JP2014007096A - 継電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高電圧及び高電流(高負荷領域)の直流電気回路に適用した場合であっても、アーク放電による接点の損耗及び溶着を抑制でき、長期間、高い信頼性を確保することができる継電器を提供する。
【解決手段】並列に接続された2組の接点11、12を備え、かつ、開閉時に第1組の接点11が先に開離して後に閉成し、第2組の接点12が後に開離して先に閉成する双子接点を有する継電器10において、第1組の接点11は、AgまたはAg合金で構成されており、第2組の接点12は、融点が1300℃以上の導電性材料で構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、並列に接続された2組の接点を備えた継電器に関するものであって、特に直流電気回路に用いられる継電器に関するものである。
上述した継電器としては、従来、台金に固着された固定接点と、台金に向かって近接離反可能に動作する可動部材に固着された可動接点と、を備えた構造とされており、可動接点と固定接点とが閉成することで通電され、可動接点と固定接点とが開離することで遮断される構成とされている。なお、可動接点及び固定接点には、電気抵抗率の低いAgまたはAg合金が用いられることがある。
固定接点と可動接点とが開離する際には、固定接点と可動接点との間でアーク放電が発生することがある。特に、固定接点と可動接点とが点接触となった時点で、固定接点又は可動接点の一部が局所的に加熱されて蒸発してガスが発生すると、アーク放電が長時間保持されることになり、固定接点又は可動接点が早期に劣化し、安定して使用することができないといった問題があった。
そこで、例えば、特許文献1には、第1固定接点及び第2固定接点と、第1固定接点に対応する第1可動接点及び第2固定接点に対応する第2可動接点と、を備え、第1固定接点及び第1可動接点を耐腐食性に優れた貴金属で構成し、第2固定接点及び第2可動接点を耐弧性及び耐溶着性に優れたAg合金で構成したもの継電器が提案されている。
この特許文献1に開示された継電器においては、開閉時に第1固定接点及び第1可動接点が先に開離して後に閉成し、第2固定接点及び第2可動接点が後に開離して先に閉成する構成とされている。
これにより、閉成時には、耐腐食性に優れた貴金属からなる第1固定接点及び第1可動接点において良好に通電され、開離時には、第2固定接点及び第2可動接点が後に開離することで、第1固定接点及び第1可動接点の間にアーク放電が発生することが防止されることになる。
特開平08−138511号公報
ところで、近年、太陽電池による地域発電、電気自動車や電化住宅の普及により、例えば42V/20Aといった高電圧及び高電流(高負荷領域)の直流電気回路に適用可能な継電器が求められている。
ここで、上述した特許文献1においては、5V/数mAの軽負荷領域の直流電気回路に適用されるものとされており、42V/20Aといった高電圧及び高電流(高負荷領域)の直流電気回路には使用できなかった。
すなわち、特許文献1に記載された継電器においては、第2固定接点及び第2可動接点を耐弧性及び耐溶着性に優れたAg合金で構成されていることから、42V/20Aといった高電圧及び高電流(高負荷領域)で使用した場合、アーク放電によって第2固定接点及び第2可動接点が溶融して摩耗する、若しくは、第2固定接点及び第2可動接点が溶着して使用できなくなる、といった問題があった。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、高電圧及び高電流(高負荷領域)の直流電気回路に適用した場合であっても、アーク放電による接点の損耗及び溶着を抑制でき、長期間、高い信頼性を確保することができる継電器を提供することを目的とする。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明の継電器は、並列に接続された2組の接点を備え、かつ、開閉時に第1組の接点が先に開離して後に閉成し、第2組の接点が後に開離して先に閉成する双子接点を有する継電器において、前記第1組の接点は、AgまたはAg合金で構成されており、前記第2組の接点は、融点が1300℃以上の導電性材料で構成されていることを特徴としている。なお、この明細書においてAg合金には、金属元素のほかに非金属や半金属元素を含んでいてもよい。また、前記第2組の接点の融点とは、前記導電性材料を加熱した際において液相が出現する温度である。
