JP2014007651A - 電子機器、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに関するデータの測定を行うときに消費される電力をできるだけ抑えること。
【解決手段】1つの態様において、電子機器(例えば、携帯電話1)は、通話に用いられる電子機器であって、気体に含まれる物質を検出するセンサと、通話機能の実行中である場合、前記センサを有効な状態にするコントローラとを有する。例えば、携帯電話1は、通話アプリケーション9Bが実行中である場合には、嗅覚センサ7を稼動させる(有効な状態とする)。一方で、携帯電話1は、通話アプリケーション9Bが停止中である場合には、嗅覚センサ7を稼動させない(無効な状態とする)。
【選択図】図5

Description

本出願は、電子機器、制御方法及び制御プログラムに関する。
近年、ニオイの原因物質を測定する技術を様々な産業分野に応用するための利用した研究開発が進められ、既に多くが実用化され始めている。例えば、特許文献1には、飲酒運転の防止を図ることを目的として、ユーザの呼気に含まれるアルコール量を、ユーザが所持する携帯電話に接続されたデバイスにより測定するシステムが開示されている。医療分野では、呼気に含まれる二酸化炭素濃度に基づいてピロリ菌の存在を検出する為の装置なども実用化されている。
特開2005−122673号公報
ところで、携帯電話には、多種多様な機能が搭載されるようになり、それに伴う電力消費が問題となっている。仮に、ユーザに関するデータとして、ニオイの原因物質などを測定するための機能を携帯電話に搭載する場合には、省電力化を図かりつつ、測定データを取得する仕組みが求められる。
上記のことから、ユーザに関するデータの測定を行うときに消費される電力をできるだけ抑えることができる電子機器、制御方法及び制御プログラムに対する必要性がある。
1つの態様に係る電子機器は、通話に用いられる電子機器であって、気体に含まれる物質を検出するセンサと、通話機能の実行中である場合、前記センサを有効な状態にするコントローラとを有する。
1つの態様に係る制御方法は、通話に用いられる電子機器によって実行される制御方法であって、通話機能の実行中であるか否かを判定するステップと、通話機能の実行中であると判定した場合に、気体に含まれる物質を検出するセンサを有効な状態にするステップとを含む。
1つの態様に係る制御プログラムは、通話に用いられる電子機器に、通話機能の実行中であるか否かを判定するステップと、通話機能の実行中であると判定した場合に、気体に含まれる物質を検出するセンサを有効な状態にするステップとを実行させる。
図1は、実施形態に係る携帯電話1の正面図である。 図2は、実施形態に係る携帯電話1のA−A断面図である。 図3は、実施形態に係る携帯電話1のB−B断面図である。 図4は、実施形態に係る携帯電話1のC−C断面図である。 図5は、実施形態1に係る携帯電話のブロック図である。 図6は、実施形態1に係る携帯電話による処理手順の一例を示す図である。 図7は、実施形態1に係る通話アプリケーションの実行状態と嗅覚センサの稼動状態との関係を示す図である。 図8は、実施形態1に係る携帯電話による処理手順の一例を示す図である。 図9は、実施形態2に係る通話アプリケーションの実行状態と嗅覚センサの稼動状態との関係を示す図である。 図10は、実施形態3に係る携帯電話による処理手順の一例を示す図である。 図11は、実施形態3に係る通話アプリケーションの実行状態と嗅覚センサの稼動状態との関係を示す図である。 図12は、実施形態4に係る携帯電話による処理手順の一例を示す図である。 図13は、実施形態4に係る通話アプリケーションの実行状態と嗅覚センサの稼動状態との関係を示す図である。 図14は、実施形態5に係る携帯電話による処理手順の一例を示す図である。 図15は、実施形態5に係る通話アプリケーションの実行状態と嗅覚センサの稼動状態との関係を示す図である。 図16は、実施形態6に係る携帯電話による処理手順の一例を示す図である。 図17は、実施形態6に係る通話アプリケーションの実行状態と嗅覚センサの稼動状態との関係を示す図である。
本発明を実施するための実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、電子機器の例として、携帯電話について説明する。
図1〜図4を参照しながら、以下に説明する実施形態に係る携帯電話の物理的な構成について説明する。図1は、実施形態に係る携帯電話1の正面図である。図2は、実施形態に係る携帯電話1のA−A断面図である。図3は、実施形態に係る携帯電話1のB−B断面図である。図4は、実施形態に係る携帯電話1のC−C断面図である。
図1〜図4に示すように、携帯電話1は、筺体40を有する。筺体40は、複数の面41〜46を有し、それらの面の内側及び外側で各種の部品を保持する。携帯電話1の面41は、開口部41a及び開口部41bを有する。開口部41aは、通話時に利用者の音声を取り込むために設けられる。開口部41bは、通話時に相手の音声を外部に出力するために設けられる。このため、開口部41a及び開口部41bは、通話時に開口部41aが利用者の口の近くに位置し、開口部41bが利用者の耳の近くに位置するように、一方が面41の一方の端部に設けられ、もう一方が他方の端部に設けられる。
開口部41bの内部には、スピーカ11が配設される。スピーカ11は、出力する音が開口部41bから外部に放出される向きで配設される。スピーカ11は、主に、通話中の音声を出力する用途で用いられる場合、レシーバと呼ばれることがある。
開口部41aの内部には、例えば、図4に示すように、嗅覚センサ7及びマイク8が、近接して配設される。嗅覚センサ7は、開口部41aから取り込まれる気体に含まれる物質が好適に検出される向きで配設される。具体的には、図3及び図4に示すように、嗅覚センサ7は、矢印A2が示す向きで取り込まれる気体に含まれる物質が好適に検出される向きで配設される。マイク8は、開口部41aを通じて伝わる音声が好適に検出される向きで配設される。具体的には、図2及び図4に示すように、マイク8は、矢印A2と平行な矢印A1が示す向きで伝わる音声が好適に検出される向きで配設される。
このように、嗅覚センサ7は、マイク8の近傍に配設される。さらに、嗅覚センサ7及びマイク8は、開口部41aに対向する位置に配設される。このため、利用者が通話時にマイク8が声を取得しやすいように開口部41aを口の近くにもっていくと、利用者の呼気は、マイク8だけでなく、嗅覚センサ7へも到達する。その結果、利用者の呼気に含まれる物質が、嗅覚センサ7によって検出される。
このような構成により、携帯電話1は、通話を行われる場合に、利用者が通話のための操作以外の動作を特に行わなくても、利用者の呼気に含まれる物質を検出し、各種の判定に用いることができる。すなわち、携帯電話1は、非侵襲かつ無意識に、利用者の呼気に含まれる物質を検出することができる。このような効果を得るための構成は、図1から図4に示した構成に限定されない。より一般的には、少なくとも、嗅覚センサ7が、マイク8の近傍に配設されていればよい。
