JP2014006901A - 関与媒質により受光された光量を推定する方法及び対応する装置 - Google Patents

関与媒質により受光された光量を推定する方法及び対応する装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ヘテロジニアス関与媒質における光の拡散の現実的なライブ表示を構成するのに必要とされる計算時間及び/又は計算パワーを最適化する。
【解決手段】ヘテロジニアスな関与媒質10のポイントMにより受光される光は複数の光源を有する光環境により発射され、前記ポイントMを有する前記媒質の第1ポイントセットを選択し、複数の光の発射方向に沿って前記媒質の境界を示す第1表面40と前記ポイントとの間の光の減衰を示す複数の第1減少値を推定し、前記ポイントMと少なくとも1つの第2表面41との間の光の減衰を示す第2減少値を推定し、前記第1ポイントセットの各ポイントについて、球関数の正規直交基底における前記第1減少値の射影によって、前記ポイントにおける光の強さの減少を示す第1射影係数を推定し、前記第1射影係数と前記第2減少値とを利用して、前記ポイントMにより受光される光量を推定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、合成画像構成の領域に関し、より詳細には、ヘテロジニアス関与媒質における光散乱(拡散)シミュレーションの領域に関する。本発明はまた、ライブ構成のための特殊効果の範囲内に属する。
従来技術によると、霧、煙、埃又は雲などの関与媒質における光の拡散をシミュレートするための異なる方法が存在する。関与媒質(participating media)は、特にパスと強さとを修正するため、光とインタラクトする浮遊微小粒子から構成される媒質に対応する。
関与媒質は、2つのパーツ、すなわち、水などのホモジニアス媒質と、煙や雲などのヘテロジニアス媒質とに分割できる。ホモジニアス関与媒質のケースでは、光源により送られる光の減衰を解析的に計算することができる。実際、それらのホモジニアスな性質のため、これらの媒質は、媒質の何れかのポイントにおける光吸収係数又は光拡散係数定数などのパラメータを有する。他方、光吸収及び散乱(拡散)性質は、ヘテロジニアス関与媒質のポイント間で変化する。このとき、このようなヘテロジニアス媒質における光の拡散をシミュレートするのに必要な計算はかなりコストのかかるものであり、ヘテロジニアス関与媒質により散乱(拡散)される光の光量を解析的かつライブで計算することはできない。さらに、媒質が拡散されていない場合(すなわち、媒質の拡散が異方性を有する場合)、媒質により拡散される光量はまた、光の拡散方向、すなわち、人間が媒質を見る方向に従って変化する。このとき、拡散される光の光量を推定する計算は、媒質の実際のレンダリングを取得するため、人間による媒質の観察の各方向について繰り返される必要がある。
ヘテロジニアス関与媒質のライブ表示を生成するため、いくつかの方法は、ヘテロジニアス関与媒質を表すいくつかのパラメータの前計算を実行する。これらの方法が例えば、後計算におけるスタジオ利用のため完全に適応化され、良質な表示を提供するが、これらの方法は、ヘテロジニアス関与媒質のライブのインタラクティブな概念及び構成に関して適応化されない。このような方法は、例えば、Microsoft Corporationにより出願され、2008年12月31日に公開された特許出願WO2009/003143に記載されている。WO2009/003143出願の発明の主題の目的は、ヘテロジニアス媒質のレンダリングのためのライブソフトウェアであり、放射基底関数を利用した手段について記載している。当該手段は、しかしながら、ピクチャ合成ライブ計算に利用される媒質を表す射影係数を計算可能にするため、ある前処理演算が関与媒質にオフラインに適用される必要があるため、ライブレンダリング手段としてみなすことができない。
特に3次元(3D)のインタラクティブシミュレーションゲーム及びアプリケーションの登場によって、ヘテロジニアス関与媒質の現実的な表示を提供するライブシミュレーション方法が必要とされている。
本発明の目的は、従来技術の上記問題点の少なくとも1つを解決することである。
より詳細には、本発明の目的は、ヘテロジニアス関与媒質における光の拡散の現実的なライブ表示を構成するのに必要とされる計算時間及び/又は計算パワーを最適化することである。
本発明は、ヘテロジニアスな関与媒質(10)のポイントMにより受光される光の光量を推定する方法であって、前記光は複数の光源を有する光環境により発射される方法に関する。当該方法は、
−前記ポイントMを有する前記媒質の第1ポイントセットを形成するため、前記媒質のポイントのいくつかを選択するステップと、
−前記第1ポイントセットの各ポイントについて、複数の光の発射方向に沿って前記媒質の境界を示す第1表面と検討されている前記ポイントとの間の光の減衰を示す光の強さの複数の第1減少値を推定するステップと、
−前記複数の光の発射方向に沿って前記ポイントMと少なくとも1つの第2表面との間の光の減衰を示す光の強さの複数の第2減少値を推定するステップであって、前記少なくとも1つの第2表面は、前記第1ポイントセットに属する前記ポイントMの近傍のポイントのいくつかを有する、前記第2減少値を推定するステップと、
−前記第1ポイントセットの各ポイントについて、球関数の正規直交基底における前記光の強さの第1減少値の射影によって、前記ポイントにおける光の強さの減少を示す第1射影係数を推定するステップと、
−前記推定された第1射影係数と前記光の強さの複数の第2減少値とを利用して、前記ポイントMにより受光される光量を推定するステップと、
を有する。
特定の特徴によると、当該方法は、前記第2表面のポイントについて推定された第1射影係数を利用して、前記第2表面に属する前記第1ポイントセットの各ポイントにより受光される光量を推定するステップを有する。
効果的には、当該方法は、前記第2表面と前記複数の光の発射方向との間の交差ポイントを推定するステップを有し、前記交差ポイントが前記第1ポイントセットに属しないとき、前記交差ポイントにより受光される光量は、前記第1ポイントセットに属する第2表面の少なくとも2つのポイントにより受光される光量を補間することによって推定される。
特定の特徴によると、当該方法は、前記球関数の正規直交基底における前記光の強さの第2減少値の射影によって、前記ポイントMにおける光の強さの減少を示す第2射影係数を推定するステップを有し、前記ポイントMにより受光される光量は、前記推定された第1射影係数と前記推定された第2射影係数とを利用して推定される。