この構成の継電器によれば、第1組の接点が先に開離して後に閉成し、第2組の接点が後に開離して先に閉成する構成とされ、前記第1組の接点がAgまたはAg合金で構成されているので、閉成時においては、第1組の接点で良好に通電することができ、開離時においては、第1組の接点でアーク放電が発生することがなく、第1組の接点がアーク放電によって劣化することがない。また、開離時には、第2組の接点が後に開離することから、第2組の接点においてアーク放電が発生することになる。ここで、第2組の接点は、融点が1300℃以上の導電性材料で構成されていることから、アーク放電が発生した場合であっても、接点材料が蒸発しにくいため損耗量が少なく、また溶融しにくいため溶着を抑制できる。よって、高電圧及び高電流(高負荷領域)の直流電気回路に適用した場合であっても、長期間、高い信頼性を確保することができる。
なお、第2組の接点を構成する導電性材料は、第1組の接点においてアーク放電を確実に発生させないために、電気抵抗率が2μΩm以下であることが好ましい。
ここで、前記第2組の接点は、Fe,Cr,Ni,Nb,Taのうちの1種を主成分とする導電性材料で構成されていてもよい。
この場合、第2組の接点における導電性が確保され、開離時において、第1組の接点にアーク放電が発生することを確実に抑制することができる。
また、前記第1組の接点は、電気抵抗率が1.6×10−2μΩm以上3.4×10−2μΩm以下のAgまたはAg合金で構成されていてもよい。
この場合、閉成時において、第1組の接点における電気抵抗が小さく、良好に通電することが可能となる。
また、本発明の継電器は、直流で、400VA以上4000VA以下の負荷領域で使用されるものとしてもよい。
本発明の継電器によれば、直流で、400VA以上4000VA以下の高負荷領域で使用した場合であっても、接点の溶着を抑制することができる。
本発明によれば、高電圧及び高電流(高負荷領域)の直流電気回路に適用した場合であっても、アーク放電による接点の損耗及び溶着を抑制でき、長期間、高い信頼性を確保することができる継電器を提供することができる。
本発明の一実施形態である継電器の接点部分の拡大説明図である。 図1に示す継電器の閉成動作を示す説明図である。 図1に示す継電器の開離動作を示す説明図である。
以下に、本発明の実施形態について添付した図面を参照して説明する。
本実施形態である継電器10は、400VA以上4000VA以下の高負荷領域の直流電気回路に適用されるものである。
この継電器10は、図1に示すように、互いに対向するように配置された、固定板20と、可動板30と、を備えている。
固定板20は、その一端にスリット21が形成され、このスリット21により、第1固定アーム部23と第2固定アーム部24とが画成されている。
そして、第1固定アーム部23の先端の可動板30側を向く面には、第1固定接点25が設けられ、第2固定アーム部24の先端の可動板30側を向く面には、第2固定接点26が設けられている。なお、第1固定接点25及び第2固定接点26は、図2及び図3に示すように、平板状をなしており、第1固定アーム部23及び第2固定アーム部24に設けられた台座27、28にそれぞれろう付けされている。
可動板30は、固定板20と同様に、その一端にスリット31が形成され、このスリット31により、第1可動アーム部33と第2可動アーム部34とが画成されている。
そして、第1可動アーム部33の先端の固定板20側を向く面には、第1可動接点35が設けられ、第2可動アーム部34の先端の固定板20側を向く面には、第2可動接点36が設けられている。なお、第1可動接点35及び第2可動接点36は、図2及び図3に示すように、半球状をなしており、第1可動アーム部33及び第2可動アーム部34に設けられた台座37、38にそれぞれろう付けされている。
第1固定アーム部23と第1可動アーム部33とが互いに対向して配置され、第2固定アーム部24と第2可動アーム部34とが互いに対向して配置されている。
