JP2014007774A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザが、多機能機をAPに容易に無線接続させることができる技術を提供すること。
【解決手段】 多機能機10は、2個のAP50,60から2個のProbe Response信号を取得する。各Probe Response信号は、対応するAPのSSIDを含む。ユーザは、AP50のSSIDとAP60のSSIDとの中から、1個のSSIDを選択する。多機能機10は、選択済みSSIDに対応する選択済みAPから取得されたProbe Response信号に、WPSのPBC方式をサポートしていることを示す情報が含まれるのか否かを判断する。ここで肯定的に判断される場合に、多機能機10は、WPSのPBC方式で無線設定を実行する。
【選択図】 図1

Description

本明細書では、無線通信装置をアクセスポイントに無線接続させるための技術を開示する。
無線通信装置をアクセスポイントに無線接続させるための手法として、自動無線設定モードと、非自動無線設定モードと、が知られている。自動無線設定モードの一例として、WPS(Wi-Fi Protected Setup)、AOSS(Airstation One-touch Secure System;登録商標)、SES(Secure Easy Setup;登録商標)等を挙げることができる。自動無線設定モードでは、無線通信装置は、通常、アクセスポイントに現在設定されている無線プロファイル(認証方式、暗号化方式等)をアクセスポイントから取得し、当該無線プロファイルを用いてアクセスポイントと無線接続する。また、非自動無線設定モードでは、ユーザは、通常、アクセスポイントに現在設定されている無線プロファイルを予め調査し、当該無線プロファイルを用いてアクセスポイントと無線接続するように無線通信装置に指示を与える。ユーザは、自動無線設定モードを利用する場合には、アクセスポイントに現在設定されている無線プロファイルを予め調査する必要がないために、非自動無線設定モードと比べると、無線通信装置をアクセスポイントに容易に無線接続させることができる。
特開2005−176021号公報
しかしながら、自動無線設定モードを利用するためには、ユーザは、無線通信装置が無線接続されるべきアクセスポイント(以下では「特定のアクセスポイント」と呼ぶ)が自動無線設定モードをサポートしているのか否かを予め調査した上で、自動無線設定モードの実行の指示を無線通信装置に与える必要がある。無線通信に関する知識が乏しいユーザが、この種の調査を実行して上記の指示を与えるのは困難である。このような状況では、ユーザが、非自動無線設定モードの実行の指示を無線通信装置に与える可能性もあるが、上述したように、非自動無線設定モードを利用して無線通信装置を特定のアクセスポイントに無線接続させるのは、より困難である。即ち、無線通信に関する知識が乏しいユーザにとって、無線通信装置をアクセスポイントに無線接続させるのは困難である。
本明細書では、ユーザが、無線通信装置をアクセスポイントに容易に無線接続させることができる技術を提供する。
本明細書では、無線通信装置を開示する。この無線通信装置は、取得部と判断部と無線設定実行部とを備える。取得部は、1個以上のアクセスポイントのそれぞれから、当該アクセスポイントに対応するネットワーク識別情報を含むアクセスポイント情報を取得する。判断部は、1個以上のアクセスポイントから取得された1個以上のネットワーク識別情報の中から、無線通信装置が無線接続されるべき特定のアクセスポイントに対応する特定のネットワーク識別情報が、ユーザによって選択される場合に、特定のアクセスポイントから取得された特定のアクセスポイント情報に、特定のアクセスポイントが自動無線設定モードをサポートしていることを示すサポート情報が含まれるのか否かを判断する。無線設定実行部は、特定のアクセスポイント情報にサポート情報が含まれると判断される第1の場合に、自動無線設定モードに従って無線設定を実行する。
上記の無線通信装置は、ユーザによって特定のネットワーク識別情報が選択される場合、即ち、ユーザによって特定のアクセスポイントが選択される場合に、特定のアクセスポイントが自動無線設定モードをサポートしているのか否かを判断する。そして、肯定的に判断される第1の場合に、無線通信装置は、自動無線設定モードに従って無線設定を実行する。従って、ユーザは、選択対象の特定のアクセスポイントが自動無線設定モードをサポートしているのか否かを事前に調査しなくても、仮に、選択対象の特定のアクセスポイントが自動無線設定モードをサポートしていれば、自動無線設定モードを利用して無線通信装置を特定のアクセスポイントに無線接続させることができる。このために、ユーザは、無線通信装置を特定のアクセスポイントに容易に無線接続させることができる。
無線設定実行部は、第1の場合に、無線設定実行部が自動無線設定モードに従って無線設定を実行すべきか否かをユーザに選択させるための第1のメッセージを含む第1の画面データを、表示部に供給する第1の画面データ供給部を備えていてもよい。無線設定実行部は、第1の場合において、無線設定実行部が自動無線設定モードに従って無線設定を実行すべきことがユーザによって選択される第2の場合に、自動無線設定モードに従って無線設定を実行してもよい。この構成によると、無線通信装置は、ユーザが自動無線設定モードを利用することを望む場合に、自動無線設定モードに従って無線設定を実行することができる。
第1の場合において、特定のアクセスポイント情報内のサポート情報は、特定のアクセスポイントがサポートしている自動無線設定モードの設定方式を示す方式情報を含んでいてもよい。無線設定実行部は、第1の場合に、特定のアクセスポイント情報内のサポート情報に含まれる方式情報が示す設定方式で無線設定を実行してもよい。この構成によると、第1の場合に、特定のアクセスポイントがサポートしている自動無線設定モードの設定方式で、適切に無線設定を実行することができる。なお、上記の設定方式は、PBC方式を含んでいてもよい。
第1の場合において、特定のアクセスポイント情報内のサポート情報は、特定のアクセスポイントがサポートしている自動無線設定モードの2個以上の設定方式を示す2個以上の方式情報を含んでいてもよい。無線設定実行部は、第1の場合に、2個以上の設定方式の中から1個の設定方式をユーザに選択させるための第2のメッセージを含む第2の画面データを、表示部に供給する第2の画面データ供給部を備えていてもよい。無線設定実行部は、第1の場合において、2個以上の設定方式の中から1個の設定方式がユーザによって選択される第3の場合に、選択済みの1個の設定方式で無線設定を実行してもよい。この構成によると、無線通信装置は、ユーザが望む、特定のアクセスポイントがサポートしている自動無線設定モードの設定方式で、適切に無線設定を実行することができる。なお、上記の2個以上の設定方式は、PBC方式と、PINコード方式と、を含んでいてもよい。