効果的には、前記光の強さの第1及び第2減少値の推定は、前記光の発射方向のサンプリングを介し実行される。
特定の特徴によると、当該方法は、前記球関数の正規直交基底における第3射影係数を推定するステップを有し、前記第3射影係数は、前記光環境のポイントセットの入射光を示す。
他の特徴によると、当該方法は、前記球関数の正規直交基底における第4射影係数を推定するステップを有し、前記第4射影係数は、前記媒質の第2ポイントセットの位相関数を示す。
効果的には、当該方法は、前記ポイントMにより受光される光量から、前記ポイントMにより拡散される光量を推定するステップを有する。
特定の特徴によると、ポイントMにより拡散される光量の推定は、Ray−Marchingアルゴリズム法を用いて実行される。
他の特徴によると、第1及び第2射影係数は、少なくとも1つのグラフィックスプロセッサに関するメモリのテーブルに格納される。
本発明はまた、ヘテロジニアスな関与媒質からのポイントMにより受光される光の光量を推定するよう構成される装置であって、前記光は、複数の光源を有する光環境により発射され、当該装置は、
−前記ポイントMを有する前記媒質の第1ポイントセットを形成するため、前記媒質のポイントのいくつかを選択する手段と、
−前記第1ポイントセットの各ポイントについて、複数の光の発射方向に沿って前記媒質の境界を示す第1表面と検討されている前記ポイントとの間の光の減衰を示す光の強さの複数の第1減少値を推定する手段と、
−前記複数の光の発射方向に沿って前記ポイントMと少なくとも1つの第2表面との間の光の減衰を示す光の強さの複数の第2減少値を推定することであって、前記少なくとも1つの第2表面は、前記第1ポイントセットに属する前記ポイントMの近傍のポイントのいくつかを有する、前記第2減少値を推定する手段と、
−前記第1ポイントセットの各ポイントについて、球関数の正規直交基底における前記光の強さの第1減少値の射影によって、前記ポイントにおける光の強さの減少を示す第1射影係数を推定する手段と、
−前記推定された第1射影係数と前記光の強さの複数の第2減少値とを利用して、前記ポイントMにより受光される光量を推定する手段と、
を有する装置に関する。
特定の特徴によると、当該装置は、前記球関数の正規直交基底における光の強さの第2減少値の射影によって、前記ポイントMにおける光の強さの減少を示す第2射影係数を推定する手段を有する。
効果的には、当該装置は、前記球関数の正規直交基底における第3射影係数を推定する手段を有し、前記第3射影係数は、前記光環境のポイントセットの入射光を示す。
特定の特徴によると、当該装置は、前記球関数の正規直交基底における第4射影係数を推定するよう構成され、前記第4射影係数は、前記媒質の第2ポイントセットの位相関数を示す。
本発明はまた、コンピュータ上で実行されると、ヘテロジニアスな関与媒質のポイントMにより受光される光量を推定する方法のステップを実行するためのプログラムコード命令を有するコンピュータプログラムに関する。
本発明はまた、ヘテロジニアスな関与媒質のポイントMにより受光される光量を推定する方法を実現するため、コンピュータにより実行可能な命令セットを格納するコンピュータ可読記憶手段に関する。
本発明によると、ヘテロジニアス関与媒質における光の拡散の現実的なライブ表示を構成するのに必要とされる計算時間及び/又は計算パワーを最適化することができる。
図1は、本発明の実施例によるヘテロジニアス関与媒質の拡散光を図式的に示す。 図2A及び2Bは、本発明の実施例による複数の光源を有する光環境を示す。 図3は、本発明の実施例による図2A及び2Bの光環境により照射される図1の媒質により受光及び拡散される光の光量を推定する方法を図式的に示す。 図4は、本発明の実施例による図1の媒質のポイントセットの各ポイントにおける投影の係数を推定する方法を図式的に示す。 図5は、本発明の実施例による受光した光の光量を推定する方法を実現する装置を示す。 図6は、本発明の実施例による図5の装置により実現される図1の媒質のポイントにおいて受光する光量を推定する方法を示す。
図1は、例えば、雲、霧又は煙などのヘテロジニアス関与媒質10を示す。関与媒質は、光を吸収、発光及び/又は拡散するサスペンションにおける多数の粒子から構成される媒質である。それの最もシンプルな形態では、関与媒質は、例えば、太陽などの光源11から受光した光を吸収するのみである。これは、媒質10を通過した光が、媒質の密度に応じて減衰することを意味する。媒質がヘテロジニアスである場合、すなわち、例えば、それを構成する粒子の密度などの媒質の物理的特性が媒質におけるポイント間で異なる。関与媒質が光とインタラクトする小さな粒子から構成されるとき、方向ωinにより光源11から受光した入射光は、吸収されるだけでなく拡散する。等方性拡散を有する関与媒質では、光はすべての方向に一様に拡散する。図1に示される雲10などの異方性拡散の関与媒質では、光の拡散は、光の入射方向ωin110と拡散方向ωoutとの間の角度に依存する。拡散方向ωout120の媒質10のポイントM13において拡散する光量は、以下の式により計算される。
Figure 2014006901
方向ωout120における空間のポイントCにある観察者12の目に届く媒質のポイントM13により拡散される光の光量、すなわち、ポイントMにより拡散され、パスM−Pにおいて媒質10により減衰される光量は、ポイントPが観察者12の方向の方向ωoutと媒質10との交点にあるとき、
Figure 2014006901
となる。ここで、
・σは、媒質の拡散係数であり、
・σは、媒質の吸収係数であり、
・σ=σ+σは、媒質の吸光係数(extinction coefficient)であり、
・D(M)は、所与のポイントにおける媒質の密度であり、媒質10がヘテロジニアスであるとき、密度はポイント間で変化し、
・p(M,ωout,ωin)は、入射方向ωinから到来する光がポイントMにおいて拡散方向ωoutにどのように拡散されるか示す位相関数であり、
・Lri(M,ωin)は、入射方向ωin110から到来するポイントMにおける低減された光の強さであり、セグメントK−M上の媒質10の光の軌跡による減衰後のポイントMに到着した入射光の光量を表し、Kは媒質10と入射光ωin110との間の交点であり、それの値は、
Figure 2014006901
であり、
Figure 2014006901
は、P15からM13までのパスに沿った吸収及び拡散による拡散されたルミナンスの減衰を表す。