ここで、図1に示すように、第2可動アーム部34は、第1可動アーム部33よりも固定板20側に近接するように配設されており、第2固定アーム部24と第2可動アーム部34との間の距離は、第1固定アーム部23と第1可動アーム部33との間の距離よりも短くなっているのである。
そして、第1固定アーム部23に設けられた第1固定接点25と第1可動アーム部33に設けられた第1可動接点35により、第1組の接点11が形成され、第2固定アーム部24に設けられた第2固定接点26と第2可動アーム部34に設けられた第2可動接点36により、第2組の接点12が形成されている。このように、本実施形態である継電器10は、互いに並列に接続された第1組の接点11及び第2組の接点12を備えているのである。
ここで、第1組の接点11を構成する第1固定接点25及び第1可動接点35は、電気抵抗率が1.6×10−2μΩm以上3.4×10−2μΩm以下のAgまたはAg合金で構成されている。
一方、第2組の接点12を構成する第2固定接点26及び第2可動接点36は、融点が1300℃以上の導電性材料で構成されている。ここで、第2固定接点26及び第2可動接点36に用いられる導電性材料としては、特に耐弧性の観点からFe,Cr,Ni,Nb,Taのうちの1種を主成分とする導電性材料を用いることが望ましい。なお、この導電性材料においては、電気抵抗率が1.5μΩm以下とされている。
すなわち、本実施形態においては、互いに並列に接続された第1組の接点11及び第2組の接点12が、互いに異なる材質で構成されているのである。
このような構成とされた継電器10においては、第1組の接点11及び第2組の接点12を閉成して電流を通電する場合には、図2に示すように、電磁石等を用いた駆動部(図示なし)によって可動板30が固定板20側へと近接するように移動される。
このとき、第2固定アーム部24と第2可動アーム部34との間の距離は、第1固定アーム部23と第1可動アーム部33との間の距離よりも短くなっているので、まず、第2固定接点26及び第2可動接点36とが接触して第2組の接点12が閉成し、その後、第1固定接点25及び第1可動接点35とが接触して第1組の接点11が閉成することになる。
次に、第1組の接点11及び第2組の接点12を開離して電流を遮断する場合には、図3に示すように、電磁石等を用いた駆動部(図示なし)によって可動板30が固定板20側から離間するように移動される。
このとき、第2固定アーム部24と第2可動アーム部34との間の距離は、第1固定アーム部23と第1可動アーム部33との間の距離よりも短くなっているので、まず、第1固定接点25及び第1可動接点35とが離間して第1組の接点11が開離し、その後、第2固定接点26及び第2可動接点36とが離間して第2組の接点12が開離することになる。
すなわち、本実施形態である継電器10においては、開閉時に第1組の接点11が先に開離して後に閉成し、第2組の接点12が後に開離して先に閉成する双子接点を有しているのである。なお、第1組の接点11が開離した後、第2組の接点12が開離するまでの時間は、1msec以上100msec以下の範囲内とされており、本実施形態では、20msecに設定されている。
以上のような構成とされた本実施形態である継電器10によれば、第1組の接点11が先に開離して後に閉成し、第2組の接点12が後に開離して先に閉成する構成とされているので、開離時において、第1組の接点11でアーク放電が発生することがなく、第1組の接点11を構成する第1固定接点25及び第1可動接点35がアーク放電によって劣化することがない。そして、開離時には、第2組の接点12が後に開離することから、第2組の接点12においてアーク放電が発生することになるが、この第2組の接点12を構成する第2固定接点26及び第2可動接点36は、融点が1300℃以上の導電性材料で構成されているので、アーク放電によって容易に溶融することがなく、第2組の接点12が溶着することを抑制することができる。また、第2固定接点26及び第2可動接点36は接点材料が溶融して蒸発することが少ないので、損耗を抑制することができる。