(実施形態1)
図5を参照しながら、実施形態1に係る携帯電話1の機能的な構成について説明する。図5は、実施形態1に係る携帯電話のブロック図である。図5に示すように、携帯電話1は、ディスプレイ2と、ボタン3と、照度センサ4と、近接センサ5と、通信ユニット6と、マイク8と、ストレージ9と、コントローラ10と、スピーカ11と、カメラ12と、姿勢検出ユニット15と、バイブレータ18と、タッチスクリーン21とを備える。
ディスプレイ2は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro−Luminescence Display)、又は無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro−Luminescence Display)等の表示デバイスを備える。ディスプレイ2は、文字、画像、記号、及び図形等を表示する。
ボタン3は、利用者からの操作入力を受け付ける。ボタン3の数は、単数であっても、複数であってもよい。
照度センサ4は、携帯電話1の周囲光の照度を検出する。照度は、光の強さ、明るさ、又は輝度を示す。照度センサ4は、例えば、ディスプレイ2の輝度の調整に用いられる。
近接センサ5は、近隣の物体の存在を非接触で検出する。近接センサ5は、磁界の変化又は超音波の反射波の帰還時間の変化等に基づいて物体の存在を検出する。近接センサ5は、例えば、ディスプレイ2が顔に近づけられたことを検出する。照度センサ4及び近接センサ5は、一つのセンサとして構成されていてもよい。照度センサ4は、近接センサとして用いられてもよい。
通信ユニット6は、無線により通信する。通信ユニット6によってサポートされる通信方式は、無線通信規格である。無線通信規格として、例えば、2G、3G、4G等のセルラーフォンの通信規格がある。セルラーフォンの通信規格として、例えば、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、PHS(Personal Handy−phone System)等がある。無線通信規格として、さらに、例えば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)、NFC(Near Field Communication)、WPAN(Wireless Personal Area Network)等がある。WPANの通信規格には、例えば、ZigBee(登録商標)がある。通信ユニット6は、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。
嗅覚センサ7は、気体に含まれる物質を検出する。例えば、嗅覚センサ7は、気体に含まれ特定の物質の濃度を測定する。嗅覚センサ7は、匂いセンサ又は呼気センサと呼ばれることもある。嗅覚センサ7が検出する物質には、各種の化学物質が含まれる。嗅覚センサ7が検出する物質には、例えば、口臭の程度の判定、飲酒の判定、ストレスの診断、がん等の疾病の早期発見等に用いられる物質が含まれる。嗅覚センサ7が検出する物質は、人の嗅覚では検出不能であるが、例えば、犬の嗅覚では検出可能な物質であってもよい。嗅覚センサ7は、複数の物質を選択的に検出することができるように構成されてもよい。嗅覚センサ7は、気体に含まれる物質の検出結果をコントローラ10に送出しても良いし、気体に含まれる特定の物質の濃度などの測定データを、コントローラ10に送り出してもよい。嗅覚センサ7から測定データがコントローラ10に送り出される構成の場合、コントローラ10側で、物質の検出判定を実行する。
嗅覚センサ7は、表面弾性波(SAW:Surface Acoustic Wave)デバイスとして構成されてもよい。表面弾性波デバイスは、低電力化及び高集積化に有利であり、そのため、バッテリで駆動され、小型化が求められる携帯電話に備えるのに好適である。
マイク8は、音入力部である。マイク8は、入力される音を電気信号へ変換し、コントローラ10に送り出す。マイク8は、例えば、通話中にユーザから発生された音声を入力した場合、音信号の音圧レベルをコントローラ10に送り出す。
ストレージ9は、プログラム及びデータを記憶する。ストレージ9は、コントローラ10の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。ストレージ9は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non−transitory)な記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。ストレージ9は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
ストレージ9に記憶されるプログラムには、フォアグランド又はバックグランドで実行されるアプリケーションと、アプリケーションの動作を支援する制御プログラムとが含まれる。アプリケーションは、例えば、ディスプレイ2に画面を表示させ、タッチスクリーン21によって検出されるジェスチャに応じた処理をコントローラ10に実行させる。制御プログラムは、例えば、OSである。アプリケーション及び制御プログラムは、通信ユニット6による無線通信又は非一過的な記憶媒体を介してストレージ9にインストールされてもよい。
ストレージ9は、例えば、制御プログラム9A、通話アプリケーション9B、及び設定データ9Zを記憶する。通話アプリケーション9Bは、無線通信による通話のための通話機能を提供する。設定データ9Zは、携帯電話1の動作に関連する各種の設定及び処理に関する情報を含む。例えば、設定データ9Zには、嗅覚センサが有効な状態であるか否かを管理するための嗅覚センサ管理情報などが含まれる。
制御プログラム9Aは、携帯電話1を稼働させるための各種制御に関する機能を提供する。制御プログラム9Aは、例えば、通信ユニット6及びマイク8等を制御することによって、通話を実現させる。制御プログラム9Aが提供する機能は、通話アプリケーション9B等の他のプログラムが提供する機能と組み合わせて利用されることがある。