無線通信装置は、1個以上のアクセスポイントから取得された1個以上のアクセスポイント情報を用いて、1個以上のネットワーク識別情報の中から1個のネットワーク識別情報をユーザに選択させるための選択画面を示す選択画面データを生成し、選択画面データを表示部に供給する選択画面データ供給部をさらに備えていてもよい。選択画面データ供給部は、選択画面に含まれる第1種のネットワーク識別情報と第2種のネットワーク識別情報とが、ユーザによって区別可能な状態で表示されるように、選択画面データを生成してもよい。ここで、第1種のネットワーク識別情報は、自動無線設定モードをサポートしている第1種のアクセスポイントから取得されるネットワーク識別情報であってもよい。第2種のネットワーク識別情報は、自動無線設定モードをサポートしていない第2種のアクセスポイントから取得されるネットワーク識別情報であってもよい。この構成によると、ユーザは、選択画面に含まれる各ネットワーク識別情報に対応する各アクセスポイントが、自動無線設定モードをサポートしているのか否かを把握した上で、特定のネットワーク識別情報(即ち特定のアクセスポイント)を選択することができる。
なお、上記の無線通信装置の機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記憶媒体も新規で有用である。
実施例の無線通信システムの構成を示す。 第1実施例の多機能機が実行する処理のフローチャートを示す。 図2の続きのフローチャートを示す。 第2実施例の多機能機が実行する処理のフローチャートを示す。 図4の続きのフローチャートを示す。
(第1実施例)
(システムの構成)
図面を参照して実施例を説明する。図1に示すように、無線通信システム2は、多機能機10と、複数個のアクセスポイント50,60(以下では「アクセスポイント」のことを「AP」と呼ぶ)と、PC70と、を備える。多機能機10は、PC70の周辺機器である。各AP50,60は、一対のデバイス(例えば多機能機10及びPC70)の間の無線通信を中継する。PC70は、AP50に無線接続されている。多機能機10は、後述の無線設定(即ち無線のセキュリティ設定)を実行することにより、複数個のAP50,60のいずれかに無線接続される。なお、本実施例では、「無線接続」という用語を、以下の意味として使用する。即ち、デバイスがAP(例えばAP50)に無線接続されている状態では、当該デバイスは、当該APを介して、他のデバイスと通信することが可能である。一方において、デバイスがAPに無線接続されていない状態では、当該デバイスは、当該APと無線通信(例えば後述のProbe Request信号、Probe Response信号等の無線通信)を実行することが可能であるが、当該APを介して、他のデバイスと通信することができない。
(多機能機10の構成)
多機能機10は、印刷機能及びスキャン機能を含む多機能を実行可能である。多機能機10は、操作部12と、表示部14と、無線インターフェイス16と、制御部20と、を備える。各部12,14,16,20は、バス線18に接続されている。なお、多機能機10は、さらに、図示省略の印刷実行部、スキャン実行部を備える。操作部12は、複数のキーによって構成されている。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な情報を多機能機10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。無線インターフェイス16は、多機能機10が無線通信を実行するためのインターフェイスである。
制御部20は、CPU22と、メモリ24と、を備える。メモリ24は、ROM、RAM等によって構成されている。メモリ24は、プログラム26を格納している。CPU22は、メモリ24に格納されているプログラム26に従って、様々な処理を実行する。CPU22がプログラム26に従って処理を実行することによって、取得部30、判断部32、無線設定実行部34、及び、選択画面データ供給部40の各機能が実現される。なお、無線設定実行部34は、第1及び第2の画面データ供給部36,38を備える。
メモリ24は、無線プロファイル格納領域28を備える。無線プロファイル格納領域28は、多機能機10がAP(例えばAP50)に無線接続するための無線プロファイル(例えば、認証方式、暗号化方式、無線パスワード(WEPキー(Wired Equivalent Privacy Key)、パスフレーズ等))を格納するための領域である。なお、多機能機10の出荷段階では、無線プロファイル格納領域28には、無線プロファイルが格納されていない。制御部20が後述の無線設定を実行することにより、無線プロファイル格納領域28に無線プロファイルが格納される。
(無線設定のためのモード)
制御部20は、自動無線設定モード又は非自動無線設定モードに従って、無線設定を実行する。多機能機10は、Wi-Fi Allianceによって策定されたWPSの自動無線設定モードをサポートしている。特に、多機能機10は、WPSのPBC(Push Button Configuration)方式及びPIN(Personal Identification Number)コード方式をサポートしている。
(PBC方式)
PBC方式は、多機能機10の操作部12に所定の操作が加えられ、かつ、多機能機10が無線接続されるべきAP(以下では「特定のAP」と呼ぶ)に設けられている所定のボタンが操作される場合に、WPSの無線通信(上記の特定のAPに現在設定されている無線プロファイルを上記の特定のAPから多機能機10に送信するための通信)が開始される方式である。より具体的に説明すると、ユーザは、WPSのPBC方式を利用することを望む場合に、上記の特定のAPがWPSのPBC方式をサポートしているのか否かを予め調査する。例えば、ユーザは、上記の特定のAPのためのマニュアルを見ることによって、上記の調査を実行する。上記の特定のAPがWPSのPBC方式をサポートしていることが確認された場合に、ユーザは、無線設定のためのメニュー画面が多機能機10の表示部14に表示されている状態で、操作部12を操作することによって、自動無線設定モード及び非自動無線設定モードの中から自動無線設定モードを選択する。さらに、ユーザは、操作部12を操作することによって、PBC方式及びPINコード方式の中からPBC方式を選択する。次いで、ユーザは、上記の特定のAPに設けられている上記の所定のボタンを操作する。この結果、多機能機10と上記の特定のAPとの間で、WPSの無線通信が開始される。