式2は、ポイントMにより拡散し、方向ωoutにいる観察者12の目に到達する光量が計算されることを可能にする。方向ωoutを見ている観察者が受光する光量を計算するため、軸ωoutにある媒質のすべてのポイント、すなわち、媒質10と方向ωout120との間の2つの交点であるP及びMmaxのセグメントP−Mmax上のポイントのすべての貢献を加算することが必要である。シンプルな拡散による方向ωout120からP15に到着するトータルの拡散されたルミナンスは、
Figure 2014006901
となる。
C−Pパスをカバーする光は、媒質10の外部では減衰しないため、減衰しないと仮定される。
このトータルの拡散されたルミナンスは、方向としてωoutを有する半径上のPとMmaxとの間にあるすべてのポイントの貢献を積分することによって取得される。このような積分式は、一般に解析的には解くことができず、拡散される光の光量のライブ推定についてはさらにそうである。この積分は、Ray Marchingとして知られる方法を利用してデジタル評価される。この方法では、積分領域は、サイズδの区間の大きさに離散化され、以下の式が取得される。
Figure 2014006901
効果的には、ヘテロジニアス関与媒質10は、簡単化のため、図1において2次元で示される3次元要素である。
一変形によると、媒質10は、例えば、1000、100,000又は1,000,000個の光源などの複数の光源により照射される。
図2A及び2Bは、複数の光源23,24,25を有する光環境2を示す。図2A及び2Bにおいて同一の要素には同一の参照符号が利用される。図2Aは、3つの光源23,24,25により照射される2つのポイントA21及びB22をより詳細に示す。ポイントA21は、方向ω1A211に沿って第1光源23、方向ω2A212に沿って第2光源24及び方向ω3A213に沿って第3光源25により照射される。ポイントB22は、方向ω1B221に沿って第1光源23、方向ω2B222に沿って第2光源24及び方向ω3B223に沿って第3光源25によって照射される。複数の光源を有するため、このような複雑な光環境により引き起こされる問題は、媒質における入射光の推定のための計算に関してかなりコストがかかるということである。これは、媒質のソースとポイントとの間の光の方向が媒質の各ポイントについて異なるためである。実際、第1ソース23により発光される光がとる方向はAとBについて異なり、第2ソース24により発光される光がとる方向はAとBについて異なり、第3ソース25により発光される光がとる方向はAとBについて異なる。この問題を解決するため、複数の離れた光源から到来する光の推定は、図2Bに示されるように、本発明の実施例による環境マッピング方法を利用して行われる。一方ではポイントAとBとの間の光の正確な方向と、他方では光源23,24,25の間の光の正確な方向とを考慮するのでなく(図2Aに示されるものなど)、環境マッピングとして知られる方法は、環境2のすべての光源23,24,25がポイントA,Bに関して光学的に無限に配置されることを考える。このように、光源23,24又は25により発光される光がとる方向は考慮される媒質のポイントA,Bに関係なく同一であると考えることができる。ポイントA,Bを分離する距離による視差効果は、このようにして無視される。ポイントAと第1光源23とを接続する方向ω1A211は、ポイントBと第1光源23とを接続する方向ω1B221に同一であるとみなされる。同様にして、ポイントAと第2光源24とを接続する方向ω2A212は、ポイントBと第2光源24とを接続する方向ω2B222に同一であるとみなされ、ポイントAと第3光源25とを接続する方向ω3A213は、ポイントBと第3光源23とを接続する方向ω3B223と同一であるとみなされる。
一変形によると、光環境は、例えば、1,000、100,000又は1,000,000個の光源などの2以上の光源を有する。
図3は、本発明の実施例による複数の光源31,32,33を有する光環境3からの光の媒質10により拡散される光量の推定方法を示す。これが図1に関して説明されたとき、媒質10によりポイントM13において拡散される光は、光源11(又は光環境3)から媒質10により受光される光の減衰と、媒質10により受光される減衰した光の光量の拡散との合成である。まず、図3に関して、媒質10において光環境3から受光する光の減衰を表す式1の項が推定される。これを実行するため、ポイントM34の周囲の球Ωがサンプリングされる。中心Mの球Ωからの各方向ωについて、Mと媒質の外部との間で構成されるパスに沿った光の減衰が、式3に等価な以下の式を用いて推定される。
Figure 2014006901
ただし、R(M,ω)は、方向ωによるポイントM13における光の強さの減衰であり、減衰後にポイントMに到着する入射光の光量を表し、D(s)は媒質の密度であり、σは媒質の拡散係数σと媒質の吸収係数σとの和(σ=σ+σ)に対応する媒質の吸光係数である。K35は、ポイントMから出る方向ωに続く媒質10の外部と媒質10との間の交差点である。
式6は、所与の方向ωのあるポイントにおける光の減衰を提供する。方向ωによるポイントMにおける光の減衰を推定するため、入射方向ωにある積分領域は、サイズδの区間の系列に離散化され、媒質10はヘテロジニアスであるため、区間毎に密度は異なる。Ray−Marching方法を適用することによって、光の減衰値は、方向ωによりポイントMにおいて取得される。当該値は、GPU(Graphical Processing Unit)に関するメモリにテーブルに記録される。ポイントM34における光の減衰の当該推定処理は、ポイントMから出るN個の方向ωを有するセットにおいてサンプリングされる中心Mの球Ωの各方向ωについて繰り返される。こkで、Nは任意の自然数である。ある方向ωによるポイントMにおける光の減衰を表すこれらの値は、GPUに関するメモリテーブルに格納される。
関数空間の各関数は、基底関数の線形結合として記述可能であり、基底関数は関数空間の基底の要素である。球関数の正規直交基底を利用して、
Figure 2014006901
によりポイントMにおける光減衰関数を表すことが可能である。ただし、R(M)はポイントMにおける光減衰関数であり、Cr(M)は基底関数B(M)の射影の(トータルでNc個の係数上の)第j係数であり、球Ω上の積分により定義される。
Figure 2014006901
このように計算された基底関数の射影係数のセットNcは、GPUのメモリテーブルに格納される。これらの係数は、媒質10の所与のポイントMの何れかの方向からの光のシンプルな拡散により、複数の光源を有する光環境により発射された光の減衰を表す。
効果的には、上述された処理は、媒質10のポイントMのセットについて繰り返される。ポイントセットの各ポイントについて、すべての方向による光の減衰を表す射影係数が計算され、減衰記録と呼ばれるテーブルに記録される。射影係数が計算されるポイントMの個数が多くなるほど、媒質10におけるシンプルな拡散による光の減衰の表現はより正確になる。