さらに、制御プログラム9Aには、通話機能の実行中である場合、嗅覚センサ7を有効な状態にする機能が含まれる。少なくとも、通話アプリケーション9Bにより提供される機能が実行されている場合、通話機能の実行中と判断する。例えば、通話アプリケーション9Bにより提供される機能が実行されている状態には、ユーザの操作に伴って、通話に関する操作を行うためのユーザインタフェースがディスプレイ2に表示されている状態が含まれる。通話アプリケーション9Bにより提供される機能が実行されている状態には、着信をユーザに報知する着信画面がディスプレイに表示されている状態が含まれる。通話アプリケーション9Bにより提供される機能が実行されている状態には、例えば、ユーザインタフェース上で実行されるユーザの発信操作に伴って確立された電話接続を介して通話に関する処理が開始されてから、通話に関する処理が終了されるまでの状態が含まれる。例えば、通話アプリケーション9Bにより提供される機能が実行されている状態には、着信画面上で実行されるユーザの着信応答操作に伴って確立された電話接続を介して通話に関する処理が開始されてから、通話に関する処理が終了されるまでの状態が含まれる。通話に関する処理が終了する場合には、例えば、ユーザの終話操作が行われた場合、通話の相手側による電話接続の解放(相手側による通話終了)が行われた場合、電話接続が切断された場合などがある。通話アプリケーション9Bは、通話に関する処理の終了と同時に、実行が停止されてもよい。あるいは、通話アプリケーション9Bは、通話に関する処理が終了した場合であっても、実行を継続されてもよい。この場合、通話アプリケーション9Bは、通話に関する操作を行うためのユーザインタフェースの終了操作など(ディスプレイ2からの消去など)、通話アプリケーション9Bを終了させるための操作によって実行が停止される。
コントローラ10は、演算処理装置である。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System−on−a−chip)、MCU(Micro Control Unit)、及びFPGA(Field−Programmable Gate Array)を含むが、これらに限定されない。コントローラ10は、携帯電話1の動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。
具体的には、コントローラ10は、ストレージ9に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、ストレージ9に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。そして、コントローラ10は、データ及び命令に応じて機能部を制御し、それによって各種機能を実現する。機能部は、例えば、ディスプレイ2、通信ユニット6、マイク8、スピーカ11、バイブレータ18を含むが、これらに限定されない。コントローラ10は、検出部の検出結果に応じて、制御を変更することがある。検出部は、例えば、ボタン3、照度センサ4、近接センサ5、嗅覚センサ7、カメラ12、姿勢検出ユニット15、及びタッチスクリーン21を含むが、これらに限定されない。
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、通話機能の実行中である場合、嗅覚センサ7を有効な状態にする。コントローラ10は、少なくとも、通話アプリケーション9Bにより提供される機能を実行中である場合、通話機能の実行中と判断する。例えば、コントローラ10は、通話に関する操作を行うためのユーザインタフェースがディスプレイ2に表示されている状態にある場合、通話機能が実行中であると判断する。例えば、コントローラ10は、着信をユーザに報知する着信画面がディスプレイに表示されている状態にある場合、通話機能が実行中であると判断する。例えば、コントローラ10は、ユーザインタフェース上で実行されるユーザの発信操作に伴って確立された電話接続を介して通話に関する処理が開始されてから、通話に関する処理が終了されるまでの間、通話機能が実行中であると判断する。例えば、コントローラ10は、着信画面上で実行されるユーザの着信応答操作に伴って確立された電話接続を介して通話に関する処理が開始されてから、通話に関する処理が終了されるまでの間、通話機能が実行中であると判断する。コントローラ10は、通話に関する処理が終了される場合、通話アプリケーション9Bの実行も停止されたものと判断する。通話に関する処理が終了される場合には、例えば、ユーザの終話操作が行われた場合、通話の相手側による電話接続の解放(相手側による通話終了)が行われた場合、電話接続が切断された場合などがある。コントローラ10は、通話に関する処理が終了された場合であっても、通話に関する操作を行うためのユーザインタフェースの終了操作など(ディスプレイ2からの消去など)が行われるまでは、通話機能の実行中であると判断してもよい。
本出願において、コントローラ10がプログラム(又は、アプリケーション)を起動する場合には、ストレージ9に記憶されているプログラムを新たに読み出してその処理を開始する場合と、既に読み出されているプログラムの処理を新たに開始する場合とが含まれる。本出願において、コントローラ10がプログラムを実行する場合には、プログラムを起動する場合と、中断中のプログラムを再開する場合と、起動済のプログラムの処理を継続する場合とが含まれる。
図5においてストレージ9が記憶するプログラム及びデータの一部又は全部は、通信ユニット6による無線通信で他の装置からダウンロードされてもよい。図5においてストレージ9が記憶するプログラム及びデータの一部又は全部は、ストレージ9に含まれる読み取り装置が読み取り可能な非一過的な記憶媒体に記憶されていてもよい。非一過的な記憶媒体は、例えば、CD(登録商標)、DVD(登録商標)、Blu−ray(登録商標)等の光ディスク、光磁気ディスク、磁気記憶媒体、メモリカード、及びソリッドステート記憶媒体を含むが、これらに限定されない。
スピーカ11は、音を出力する音出力部である。スピーカ11は、例えば、ダイナミックスピーカであり、電気信号を変換した音をユーザなどへ伝えることができる。スピーカ11は、例えば、通話中の音声、音楽コンテンツ又は動画コンテンツなどの音を出力するために用いられる。スピーカ11は、主に、通話中の音声を出力する用途で用いられる場合、レシーバと呼ばれる場合がある。
カメラ12は、ディスプレイ2に面している物体を撮影するインカメラである。カメラ12は、撮影した画像を電気信号へ変換する。携帯電話1は、カメラ12に加えて、ディスプレイ2の反対側の面に面している物体を撮影するアウトカメラを備えてもよい。
姿勢検出ユニット15は、携帯電話1の姿勢を検出する。姿勢検出ユニット15は、姿勢を検出するために、加速度センサ、方位センサ、及びジャイロスコープの少なくとも1つを備える。
バイブレータ18は、携帯電話1の一部又は全体を振動させる。バイブレータ18は、振動を発生させるために、例えば、圧電素子、又は偏心モータなどを有する。バイブレータ18による振動は、音を伝えるためではなく、着信等の各種のイベントを利用者に報知するために用いられる。
タッチスクリーン21は、タッチスクリーン21に対する接触を検出する。タッチスクリーン21は、指、ペン、又はスタイラスペン等による利用者の接触操作を検出するために用いられる。タッチスクリーン21を用いて検出されるジェスチャは、例えば、タッチ、ロングタッチ、リリース、スワイプ、タップ、ダブルタップ、ロングタップ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、及びピンチアウトを含むがこれらに限定されない。タッチスクリーン21の検出方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式(又は超音波方式)、赤外線方式、電磁誘導方式、及び荷重検出方式等の任意の方式でよい。