多機能機10の無線設定実行部34(図1参照)は、WPSの無線通信を実行することによって、無線設定を実行する。より具体的には、無線設定実行部34は、WPSの無線通信の過程で、上記の特定のAPに現在設定されている無線プロファイル(即ち、上記の特定のAPが現在動作している無線プロファイル)を、上記の特定のAPから取得して、無線プロファイル格納領域28に格納する。
(PINコード方式)
PINコード方式は、多機能機10の操作部12に所定の操作が加えられ、かつ、多機能機10によって生成されるPINコードがユーザによって上記の特定のAPに入力される場合に、WPSの無線通信が開始される方式である。より具体的に説明すると、ユーザは、WPSのPINコード方式を利用することを望む場合には、上記の特定のAPがWPSのPINコード方式をサポートしているのか否かを予め調査する。次いで、ユーザは、無線設定のためのメニュー画面において自動無線設定モードを選択し、続いて、PBC方式及びPINコード方式の中からPINコード方式を選択する。この場合、無線設定実行部34は、予め決められた手法でPINコードを生成し、当該PINコードを表示部14に表示させる。ユーザは、表示部14に表示されたPINコードを、上記の特定のAPに入力する。例えば、ユーザは、PC70を用いて上記の特定のAPに内蔵されているWEBサーバにアクセスし、当該WEBサーバから供給されるWEB画面上でPINコードを入力する。上記の特定のAPにPINコードが正しく入力された場合には、多機能機10と上記の特定のAPとの間で、WPSの無線通信が実行される。その後の処理は、PBC方式の場合と同様である。
(非自動無線設定モード)
後で詳しく説明するが、非自動無線設定モードは、WPSを利用せずに、無線設定を実行するためのモードである。上述したように、WPSの自動無線設定モードを利用するためには、ユーザは、上記の特定のAPがWPSをサポートしているのか否かを調査して、無線設定のためのメニュー画面において自動無線設定モードを選択する必要がある。しかしながら、無線通信の知識が乏しいユーザにとって、上記の調査を実行して、自動無線設定モードの選択を実行するのは困難である。このようなユーザは、上記の特定のAPがWPSをサポートしているにも関わらず、無線設定のためのメニュー画面において、自動無線設定モードを選択せずに、非自動無線設定モードを選択する可能性がある。メニュー画面において非自動無線設定モードが選択されると、図2及び図3のフローチャートの処理が開始される。
(多機能機10が実行する処理)
次いで、図2及び図3の処理の内容を説明する。なお、以下では、AP50がWPSのPBC方式及びPINコード方式の両方をサポートしており、AP60がWPSをサポートしていない場合を例として、図2及び図3の処理の内容を説明する。まず、S10において、取得部30(図1参照)は、無線I/F16を制御して、無線通信のための複数のチャンネル(即ち周波数帯)の中から1個のチャンネルを順次選択し、順次選択されたチャンネルを順次利用して、Probe Request信号を順次送信する。なお、各AP50,60は、Probe Request信号を受信した際に、Probe Request信号の応答であるProbe Response信号を多機能機10に送信する。この結果、S12において、取得部30は、1個以上のAP(本実施例では2個のAP50,60)から、1個以上のProbe Response信号を取得する。S12で取得された1個以上のProbe Response信号のそれぞれは、当該Probe Response信号の送信元のAPに対応するSSID(Service Set Identifier)を含む。
次いで、S14において、判断部32(図1参照)は、S12で取得された1個以上のProbe Response信号のうちの1個のProbe Response信号(以下では「対象のProbe Response信号」と呼ぶ)を解析する。具体的に言うと、S14では、判断部32は、対象のProbe Response信号に含まれる各種の情報を読み込む。次いで、S16において、判断部32は、WPSのPBC方式をサポートしていることを示す情報(以下では「第1種の情報」と呼ぶ)が、対象のProbe Response信号に含まれるのか否かを判断する。即ち、S16では、判断部32は、対象のProbe Response信号の送信元のAPが、WPSのPBC方式をサポートしているのか否かを判断する。
上述したように、AP50は、WPSのPBC方式及びPINコード方式をサポートしている。従って、対象のProbe Response信号がAP50から取得された信号である場合には、対象のProbe Response信号は、WPSをサポートしていることを示すInformation Elementを含む。さらに、このInformation Elementは、WPSのPBC方式をサポートしていることを示す第1種の情報と、WPSのPINコード方式をサポートしていることを示す第2種の情報と、を含む。従って、対象のProbe Response信号がAP50から取得された信号である場合には、S16でYESと判断される。この場合、S18において、制御部20は、対象のProbe Response信号に含まれるSSID(即ちAP50のSSID)と、サポートフラグと、を対応付けて、メモリ24に記憶させる。
一方において、AP60は、WPSをサポートしていない。従って、対象のProbe Response信号がAP60から取得された信号である場合には、対象のProbe Response信号は、WPSをサポートしていることを示すInformation Elementを含まない。この場合、対象のProbe Response信号は、上記の第1種の情報も含まない。従って、対象のProbe Response信号がAP60から取得された信号である場合には、S16でNOと判断される。この場合、S20において、制御部20は、対象のProbe Response信号に含まれるSSID(即ちAP60のSSID)と、非サポートフラグと、を対応付けて、メモリ24に記憶させる。
S18又はS20を終えると、S22に進む。S22では、判断部32は、S12で取得された全てのProbe Response信号について、S14〜S20の処理が実行されたのか否かを判断する。ここでNOの場合、判断部32は、S14に戻って、S14〜S20の処理が未だに実行されていない1個のProbe Response信号を解析する。