同様に、媒質10の位相関数は、球関数の正規直交基底を用いて表すことができる。媒質10の位相関数は媒質10の任意のポイントにおいて同じであるとみなされる。位相関数p(ωout,ωin)を球関数Bの基底の射影係数Cp(第3射影係数と呼ばれる)のセットNcに射影することによって、以下が得られる。
Figure 2014006901
当該射影は、球Ω上のポイントMから出る方向ωのセットNについて実行される。媒質の位相関数を表す射影係数は、GPUに関するメモリのテーブルに格納される。一変形によると、位相関数は、ポイントM毎に変化し、射影係数は、媒質10を表すポイントセットについて計算される。
同様にして、媒質10への入射光を表す環境マッピング3を記述する関数は、球関数の正規直交基底を用いて表される。環境マッピング3を表す関数を球関数Bの基底の射影係数ClのセットNcに射影することによって、以下が得られる。
Figure 2014006901
ただし、Li(ωin)は入射方向ωinによる入射光の関数である。
効果的には、光減衰関数、位相関数及び入射光関数は、単一かつ同一の球関数の正規直交基底により表される。
図1に関して説明されたように、式1は、単一の光源11を有する光環境の拡散方向ωout120における媒質10のポイントM13において拡散する光量を記述する。当該式から始めて、複数の光源を有し、入射光関数を介し記述される光環境3に対してこれを適応化して、方向ωoutによるポイントMにおける媒質10により透過される光を表す以下のシンプルな拡散式が得られる。
Figure 2014006901
関数R,Li及びpは、球基底関数の射影係数セットに、それぞれ第1係数セット、第3係数セット及び第4係数セットに射影された。射影係数はそれぞれ、{Crj=0,...,n,{Clj=0,...,n及び{Cpj=0,...,nと表される。媒質10のポイントセットについて推定され、媒質Mのすべてのポイントに対しては推定されていない光減衰関数を記述する射影係数、式8を介し推定されていないポイントに対するRの射影係数が、補間により計算される。観察者の観察方向にあるポイントMにおける減衰関数の第1射影係数を取得するため、Mの近傍エリアにある複数のポイント(例えば、4,8又は16個のポイント)について推定された関数Rの第1射影係数の補間が実行される。
媒質における光の減衰を表す第1射影係数(図2に関して説明された式8を介し、さらに空間補間により推定された)、入射光を表す第3射影係数及び媒質10の位相関数を表す第4射影係数を利用して、観察者36により受信されるようにポイントMにおける光のグローバルな減衰を解析的に推定可能であり、必要とされる計算パワーに関するリソースは、積分形式の式の解析的な解について要求されるものよりはるかに少ない。射影された関数のトリプルの積を計算するため。当業者に周知なテンソル積が利用され、式2、8及び11を利用して、媒質のポイントM13により発射され、方向ωoutを見ている観察者12により受光される光量を推定可能である。従って、以下が得られる。
Figure 2014006901
ただし、Γjkiは、
Figure 2014006901
により計算されるテンソル積を表す。
式12は、ポイントMにより発射され、観察者により受光される光量を表す。方向ωout120を見ているポイントCにいる観察者により受光される光のトータルの光量を取得するため、PからMmaxまでのポイントMのセットにより発射されるエレメンタリな光量の和を加算すれば十分である。以下の式が取得される。
Figure 2014006901
媒質10により拡散され、観察者12により受光されるトータルの光量を取得するため、上述した推定が、ユーザから出て、媒質10と交差するすべての方向について繰り返される。各観察方向により観察者により受光される光量の和は、観察者12により媒質10から受光される光量を提供する。
図4は、本発明の非限定的な実施例による複数の入射方向ω421,422,423,424,425,426,427によるポイントMにおける光の減衰を推定する方法を示す。境界ボックスとも呼ばれるボリューム4が、関与媒質10の周囲に効果的に規定され、すなわち、関与媒質10により形成されるボリュームは、効果的には矩形又は正方形の平行六面体形状又は他の何れかの形状のボックスにより包囲される。境界ボリューム4は、バーチャルシーンにおける関与媒質10により占有されるボリュームの迅速な推定を提供できる。境界ボリュームの利用は、関与媒質10に関するすべての幾何学的計算を簡単化及び促進することが可能であり、境界ボリュームのジオメトリは、形状が複雑となりうる関与媒質のものよりシンプルである。境界ボリュームは、関与媒質のすべてのジオメトリを含むように生成され、境界ボリューム4の内面と外面との間には、少なくとも所々に空間が存在する。境界ボリューム4は、各セルが効果的にはポイント401,402,403,...,414,415,40nにより規定される複数のセル(例えば、40×40×40、50×50×50又は100×100×100個のセルなど)に分割される。境界ボリューム4は、効果的には、境界ボリュームと関与媒質10とを包囲するそれの外面40(残りの説明では、第1表面よ呼ばれる)により規定される。各方向ωについてポイントMにおける光の減衰を決定するため、各方向ωと第1表面40との間の交点が推定される。方向ω427の具体例は、ポイントMにおける光の減衰を決定するための処理を説明するのに利用される。本例によると、方向ω427と第1表面40との間の交点は、ポイントP401である。第1表面40との交点P1は、当業者に知られている何れかの幾何学的方法により計算される。図3に関して説明されるように、ポイントMとポイントP401とを分離する距離は、サイズδの区間の系列に離散化される。式6から、Ray−marching方法を適用することによって、方向ω427によるポイントにおける光の減衰の値(光の減衰の第1の値と呼ばれる)が取得され、例えば、GPUに関するメモリテーブルに記録される。この処理は、すべての方向ω421〜427と、境界ボリューム4のセルを規定するすべてのポイント401〜40nとに対して繰り返される。ポイントMは、ポイント401〜40nの1つに対応する。これらの第1の値は、媒質10における光のシンプルな拡散による光の減衰を決定し、これにより、光環境2からポイントMにより受光される光量を決定することができる。
一変形によると、第1表面は関与媒質10の外面に対応し、関与媒質の外側にあるセルを有することを防ぎ、これにより、媒質10による受光される光量のより良好な推定を有することが可能である。