図5に示した携帯電話1の機能的な構成は例であり、本発明の要旨を損なわない範囲において適宜変更してよい。例えば、携帯電話1は、姿勢検出ユニット15及びタッチスクリーン21を備えなくてもよい。
図6を参照して、実施形態1に係る携帯電話1の処理手順の一例を説明する。図6は、実施形態1に係る携帯電話による処理手順の一例を示す図である。図6に示す処理手順は、コントローラ10が、ストレージ9に記憶されている制御プログラム9Aなどを実行することによって実現される。図6に示す処理手順は、携帯電話1の起動中、コントローラ10により繰り返し実行される。
図6に示すように、コントローラ10は、ステップS101として、通話アプリケーション9Bが実行中であるかどうかを判定する。通話アプリケーション9Bにより提供される機能が実行中である場合には、通話アプリケーション9Bが実行中であるものと判断する。通話アプリケーション9Bにより提供される機能が実行中である場合には、例えば、ユーザの操作に伴って、通話に関する操作を行うためのユーザインタフェースがディスプレイ2に表示されている状態が含まれる。さらに、通話アプリケーション9Bにより提供される機能が実行されている状態には、例えば、着信をユーザに報知する着信画面がディスプレイに表示されている状態が含まれる。さらに、通話アプリケーション9Bにより提供される機能が実行されている状態には、例えば、ユーザインタフェース上で実行されるユーザの発信操作に伴って確立された電話接続を介して通話に関する処理が開始されてから、通話に関する処理が終了されるまでの状態が含まれる。さらに、通話アプリケーション9Bにより提供される機能が実行されている状態には、例えば、着信画面上で実行されるユーザの着信応答操作に伴って確立された電話接続を介して通話に関する処理が開始されてから、通話に関する処理が終了されるまでの状態が含まれる。
コントローラ10は、判定の結果、通話アプリケーション9Bが実行中である場合には(ステップS101、Yes)、ステップS102として、嗅覚センサ7が無効な状態であるか否かを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が無効な状態である場合には(ステップS102、Yes)、ステップS103として、嗅覚センサ7を有効な状態にして、図6に示す処理手順を終了する。一方、コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が無効な状態ではない場合(つまり、有効な状態である場合)には(ステップS102、No)、そのまま、図6に示す処理手順を終了する。
ステップS101において、コントローラ10は、判定の結果、通話アプリケーション9Bが実行中ではない場合には(ステップS101、No)、ステップS104として、嗅覚センサ7が有効な状態であるか否かを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が有効な状態である場合には(ステップS104、Yes)、ステップS105として、嗅覚センサ7を無効な状態にして、図6に示す処理手順を終了する。一方、コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が有効な状態ではない場合(つまり、無効な状態である場合)には(ステップS104、No)、そのまま、図6に示す処理手順を終了する。
図7は、実施形態1に係る通話アプリケーションの実行状態と嗅覚センサの稼動状態との関係を示す図である。図7に示すように、図6に示す処理手順によれば、携帯電話1は、例えば、ユーザの操作や着信などに応じて起動された通話アプリケーション9Bが実行中の状態にある場合には、嗅覚センサ7を稼動させる(有効な状態とする)。一方で、携帯電話1は、通話アプリケーション9Bが停止中である場合には、嗅覚センサ7を稼動させない(無効な状態とする)。このため、実施形態1によれば、ユーザに関するデータの測定を行うときに嗅覚センサ7により消費される電力をできるだけ抑えることができる。さらに、実施形態1によれば、嗅覚センサ7による測定対象が、例えば、ユーザの呼気に含まれる特定の物質の濃度である場合に、測定データを効率的に取得できる。
(実施形態2)
実施形態2では、ユーザの電話発信操作が行われたときに、嗅覚センサ7を有効な状態にする例を説明する。実施形態2に係る携帯電話の機能的な構成は、基本的には、実施形態1と同様であるが、以下に説明する点が異なる。
制御プログラム9Aには、電話発信操作が行われたときに、嗅覚センサ7を有効な状態にする機能が含まれる。電話発信操作には、例えば、ボタン3による操作が含まれる。電話発信操作には、通話に関する操作を行うためのユーザインタフェース上で、電話発信を行うためにユーザにより実行される操作が含まれる。通話に関する操作を行うためのユーザインタフェース上でユーザにより行われる操作は、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて判定される。
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、電話発信操作が行われたときに、嗅覚センサ7を有効な状態にする。
図8を参照して、実施形態2に係る携帯電話1の処理手順の一例を説明する。図8は、実施形態1に係る携帯電話による処理手順の一例を示す図である。図8に示す処理手順は、コントローラ10が、ストレージ9に記憶されている制御プログラム9Aなどを実行することによって実現される。図8に示す処理手順は、携帯電話1の起動中、コントローラ10により繰り返し実行される。
図8に示すように、コントローラ10は、ステップS201として、通話アプリケーション9Bが実行中であるかどうかを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、通話アプリケーション9Bが実行中である場合には(ステップS201、Yes)、ステップS202として、電話発信操作が行われたかどうかを判定する。コントローラ10は、判定の結果、電話発信操作が行われた場合には(ステップS202、Yes)、ステップS203として、嗅覚センサ7が無効な状態であるか否かを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が無効な状態である場合には(ステップS203、Yes)、ステップS204として、嗅覚センサ7を有効な状態にして、図8に示す処理手順を終了する。一方、コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が無効な状態ではない場合(つまり、有効な状態である場合)には(ステップS203、No)、そのまま、図8に示す処理手順を終了する。