全てのProbe Response信号について処理が実行された場合(S22でYESの場合)には、S24において、選択画面データ供給部40(図1参照)は、S12で取得された1個以上のProbe Response信号を用いて、選択画面100を示す選択画面データを生成する。具体的に言うと、S24では、選択画面データ供給部40は、S12で取得された各Probe Response信号に含まれるSSIDのリストを含む選択画面100を示す選択画面データを生成する。さらに、S24では、選択画面データ供給部40は、生成した選択画面データを表示部14に供給する。本実施例では、選択画面100は、AP50のSSID(AAA・・・)と、AP60のSSID(BBB・・・)と、を含む。ユーザは、操作部12を操作することによって、2個のSSIDの中から、多機能機10が無線接続されるべき1個のAPに対応する1個のSSIDを選択することができる。ユーザによって1個のSSIDが選択されると、図3のS30に進む。なお、以下では、図2のS24でユーザによって選択された1個のSSIDのことを「選択済みSSID」と呼び、選択済みSSIDに対応するAPのことを「選択済みAP」と呼ぶ。
上述したように、APがWPSのPBC方式をサポートしている場合には、当該APのSSIDとサポートフラグとが対応付けられた情報がメモリ24に記憶され(図2のS18参照)、APがWPSのPBC方式をサポートしていない場合には、当該APのSSIDと非サポートフラグとが対応付けられた情報がメモリ24に記憶される(図2のS20参照)。図3のS30では、判断部32は、メモリ24の記憶内容を参照することによって、選択済みSSIDにサポートフラグが対応付けられているのか否かを判断する。ここでYESの場合に、S34に進み、NOの場合に、S32に進む。
S32(選択済みSSIDに非サポートフラグが対応付けられている場合)では、無線設定実行部34は、非WPS(即ちWPS以外の手法)に従って無線設定を実行する。具体的に言うと、無線設定実行部34(図1参照)は、多機能機10がサポートしている複数種類の認証方式の中から1種類の認証方式をユーザに選択させるための画面を表示部14に表示させる。ユーザは、操作部12を操作することによって、1種類の認証方式を選択する。次いで、無線設定実行部34は、多機能機10がサポートしている複数種類の暗号化方式の中から1種類の暗号化方式をユーザに選択させるための画面を表示部14に表示させる。ユーザは、操作部12を操作することによって、1種類の暗号化方式を選択する。さらに、無線設定実行部34は、無線パスワード(WEPキー、パスフレーズ等)が必要な認証方式及び暗号化方式の組合せが選択された場合には、無線パスワードをユーザに入力させるための画面を表示部14に表示させる。ユーザは、操作部12を操作することによって、無線パスワードを入力する。無線設定実行部34は、ユーザによって選択された無線プロファイル(認証方式、暗号化方式、無線パスワード)を無線プロファイル格納領域28に格納する。これにより、S32の非WPSに従った無線設定が終了する。
なお、ユーザは、多機能機10を選択済みAPに適切に無線接続させるためには、S32において、選択済みAPに現在設定されている認証方式及び暗号化方式(即ち選択済みAPが現在動作している認証方式及び暗号化方式)を選択する必要がある。また、ユーザは、S32において、選択済みAPに現在設定されている無線パスワードを入力する必要がある。S32を終えると、図2及び図3のフローチャートの処理が終了する。
S34(選択済みSSIDにサポートフラグが対応付けられている場合)では、第1の画面データ供給部36(図1参照)は、選択済みAPがWPSをサポートしていることを示すメッセージ102aと、WPSに従った無線設定を実行すべきか否かをユーザに選択させるためのメッセージ102bと、を含む画面データを表示部14に供給する。この結果、確認画面102が表示部14に表示される。ユーザは、操作部12を操作することによって、WPSに従った無線設定を多機能機10に実行させるのか否かを選択することができる。
次いで、S34において、制御部20は、確認画面102において、ユーザが、「キャンセル」を示すボタンと、「実行」を示すボタンと、のどちらを選択したのかを判断する。ユーザによって「キャンセル」を示すボタンが選択された場合には、制御部20は、S36でYESと判断し、上記のS32に進む。この場合、無線設定実行部34は、非WPSに従って無線設定を実行する。
一方において、ユーザによって「実行」を示すボタンが選択された場合には、制御部20は、S36でNOと判断し、S38に進む。S38では、制御部20は、選択済みAPのWPSボタンを操作することをユーザに促すメッセージ104aを含む画面データを表示部14に供給する。この結果、指示画面104が表示部14に表示される。ユーザは、指示画面104内のメッセージ104aに従って、選択済みAPのWPSボタンを操作する。なお、ユーザは、選択済みAPのWPSボタンを操作した後に、指示画面104において、「ボタンを押した」を示すボタンを選択する。
次いで、S40において、制御部20は、指示画面104において、ユーザが、「キャンセル」を示すボタンと、「ボタンを押した」を示すボタンと、のどちらを選択したのかを判断する。ユーザによって「キャンセル」を示すボタンが選択された場合には、制御部20は、S40でYESと判断し、上記のS32に進む。この場合、無線設定実行部34は、非WPSに従って無線設定を実行する。
一方において、ユーザによって「ボタンを押した」を示すボタンが選択された場合には、制御部20は、S40でNOと判断し、S42に進む。S42では、無線設定実行部34は、WPSのPBC方式に従って無線設定を実行する。WPSのPBC方式の無線設定については、既に述べているために、ここでの説明を省略する。S42を終えると、図2及び図3のフローチャートの処理が終了する。
なお、上記したように、S32で実行される非WPSに従った無線設定は、選択済みAPと無線接続するために多機能機10が利用すべき無線プロファイル(認証方式、暗号化方式、無線パスワード)を、ユーザの指示(ユーザの選択操作、ユーザの入力操作等)に従って決定して、無線プロファイル格納領域28に格納する処理であると言える。これに対し、S42で実行されるWPSに従った無線設定は、選択済みAPと無線接続するために多機能機10が利用すべき無線プロファイルを、選択済みAPから取得して、無線プロファイル格納領域28に格納する処理であると言える。