また、第2組の接点12を構成する第2固定接点26及び第2可動接点36は、Fe,Cr,Ni,Nb,Taのうちの1種を主成分とする導電性材料で構成されているので、第1組の接点11が開離した際に、第1固定接点25と第1可動接点35との間に高い電圧が作用することがなく、第1固定接点25と第1可動接点35との間にアーク放電が発生することを防止できる。
特に、本実施形態においては、第2組の接点12を構成する第2固定接点26及び第2可動接点36は、電気抵抗率が1.5μΩm以下とされた導電性材料で構成されていることから、第1組の接点11が開離した際にアーク放電が発生することを確実に防止することができる。
また、第1組の接点11を構成する第1固定接点25及び第1可動接点35は、電気抵抗率が1.6×10−2μΩm以上3.4×10−2μΩm以下のAgまたはAg合金で構成されているので、閉成時においては、第1組の接点11を通じて良好に通電することが可能となる。よって、閉成時に、第2組の接点12を介して電流が通電されることが抑制され、第2組の接点12の発熱を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、第1固定接点及び第2固定接点を板状に形成し、第1可動接点及び第2可動接点を半球状に形成したもので説明したが、これに限定されることはなく、他の形状に形成したものであってもよい。
また、本実施形態では、図1に示すように、固定板にスリットを設けて第1固定アーム部及び第2固定アーム部を形成し、可動板にスリットを設けて第1可動アーム部及び第2可動アーム部を形成したもので説明したが、これに限定されることはなく、第1固定接点及び第1可動接点で構成された第1組の接点と、第2固定接点及び第2可動接点で構成された第2組の接点と、を備えたものであればよい。
また、第1固定接点及び第1可動接点を同種のAgまたはAg合金で構成してもよいが、第1固定接点と第1可動接点が異なる種類のAgまたはAg合金で構成されていてもよい。
同様に、第2固定接点及び第2可動接点は同種の導電性材料を用いてもよいが、第2固定接点と第2可動接点が異なる種類の導電性材料を用いてもよい。
以下に、本発明の効果を確認すべく行った確認実験の結果について説明する。
表1に示す材質で、第1組の接点(第1固定接点及び第1可動接点)、第2組の接点(第2固定接点及び第2可動接点)、を形成し、本発明例1〜5、比較例1〜3、従来例の継電器を作製した。
接点は、以下の手順で作製した。
まず、下記に示す原料粉を準備した。なお、粒径はレーザ回折法によって測定した。
・Ag:ガスアトマイズ粉、平均粒径18μm
・Ni:カルボニルニッケル粉、平均粒径8.6μm
・Cr:粉砕粉、平均粒径28μm
・Cu:電解粉、平均粒径25μm
・SnO:湿式合成粉、平均粒径2.5μm
・In:湿式合成粉、平均粒径4μm
・ZnO:湿式合成粉、平均粒径5μm
・WC:湿式合成粉、平均粒径2μm
・W:還元粉、平均粒径4μm
・Fe:水アトマイズ粉、平均粒径80μm
・Nb:真空還元粉、平均粒径40μm
・Ta:真空還元粉、平均粒径40μm
次に、上述の原料粉をボールミルにて混合した。混合は、内容積3L、外径210mmのジルコニア製容器に、原料粉を0.1〜0.3L(かさ)で供給し、φ10mm、1.2Lのジルコニアボールを挿入し、回転速度90rpm、混合時間48時間とした。
所定の組成に混合された原料粉をプレス成形機に導入して200MPaで圧粉し、20mm×50mm×3mmの圧粉体を成形した。
得られた圧粉体を、焼結炉内に装入し、以下の条件で焼結を実施した。
・Ag:大気、900℃、2時間
・Ag−5wt%SnO−3wt%In:大気、900℃、2時間
・Ag−10wt%ZnO:Ar雰囲気、900℃、2時間
・Ag−5wt%Ni:Ar雰囲気、900℃、2時間
・Ag−40wt%WC:大気、900℃、2時間
・Cu−40wt%W:真空中、1050℃、2時間
・Fe−20wt%Cr:真空中、1250℃、2時間
・Cr:真空中、1300℃、2時間
・Ni−20wt%Cr:真空中、1250℃、2時間
・Nb:真空中、1300℃、2時間
・Ta:真空中、1350℃、2時間
・Ag−40wt%W:真空中、900℃、2時間