ステップS202において、コントローラ10は、判定の結果、電話発信操作が行われていない場合には(ステップS202、No)、ステップS205として、嗅覚センサ7が有効な状態であるか否かを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が有効な状態である場合には(ステップS205、Yes)、ステップS206として、嗅覚センサ7を無効な状態にして、図8に示す処理手順を終了する。一方、コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が有効な状態ではない場合(つまり、無効な状態である場合)には(ステップS205、No)、そのまま、図8に示す処理手順を終了する。
ステップS201において、コントローラ10は、判定の結果、通話アプリケーション9Bが実行中ではない場合には(ステップS201、No)、上述したステップS205に移り、嗅覚センサ7が有効な状態であるか否かを判定する。
図9は、実施形態2に係る通話アプリケーションの実行状態と嗅覚センサの稼動状態との関係を示す図である。図9に示すように、図8に示す処理手順によれば、携帯電話1は、ユーザ操作に応じて起動された通話アプリケーション9Bが実行中の状態にある場合に、ユーザによる電話発信操作があったことを契機として、嗅覚センサ7の稼動を開始させる。携帯電話1は、通話アプリケーション9Bの実行中であっても、ユーザによる電話発信操作がなければ、嗅覚センサ7の稼動を開始させない。このため、実施形態2によれば、実施形態1に示す例よりも、ユーザに関するデータの測定を行うときに嗅覚センサ7により消費される電力を抑えることができる。さらに、実施形態2によれば、嗅覚センサ7による測定対象が、例えば、ユーザの呼気に含まれる特定の物質の濃度である場合に、実施形態1に示す例よりも、測定データを効率的に取得できる。ユーザにより電話発信操作が行われた場合、ユーザによる発話が行われることが容易に推察される。この推察に基づいた場合、通話が開始されるまで、ユーザによる発話が行われないことが多いものと考えられる。よって、通話アプリケーションが実行されている間、嗅覚センサ7を稼動させておくよりも、電話発信操作を契機として稼動を開始させる方が、嗅覚センサ7の稼働時間のうち、測定データを採取できない無駄な稼働時間を少なくできるので、効率的な測定データの取得を実現できる。
(実施形態3)
実施形態3では、ユーザの電話発信操作に応じた電話接続が確立されたときに、嗅覚センサ7を有効な状態にする例を説明する。実施形態3に係る携帯電話の機能的な構成は、基本的には、実施形態1と同様であるが、以下に説明する点が異なる。
制御プログラム9Aには、ユーザの電話発信操作に応じて電話接続が確立されたときに、嗅覚センサ7を有効な状態にする機能が含まれる。
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、ユーザの電話発信操作に応じた電話接続が確立されたときに、嗅覚センサ7を有効な状態にする。
図10を参照して、実施形態3に係る携帯電話1の処理手順の一例を説明する。図10は、実施形態3に係る携帯電話による処理手順の一例を示す図である。図10に示す処理手順は、コントローラ10が、ストレージ9に記憶されている制御プログラム9Aなどを実行することによって実現される。図10に示す処理手順は、携帯電話1の起動中、コントローラ10により繰り返し実行される。
図10に示すように、コントローラ10は、ステップS301として、通話アプリケーション9Bが実行中であるかどうかを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、通話アプリケーション9Bが実行中である場合には(ステップS301、Yes)、ステップS302として、電話発信操作に応じた電話接続が確立されたかどうかを判定する。コントローラ10は、判定の結果、電話発信操作に応じた電話接続が確立された場合には(ステップS302、Yes)、ステップS303として、嗅覚センサ7が無効な状態であるか否かを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が無効な状態である場合には(ステップS303、Yes)、ステップS304として、嗅覚センサ7を有効な状態にして、図10に示す処理手順を終了する。一方、コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が無効な状態ではない場合(つまり、有効な状態である場合)には(ステップS303、No)、そのまま、図10に示す処理手順を終了する。
ステップS302において、コントローラ10は、判定の結果、電話発信操作に応じた電話接続が確立されていない場合には(ステップS302、No)、ステップS305として、嗅覚センサ7が有効な状態であるか否かを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が有効な状態である場合には(ステップS305、Yes)、ステップS306として、嗅覚センサ7を無効な状態にして、図10に示す処理手順を終了する。一方、コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が有効な状態ではない場合(つまり、無効な状態である場合)には(ステップS305、No)、そのまま、図10に示す処理手順を終了する。
ステップS301において、コントローラ10は、判定の結果、通話アプリケーション9Bが実行中ではない場合には(ステップS301、No)、上述したステップS305に移り、嗅覚センサ7が有効な状態であるか否かを判定する。
図11は、実施形態3に係る通話アプリケーションの実行状態と嗅覚センサの稼動状態との関係を示す図である。図11に示すように、図10に示す処理手順によれば、携帯電話1は、ユーザ操作に応じて起動された通話アプリケーション9Bが実行中の状態にある場合に、ユーザによる電話発信操作に応じた電話接続が確立されたことを契機として、嗅覚センサ7の稼動を開始させる。携帯電話1は、通話アプリケーション9Bの実行中であっても、ユーザによる電話発信操作に応じた電話接続が確立されていなければ、嗅覚センサ7の稼動を開始させない。このため、実施形態3によれば、実施形態2に示す例よりも、ユーザに関するデータの測定を行うときに嗅覚センサ7により消費される電力をさらに抑えることができる。さらに、実施形態2によれば、嗅覚センサ7による測定対象が、例えば、ユーザの呼気に含まれる特定の物質の濃度である場合に、実施形態2に示す例よりも、測定データを効率的に取得できる。ユーザにより電話発信操作が行われた場合、ユーザ側から発話が開始される場合が多いものと推察される。この推察に基づいた場合、電話接続が確立されるまで、ユーザ側からの発話が行われないことが多いものと考えられる。よって、電話発信操作を契機として嗅覚センサ7の稼動を開始させるよりも、電話接続の確立を契機として稼動を開始させる方が、嗅覚センサ7を無駄に稼動させる時間を少なくすることができるので、効率的な測定データの取得を実現できる。