図2及び図3のフローチャートが終了すると、多機能機10が利用すべき無線プロファイルが無線プロファイル格納領域28に格納される。図1では図示省略しているが、制御部20は、図3のS32又はS42で無線プロファイル格納領域28内に格納された無線プロファイルを用いて、多機能機10を選択済みAPに無線接続させるための通信(即ち選択済みAPが多機能機10の認証を実行するための通信)を実行する通信実行部を備える。図3のS32又はS42において、適切な無線プロファイルが格納された場合には、多機能機10が選択済みAPに無線接続される。例えば、多機能機10とAP50とが無線接続された状態では、多機能機10は、AP50を介して、PC70と通信することができる。例えば、制御部20は、PC70から、AP50を介して、印刷データを受信することができる。この場合、制御部20は、印刷データに従って、印刷を実行する。また、例えば、制御部20は、スキャン実行部(図示省略)によって生成されるスキャンデータを、AP50を介して、PC70に送信することができる。
第1実施例の無線通信システム2について詳しく説明した。多機能機10は、図2の選択画面100において、1個のSSID(即ち選択済みSSID)がユーザによって選択される場合に、選択済みAPがWPSのPBC方式をサポートしているのか否かを判断する(図3のS30)。ここで肯定的に判断される場合(図3のS30でYESの場合)に、多機能機10は、WPSのPBC方式に従って無線設定を実行する(図3のS42)。即ち、本実施例では、多機能機10は、無線設定のためのメニュー画面において非自動無線設定モードが選択されても(即ち非自動無線設定モードの実行の指示が与えられても)、WPSのPBC方式をサポートしているAP50が選択されると、自動無線設定モード(WPSのPBC方式)に従って無線設定を実行する。
上述したように、無線通信の知識が乏しいユーザは、多機能機10をAP50に無線接続させることを望む場合に、AP50がWPSをサポートしているにも関わらず、無線設定のためのメニュー画面において、非自動無線設定モードを選択する可能性がある。このような場合でも、ユーザは、図2の選択画面100においてAP50を選択すれば、WPSのPBC方式を利用して多機能機10をAP50に無線接続させることができる。従って、ユーザは、AP50のWPSのサポートの有無に関する調査を実行して、無線設定のためのメニュー画面において自動無線設定モードを選択しなくても(自動無線設定モードの実行の指示を与えなくても)、WPSのPBC方式を利用して多機能機10をAP50に無線接続させることができる。このために、ユーザは、多機能機10をAP50に容易に無線接続させることができる。
また、本実施例では、多機能機10は、選択済みAPから取得されたProbe Response信号に、PBC方式をサポートしていることを示す情報が含まれる場合(図3のS30でYESの場合)、即ち、選択済みAPがWPSのPBC方式をサポートしている場合に、WPSのPBC方式で無線設定を実行する。従って、多機能機10は、選択済みAPがサポートしているWPSのPBC方式で、適切に無線設定を実行することができる。
第1実施例の各要素と本発明の各要素との対応関係を記載しておく。多機能機10が「無線通信装置」の一例である。また、Probe Response信号、SSIDが、それぞれ、「アクセスポイント情報」、「ネットワーク識別情報」の一例である。また、WPSをサポートしていることを示すInformation Elementに含まれる上記の第1種の情報(WPSのPBC方式をサポートしていることを示す情報)が、「サポート情報」及び「方式情報」の一例である。また、図3の確認画面102内のメッセージ102a,102bが「第1のメッセージ」の一例であり、図3のS34で表示部14に供給される画面データが「第1の画面データ」の一例である。また、図3のS30でYESの場合、図3のS36でNOの場合が、それぞれ、「第1の場合」、「第2の場合」の一例である。
(第2実施例)
第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例では、無線設定のためのメニュー画面において非自動無線設定モードが選択される場合に、図2及び図3のフローチャートの処理に代えて、図4及び図5のフローチャートの処理が実行される。なお、本実施例でも、AP50がWPSのPBC方式及びPINコード方式の両方をサポートしており、AP60がWPSをサポートしていない場合を例にして、図4及び図5の処理の内容を説明する。
図4のS110〜S114は、図2のS10〜S14と同様である。S115では、判断部32は、対象のProbe Response信号に、WPSをサポートしていることを示すInformation Elementが含まれるのか否かを判断する。即ち、S115では、判断部32は、対象のProbe Response信号の送信元のAPが、WPSをサポートしているのか否かを判断する。対象のProbe Response信号がAP50から取得された信号である場合には、対象のProbe Response信号は、WPSをサポートしていることを示すInformation Element(以下では「特定のIE」と呼ぶ)を含む。従って、対象のProbe Response信号がAP50から取得された信号である場合には、S115でYESと判断され、S116に進む。
S116では、判断部32は、対象のProbe Response信号内の上記の特定のIEに、WPSのPINコード方式をサポートしていることを示す第2種の情報が含まれるのか否かを判断する。対象のProbe Response信号がAP50から取得された信号である場合には、上記の特定のIEに第2種の情報が含まれるために、S116でYESと判断される。この場合、S117において、制御部20は、対象のProbe Response信号に含まれるSSID(即ちAP50のSSID)と、PINコード方式サポートフラグと、を対応付けて、メモリ24に記憶させる。なお、WPSをサポートしている公知のAPは、通常、PINコード方式をサポートしている。従って、S116では、通常、YESと判断される。
S117を終えた場合、又は、S116でNOの場合には、S118において、判断部32は、対象のProbe Response信号内の上記の特定のIEに、WPSのPBCコード方式をサポートしていることを示す第1種の情報が含まれるのか否かを判断する。対象のProbe Response信号がAP50から取得された信号である場合には、上記の特定のIEに第1種の情報が含まれるために、S118でYESと判断される。この場合、S119において、制御部20は、対象のProbe Response信号に含まれるSSID(即ちAP50のSSID)と、PBC方式サポートフラグと、を対応付けて、メモリ24に記憶させる。
また、S115でNOの場合には、S120において、制御部20は、図2のS20と同様に、対象のProbe Response信号に含まれるSSID(即ちAP60のSSID)と、非サポートフラグと、を対応付けて、メモリ24に記憶させる。なお、S122は、図2のS22と同様である。S122を終えると、S124に進む。