得られた焼結体を、圧延機にて圧下率5%で2回圧延し、その後、大気、250℃、15分の条件で焼鈍した。そして、φ4mmに切断して接点材料とした。
この接点材料を固定板及び可動板に設けられた台座にろう付けにて接合した。台座は、C15100合金(Cu−0.05〜0.15wt%Zr)とし、ろう材は、Agろう(BAG7;Ag−22wt%Cu−17wt%Zn、融点650℃)を用いた。
Figure 2014007096
(試験条件1)
上述のようにして作製された継電器において、固定接点側を正極、可動接点側を負極とし、24V×20Aの直流電気回路に接続した。第1組の接点と第2組の接点との開閉の時間差を20msecとし、開閉回数5000回のASTM開閉試験を実施した。なお、開離速度を30mm/sとした。
そして、第1組の接点の溶着の有無、第2組の接点の溶着回数、正極に接続された固定接点の使用前後での重量減少割合(%)、閉成時の電気抵抗を評価した。なお、溶着は、0.2Nの力で引き離すことができなくなった状態とした。評価結果を表2に示す。
Figure 2014007096
(試験条件2)
上述のようにして作製された継電器において、固定接点側を正極、可動接点側を負極とし、60V×60Aの直流電気回路に接続した。第1組の接点と第2組の接点との開閉の時間差を20msecとし、開閉回数5000回のASTM開閉試験を実施した。なお、開離速度を30mm/sとした。
そして、第1組の接点の溶着の有無、第2組の接点の溶着回数、正極に接続された固定接点の使用前後での重量減少割合(%)、閉成時の電気抵抗を評価した。なお、溶着は、0.2Nの力で引き離すことができなくなった状態とした。評価結果を表3に示す。
Figure 2014007096
第2組の接点を、融点が1080℃のCu−40wt%Wで構成した比較例1においては、試験条件1において、溶着が多く発生し、固定接点の使用前後での重量減少割合(%)も大きかった。アーク放電によって、第2組の接点が損耗していることが確認される。
第1組の接点を、電気抵抗値が5.7×10−2μΩmのCu−40wt%Wで構成した比較例2では、閉成時の電気抵抗値が22mΩと高く、効率的に通電できないことが確認された。
第1組の接点を、電気抵抗値が5.7×10−2μΩmのCu−40wt%Wで構成し、第2組の接点を、融点が960℃のAg−40wt%Wで構成した比較例3においては、溶着が多く発生し、固定接点の使用前後での重量減少割合(%)も大きかった。また、閉成時の電気抵抗値が21mΩと高く、効率的に通電できないことが確認された。
これに対して、本発明例1〜5によれば、溶着は認められず、正極に接続された固定接点の使用前後の重量減少も認められなかった。アーク放電によって、第2組の接点も損耗していないことが確認される。また、閉成時の電気抵抗値が十分低く、効率的に通電可能であることが確認された。
10 継電器
11 第1組の接点
12 第2組の接点
25 第1固定接点
26 第2固定接点
35 第1可動接点
36 第2可動接点

Claims (4)

  1. 並列に接続された2組の接点を備え、かつ、開閉時に第1組の接点が先に開離して後に閉成し、第2組の接点が後に開離して先に閉成する双子接点を有する継電器において、
    前記第1組の接点は、AgまたはAg合金で構成されており、前記第2組の接点は、融点が1300℃以上の導電性材料で構成されていることを特徴とする継電器。
  2. 前記第2組の接点は、Fe,Cr,Ni,Nb,Taのうちの1種を主成分とする導電性材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の継電器。
  3. 前記第1組の接点は、電気抵抗率が1.6×10−2μΩm以上3.4×10−2μΩm以下のAgまたはAg合金で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の継電器。
  4. 直流で、400VA以上4000VA以下の負荷領域で使用されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の継電器。
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