(実施形態4)
実施形態4では、ユーザの電話発信操作に応じた電話接続が確立された後、マイク8に入力される音の音圧レベルが一定値以上となったときに、嗅覚センサ7を有効な状態にする例を説明する。実施形態4に係る携帯電話の機能的な構成は、基本的には、実施形態1と同様であるが、以下に説明する点が異なる。
設定データ9Zには、マイク8に入力された音(音信号)が、ユーザの発話により入力された音声であると判定するための一定値が含まれる。
制御プログラム9Aには、ユーザの電話発信操作に応じた電話接続が確立された後、マイク8に入力される音声の音圧レベルが一定値以上となったときに、嗅覚センサ7を有効な状態にする機能が含まれる。
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、ユーザの電話発信操作に応じた電話接続が確立された後、マイク8に入力される音の音圧レベルが一定値以上となったときに、嗅覚センサ7を有効な状態にする。
図12を参照して、実施形態4に係る携帯電話1の処理手順の一例を説明する。図12は、実施形態4に係る携帯電話による処理手順の一例を示す図である。図12に示す処理手順は、コントローラ10が、ストレージ9に記憶されている制御プログラム9Aなどを実行することによって実現される。図12に示す処理手順は、携帯電話1の起動中、コントローラ10により繰り返し実行される。
図12に示すように、コントローラ10は、ステップS401として、通話アプリケーション9Bが実行中であるかどうかを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、通話アプリケーション9Bが実行中である場合には(ステップS401、Yes)、ステップS402として、発信により確立された電話接続による通話中であるかどうかを判定する。コントローラ10は、判定の結果、発信により確立された電話接続による通話中である場合には(ステップS402、Yes)、ステップS403として、マイク8に入力される音(音信号)の音圧レベルを取得する。
続いて、コントローラ10は、ステップS404として、マイク8に入力される音(音信号)の音圧レベルが一定値以上であるか否かを判定する。コントローラ10は、判定の結果、マイク8に入力される音(音信号)の音圧レベルが一定値以上ではない場合には(ステップS404、No)、上述したステップS402の処理手順、すなわち、発信により確立された電話接続による通話中であるかどうかの判定に戻る。一方、コントローラ10は、判定の結果、マイク8に入力される音(音信号)の音圧レベルが一定値以上である場合には(ステップS404、Yes)、ステップS405として、嗅覚センサ7が無効な状態であるか否かを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が無効な状態である場合には(ステップS405、Yes)、ステップS406として、嗅覚センサ7を有効な状態にして、図12に示す処理手順を終了する。一方、コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が無効な状態ではない場合(つまり、有効な状態である場合)には(ステップS405、No)、そのまま、図12に示す処理手順を終了する。
ステップS402において、コントローラ10は、判定の結果、発信により確立された電話接続による通話中ではない場合には(ステップS402、No)、ステップS407として、嗅覚センサ7が有効な状態であるか否かを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が有効な状態である場合には(ステップS407、Yes)、ステップS408として、嗅覚センサ7を無効な状態にして、図12に示す処理手順を終了する。一方、コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が有効な状態ではない場合(つまり、無効な状態である場合)には(ステップS407、No)、そのまま、図12に示す処理手順を終了する。
ステップS401において、コントローラ10は、判定の結果、通話アプリケーション9Bが実行中ではない場合には(ステップS401、No)、上述したステップS407に移り、嗅覚センサ7が有効な状態であるか否かを判定する。
図13は、実施形態4に係る通話アプリケーションの実行状態と嗅覚センサの稼動状態との関係を示す図である。図13に示すように、図12に示す処理手順によれば、携帯電話1は、ユーザ操作に応じて起動された通話アプリケーション9Bが実行中の状態にあり、さらに、ユーザの電話発信操作に応じて確立された電話接続による通話が開始された後、マイク8に入力される音の音圧が一定以上となったことを契機として、嗅覚センサ7の稼動を開始させる。つまり、携帯電話1は、通話開始後、ユーザの発話を検出したタイミングで、嗅覚センサ7の稼動を開始する。携帯電話1は、電話発信操作に応じて確立された電話接続による通話が開始された後であっても、マイクに入力される音の音圧が一定値以上にならなければ、嗅覚センサ7の稼動を開始させない。このため、実施形態4によれば、実施形態3に示す例よりも、ユーザに関するデータの測定を行うときに嗅覚センサ7により消費される電力をさらに抑えることができる。さらに、実施形態4によれば、嗅覚センサ7による測定対象が、例えば、ユーザの呼気に含まれる特定の物質の濃度である場合に、実施形態3に示す例よりも、測定データを効率的に取得できる。つまり、電話接続の確立を契機として嗅覚センサ7の稼動を開始させるよりも、ユーザの発話を契機として嗅覚センサ7の稼動を開始させる方が、嗅覚センサ7の稼働時間のうち、測定データを採取できない無駄な稼働時間をさらに少なくできるので、効率的な測定データの取得を実現できる。
(実施形態5)
実施形態2〜4では、携帯電話1のユーザからの電話発信が行われる場合の処理の例について説明してきたが、以下の実施形態5では、携帯電話1が着信を受けた場合の処理の例を説明する。実施形態5に係る携帯電話の機能的な構成は、基本的には、実施形態1と同様であるが、以下に説明する点が異なる。
制御プログラム9Aには、着信応答操作が行われたときに、嗅覚センサ7を有効な状態にする機能が含まれる。着信応答操作には、例えば、ボタン3による操作が含まれる。着信応答操作には、通話に関する操作を行うためのユーザインタフェース上で、着信に応答するためにユーザにより実行される操作が含まれる。通話に関する操作を行うためのユーザインタフェース上でユーザにより行われる操作は、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて判定される。
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、着信応答操作が行われたときに、嗅覚センサ7を有効な状態にする。