S124は、図2のS24とほぼ同様であるが、AP50のSSIDとAP60のSSIDとをユーザによって区別可能な状態で表示されるように、選択画面データが生成される点において、図2のS24と異なる。即ち、選択画面データ供給部40は、選択画面データを生成する際に、PINコード方式サポートフラグとPBC方式サポートフラグとの少なくとも一方が対応付けられたSSID(即ちAP50のSSID)に対して、「WPSサポート」という文字列110aを付加し、非サポートフラグが対応付けられたSSID(即ちAP60のSSID)に対して、「WPS非サポート」という文字列110bを付加する。この結果、図4の選択画面110が表示される。ユーザは、各SSIDに対応する各AP50,60がWPSをサポートしているのか否かを把握した上で、1個のSSIDを選択することができる。ユーザによって1個のSSIDが選択されると、図5のS130に進む。
図5のS130では、判断部32は、メモリ24の記憶内容を参照することによって、PINコード方式サポートフラグとPBC方式サポートフラグとの少なくとも一方が選択済みSSIDに対応付けられているのか否かを判断する。ここでYESの場合、S134に進み、NOの場合、S132に進む。
S132で実行される非WPSに従った無線設定は、図3のS32と同様である。また、S134では、第1の画面データ供給部36及び第2の画面データ供給部38(図1参照)が協働して、画面データを表示部14に供給する。この結果、確認画面112が表示部14に表示される。なお、S132で供給される画面データは、図3のメッセージ102a,102bと同様のメッセージ112a,112bを含む。さらに、PINコード方式サポートフラグとPBC方式サポートフラグとの両方が選択済みSSIDに対応付けられている場合には、S132では、第2の画面データ供給部38は、PINコード方式とPBC方式との中から1個の設定方式をユーザに選択させるためのメッセージ112cを含む画面データを生成する。ユーザは、操作部12を操作することによって、PINコード方式とPBC方式との中から1個の設定方式を選択することができる。なお、PINコード方式サポートフラグとPBC方式サポートフラグとの一方のみが選択済みSSIDに対応付けられている場合には、S132では、図3の確認画面102と同様の画面を示す画面データが生成される。
次いで、制御部20は、確認画面112において、ユーザが、「キャンセル」を示すボタンと、「PBC方式を実行」を示すボタンと、「PINコード方式を実行」を示すボタンと、のいずれを選択したのかを判断する(S136)。ユーザによって「キャンセル」を示すボタンが選択された場合には、制御部20は、S136でYESと判断し、S132に進む。この場合、無線設定実行部34は、非WPSに従って無線設定を実行する。
ユーザによって「PBC方式を実行」を示すボタンが選択された場合には、制御部20は、S136でNOと判断し、次いで、S137でYESと判断し、S138に進む。S138〜S142は、図3のS38〜S42と同様である。
ユーザによって「PINコード方式を実行」を示すボタンが選択された場合には、制御部20は、S136でNOと判断し、次いで、S137でNOと判断し、S144に進む。S144では、無線設定実行部34は、WPSのPINコード方式で無線設定を実行する。WPSのPINコード方式の無線設定については、第1実施例で既に述べているために、ここでの説明を省略する。
本実施例によると、選択済みAPがPINコード方式及びPBC方式の両方をサポートしている場合に、ユーザは、所望の設定方式を選択することができる。多機能機10は、ユーザが望む設定方式でWPSの無線設定を実行することができる。
なお、本実施例では、WPSをサポートしていることを示すInformation Element(即ち上記の特定のIE)が、「サポート情報」の一例である。上記の第1種の情報及び第2種の情報が、「方式情報」の一例である。図5の確認画面112内の2個のボタン112cが、「第2のメッセージ」の一例である。図5のS134で表示部14に供給される画面データのうち、文字列112a,112bを含む部分データ、2個のボタン112cを含む部分データが、それぞれ、「第1の画面データ」、「第2の画面データ」の一例である。AP50、AP60が、それぞれ、「第1種のアクセスポイント」、「第2種のアクセスポイント」の一例である。AP50のSSID、AP60のSSIDが、それぞれ、「第1種のネットワーク識別情報」、「第2種のネットワーク識別情報」の一例である。図5のS130でYESの場合、図5のS136でNOの場合が、それぞれ、「第1の場合」、「第3の場合」の一例である。
なお、無線設定のためのメニュー画面において自動無線設定モードが選択され、かつ、WPSのPBC方式が選択される場合には、図2,図4の選択画面100,110に示されるようなSSIDの選択(即ちAPの選択)が、ユーザによって実行されない。即ち、所定のボタン(WPSボタン)が操作されたAPが、多機能機10とWPSの無線通信を実行するための対象のAPになる。同様に、無線設定のためのメニュー画面において自動無線設定モードが選択され、かつ、WPSのPINコード方式が選択される場合にも、SSIDの選択が、ユーザによって実行されない。即ち、PINコードが入力されたAPが、多機能機10とWPSの無線通信を実行するための対象のAPになる。
即ち、通常のWPSのPBC方式及びPINコード方式では、ユーザによってSSIDが選択(指定)されない。より一般的に言うと、通常の自動無線設定モードでは、ユーザによってSSIDが選択されない。これに対し、通常の非自動無線設定モード(即ち無線設定のためのメニュー画面において非自動無線設定モードが選択される場合)では、ユーザによってSSIDが選択(指定)される(図2のS24、図4のS124参照)。上記の各実施例(図2〜図5)では、ユーザによってSSIDが選択された後(図2のS24、図4のS124の後)に、自動無線設定モードに従った無線設定が実行される(図3のS42、図5のS142,S144参照)。
(変形例1)上記の各実施例の技術は、多機能機10のみならず、PC、移動体通信端末、サーバ、プリンタ、スキャナ、電話機、ファクシミリ等の他の無線通信装置にも適用することができる。
(変形例2)上記の各実施例では、図2〜図5の各画面100〜104,110,112が表示される表示部の一例として、多機能機10の表示部14が利用されているが、これに代えて、多機能機10に有線(例えばUSBケーブルやLANケーブル)で接続された外部装置(例えばPC)の表示部が利用されてもよい。