ポイントMにより受光される光量のより良好な推定を有するため、ポイントMの照射においてMと異なる媒質10のポイント401〜40nの貢献が、効果的に決定される。媒質10とポイントMの近傍とに属するポイントを有する第2表面41が規定され、近傍の各ポイントに対して受光される光量が、ポイントMと同様に、すなわち、複数の方向ωに沿って光環境により発射される光の減衰を表す値を決定することによって決定される。第2表面を形成するポイントMの近傍のポイントは、例えば、ポイントMに最も近いポイント、すなわち、ポイントMを有するセルに隣接するセルのポイント(特に、402,403,414,415と参照されるもの)などに対応する。第2表面は、ポイントMの周囲の第2境界ボリュームを規定する。ポイントMによる光環境から直接受光する光の第1減衰値を推定するのに利用される各方向ω421〜427について、第2表面41と方向ω421〜427との間の交差ポイントが決定される。方向ω427の具体例を利用することによって、方向ω427と第2表面41との間の交差は、ポイントP410に対応する。第1交差ポイントP401と第2交差ポイントP410とが、方向ω427をカバーすることによって決定される。当該方向は、これら2つの交差ポイントを決定するため、効果的には1回カバーされる。交差ポイントP410が境界ボリューム4を形成するセルのポイントの1つに対応していないとき、すなわち、受光した光量が計算された媒質のポイントに対応していないとき、当該ポイントP410により受光される光量は、例えば、受光した光量が決定され、メモリに格納された第2表面41の各ポイントの交差ポイントP410を分離する距離などに従って、第2表面41に属する媒質10のポイント414,415により受光される光量の補間により決定される。ポイントMにおける第1光減衰値を決定するのに利用される方向ω427の(距離[MP]に対する)離散化は、式6からパス[MP]上の減衰を表すポイントMにおける第2光減衰値を決定するのに利用される。すなわち、第1及び第2光減衰値は、P410を通過するP401とMとの間の方向ω427を1回カバーすることによって、シングルなパスにおいて決定される。これにより、第2光減衰値が方向ω421〜427のそれぞれについて決定され、GPUに関するメモリテーブルに格納される。
ポイントMにおいて受光するトータルの光量は、第1及び第2光減衰値を表す第1射影係数から計算される。これを行うため、当該和は、シンプルな拡散によりポイントM34において受光する光量(すなわち、第1表面とポイントM34との間で構成されるパス上において媒質により受光及び減衰される光量)と、複数の拡散による光量とから構成される。複数の拡散は、近傍ポイントの貢献の和に対応し、これらのポイントとポイントM34との間に構成されるパス上の媒質10により減衰される第2表面の各ポイントのシンプルな拡散を加算することによって取得される。トータルの光量は、以下の式により取得される。
Figure 2014006901
ただし、Pは、ポイントMの近傍の第iポイント、すなわち、第2表面の第iポイントに対応する。
ポイントMにより受光される光量の推定を再び向上させるため、第2表面の境界を示す1以上の第3表面に属する媒質10のポイントの貢献が、効果的には、上述されたもの同じように決定され、異なる方向ω421〜427のみの離散化が、ポイントMの境界を示す媒質のポイントを有する表面と方向ωとの間の各交点からポイントMを分離するパスに関するすべての光減衰値を決定するため1回実現される。
第2光減衰値セット(第2交差ポイントとポイントMとの間の光の減衰を表す)は、ポイントMにおける光の減衰の第2関数を構成し、ポイントMにおける第1光減衰関数は、第1光減衰値のセットにより形成される。効果的には、ポイントMにおける第2光減衰関数は、式7から、第1光減衰関数を表すのに利用されるものと同じ球関数の正規直交基底により表される。Nc個の第2射影係数の第2セットは式8から決定され、第2射影係数は、球関数の正規直交基底における光の強さの減少の第2の値の射影によるポイントMにおける光の強さの減少を表す。第2射影係数によるポイントMにおける光の減衰の第2関数の表現は、光の強さの第2減少値を格納するのに要求されるメモリスペースを低減することが可能であり、第2射影係数の個数Ncは、ポイントMにおける光の強さの第2減少値の個数よりかなり少ない。
ポイントMにおいて受光されるトータルの光量Qは、第1射影係数と第2射影係数とから推定される。ポイントMにおける媒質のシンプルな拡散は、媒質における光の第1減衰関数を表す第1射影係数、光環境を表す第3射影係数及び媒質の位相関数を表す第4射影係数から、当業者に周知なテンソル積を用いて推定される。ポイントMにおいて受光するトータルの光量Qは、(複数の拡散に対応する)近傍に関する光の第2減衰関数を表す第2射影係数とシンプルな拡散とを用いて推定される。
ポイントMにより受光され、方向ωoutを見ている観察者に発射されたトータルの光量は、複数の拡散値とシンプルな拡散値とを加算することによって、以下の式から得られる。
Figure 2014006901
ただし、Q(M,ωout)は媒質10のポイントM34におけるシンプルな拡散に対応し、CPiは、第2表面に属する近傍ポイントPiの第2係数に対応する。
図5は、ヘテロジニアスな関与媒質10により拡散される光量を推定し、1以上の画像の表示信号を生成するよう構成される装置5のハードウェア実施例を図式的に示す。装置5は、例えば、パーソナルコンピュータPC、ラップトップ又はゲームコンソールなどに対応する。
装置5は、クロック信号を送信するアドレスデータバス45により一緒に接続される以下の要素、すなわち、
−マイクロプロセッサ51(又はCPU)、
−複数のグラフィックス処理ユニット520(又はGPU)とGRAM(Graphical Random Access Memory)タイプのランダムアクセスメモリ521とを有するグラフィックスカード52、
−ROM(Read Only Memory)タイプ56の不揮発性メモリ、
−ランダムアクセスメモリ又はRAM57、
−キーボード、マウス、ウェブカムなどの1以上のI/O(入出力)装置54、
−電源58
を有する。