図14を参照して、実施形態5に係る携帯電話1の処理手順の一例を説明する。図14は、実施形態5に係る携帯電話による処理手順の一例を示す図である。図14に示す処理手順は、コントローラ10が、ストレージ9に記憶されている制御プログラム9Aなどを実行することによって実現される。図14に示す処理手順は、携帯電話1の起動中、コントローラ10により繰り返し実行される。
図14に示すように、コントローラ10は、ステップS501として、通話アプリケーション9Bが実行中であるかどうかを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、通話アプリケーション9Bが実行中である場合には(ステップS501、Yes)、ステップS502として、着信応答操作が行われたかどうかを判定する。コントローラ10は、判定の結果、着信応答操作が行われた場合には(ステップS502、Yes)、ステップS503として、嗅覚センサ7が無効な状態であるか否かを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が無効な状態である場合には(ステップS503、Yes)、ステップS504として、嗅覚センサ7を有効な状態にして、図14に示す処理手順を終了する。一方、コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が無効な状態ではない場合(つまり、有効な状態である場合)には(ステップS503、No)、そのまま、図14に示す処理手順を終了する。
ステップS502において、コントローラ10は、判定の結果、着信応答操作が行われていない場合には(ステップS502、No)、ステップS505として、嗅覚センサ7が有効な状態であるか否かを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が有効な状態である場合には(ステップS505、Yes)、ステップS506として、嗅覚センサ7を無効な状態にして、図14に示す処理手順を終了する。一方、コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が有効な状態ではない場合(つまり、無効な状態である場合)には(ステップS505、No)、そのまま、図14に示す処理手順を終了する。
ステップS501において、コントローラ10は、判定の結果、通話アプリケーション9Bが実行中ではない場合には(ステップS501、No)、上述したステップS505に移り、嗅覚センサ7が有効な状態であるか否かを判定する。
図15は、実施形態5に係る通話アプリケーションの実行状態と嗅覚センサの稼動状態との関係を示す図である。図15に示すように、図14に示す処理手順によれば、携帯電話1は、例えば、着信に応じて起動された通話アプリケーション9Bの実行中に、ユーザによる着信応答操作があったことを契機として、嗅覚センサ7の稼動を開始させる。携帯電話1は、通話アプリケーション9Bの実行中であっても、ユーザによる着信応答操作がなければ、嗅覚センサ7の稼動を開始させない。このため、実施形態5によれば、ユーザに関するデータの測定を行うときに嗅覚センサ7により消費される電力を抑えることができる。さらに、実施形態5によれば、嗅覚センサ7による測定対象が、例えば、ユーザの呼気に含まれる特定の物質の濃度である場合に、測定データを効率的に取得できる。すなわち、通話アプリケーションが実行されている間、嗅覚センサ7を稼動させておくよりも、着信応答操作を契機として稼動を開始させる方が、嗅覚センサ7の稼働時間のうち、測定データを採取できない無駄な稼働時間を少なくできるので、効率的な測定データの取得を実現できる。
(実施形態6)
実施形態6では、ユーザの着信応答操作に応じた電話接続が確立された後、スピーカ11から出力される音の音圧レベルが一定値以上となったときに、嗅覚センサ7を有効な状態にする例を説明する。実施形態6に係る携帯電話の機能的な構成は、基本的には、実施形態1と同様であるが、以下に説明する点が異なる。
設定データ9Zには、スピーカ11から出力される音(音信号)が、通話の相手側の発話により出力された音声であると判定するための一定値が含まれる。
制御プログラム9Aには、ユーザの着信応答操作に応じた電話接続が確立された後、スピーカ11から出力される音の音圧レベルが一定値以上となったときに、嗅覚センサ7を有効な状態にする機能が含まれる。
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、ユーザの着信応答操作に応じた電話接続が確立された後、スピーカ11から出力される音の音圧レベルが一定値以上となったときに、嗅覚センサ7を有効な状態にする。
図16を参照して、実施形態6に係る携帯電話1の処理手順の一例を説明する。図16は、実施形態6に係る携帯電話による処理手順の一例を示す図である。図16に示す処理手順は、コントローラ10が、ストレージ9に記憶されている制御プログラム9Aなどを実行することによって実現される。図16に示す処理手順は、携帯電話1の起動中、コントローラ10により繰り返し実行される。
図16に示すように、コントローラ10は、ステップS601として、通話アプリケーション9Bが実行中であるかどうかを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、通話アプリケーション9Bが実行中である場合には(ステップS601、Yes)、ステップS602として、着信により確立された電話接続による通話中であるかどうかを判定する。コントローラ10は、判定の結果、着信により確立された電話接続による通話中である場合には(ステップS602、Yes)、ステップS603として、スピーカ11から出力される音(音信号)の音圧レベルを取得する。
続いて、コントローラ10は、ステップS604として、スピーカ11から出力される音(音信号)の音圧レベルが一定値以上であるか否かを判定する。コントローラ10は、判定の結果、スピーカ11から出力される音(音信号)の音圧レベルが一定値以上ではない場合には(ステップS604、No)、上述したステップS602の処理手順、すなわち、着信により確立された電話接続による通話中であるどうかの判定に戻る。一方、コントローラ10は、判定の結果、マイク8に入力される音(音信号)の音圧レベルが一定値以上である場合には(ステップS604、Yes)、ステップS605として、嗅覚センサ7が無効な状態であるか否かを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が無効な状態である場合には(ステップS605、Yes)、ステップS606として、嗅覚センサ7を有効な状態にして、図16に示す処理手順を終了する。一方、コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が無効な状態ではない場合(つまり、有効な状態である場合)には(ステップS605、No)、そのまま、図16に示す処理手順を終了する。