(変形例3)多機能機10は、図2のS10及びS12の処理を終えると、取得済みの1個以上のProbe Response信号を、外部装置に供給してもよい。この場合、外部装置が、図2のS14〜S24、図3のS30、S34〜S40の処理を実行してもよい。なお、この場合の図2のS24、図3のS34,S38では、外部装置は、外部装置内の表示部に各画面100,102,104を表示させてもよい。さらに、外部装置は、図3のS30でNOの場合に、外部装置の表示部に所定の画面を表示させることにより、無線プロファイルをユーザによって指定させてもよい。この場合、外部装置は、ユーザによって指定された無線プロファイルを多機能機10に供給してもよい。多機能機10の無線設定実行部34は、外部装置から取得される無線プロファイルを、無線プロファイル格納領域28に格納することによって、非WPSに従った無線設定を実行してもよい。また、外部装置は、図3のS40でNOの場合に、WPSのPBC方式で無線設定を実行するように(図3のS42を実行するように)、多機能機10に指示してもよい。本変形例では、取得部30と無線設定実行部34の一部とが多機能機10内に設けられ、判断部32と無線設定実行部34の一部(第1及び第2の画面データ供給部36,38)と選択画面データ供給部40とが外部装置内に設けられる。即ち、本変形例では、多機能機10と外部装置とが、「無線通信装置」の一例である。なお、第2実施例についても、本変形例と同様の構成に変形することができる。
(変形例4)図2のS16では、判断部32は、対象のProbe Response信号に、WPSをサポートしていることを示すInformation Element(以下では「特定のIE」と呼ぶ)が含まれ、かつ、上記の特定のIEに、PBC方式をサポートしていることを示す第1種の情報が含まれる場合に、YESと判断する。これに代えて、図2のS16では、判断部32は、対象のProbe Response信号に、上記の特定のIEが含まれる場合に、YESと判断してもよい。即ち、判断部32は、PBC方式のサポートの有無を判断しなくてもよい。本変形例では、図3のS42では、無線設定実行部34は、WPSのPINコード方式で無線設定を実行してもよいし、WPSのPBC方式で無線設定を実行してもよい。本変形例では、上記の特定のIEが、「サポート情報」の一例である。
(変形例5)上記の実施例では、無線設定実行部34は、自動無線設定モードとしてWPSを利用しているが、その代わりに、自動無線設定モードとしてAOSS(登録商標)又はSES(登録商標)を利用してもよい。
(変形例6)図3のS32及び図5のS132の非WPSでは、無線設定実行部34は、多機能機10が利用すべき認証方式及び暗号化方式を、ユーザの指示に従って決定する。これに代えて、例えば、特開2010−87908号公報、特開2010−87909号公報に開示されている以下の手法(以下では「オールチャレンジの手法」と呼ぶ)を採用してもよい。即ち、無線設定実行部34は、多機能機10がサポートしている認証方式及び暗号化方式の複数個の組合せの中から1個の組合せを選択し、選択した組合せを示す組合せ情報を選択済みAPに送信し、選択した組合せが選択済みAPに現在設定されていることを示すOK情報と、選択した組合せが選択済みAPに現在設定されていないことを示すNG情報と、のどちらかを選択済みAPから取得する。なお、オールチャレンジの手法でも、上記の各実施例と同様の手法で表示される選択画面100,110(図2,図4参照)において、ユーザがSSIDを選択することによって、選択済みAPが決定される。無線設定実行部34は、OK情報が取得される場合には、選択した組合せを、多機能機10が利用すべき認証方式及び暗号化方式として決定する。また、無線設定実行部34は、NG情報が取得される場合には、OK情報が取得されるまで、上記の複数個の組合せの中から他の1個の組合せを選択して、組合せ情報を選択済みAPに再送信する処理を繰り返す。オールチャレンジの手法を採用すれば、ユーザは、非自動無線設定モードを利用する場合に、選択済みAPに現在設定されている認証方式及び暗号化方式の組合せを予め調査せずに済むために、多機能機10を選択済みAPに容易に無線接続させることができる。
なお、オールチャレンジの手法でも、ユーザは、選択済みAPに現在設定されている無線パスワードを、多機能機10に入力する必要がある。従って、オールチャレンジの手法と上記の各実施例の非WPSの手法(図2のS32及び図5のS132)とのいずれでも、非自動無線設定モードは、「多機能機10(無線通信装置)が利用すべき無線プロファイルを構成する少なくとも1種類の情報を、ユーザの指示に従って決定するモード」であると言うことができる。これに対し、自動無線設定モードは、「多機能機10(無線通信装置)が利用すべき無線プロファイルを構成する全種類の情報を、ユーザの指示を受けることなく決定するモード」であると言うことができる。
また、オールチャレンジの手法と上記の各実施例の非WPSの手法とのいずれでも、選択済みAPに設定されている無線プロファイルが、選択済みAPから取得されない。従って、非自動無線設定モードは、「選択済みAPから無線プロファイルを取得せずに、多機能機10(無線通信装置)が利用すべき無線プロファイルを決定するモード」であると言うことができる。これに対し、自動無線設定モードは、「選択済みAPから無線プロファイルを取得して、取得済みの無線プロファイルを、多機能機10(無線通信装置)が利用すべき無線プロファイルとして決定するモード」であると言うことができる。
(変形例7)上記の各実施例では、自動無線設定モードの設定方式として、PBC方式とPINコード方式とを採用している。ただし、自動無線設定モードの設定方式は、他の方式(例えばUSBメモリを利用する方式、NFC(Near Field Communication)を利用する方式等)であってもよい。
USBメモリを利用する方式では、例えば、選択済みAPに現在設定されている無線プロファイルが、PC等の外部装置(いわゆるRegistrar)に格納されている場合に、ユーザは、USBメモリを外部装置のUSBインターフェイスに挿入する。これにより、当該USBメモリに無線プロファイルが格納される。次いで、ユーザは、当該USBメモリを多機能機10のUSBインターフェイス(図示省略)に挿入する。これにより、無線設定実行部34は、当該USBメモリから無線プロファイルを取得することができる。
NFCを利用する方式では、例えば、選択済みAPと多機能機10とを近づけることによって、選択済みAPと多機能機10との間でNFCが実行される。NFCの過程で、無線設定実行部34は、選択済みAPに現在設定されている無線プロファイルを、選択済みAPから取得することができる。