装置5はまた、例えば、ライブでグラフィックスカードにおいて計算及び構成されたコンピュータにより生成されるグラフィックスの特に再生を表示するため、グラフィックスカード52に直接接続されるディスプレイスクリーンタイプの表示装置53を有する。表示装置53とグラフィックスカード52とを接続するための専用バスの利用は、かなり高いデータ伝送レートを有し、このようにして、グラフィックスカードにより構成される画像を表示するための遅延時間を低減するという効果を提供する。一変形によると、表示装置は、装置5の外部にあり、表示信号を送信するケーブルにより装置5に接続される。グラフィックスカード52などの装置5は、例えば、LCD、プラズマ画面、ビデオプロジェクタなどの外部の表示手段に表示信号を送信するのに適した伝送媒体又はコネクタ(図5に図示せず)を有する。
メモリ52、56、57の説明に用いられる“レジスタ”という単語は、上述した各メモリでは、低キャパシティのメモリゾーン(いくつかのバイナリデータ)と共に、高キャパシティのメモリゾーン(プログラム全体が格納され、又は計算されたデータを表すデータのすべて又は一部が表示されることを可能にする)を示すことに留意されたい。
パワーアップされると、マイクロプロセッサ51は、RAM57に含まれるプログラムの命令をロード及び実行する。
ランダムアクセスメモリ57は特に、レジスタ530において装置5をスイッチオンするためのマイクロプロセッサ51のオペレーティングプログラムと、ヘテロジニアスな関与媒質10を表すパラメータ571(密度、光吸収係数、光拡散係数などのパラメータ)とを有する。
後述される本発明に固有の方法のステップを実現するアルゴリズムは、これらのステップを実現する装置5に関するグラフィックスカード52のGRAMメモリ57に格納される。パワーアップされ、媒質を表すパラメータ570がRAM47にロードされると、グラフィックスカード52のグラフィックス処理ユニット520は、これらのパラメータをGRAM521にロードし、HLSL(High Level Shader Language)言語、GLSL(OpenGL Shading Language)言語などを用いて“shader”タイプのマイクロプログラムの形式によるこれらのアルゴリズムの命令を実行する。
GRAMランダムアクセスメモリ521は特に、
−レジスタ5210において、媒質10を表すパラメータ、
−媒質10の各ポイントにおける光の強さの第1減少値を表す第1射影係数5211、
−媒質10の各ポイントの光の強さ5212の第1及び第2減少値、
−媒質10の各ポイントにおける光の強さの第2減少値を表す第2射影係数5213、
−媒質10の各ポイントにおける入射光を表す第3射影係数5214、
−媒質10の各ポイントにおける位相関数を表す第4射影係数5215、
−方向ωと第1及び第2表面との間の第1及び第2交差ポイント5216、及び
−1以上の観察方向に沿って媒質10により拡散される光量を表す値5217
を有する。
一変形によると、RAM57の一部は、GRAM521において利用可能なメモリ記憶スペースが不十分である場合、係数5211,5213,5214,5215及び値5212,5216,5217を格納するため、CPUにより割り当てられる。しかしながら、当該変形は、GPUに含まれるマイクロプログラムから構成される媒質10の表現を有する画像の合成において、より長い遅延時間をもたらす。これは、GPUとGRAMとの間でデータを伝送するため、伝送キャパシティがグラフィックカードにおいて利用可能なものより一般に小さいバス55を利用して、グラフィックスカードからランダムアクセスメモリ57にデータが送信される必要があるためである。
他の変形によると、電源58は装置5の外部にある。
図6は、本発明の特に効果的な非限定的な第1実施例による装置5において実現されるヘテロジニアスな関与媒質のポイントにおいて受光される光量を推定する方法を示す。
初期化ステップ60中、装置5の各種パラメータが更新される。特に、ヘテロジニアスな関与媒質10を表すパラメータが、何れかの方法により初期化される。
次に、ステップ61中、関与媒質10の第1ポイントセットが選択される。当該第1ポイントセットは、例えば、関与媒質10の境界を示す第1ボリュームを形成するセルの中心などに対応する。ポイントの個数は、媒質10を有するシーンのレンダリングに要求されるクオリティに従って決定される。ポイントの個数が多いほど、これらのポイントにより受光される光量を推定するのに要求される計算は大きくなる。ポイントの個数は、例えば、レンダンリングのクオリティと当該レンダリングを取得するのに要求される計算量との間の最適な妥協点を有するように選択される。
その後、第2ステップ62中、光の強さの第1減少値が、選択されたポイントセットの各ポイントについて推定される。これを実行するため、光の強さの減少を表す複数の第1の値が、複数の所与の入射方向について媒質10の所与のポイントM34に対して計算される。光の強さの減少を表す第1の値はそれぞれ、複数の入射方向のうちの所与の入射方向と、入射方向に沿った媒質10、すなわち、媒質10の境界を示す第1表面とポイントM34との間に構成される表面上における光のパスとに対応する。ポイントM34を加えるため、光環境から出る複数の入射方向の各入射方向について、ポイントM34における光の強さの減少を示す値が、当業者に知られる何れかのサンプリング方法を利用して、効果的には、Ray−Marchingアルゴリズム法として知られる方法を利用して、計算される。ポイントMにおける光の強さの減少を示す第1の値が計算される複数の入射方向ω(又はωin)は、中心としてMを有する球Ωを形成する。ポイントMにおける光の強さの減少を示す第1の値が計算される方向ωの個数は、これらの値を計算するのに要求される計算パワーと、装置5のユーザにより所望されるポイントMにおける光の強さの減少の推定精度との間のベストな妥協点を見つけるような方法により選択される。方向ωの個数を選択することは、中心としてMを有する球Ωをサンプリングすることを意味する。効果的には、ステップ61は、媒質10を表す第1ポイントセット(例えば、50,100又は1000個のポイントなど)の各ポイントについて繰り返される。
その後、第3ステップ63中、光の発射方向ωに沿った第2表面とポイントM34との間の光の減衰を表す光の強さの第2減少値が取得される。第2表面は、ステップ62中に光の強さの第1減少値が推定された選択された第1ポイントセットに属するポイントM34の近傍ポイントの一部を有する。光の強さの第2減少値は、方向ωと第2表面との間の交点を決定することによって、光の強さの第1減少値と同様にして決定される。方向ωの離散化は、ステップ62,63と共通であり、第1表面と第2表面との交点とポイント34との間の距離がそれぞれ第1の値と第2の値との決定について異なっているのみである。
