断することができる。
また、絶縁性水切り鍔を通電部相互間又は通電部―接地体間の間隔未満の間隔で複数備える構造によって、配電設備での検電作業上で想定し得る充電部相互間、通電部―接地体間のあらゆる接触パターンに対応した地絡及び短絡の防止が可能となる。
本発明による検電器の実施態様例を示す説明図である。 本発明による検電器の一例を示す側面図である。 本発明による伸縮自在な検電器の一例を示す要部縦断面図である。 本発明による検電器の検電部の一例を示すブロック図である。 従来の検電器の使用に伴う短絡事故及び地絡事故の一例を示す説明図である。
以下、本発明による検電器の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1に示す例は、被検部における通電又は充電を検知する検電部1と、当該検電部1を手元より離隔した箇所(例えば、低所から高所)に至らしめる伸長部2と、当該伸長部2に連結し作業者による保持を受ける操作部3とからなる(図2参照)。
前記伸長部2は、絶縁素材からなる棒体であって、複数の中空材4を伸縮自在に連結してなる。当該伸長部2を構成する各中空材4は、芯に近いもの程径が細く、外側の中空材4の先端部に、その内側の中空材4の末端部を繋ぎ止め得る様に先細り形状に成形されている。
各中空材4の表面は、撥水性を備えるべくテフロン(登録商標)加工等による表面処理が施されている。
最も外側の最も太い中空材4は、その基端部に前記操作部3と連結するための連結ネジ14を備える。
前記伸長部2は、その略全長に亘って、送配電設備の通電部―通電部間又は通電部―接地体間の間隔未満の間隔で、前記伸長部2の側面に定着する水切り鍔5を複数備える。
当該例では、検電部1の末端から150mm間隔で七個の水切り鍔5を備える(図2参照)。
各水切り鍔5は、ゴム等の絶縁素材からなり、側方から見て先窄まりとなった傘状の外形を備え、各々に設けられた孔6の内径は、前記伸長部2の先に定着されるもの程、径が小さく設定され、当該内径に応じた位置において各々の摺動が止められ、当該孔6を挿通する中空材4の側面へ圧着されることとなる(図3参照)。
前記水切り鍔5の間隔は、経験上、検電器1が通電部相互又は通電部―接地体(作業者の身体を含む)に同時に接触したとしても、いかなる天候下であっても、短絡や地絡事故及び感電災害事故を発生させない間隔を採用したものである。
150mm間隔とは、6kV配電設備での検電作業上で想定し得る、通電部―接地体間及び通電部相互のあらゆる接触パターンに対応した間隔及び個数の一例である。
前記操作部3は、絶縁素材からなる中空体であって、作業者が握る部分や、作業者の身体に触れる部分には、絶縁性を有したゴムを素材とした滑り止め7を被着する。当該滑り止め7は、雨天において滑ることの無いように適度な凹凸を付し、又は表面に撥水層を被着する等の滑り止め加工を施す。前記伸長部2と連結する先端部の端面には、当該伸長部2のネジ穴と螺合するネジ穴15を備える。
個々で示す検電器の前記伸長部2や操作部3を構成する中空材4は、ガラス繊維と樹脂を組み合わせ、強度に優れ軽量で絶縁性にもすぐれたFRP(Fiber Reinforced Plastics)製である。
前記検電部1は、検電器の最先端に露出して被検部1に接する検知子8と、被検部―アース間の浮遊静電容量から静電誘導電流を検出する検電回路9と、当該静電誘導電流に基づいてアラームを鳴らす報知手段10とで構成される(図4参照)。これらは、絶縁性を持った筐体11の内部に収納し、前記伸長部2の先端部に固定する。
当該検電部1と伸長部2との間、及び当該伸長部2における隣接する水切り鍔5,5間相互の間は、それぞれ耐電圧性能が与えられている。
本発明による検電器1は以上の如く構成され、伸長部2を伸ばし、水切り鍔5を所定の位置に固定した上で、例えば、図1の如く電柱12の最高位に架設された高電圧線13の検電作業を行うことができる。
当該検電器によれば、開閉器操作位置から検電する作業性と携帯の便を確保しつつ、相異なる高電圧線相互間、相異なるアーム間、高電圧線―アーム間のいずれの間に、前記伸長部2が意図せず渡し掛けられた場合においても、渡し掛けられた設備や物、相互の間に少なくとも一個の水切り鍔5が介在し、渡し掛けられた部分の沿面距離を延ばす他、前記伸長部2の表面の撥水性とも相俟って、当該伸長部の沿面の水流を遮断する。
その結果、前記伸長部2の表面を介した漏洩電流を防止し、地絡や短絡や感電災害事故を防止することができる。
1 検電部,2 伸長部,3 操作部,4 中空材,
5 水切り鍔,6 孔,7 滑り止め,
8 検知子,9 検電回路,10 報知手段,11 筐体,
12 電柱,13 高電圧線,
14 連結ネジ,15 ネジ穴,

Claims (2)

  1. 被検部における通電又は充電を検知する検電部と、当該検電部を手元より離隔した箇所に至らしめる伸長部と、当該伸長部に連結し作業者による保持を受ける操作部とからなり、
    前記伸長部は、その略全長に亘って絶縁性水切り鍔を通電部―通電部間又は通電部―接地体間の間隔未満の間隔で複数備えることを特徴とする検電器。
  2. 前記伸長部は、複数の中空材を伸縮自在に連結してなり、
    前記水切り鍔は、各々の内径に応じて通電部―通電部間又は通電部―接地体間の間隔未満の間隔で前記伸長部の側面に定着することを特徴とする前記請求項1に記載の検電器。
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