(変形例8)上記の図4のS124の処理では、AP50のSSIDとAP60のSSIDの両方に対して文字列110a,110bが付加される。これに代えて、AP50のSSIDとAP60のSSIDの一方のみに、対応する文字列110a,110bが付加されてもよい。また、文字列110a,110bを付加せずに、AP50のSSIDとAP60のSSIDとを異なる態様(異なる色、異なるサイズ等)で表示させてもよい。本変形例でも、AP50のSSIDとAP60のSSIDとが、ユーザによって区別可能な状態で表示される。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:無線通信システム、10:多機能機、20:制御部、28:無線プロファイル格納領域、50,60:アクセスポイント(AP)、100,110:選択画面、102,112:確認画面、104:指示画面

Claims (8)

  1. 無線通信装置であって、
    1個以上のアクセスポイントのそれぞれから、当該アクセスポイントに対応するネットワーク識別情報を含むアクセスポイント情報を取得する取得部と、
    前記1個以上のアクセスポイントから取得された1個以上のネットワーク識別情報の中から、前記無線通信装置が無線接続されるべき特定のアクセスポイントに対応する特定のネットワーク識別情報が、ユーザによって選択される場合に、前記特定のアクセスポイントから取得された特定のアクセスポイント情報に、前記特定のアクセスポイントが自動無線設定モードをサポートしていることを示すサポート情報が含まれるのか否かを判断する判断部と、
    前記特定のアクセスポイント情報に前記サポート情報が含まれると判断される第1の場合に、前記自動無線設定モードに従って無線設定を実行する無線設定実行部と、
    を備える無線通信装置。
  2. 前記無線設定実行部は、
    前記第1の場合に、前記無線設定実行部が前記自動無線設定モードに従って前記無線設定を実行すべきか否かを前記ユーザに選択させるための第1のメッセージを含む第1の画面データを、表示部に供給する第1の画面データ供給部を備え、
    前記無線設定実行部は、前記第1の場合において、前記無線設定実行部が前記自動無線設定モードに従って前記無線設定を実行すべきことが前記ユーザによって選択される第2の場合に、前記自動無線設定モードに従って前記無線設定を実行する、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記第1の場合において、前記特定のアクセスポイント情報内の前記サポート情報は、前記特定のアクセスポイントがサポートしている前記自動無線設定モードの設定方式を示す方式情報を含み、
    前記無線設定実行部は、前記第1の場合に、前記特定のアクセスポイント情報内の前記サポート情報に含まれる前記方式情報が示す前記設定方式で前記無線設定を実行する、請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記設定方式は、PBC方式を含む、請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記第1の場合において、前記特定のアクセスポイント情報内の前記サポート情報は、前記特定のアクセスポイントがサポートしている前記自動無線設定モードの2個以上の設定方式を示す2個以上の方式情報を含み、
    前記無線設定実行部は、
    前記第1の場合に、前記2個以上の設定方式の中から1個の設定方式を前記ユーザに選択させるための第2のメッセージを含む第2の画面データを、表示部に供給する第2の画面データ供給部を備え、
    前記無線設定実行部は、前記第1の場合において、前記2個以上の設定方式の中から前記1個の設定方式が前記ユーザによって選択される第3の場合に、選択済みの前記1個の設定方式で前記無線設定を実行する、請求項1から3のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  6. 前記2個以上の設定方式は、PBC方式と、PINコード方式と、を含む、請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記1個以上のアクセスポイントから取得された1個以上のアクセスポイント情報を用いて、前記1個以上のネットワーク識別情報の中から1個のネットワーク識別情報を前記ユーザに選択させるための選択画面を示す選択画面データを生成し、前記選択画面データを表示部に供給する選択画面データ供給部をさらに備え、
    前記選択画面データ供給部は、前記選択画面に含まれる第1種のネットワーク識別情報と第2種のネットワーク識別情報とが、前記ユーザによって区別可能な状態で表示されるように、前記選択画面データを生成し、
    前記第1種のネットワーク識別情報は、前記自動無線設定モードをサポートしている第1種のアクセスポイントから取得されるネットワーク識別情報であり、
    前記第2種のネットワーク識別情報は、前記自動無線設定モードをサポートしていない第2種のアクセスポイントから取得されるネットワーク識別情報である、請求項1から6のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  8. 無線通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記無線通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    1個以上のアクセスポイントのそれぞれから、当該アクセスポイントに対応するネットワーク識別情報を含むアクセスポイント情報を取得する取得処理と、
    前記1個以上のアクセスポイントから取得された1個以上のネットワーク識別情報の中から、前記無線通信装置が無線接続されるべき特定のアクセスポイントに対応する特定のネットワーク識別情報が、ユーザによって選択される場合に、前記特定のアクセスポイントから取得された特定のアクセスポイント情報に、前記特定のアクセスポイントが自動無線設定モードをサポートしていることを示すサポート情報が含まれるのか否かを判断する判断処理と、
    前記特定のアクセスポイント情報に前記サポート情報が含まれると判断される第1の場合に、前記自動無線設定モードに従って無線設定を実行する無線設定実行処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
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