その後、第4ステップ64中、球関数の正規直交基底における基底関数の第1射影係数が推定され、これらの第1射影係数は、ヘテロジニアスな関与媒質10の任意のポイントにおける光の強さの減少を表す。第1射影係数は、効果的には、球関数の正規直交基底における光の強さの第1減少値の射影から得られる。それは、球関数の正規直交基底における第1の値の表現は、球関数の正規直交基底の第1の値の射影により理解される。当該射影は、第1の関数の基底(第1の値は、初期的には入射方向に沿って表され、第1の値が計算されるポイントMに到達する前に入射方向に沿って関与媒質にカバーされる距離に従って表される)から第2の関数の基底、すなわち、球関数の正規直交基底に通過することに関する。射影係数は、球関数の正規直交基底における第1の値の表現(すなわち、式)の結果である。光の強さの減少を表す第1射影係数は、第1ポイントセットの各ポイントにおいて取得される。すなわち、第1射影係数セットは媒質のポイントに対応し、媒質10を表す第1ポイントセットにポイントと同数の計算された第1射影係数セットがある。第1射影係数が計算されていない媒質のポイントについて第1射影係数を取得するため、計算された第1射影係数の補間が利用される。
最後に、ステップ65中、媒質10のポイントMにより受光される光量が、ポイントMの照明におけるポイントM34の近傍ポイントの寄与を表す、光の強さの第2減少値と以前に推定された第1射影係数とを利用することによって推定される。
効果的には、受光した光量の決定が、第1ポイントセットの各ポイントについて実現される。
一変形によると、光の強さの減少を表す第2射影係数が、球関数の基底における光の強さの第2減少値の射影によって、ポイントM34について推定される。これらの第2投影係数は、効果的には、第1光減衰関数を表すのに利用された光の強さの第2減少値の代わりに、ポイントM34により受光される光量を決定するのに利用される。
一変形によると、入射光を表す第3射影係数が、光環境3のポイントセットに対して推定される。当該ポイントセットは光環境を表す。これを実行するため、媒質10の入射光を表す環境マッピング3を記述する関数(入射光関数と呼ばれる)は、第1光減衰関数を表すのに利用される球関数の正規直交基底を用いて表現される。環境マッピング3を表す関数は、球関数の基底の第3射影係数セットに射影される。効果的には、これらの第3係数は、装置5のグラフィックスカードの1以上のGPUに関するメモリのテーブルに格納される。第3射影係数は、効果的には、媒質の任意のポイントで同一である。一変形によると、第3射影係数は、光環境に属するポイント毎又はポイントセット毎に変化する。
他の変形によると、媒質10の位相関数を表す第4射影係数が、媒質10の第2ポイントセットについて推定される。当該ポイントセットは光環境を表す。これを実行するため、媒質10の位相関数を記述する関数は、第1光減衰関数と入射光関数とを表すのに利用された球関数の正規直交基底を用いて表される。従って、位相関数は、球関数の基底の第4射影係数セットに射影される。効果的には、これらの第4係数は、装置5のグラフィックスカードの1以上のGPUに関するメモリのテーブルに格納される。第4射影係数は、効果的には、媒質の任意のポイントにおいて同一である。一変形によると、第4射影係数は、媒質10に属するポイント毎又はポイントセット毎に変化する。
当然ながら、本発明は、上述した実施例に限定されるものでない。
特に、本発明は、ヘテロジニアスな関与媒質により拡散される光量を推定する方法に限定されるものでなく、当該方法を実現する何れかの装置と、特に少なくとも1つのGPUを有するすべての装置とに拡張される。第1、第2及び第3射影係数、光の強さの減少及び拡散される光量の推定のための図1〜4に関して説明された式の実現はまた、shaderタイプのマイクロプログラムの実現形態に限定されるものでなく、例えば、CPUタイプマイクロプロセッサにより実行可能なプログラムなどの何れかのプログラムタイプによる実現形態に拡張される。
効果的には、射影係数の推定に利用される基底関数は、球ハーモニックタイプ又は球ウェーブレットタイプの関数である。
効果的には、以前に推定された第1及び第2射影係数は、GPUに関するメモリに記録されるテーブルから構成される1以上のデータ構造に記録及び格納される。これらの記録は、減衰記録と呼ばれる。減衰記録テーブルは、効果的には、第1及び第2係数が式8から又は式8を介し計算された第1係数からの補間によって計算された否かに関係なく、内室10のポイントの第1及び第2射影係数を有する。媒質10のポイントによる又は媒質10を表すポイントセットの変形による第1射影係数セットがある。このような第1及び第2射影係数の格納は、媒質10により拡散され、観察者により知覚された光量を推定するための計算を迅速化するという効果を有する。入射光の強さの減少を表す第1射影係数は、式12,13に利用するため何れかの時点で及び即座に利用可能である。同様に、専用のテーブルにおける第3及び第4射影係数の記録は、特に第3及び第4係数がポイント毎に変化するとき(それぞれ光環境3及び媒質10から)、計算を高速化する。
本発明の利用は、ライブの利用に限定されず、例えば、コンピュータにより生成されたピクチャのレンダリングのためのレコーディングスタジオにおける、いわゆる後作成処理など、他の何れかの利用のため拡張される。後作成処理における本発明の実現は、特に必要な計算回数を減少しながら、現実の観点から優れた視覚的レンダリングを与える効果を提供する。
本発明はまた、1以上の所与の方向に媒質10のポイント(又は媒質10全体)により拡散される光量を推定する方法に関する。発射方向120による媒質10により拡散される光量は、例えば、ポイントM34などの媒質の1以上のポイントにより受光される光量を利用して推定される。これを実行するため、媒質120と発射方向120との交点に対応するラインセグメント、すなわち、セグメント[PMmax]が、当該セグメントを表すポイント群又はエレメンタリパート群に空間的に離散化される。当該セグメントの各ポイントについて(それぞれ各エレメンタリパート)、式15又は16が適用される。一変形によると、Ray−Marching法が、発射方向120における媒質10の周囲にあるポイントP15と考慮されるセグメントのポイントとの間の光の強さの減少を推定するのに実現される。
本発明はまた、ヘテロジニアスな関与媒質により拡散される光量が計算され、結果としての光を表す情報が画像のピクセルの表示に利用される2次元又は3次元ビデオ画像を構成する方法に関する。各ピクセルは、観察方向ωoutによる観察方向に対応する。画像の各ピクセルによる表示のための計算された光値は、観察者の異なる視点に適応化するよう再計算される。