ステップS602において、コントローラ10は、判定の結果、着信により確立された電話接続による通話中ではない場合には(ステップS602、No)、ステップS607として、嗅覚センサ7が有効な状態であるか否かを判定する。
コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が有効な状態である場合には(ステップS607、Yes)、ステップS608として、嗅覚センサ7を無効な状態にして、図16に示す処理手順を終了する。一方、コントローラ10は、判定の結果、嗅覚センサ7が有効な状態ではない場合(つまり、無効な状態である場合)には(ステップS607、No)、そのまま、図16に示す処理手順を終了する。
ステップS601において、コントローラ10は、判定の結果、通話アプリケーション9Bが実行中ではない場合には(ステップS601、No)、上述したステップS607に移り、嗅覚センサ7が有効な状態であるか否かを判定する。
図17は、実施形態6に係る通話アプリケーションの実行状態と嗅覚センサの稼動状態との関係を示す図である。図17に示すように、図16に示す処理手順によれば、携帯電話1は、着信応答操作に応じて確立された電話接続による通話が開始された後、スピーカ11から出力される音の音圧が一定以上となったことを契機として、嗅覚センサ7の稼動を開始させる。つまり、携帯電話1は、通話開始後、通話の相手側の発話を検出したタイミングで、嗅覚センサ7の稼動を開始する。携帯電話1は、着信応答操作に応じて確立された電話接続による通話が開始された後であっても、スピーカ11から出力される音の音圧が一定値以上にならなければ、嗅覚センサ7の稼動を開始させない。このため、実施形態6によれば、実施形態5に示す例よりも、ユーザに関するデータの測定を行うときに嗅覚センサ7により消費される電力をさらに抑えることができる。さらに、実施形態6によれば、嗅覚センサ7による測定対象が、例えば、ユーザの呼気に含まれる特定の物質の濃度である場合に、実施形態5に示す例よりも、測定データを効率的に取得できる。ユーザにより着信応答操作が行われた場合、通話の相手側から発話が開始されることが多いものと推察される。この推察に基づいた場合、通話の相手側による発話が開始された後に、ユーザによる発話が行われることが多いものと考えられる。そこで、着信応答操作を契機として嗅覚センサ7の稼動を開始させるよりも、通話の相手側の発話を検出したことを契機として稼動を開始させる方が、嗅覚センサ7の稼働時間のうち、測定データを採取できない無駄な稼働時間をさらに少なくできるので、効率的な測定データの取得を実現できる。さらに、実施形態6において、携帯電話1は、着信があった後、例えば、実施形態4で説明したように、ユーザの発話を契機として、嗅覚センサ7を稼動させるようにしてもよい。
上記の実施形態では、添付の請求項に係る装置の例として、携帯電話について説明したが、添付の請求項に係る装置は、携帯電話に限定されない。添付の請求項に係る装置は、携帯電話以外の電子機器であってもよい。電子機器は、例えば、タブレット、携帯型パソコン、デジタルカメラ、メディアプレイヤ、電子書籍リーダ、ナビゲータ、ヘッドセット、医療用機器及びゲーム機を含むが、これらに限定されない。
添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成により具現化されるべきである。
1 携帯電話
2 ディスプレイ
3 ボタン
4 照度センサ
5 近接センサ
6 通信ユニット
7 嗅覚センサ
8 マイク
9 ストレージ
9A 制御プログラム
9B 通話アプリケーション
9Z 設定データ
10 コントローラ
11 スピーカ
12 カメラ
15 姿勢検出ユニット
18 バイブレータ
21 タッチスクリーン

Claims (11)

  1. 通話に用いられる電子機器であって、
    気体に含まれる物質を検出するセンサと、
    通話機能の実行中である場合、前記センサを有効な状態にするコントローラと
    を有する電子機器。
  2. 前記コントローラは、前記通話機能による発信に応じた通話を開始する場合、前記発信を行うための発信操作を利用者から受け付けたときに、前記センサを有効な状態にする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記コントローラは、前記通話機能による発信に応じた通話を開始する場合、前記発信に対応する電話接続が確立されたときに、前記センサを有効な状態にする請求項1に記載の電子機器。
  4. 通話時に利用者からの音声が入力される音声入力部をさらに備え、
    前記コントローラは、前記通話機能による発信に応じた通話を開始する場合、前記発信に対応する電話接続が確立された後、前記音声入力部に対して入力される前記音声の音圧が所定値以上となったときに、前記センサを有効な状態にする請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記コントローラは、前記通話機能による着信に応じた通話を開始する場合、前記着信に応じるための応答操作を利用者から受け付けたときに、前記センサを有効な状態にする請求項1〜4のいずれか1つに記載の電子機器。
  6. 通話時に相手側から受信する音声を出力する音声出力部をさらに備え、
    前記コントローラは、前記通話機能による着信に応じた通話を開始する場合、前記着信に対応する電話接続が確立された後、前記音声出力部から出力される前記音声の音圧が所定値以上となったときに、前記センサを有効な状態にする請求項1〜4のいずれか1つに記載の電子機器。
  7. 前記コントローラは、前記通話機能の実行を終了したときに、前記センサを無効な状態にする請求項1〜6のいずれか1つに記載の電子機器。
  8. 前記コントローラは、前記通話機能による通話を終了するための終話操作を利用者から受け付けたときに、前記センサを無効な状態にする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記コントローラは、前記通話機能による通話の相手側により電話接続が解放されたときに、前記センサを無効な状態にする請求項7に記載の電子機器。
  10. 通話に用いられる電子機器によって実行される制御方法であって、
    通話機能の実行中であるか否かを判定するステップと、
    通話機能の実行中であると判定した場合に、気体に含まれる物質を検出するセンサを有効な状態にするステップと
    を含む制御方法。
  11. 通話に用いられる電子機器に、
    通話機能の実行中であるか否かを判定するステップと、
    通話機能の実行中であると判定した場合に、気体に含まれる物質を検出するセンサを有効な状態にするステップと
    を実行させる制御プログラム。
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