本発明は、例えば、PCやラップトップタイプのコンピュータにおいて又はライブ画像を生成及び表示する特殊なゲームコンソールにおいて実行可能なプログラムなどによるビデオゲームアプリケーションにおいて利用可能である。図5に関して説明された装置5は、効果的には、例えば、キーボード及び/又はジョイスティック、音声認識もまた可能である命令を入力するための他のモードなどのインタラクション手段を有する。
3 光環境
10 媒質
31,32,33 光源

Claims (15)

  1. ヘテロジニアスな関与媒質のポイントMにより受光される光の光量を推定する方法であって、前記光は複数の光源を有する光環境により発射され、
    当該方法は、
    前記ポイントMを有する前記媒質の第1ポイントセットを形成するため、前記媒質のポイントのいくつかを選択するステップと、
    前記第1ポイントセットの各ポイントについて、複数の光の発射方向に沿って前記媒質の境界を示す第1表面と検討されている前記ポイントとの間の光の減衰を示す光の強さの複数の第1減少値を推定するステップと、
    前記複数の光の発射方向に沿って前記ポイントMと少なくとも1つの第2表面との間の光の減衰を示す光の強さの複数の第2減少値を推定するステップであって、前記少なくとも1つの第2表面は、前記第1ポイントセットに属する前記ポイントMの近傍のポイントのいくつかを有する、前記第2減少値を推定するステップと、
    前記第1ポイントセットの各ポイントについて、球関数の正規直交基底における前記光の強さの第1減少値の射影によって、前記ポイントにおける光の強さの減少を示す第1射影係数を推定するステップと、
    前記推定された第1射影係数と前記光の強さの複数の第2減少値とを利用して、前記ポイントMにより受光される光量を推定するステップと、
    を有する方法。
  2. 前記ポイントMにより受光される光量は、前記光環境により発射され、前記ポイントMと前記第1表面との間の複数の光の発射方向に沿って減衰する光量と、前記少なくとも1つの第2表面のポイントセットにより再発射され、前記ポイントMと前記第2表面との間の複数の光の発射方向に沿って減衰する光量との和に対応する、請求項1記載の方法。
  3. 当該方法は、前記第2表面のポイントについて推定された第1射影係数を利用して、前記第2表面に属する前記第1ポイントセットの各ポイントにより受光される光量を推定するステップを有する、請求項1又は2記載の方法。
  4. 当該方法は、前記第2表面と前記複数の光の発射方向との間の交差ポイントを推定するステップを有し、
    前記交差ポイントが前記第1ポイントセットに属しないとき、前記交差ポイントにより受光される光量は、前記第1ポイントセットに属する第2表面の少なくとも2つのポイントにより受光される光量を補間することによって推定される、請求項1乃至3何れか一項記載の方法。
  5. 当該方法は、前記球関数の正規直交基底における前記光の強さの第2減少値の射影によって、前記ポイントMにおける光の強さの減少を示す第2射影係数を推定するステップを有し、
    前記ポイントMにより受光される光量は、前記推定された第1射影係数と前記推定された第2射影係数とを利用して推定される、請求項1乃至4何れか一項記載の方法。
  6. 前記光の強さの第1及び第2減少値の推定は、前記光の発射方向のRay−Marchingによって実行される、請求項1乃至5何れか一項記載の方法。
  7. 当該方法は、前記球関数の正規直交基底における第3射影係数を推定するステップを有し、
    前記第3射影係数は、前記光環境のポイントセットの入射光を示す、請求項1乃至6何れか一項記載の方法。
  8. 当該方法は、前記球関数の正規直交基底における第4射影係数を推定するステップを有し、
    前記第4射影係数は、前記媒質の第2ポイントセットの位相関数を示す、請求項1乃至7何れか一項記載の方法。
  9. 当該方法は、前記ポイントMにより受光される光量から、前記ポイントMにより拡散される光量を推定するステップを有する、請求項1乃至8何れか一項記載の方法。
  10. ヘテロジニアスな関与媒質からのポイントMにより受光される光の光量を推定するよう構成される装置であって、前記光は複数の光源を有する光環境により発射され、
    当該装置は、
    前記ポイントMを有する前記媒質の第1ポイントセットを形成するため、前記媒質のポイントのいくつかを選択し、
    前記第1ポイントセットの各ポイントについて、複数の光の発射方向に沿って前記媒質の境界を示す第1表面と検討されている前記ポイントとの間の光の減衰を示す光の強さの複数の第1減少値を推定し、
    前記複数の光の発射方向に沿って前記ポイントMと少なくとも1つの第2表面との間の光の減衰を示す光の強さの複数の第2減少値を推定することであって、前記少なくとも1つの第2表面は、前記第1ポイントセットに属する前記ポイントMの近傍のポイントのいくつかを有する、前記第2減少値を推定し、
    前記第1ポイントセットの各ポイントについて、球関数の正規直交基底における前記光の強さの第1減少値の射影によって、前記ポイントにおける光の強さの減少を示す第1射影係数を推定し、
    前記推定された第1射影係数と前記光の強さの複数の第2減少値とを利用して、前記ポイントMにより受光される光量を推定する、
    よう構成されるプロセッサを少なくとも有する装置。
  11. 前記プロセッサはさらに、前記球関数の正規直交基底における光の強さの第2減少値の射影によって、前記ポイントMにおける光の強さの減少を示す第2射影係数を推定するよう構成される、請求項10記載の装置。
  12. 前記プロセッサはさらに、前記球関数の正規直交基底における第3射影係数を推定するよう構成され、
    前記第3射影係数は、前記光環境のポイントセットの入射光を示す、請求項10又は11記載の装置。
  13. 前記プロセッサはさらに、前記球関数の正規直交基底における第4射影係数を推定するよう構成され、
    前記第4射影係数は、前記媒質の第2ポイントセットの位相関数を示す、請求項10乃至12何れか一項記載の装置。
  14. コンピュータ上で実行されると、請求項1乃至9何れか一項記載の方法のステップを実行するためのプログラムコード命令を有するコンピュータプログラム。
  15. 請求項1乃至9何れか一項記載の方法を実現するため、コンピュータにより実行可能な命令セットを格納するコンピュータ可読記憶手段。
JP2013126365A 2012-06-22 2013-06-17 関与媒質により受光された光量を推定する方法及び対応する装置 Pending JP2014006901A (ja)

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